JPH0714268B2 - カメラ用モ−タ - Google Patents
カメラ用モ−タInfo
- Publication number
- JPH0714268B2 JPH0714268B2 JP60281159A JP28115985A JPH0714268B2 JP H0714268 B2 JPH0714268 B2 JP H0714268B2 JP 60281159 A JP60281159 A JP 60281159A JP 28115985 A JP28115985 A JP 28115985A JP H0714268 B2 JPH0714268 B2 JP H0714268B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- drive coil
- movable
- drive
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
- Focusing (AREA)
- Diaphragms For Cameras (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオカメラ等における撮像光学系の焦点調
整や絞り調整に使用されるカメラ用モータに関する。
整や絞り調整に使用されるカメラ用モータに関する。
本発明は、ビデオカメラ等における撮像光学系の駆動に
使用されるカメラ用モータにおいて、レンズを直線的に
直接駆動して焦点調整を行うリニヤオートフォーカスモ
ータと回転駆動により絞り調整を行うオートアイリスモ
ータの2つを磁気回路を共通化して複合一体化すること
によって、小型・軽量化を図るようにしたものである。
使用されるカメラ用モータにおいて、レンズを直線的に
直接駆動して焦点調整を行うリニヤオートフォーカスモ
ータと回転駆動により絞り調整を行うオートアイリスモ
ータの2つを磁気回路を共通化して複合一体化すること
によって、小型・軽量化を図るようにしたものである。
〔従来の技術〕 従来より、ビデオカメラでは、操作性を向上するため
に、撮像光学系の焦点調整や絞り調整を自動的に行うよ
うにしたオートフォーカス機構やオートアイリス機構が
設けられている。
に、撮像光学系の焦点調整や絞り調整を自動的に行うよ
うにしたオートフォーカス機構やオートアイリス機構が
設けられている。
上記オートフォーカス機構やオートアイリス機構は、個
別に設けたモータにて駆動されるようになっていた。例
えばオートフォーカス機構は、ブラシモータにより減速
ギャを介してフォーカスリングが回転駆動され、また、
オートアイリス機構には、回転角が45°程度の可動コイ
ル型モータが使用されていた。
別に設けたモータにて駆動されるようになっていた。例
えばオートフォーカス機構は、ブラシモータにより減速
ギャを介してフォーカスリングが回転駆動され、また、
オートアイリス機構には、回転角が45°程度の可動コイ
ル型モータが使用されていた。
上述の如きオートフォーカス機構やオートアイリス機構
を備えた従来のビデオカメラでは、上記オートフォーカ
ス機構やオートアイリス機構を駆動する各モータの設置
スペースや重量が大きく、小型・軽量化を図る上での妨
げとなっていた。また、上記オートフォーカス機構を駆
動する上記減速ギャ付きのブラシモータは、上記減速ギ
ャやブラシ等の機構部分の信頼性、応答性が低く、ま
た、カメラの小型化や低消費電力化を図ることが困難で
あった。
を備えた従来のビデオカメラでは、上記オートフォーカ
ス機構やオートアイリス機構を駆動する各モータの設置
スペースや重量が大きく、小型・軽量化を図る上での妨
げとなっていた。また、上記オートフォーカス機構を駆
動する上記減速ギャ付きのブラシモータは、上記減速ギ
ャやブラシ等の機構部分の信頼性、応答性が低く、ま
た、カメラの小型化や低消費電力化を図ることが困難で
あった。
なお、従来より、上述の如き問題点を解決するために種
々のカメラ用モータが提案されているが、重量、大き
さ、消費電力、コスト等に関して問題が残り、十分に実
用に耐え得るカメラ用モータを実現することはできない
でいた。
々のカメラ用モータが提案されているが、重量、大き
さ、消費電力、コスト等に関して問題が残り、十分に実
用に耐え得るカメラ用モータを実現することはできない
でいた。
そこで、本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑み、重
量、大きさ、消費電力、コスト等に関して問題が残り、
十分に実用に耐え得るカメラ用モータを実現することは
できないでいた。
量、大きさ、消費電力、コスト等に関して問題が残り、
十分に実用に耐え得るカメラ用モータを実現することは
できないでいた。
そこで、本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑み、重
量、大きさ、消費電力、コスト等に関して問題を生じる
ことのないようにした新規な構成のカメラ用モータを提
供するものである。
量、大きさ、消費電力、コスト等に関して問題を生じる
ことのないようにした新規な構成のカメラ用モータを提
供するものである。
本発明に係るカメラ用モータは、上述の問題点を解決す
るために、周方向の一部が切欠かれたリング状のマグネ
ットとステータヨーク及び第1の駆動コイルを有する固
定部と、上記マグネットと対向して一定の間隔に保持さ
れた2つの可動鉄片を有し、上記第1の駆動コイルの励
磁により、上記マグネットの中心軸方向に直線駆動され
る第1の可動部と、対向する2辺が円弧状で他の対向す
る2辺が直線状に形成され、一方の直線部分が上記マグ
ネットと対向し、他方の直線部分が上記マグネットの周
方向の一部を切欠いた切欠部に対向するように配された
第2の駆動コイルの励磁によって、上記マグネットの周
方向に回転駆動される第2の可動部から成り、上記第1
の駆動コイル及び第2の駆動コイルによる磁束に対する
磁気回路を上記ステータヨークと可動鉄片間の磁気空隙
を含む磁気閉回路で構成するようにしたことを特徴とし
ている。
るために、周方向の一部が切欠かれたリング状のマグネ
ットとステータヨーク及び第1の駆動コイルを有する固
定部と、上記マグネットと対向して一定の間隔に保持さ
れた2つの可動鉄片を有し、上記第1の駆動コイルの励
磁により、上記マグネットの中心軸方向に直線駆動され
る第1の可動部と、対向する2辺が円弧状で他の対向す
る2辺が直線状に形成され、一方の直線部分が上記マグ
ネットと対向し、他方の直線部分が上記マグネットの周
方向の一部を切欠いた切欠部に対向するように配された
第2の駆動コイルの励磁によって、上記マグネットの周
方向に回転駆動される第2の可動部から成り、上記第1
の駆動コイル及び第2の駆動コイルによる磁束に対する
磁気回路を上記ステータヨークと可動鉄片間の磁気空隙
を含む磁気閉回路で構成するようにしたことを特徴とし
ている。
本発明に係るカメラ用モータでは、固定部のマグネット
の発生する磁束の通る磁気回路を共通に用いて、第1の
駆動コイルの励磁により第1の可動部が直線駆動され、
第2の駆動コイルの励磁によって第2の可動部が回転駆
動される。上記第1の駆動コイルの励磁により直線駆動
される第1の可動部はリニヤオートフォーカス調整に用
いられ、第2の駆動コイルの励磁によって回転駆動され
る第2の可動部はオートアイリス調整に用いられる。
の発生する磁束の通る磁気回路を共通に用いて、第1の
駆動コイルの励磁により第1の可動部が直線駆動され、
第2の駆動コイルの励磁によって第2の可動部が回転駆
動される。上記第1の駆動コイルの励磁により直線駆動
される第1の可動部はリニヤオートフォーカス調整に用
いられ、第2の駆動コイルの励磁によって回転駆動され
る第2の可動部はオートアイリス調整に用いられる。
以下、本発明に係るカメラ用モータの一実施例につい
て、図面に従い詳細に説明する。
て、図面に従い詳細に説明する。
第1図ないし第5図に示す実施例は本発明をビデオカメ
ラの撮像光学系に適用したものであって、この実施例に
おいて、カメラ用モータ1は、中空円筒状の固定部10
と、この固定部10の軸心方向(第1図中矢印X,方向)
に直線的に移動自在な第1の可動部20と、上記固定部10
の周方向(第2図中矢印Y,方向)に移動自在な第2の
可動部30とから成っている。
ラの撮像光学系に適用したものであって、この実施例に
おいて、カメラ用モータ1は、中空円筒状の固定部10
と、この固定部10の軸心方向(第1図中矢印X,方向)
に直線的に移動自在な第1の可動部20と、上記固定部10
の周方向(第2図中矢印Y,方向)に移動自在な第2の
可動部30とから成っている。
上記固定部10は、マグネット11と、それぞれボビン12,1
3に巻装された2個の第1の駆動コイル14,15と、ステー
タヨーク16とを有している。上記マグネット11は、第2
図に示すように周方向の一部が切り欠かれた略C字リン
グ状に形成され、第1図に示すようにステータヨーク16
の中央部分に取り付けられている。なお、上記マグネッ
ト11は、例えばゴムマグネットが使用され、その厚み方
向すなわち取り付け状態においては径方向に着磁を施し
て、外周側がS極、内周側がN極となっている。また、
上記ボビン12,13に巻装した2個の第1の駆動コイル14,
15は、上記マグネット11の両側に設けられている。上記
第1の駆動コイル14,15は、直列接続されており、端子1
8,19より駆動電流が流されて励磁されるようになってい
る。
3に巻装された2個の第1の駆動コイル14,15と、ステー
タヨーク16とを有している。上記マグネット11は、第2
図に示すように周方向の一部が切り欠かれた略C字リン
グ状に形成され、第1図に示すようにステータヨーク16
の中央部分に取り付けられている。なお、上記マグネッ
ト11は、例えばゴムマグネットが使用され、その厚み方
向すなわち取り付け状態においては径方向に着磁を施し
て、外周側がS極、内周側がN極となっている。また、
上記ボビン12,13に巻装した2個の第1の駆動コイル14,
15は、上記マグネット11の両側に設けられている。上記
第1の駆動コイル14,15は、直列接続されており、端子1
8,19より駆動電流が流されて励磁されるようになってい
る。
また、第1の可動部20は、2つに分離された可動鉄片2
1,22と可動ベース23を有している。上記可動鉄片21,22
は、ヨークに相当するもので、磁気空隙Gを形成するよ
うに所定の間隔を隔てて上記可動ベース23に取り付け固
定されている。上記可動鉄片21,22および可動ベース23
は、レンズハウジングを兼ねており、一方の可動鉄片21
の端部と可動ベース23の端部にレンズ25,26が装着され
ている。なお、この第1の可動部20は、上記固定部10に
対して軸方向に摺動自在に設けられている。
1,22と可動ベース23を有している。上記可動鉄片21,22
は、ヨークに相当するもので、磁気空隙Gを形成するよ
うに所定の間隔を隔てて上記可動ベース23に取り付け固
定されている。上記可動鉄片21,22および可動ベース23
は、レンズハウジングを兼ねており、一方の可動鉄片21
の端部と可動ベース23の端部にレンズ25,26が装着され
ている。なお、この第1の可動部20は、上記固定部10に
対して軸方向に摺動自在に設けられている。
さらに、第2の可動部30は、第2の駆動コイル31と該駆
動コイル31に取り付けられた駆動アーム32から成る。上
記第2の駆動コイル31は、第3図に示すように、対向す
る2辺31a,31bが円弧状で他の対向する2辺31c,31dが直
線状に形成され、第2図に示すように、一方の直線部分
31cが上記固定部10のマグネット11と対向し、他方の直
線部分31dが上記マグネット11の周方向の一部を切欠い
た切欠部11Aに対向するように配されている。そして、
上記第2の駆動コイル31は、駆動アーム32を介してアイ
リス板35の駆動ピン35Aに連結固定されている。
動コイル31に取り付けられた駆動アーム32から成る。上
記第2の駆動コイル31は、第3図に示すように、対向す
る2辺31a,31bが円弧状で他の対向する2辺31c,31dが直
線状に形成され、第2図に示すように、一方の直線部分
31cが上記固定部10のマグネット11と対向し、他方の直
線部分31dが上記マグネット11の周方向の一部を切欠い
た切欠部11Aに対向するように配されている。そして、
上記第2の駆動コイル31は、駆動アーム32を介してアイ
リス板35の駆動ピン35Aに連結固定されている。
上述の如き構成の実施例におけるカメラ用モータ1で
は、第4図に示すように、固定部10のマグネット11が常
時一定の磁束Φma,Φmbを発生している。上記マグネッ
ト11が発生する磁束Φma,Φmbは、それぞれ上記第1の
駆動コイル14,15を囲むように設けられているステータ
ヨーク16と各可動鉄片21,22らなる磁気回路を流れる。
また、上記第1の駆動コイル14,15を励磁することによ
って発生される磁束Φcは、上記ステータヨーク16、上
記可動鉄片21,22及びこれらの間の磁気空隙Gからなる
磁気回路を流れる。ここで、上記第1の駆動コイル14,1
5を励磁することによって発生される磁束Φcの向き
は、上記第1の駆動コイル14,15に流す駆動電流の向き
によって異なる。そして、上記マグネット11が発生する
磁束Φma,Φmbと上記第1の駆動コイル14,15が発生する
磁束Φcとが互いに打ち消し合いあるいは強め合って1
方向への推進力が発生し、上記第1の可動部20が矢印X
方向あるいは矢印方向に移動して、撮像光学系の焦点
調整を行う。
は、第4図に示すように、固定部10のマグネット11が常
時一定の磁束Φma,Φmbを発生している。上記マグネッ
ト11が発生する磁束Φma,Φmbは、それぞれ上記第1の
駆動コイル14,15を囲むように設けられているステータ
ヨーク16と各可動鉄片21,22らなる磁気回路を流れる。
また、上記第1の駆動コイル14,15を励磁することによ
って発生される磁束Φcは、上記ステータヨーク16、上
記可動鉄片21,22及びこれらの間の磁気空隙Gからなる
磁気回路を流れる。ここで、上記第1の駆動コイル14,1
5を励磁することによって発生される磁束Φcの向き
は、上記第1の駆動コイル14,15に流す駆動電流の向き
によって異なる。そして、上記マグネット11が発生する
磁束Φma,Φmbと上記第1の駆動コイル14,15が発生する
磁束Φcとが互いに打ち消し合いあるいは強め合って1
方向への推進力が発生し、上記第1の可動部20が矢印X
方向あるいは矢印方向に移動して、撮像光学系の焦点
調整を行う。
例えば、第1図に示すような向きに上記第1の駆動コイ
ル14,15に励磁電流を流した場合には、見掛け上、磁気
空隙Gの左側の部分がS極、右側の部分がN極となり、
矢印方向に推進力が生じ、その方向に上記第1の可動
部20が移動する。上記第1の可動部20の移動範囲は、上
記マグネット11の幅Wによって設定される。
ル14,15に励磁電流を流した場合には、見掛け上、磁気
空隙Gの左側の部分がS極、右側の部分がN極となり、
矢印方向に推進力が生じ、その方向に上記第1の可動
部20が移動する。上記第1の可動部20の移動範囲は、上
記マグネット11の幅Wによって設定される。
また、この実施例におけるカメラ用モータ1では、上記
固定部10のマグネット11に設けた開口11Aの開口角θo
とし、上記第2の可動部30の第2の駆動コイル31のコイ
ル巻き巾角度をθcとすると、上記第2の駆動コイル31
を励磁することによって、上記第2の可動部30は、第1
図において、上記開口角θoとコイル巻き巾角度θcの
差の角度θだけ、円弧状に移動し、アイリス板35を回転
駆動して絞り調整を行う。
固定部10のマグネット11に設けた開口11Aの開口角θo
とし、上記第2の可動部30の第2の駆動コイル31のコイ
ル巻き巾角度をθcとすると、上記第2の駆動コイル31
を励磁することによって、上記第2の可動部30は、第1
図において、上記開口角θoとコイル巻き巾角度θcの
差の角度θだけ、円弧状に移動し、アイリス板35を回転
駆動して絞り調整を行う。
この実施例において、上記カメラ用モータ1は、第5図
のブロック図に示すような閉ループ制御系により、オー
トフォーカス調整制御とオートアイリス調整制御を行う
ようになっている。
のブロック図に示すような閉ループ制御系により、オー
トフォーカス調整制御とオートアイリス調整制御を行う
ようになっている。
すなわち、第5図において、撮像光は上記レンズ25,26
に相当するレンズ系40と絞り41を介して固体イメージセ
ンサ42に入射する。上記固体イメージセンサ42による撮
像出力信号は、フォーカス検出回路43と光量検出回路45
に供給されるとももに、映像処理回路50を介して出力さ
れるようになっている。上記フォーカス検出回路43は、
上記撮像出力信号の例えば高域周波数成分の検出する等
により上記固体イメージセンサ42の撮像面上における撮
像光のフォーカス状態を検出し、その検出信号をフォー
カス制御回路44に供給する。そして、このフォーカス制
御回路44は、上記検出信号に応じて上記カメラ用モータ
1の第1の駆動コイル14,15に駆動電流を供給して、ジ
ャストフォーカス状態となるように上記第1の可動部20
を直線駆動する。
に相当するレンズ系40と絞り41を介して固体イメージセ
ンサ42に入射する。上記固体イメージセンサ42による撮
像出力信号は、フォーカス検出回路43と光量検出回路45
に供給されるとももに、映像処理回路50を介して出力さ
れるようになっている。上記フォーカス検出回路43は、
上記撮像出力信号の例えば高域周波数成分の検出する等
により上記固体イメージセンサ42の撮像面上における撮
像光のフォーカス状態を検出し、その検出信号をフォー
カス制御回路44に供給する。そして、このフォーカス制
御回路44は、上記検出信号に応じて上記カメラ用モータ
1の第1の駆動コイル14,15に駆動電流を供給して、ジ
ャストフォーカス状態となるように上記第1の可動部20
を直線駆動する。
また、上記光量検出回路45は、上記撮像出力信号の信号
レベルを検出する等により上記固体イメージセンサ42に
入射される撮像光の光量を検出し、その検出信号をアイ
リス制御回路46に供給する。そして、このアイリス制御
回路46は、上記検出信号に応じて上記カメラ用モータ1
の第2の駆動コイル31に駆動電流を供給して、適正光量
状態となるように上記第2の可動部30を回転駆動する。
レベルを検出する等により上記固体イメージセンサ42に
入射される撮像光の光量を検出し、その検出信号をアイ
リス制御回路46に供給する。そして、このアイリス制御
回路46は、上記検出信号に応じて上記カメラ用モータ1
の第2の駆動コイル31に駆動電流を供給して、適正光量
状態となるように上記第2の可動部30を回転駆動する。
なお、上述の実施例では、第2の可動部30を1個の駆動
コイル31にて駆動するようにしたが、第6図に示すよう
に固定部10のマグネット11に2個の切欠部11A,11Bを形
成して、2個の第2の駆動コイル31A,31Bを上記切欠部1
1A,11Bに対向するように配設するようにして、第2の可
動部30による回転駆動力を高めるようにしても良い。ま
た、第7図に示すように、第2の駆動コイル31の可動範
囲外の部分を肉厚を増すようにしたマグネット11′を用
いるようにして、第1の可動部20による直線駆動力を高
めるようにしても良い。
コイル31にて駆動するようにしたが、第6図に示すよう
に固定部10のマグネット11に2個の切欠部11A,11Bを形
成して、2個の第2の駆動コイル31A,31Bを上記切欠部1
1A,11Bに対向するように配設するようにして、第2の可
動部30による回転駆動力を高めるようにしても良い。ま
た、第7図に示すように、第2の駆動コイル31の可動範
囲外の部分を肉厚を増すようにしたマグネット11′を用
いるようにして、第1の可動部20による直線駆動力を高
めるようにしても良い。
また、上述の実施例におけるカメラ用モータ1では焦点
調整用に可動鉄片形リニヤモータを構成したが、本発明
は上述の実施例のみに限定されるものではなく、例え
ば、第8図および第9図に示すように焦点調整用に可動
コイル形リニヤモータを構成するようにしても良い。
調整用に可動鉄片形リニヤモータを構成したが、本発明
は上述の実施例のみに限定されるものではなく、例え
ば、第8図および第9図に示すように焦点調整用に可動
コイル形リニヤモータを構成するようにしても良い。
すなわち、第8図および第9図に示す実施例において、
カメラ用モータ100は、円筒形状の固定部110と、該固定
部110に対して軸方向および周方向に摺動自在な可動部1
20とから成る。
カメラ用モータ100は、円筒形状の固定部110と、該固定
部110に対して軸方向および周方向に摺動自在な可動部1
20とから成る。
上記固定部110は、第9図に示すように周方向の一部が
切り欠かれた略C字リング状に形成されたマグネット11
1を第6図に示すように断面コ字状のステータヨーク112
に取り付けられて成る。上記マグネット111は、外周側
がS極、内周側がN極に着磁されている。
切り欠かれた略C字リング状に形成されたマグネット11
1を第6図に示すように断面コ字状のステータヨーク112
に取り付けられて成る。上記マグネット111は、外周側
がS極、内周側がN極に着磁されている。
また、可動部120は、焦点調整用の第1の駆動コイル12
1、絞り調整用の第2の駆動コイル122およびレンズハウ
ジングを兼ねる可動ベース123から成る。上記第の駆動
コイル121は、上記固定部110のステータヨーク112に沿
って周方向に巻回形成されており、上記可動ベース113
に取り付け固定されている。また、第2の駆動コイル12
2は、上述の実施例と同様に対向する2辺が円弧状で他
の対向する2辺が直線状に形成され、第9図に示すよう
に、一方の直線部分が上記固定部110のマグネット111と
対向し、他方の直線部分が上記マグネット111の周方向
の一部を切欠いた切欠部111Aに対向するように上記第1
の駆動コイル121上に配置固定されている。さらに、レ
ンズハウジングを兼ねる可動ベース123は、上記上記固
定部110のステータヨーク112に対して軸方向および周方
向に摺動自在に設けられており、その両端部分にレンズ
125,126が装着されているとともに、その一端に植設し
た駆動連結ピン128を介してアイリス板129に連結されて
いる。
1、絞り調整用の第2の駆動コイル122およびレンズハウ
ジングを兼ねる可動ベース123から成る。上記第の駆動
コイル121は、上記固定部110のステータヨーク112に沿
って周方向に巻回形成されており、上記可動ベース113
に取り付け固定されている。また、第2の駆動コイル12
2は、上述の実施例と同様に対向する2辺が円弧状で他
の対向する2辺が直線状に形成され、第9図に示すよう
に、一方の直線部分が上記固定部110のマグネット111と
対向し、他方の直線部分が上記マグネット111の周方向
の一部を切欠いた切欠部111Aに対向するように上記第1
の駆動コイル121上に配置固定されている。さらに、レ
ンズハウジングを兼ねる可動ベース123は、上記上記固
定部110のステータヨーク112に対して軸方向および周方
向に摺動自在に設けられており、その両端部分にレンズ
125,126が装着されているとともに、その一端に植設し
た駆動連結ピン128を介してアイリス板129に連結されて
いる。
上述の如き構成の実施例におけるカメラ用モータ1で
は、上記可動部120の第1および第2の駆動コイル121,1
22がそれぞれ可動コイルとして働き、上記第1の駆動コ
イル121を励磁することにより、上記可動部20が矢印X
方向あるいは矢印方向に移動して、撮像光学系の焦点
調整を行うことができ、上記第2の駆動コイル122を励
磁することによって、上記第2の可動部123が角度θだ
け円弧状に移動し、アイリス板129を回転駆動して絞り
調整を行うことができる。
は、上記可動部120の第1および第2の駆動コイル121,1
22がそれぞれ可動コイルとして働き、上記第1の駆動コ
イル121を励磁することにより、上記可動部20が矢印X
方向あるいは矢印方向に移動して、撮像光学系の焦点
調整を行うことができ、上記第2の駆動コイル122を励
磁することによって、上記第2の可動部123が角度θだ
け円弧状に移動し、アイリス板129を回転駆動して絞り
調整を行うことができる。
上述の実施例の説明から明らかなように本発明に係るカ
メラ用モータでは、固定部のマグネットの発生する磁束
の通る磁気回路を共通に用いて、第1の駆動コイルの励
磁により第1の可動部が直線駆動され、第2の駆動コイ
ルの励磁によって第2の可動部が回転駆動されるので、
第1の可動は焦点調整に用い、第2の可動部は絞り調整
に用いて、リニヤオートフォーカス調整とオートアイリ
ス調整を行うことができ、しかも、可動鉄片間の磁気空
隙付近に駆動コイルの殆どのエネルギーを集中させ、小
電流でも高い推力が得られるので、減速ギヤなどを必要
とせず、構造が簡単で、カメラ本体の小型・軽量化、低
消費電力化ならびに信頼性の向上を図ることができる。
メラ用モータでは、固定部のマグネットの発生する磁束
の通る磁気回路を共通に用いて、第1の駆動コイルの励
磁により第1の可動部が直線駆動され、第2の駆動コイ
ルの励磁によって第2の可動部が回転駆動されるので、
第1の可動は焦点調整に用い、第2の可動部は絞り調整
に用いて、リニヤオートフォーカス調整とオートアイリ
ス調整を行うことができ、しかも、可動鉄片間の磁気空
隙付近に駆動コイルの殆どのエネルギーを集中させ、小
電流でも高い推力が得られるので、減速ギヤなどを必要
とせず、構造が簡単で、カメラ本体の小型・軽量化、低
消費電力化ならびに信頼性の向上を図ることができる。
第1図は本発明に係るカメラ用モータをビデオカメラの
撮像光学系に組み込んだ一実施例を示す要部縦断側面図
であり、第2図は上記実施例の要部縦断正面図であり、
第3図は上記実施例に使用における第2の駆動コイルの
外観斜視図であり、第4図は上記実施例におけるカメラ
用モータの動作を説明するための要部拡大縦断側面図で
あり、第5図は上記実施例におけるカメラ用モータの駆
動制御系の構成を示すブロック図であり、第6図および
第7図は上記実施例の変形例を示す各要部縦断正面図で
ある。第8図は本発明に係るカメラ用モータの他の実施
例を示す要部縦断側面図であり、第9図は上記実施例の
要部縦断正面図である。 1,100……カメラ用モータ 10,110……固定部 11,11′,111……マグネット 14,15,121……第1の駆動コイル 20,30,120……可動部 31,122……第2の駆動コイル
撮像光学系に組み込んだ一実施例を示す要部縦断側面図
であり、第2図は上記実施例の要部縦断正面図であり、
第3図は上記実施例に使用における第2の駆動コイルの
外観斜視図であり、第4図は上記実施例におけるカメラ
用モータの動作を説明するための要部拡大縦断側面図で
あり、第5図は上記実施例におけるカメラ用モータの駆
動制御系の構成を示すブロック図であり、第6図および
第7図は上記実施例の変形例を示す各要部縦断正面図で
ある。第8図は本発明に係るカメラ用モータの他の実施
例を示す要部縦断側面図であり、第9図は上記実施例の
要部縦断正面図である。 1,100……カメラ用モータ 10,110……固定部 11,11′,111……マグネット 14,15,121……第1の駆動コイル 20,30,120……可動部 31,122……第2の駆動コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 9/02 C 9411−2K 13/34 H02K 33/18 C
Claims (1)
- 【請求項1】周方向の一部が切欠かれたリング状のマグ
ネットとステータヨーク及び第1の駆動コイルを有する
固定部と、 上記マグネットと対向して一定の間隔に保持された2つ
の可動鉄片を有し、上記第1の駆動コイルの励磁によ
り、上記マグネットの中心軸方向に直線駆動される第1
の可動部と、 対向する2辺が円弧状で他の対向する2辺が直線状に形
成され、一方の直線部分が上記マグネットと対向し、他
方の直線部分が上記マグネットの周方向の一部を切欠い
た切欠部に対向するように配された第2の駆動コイルの
励磁によって、上記マグネットの周方向に回転駆動され
る第2の可動部から成り、 上記第1の駆動コイル及び第2の駆動コイルによる磁束
に対する磁気回路を上記ステータヨークと可動鉄片間の
磁気空隙を含む磁気閉回路で構成するようにしたことを
特徴とするカメラ用モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60281159A JPH0714268B2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | カメラ用モ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60281159A JPH0714268B2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | カメラ用モ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62254652A JPS62254652A (ja) | 1987-11-06 |
JPH0714268B2 true JPH0714268B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=17635176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60281159A Expired - Lifetime JPH0714268B2 (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | カメラ用モ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714268B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9001224B2 (en) | 2009-08-21 | 2015-04-07 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens holder drive apparatus, and camera equipped therewith |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4844995B2 (ja) * | 2001-06-06 | 2011-12-28 | シコー株式会社 | レンズ駆動装置 |
JP4774873B2 (ja) * | 2005-08-30 | 2011-09-14 | 日立金属株式会社 | アクチュエータ |
KR100965913B1 (ko) | 2008-12-17 | 2010-06-24 | 주식회사 하이소닉 | 손떨림 보정기능이 구비된 영상촬영장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5567971A (en) * | 1978-11-15 | 1980-05-22 | Sony Corp | Arm driver of player |
-
1985
- 1985-12-16 JP JP60281159A patent/JPH0714268B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9001224B2 (en) | 2009-08-21 | 2015-04-07 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens holder drive apparatus, and camera equipped therewith |
US9459465B2 (en) | 2009-08-21 | 2016-10-04 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9477093B2 (en) | 2009-08-21 | 2016-10-25 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9625737B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-04-18 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9651797B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-05-16 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9658466B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-05-23 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9753302B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-09-05 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9753301B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-09-05 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9766474B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-09-19 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9769386B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-09-19 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9766475B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-09-19 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US9798159B2 (en) | 2009-08-21 | 2017-10-24 | Mitsumi Electronics Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US10075641B2 (en) | 2009-08-21 | 2018-09-11 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US10097760B2 (en) | 2009-08-21 | 2018-10-09 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US10321061B2 (en) | 2009-08-21 | 2019-06-11 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Camera-shake correction apparatus, camera module and camera |
US10721406B2 (en) | 2009-08-21 | 2020-07-21 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
US11159728B2 (en) | 2009-08-21 | 2021-10-26 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens drive apparatus, camera module and camera |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62254652A (ja) | 1987-11-06 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |