JPH08231004A - ゴミ回収車 - Google Patents

ゴミ回収車

Info

Publication number
JPH08231004A
JPH08231004A JP3643695A JP3643695A JPH08231004A JP H08231004 A JPH08231004 A JP H08231004A JP 3643695 A JP3643695 A JP 3643695A JP 3643695 A JP3643695 A JP 3643695A JP H08231004 A JPH08231004 A JP H08231004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
body frame
cab
driver
storage box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3643695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugio Sakakura
次男 坂倉
Kunio Yamashiro
邦夫 山城
Hiroshi Nakai
宏 中井
Masatoshi Funaki
正寿 船木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP3643695A priority Critical patent/JPH08231004A/ja
Publication of JPH08231004A publication Critical patent/JPH08231004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse-Collection Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多種類のゴミが回収でき、分別収集を効率良く
行うことができるゴミ回収車を提供する。 【構成】車体枠上の前部に運転室Cが設けられるととも
に、該運転室Cの後方の車体枠上に塵芥積込装置2を備
えた塵芥収容箱1が搭載された車輌において、前記塵芥
収容箱1と運転室Cとの間の車体枠上に収容部7が搭載
され、該収容部7は一側面が開口71された箱状に形成
されるとともに、その底部に車体枠の幅方向に亘ってコ
ンベア72が設けられ、上記開口71が形成された一側
面には、該開口71の両側に垂設されたポスト81に沿
って昇降自在な荷受台83を備えた昇降装置8が設けら
れ、該昇降装置8の格納時において、その荷受台83が
上記一側面の開口71の少なくとも下部を閉塞するよう
に構成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミを回収するための
ゴミ回収車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゴミ回収車としては、塵
芥収容箱の後部上方に投入口が形成されるとともに、該
塵芥収容箱の後端排出口が排出扉により開閉自在に構成
され、上記塵芥収容箱の後端にゴミ容器を該塵芥収容箱
の投入口に臨んで昇降・反転自在に構成した反転投入装
置(塵芥積込装置)が設けられたものが提供されてお
り、ゴミ容器にゴミを投入した後、該ゴミ容器を昇降・
反転させることで、ゴミを投入口を介して塵芥収容箱内
に収容していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、塵芥収容箱内にゴミを収容する際におい
て、塵芥収容箱の後部上方の投入口から反転投入装置の
反転によりゴミを落下させて収容しているため、この落
下時の衝撃によりビン類が割れ、生ビンの回収が出来な
いという問題があり、ビン類の回収ではカレット用ビン
の回収のみを行わざるを得なかった。
【0004】また、例えば、紙おむつ等のように、製品
の配送と使用済物の回収とを同一車輌で行うと効率の良
い場合があるものの、製品と使用済物とを同一の収容箱
に収容すると不衛生であり、また、同一の収容箱内で製
品と使用済物とをいちいち入替えながら配送回収するも
のでは、作業者に多大な労力を強いるという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ゴミ回収車は、車体枠上の前部に運転室が設けられると
ともに、該運転室の後方の車体枠上に塵芥積込装置を備
えた塵芥収容箱が搭載された車輌において、前記塵芥収
容箱と運転室との間の車体枠上に収容部が搭載され、該
収容部は一側面が開口された箱状に形成されるととも
に、その底部に車体枠の幅方向に亘ってコンベアが設け
られ、上記開口が形成された一側面には、該開口の両側
に垂設されたポストに沿って昇降自在な荷受台を備えた
昇降装置が設けられ、該昇降装置の格納時において、そ
の荷受台が上記一側面の開口の少なくとも下部を閉塞す
るように構成されたものである。
【0006】本発明の請求項2記載のゴミ回収車は、車
体枠上の前部に運転室が設けられるとともに、該運転室
の後方の車体枠上に塵芥積込装置を備えた塵芥収容箱が
搭載された車輌において、前記塵芥収容箱と運転室との
間の車体枠上に収容部が搭載され、該収容部は一側面が
開口された箱状に形成されるとともに、その底部に車体
枠の幅方向に亘ってコンベアが設けられ、上記開口が形
成された一側面は、開閉扉により開閉自在に構成された
ものである。
【0007】本発明の請求項3記載のゴミ回収車は、塵
芥収容箱の後部上方には投入口が形成されるとともに、
該塵芥収容箱の後端排出口が排出扉により開閉自在に構
成される一方、塵芥積込装置は、前記塵芥収容箱の投入
口に臨んで昇降・反転自在なゴミ容器を備えた反転投入
装置で構成され、さらに、塵芥収容箱の上部には先端部
が鉤状に形成された掻きならし部を有する掻き込み装置
がアクチュエータにより前後に移動可能に設けられたも
のである。
【0008】
【作用】請求項1記載のゴミ回収車では、塵芥収容箱に
は、塵芥積込装置による投入時の衝撃で破損しても差し
支えのないゴミをこの塵芥積込装置によって回収すると
ともに、収容部には塵芥積込装置による投入時の衝撃で
破損しては困るゴミを回収する。
【0009】請求項2記載のゴミ回収車では、収容部に
収容した製品を該収容部から随時取り出しながら配送す
るとともに、使用済物を塵芥積込装置により塵芥収容箱
に回収する。
【0010】請求項3記載のゴミ回収車では、反転投入
装置によりゴミ容器を反転させて該ゴミ容器内のゴミを
投入口を介して塵芥収容箱に投入するとともに、掻き込
み装置の掻きならし部で塵芥収容箱内に山状に収容され
るゴミを掻きならす。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】図1及び図2は、本発明に係る請求項1及
び3記載のゴミ回収車を示している。
【0013】図において、1は車体枠上に搭載された塵
芥収容箱で、塵芥収容箱1と車体枠間に配設された図示
しないダンプシリンダにより該塵芥収容箱1の後方底部
に設けられたヒンジ(図示省略)を中心に上方に傾動自
在に構成されている。
【0014】前記塵芥収容箱1は、図示はしないが、そ
の内部が前後方向に配設された3枚の仕切板により4つ
の収容室1aに分割されている。
【0015】また、収容室1aの後部上方には、これら
収容室1aにゴミをそれぞれ別々に投入する投入口5
a,5b,5c,5dが形成されている。この投入口5
a,5b,5c,5dには後述する反転投入装置(塵芥
積込装置)2により投入されるゴミを各収容室1a内の
略中央部に導くためのシュート12a,12b,12
c,12dがそれぞれ配設されている。
【0016】さらに、各収容室1aの後端には、図3に
示すように、各収容室1aに対応して排出口6がそれぞ
れ形成されており、これら排出口6は排出扉61により
上部ヒンジ62を中心にそれぞれ独立して開閉自在に構
成されている。
【0017】上記各排出扉61の下端部は、図示しない
開閉機構によりそれぞれ開閉制御されている。この開閉
機構は、ダンプカー等で使用されている公知の自動開閉
装置と同様なもので、塵芥収容箱1の傾動に伴い上部ヒ
ンジ62を中心に排出扉61の下端側から開放するよう
に構成されている。なお、各排出扉61は、図示しない
規制装置により任意の排出扉61のみを開閉作動できる
ように構成されている。
【0018】前記塵芥収容箱1の後端には反転投入装置
(塵芥積込装置)2が設けられている。反転投入装置2
は、塵芥収容箱1の横幅と略同様の幅を有するゴミ容器
Aを地上付近から塵芥収容箱1の上部に持ち上げ反転さ
せるもので、以下のように構成されている。
【0019】塵芥収容箱1の後端両側にはポスト(支
柱)21が立設されており、これらポスト21はその上
端部が車体前方に傾斜して配置されている。
【0020】前記ポスト21の上下には、図1に示すよ
うに、上スプロケット21aと下スプロケット21bと
が設けられており、上スプロケット21aと下スプロケ
ット21b間にチェーン21cが巻回されている。
【0021】上記チェーン21cの途中部には、前記ゴ
ミ容器Aの両側部が連結されるとともに、その連結部に
アーム22の一端が昇降ローラ23を介して連結されて
いる。
【0022】上記昇降ローラ23は、前記ポスト21内
に形成された昇降路24に沿って上下に転動自在に嵌入
されている。
【0023】また、前記アーム22の他端には、前記ポ
スト21内の前記昇降路24の前方に形成されたガイド
路25に沿って転動自在に嵌入されたガイドローラ26
が設けられている。ガイド路25は、上部が漸次略鉤状
に湾曲形成されており、上記ガイドローラ26がガイド
路25に沿って上方に移動し、該ガイド路25の湾曲形
成された上部に導かれることで、ゴミ容器Aを上方位置
で反転させるようになされている。
【0024】前記ゴミ容器Aは、前記各収容室1aに対
応して4つに区画された収容部A1,A2,A3,A4
が形成されている。
【0025】従って、図示しない駆動モータにより下ス
プロケット21bを回転させてチェーン21cを駆動さ
せ、ゴミ容器Aとともに昇降ローラ23及びガイドロー
ラ26を前記昇降路24とガイド路25に沿って上方に
移動させることで、ガイドローラ26がガイド路25の
上部の湾曲部に案内されるとともに、昇降ローラ23が
昇降路24に沿ってポスト21の上端に配置され、これ
ら昇降ローラ23とガイドローラ26との上下の位置関
係が逆転し、これによりゴミ容器Aの各収容部A1,A
2,A3,A4を各収容室1aの投入口5a,5b,5
c,5dに臨む位置に反転させることができる。
【0026】また、塵芥収容箱1の上面には、掻き込み
装置4が設けられている。
【0027】掻き込み装置4は、図4及び図5に示すよ
うに、塵芥収容箱1の幅方向に所定幅を有する掻き込み
本体部41と、該掻き込み本体部41と同じ幅を有し掻
き込み本体部41の後端にヒンジ41aを介して上下に
回動自在に支持された掻きならし部42とから構成され
ている。
【0028】上記掻き込み本体部41及び掻きならし部
42の左右両側の適所には、ローラ43が設けられると
ともに、掻き込み本体部41の左右両側の底部にローラ
44が設けられ、これらローラ43,44が塵芥収容箱
1の上部左右に配設されたガイドレール46、47(図
6、図7参照)に転動自在に配置されている。
【0029】そして、前記塵芥収容箱1の上面前部と掻
きならし部42との間には、図5に示すシリンダ45が
連接されており、シリンダ45の伸縮動作により掻き込
み本体部41及び掻きならし部42が該ガイドレール4
6、47で左右及び横方向へのブレを規制されながらこ
れらガイドレール46、47に沿って前後に摺動され
る。
【0030】また、ガイドレール46の後端部は、図1
に示すように、上方に屈曲形成され、この屈曲部46a
に掻き込み装置4の掻きならし部42が案内されること
で掻きならし部42は、図1に実線で示す投入口5a,
5b,5c,5dを閉塞する位置から図1に二点鎖線で
示す投入口5a,5b,5c,5dの上方に退避する位
置に配置されるよう構成されている。
【0031】ここで、前記掻きならし部42は、図4に
示すように、前記掻き込み本体部41にヒンジ41aを
介して上下に回動自在に支持された支持部421と、該
支持部421の先端から下方に延設され且つ図示しない
スプリングの付勢力に抗して前方に屈折可能な屈折部4
25とから構成されている。
【0032】すなわち、上述のように構成された掻きな
らし部42は、屈折部425に前方へ何らかの力が作用
すれば、この屈折部425がスプリングの付勢力に抗し
て前方に屈折することになる。
【0033】さらに、前記塵芥収容箱1と運転室Cとの
間の車体枠上には、第2収容箱7が設けられている。
【0034】第2収容箱7は、図8に示すように、一側
面が開口71され、枠体の他側面、前面、後面、及び天
面が壁体7aによってそれぞれ閉塞された箱状に形成さ
れ、その底部には車体枠の幅方向に一対のローラコンベ
ア72,72が配設されている。
【0035】前記第2収容箱7の開口71には、昇降装
置8が設けられている。昇降装置8は、図10及び図1
3に示すように、開口左右両側に立設されたポスト8
1、81と、これらポスト81,81内に昇降自在にそ
れぞれ挿入されたスライダ82、82と、これらスライ
ダ82、82に回動自在に支持されたテールゲート83
と、一方のポスト81内に設けられた伸縮シリンダ84
と、この伸縮シリンダ84の伸縮によってテールゲート
83を昇降させるように配設された単一のワイヤロープ
85とから構成されたものである。
【0036】ポスト81は、中空の柱状体であり、前記
第2収容箱7の枠体の一部を併用している。ポスト81
の内部は、図12及び図13に示すように、中仕切板8
11によって前部室812と後部室813とが形成され
るとともに、この後壁815の略中央に上下方向に切欠
溝816が形成されている。
【0037】前部室812と後部室813とが上部で連
通されたポスト81のそれぞれ上部にはガイドローラ8
14が回動自在に支持されている。また、2本のポスト
81、81間の下部には中空の連結部材819が架設さ
れるとともに、このポスト81、81のそれぞれ下部に
は滑車817,818が回動自在に枢支されている。
【0038】前記連結部材819は、その内部を挿通し
て両ポスト81,81間に掛け渡たされたワイヤロープ
85を保護するもので、その縦断面形状はなんら限定さ
れるものでない。
【0039】スライダ82は、ポスト81の後壁815
の外側面と略平行に配置されたベース板821と、該ベ
ース板821の内側面に略垂直に固着され、前記切欠溝
816を挿通してポスト81内に配置されるウエブ82
2と、該ウエブ822の上部に回動自在に支持された第
1昇降ローラ823および略中央部に回動自在に支持さ
れた第2昇降ローラ825とから構成されている。
【0040】第1昇降ローラ823は、ポスト81の後
壁815の内側面と当接し、第2昇降ローラ825はポ
スト81の中仕切板811の後側面と当接し、これら第
1、第2昇降ローラ823、825によってスライダ8
2はポスト81の切欠溝816に沿って円滑に移動する
ことができる。
【0041】テールゲート83の基端両側部831は左
右に設けられた前記スライダ82のベース板821の下
部に固着されたブラケット827に回動自在に支持され
ている。
【0042】このテールゲート83は、起立時には第2
収容箱7の開口71の約下半分を閉塞する蓋体として利
用され、開放時にはその基端がスライダ82の下端に当
接することによって水平状態で支持されるようになされ
ている。
【0043】伸縮シリンダ84は、一方のポスト81の
前部室812にそのロッド841を下方に向けて配置さ
れており、伸縮シリンダ84の基端部が前部室812の
上部にピン842によって支持されている。また、伸縮
シリンダ84のロッド841の先端には滑車843が回
動自在に支持されている。
【0044】ワイヤロープ85は、図12に示すよう
に、その一端851が一方のポスト81の前部室812
内における伸縮シリンダ84のロッド841が縮退した
状態時の滑車843の位置よりも上方に止着されてい
る。
【0045】このワイヤロープ85は、滑車843とガ
イドローラ814とに順次巻回されて、前部室812か
ら後部室813側に折り返され、後部室813を垂下し
て滑車817に巻回され、連結部材819内を通って、
他方のポスト81の滑車818に巻回され、前部室81
2を立ち上がり、ガイドローラ814に巻回され、後部
室813に折り返され、他端852が他方のポスト81
に設けたスライダ82に止着されている。
【0046】そして、一方のポスト81に設けられたス
ライダ82が、図12に示すように、ワイヤロープ85
の途中位置853、つまりワイヤロープ85が一方のポ
スト81の後部室813を垂下している位置に止着され
ている。
【0047】このように止着された一方のスライダ82
と他方のスライダ82の高さ位置は等しく配置されてお
り、伸縮シリンダ84によるワイヤロープ85の繰り出
しあるいは引き寄せによって左右のスライダ82、82
が同調して昇降されるようになされている。
【0048】なお、図中の符号826は、スライダ82
のウエブ822に固設された止着部材であって、この止
着部材826にワイヤロープ85が止着されている。
【0049】さらに、塵芥収容箱1の後部には、図2に
示すように、カバー材1cが配設されている。カバー材
1cは、塵芥収容箱1の後面の略上半分を覆うように配
設されており、これにより前記反転投入装置2の上部が
覆われている。このようにカバー材1cによって反転投
入装置2の上部を覆うことで、ゴミ容器Aの昇降動作時
に該ゴミ容器Aと作業者との当接による怪我を防止する
ことができる。
【0050】次に、このように構成されたゴミ回収車の
動作について説明する。
【0051】走行時において、ゴミ容器Aは図1に実線
で示すポスト21の途中位置に配置されるとともに、掻
き込み装置4の掻きならし部42は、図1に実線で示す
投入口5a,5b,5c,5dを閉塞した位置に配置さ
れている。
【0052】そして、ゴミの回収を行う際には、まず、
ゴミ容器Aを最下方であるゴミ投入位置に配置し、予め
決定されたゴミの種類別に応じてゴミ容器Aの収容部A
1,A2,A3,A4にそれぞれゴミを分別して集め、
これらゴミ容器Aの収容部A1,A2,A3,A4内の
ゴミが所定量になれば、反転投入装置2によるゴミ容器
Aのゴミ投入動作を開始する。
【0053】そして、反転投入装置2によるゴミ容器A
のゴミ投入動作は、まず、掻き込み装置4の掻きならし
部42がシリンダ45の伸長動作により図1に実線で示
す投入口5a,5b,5c,5dを閉塞した位置からガ
イドレール46の屈曲部46aに案内されることで、投
入口5a,5b,5c,5dの上方に退避する位置に配
置される〔図14(a)参照〕。
【0054】この後、ゴミ容器Aが上昇してガイドロー
ラ26がガイド路25の湾曲形成された上部に導かれる
ことで、ゴミ容器Aの各収容部A1,A2,A3,A4
が各収容室の投入口5a,5b,5c,5dに臨むよう
反転されることで、各収容部A1,A2,A3,A4の
ゴミが投入口5a,5b,5c,5dを介して各シュー
ト12a,12b,12c,12dにより略中央部に導
かれながら各収容室1aに分別して収容される〔図14
(b)、(c)参照〕。
【0055】このようにゴミ容器Aのゴミを各収容室1
aに投入した後、ゴミ容器Aが下降してゴミ投入位置に
再び配置される〔図14(d)、(e)、(f)参
照〕。
【0056】この後、シリンダ45を縮退させ、掻き込
み装置4の掻きならし部42を投入口5a,5b,5
c,5dを閉塞する位置に配置し〔図13(g)参
照〕、この位置からさらにシリンダ45を縮退させるこ
とで、掻き込み装置4の掻きならし部42をこの状態を
保持したまま前方に摺動させ、最前方位置まで達すると
今度はシリンダ45を伸長させて後方に摺動させ投入口
5a,5b,5c,5dを閉塞する位置で停止させる
〔図14(h)、(i)、(j)、(k)参照〕。
【0057】このように掻き込み装置4の掻きならし部
42を(g)〜(k)のように作動させることで、この
掻きならし部42により各収容室1a内に山状に積み込
まれるゴミの頂部をならしながらゴミを各収容室1a内
に収容することができる。
【0058】上述した(a)〜(k)の動作を1サイク
ルとしてゴミ容器Aの反転投入動作ごとに行う。
【0059】ここで、反転投入装置2によるゴミの投入
作業は、該反転投入装置2が塵芥収容箱1の後端部に取
付けられているため、道幅の狭い道路でも対向車の邪魔
になることなく、円滑に行うことができる。
【0060】そして、このように各収容室1a内に収容
されたゴミは、反転投入装置2を上方の反転位置に配置
した状態で、各排出扉61の内、排出しようとするゴミ
を収容した排出扉61を上部ヒンジ62を中心にして開
放させるとともに、塵芥収容箱1を上方に傾動させるこ
とで、開放された排出扉61からゴミが排出されてい
く。このようにして各排出扉61を選択的に1枚ずつ順
次開放することで、各収容室1a内のゴミを分別した状
態で排出することができる。
【0061】上述の反転投入装置2により塵芥収容箱1
に投入されるゴミは、投入時の衝撃により破損等を招い
ても差し支えのない可燃ゴミ、不燃ゴミ、ビン類ではカ
レット用ビンなどのゴミである。
【0062】そして、生ビンのままで回収する場合に
は、投入時の衝撃で生ビンが割れる虞があるため、反転
投入装置2による投入を行わず、第2収容箱7に回収す
る。
【0063】第2収容箱7への回収は、図9に示す回収
ボックスBに生ビンを収容し、この回収ボックスBをロ
ーラコンベア72上に複数段(図示例では3段)に且つ
車輌の幅方向に適数個並べて載置する。ローラコンベア
72と地上との間での回収ボックスBの積卸しは、昇降
装置8のテールゲート83を昇降させて行う。
【0064】なお、ローラコンベア72上に載置された
回収ボックスBは、図9に示すバンドB1等の固縛手段
により走行中などに開口71から落ちないよう固定され
る。
【0065】このように第2収容箱7には、反転投入装
置2による投入時の衝撃で破損しては困るゴミの回収が
可能になり、多種類のゴミが回収でき、分別収集をさら
に効率良く行うことができる。
【0066】図15は、本発明の請求項2記載のゴミ回
収車を示している。なお、前述した請求項1記載のゴミ
回収車における実施例で説明した部材と、同部材には同
符号を付して説明は省略する。
【0067】このゴミ回収車は、塵芥収容箱1と運転室
Cとの間の車体枠上に第2収容箱7を設けるとともに、
第2収容箱7の一側面開口に開閉扉73が設けられたも
のである。
【0068】この第2収容箱7には、前述したゴミ回収
車の第2収容箱と同様に底部にローラコンベア(図示省
略)が設けられている。
【0069】このように構成されたゴミ回収車は、例え
ば紙おむつ等のように製品の配送と使用済物の回収とを
同一車輌で行う場合に、使用済物を反転投入装置2によ
り塵芥収容箱1に回収するとともに、予め第2収容箱7
に収容した製品を開閉扉73を開放してこの第2収容箱
7から取り出して配送する。従って、製品と使用済物と
を完全に分けて配送及び回収ができるため衛生的であ
る。また、使用済物の回収は反転投入装置2によって行
えば良く、製品の配送は作業者により第2収容箱7から
順次取り出せば良いので、配送及び回収作業を楽に行う
ことができる。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1記
載のゴミ回収車によれば、塵芥収容箱には、塵芥積込装
置による投入時の衝撃で破損しても差し支えのないゴミ
をこの塵芥積込装置によって回収するとともに、収容部
には塵芥積込装置による投入時の衝撃で破損しては困る
ゴミを回収することで、多種類のゴミが回収でき、分別
収集を効率良く行うことができる。
【0071】請求項2記載のゴミ回収車によれば、収容
部に収容した製品を該収容部から随時取り出しながら配
送するとともに、使用済物を塵芥積込装置により塵芥収
容箱に回収することで、製品の配送と使用済物の回収と
を同一車輌で効率良く楽に行えるとともに、製品と使用
済物とを収容部と塵芥収容箱とに完全に分けるので衛生
的である。
【0072】請求項3記載のゴミ回収車によれば、反転
投入装置によりゴミ容器を反転させて該ゴミ容器内のゴ
ミを投入口を介して塵芥収容箱に投入するとともに、掻
き込み装置の掻きならし部で塵芥収容箱内に山状に収容
されるゴミを掻きならすことで、塵芥収容箱へゴミを効
率よく収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴミ回収車の概略構成を示す一部
切欠の側面図である。
【図2】本発明に係るゴミ回収車の荷箱後部を示す斜視
図である。
【図3】反転機構を省略して荷箱後端の排出口周辺を示
す一部切欠の側面図である。
【図4】掻き込み装置の構成を示す側面図である。
【図5】掻き込み装置の構成を示す平面図である。
【図6】図5におけるX矢視図である。
【図7】図5におけるY矢視図である。
【図8】請求項1に記載の第2収容箱の構成を示す斜視
図である。
【図9】昇降装置を省略した請求項1に記載の第2収容
箱を示す正面図である。
【図10】昇降装置の構成を示す斜視図である。
【図11】昇降装置の構成を示す正面図である。
【図12】図11におけるP−P断面図である。
【図13】図11におけるQ−Q断面図である。
【図14】本発明に係るゴミ回収車の動作を説明するた
めの図である。
【図15】本発明に係る請求項2に記載のゴミ回収車を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 塵芥収容箱 2 反転投入装置(塵芥積込装置) 4 掻き込み装置 42 掻きならし部 45 シリンダ(アクチュエータ) 5a,5b,5c,5d 投入口 6 排出口 61 排出扉 7 収容部(第2収容箱) 71 開口 72 ローラコンベア(コンベア) 73 開閉扉 8 昇降装置 81 ポスト 83 テールゲート(荷受台) A ゴミ容器 C 運転室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船木 正寿 栃木県佐野市栄町2番地 新明和工業株式 会社特装車事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体枠上の前部に運転室が設けられると
    ともに、該運転室の後方の車体枠上に塵芥積込装置を備
    えた塵芥収容箱が搭載された車輌において、 前記塵芥収容箱と運転室との間の車体枠上に収容部が搭
    載され、該収容部は一側面が開口された箱状に形成され
    るとともに、その底部に車体枠の幅方向に亘ってコンベ
    アが設けられ、上記開口が形成された一側面には、該開
    口の両側に垂設されたポストに沿って昇降自在な荷受台
    を備えた昇降装置が設けられ、該昇降装置の格納時にお
    いて、その荷受台が上記一側面の開口の少なくとも下部
    を閉塞するように構成されたゴミ回収車。
  2. 【請求項2】 車体枠上の前部に運転室が設けられると
    ともに、該運転室の後方の車体枠上に塵芥積込装置を備
    えた塵芥収容箱が搭載された車輌において、 前記塵芥収容箱と運転室との間の車体枠上に収容部が搭
    載され、該収容部は一側面が開口された箱状に形成され
    るとともに、その底部に車体枠の幅方向に亘ってコンベ
    アが設けられ、上記開口が形成された一側面は、開閉扉
    により開閉自在に構成されたゴミ回収車。
  3. 【請求項3】 前記塵芥収容箱の後部上方には投入口が
    形成されるとともに、該塵芥収容箱の後端排出口が排出
    扉により開閉自在に構成される一方、前記塵芥積込装置
    は、前記塵芥収容箱の投入口に臨んで昇降・反転自在な
    ゴミ容器を備えた反転投入装置で構成され、さらに、塵
    芥収容箱の上部には先端部が鉤状に形成された掻きなら
    し部を有する掻き込み装置がアクチュエータにより前後
    に移動可能に設けられた請求項1又は2記載のゴミ回収
    車。
JP3643695A 1995-02-24 1995-02-24 ゴミ回収車 Pending JPH08231004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3643695A JPH08231004A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 ゴミ回収車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3643695A JPH08231004A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 ゴミ回収車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08231004A true JPH08231004A (ja) 1996-09-10

Family

ID=12469769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3643695A Pending JPH08231004A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 ゴミ回収車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08231004A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174718A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 新明和工業株式会社 塵芥収集車
JP2018140879A (ja) * 2018-05-17 2018-09-13 新明和工業株式会社 塵芥収集車
JP2019202887A (ja) * 2018-05-17 2019-11-28 新明和工業株式会社 塵芥収集車

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174718A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 新明和工業株式会社 塵芥収集車
JP2018140879A (ja) * 2018-05-17 2018-09-13 新明和工業株式会社 塵芥収集車
JP2019202887A (ja) * 2018-05-17 2019-11-28 新明和工業株式会社 塵芥収集車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4840531A (en) Vehicle for curbside collection of source separated recyclable materials
US5035564A (en) Truck body construction for separate handling of re-cyclable refuse
US7198006B2 (en) Cat litter box
US5116184A (en) Vehicle and method for collecting recyclable waste materials
CH647465A5 (it) Veicolo con cassone di carico e con attrezzatura laterale per la movimentazione di cassonetti.
US5458452A (en) Vehicle and method for collecting recyclable waste material
US2267526A (en) Automobile truck
JPH08231004A (ja) ゴミ回収車
US5823728A (en) Segmented residential front loading refuse collection vehicle
AU2010354771C1 (en) Lift mechanism for comb lift refuse bin
JP3226378B2 (ja) ゴミ回収車
JP2912773B2 (ja) ごみ分別収集車
JP3245301B2 (ja) ゴミ回収車
US1338369A (en) Shock-loader
JP3232188B2 (ja) ゴミ回収車
JP3183981B2 (ja) 塵芥収集車
JP3247312B2 (ja) 分別ゴミ収集車におけるゴミ投入装置
US6302636B1 (en) Container body for recyclable refuse collection vehicle
JP2004018216A (ja) ゴミ回収車のビン割れ防止装置
JP2598515Y2 (ja) ゴミ回収車
US1960096A (en) Vehicle body
JP4290931B2 (ja) ゴミ回収車
JP3247314B2 (ja) 分別ゴミ収集車におけるコンテナ構造
JP2003012105A (ja) 塵芥収集車
JPH092605A (ja) ゴミ回収車

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302