JP3226378B2 - ゴミ回収車 - Google Patents
ゴミ回収車Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミを回収するための
ゴミ回収車に関する。
ゴミ回収車に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のゴミ回収車としては、荷
箱の後部上方には投入口が形成されるとともに、荷箱の
後端排出口が排出扉により開閉自在に構成され、上記荷
箱の後端にゴミ容器を荷箱の投入口に臨んで昇降・反転
自在に構成した反転投入装置が設けられたものが提供さ
れており、ゴミ容器にゴミを投入した後、該ゴミ容器を
昇降・反転させることで、ゴミを投入口を介して荷箱内
に収容していた。
箱の後部上方には投入口が形成されるとともに、荷箱の
後端排出口が排出扉により開閉自在に構成され、上記荷
箱の後端にゴミ容器を荷箱の投入口に臨んで昇降・反転
自在に構成した反転投入装置が設けられたものが提供さ
れており、ゴミ容器にゴミを投入した後、該ゴミ容器を
昇降・反転させることで、ゴミを投入口を介して荷箱内
に収容していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、反転投入装置により荷箱内に収容される
ゴミは山状に積み込まれていくため、ゴミ投入位置であ
る荷箱の投入口付近に向かってゴミがどんどん高くな
り、荷箱内への効率のよいゴミ収容が図れないととも
に、投入口からあふれる場合があるという問題があっ
た。
来のものでは、反転投入装置により荷箱内に収容される
ゴミは山状に積み込まれていくため、ゴミ投入位置であ
る荷箱の投入口付近に向かってゴミがどんどん高くな
り、荷箱内への効率のよいゴミ収容が図れないととも
に、投入口からあふれる場合があるという問題があっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のゴミ回収車は、
車体枠上に荷箱が搭載された車輌において、前記荷箱の
上面後部にシュートを介して投入口が形成されるととも
に、荷箱の後端排出口が排出扉により開閉自在に構成さ
れ、上記荷箱の後端には反転投入装置が設けられ、該反
転投入装置は、荷箱の投入口に臨んで昇降・反転自在な
ゴミ容器で構成される一方、荷箱の上部には掻きならし
部を有する掻き込み装置がアクチュエータにより前後に
移動可能に設けられ、該掻きならし部が上記投入口を閉
塞可能に構成されたものである。
車体枠上に荷箱が搭載された車輌において、前記荷箱の
上面後部にシュートを介して投入口が形成されるととも
に、荷箱の後端排出口が排出扉により開閉自在に構成さ
れ、上記荷箱の後端には反転投入装置が設けられ、該反
転投入装置は、荷箱の投入口に臨んで昇降・反転自在な
ゴミ容器で構成される一方、荷箱の上部には掻きならし
部を有する掻き込み装置がアクチュエータにより前後に
移動可能に設けられ、該掻きならし部が上記投入口を閉
塞可能に構成されたものである。
【０００５】また、前記掻き込み装置は、前記荷箱の上
部左右に配設されたガイドレールにローラを介して摺動
自在に案内されるとともに、該ガイドレールの後端部が
上方に屈曲形成され、この屈曲部に掻き込み装置の掻き
ならし部が案内されることで該掻きならし部が投入口の
上方に退避可能に構成されている。
部左右に配設されたガイドレールにローラを介して摺動
自在に案内されるとともに、該ガイドレールの後端部が
上方に屈曲形成され、この屈曲部に掻き込み装置の掻き
ならし部が案内されることで該掻きならし部が投入口の
上方に退避可能に構成されている。
【０００６】さらに、前記荷箱の後部には、前記反転投
入装置の上部を覆うカバー材が配設されている。
入装置の上部を覆うカバー材が配設されている。
【０００７】さらに、前記反転投入装置は、反転動作の
初期において、ゴミ容器の開口部が前記投入口に設けら
れたシュートの上方にオーバラップして配置されてい
る。
初期において、ゴミ容器の開口部が前記投入口に設けら
れたシュートの上方にオーバラップして配置されてい
る。
【０００８】
【０００９】また、荷箱の内部底面には、弾性体の敷板
が敷設されている。
が敷設されている。
【００１０】
【作用】反転投入装置によりゴミ容器内のゴミを荷箱内
に積み込む際において、反転投入装置によりゴミ容器内
のゴミを荷箱内に反転投入させた後に、荷箱の上部に設
けた掻き込み装置を前後に摺動させ、この掻き込み装置
の掻きならし部により荷箱内に山状に積み込まれるゴミ
の頂部をならしながらゴミを荷箱に収容していく。
に積み込む際において、反転投入装置によりゴミ容器内
のゴミを荷箱内に反転投入させた後に、荷箱の上部に設
けた掻き込み装置を前後に摺動させ、この掻き込み装置
の掻きならし部により荷箱内に山状に積み込まれるゴミ
の頂部をならしながらゴミを荷箱に収容していく。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【００１２】図１及び図２は、本発明に係るゴミ回収車
を示している。
を示している。
【００１３】図において、１は車体枠上に搭載された荷
箱で、荷箱１と車体枠間に配設された図示しないダンプ
シリンダにより該荷箱１の後方底部に設けられたヒンジ
（図示省略）を中心に上方に傾動自在に構成されてい
る。
箱で、荷箱１と車体枠間に配設された図示しないダンプ
シリンダにより該荷箱１の後方底部に設けられたヒンジ
（図示省略）を中心に上方に傾動自在に構成されてい
る。
【００１４】前記荷箱１は、図示はしないが、その内部
が前後方向に配設された３枚の仕切板により４つの収容
室１ａに分割されている。
が前後方向に配設された３枚の仕切板により４つの収容
室１ａに分割されている。
【００１５】また、収容室１ａの上面後部には、これら
収容室１ａにゴミをそれぞれ別々に投入する投入口５
ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄが形成されている。この投入口５
ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄには後述する反転投入装置２によ
り投入されるゴミを各収容室内の略中央部に導くための
シュート１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄがそれぞれ配
設されている。
収容室１ａにゴミをそれぞれ別々に投入する投入口５
ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄが形成されている。この投入口５
ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄには後述する反転投入装置２によ
り投入されるゴミを各収容室内の略中央部に導くための
シュート１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄがそれぞれ配
設されている。
【００１６】さらに、各収容室１ａの後端には、図３に
示すように、各収容室１ａに対応して排出口６が形成さ
れており、この排出口６は排出扉７により上部ヒンジ７
１を中心にそれぞれ独立して開閉自在に構成されてい
る。
示すように、各収容室１ａに対応して排出口６が形成さ
れており、この排出口６は排出扉７により上部ヒンジ７
１を中心にそれぞれ独立して開閉自在に構成されてい
る。
【００１７】この開閉機構としては、モータやシリンダ
等のアクチュエータにより各排出扉７を強制的に開閉さ
せるものや、ダンプトラックの荷箱のように、荷箱の後
端煽戸を上部ヒンジ及び下部ヒンジにより上開き及び下
開き自在に設け、この下部ヒンジを荷箱の傾動動作に連
動させて分離させ、この傾動動作により所望の排出扉７
を上部ヒンジ７１を中心に開放するもの等がある。
等のアクチュエータにより各排出扉７を強制的に開閉さ
せるものや、ダンプトラックの荷箱のように、荷箱の後
端煽戸を上部ヒンジ及び下部ヒンジにより上開き及び下
開き自在に設け、この下部ヒンジを荷箱の傾動動作に連
動させて分離させ、この傾動動作により所望の排出扉７
を上部ヒンジ７１を中心に開放するもの等がある。
【００１８】荷箱１の後端には反転投入装置２が設けら
れている。反転投入装置２は、荷箱１の横幅と略同様の
幅を有するゴミ容器Ａを地上付近から荷箱１の上部に持
ち上げ反転させるもので、以下のように構成されてい
る。
れている。反転投入装置２は、荷箱１の横幅と略同様の
幅を有するゴミ容器Ａを地上付近から荷箱１の上部に持
ち上げ反転させるもので、以下のように構成されてい
る。
【００１９】荷箱１の後端両側にはポスト（支柱）２１
が立設されており、これらポスト２１はその上端部が車
体前方に傾斜して配置されている。
が立設されており、これらポスト２１はその上端部が車
体前方に傾斜して配置されている。
【００２０】前記ポスト２１の上下には、図２に示すよ
うに、上スプロケット２１ａと下スプロケット２１ｂと
が設けられており、上スプロケット２１ａと下スプロケ
ット２１ｂ間にチェーン２１ｃが巻回されている。
うに、上スプロケット２１ａと下スプロケット２１ｂと
が設けられており、上スプロケット２１ａと下スプロケ
ット２１ｂ間にチェーン２１ｃが巻回されている。
【００２１】上記チェーン２１ｃの途中部には、前記ゴ
ミ容器Ａの両側部が連結されるとともに、その連結部に
アーム２２の一端が昇降ローラ２３を介して連結されて
いる。
ミ容器Ａの両側部が連結されるとともに、その連結部に
アーム２２の一端が昇降ローラ２３を介して連結されて
いる。
【００２２】上記昇降ローラ２３は、前記ポスト２１内
に形成された昇降路２４に沿って上下に転動自在に嵌入
されている。
に形成された昇降路２４に沿って上下に転動自在に嵌入
されている。
【００２３】また、前記アーム２２の他端には、前記ポ
スト２１内の前記昇降路２４の前方に形成されたガイド
路２５に沿って転動自在に嵌入されたガイドローラ２６
が設けられている。ガイド路２５は、上部が漸次略鉤状
に湾曲形成されており、上記ガイドローラ２６がガイド
路２５に沿って上方に移動し、該ガイド路２５の湾曲形
成された上部に導かれることで、ゴミ容器Ａを上方位置
で反転させるようになされている。
スト２１内の前記昇降路２４の前方に形成されたガイド
路２５に沿って転動自在に嵌入されたガイドローラ２６
が設けられている。ガイド路２５は、上部が漸次略鉤状
に湾曲形成されており、上記ガイドローラ２６がガイド
路２５に沿って上方に移動し、該ガイド路２５の湾曲形
成された上部に導かれることで、ゴミ容器Ａを上方位置
で反転させるようになされている。
【００２４】前記ゴミ容器Ａは、前記各収容室１ａに対
応して４つに区画された収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４
が形成されている。
応して４つに区画された収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４
が形成されている。
【００２５】すなわち、図示しない駆動モータにより下
スプロケット２１ｂを回転させてチェーン２１ｃを駆動
させ、ゴミ容器Ａとともに昇降ローラ２３及びガイドロ
ーラ２６を前記昇降路２４とガイド路２５に沿って上方
に移動させることで、ガイドローラ２６がガイド路２５
の上部の湾曲部に案内されるとともに、昇降ローラ２３
が昇降路２４に沿ってポスト２１の上端に配置され、こ
れら昇降ローラ２３とガイドローラ２６との上下の位置
関係が逆転し、これによりゴミ容器Ａの各収容部Ａ１，
Ａ２，Ａ３，Ａ４を各収容室１ａの投入口５ａ，５ｂ，
５ｃ，５ｄに臨む位置に反転させることができる。
スプロケット２１ｂを回転させてチェーン２１ｃを駆動
させ、ゴミ容器Ａとともに昇降ローラ２３及びガイドロ
ーラ２６を前記昇降路２４とガイド路２５に沿って上方
に移動させることで、ガイドローラ２６がガイド路２５
の上部の湾曲部に案内されるとともに、昇降ローラ２３
が昇降路２４に沿ってポスト２１の上端に配置され、こ
れら昇降ローラ２３とガイドローラ２６との上下の位置
関係が逆転し、これによりゴミ容器Ａの各収容部Ａ１，
Ａ２，Ａ３，Ａ４を各収容室１ａの投入口５ａ，５ｂ，
５ｃ，５ｄに臨む位置に反転させることができる。
【００２６】ここで、ポスト２１は、上述したように、
上端部を車体前方に傾斜した状態に配設されており、こ
れにより反転投入時にポスト２１に沿って移動するゴミ
容器Ａは、ゴミ投入位置がこの傾斜の分だけ車体前方側
に移動した位置になる。
上端部を車体前方に傾斜した状態に配設されており、こ
れにより反転投入時にポスト２１に沿って移動するゴミ
容器Ａは、ゴミ投入位置がこの傾斜の分だけ車体前方側
に移動した位置になる。
【００２７】そして、このポスト２１に沿って移動する
ゴミ容器Ａは、反転動作の初期において、該ゴミ容器Ａ
の各収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４の開口部が前記シュ
ート１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの上方にオーバラ
ップして配置されるよう、ポスト２１の傾斜、シュート
１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ及びゴミ容器Ａの大き
さ等が設定されている。このように配置することで、ゴ
ミ容器Ａ内のゴミを外部に零すことなく確実に投入口５
ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄに投入することができる。
ゴミ容器Ａは、反転動作の初期において、該ゴミ容器Ａ
の各収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４の開口部が前記シュ
ート１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの上方にオーバラ
ップして配置されるよう、ポスト２１の傾斜、シュート
１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ及びゴミ容器Ａの大き
さ等が設定されている。このように配置することで、ゴ
ミ容器Ａ内のゴミを外部に零すことなく確実に投入口５
ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄに投入することができる。
【００２８】さらに、荷箱１の上面には、掻き込み装置
４が設けられている。
４が設けられている。
【００２９】掻き込み装置４は、図４及び図５に示すよ
うに、荷箱１の幅方向に所定幅を有する掻き込み本体部
４１と、該掻き込み本体部４１と同じ幅を有し掻き込み
本体部４１の後端にヒンジ４１ａを介して上下に回動自
在に支持された掻きならし部４２とから構成されてい
る。
うに、荷箱１の幅方向に所定幅を有する掻き込み本体部
４１と、該掻き込み本体部４１と同じ幅を有し掻き込み
本体部４１の後端にヒンジ４１ａを介して上下に回動自
在に支持された掻きならし部４２とから構成されてい
る。
【００３０】上記掻き込み本体部４１及び掻きならし部
４２の左右両側の適所には、ローラ４３が設けられると
ともに、掻き込み本体部４１の左右両側の底部にローラ
４４が設けられ、これらローラ４３，４４が荷箱１の上
部左右に配設されたガイドレール４６、４７（図６、図
７参照）に転動自在に配置されている。
４２の左右両側の適所には、ローラ４３が設けられると
ともに、掻き込み本体部４１の左右両側の底部にローラ
４４が設けられ、これらローラ４３，４４が荷箱１の上
部左右に配設されたガイドレール４６、４７（図６、図
７参照）に転動自在に配置されている。
【００３１】そして、前記荷箱１の上面前部と掻きなら
し部４２との間にはシリンダ４５が連接されており、シ
リンダ４５の伸縮動作により掻き込み本体部４１及び掻
きならし部４２が該ガイドレール４６、４７で左右及び
横方向へのブレを規制されながらこれらガイドレール４
６、４７に沿って前後に摺動される。
し部４２との間にはシリンダ４５が連接されており、シ
リンダ４５の伸縮動作により掻き込み本体部４１及び掻
きならし部４２が該ガイドレール４６、４７で左右及び
横方向へのブレを規制されながらこれらガイドレール４
６、４７に沿って前後に摺動される。
【００３２】また、ガイドレール４６の後端部は、図１
に示すように、上方に屈曲形成され、この屈曲部４６ａ
に掻き込み装置４の掻きならし部４２が案内されること
で掻きならし部４２は、図１に実線で示す投入口５ａ，
５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞する位置から図１に二点鎖線で
示す投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄの上方に退避する位
置に配置されるよう構成されている。
に示すように、上方に屈曲形成され、この屈曲部４６ａ
に掻き込み装置４の掻きならし部４２が案内されること
で掻きならし部４２は、図１に実線で示す投入口５ａ，
５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞する位置から図１に二点鎖線で
示す投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄの上方に退避する位
置に配置されるよう構成されている。
【００３３】前記荷箱１の内部底面には弾性体の敷板１
ｂが敷設されており、投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄか
ら荷箱１の底部に落下するゴミの衝撃を緩和するように
なされている。
ｂが敷設されており、投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄか
ら荷箱１の底部に落下するゴミの衝撃を緩和するように
なされている。
【００３４】さらに、荷箱１の後部にはカバー材１ｃが
配設されている。カバー材１ｃは、荷箱１の後面の略上
半分を覆うように配設されており、これにより前記反転
投入装置２の上部が覆われている。このようにカバー材
１ｃによって反転投入装置２の上部を覆うことで、ゴミ
容器Ａの昇降動作時に該ゴミ容器Ａと作業者との当接に
よる怪我を防止することができる。
配設されている。カバー材１ｃは、荷箱１の後面の略上
半分を覆うように配設されており、これにより前記反転
投入装置２の上部が覆われている。このようにカバー材
１ｃによって反転投入装置２の上部を覆うことで、ゴミ
容器Ａの昇降動作時に該ゴミ容器Ａと作業者との当接に
よる怪我を防止することができる。
【００３５】次に、このように構成されたゴミ回収車の
動作について説明する。
動作について説明する。
【００３６】走行時において、ゴミ容器Ａは図１に実線
で示すポスト２１の途中位置に配置されているととも
に、掻き込み装置４の掻きならし部４２は、図１に実線
で示す投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞した位置に
配置されている。
で示すポスト２１の途中位置に配置されているととも
に、掻き込み装置４の掻きならし部４２は、図１に実線
で示す投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞した位置に
配置されている。
【００３７】そして、ゴミの回収を行う際には、まず、
ゴミ容器Ａを最下方であるゴミ投入位置に配置し、予め
決定されたゴミの種類別に応じてゴミ容器Ａの収容部Ａ
１，Ａ２，Ａ３，Ａ４にそれぞれゴミを分別して集め、
これらゴミ容器Ａの収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４内の
ゴミが所定量になれば、反転投入装置２によるゴミ容器
Ａのゴミ投入動作を開始する。
ゴミ容器Ａを最下方であるゴミ投入位置に配置し、予め
決定されたゴミの種類別に応じてゴミ容器Ａの収容部Ａ
１，Ａ２，Ａ３，Ａ４にそれぞれゴミを分別して集め、
これらゴミ容器Ａの収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４内の
ゴミが所定量になれば、反転投入装置２によるゴミ容器
Ａのゴミ投入動作を開始する。
【００３８】この反転投入装置２によるゴミ容器Ａのゴ
ミ投入動作は、まず、掻き込み装置４の掻きならし部４
２がシリンダ４５の伸長動作により図１に実線で示す投
入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞した位置からガイド
レール４６の屈曲部４６ａに案内されることで、投入口
５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄの上方に退避する位置に配置さ
れる〔図８（ａ）参照〕。
ミ投入動作は、まず、掻き込み装置４の掻きならし部４
２がシリンダ４５の伸長動作により図１に実線で示す投
入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞した位置からガイド
レール４６の屈曲部４６ａに案内されることで、投入口
５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄの上方に退避する位置に配置さ
れる〔図８（ａ）参照〕。
【００３９】この後、ゴミ容器Ａが上昇してガイドロー
ラ２６がガイド路２５の湾曲形成された上部に導かれる
ことで、ゴミ容器Ａの各収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４
が各収容室の投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄに臨むよう
反転されることで、各収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４の
ゴミが投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを介して各シュー
ト１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄにより略中央部に導
かれながら各収容室１ａに分別して収容される〔図８
（ｂ）、（ｃ）参照〕。
ラ２６がガイド路２５の湾曲形成された上部に導かれる
ことで、ゴミ容器Ａの各収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４
が各収容室の投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄに臨むよう
反転されることで、各収容部Ａ１，Ａ２，Ａ３，Ａ４の
ゴミが投入口５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄを介して各シュー
ト１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄにより略中央部に導
かれながら各収容室１ａに分別して収容される〔図８
（ｂ）、（ｃ）参照〕。
【００４０】このようにゴミ容器Ａのゴミを各収容室１
ａに投入した後、ゴミ容器Ａが下降してゴミ投入位置に
再び配置される〔図８（ｄ）、（ｅ）、（ｆ）参照〕。
ａに投入した後、ゴミ容器Ａが下降してゴミ投入位置に
再び配置される〔図８（ｄ）、（ｅ）、（ｆ）参照〕。
【００４１】この後、シリンダ４５を縮退させ、掻き込
み装置４の掻きならし部４２を投入口５ａ，５ｂ，５
ｃ，５ｄを閉塞する位置に配置し〔図８（ｇ）参照〕、
この位置からさらにシリンダ４５を縮退させることで、
掻き込み装置４の掻きならし部４２をこの状態を保持し
たまま前方に摺動させ、最前方位置まで達すると今度は
シリンダ４５を伸長させて後方に摺動させ投入口５ａ，
５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞する位置で停止させる〔図８
（ｈ）、（ｉ）、（ｊ）、（ｋ）参照〕。
み装置４の掻きならし部４２を投入口５ａ，５ｂ，５
ｃ，５ｄを閉塞する位置に配置し〔図８（ｇ）参照〕、
この位置からさらにシリンダ４５を縮退させることで、
掻き込み装置４の掻きならし部４２をこの状態を保持し
たまま前方に摺動させ、最前方位置まで達すると今度は
シリンダ４５を伸長させて後方に摺動させ投入口５ａ，
５ｂ，５ｃ，５ｄを閉塞する位置で停止させる〔図８
（ｈ）、（ｉ）、（ｊ）、（ｋ）参照〕。
【００４２】このように掻き込み装置４の掻きならし部
４２を（ｇ）〜（ｋ）のように作動させることで、この
掻きならし部４２により各収容室１ａ内に山状に積み込
まれるゴミの頂部をならしながらゴミを各収容室１ａ内
に収容することができる。
４２を（ｇ）〜（ｋ）のように作動させることで、この
掻きならし部４２により各収容室１ａ内に山状に積み込
まれるゴミの頂部をならしながらゴミを各収容室１ａ内
に収容することができる。
【００４３】上述した（ａ）〜（ｋ）の動作を１サイク
ルとしてゴミ容器Ａの反転投入動作ごとに行う。
ルとしてゴミ容器Ａの反転投入動作ごとに行う。
【００４４】また、反転投入装置２によるゴミの投入作
業は、該反転投入装置２が荷箱１の後端部に取付けられ
ているため、道幅の狭い道路でも対向車の邪魔になるこ
となく、円滑に行うことができる。
業は、該反転投入装置２が荷箱１の後端部に取付けられ
ているため、道幅の狭い道路でも対向車の邪魔になるこ
となく、円滑に行うことができる。
【００４５】そして、このように各収容室１ａ内に収容
されたゴミは、反転投入装置２を上方の反転位置に配置
した状態で、各排出扉７の内、排出しようとするゴミを
収容した排出扉７を上部ヒンジ７１を中心にして開閉機
構により開放させるとともに、荷箱１を上方に傾動させ
ることで、開放された排出扉７からゴミが排出されてい
く。
されたゴミは、反転投入装置２を上方の反転位置に配置
した状態で、各排出扉７の内、排出しようとするゴミを
収容した排出扉７を上部ヒンジ７１を中心にして開閉機
構により開放させるとともに、荷箱１を上方に傾動させ
ることで、開放された排出扉７からゴミが排出されてい
く。
【００４６】上述のようにしてこれら排出扉７を１枚ず
つ順次開放することで、各収容室１ａ内のゴミを分別し
た状態で排出することができる。
つ順次開放することで、各収容室１ａ内のゴミを分別し
た状態で排出することができる。
【００４７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、反
転投入装置によりゴミ容器内のゴミを荷箱内に積み込む
際において、荷箱の上部に設けた掻き込み装置の掻きな
らし部により荷箱内に山状に積み込まれるゴミの頂部を
ならしながらゴミを荷箱に収容することで、ゴミが投入
口からあふれることなく、荷箱内に効率よく収容するこ
とができる。
転投入装置によりゴミ容器内のゴミを荷箱内に積み込む
際において、荷箱の上部に設けた掻き込み装置の掻きな
らし部により荷箱内に山状に積み込まれるゴミの頂部を
ならしながらゴミを荷箱に収容することで、ゴミが投入
口からあふれることなく、荷箱内に効率よく収容するこ
とができる。
【００４８】また、掻き込み装置を荷箱の上部左右に配
設されたガイドレールにローラを介して摺動自在に案内
することで、掻き込み装置を円滑に摺動させることがで
きるとともに、ガイドレールの後端部に屈曲形成された
屈曲部に掻き込み装置の掻きならし部が案内されること
で該掻きならし部を投入口の上方に退避させることで、
ゴミ投入時に掻きならし部が邪魔になることなく、円滑
なゴミ投入を行うことができる。
設されたガイドレールにローラを介して摺動自在に案内
することで、掻き込み装置を円滑に摺動させることがで
きるとともに、ガイドレールの後端部に屈曲形成された
屈曲部に掻き込み装置の掻きならし部が案内されること
で該掻きならし部を投入口の上方に退避させることで、
ゴミ投入時に掻きならし部が邪魔になることなく、円滑
なゴミ投入を行うことができる。
【００４９】さらに、荷箱の後部に反転投入装置の上部
を覆うカバー材を配設することで、ゴミ容器の昇降動作
時に該ゴミ容器と作業者との当接による怪我を防止する
ことができる。
を覆うカバー材を配設することで、ゴミ容器の昇降動作
時に該ゴミ容器と作業者との当接による怪我を防止する
ことができる。
【００５０】また、反転投入装置を、反転動作の初期に
おいて、ゴミ容器の開口部が前記投入口に設けられたシ
ュートの上方にオーバラップして配置したことで、ゴミ
容器内のゴミを外部に零すことなく確実に投入口に投入
することができる。
おいて、ゴミ容器の開口部が前記投入口に設けられたシ
ュートの上方にオーバラップして配置したことで、ゴミ
容器内のゴミを外部に零すことなく確実に投入口に投入
することができる。
【００５１】
【００５２】さらに、荷箱の内部底面に弾性体の敷板を
敷設することで、投入口から荷箱の底部に落下するゴミ
の衝撃を緩和することができ、ゴミを必要以上に破壊す
ることがないとともに、衝撃音を小さくすることができ
る。
敷設することで、投入口から荷箱の底部に落下するゴミ
の衝撃を緩和することができ、ゴミを必要以上に破壊す
ることがないとともに、衝撃音を小さくすることができ
る。
【図１】本発明に係るゴミ回収車の概略構成を示す一部
切欠の側面図である。
切欠の側面図である。
【図２】本発明に係るゴミ回収車の荷箱後部を示す斜視
図である。
図である。
【図３】反転機構を省略して荷箱後端の排出口周辺を示
す一部切欠の側面図である。
す一部切欠の側面図である。
【図４】掻き込み装置の構成を示す側面図である。
【図５】掻き込み装置の構成を示す平面図である。
【図６】図５におけるＡ矢視図である。
【図７】図５におけるＢ矢視図である。
【図８】本発明に係るゴミ回収車の動作を説明するため
の図である。
の図である。
１ 荷箱 １ｂ 敷板 １ｃ カバー材 ２ 反転投入装置 ２１ ポスト（支柱） ４ 掻き込み装置 ４２ 掻きならし部 ４３，４４ ローラ ４５，４６ ガイドレール ５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄ 投入口 ６ 排出口 ７ 排出扉 １２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ シュート Ａ ゴミ容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 宏 神奈川県横浜市鶴見区尻手３丁目２番43 号 新明和工業株式会社 特装車事業部 内 (56)参考文献 特開 昭62−111803（ＪＰ，Ａ) 実公 昭64−5626（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65F 3/04 B65F 3/00
Claims (5)
- 【請求項１】 車体枠上に荷箱が搭載された車輌におい
て、 前記荷箱の上面後部にシュートを介して投入口が形成さ
れるとともに、荷箱の後端排出口が排出扉により開閉自
在に構成され、上記荷箱の後端には反転投入装置が設け
られ、該反転投入装置は、荷箱の投入口に臨んで昇降・
反転自在なゴミ容器で構成される一方、荷箱の上部には
掻きならし部を有する掻き込み装置がアクチュエータに
より前後に移動可能に設けられ、該掻きならし部が上記
投入口を閉塞可能に構成されたことを特徴とするゴミ回
収車。 - 【請求項２】 前記掻き込み装置は、前記荷箱の上部左
右に配設されたガイドレールにローラを介して摺動自在
に案内されるとともに、該ガイドレールの後端部が上方
に屈曲形成され、この屈曲部に掻き込み装置の掻きなら
し部が案内されることで該掻きならし部が投入口の上方
に退避可能に構成されたことを特徴とする請求項１記載
のゴミ回収車。 - 【請求項３】 前記荷箱の後部には、前記反転投入装置
の上部を覆うカバー材が配設されたことを特徴とする請
求項１又は２記載のゴミ回収車。 - 【請求項４】 前記反転投入装置は、反転動作の初期に
おいて、ゴミ容器の開口部が前記投入口に設けられたシ
ュートの上方にオバーラップして配置されることを特徴
とする請求項１、２又は３記載のゴミ回収車。 - 【請求項５】 前記荷箱の内部底面には、弾性体の敷板
が敷設されたことを特徴とする請求項１、２、３又は４
記載のゴミ回収車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12967793A JP3226378B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴミ回収車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12967793A JP3226378B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴミ回収車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340301A JPH06340301A (ja) | 1994-12-13 |
| JP3226378B2 true JP3226378B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=15015445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12967793A Expired - Fee Related JP3226378B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴミ回収車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3226378B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2598515Y2 (ja) * | 1993-10-19 | 1999-08-16 | 新明和工業株式会社 | ゴミ回収車 |
| JP2003012105A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-15 | Morita Corp | 塵芥収集車 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12967793A patent/JP3226378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06340301A (ja) | 1994-12-13 |
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