JPH0516835Y2 - - Google Patents

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JPH0516835Y2
JPH0516835Y2 JP1986084920U JP8492086U JPH0516835Y2 JP H0516835 Y2 JPH0516835 Y2 JP H0516835Y2 JP 1986084920 U JP1986084920 U JP 1986084920U JP 8492086 U JP8492086 U JP 8492086U JP H0516835 Y2 JPH0516835 Y2 JP H0516835Y2
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wiring
top cover
plate
opening
locking protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は机等の天板上に載置して使用される
CRT、デイスプレイ、キーボード、ワードプロ
セツサー等のOA機器のコードを収納しておく机
等における配線ダクトに関するものである。
《従来の技術と問題点》 従来、机等の天板上に載置されたOA機器類の
電源線、信号線等を作業の邪魔にならず、また美
観も損なわず、さらに、配線処理を手軽に行い得
るものとして、家具等の什器の本体と側板等、互
いに隣接する2つの部材のうち、少なくともいず
れか一方の部材における当該隣接する長手側縁
を、適宜長さにわたつて切り欠いて配線コードを
引き出す為の長手開口部を形成し、該長手開口部
には、この切り欠きに沿う枠体を着脱自在に装着
し、該枠体には、弾性体からなるカバー体の基部
を装着し、該カバー体の自由端を相手部材側に延
長して成る什器の配線コードの引出し装置が提供
されてきた。(例えば実開昭60−137831号) しかし、上記装置は後幕板内部上下方向にトレ
ーを配設しただけのもので、配線コードを引き出
す為の長手開口部に臨む内部は、信号線、電源線
等の配線用区画がなされておらず、机上に置かれ
る機器の位置によつては上記各線が重なつたり、
あるいは、並設されたりする事があり、機器に雑
音が発生したり、あるいは画像が乱れたりする要
因となつていた。
また、従来、枠体を着脱自在となす構成とし
て、枠体に下向きの係止爪を形成し、他方に係止
爪が上方から係合する係合孔を形成し、枠体を上
方から下方に移動せしめて係合孔と係止爪を係合
せしめていた。
この為、長手開口部を挿通したコードを上方に
抜き出す様な方向に機器を動かした場合、コード
の移動によつて、係止爪が係合孔からはずれる方
向に、枠体に対し力が付加される為、機器のコー
ドの取扱いに注意せず、不用意にひつぱつたりし
た時等、枠体が上方にはずれる事があつた。
《本考案の解決しようとする課題》 本考案は、上記従来の欠点を簡単な構造で、取
り除く事を課題とするものである。
《課題を解決する為の手段》 本考案は配線ダクトの内部が、上面が開口して
配線処理用開口に臨む信号線配線スペース、電話
線配線スペース、電源線配線スペースに区画さ
れ、後部上端部に天板の幅方向の所定位置数個所
に、配線処理用空間の前方に突出するカバー取付
金具がもうけられ、カバー取付金具は上面カバー
8の端部が載置される支持片と、支持片58の上
方に突出し、後方に係止突部を有する係止突片5
7を有している。
上面カバーは、係止突部が係止する係止孔と、
係止孔が係止突部と係止した状態で係止突片に当
接して上面カバー8を常に天板側に付勢する弾性
突片を有しているものである。
《実施例》 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、符号1は本考案を具備したワ
ークテーブルを示し、ワークテーブル1は可動間
仕切11に着脱自在に係止された左右の脚体1
2,12と、該脚体12,12間に配設された天
板2より構成されている。
そして、天板2の後方で、左右の脚体12,1
2間に配線ダクト3がもうけられている。
脚体12は、逆L字形をなし、前記配線ダクト
3の側端面が臨む位置に、並設された他のワーク
テーブル1にケーブル等を配線する為の貫通孔1
21を有している。
符号4は、前記貫通孔121に外部より着脱自
在にとりつけられるキヤツプを示している。
キヤツプ4は、第5図、第6図に示す如く、周
端部裏面が、貫通孔121の周端面に形成した縁
材122,122の外側面に当接する貫通孔12
1より大きく形成された表面板41と、該表面板
41の上方中央部裏面に内方に突出してもうけら
れ、前記縁材122に形成した係止孔123に係
合する係合突部42が上面に形成された板バネ材
よりなる逆L字形の弾性係止片43と、表面板4
1の下方両端部裏面に下方に突出してもうけら
れ、前記縁材122の取付孔124に係止する係
止突片44,44より構成されている。
天板2は、後端部の上下角部が曲面状に形成さ
れ、後部内面に略U字形の天板補強板21が固着
されている。
配線ダクト3は、後板5、前板6、底板7より
なり、側端面に形成された開口が前記脚体12,
12に形成された貫通孔121,121に臨む位
置に取りつけられる箱体30と、箱体30の上面
に着脱自在にとりつけられる上面カバー8より構
成されている。
後板5は、上端部が前方に横向きL字形に折り
曲げられた下向き片51と、該下向き片51の内
面から下方にかけて固着された後板上部補強材5
2と、下端部が前方に横向きL字形に折り曲げら
れた上向き片53と、該上向き片53の内面から
上方にかけて形成された、上端部に底板嵌合凹部
54を有する後板下部補強材55等から構成され
ている。
そして左右側端部には、前方に折り曲げられた
取付突片56,56が形成されている。
また、下向き片51、後板上部補強材52の前
面には、上端部が下向き片51と所定間隔を有し
て、後部塞ぎ片50を保持する後部塞ぎ片保持材
56がとりつけられ、さらに後部塞ぎ片保持材5
6の下端部前面には、天板2の幅方向の所定数個
所(本実施例では6カ所)に、カバー取付金具5
9……が前方に突出してとりつけられている。
カバー取付金具59は、上面カバー8の端部が
載置される支持片58と、支持片58の上方に突
出し、後方に係止突部を有する上面カバー係止突
片57を有している。
前板6は、上端部が前方に略L字形に折り曲げ
られた後、さらに後板5側に傾斜して折り曲げら
れた傾斜片61と、該傾斜片61と所定間隔を有
して前板6の上端部にとりつけられた傾斜片61
より幅寸法が小さい上部仕切板62を有し、天板
2の幅方向にわたつて上方が開口する電話線配線
スペース60が上部仕切板62、傾斜片61によ
つて形成されている。
また、左右側端部には前方に折り曲げられた取
付片63,63が形成されている。
底板7は、前記前板6の下端部が後方に折り曲
げられて形成されており、後端部に前記後板5の
底板嵌合凹部54に嵌合する嵌合部71を有し、
前側の左右端部にコード導入孔72,72が形成
されている。
そして、底板7の後端部上面にはコンセント部
9がもうけられている。
そして、コンセント部9の前方に所定間隔を有
して略L字形の仕切板91が立設され、該仕切板
91と、前記上部仕切板62と、底板7、前板6
より信号線配線スペース70が形成されると共
に、仕切板91とコンセント部9間に電源線配線
スペース90が形成されている。
コンセント部9は前下がりに傾斜する上面に差
込口を臨ませた電源コンセント92……を有する
コンセントボツクス93,93と、該コンセント
ボツクス93を保持するボツクス保持座94より
なる。
コンセントボツクス保持座94は、左右の電源
コンセント92,92間に配線されるコードを隠
蔽する為、前後端部が下方に折り曲げられて、底
板7間に所定間隔の第2電源線配線スペース9
0′を有している。
仕切板91は、コンセント部9より幅寸法が短
く、配線ダクト3がとりつけられた状態で、左右
の脚体12,12の内面と仕切板91の端部間に
コンセント92と接続された電源コード95が挿
通可能な間隙が生じる様形成されている。
そして、コンセント部9は、左右の電源コンセ
ント92,92にボツクス保持座94の裏面側で
配線された後、ボツクス保持座94の前面に仕切
板91の下端部がネジ止めされ、次に底板7の嵌
合部71に、ボツクス保持座94の後部が嵌合さ
れ、仕切板91の後端突片911と底板7がネジ
止めされる事で、箱体30内に電源コンセント9
2,92が形成される。
上面カバー8は、それぞれ所定のカバー取付金
具59,59間に一致する長さで、本実施例で
は、左右両側を同一長さとし、中央部側をやや長
めに形成している。
そして、第4図に示す如く、前端をつぶし曲げ
にて前方に突出せしめ、天板2の後端上方角部の
曲面部分と、天板2の後端面と、箱体30の後板
5の上端部間で形成される配線処理用開口80の
前方略3分の2程度を隠蔽する上面板81と、該
上面板81の前後左右端部を下方に折り曲げて形
成された前後脚片82,83、左右脚片84,8
4からなる断面略下向きコ字形のカバー本体85
と、該カバー本体85の後脚片83と所定間隔を
有して後方で、上方に突出する前部塞ぎ片取付突
片861と、該前部塞ぎ片取付突片861の下端
部を後方に折り曲げた後、略下向きコ字形に折り
曲げて形成した係止部材86と、該係止部材86
内に形成され、上面カバー8が前記カバー取付金
具59に取りつけられた状態で、取付状態を維持
する方向に弾性を有する板バネ材より形成された
下向き弾性突片87と、前部塞ぎ片取付突片86
1と、後脚片83間で保持される前部塞ぎ片88
より構成されている。
すなわち、上面カバー8は、配線処理用開口8
0の上方より、カバー取付金具59の上面カバー
係止突片57が、係止部材86に形成された係止
孔860に係止する様押し下げられると、上面カ
バー係止突片57の前面に下向き弾性突片87が
当接し、やがて、下向き弾性突片87の弾性にて
係止孔860と上面カバー係止突片57は係止
し、係止部材86の下面がカバー取付金具59の
支持片58上に載置された状態で、上面カバー8
の後部に、後部塞ぎ片50、前部塞ぎ片88にて
隠蔽されるコード導出用開口880が形成され
る。
一方、上面カバー8を取り外す場合は、下向き
弾性突片87の弾性に抗して上面カバー8を後方
に押しやり、上面カバー係止突片57と、係止孔
860の係止状態を逸脱させ、コード導出用開口
880に指先を入れて上方に持ち上げて取り外
す。
後部塞ぎ片50、前部塞ぎ片88は合成樹脂材
にて対向した同形をなし、それぞれ上面カバー8
の後脚片83と、前部塞ぎ片取付突片861間、
及び後板5の下向き片51と後部塞ぎ片保持材5
6間に嵌入される硬質合成樹脂材より形成された
取付脚部501,881と、該取付脚部501,
881に連設されコード導出用開口880の上部
を隠蔽する軟質合成樹脂材より形成された覆い部
502,882より形成されている。
本考案は、上記の如く構成され、第2電源線配
線スペース90′内にて電源コンセント92,9
2間の配線が行われた一方の電源コンセントに電
源コード95を接続したコンセント部9の前面側
に仕切板91をネジ止めし、さらにコンセント部
9を底板7の嵌合部71に嵌合し、仕切板91と
底板7をネジ止めする。
次に、脚体12,12間に、取付突片56,5
6をもつてネジ止めされた後板5の底板嵌合凹部
54に底板7の嵌合部71を前方より嵌合し、前
板6の取付片63,63を脚体12,12に、ネ
ジ止めし、配線ダクト3を形成する。
そして、前記電源コンセント92と接続された
電源コード95を、一方のコード導入孔72より
配線ダクト3外に取りだし、床面等に敷設された
電源線と接続する。
一方、電話線、及び信号線は、他方のコード導
入孔72より電話線配線スペース60、及び、信
号線配線スペース70内の一端側に導入され、端
部にコネクターをとりつけて電話線、信号線配線
スペース60,70内に導かれる。
この時、上面カバー8は、箱体30の上面より
取り外され、配線処理用開口80を形成している
ので、配線処理は机の前方より行う事ができる。
次に天板2上に載置した電話機、OA機器等の
コードを前記電源コンセント92、コネクター等
と電気的に接続し、余剰コードを電話線、信号
線、電源線配線スペース、60,70,90内に
位置せしめておき、次に上面カバー8を上方より
配線処理用開口80の前方に前述した方法にて取
りつける事により、配線処理用開口80の前方部
を隠蔽し、電源線、電話線、信号線等が挿通する
コード導出用開口880を形成すると同時に、コ
ードが挿通する個所以外を、上面カバー8……に
もうけられた前部塞ぎ片88、及び後板5にもう
けられた後部塞ぎ片50にて隠蔽する。
次に、新らたにOA機器を載置して、電源コン
セントに接続したり、また、OA機器を他の場所
に移す等、配線を新らたにやり直す時は、上面カ
バー8を前述の操作にて取りはずし、配線処理用
開口80を形成せしめて、配線処理を行う。
また、ワークテーブル1、あるいは、机を左右
に連設して、他方のワークテーブル1から、電源
線、信号線、電話線等を導入する場合は、配線処
理用開口80から手を差し入れ、脚体12の貫通
孔121の内側より、キヤツプ4の裏面を外方に
押しやり係止孔123と、係合突部42の係合を
外して、キヤツプ4を貫通孔121より取り外
す。
そして、電話線、信号線等を貫通孔121より
他方のワークテーブル1の配線ダクト3内に導
き、前記と同様にして配線する。
尚、本実施例では、配線ダクト3をワークテー
ブル1にもうけた場合を記述しているが、通常の
机に使用する場合は、後板5を上下方向に大きく
形成して後幕板を兼用する様にしてもよい。
《効果》 以上の如く本考案は、天板の後方に左右方向全
幅にわたつて配線処理用開口が形成され、この配
線処理用開口に臨んで内部を、上面が開口する信
号線配線スペース、電話線配線スペース、電源線
配線スペースに区画しているので、各線の配線が
天板の上方から各スペースに行なえ、配線がえを
行なうたびに、机を移動させたりする必要がな
く、機器の移動に伴う配線処理を手軽に行なう事
ができる。
また、信号線、電話線、電源線が各区画された
スペースに位置するから、各種の線が重なつて並
設されたり、あるいは交差したりする事がないの
で、機器に雑音が発生したり、画像が乱れたりす
る事もない。
機器等を動かして、上面カバーの後方側に挿通
されたコードが上方に抜け出す様な方向に移動
し、上面カバーを上方に引き上げようとしても、
係止孔と係合する係止突部が後方に突出している
から、上面カバーが上方にはずれたり、ガタ付い
たりする事がなく、また上面カバーは弾性突片に
よつて常に係止突部と係止孔が係合する方向に付
勢されているから、常に安定よく支持片上に載置
される。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例の一つを示し、第1図は、
本考案の要部縦断面図、第2図は本考案を具備し
たワークテーブルの斜視図、第3図は箱体の要部
分解斜視図、第4図は上面カバーの取付状態を示
す要部拡大断面図、第5図はキヤツプの斜視図、
第6図は脚体とキヤツプの取付状態を示す要部縦
断面図。 1……ワークテーブル、12……脚体、2……
天板、3……配線ダクト、5……後板、57……
カバー係止突片、571……係止突部、58……
支持片、59……カバー取付金具、60……電話
線配線スペース、70……信号線配線スペース、
80……上面カバー、90……電源線配線スペー
ス、860……係止孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 天板の後端と、箱体の上面で、左右方向全幅に
    わたつて配線処理用開口が形成され、この配線処
    理用開口を着脱自在の上面カバーにて閉塞し、且
    つ上面カバーを取りつけた時に、前記配線処理用
    開口に柔軟な材質にて閉塞されるコード導出用開
    口が形成される机等における配線ダクトにおい
    て、上記箱体は、電源用コンセントを有して、上
    面が開口して配線処理用開口に臨む信号線配線ス
    ペース、電話線配線スペース、電源線配線スペー
    スに内部が区画され、後部上端部に天板の幅方向
    の所定位置数個所に、配線処理用空間の前方に突
    出するカバー取付金具がもうけられ、カバー取付
    金具は上面カバーの端部が載置される支持片と、
    支持片の上方に突出し、後方に係止突部が形成さ
    れた係止突片を有している。 上面カバーは係止突部が係止する係止孔と、係
    止孔が係止突部と係止した状態で係止突片に当接
    して上面カバーを常に天板側に付勢する弾性突片
    を有している事を特徴とする机等における配線ダ
    クト。
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