JP3227312U - サインプレート - Google Patents

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Abstract

【課題】表示できる情報量を飛躍的に増やし、情報伝達性を高めるとともに、利便性及び実用性の向上、更には多機能性及び多様性を含むサインプレートを提供する。【解決手段】部屋のドア又はドアの近傍に取付可能なプレート本体部2と、このプレート本体部2の表面2fに設けるとともに、部屋の使用状況に対応した少なくとも三つ以上の異なるサインSbを表示したサイン表示部3と、異なるサインSbに沿って設けたガイドレール部4と、当該ガイドレール部4に沿ってスライド移動自在に配するとともに、ガイドレール部4の位置により異なるサインSbの一つを遮蔽可能な、スライドプレート部5p及びこのスライドプレート部5pを指で操作可能な係合形状部5sを一体に有し、かつ異なるサインSbの数をNとしたとき、N−1に選定した数のスライドマスク部5x、5yとを具備する。【選択図】図1

Description

本考案は、部屋のドア等に取付けることにより部屋の使用状況を切換表示する際に用いて好適なサインプレートに関する。
従来、部屋のドア等に取付けるサインプレートであって、フレーム部の内側に表示部を備えることにより、この表示部に、異なる二つの表示、具体的には、「空室」と「使用中」を切換えて表示できるようにしたサインプレートは広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3191580号公報
しかし、この種のサインプレートであって、特に、手の指で操作するマニュアル切換方式のサインプレートは、簡易に構成できるとともに、容易に操作できる反面、次のような問題点も存在した。
即ち、従来のサインプレートは、「空室」又は「使用中」の二つの表示がほとんどであり、表示する情報量としては必ずしも十分であるとはいえない難点があった。特に、「使用中」の場合、どのような使用状況にあるのかが判らないため、例えば、伝達事項等により部屋の中に入りたい場合であっても、どのように対処してよいか判断に迷うことも少なくない、この場合、一例として、取引先との重要な会議では、重要会議(ドア開禁止)を表示したり、或いは社内の比較的重要度の低い会合では、社内会合(ドア開可)を表示するなど、表示できる使用状況の項目が多くなれば、より利便性や使い勝手が高まることも想定される。
このように、従来のサインプレートでは、表示できる情報量の観点からは必ずしも十分な情報量とはいえない難点があり、情報伝達性、更には、利便性や実用性を高める観点からは更なる改善の余地があった。
本考案は、このような背景技術に存在する課題を解決したサインプレートの提供を目的とするものである。
本考案は、上述した課題を解決するため、部屋Rの使用状況を表示するサインプレート1であって、部屋RのドアD又はドアDの近傍に取付可能なプレート本体部2と、このプレート本体部2の表面2fに設けるとともに、部屋Rの使用状況に対応した少なくとも三つ以上の異なるサインSa,Sb,Sc,(Sae…)を表示したサイン表示部3と、異なるサインSa,Sb,Sc,(Sae…)に沿って設けたガイドレール部4…と、当該ガイドレール部4に沿ってスライド移動自在に配するとともに、ガイドレール部4…の位置により異なるサインSa,Sb,Sc,(Sae…)の一つを遮蔽可能な、スライドプレート部5p及びこのスライドプレート部5pを指で操作可能な係合形状部5sを一体に有し、かつ異なるサインSa…の数をN(Nは三以上の自然数)としたとき、N−1に選定した数のスライドマスク部5x…,5y…とを具備してなることを特徴とする。
この場合、考案の好適な態様により、プレート本体部2は、表面2fに、部屋Rの名称を表示する部屋名表示部6を設けることができる。また、サイン表示部3は、プレート本体部2の表面2fに、一段又は二段以上に設けることができる。
このような構成を有する本考案に係るサインプレート1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 部屋Rの使用状況に対応した少なくとも三つ以上の異なるサインSa,Sb,Sc,(Sae…)を選択して表示できるため、従来のサインプレートに比べ、表示できる情報量を増やすことができる。この結果、サインプレート1の情報伝達性が飛躍的に高められ、利便性及び実用性の向上に大きく寄与できるとともに、多機能性及び多様性を含めた発展性の向上にも寄与できる。
(2) スライドマスク部5x,5yの数は、異なるサインSa…の数をN(Nは三以上の自然数)としたとき、N−1に選定したため、機能性を確保する観点から最もシンプルに構成できる。これにより、デザイン性や低コスト性を確保する観点から最も有利な形態とすることができる。
(3) 好適な態様により、プレート本体部2の表面2fに、部屋Rの名称を表示する部屋名表示部6を設ければ、サインプレート1が、部屋Rの名称を表示する部屋名表示プレートを兼用できるため、別途の部屋名表示プレートを不要にすることができる。この結果、ドアD周りの煩雑さを回避できるとともに、コストの抑制にも寄与できる。
(4) 好適な態様により、サイン表示部3を、プレート本体部2の表面2fに、一段又は二段以上に設ければ、情報伝達性をより高めることができるとともに、上段と下段を組合わせた表示(メッセージ)が可能になるため、更なる、利便性及び実用性の向上に寄与できるとともに、多機能性及び多様性を含めた発展性の向上に寄与できる。
本考案の好適実施形態に係るサインプレートの全体正面図、 同サインプレートのA−A線断面図、 同サインプレートにおけるプレート本体部の正面図、 同サインプレートのB−B線断面図、 同サインプレートの分解斜視図、 同サインプレートの使用方法説明図、 同サインプレートのスライドマスク部及びその変更例を示す断面図、 同サインプレートの使用状態説明図、 同サインプレートの変更例に係るサイン表示部を含む全体正面図、
次に、本考案に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るサインプレート1の構成について、図1〜図5及び図7(図8)を参照して具体的に説明する。
本実施形態に係るサインプレート1は、構成部品として、図5に示すように、リアプレート11,フロントプレート12,アッパサブプレート13,ロアサブプレート14,及び二つのスライドマスク部5x,5yを備える。この場合、二つのスライドマスク部5x,5yを除く、リアプレート11,フロントプレート12,アッパサブプレート13及びロアサブプレート14は、部屋RのドアD又はドアD(図8参照)の近傍に取付可能なプレート本体部2を構成する。
本実施形態では、部屋Rとして「社長室」を例示する。なお、リアプレート11,フロントプレート12,アッパサブプレート13,ロアサブプレート14,及び二つのスライドマスク部5x,5yは、いずれもプラスチック素材等により一体成形することができるとともに、特に、プレート部品は、プレート材料をカッティング加工することにより、より容易に製作できる利点がある。
リアプレート11は、平坦な一枚のプレートとして形成するとともに、一定の厚さを有する矩形状に形成する。また、プレート面における所定の複数個所(例示は二個所)には、壁面等へ固定する固定用ネジが挿通するリア側挿通孔21,21を貫通形成する。
一方、プレート本体部2の表面2fの一部となるリアプレート11の表面の所定部位には、サイン表示部3を設ける。実施形態のサイン表示部3は、図5に示すように、横方向に等間隔で配した三つの表示エリア3a,3b,3cを確保し、各表示エリア3a,3b,3cに、図3に示すように、部屋Rの使用状況に対応した異なる三つのサインSa,Sb,Scを表示する。
例示のサインプレート1は、「社長室」に使用するため、図3に示すように、サインSaに「来客中」を適用し、サインSbに「不在」を適用し、サインScに「在室」を適用した。なお、例示の場合、リアプレート11は、全体を黒色に選定し、各サインSa,Sb,Scは、リアプレート11の表面に対して、凹溝状となる彫り込み文字により形成し、この彫り込み文字を白色に着色した。このように形成することにより、後述するスライドマスク部5x,5yを、リアプレート11の表面に沿ってスライド移動させた場合であっても、各サインSa,Sb,Scに対して、傷付けたり汚してしまう不具合を回避することができる。
フロントプレート12は、平坦なプレートとして形成するとともに、一定の厚さを有する全体が矩形状をなす本体板部22と、この本体板部22の周りを囲むフレーム部23により一体に形成する。このフレーム部23の外郭形状は、上述したリアプレート11の外郭形状に一致させる。また、本体板部22は、面積の大きい本体板アッパ部22uと面積の小さい本体板ロア部22dからなり、本体板アッパ部22uと本体板ロア部22d間には、上述したリアプレート11に設けたサイン表示部3を露出させる開口窓部22sを形成する。一方、フレーム部23は、一定の幅を有し、かつ本体板部22の表面に対して段差を介して所定高さだけ高く形成する。さらに、本体板アッパ部22uには、前述したリアプレート11のリア側挿通孔21,21の位置に対応した(一致した)位置に、フロント側挿通孔24,24を形成する。この場合、フロント側挿通孔24,24は、固定用ネジを挿通させた際に、固定用ネジの上端が本体板アッパ部22uの表面から突出しないように考慮した内部形状を選定する。
アッパサブプレート13は、一定の厚さを有する平坦な一枚のプレートとして形成するとともに、全体形状は、上述した本体板アッパ部22uの形状に対して、下辺部を下方へ所定幅分だけ延出させた形状に選定する。これにより、図4に示すように、本体板アッパ部22uの表面にアッパサブプレート13を重ねるとともに、本体板アッパ部22uの裏面側にリアプレート11を重ねれば、リアプレート11とアッパサブプレート13間には、下方に開口したスリット25が形成される。このスリット25は、ガイドレール部4におけるアッパガイドレール4uを構成する。
また、プレート本体部2の表面2fの一部となるアッパサブプレート13の表面には、図1に示すように、部屋Rの名称を表示する部屋名表示部6を設ける。例示の場合、前述した「社長室」の文字を表示する。このように、プレート本体部2の表面2fに、部屋Rの名称を表示する部屋名表示部6を設ければ、サインプレート1が、部屋Rの名称を表示する部屋名表示プレートを兼用できるため、別途の部屋名表示プレートを不要にすることができる。この結果、ドアD周りの煩雑さを回避できるとともに、コストの抑制にも寄与できる利点がある。
ロアサブプレート14は、一定の厚さを有する平坦な一枚のプレートとして形成するとともに、全体形状は、上述した本体板ロア部22dの形状に対して、上辺部を上方へ所定幅分だけ延出させた形状に選定する。これにより、図4に示すように、本体板ロア部22dの表面にロアサブプレート14を重ねるとともに、本体板ロア部22dの裏面側にリアプレート11を重ねれば、リアプレート11とロアサブプレート14間には、上方に開口したスリット26が形成される。このスリット26は、ガイドレール部4におけるロアガイドレール4dを構成する。したがって、これにより、ロアガイドレール4dと上述したアッパガイドレール4uが組合わさることにより、異なるサインSa,Sb,Scに沿って設けるとともに、後述するスライドマスク部5x,5yをスライド移動可能にガイドするガイドレール部4を構成する。
スライドマスク部5xは、図5に示すように、スライドプレート部5pと係合形状部5sを一体に形成する。スライドプレート部5pは、略矩形状に形成することにより、上辺部が上述したアッパガイドレール4uを構成するスリット25内に係合し、下辺部が上述したロアガイドレール4dを構成するスリット26内に係合する。したがって、スライドプレート部5pの縦方向寸法は、スリット25と26間に係合可能な寸法を選定するとともに、横方向寸法は、サインSa,Sb,Scの一つを遮蔽可能な寸法を選定する。また、スライドプレート部5pの厚さ寸法は、スリット25,26の幅よりもやや薄くなる寸法を選定するとともに、スライドプレート部5pの裏面は、ヘアライン処理等により、リアプレート11に対する接触面積が小さくなり、円滑にスライド移動できるように考慮することが望ましい。
一方、係合形状部5sは、スライドプレート部5pを手の指で容易に操作できる形状を考慮する。図7(a)に、基本の実施形態に係る係合形状部5sを示す。この係合形状部5sは、スライドプレート部5pの表面に一体に設けた突起部5spにより形成した。また、図7(b)は、突起部5spを形成するに際し、図7(a)に示した突起部5spよりも、より小さいボス形状により形成したものであり、指を引掛けるというよりも指の滑り止めを考慮した。このような突起部5spより形成すれば、比較的単純な形態により実施できるため、シンプル性及び操作性の双方を満たす形態として容易に実施できる利点がある。なお、スライドマスク部5xは、スライドプレート部5pと係合形状部5sを一体成形品として構成してもよいし、別体に形成したスライドプレート部5pと係合形状部5sの二部品を接着等により固定して構成してもよい。
さらに、図7(c)は、変更例に係る係合形状部5sを示す。図7(c)は、係合形状部5sを形成するに際し、スライドプレート部5pの表面に、凹形状部5siを形成した。この形状も指の滑り止めを考慮したものである。このように、スライドマスク部5xに設ける係合形状部5sは、機能性及びデザイン性等を考慮した各種形態により実施することができる。
スライドマスク部5yは、上述したスライドマスク部5xと同一に形成する。したがって、スライドマスク部5xを二つ用意し、一方をスライドマスク部5xに使用し、他方をスライドマスク部5yに使用することができる。なお、例示の場合、二つのスライドマスク部5x,5yを使用したが、必ずしも二つにしないと実施できないものではない。即ち、スライドマスク部5xの横方向寸法を半分にしたスライドマスク部を四つ用いても実施可能であるが、実施形態のように、スライドマスク部5x,5yの数を選定するに際し、異なるサインSa…の数をN(Nは三以上の自然数)としたとき、N−1に選定すれば、機能性を確保する観点から最もシンプルな構成にできるため、デザイン性や低コスト性を確保する観点からも最も有利な形態とすることができる。
次に、本実施形態に係るサインプレート1の製作方法について、図1〜図5を参照して説明する。
まず、図5に示す構成部品である、リアプレート11,フロントプレート12,アッパサブプレート13,ロアサブプレート14,及び二つのスライドマスク部5x,5yをそれぞれ用意する。
そして、最初に、リアプレート11の表面に、フロントプレート12を貼り付ける。次いで、フロントプレート12における開口窓部22sに、スライドマスク部5x,5yを並べて収容する。次いで、アッパサブプレート13を、フロントプレート12の本体板アッパ部22uに取付けるとともに、ロアサブプレート14を、フロントプレート12の本体板ロア部22dに取付ける。
なお、アッパサブプレート13を、フロントプレート12の本体板アッパ部22uに取付けるに際しては、着脱可能に構成することが望ましい。具体的には、凹凸係合による嵌め込み方式等を採用することにより着脱可能に構成することができる。これにより、プレート本体部2をドアD等に取付ける場合であって、固定用ネジを用いて取付ける場合には、アッパサブプレート13をフロントプレート12側から一旦取り外し、この後、固定用ネジを、開放されたフロント側挿通孔24,24、更にはリア側挿通孔21,21を通して取付けた後、再度、アッパサブプレート13をフロントプレート12側に取付けることができる。
以上の製作工程を経ることにより、図1及び図2に示す目的のサインプレート1を得ることができる。このように、本実施形態に係るサインプレート1は、極めて容易に製作することができる。
次に、本実施形態に係るサインプレート1の取付方法及び使用方法について、図1〜図8を参照して説明する。
最初に、サインプレート1の取付方法について説明する。サインプレート1を取付けるには、図8に示すように、部屋Rに付設した開閉式のドアDの表側の外面に、サインプレート1の裏面を取付けることができる。取付けに際しては、両面テープや接着剤等の固定手段を用いることにより、リアプレート11の裏面を直接固定してもよいし、上述したように、フロント側挿通孔24,24及びリア側挿通孔21,21に挿通させた二本の固定用ネジを用いて取付けてもよい。このような取付手段の選定は、取付面の素材や構造(凹凸面等)に応じた各種固定手段を選定することができる。なお、例示は、ドアDに取付けた態様を示したが、ドアDの近傍に位置する壁面W…に取付けてももちろんよい。図8中、Dnはドアレバーを示す。
次に、サインプレート1の使用方法について説明する。今、図6(a)に示すように、二つのスライドマスク部5x,5yの双方が、図の右側寄りに位置しているものとする。即ち、スライドマスク部5yは右端に、スライドマスク部5xは中央にそれぞれ位置しているものとする。この結果、スライドマスク部5yによりサインScが遮蔽されるとともに、スライドマスク部5xによりサインSbが遮蔽されるため、サインSaのみが露出し、「来客中」が表示状態となる。
一方、この状態において、スライドマスク部5xの係合形状部5s(突起部5sp)を指で操作し、図6(a)の左方、即ち、矢印Fa方向へスライド移動させ、左端に位置させれば、スライドマスク部5xによりサインSaが遮蔽される。この場合、スライドマスク部5yが右端に位置する状態は変わらないため、図6(b)に示すように、サインSbのみが露出し、「不在」が表示状態となる。
また、この状態において、スライドマスク部5yの係合形状部5s(突起部5sp)を指で操作し、図6(b)の左方、即ち、矢印Fb方向へスライド移動させ、中央に位置させれば、スライドマスク部5yによりサインSbが遮蔽される。この場合、スライドマスク部5xが左端に位置する状態は変わらないため、図6(c)に示すように、サインScのみが露出し、「在室」が表示状態となる。
このように、本実施形態に係るサインプレート1は、基本構成として、部屋RのドアD(又はドアDの近傍)に取付可能なプレート本体部2と、このプレート本体部2の表面2fに設けるとともに、部屋Rの使用状況に対応した三つの異なるサインSa,Sb,Scを表示したサイン表示部3と、異なるサインSa,Sb,Scに沿って設けたガイドレール部4と、当該ガイドレール部4に沿ってスライド移動自在に配するとともに、ガイドレール部4の位置により異なるサインSa,Sb,Scの一つを遮蔽可能なスライドプレート部5p及びこのスライドプレート部5pを指で操作可能な係合形状部5sを一体に有する二つのスライドマスク部5x,5yとを具備してなるため、部屋Rの使用状況に対応した三つの異なるサインSa,Sb,Scを選択して表示することができる。したがって、従来のサインプレートに比べ、表示できる情報量を増やすことができる。この結果、サインプレート1の情報伝達性が飛躍的に高められ、利便性及び実用性の向上に大きく寄与できるとともに、多機能性及び多様性を含めた発展性の向上にも寄与できる。
他方、図9には、変更例に係るサイン表示部3を備えたサインプレート1の全体正面図を示す。このサイン表示部3は、図1に示したサイン表示部3と同様に構成した上側サイン表示部3oと下側サイン表示部3eを上下二段構成に組合わせたものである。即ち、図1に示したサイン表示部3を上下の位置にそれぞれ配したものであり、例示の場合、計六種類の異なる表示が可能になる。この場合、各サインSb…は、それぞれ独立した表示であってもよいし、下側サイン表示部3eのサインSae…は、上側サイン表示部3oの表示に関連付けた表示であってもよい。関連付けの例としては、上側サイン表示部3oに「不在」を表示した場合、下側サイン表示部3eに、「社内」,「外出」,「(空白)」等を表示することができ、図9は、表示エリア3aeにサインSaeとして「社内」を表示した例を示す。また、「(空白)」は、スライドマスク部5x…と同色にすれば、下側サイン表示部3eを事実上目立たない状態にすることができる。
このように、サイン表示部3を、プレート本体部2の表面2fに、二段(一般的には、二段以上)にして設ければ、情報伝達性をより高めることができるとともに、上段と下段を組合わせた表示(メッセージ)が可能になるため、更なる、利便性及び実用性の向上に寄与できるとともに、多機能性及び多様性を含めた発展性の向上に寄与できる。なお、14eは、上側サイン表示部3oと下側サイン表示部3e間に配するミドルサブプレートを示し、このミドルサブプレート14eの上端に上側のスライドマスク部5x,5yをガイドするロアガイドレール4dを形成するとともに、下端に下側のスライドマスク部5x,5yをガイドするアッパガイドレール4dを形成する。その他、図9において、図1と同一部分には同一符号を付して、その構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本考案は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、部屋Rとして「社長室」を例示したが、その他、「会議室」等の各種部屋Rに利用することができる。また、使用状況のサインSa,Sb,Sc,(Sae…)として、「来客中」,「不在」,「在室」等を例示したが、「会議室」等に適用し、前述した「重要会議(ドア開禁止)」,「社内会合(ドア開可)」等の様々なサインを適用可能である。一方、プレート本体部2は、表面2fに、部屋Rの名称を表示する部屋名表示部6を設けた場合を示したが、既に、部屋名を表示したサインプレートが別途取付られているような場合には、部屋名表示部6は必ずしも設けることを要しない。
また、例示の場合、一段当たり、スライドマスク部5x,5yの数を二つとし、異なるサインSa,Sb,Scの数を三つとしたが、スライドマスク部5x…の数は、一般的に二つ以上の任意の数を選定できるとともに、異なるサインSa…の数は、一般的に三つ以上の任意の数を選定できる。さらに、係合形状部5sは、スライドプレート部5pの表面に一体に設けた突起部5spにより形成した場合を例示したが、前述したように、凹部形状等の他の形状により形成してもよいし、或いはスライドプレート部5pの表面に滑り止め処理を施すことにより、スライドプレート部5pの表面を係合形状部5sに直接兼用させてもよい。なお、素材や色等は、例示に限らず、各種素材や色を選定できる。特に、素材については、プラスチック素材を例示したが、主にプレート材を使用するため、金属素材や木質素材等を使用した場合であっても容易に製作することができる。
本考案に係るサインプレートは、部屋のドア等に取付けることにより部屋の使用状況、特に、異なる三つ以上の状況を切換表示する各種用途に利用できる。
1:サインプレート,2:プレート本体部,2f:プレート本体部の表面,3:サイン表示部,4:ガイドレール部,5p:スライドプレート部,5s:係合形状部,5x:スライドマスク部,5y:スライドマスク部,6:部屋名表示部,R:部屋,D:ドア,Sa:サイン,Sb:サイン,Sc:サイン,(Sae…):サイン

Claims (3)

  1. 部屋の使用状況を表示するサインプレートであって、部屋のドア又はドアの近傍に取付可能なプレート本体部と、このプレート本体部の表面に設けるとともに、部屋の使用状況に対応した少なくとも三つ以上の異なるサインを表示したサイン表示部と、前記異なるサインに沿って設けたガイドレール部と、当該ガイドレール部に沿ってスライド移動自在に配するとともに、前記ガイドレール部の位置により前記異なるサインの一つを遮蔽可能な、スライドプレート部及びこのスライドプレート部を指で操作可能な係合形状部を一体に有し、かつ前記異なるサインの数をN(Nは三以上の自然数)としたとき、N−1に選定した数のスライドマスク部とを具備してなることを特徴とするサインプレート。
  2. 前記プレート本体部は、表面に、前記部屋の名称を表示する部屋名表示部を有することを特徴とする請求項1記載のサインプレート。
  3. 前記サイン表示部は、前記プレート本体部の表面に、一段又は二段以上に設けることを特徴とする請求項1記載のサインプレート。
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