JP2679652B2 - 机 - Google Patents

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JP2679652B2
JP2679652B2 JP29272094A JP29272094A JP2679652B2 JP 2679652 B2 JP2679652 B2 JP 2679652B2 JP 29272094 A JP29272094 A JP 29272094A JP 29272094 A JP29272094 A JP 29272094A JP 2679652 B2 JP2679652 B2 JP 2679652B2
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健司 横尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、学校やオフィスなどに
おいて、OA機器などを載置して好適に使用される机に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】学校やオフィスなどにおいて机の天板上
にOA機器類を載置して使用する際には、電力線や通信
線等を床や壁や隣接する机から導く必要があり、その配
線を好適に引き回す必要がある。このため、従来の机の
1つに、天板の後縁部に枠体を装着して配線孔を開口さ
せるとともに、この枠体に別体として形成された蓋を着
脱するように構成したものがある。つまり、使用時には
蓋を取り外して配線孔から配線を立ち上げ、不使用時に
は蓋を蓋着することによって配線孔を塞ぎ、外観を整え
るとともに有効天板面積を確保できるようにしている。
【0003】ところが、このような構成の机であると、
蓋が枠体の配線孔内に落ち込み易いという不都合を生じ
る。
【0004】そこで、近時、蓋を樹脂ヒンジを介して枠
体に開閉可能に蝶持させたものが開発されている。この
机は、製造上の便宜をも考慮して、前枠と側枠とを平面
視コ字形に一体成形して枠本体を製造するとともに、後
枠と蓋を樹脂ヒンジを介して一体成形し、その後枠を前
記枠本体に突き合わせて配設することにより、配線孔を
囲繞し、その配線孔を蓋により開閉するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成の机においても、次のような課題が残る。すなわ
ち、この机は、従前の机と同様に、配線孔の長さを変更
したい場合には、枠本体を成形する金型に全く別仕様の
ものを必要とする。そのため、製造コストの大幅な増加
を招くとともに、多様な規格に弾力的に対応することが
できないという不都合がある。
【0006】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、脱落防止のために蓋が配線孔の周辺
に一体に蝶着される構造の机において、種々規格の異な
る配線孔を低コストで提供できるようにした机を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る机は、天板の縁部に、前壁、後
壁および側壁によって囲繞される配線孔を有し、その配
線孔に開閉可能に蓋を装着してなるものであって、少な
くとも側壁が前壁及び後壁に対して別体部材で構成され
るとともに、蓋が前壁又は後壁の上縁に樹脂ヒンジを介
して連結され、この蓋を含めて前壁及び後壁が長手方向
に沿って一様な形状に成形されていることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】このような構成のものであれば、前壁、後壁お
よび蓋を、押し出し成形により成形することができる。
そのため、適当な部位で押し出し成形体を切断し、その
両端に側壁を添設すれば、所望の長さの配線孔を随意に
形成することが可能となる。また、異なる規格の金型を
蓋の長さに応じて用意する必要がなく、横断面さえ同一
であれば単一の押出し成形板を通過させるだけでよいた
め、製造に必要なコスト及び労力を大幅に削減すること
が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図4を参
照して説明する。
【0010】この机は、図1に示すように、天板1を左
右の脚体2により支持すると共に、左右の脚体2の後縁
2a間にリアパネル3を配設して構成されている。
【0011】天板1は、図2に示すように、天板本体1
1の上面にメラミン樹脂製の化粧板12を添着したもの
で、左右両側縁の下面を脚体2の上端に添設支持されて
いる。
【0012】脚体2は、例えばスチール製のもので、図
1に示すように、ベース部21をアジャスタ22を介し
て床上に載置し、このベース部21の後部に胴部23を
突設し、この胴部23の上端にアーム部24を水平に延
出させて構成されるもので、アーム部24の上面に前記
天板1を支持させている。
【0013】リアパネル3は、板金素材を偏平筐形に折
曲成形してなるもので、上縁を天板1の下面に、左右の
側縁を脚体2の後縁2aの内側面にそれぞれ添設して固
定し、左右の脚体2の背面に開口する下肢空間を目隠し
している。上端近傍には、図2に示すように、内面側へ
突出する受枠31が設けられ、この受枠31に配線保持
用の樋32を装着している。
【0014】このような机において、本実施例では、図
1に示すように、天板1の後縁部1aにおける幅方向中
央部及び左右両側縁近傍部の3箇所に矩形状の切欠き4
を設け、その切欠き4に、前壁51、後壁52および側
壁53を枠体状に組み付けて上下方向に貫通する配線孔
5を囲繞している。
【0015】前壁51は、図2及び図3に示すように、
硬質樹脂製の長手方向に一様な形状をなすもので、押出
し成形により作られている。この前壁51の背面側には
溝部511が凹設され、この溝部511内の3カ所にボ
ルト挿通孔512を形成するとともに、この溝部511
の上方に水平後方に伸びる蓋受部513を突設し、さら
にその上方に係合用の突条515を突設している。後壁
52は、長手方向に一様な形状をなすもので、押出し成
形により作られている。この後壁52は、横断面下向コ
字形をなす係合溝521を下方に向けて開口させてい
る。また、蓋54も長手方向に一様な形状をなすもの
で、前記後壁52の成形時に、該後壁52の上端前縁部
に軟質樹脂による樹脂ヒンジ部522を介して一体成形
されている。この蓋54の前端54aには弾性変形可能
な係合片541を下向きに向けて延出させている。さら
に、2つの側壁53は、左右対称な形状をなすもので、
その前面53aに前壁51の溝部511と係合する凸部
531を、またその後部内側面53bに後壁52の係合
溝521と係合する凸部532をそれぞれ突設されると
ともに、側面中央部にボルト挿通孔533を形成され、
上端近傍から蓋受部534を略水平に延出させている。
【0016】これらの壁51、52、53及び蓋54を
天板1の切欠き4に装着して開閉可能に配線孔5を形成
する手順は次による。まず、図3に示すように、前壁5
1を天板1の切欠き4内における内方端面4aに添設
し、ボルト挿通孔512にボルト514を挿通して当該
内方端面4aに締着する。次いで、左右の側壁53を、
その前面53aに配設した凸部531を前壁51の溝部
511に進入させつつ切欠き4の左右の側面4bに添設
し、ボルト挿通孔533にボルト535を挿通して当該
側面4bに締着する。最後に、後壁52の係合溝521
を側壁53の凸部532に上方から外嵌させつつ、後壁
52を左右の側壁53の後部側面53b間に介挿する。
このようにして、前壁51、後壁52及び左右の側壁5
3によって囲繞される配線孔5が形成され、蓋54は樹
脂ヒンジ部522を支点に回動して、この配線孔5を開
閉することになる。具体的には、蓋54は、閉成位置で
その係合片541が前壁51の突条515に係合すると
共に、前記係合片541の下端を前壁51の蓋受部51
3上に添接させて支持される。このとき、左右の側壁5
3の蓋受部534の上方は指挿入用空間として開放され
る。
【0017】そして、この指挿入用空間を利用して蓋5
3を開成させれば、蓋53が開成し、天板1上に載置さ
れた機器類に接続する電力線や通信線等の配線Aを、図
2に示すように配線孔5内に落とし込んで、リアパネル
3に配設した樋32を介して床や壁や隣接する机へ導く
ことができる。
【0018】このような構成の机であると、前壁51、
後壁52および蓋54が長手方向に沿って一様な形状を
なしているため、押出し成形によって成形することがで
きる。そのため、適当な部位で押し出し成形体を切断
し、その両端に側壁53を添設すれば、所望の長さの配
線孔5を随意に形成することが可能になる。また、かか
る製造時に、押出し成形板は、配線孔5の横断面形状が
同一である限りにおいて、長さによらず常に共用するこ
とができるため、製造に必要なコスト及び労力を大幅に
削減することが可能になる。特に、小中学校に於ける計
算機用の学習机などは、生徒の体格や、1つの机を何人
掛けにするかといった設定、さらには教室の配置などに
応じて、多様な規格のものが要求されることになり、配
線孔5においても例外ではないが、本実施例の机を適用
すれば、製造コストの大幅な増加を招くことなく、形状
の異なる様々な配線孔5を単一の押出し成形機で簡単に
製造することができるという極めて有用な効果が奏され
るものとなる。
【0019】なお、本発明における構成は、以上説明し
たものに限定されないのは勿論である。例えば、配線孔
の数は3つとは限らず、様々な数に対応できるのは言う
までもない。また、配線孔の位置は天板の後縁部に限ら
ず、例えば天板の側縁部などに設けることもできる。さ
らに、蓋は前壁側に設けてもよく、前壁と後壁に同時に
設けてもよい。さらにまた、壁の形状は前壁と後壁を底
壁であらかじめ連結した上向きチャンネル状のものとし
てもよい。この場合には、底壁に開口を形成しておけば
足りる。その他、各部の具体的な断面形状や材質など
も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に設定が可能
である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、前壁及び後壁と、少なくとも
何れかの壁に樹脂ヒンジにより連結される蓋とを、各々
長手方向に一様な形状として押出し成形により一体成形
することを可能にしたものである。そのため、適当な部
位で押し出し成形体を切断することによって所望の長さ
の壁及び蓋を容易に製造することができ、後は両端に側
壁を配設するだけで種々規格の異なる配線孔が容易に製
造可能となる。したがって、製造に必要な押出し成形板
を1種類だけ用意すれば、特に多様な規格を用意する必
要のある学校向け机などに適用しても、製造に必要なコ
スト及び労力を大幅に削減することが可能になるという
優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の配線孔を示す横断面図。
【図3】同実施例の配線孔を示す分解斜視図。
【図4】同実施例の配線孔を示す斜視図。
【符号の説明】
1…天板 1a…後縁部 5…配線孔 51…前壁 52…後壁 53…側壁 54…蓋 522…樹脂ヒンジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板の縁部に、前壁、後壁および側壁によ
    って囲繞される配線孔を有し、その配線孔に開閉可能に
    蓋を装着してなる机であって、 少なくとも側壁が前壁及び後壁に対して別体部材で構成
    されるとともに、蓋が前壁又は後壁の上縁に樹脂ヒンジ
    を介して連結され、この蓋を含めて前壁及び後壁が長手
    方向に沿って一様な形状に成形されていることを特徴と
    する机。
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