JP3413669B2 - 始動器内蔵形高圧放電灯および照明装置 - Google Patents

始動器内蔵形高圧放電灯および照明装置

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JP3413669B2
JP3413669B2 JP29655193A JP29655193A JP3413669B2 JP 3413669 B2 JP3413669 B2 JP 3413669B2 JP 29655193 A JP29655193 A JP 29655193A JP 29655193 A JP29655193 A JP 29655193A JP 3413669 B2 JP3413669 B2 JP 3413669B2
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和好 岡村
彰 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、始動器によりパルス電
圧を発生し、このパルス電圧を発光管に印加することに
より発光管を始動するようにした始動器内蔵形高圧放電
および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に高圧放電灯は、発光管内に封入さ
れているガス圧が高いこと等の理由から始動特性がよく
なく、始動時には主電極間に高い始動電圧を印加する必
要がある。特に、高圧ナトリウムランプは、アルミナな
どにて形成された発光管の構造上の理由から始動用補助
電極を使用できない、効率を高めるために封入ガスとし
て始動電圧を高くする性質をもつキセノンガスを用いて
いる、などの理由により、高い始動電圧が要求される。
【0003】このようなランプを始動する場合、従来か
らパルス発生式始動器を用いている。この種のパルス発
生式始動器は、例えば実公昭58−19812号に開示
されている通り、バイメタル接点の開閉作動によりパル
ス電圧を発生するグロースタータと、点灯中の発光管の
熱を受けて回路を開く熱応動スイッチと、発光管が点灯
しない場合に上記熱応動スイッチを加熱して回路を開く
発熱体とを直列に接続して構成されている。
【0004】このような直列回路からなるパルス発生式
始動器は、発光管に対して並列に接続されており、始動
時には熱応動スイッチが閉じており、また、グロースタ
ータのバイメタル接点は開いている。したがって、電源
より安定器を通じて電流を流すと、グロースタータに電
流が流れ、グロースタータ内のバイメタル接点がグロー
放電を発し、これによりバイメタル接点が温度上昇して
接点を閉じる。そして、グロー放電が停止することによ
りバイメタル接点が冷えて温度が下がり、バイメタル接
点が開く。このバイメタル接点が開く時にインダクタン
スキック電圧が発生し、このインダクタンスキック電圧
は安定器の2次電圧に重畳されてパルス先尖電圧とな
り、これが発光管の両電極間に印加される。よって、発
光管内では上記パルス先尖電圧により放電空間が絶縁破
壊されて放電を開始するようになる。
【0005】このようなパルス発生式始動器を用いれ
ば、高圧ナトリウムランプであっても水銀灯用のチョー
クコイル形安定器を用いて点灯が可能となり、この種の
安定器は安価であるので照明設備のコストダウンが実現
でき、かつ既存の水銀灯用照明設備をそのまま使用して
高圧ナトリウムランプを光源として用いることができる
等の利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、グロースタ
ータを用いたパルス発生式始動器は、ランプが点灯しな
い場合にはグロースタータが数秒毎にバイメタル接点の
開閉を繰り返してパルス電圧の発生を繰り返す。パルス
電圧が繰り返し発せられると、ランプ内部の絶縁部材や
絶縁構造部分で絶縁破壊が起こり、また照明器具の各種
通電部品や絶縁部品にも大きな電気的衝撃を与えるので
絶縁破壊や、電気的な損傷を与える心配がある。
【0007】そこで、上記従来のパルス発生式始動器の
場合は、発熱体により熱応動スイッチを加熱する構造に
なっており、発光管が点灯しない場合にはグロースター
タに直列に接続されている発熱体が発熱し、この発熱体
が熱応動スイッチを加熱し、これにより熱応動スイッチ
が始動回路を開くようになっている。始動回路が開かれ
るとグロースタータへの通電が停止されるのでパルス電
圧の発生が停止されることになる。
【0008】しかしながら、このような構成の場合、発
熱体の加熱により熱応動スイッチが直列の始動回路を開
いたとしても、この後は始動回路に電流が流れなくなる
ので発熱体は発熱しなくなり、温度が下がり、このため
再び熱応動スイッチが閉じる。この状態になると、始動
当初の場合と同様に、再びグロースタータが作動してパ
ルス電圧を発するようになる。
【0009】すなわち、発光管が点灯しない場合は、発
熱体の発熱により熱応動スイッチが直列回路を開いてグ
ロースタータの作動を一旦停止するが、発熱体の温度が
下がると再びグロースタータが作動してパルスを発し、
このような状態を数分毎に繰り返すことになる。よっ
て、上記グロースタータは、数分毎にパルスを発生する
状態と、パルスを発生しない状態を繰り返し、このよう
な作動は長期に亘り続くことになる。
【0010】したがって、従来の始動器を使用すると、
発光管が点灯しない場合に数分毎にパルスが発生し、各
種部品や構造が絶縁破壊する心配がある。本発明はこの
ような事情にもとづきなされたもので、その目的とする
ところは、発光管が点灯しない場合にはグロースタータ
がパルスを発生しないように保ち、絶縁破壊を防止する
ことができる始動器内蔵形高圧放電灯および照明装置
提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外管内に発光管およびこの発光管と並列に接続された始
動器を収容し、始動時には上記始動器により誘起された
パルス電圧を上記発光管に印加するようにした始動器内
蔵形高圧放電灯において、上記始動器は、内蔵したバイ
メタル接点の開閉作動によりパルス電圧を発生するグロ
ースタータと、発光管が始動しない場合に上記グロース
タータを加熱してこのグロースタータに内蔵されたバイ
メタル接点を閉状態に保つ発熱抵抗体とを直列に接続し
構成したことを特徴とする。
【0012】
【0013】請求項2記載の発明は、上記始動器は、発
光管が点灯した場合にこの発光管から発せられる熱に応
動して上記グロースタータへの通電を停止する熱応動ス
イッチとを直列に接続して構成したことを特徴とする。
【0014】請求項の発明は、外管内に、上記発光管
と、上記始動器および上記発光管に近接して配置された
始動用近接導体とを収容した始動器内蔵形高圧放電灯に
おいて、上記始動用近接導体を上記始動器の直列回路に
対して直列に接続し、上記熱応動スイッチが開かれた場
合に上記始動用近接導体への通電を停止することを特徴
とする。
【0015】請求項の発明は、外管内に、上記発光管
と、上記始動器および上記発光管に近接して配置された
始動用近接導体とを収容した始動器内蔵形高圧放電灯に
おいて、上記始動用近接導体を上記始動器の直列回路に
分岐して接続し、上記熱応動スイッチが開かれた場合に
上記始動用近接導体の電位を零にすることを特徴とす
る。
【0016】請求項の発明は、上記始動器内蔵形放電
灯が、高圧ナトリムランプであることを特徴とする。請
求項の発明は、上記始動器内蔵形放電灯を光源とした
照明装置である。
【0017】請求項1の発明によれば、発光管が始動し
ない場合、グロースタータに直列に接続された発熱抵抗
体がグロースタータを加熱してこのグロースタータに内
蔵されたバイメタル接点を閉状態に保つようになるから
グロースタータの作動を停止した状態に維持することが
できる。したがって、パルスを発生しない状態に保つこ
とができる。
【0018】なお、これに対し、従来の場合は、発光管
が始動しない場合、発熱体が熱応動スイッチを加熱して
このスイッチを開く状態に保つようにしているため、ス
イッチが開いて発熱体が温度低下するとスイッチは再び
閉じるようになり、よってパルス電圧が発生する不具合
があった。
【0019】
【0020】請求項の発明によれば、発光管が始動し
ない場合、グロースタータに直列に接続された発熱抵抗
体がグロースタータを加熱してこのグロースタータに内
蔵されたバイメタル接点を閉状態に保つようになるから
グロースタータの作動を停止した状態に維持することが
できる。したがって、パルスを発生しない状態に保つこ
とができる。そして、発光管が点灯した場合は、熱応動
スイッチが作動してグロースタータへの通電を停止する
から、不必要な時に始動器が作動しない。また、始動器
を外管に内蔵したから、器具側の回路部品は安定器のみ
でよくなり、既存の高圧水銀放電灯の照明設備が利用可
能になる。
【0021】請求項および請求項の発明によれば、
発光管に近接して始動用近接導体を配置した放電灯にお
いては、寿命中のランプ電圧の上昇によりランプが立ち
消えした場合は、発光管が充分に冷えて熱応動スイッチ
が閉じた場合に、始動器および始動用近接導体への通電
が同時になされるようになるから、始動器のみでパルス
電圧を発するような状態を回避することができる。
【0022】請求項の発明によれば、特に高圧ナトリ
ムランプに適用して有効である。請求項の発明によれ
ば、上記始動器内蔵形放電灯の利点を照明装置の光源と
して活用することができる。
【0023】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図6に示す
第1の実施例にもとづき説明する。本実施例は、始動器
内蔵形の高圧ナトリムランプに適用した例であり、図1
は点灯回路図、図2以下は高圧ナトリムランプの構成図
である。
【0024】図1において、1は高圧ナトリムランプ、
2は水銀放電灯用のチョークコイル形安定器、3は交流
商用電源、4はメインスイッチである。高圧ナトリウム
ランプ1は、図2および図3に示すように、真空に保た
れた外管10内に発光管20およびパルス発生式始動器
30を収容して構成されている。
【0025】外管10はネック部11の端部に口金12
を被着してあり、この口金12はアイレット端子13を
備えている。外管10のネック部11はステム14によ
り封止されており、このステム14には一対の導電性サ
ポート15および16が封着されている。これら導電性
サポート15および16はそれぞれ図示しない外部リー
ド線を通じて上記口金12およびアイレット端子13に
接続されている。上記導電性サポート15および16は
それぞれステンレスワイヤ等からり、一方のサポート
15は外管10のトップ部17の近傍まで延長されてい
る。
【0026】上記一対の導電性サポート15および16
には、上記発光管20が機械的および電気的に接続され
ている。発光管20は、アルミナセラミックチューブよ
りなるバルブの両端部に主電極21、22を封装してあ
り、この発光管20内には水銀とナトリウムおよび始動
用希ガスが封入されている。また、発光管20の端部か
らは導電性の排気管23およびリード線24が突出され
ており、これら排気管23およびリード線24はそれぞ
れ発光管20の内部で上記主電極21、22に接続され
ている。そして、これら排気管23およびリード線24
の外部は、リード線兼用の導電性ホルダー25、26に
溶接されており、これら導電性ホルダー25、26はそ
れぞれ前記導電性サポート15および16に接続されて
いる。したがって、発光管20はホルダー25、26を
介して導電性サポート15および16に機械的および電
気的に接続されている。
【0027】また、これら一対の導電性サポート15お
よび16には、パルス発生式始動器30が機械的および
電気的に接続されている。パルス発生式始動器30は、
図1に示す回路図からも明らかな通り、グロースタータ
40と、発熱体50および熱応動スイッチ60を直列に
接続したものであり、このような直列始動回路は上記導
電性サポート15および16間に電気的に接続されるこ
とにより、上記発光管20に対して電気的には並列に接
続されるものである。
【0028】上記グロースタータ40は、すでに知られ
た構造のものであってよく、例えば図4に示すように、
アルゴン等の希ガスを封入した気密容器41内に、一対
のバイメタル接点42、42を相互に接離可能に対向し
て設けたものであり、これらバイメタル接点42、42
は周囲温度が常温程度の低い場合には相互に離間してお
り、電圧を印加するとこれらバイメタル接点42、42
間でグロー放電を発し、これにより温度上昇し、所定温
度以上になるとこれらバイメタル接点42、42が熱変
形して相互に接触し、これによりバイメタル接点42、
42は冷却されるので相互に離れようとし、この離間す
るときにインダクタンスキック電圧を発するようになっ
ている。上記バイメタル接点42、42はリード線4
3、43に接続されている。なお44はグロースタータ
40の排気管である。
【0029】上記グロースタータ40はワイヤをリング
形状に成形した点灯管ホルダー45により機械的に支持
されており、この点灯管ホルダー45はいずれか一方の
導電性サポート15または16に対して溶接などの手段
で固定されている。これによりグロースタータ40は外
管10内に収容される。この場合グロースタータ40
は、発光管20の熱影響を受け難い箇所に設置されてお
り、例えば発光管20から離れて外管10のネック部1
1の内部またはネック部11に近い箇所に配置されてい
る。
【0030】一方、上記発熱体50は、通電により発熱
する発熱抵抗体であり、しかも上記グロースタータ40
に対向して面発熱体である。この発熱体はニクロム線や
カーボン被膜抵抗体であってもよいが、本実施例の場合
は、セラミックヒータが使用されている。このセラミッ
クヒータ50は、図5に示すように、蛇行状に配置され
た発熱条体51の表面をセラミックス52で覆った構造
をなしており、全体的に平板形をなしている。そして、
セラミックス板52には導電線からなる端子53a、5
3bが取付けられており、これら端子53a、53bは
上記発熱条体51の端部にぞれぞれ電気的に接続されて
いる。また、このセラミックス板52にはワイヤからな
る取付け脚54が植設されている。
【0031】上記一方の端子53aおよび取付け脚54
はそれぞれ他方の導電性サポート16に溶接されてお
り、これによりセラミックヒータ50はこの導電性サポ
ート16に機械的に取付けられている。この場合、セラ
ミックヒータ50はグロースタータ40の側面に対して
面対向し、このセラミックヒータ50から放出される熱
はグロースタータ40に輻射熱として供給されるように
なっている。
【0032】また、他方の端子53bは上記グロースタ
ータ40の一方のリード線43に接続されており、した
がって、他方の導電性サポート16、セラミックヒータ
50およびグロースタータ40は直列に接続されてい
る。
【0033】この場合、セラミックヒータ50の発熱量
は、常温において13.6kcal/sec(57k
W)以上に設定されているとともに、図6に示す通り、
セラミックヒータ50とグロースタータ40との離間寸
法Lは20mm以下に形成されており、グロースタータ4
0は発光管20よりもセラミックヒータ50に近い位置
に配置されている。
【0034】このような構成により、上記グロースター
タ40は、始動時に発光管20が始動しなかった場合に
セラミックヒータ50の発熱を受けて、約3分間でバイ
メタル接点42、42が閉じられるようになっている。
【0035】さらに、前記熱応動スイッチ60は図2に
示すように構成されている。すなわち、発光管20の側
方には、一方の導電性サポート16にバイメタル片61
が溶接されており、このバイメタル片61にはワイヤか
らなる可動接点62が溶接されている。このバイメタル
片61は、上記セラミックヒータ50から離れて発光管
20のバルブ側面に近接して設けられており、発光管2
0が点灯している場合に発光管20から出る熱により変
形する。上記導電性サポート16には、絶縁体63を介
してワイヤからなる固定接点64が取付けられており、
上記可動接点62はこの固定接点64に接離自在に接触
するようになっている。そして、発光管20が点灯して
いる場合は、発光管20から出る熱によりバイメタル片
61が熱変形し、可動接点62が固定接点64から離れ
る。このため、熱応動スイッチ60はオフ状態になる。
【0036】上記固定接点64には上記したグロースタ
ータ40の他方のリード線43が接続されており、この
ため、可動接点62が固定接点64に接触している場合
は、一方の導電性サポート16、バイメタル片61、可
動接点62、固定接点64およびグロースタータ40が
直列に接続されることになる。
【0037】したがって、結局、熱応動スイッチ60、
グロースタータ40、セラミックヒータ50は直列に接
続されているものである。また、本実施例の高圧ナトリ
ウムランプは、始動を促すため発光管20の外に、始動
用補助電極となる外部近接導体70を備えている。この
近接導体70は、本実施例の場合、発光管20の長手方
向に沿って配置された導電性ワイヤからなり、この近接
導体70の一端は一方の主電極21の近傍で、バイメタ
ル片71に溶接されており、このバイメタル片71は一
方の導電性サポート16に溶接されている。また、近接
導体70の他端は他方の主電極22の近傍でクランク形
状に曲げられており、導体ホルダー72に回動自在に取
着されている。導体ホルダー72は一方の導電性サポー
ト16に溶接されている。
【0038】発光管20を点灯すると発熱を伴うことか
らこの熱によりバイメタル片71が加熱されて熱変形す
る。このため近接導体70の一端は発光管20の表面か
ら遠ざかるように変形し、このとき近接導体70の他端
は導体ホルダー72に対して回動する。よって、近接導
体70は発光管20から離れるようになり、発光管20
から放出されれる光を遮るのを防止している。
【0039】なお、80は外管10内で導電性サポート
16に支持されたゲッターリングであり、外管10内に
放出される不純ガスを吸着する。このような高圧ナトリ
ウムランプ1は、図1の回路図に示す通り、高圧水銀灯
用のチョークコイル安定器2、メインスイッチ4を介し
て電源3に接続される。
【0040】このような構成の高圧ナトリウムランプ1
の作用について説明する。例えば常温状態では、始動器
30の熱応動スイッチ60の可動接点62が固定接点6
4に接触して直列始動回路を閉じており、グロースター
タ40のバイメタル接点42、42は相互に離間対向し
ており、また近接導体70は、バイメタル片71により
発光管20の表面に接触または接近した状態に保たれて
いる。
【0041】この状態でメインスイッチ4を閉じてラン
プ1を電源3に接続すると、安定器2を通じて発光管2
0および近接導体70に電源電圧が印加されるとともに
始動器30に電流が流れる。始動器30では、グロース
タータ40に電流が流れるからバイメタル接点42、4
2間でグロー放電が発生し、このためバイメタル接点4
2、42は加熱されて一旦閉じ、グロー放電が停止する
ことにより温度が下がるからこれらバイメタル接点4
2、42は開く。このときバイメタル接点42、42間
にインダクタンスキック電圧が発生する。
【0042】このようなキック電圧は、安定器90の2
次電圧に重畳されて発光管20の主電極21、22間に
パルス電圧が印加される。また、この時、近接導体70
にも電位差が与えられており、この電位差は一方の主電
極21と同等電位であって他方の主電極22に対して電
位差をもっている。そして、上記近接導体70と他方の
主電極22との間にも上記パルス電圧が印加されるか
ら、この近接導体70と対向電位の他方の主電極22と
の間で放電が誘起され、つまり始動が促され、この始動
放電は主電極21、22の主アーク放電へと移行する。
【0043】これにより発光管20が始動し、発光管2
0から発せられる光が外管10を通じて外部に放出され
るようになる。そして、発光管20が安定点灯している
場合は、発光管20から発せられる熱により、始動器3
0の直列回路を構成している熱応動スイッチ60がオフ
作動する。つまり、熱応動スイッチ60の可動接点62
はバイメタル片61に取着されており、このバイメタル
片61が発光管20の熱を受けて熱変形し、このため可
動接点62は固定接点64から離れる。したがって、熱
応動スイッチ60は始動直列回路を開き、セラミックヒ
ータ50やグロースタータ40への通電を停止する。よ
って、ランプ1が安定点灯中には始動器30が不必要に
作動しないように保持する。
【0044】また、発光管20が安定点灯すると、発光
管20から発せられる熱により近接導体70が発光管2
0から離される。すなわち、近接導体70の一端はバイ
メタル片71によりサポート15に取着されているか
ら、このバイメタル片71が発光管20の熱を受けて熱
変形し、このため近接導体70は発光管20から離れ
る。このため、近接導体70が発光管20から発せられ
る光を遮ることが回避される。
【0045】一方、何等かの原因で、始動器30に発生
したパルス電圧を発光管20の主電極21、22間に印
加しても発光管20が点灯しない場合は、グロースター
タ40がパルス電圧を繰り返し発している間にセラミッ
クヒータ50の発熱が進み、このセラミックヒータ50
がグロースタータ40を加熱する。最初のパルスが発せ
られて例えば3分間位経過すると、グロースタータ40
のバイメタル接点42、42がセラミックヒータ50に
より加熱されて閉じられる。このためグロースタータ4
0からキック電圧が発生するのが停止する。
【0046】すなわち、発光管20が始動しない場合
は、3分間位の内にグロースタータ20の作動が停止
し、パルス電圧の発生を停止する。そして、この状態
は、発光管20が点灯していないことから熱応動スイッ
チ60は始動直列回路を閉じており、よってセラミック
ヒータ50への通電が維持されているのでグロースター
タ40の加熱が続き、メインスイッチ4を開いてランプ
1と電源3の接続を絶つまで続くことになる。
【0047】このことから、発光管20が始動しない場
合は、セラミックヒータ50がグロースタータ40を加
熱してグロースタータ40の作動を停止した状態に保つ
ことにより、電源を切るまではパルス電圧が発生しなく
なる。
【0048】したがって、上記の高圧ナトリウムランプ
1によれば、発光管20が始動しなかった場合、数分の
内にグロースタータ40の作動を停止し、以後メインス
イッチ4を切るまでこの状態を続けるから、パルス電圧
の発生が長期に亘り続いたり、ある時間の周期を持って
繰り返し発生するなどの不具合が防止され、絶縁破壊な
どの発生を未然に防止することができる。
【0049】なお、上記第1の実施例では、近接導体7
0をバイメタル片71を介して一方のサポート15に取
着し、発光管20が点灯した場合に近接導体70が発光
管20から離れるように構成したが、このような場合、
以下のような心配がある。
【0050】すなわち、高圧金属蒸気放電灯の場合、点
灯中にランプ電圧の上昇による立ち消え現象を生じるこ
とがある。上記第1の実施例の構造の場合、立ち消え現
象が生じると、発光管20が冷えることにより近接導体
70が発光管20に接近し、またパルス発生式始動器3
0の熱応動スイッチ60が閉じることになり、始動器3
0が作動する。
【0051】この場合、近接導体70が発光管20に充
分に接近した状態で熱応動スイッチ60が閉じれば再始
動を円滑にすることが可能であるが、バイメタル片71
と熱応動スイッチ60の熱応動特性のばらつきや周囲温
度の状況等が原因して、近接導体70が発光管20に接
近していない状態で熱応動スイッチ60が先に閉じてし
まうことがある。このような場合には、近接導体70が
発光管20に接近するまでの間、始動器30のグロース
タータ40からパルス電圧が発せられ、絶縁破壊などを
生じる心配がある。
【0052】これを防止するため、本発明は図7および
図8に示す第2の実施例のように構成することもでき
る。つまり、第2の実施例は、近接導体70を発光管2
0の外周に螺旋状態に巻回し、この近接導体70を始動
直列回路に直列に接続してある。図の場合、近接導体7
0は熱応動スイッチ60とグロースタータ40との間に
直列に接続されている。
【0053】このような構成によれば、発光管20が点
灯した後に熱応動スイッチ60が開くと、近接導体70
への通電回路が断たれるとともに始動器30への通電も
断たれて始動器30が作動しなくなる。また、発光管2
0が始動しない場合は、セラミックヒータ50の発熱に
よりグロースタータ40を加熱して、パルスの発生を防
止する。
【0054】そして、点灯中にランプ電圧の上昇によっ
て立ち消えが生じた場合、発光管20が消るから発光管
20が冷えて所定の温度に下がると熱応動スイッチ60
が閉じる。この時、始動器30が作動するが、これと同
時に近接導体70へも通電がなされるので、始動器30
がパルス電圧を発した時に発光管20内では近接導体7
0に促されて始動がなされるようになる。
【0055】よって、発光管20が始動されないまま始
動器30からパルス電圧が繰り返し発せられるなどのよ
うな不具合を防止することができる。また、本発明は図
9および図10に示す第3の実施例のように構成するこ
ともできる。第3の実施例は、近接導体70を発光管2
0の外周に螺旋状態に巻回し、この近接導体70を始動
直列回路に対し分岐して接続してある。図の場合、近接
導体70は熱応動スイッチ60とグロースタータ40と
の間から分岐して接続されている。
【0056】このような構成によれば、発光管20が点
灯した後に熱応動スイッチ60が開くと、近接導体70
への通電回路が断たれるから、近接導体70を対向電極
22と同電位、つまり零電位にすることができる。
【0057】そして、点灯中にランプ電圧の上昇によっ
て立ち消えが生じた場合、発光管20が消ることにより
この発光管20が冷えて所定の温度に下がると熱応動ス
イッチ60が閉じる。この時、始動器30が作動すると
同時に近接導体70にも電位が付与されるから、始動器
30がパルス電圧を発した時に発光管20内では近接導
体70に促されて始動がなされるようになる。
【0058】よって、この場合も、発光管20が始動さ
れないまま始動器30からパルス電圧が繰り返し発せら
れるなどのような不具合を防止することができる。さら
に、上記各実施例では、始動器内蔵形高圧ナトリウムラ
ンプの場合について説明したが、本発明はこれに限ら
ず、他の高圧放電灯、例えば始動器内蔵形メタルハライ
ドランプなどにも実施可能である。
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】さらに、上記始動器内蔵形高圧放電灯は、
照明装置として屋外灯、例えば道路灯や公園等に使用さ
れる街灯などに使用して有効である。この種の屋外灯の
例として、図12に示す構成が採用される。すなわち、
図12において、100は道路、110…は道路に沿っ
て立設されたポール、120…は各ポール110の先端
に取着されたカットオフ形照明器具である。これら照明
器具120には、第1ないし第3の実施例に示したラン
プ1、または第4もしくは第5の実施例に示した照明装
置が装備されている。
【0068】そして、これら照明器具120…は複数を
まとめて1組としてあり、各組毎にブレーカ130およ
びフォトスイッチ140を介して電源150に接続され
ている。この場合のフォトスイッチ140は、屋外の明
るさを検出して所定以下の明るさになると照明器具12
0…を電源150に接続する作用をなす。したがって、
フォトスイッチ140は、夕方になれば照明器具120
…を自動的に点灯させ、また夜明けになると照明器具1
20…を自動的に消灯させる。
【0069】このような構成の屋外灯によれば、前述し
たように、いずれかの発光管が始動しなかった場合は、
当該照明器具120の発熱体50の作用によりグロース
タータ40が作動しないように保たれ、この状態はラン
プ1を電源から切り離すまで続く。上記屋外灯の場合、
夜明けになるとフォトスイッチ140が作動して照明器
具120…を自動的に消灯するから、上記発熱体50に
よりグロースタータ40を作動不能に維持する機能が一
旦解消される。夕方になって再びフォトスイッチ140
が作動して照明器具120…を自動的に点灯する場合、
発光管が始動しなかった場合は、始動器20は同様に作
用を繰り返すことになる。
【0070】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、発光
管が始動しない場合、グロースタータに直列に接続され
発熱抵抗体がグロースタータを加熱してこのグロース
タータに内蔵されたバイメタル接点を閉状態に保つよう
になるからグロースタータの作動を停止した状態に維持
することができる。よって、発光管が始動しないにも拘
らず、いつまでもパルス電圧が発生する状態が続くのを
阻止し、絶縁破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路構成図。
【図2】同実施例の高圧ナトリウムランプの構成を示す
ランプ全体の正面図。
【図3】同実施例のランプの側面図。
【図4】同実施例のランプに使用されているグロースタ
ータの断面図。
【図5】同実施例のランプに使用されているセラミック
ヒ−タの側面図。
【図6】同実施例のグロースタータとセラミックヒ−タ
の位関係を示す側面図。
【図7】本発明の第2の実施例を示す回路構成図。
【図8】同実施例の高圧ナトリウムランプの構成を示す
ランプ全体の正面図。
【図9】本発明の第3の実施例を示す回路構成図。
【図10】同実施例の高圧ナトリウムランプの構成を示
すランプ全体の正面図。
【図11】本発明の第4の実施例を示す照明装置の回路
構成図。
【図12】本発明の第5の実施例を示す照明装置の回路
構成図。
【図13】本発明の第6の実施例を示す道路照明灯の構
成図。
【符号の説明】
1…高圧ナトリウムランプ 2…安定器 3…電源 4…メインス
イッチ 10…外管 15、16…導
電性サポート 20…発光管 21、22…主
電極 25、26…導電性ホルダー 30…パルス発生式始動器 40…グロースタータ 41…気密容器 42…バイメタル接点 45…点灯管ホ
ルダー 50…発熱体(セラミックヒータ) 51…発熱条体 52…セラミックス 60 …熱応動スイッチ 61…バイメタ
ル片 62…可動接点 63…絶縁体 64…固定接点 70…近接導体 71…バイメタ
ル片 100…道路 110…ポール 120…カットオフ形照明器具 130…ブレー
カ 140…フォトスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 貴之 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東 芝ライテック株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−290985(JP,A) 実開 昭61−193695(JP,U) 実開 昭56−64665(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/56 H01J 61/34 H05B 41/00 - 41/234

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管内に発光管およびこの発光管と並列
    に接続された始動器を収容し、始動時には上記始動器に
    より誘起されたパルス電圧を上記発光管に印加するよう
    にした始動器内蔵形高圧放電灯において、 上記始動器は、内蔵したバイメタル接点の開閉作動によ
    りパルス電圧を発生するグロースタータと、発光管が始
    動しない場合に上記グロースタータを加熱してこのグロ
    ースタータに内蔵されたバイメタル接点を閉状態に保つ
    発熱抵抗体とを直列に接続して構成したことを特徴とす
    始動器内蔵形高圧放電灯
  2. 【請求項2】 記始動器は、発光管が点灯した場合に
    この発光管から発せられる熱に応動して上記グロースタ
    ータへの通電を停止する熱応動スイッチとを直列に接続
    して構成したことを特徴とする請求項1記載の始動器内
    蔵形高圧放電灯。
  3. 【請求項3】 外管内に、上記発光管と、上記始動器お
    よび上記発光管に近接して配置された始動用近接導体と
    を収容した始動器内蔵形高圧放電灯において、 上記始動用近接導体を上記始動器の直列回路に対して直
    列に接続し、上記熱応動スイッチが開かれた場合に上記
    始動用近接導体への通電を停止することを特徴とする請
    求項に記載の始動器内蔵形放電灯。
  4. 【請求項4】 外管内に、上記発光管と、上記始動器お
    よび上記発光管に近接して配置された始動用近接導体と
    を収容した始動器内蔵形高圧放電灯において、 上記始動用近接導体を上記始動器の直列回路に分岐して
    接続し、上記熱応動スイッチが開かれた場合に上記始動
    用近接導体の電位を零にすることを特徴とする請求項
    に記載の始動器内蔵形高圧放電灯。
  5. 【請求項5】 上記始動器内蔵形放電灯は、高圧ナトリ
    ムランプであることを特徴とする請求項ないし請求項
    のいずれかに記載の始動器内蔵形高圧放電灯。
  6. 【請求項6】 上記請求項ないし請求項のいずれか
    に記載の始動器内蔵形高圧放電灯を光源としたことを特
    徴とする照明装置
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