JP3225379U - 餡を用いた菓子 - Google Patents

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Abstract

【課題】これまでにない良い香りであるのみならず、健康に良いとされる成分も摂取でき、さらに近時の商品に要求されがちな写真映えも期待できる見た目の美しい餡を用いた菓子を提供する。【解決手段】5〜15mmに裁断したスジアオノリ7Aを混入した餡3と、生地2とからなる和菓子であって、和菓子が大判焼1、今川焼、どら焼、たい焼、大福、饅頭、最中、餡ドーナツのいずれかである。緑藻類アオサ目アオサ科アオノリ属の中のスジアオノリ7Aを糸状であることがわかる程度の長さに裁断したものを餡3に混入した。また、餡3と生地2に、粉砕したスジアオノリ7Bを混入し、さらに、餡3と生地2とを、海洋深層水を用いてゆるめた。【選択図】図7

Description

本考案は、餡を用いた新規な菓子に関するものである。
菓子、中でも和菓子には餡を用いたものが多く、饅頭、今川焼、大判焼、たい焼、大福餅、生菓子、羊羹等として食されている。
そして菓子用の餡は、小豆などの豆類、サツマイモ、栗などを煮て砂糖を加えて練ったものが用いられて、あんこ(餡子)とも呼ばれ、さらに小豆を原材料とするあんこは「黒あん」、白いんげん豆や白小豆など白色の豆を原材料とするあんこは「白あん」と呼ばれ、その他にも、ゴマ、みそ、抹茶、黒砂糖等々を加えた多種のあんこが提供されている。
このように現在、種々のあんこが提供されてはいるが、消費者は常に目新しい食品を求めており、それに応えるものとして例えば実用新案登録第3126732号に示されたものがあるが、さらに新規で美味しいあんこを用いた菓子が待ち望まれている。
また、健康志向の高まりから、菓子といえども健康や美容によいと思われるものが望まれ、例えば、特開2016−185141号などが示されている。
実用新案登録第3126732公報 特開2016−185141号公報
本考案は、上記事情に鑑み、これまでにない良い香りであるのみならず、健康に良いとされる成分も摂取でき、さらに近時の商品に要求されがちな写真映えも期待できる見た目の美しい餡を用いた菓子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するためになされた本考案である餡を用いた菓子は、5〜15mmに裁断したスジアオノリを混入した餡を用いたことを特徴とし、海藻の中でも特に緑藻類アオサ目アオサ科アオノリ属の中のスジアオノリを糸状であることがわかる程度の長さである5〜15mmに裁断したものを餡に混入したことを特徴としている。
また、第二の考案では、前記餡と生地に、粉砕したスジアオノリを混入したことを特徴とし、さらに第三の考案では、前記餡と生地とを、海洋深層水を用いてゆるめたことを特徴とする。
本考案によれば、餡の中に食用の海藻の中でも最も香り高いとされていているアオノリ属のスジアオノリを混入することにより、これまでにない良い香りの餡を使用した菓子であるとともに、スジアオノリに一般的に含まれるとされる、カリウム、カルシウム、ナトリウム、ビタミンA、食物繊維、葉酸などの成分を摂取することもできる菓子であり、さらに、特に白あんの場合には緑の糸状のスジアオノリが際立ち、見た目にも美しい餡であることから食欲をそそり、写真映えもする菓子を実現できる。
また、粉砕したスジアオノリは一層香りが高くなることから、これを餡や生地に混入すればさらに良い香りの菓子を実現することができ、餡や生地が固い場合にこれらを海洋深層水でゆるめた。
本考案の実施の形態である大判焼きを示す図。 白あんの製法を示す図。 (a)裁断前の細く長い糸状のスジアオノリを示す図、(b)スジアオノリを粉状に粉砕した状態を示す図。 餡の製法を示す図。 (a)1面タイプの大判焼き器を示す図および(b)2面タイプの大判焼き器を示す図。 大判焼きの製法を示す図。 完成した大判焼きを二つに割った状態を示す図。
本考案は、5〜15mmに裁断したスジアオノリを混入した餡を用いて製造する菓子であり、餡を生地で包む今川焼、大判焼、たい焼、饅頭、大福餅などや、生地は用いない生菓子、餡を寒天で固めた羊羹、水羊羹など、様々なものがあるが、本考案の実施の形態として、大判焼きを示す。尚、生地は、小麦粉を主原料とするもの、餅、求肥など、餡を包むために用いられるものを示す。
本考案に用いるスジアオノリとは、食用として利用される海藻のうち、緑藻類アオサ目アオサ科アオノリ属に分類され、主産地は、高知県四万十川河口、徳島県吉野川河口、三重県の南勢地区、千葉県九十九里沿岸地などが知られ、高知県四万十川のスジアオノリは高級品としてよく知られているが、天然物とともに、安定供給できる養殖のものも多く用いられており、本実施の形態では、室戸海洋深層水で栽培されたスジアオノリが用いられている。
スジアオノリは、鮮やかな緑色の細く長い糸のような管状の形状が特徴で、体長が1メートル以上にもなるものである。多くは乾燥した粉末やごく小さい破片や粒状として、お好み焼きやふりかけ、せんべいなどに、香気や緑色の彩を添えるため用いられている。
本考案に用いられる餡は、小豆を原材料とする「黒あん」、白いんげん豆や白小豆など白色の豆を原材料とする「白あん」のほか、豆類、サツマイモ、栗、ゴマ、みそ、抹茶、黒砂糖等々を原材料とする餡など、いずれでもよいが、本考案の実施の形態として、香りだけでなく、見た目が最も美しく効果的である白あんを用いたものを示す。
白あんは、例えば白手亡豆、白花豆、白金時豆を一晩水につけた後、ゆっくりと煮て、裏ごしをし、砂糖を加えて火にかけ、木べらで混ぜながら炊き上げて作るが、業務用に販売されているものもあり、本実施の形態ではこれを使用する。
本実施の形態である大判焼き1は、図1に示すように、薄い円柱型に焼き上げられた生地2の中に餡3が内包されており、一般に、金属製の大判焼き器を用いて作る。
上記市販の白あんは比較的かために仕上げられているため、菓子に用いる場合は、その種類に合わせて固さを調整する必要がある。そこで、図2に示すように、鍋4に白あん5を入れて火にかけ、一般には水を加えてかき混ぜながらゆるめていくが、本実施の形態ではこの時、室戸海洋深層水6を用いてゆるめる。
スジアオノリ7は、採取後乾燥したものであり、細く長い糸状のスジアオノリ7Aと、粉砕された粉状のスジアオノリ7Bの2種類を用いる(図3参照)。この時、糸状のスジアオノリ7Aは、天日で自然乾燥したものを用いると、香りや鮮やかな色合いが長持ちして良好である。
図4に示すように、糸状のスジアオノリ7Aを、5〜15mmに裁断したのち、粉状のスジアオノリ7Bととともに、適度な固さにゆるめた前記白あん5を火から下ろし、前記白あん5の中に加えてかき混ぜる。これにより、白あん5は、スジアオノリ7の良い香りが立つとともに、全体が薄い緑色に染まった白あん5の中に、鮮やかな緑色の糸状のスジアオノリ7Aが際立ち、見た目に美しい餡3が完成する。
生地2は、薄力粉、ベーキングパウダー、玉子、牛乳、砂糖を混ぜたものでもよいが、本実施の形態では、これに前記粉状のスジアオノリ7Bを混ぜる。
図5に示すように、大判焼き器には1面タイプの大判焼き器8と2面タイプの大判焼き器9が存在し、本実施の形態では、1面タイプの大判焼き器8を用いる。この大判焼き器8は、餡側の列8Aと生地側の列8Bの2列を1組として、各列対称の位置に、円柱型の凹部10A,10Bが複数個形成されている。
図6に示すように、弱火にかけた大判焼き器8の餡側の列8Aの凹部10Aに、上記生地2を適量流し入れた後、その上に上記餡3を適量載せて焼く。その後、生地側の列8Bの凹部10Bに上記生地2を適量流し入れた後、凹部10A内の餡3が載った生地2側を、凹部10B内の生地2の上に餡3を包むようにかぶせて焼くことで大判焼き1が出来上がる。
このようにして出来上がった大判焼き1は、図7のように半分に割ってみると、生地2の中の餡3が、薄い緑色の中に糸状の緑のスジが際立ち大変美しく、また食すれば、生地2と餡3からスジアオノリ7の良い香りが立ち、白あんにスジアオノリの混じった新規な美味しい味となっている。
本実施の形態では、餡の中に糸状のスジアオノリとともに粉状のスジアオノリも混ぜることで、より香り高い餡を実現したが、糸状のスジアオノリのみを混ぜた場合は、白あんの色が白いままで、その白あんの中に緑色のスジアオノリが一層際立ち見た目に美しくなる。
また本実施の形態では、白あんを用いた大判焼きとしたが、たい焼き、どら焼き、大福餅などであっても、また他のあんこであっても実施可能であって、同様に緑色の糸状のスジアオノリが視覚に訴え、かつ香り高い菓子となり、生地を用いない薄い色の羊羹や生菓子などの菓子であれば、緑色の糸状のスジアオノリが外側から鑑賞でき、より一層見た目に美しい菓子となる。
1 大判焼き、2 生地、3 餡、4 鍋、5 白あん、6 室戸海洋深層水、7 スジアオノリ、7A 糸状のスジアオノリ、7B 粉状のスジアオノリ、8,9 大判焼き器、8A 餡側の列、8B 生地側の列、10A,10B 凹部

Claims (3)

  1. 5〜15mmに裁断したスジアオノリを混入した餡を用いたことを特徴とする餡を用いた菓子。
  2. 前記餡若しくは前記餡および餡を包む生地の双方に、粒状あるいは粉状に粉砕したスジアオノリを混入したことを特徴とする請求項1記載の餡を用いた菓子。
  3. 前記餡若しくは前記生地を、海洋深層水を用いてゆるめたことを特徴とする請求項1または2記載の餡を用いた菓子。
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