JP3228710B2 - 目地カバー装置 - Google Patents
目地カバー装置Info
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Description
られた左右の建物の壁面や天井部位の目地部を覆う目地
カバー装置に関する。
や天井部位の目地部を覆う目地カバーと、この目地カバ
ーの中央部に中央枢支ピンが取付けられた常時目地部の
中央部に目地カバーを位置させることができる複数個の
中央維持リンク機構とで構成されている。
目地カバー装置では複数個の中央維持リンク機構で目地
カバーを支持するため、多くの中央維持リンク機構を設
けなければ目地カバーを十分に支持することができず、
コスト高になるという欠点があるとともに、多くの中央
維持リンク機構を設けると左右の建物が地震等によって
揺れ動いた場合、中央維持リンク機構同志がぶつかり、
損傷してしまうという欠点があった。
2個の中央維持リンク機構でも十分な強度で目地カバー
を支持することができるとともに、地震等によって左右
の建物が揺れ動いても2個の中央維持リンク機構がぶつ
かりあうことなく、十分に作動させて目地カバーで目地
部を確実に覆うことができる目地カバー装置を提供する
ことを目的としている。
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
に、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の目
地部を覆う目地カバーと、この目地カバーを前記左右の
建物の揺れ動きに追従して移動できるように該左右の建
物の躯体に取付けられた取付け具とからなる目地カバー
装置において、前記取付け具を前記目地部の両端部寄り
で互いに接触しない部位の左右の建物の躯体に両端部が
取付けられた中央部に中央枢支ピンを備える少なくとも
2個の中央維持リンク機構と、この少なくとも2個の中
央維持リンク機構の中央枢支ピンに取付けられた前記目
地カバーのほぼ中央部を支持する支持バーと、この支持
バーの前記中央維持リンク機構の動作のじゃまにならな
い部位に常時反目地カバー方向に付勢する付勢スプリン
グによって付勢されるように取付けられた複数個の支持
杆と、この支持杆の反付勢方向の端部に取付けられる複
数個の取付けバーとで構成している。
の形態】以下、図面により、本願発明者が考えた目地カ
バー装置および本発明を詳細に説明する。
第1の形態において、1は左右の建物2、2の壁面ある
いは天井部位の目地部3を覆う目地カバー装置で、この
目地カバー装置1は両側面部位が前記目地部3寄りの左
右の躯体2a、2aに当接される該目地部3を覆う目地
カバー4と、この目地カバー4を地震等によって前記左
右の建物2、2が揺れ動いても、常時目地部3の中央部
に位置するように支持する取付け具5と、前記目地カバ
ー4の両端部に常時外方へ突出するように付勢スプリン
グ6、6によって付勢されたスライドカバー7、7とで
構成されている。
りで互いに接触しない部位の左右の建物2、2の躯体2
a、2aに両端部の取付け金具8、8が複数本のビス9
によって取付けられた四角形状のリンク10、このリン
ク10の対向するリンク部材10a、10aのほぼ中央
部に枢支ピン11、11で両端部が枢支された中央リン
ク12およびこの中央リンク12の中央部に上下方向に
スライド移動可能に取付けられた中央枢支ピン13とか
らなる2個の中央維持リンク機構14、14と、この2
個の中央維持リンク機構14、14の中央枢支ピン1
3、13に取付けられた前記目地カバー4のほぼ中央部
を支持する支持バー15と、この支持バー15に前記目
地カバー4のほぼ中央部を固定する固定具としての複数
本のビス16と、前記目地カバー4が常時左右の躯体2
a、2aに押し圧されるように前記2個の中央枢支ピン
13、13を付勢できるように該中央枢支ピン13、1
3に取付けられた付勢スプリング17、17とで構成さ
れている。なお、目地部3の幅寸法が長くて3個以上の
中央維持リンク機構14を設けても該中央維持リンク機
構14同志が接触しない場合には3個以上の中央維持リ
ンク機構14を設けてもよい。
よって左右の建物2、2が揺れ動いて目地部3の間隔が
広くなった場合には、図5に示すように2個の中央維持
リンク機構14、14が左右方向に長い菱形となり、目
地部3の中心部に目地カバー4の中心部が常時位置する
ため、目地カバー4の両側面と左右の躯体2a、2aと
の重なり部位が小さくなった状態で、その揺れ動きを吸
収する。
が狭くなった場合には、図6に示すように2個の中央維
持リンク機構14、14が上下方向が長い菱形となる
が、互いに接触することがなく、目地カバー4の両側面
と左右の躯体2a、2aとの重なり部位が大きくなった
状態で、その揺れ動きを吸収する。
隔が狭くなり、かつ異なる上下方向に移動した場合に
は、図7に示すように2個の中央維持リンク機構14、
14が上下方向が長い菱形となるが、互いに接触するこ
となく、目地カバー4の両側面と左右の躯体2a、2a
との重なり部位が大きくなった状態になるとともに、ス
ライドカバー7、7が壁面によって押し圧され、付勢ス
プリング6、6の付勢力に抗して反突出方向にスライド
移動して、その揺れ動きを吸収する。
が考えた異なる目地カバー装置および本発明の実施の形
態につき説明する。なお、これらの説明に当って、前記
第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
て、前記第1の形態と主に異なる点は、左右の躯体2
a、2aに複数本のビス18でガイドレール19、19
を固定するとともに、該ガイドレール19、19によっ
て上下方向にスライド移動するスライドレール20、2
0に2個の中央維持リンク機構14、14の取付け金具
8、8、8、8を取付けた取付け具5Aを用いた点で、
このように構成された目地カバー装置1Aは左右の建物
2、2が異なる上下方向に揺れ動いた場合、左右のスラ
イドレール20、20がスライド移動して2個の中央維
持リンク機構14、14の両端部が水平位置で対向する
状態を保つため、中央維持リンク機構14、14の最
大、最小の伸縮量と同等の寸法分だけ左右の建物2、2
の揺れ動きが可能となる。
いて、前記第2の形態と主に異なる点は、2個の四角形
状が形成されたパンタグラフ形状の2個の中央維持リン
ク機構14A、14Aを使用した取付け具5Bを用いた
点で、このように形成された2個の中央維持リンク機構
14A、14Aを用いて構成した目地カバー装置1Bに
しても、前記第2の形態と同様な作用効果が得られる。
実施の形態において、前記第3の形態と主に異なる点
は、2個の中央維持リンク機構14A、14Aの中央枢
支ピン13、13を支持バー15に取付けるとともに、
2個の中央維持リンク機構14A、14Aの作動のじゃ
まにならない支持バー15の部位に複数個、本発明の実
施の形態では4個の上下方向にスライド移動する支持杆
21、21、21、21と、この支持杆21、21、2
1、21の先端部にそれぞれ取付けられた両端部が左右
の建物2、2の躯体2a、2aに当接され、目地カバー
4が複数本の固定具としてのビス16によって取付けら
れる取付けバー22、22、22、22と、前記支持杆
21、21、21、21を常時前記取付けバー22、2
2、22、22を左右の躯体2a、2aに当接するよう
に付勢する付勢スプリング17、17、17、17とを
使用した取付け具5Cを用いた点で、このように構成さ
れた目地カバー装置1Cにしても、前記第3の形態と同
様な作用効果が得られる。
バー22、22、22、22を用いて目地カバー4を取
り付けるものに付いて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、支持杆21、21、21、21の端部を目地カバー
4に取付けても、同様な作用効果が得られる。
にあっては次に列挙する効果が得られる。
物の目地部を覆う目地カバーと、この目地カバーを前記
左右の建物の揺れ動きに追従して移動できるように該左
右の建物の躯体に取付けられた取付け具とからなる目地
カバー装置において、前記取付け具を前記目地部の両端
部寄りで互いに接触しない部位の左右の建物の躯体に両
端部が取付けられた中央部に中央枢支ピンを備える少な
くとも2個の中央維持リンク機構と、この少なくとも2
個の中央維持リンク機構の中央枢支ピンに取付けられた
前記目地カバーのほぼ中央部を支持する支持バーと、こ
の支持バーの前記中央維持リンク機構の動作のじゃまに
ならない部位に常時反目地カバー方向に付勢する付勢ス
プリングによって付勢されるように取付けられた複数個
の支持杆と、この支持杆の反付勢方向の端部に取付けら
れる複数個の取付けバーとで構成されているので、少な
くとも2個の中央維持リンク機構の中央枢支ピンに支持
バーを取付け、目地カバーを支持することができる。し
たがって、従来のように多数個の中央維持リンク機構を
用いなくてもよく、構造が簡単で、コストの低減を図る
ことができる。
ク機構を最低2個しか使用していないので、左右の建物
が地震等によって揺れ動いても、中央維持リンク機構が
ぶつかりあうことなく、確実に中央維持リンク機構を作
動させることができる。したがって、左右の建物の揺れ
動きが小さくなるのを防止することができる。
中央部が常時目地部の中央部に位置するので、目地カバ
ーの両端部が左右の建物の目地部側の躯体より外れたり
するのを効率よく防止できる。したがって、見苦しくな
ったり、目地カバーや中央維持リンク機構等が損傷する
のを効率よく防止することができる。
の正面図。
動作説明図。
態の正面図。
具の説明図。
形態の正面図。
具の説明図。
図。
3:目地部、4:目地カバー、
5、5A、5B、5C:取付け具、6:付勢スプリン
グ、 7:スライドカバー、8:取付け金具、
9:ビス、10:四角形状のリンク、11:枢支ピ
ン、12:中央リンク、 13:中央枢支ピン、1
4、14A:中央維持リンク機構、15:支持バー、
16:固定具としてのビス、17:付勢スプリン
グ、 18:ビス、19:ガイドレール、 20:ス
ライドレール、21:支持杆、 22:取付け
バー。
Claims (1)
- 【請求項1】 目地部を介して建てられた左右の建物の
目地部を覆う目地カバーと、この目地カバーを前記左右
の建物の揺れ動きに追従して移動できるように該左右の
建物の躯体に取付けられた取付け具とからなる目地カバ
ー装置において、前記取付け具を前記目地部の両端部寄
りで互いに接触しない部位の左右の建物の躯体に両端部
が取付けられた中央部に中央枢支ピンを備える少なくと
も2個の中央維持リンク機構と、この少なくとも2個の
中央維持リンク機構の中央枢支ピンに取付けられた前記
目地カバーのほぼ中央部を支持する支持バーと、この支
持バーの前記中央維持リンク機構の動作のじゃまになら
ない部位に常時反目地カバー方向に付勢する付勢スプリ
ングによって付勢されるように取付けられた複数個の支
持杆と、この支持杆の反付勢方向の端部に取付けられ両
端部が前記目地部寄りの左右の建物の躯体に支持される
複数個の取付けバーとで構成したことを特徴とする目地
カバー装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14212298A JP3228710B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 目地カバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14212298A JP3228710B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 目地カバー装置 |
Publications (2)
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JPH11324137A JPH11324137A (ja) | 1999-11-26 |
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Family
ID=15307914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14212298A Expired - Fee Related JP3228710B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 目地カバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3228710B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
JP3691777B2 (ja) * | 2001-09-21 | 2005-09-07 | ドーエイ外装有限会社 | 壁面用目地装置 |
JP4566623B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-10-20 | 三菱電機株式会社 | 免震建物用エレベータの可動乗場装置 |
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JP5329591B2 (ja) * | 2011-03-25 | 2013-10-30 | ドーエイ外装有限会社 | 目地装置 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP14212298A patent/JP3228710B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11324137A (ja) | 1999-11-26 |
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