JP3229508B2 - リニアアクチュエータを用いた駆動装置 - Google Patents

リニアアクチュエータを用いた駆動装置

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JP3229508B2 JP02385495A JP2385495A JP3229508B2 JP 3229508 B2 JP3229508 B2 JP 3229508B2 JP 02385495 A JP02385495 A JP 02385495A JP 2385495 A JP2385495 A JP 2385495A JP 3229508 B2 JP3229508 B2 JP 3229508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアアクチュエータ
を用いた駆動装置、より具体的には、インナーフォーカ
ス型のズーム機構において、ズーム動作時にピントがボ
ケないように、ズームモータの移動にそってフォーカス
レンズを動かすズーム機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の家庭用ビデオカメラレンズにおい
ては、小型軽量化のため、インナーフォーカス方式を用
いた商品が主流を占めるようになってきた。このインナ
ーフォーカス方式は、ピント面がズームの位置により移
動するので、ズームレンズを動かす時は、フォーカスレ
ンズも動かす必要がある。よって、ズームのスピードは
ズームモータの制限だけでなく、フォーカスレンズを駆
動するフォーカスモータのスピードの影響を受けること
になる。現在、フォーカスレンズの駆動モータとして
は、主にステッピングモータが使用されているが、消費
電力や騒音の観点からフォーカスモータを高速にするに
は限界があり、より高速化の可能なフォーカスモータが
必要になってきた。
【0003】図4は、上述のごとき問題を解決すべく提
案されたビデオカメラ用リニアモータの一例を説明する
ための要部分解斜視図(テレビジョン学会技術報告 VOL
17,No.5「ビデオカメラ用リニアモータの開発」)で、
図示のように、フォーカスレンズ20の外周を取り巻く
ように駆動コイル21,マグネット22,ヨーク23が
配置され、さらに、速度センサとして、可動部であるフ
ォーカスレンズ側にセンサコイル24が、固定側にはレ
ンズ駆動用のマグネット22とは別の速度検出用のマグ
ネット25が取り付けられている。26,27は可動部
を摺動自在に保持する主軸及び案内軸で、駆動コイル2
1に電流を流すことによって、可動部であるフォーカス
レンズ20を軸26,27に沿って往復動させて、フォ
ーカスレング20を直進動作させるようにし、これによ
って、高速でかつ騒音の少ないレンズ駆動モータを実現
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記従来技術
によると、レンズ全体に均一に推力を与えることが可能
であるが、駆動用のコイルや速度センサ用のコイルが可
動部であるフォーカスレンズ側についているため、次の
様な欠点を有する。 コイルの電極線にストレスが加わる。 駆動用のマグネットと速度センサ用のマグネットが別
々に必要となる。 モータとレンズが一体構造である為、構造が複雑で製
造コストが高くなってしまう。 フォーカスレンズ全体を包む様にマグネットを配置せ
ねばならず、レンズ全体が重くなってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)可動体としての磁性体と、該磁性
体を覆い、かつ、該磁性体を駆動するための駆動コイル
が巻回されている固定体としてのボビンとを有し、前記
コイルに電流を流して前記磁性体を前記ボビン内で軸方
向に往復動駆動させるリニアアクチュエータを具備し、
前記可動体である磁性体は、その両端又は一方の端に該
磁性体の径より大きくかつ前記ボビンの内壁によって支
持される支点板を有するとともに、該磁性体の一方の端
部より軸方向に延長する樹脂で形成されたシャフトを一
体的に有し、かつ、該シャフトの先端には被駆動物体が
連結される突起を有し、該突起に被駆動物体が連結され
た時に、前記磁性体の端部に取り付けられた前記突起
前記シャフトの先端部に取り付けられた前記連結部とに
より前記磁性体が保持されることを特徴としたものであ
り、更には、(2)前記(1)の駆動装置において、前
記ボビンは更に前記駆動コイルを覆う検出コイルを有
し、該検出コイルにより前記磁性体の移動に伴う磁場変
化を検出し、この検出信号によって前記磁性体の速度制
御を行うようにしたことを特徴としたものであり、或い
は、(3)レンズを支持するレンズ支持部材を有し、可
動体としての磁性体と、該磁性体を覆い、かつ、該磁性
体を駆動するための駆動コイルが巻回されている固定体
としてのボビンとを有し、前記コイルに電流を流して前
記磁性体を前記ボビン内で軸方向に往復動駆動させるリ
ニアアクチュエータを具備し、前記可動体である磁性体
は、その両端又は一方の端に該磁性体の径より大きくか
つ前記ボビンの内壁によって支持される支点板を有する
とともに、該磁性体の一方の端部より軸方向に延長する
樹脂で形成されたシャフトを一体的に有し、かつ、該シ
ャフトの先端には前記レンズ支持部材が連結される突起
を有し、該突起に前記レンズ支持部材が連結された時
に、前記磁性体の端部に取り付けられた前記支点板と前
記シャフトの先端部に取り付けられた前記突起とにより
前記磁性体が保持されることを特徴としたものである。
【0006】
【作用】磁性体(マグネット)を可動とし、この可動マ
グネットにレンズ駆動のためのシャフトを一体化し、前
記マグネットを移動させるための駆動コイルを固定し、
該駆動コイルの電極及び電極線にストレスをかけないよ
うにするとともに、前記可動マグネットの移動に伴う磁
場の変化を速度センサ用のコイルで検出するようにし
て、速度センサ用のマグネットを不要にし、更には、前
記シャフトにレンズ部を連結するようにして、レンズ部
とレンズ駆動部を独立して設計できるようにした。
【0007】
【実施例】図1は、本発明によるアクチュエータの一例
を説明するための図で、図1(a)は軸方向の断面図
(図1(b)のA−A線断面図)、図1(b)は図1
(a)のB−B線断面図で、図中、1は可動体である磁
性体(以下、マグネット)、2は該マグネット1の両端
又は一方の端に取り付けられた支点板、3は該支点板2
の一方に取り付けられた樹脂製のシャフト、4は前記マ
グネット1を覆い、かつ、該マグネット1を駆動するた
めの駆動コイル5及び該駆動コイル5の外側に設けられ
たセンサコイル6を有するボビンである。前記支点板2
は、前記マグネット1の径より大きく形成されて、前記
ボビン4の内壁によって支持され、該支点板の一方より
軸方向に延長するシャフト3が設けられている。また、
このシャフト3の先端には、被駆動体であるレンズ部と
接合できるような形状を有する突起3aが形成されてい
る。なお、5aは駆動コイルの電極端子、6aはセンサ
コイル6の電極端子、10は上述のごとく構成されたア
クチュエータ全体を指す。
【0008】図2は、上述のごとく構成されたアクチュ
エータ10とレンズ部との結合を説明するための図で、
まず、レンズ20はレンズ支持部材11に支持され、該
レンズ支持部材11はシャフト12により矢印A方向に
移動可能に支えられている。このレンズ支持部材11
は、一方の端にクランパー13が、他方の端にレンズ2
0の移動を検出するためのセンサ14が設けられてい
る。前記クランパー13は、図1で示したシャフト3の
突起3a部で結合され、これにより、図1に示したアク
チュエータ10と、レンズ部20が結合され、これによ
って、可動マグネット1の運動をレンズ20に伝えるこ
とができる。可動マグネット1の運動は、その移動によ
る磁場の変化をセンサコイル6によって検出することに
よって検出され、その検出出力によって駆動コイル5に
加えられる駆動電流が制御されて、該可動マグネット1
の速度が制御される。
【0009】図1で示した駆動コイル5と速度検出用コ
イル6の電極5a,6aは、アクチュエータ10の外面
からとり出す事が可能であり、また、コイル部が固定さ
れているため、これら電極5a,6a及び電極線材5
b,6bにはストレスが加わらない。なお、図2におい
ては、レンズの位置を検出するセンサとして、発光素子
14,受光素子15から成るセンサの例を示したが、こ
れらは、本発明と直接関係ないので、詳細な説明は省略
する。
【0010】図3は、本発明によるアクチュエータ10
に代ってステッピングモータ30を用いて、図2に示し
た構成のレンズ部を駆動するようにした場合の一例を示
す図で、図示のように、ステッピングモータ30の回転
を、ねじが切れたシャフト31に伝達し、このシャフト
31の回転を該シャフト31のねじと螺合するねじが切
られているとクランパー13に伝達し、レンズ20を矢
印A方向に移動するようにしたものである。このよう
に、レンズ部は本発明によるアクチュエータを用いて
も、また、ステッピングモータを用いても駆動すること
ができ、駆動源がアクチュエータであるかステッピング
モータという違いがあっても、レンズ機構を図1の場合
と同じにすることができ、ステッピングモータを用いた
機構的設計と、本発明で提唱するアクチュエータを利用
した設計とは、大いに共通化できるメリットがある。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、 (1)駆動コイル及び速度検出コイルを固定側に配設す
ることができるので、これらコイルの電極にストレスが
かからず、故障が少なく、かつ、長寿命化を図ることが
できる。 (2)駆動用のマグネットと速度検出用のマグネットを
共通化できるので、構造が簡単となり、製作コストを下
げることができる。 (3)アクチュエータとレンズとを別構造とし、単に、
これらを連結する構造としたので、それぞれを別々に設
計することができ、設計,製作が非常に楽になり、低コ
ストにすることができる。 (4)フォーカスレンズと該フォーカスレンズを駆動す
るコイルとを別体としたので、可動部であるレンズ部を
軽量化することができ、レンズの移動をよりスムーズに
行うことができる。等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアクチュエータの一実施例を説明
するための要部構成図である。
【図2】図1に示したアクチュエータを用いてフォーカ
スレンズを駆動する場合の一例を説明するための図であ
る。
【図3】ステッピングモータを用いてフォーカスレンズ
を駆動するようにした場合の一例を説明するための図で
ある。
【図4】従来のフォーカスレンズ駆動機構の一例を説明
するための図である。
【符号の説明】
1…可動マグネット、2…支点板、3…シャフト、4…
ボビン、5…駆動コイル、6…速度検出コイル、10…
アクチュエータ、11…レンズ支持部材、12…レンズ
移動用シャフト、13…クランパー、14,15…レン
ズ位置センサ、20…レンズ、30…ステッピングモー
タ、31…ねじ軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 33/16 G02B 7/04 G02B 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体としての磁性体と、該磁性体を覆
    い、かつ、該磁性体を駆動するための駆動コイルが巻回
    されている固定体としてのボビンとを有し、前記コイル
    に電流を流して前記磁性体を前記ボビン内で軸方向に往
    復動駆動させるリニアアクチュエータを具備し、前記可
    動体である磁性体は、その両端又は一方の端に該磁性体
    の径より大きくかつ前記ボビンの内壁によって支持され
    る支点板を有するとともに、該磁性体の一方の端部より
    軸方向に延長する樹脂で形成されたシャフトを一体的に
    有し、かつ、該シャフトの先端には被駆動物体が連結さ
    れる突起を有し、該突起に被駆動物体が連結された時
    に、前記磁性体の端部に取り付けられた前記支点板と前
    記シャフトの先端部に取り付けられた前記突起とにより
    前記磁性体が保持されることを特徴とするリニアアクチ
    ュエータを用いた駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の駆動装置において、前記ボビ
    ンは更に前記駆動コイルを覆う検出コイルを有し、該検
    出コイルにより前記磁性体の移動に伴う磁場変化を検出
    し、この検出信号によって前記磁性体の速度制御を行う
    ようにしたことを特徴とするリニアアクチュエータを用
    いた駆動装置。
  3. 【請求項3】 レンズを支持するレンズ支持部材を有
    し、可動体としての磁性体と、該磁性体を覆い、かつ、
    該磁性体を駆動するための駆動コイルが巻回されている
    固定体としてのボビンとを有し、前記コイルに電流を流
    して前記磁性体を前記ボビン内で軸方向に往復動駆動さ
    せるリニアアクチュエータを具備し、前記可動体である
    磁性体は、その両端又は一方の端に該磁性体の径より大
    きくかつ前記ボビンの内壁によって支持される支点板を
    有するとともに、該磁性体の一方の端部より軸方向に延
    長する樹脂で形成されたシャフトを一体的に有し、か
    つ、該シャフトの先端には前記レンズ支持部材が連結さ
    れる突起を有し、該突起に前記レンズ支持部材が連結さ
    れた時に、前記磁性体の端部に取り付けられた前記支点
    板と前記シャフトの先端部に取り付けられた前記突起と
    により前記磁性体が保持されることを特徴とするリニア
    アクチュエータを用いた駆動装置。
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