JP3225037B2 - 塩素含有重合体組成物 - Google Patents

塩素含有重合体組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた熱安定化作用に脱臭作用との組合せ
を有する塩素含有重合体組成物に関する。
(従来の技術) 従来、種々の樹脂成形品に脱臭剤乃至消臭剤(以下単
に脱臭剤と呼ぶ)を配合して、この成形品への着臭を防
止することは広く行われている。脱臭剤としては、活性
炭、種々の無機化合物等が知られているが、塩素含有重
合体に配合する場合には未だ解決すべき問題点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 即ち、活性炭は広範囲の脱臭スペクトルを有し、脱臭
作用の点では満足すべきものであるが、塩素含有重合体
を黒色に着色するために、ファッション性等が要求され
る分野への利用は制限されることになる。また、塩素含
有重合体、例えば塩化ビニル樹脂は、熱及び光に曝され
るとその分子鎖内で脱塩化水素を生じ、この反応は自己
接触反応であることから、著しい分解、変色等を生じ
る。無機系脱臭剤の或るものは、塩素含有重合体に配合
したときの分解反応を促進するため、塩素含有重合体の
熱安定性が低下するという問題を生じる。
亜鉛系脱臭剤は、白色であり、配合した塩素含有重合
体を着色することがなく、しかも脱臭作用にも優れてい
るが、塩素含有重合体の熱分解により生成する塩化水素
と反応して塩化亜鉛を生じ、この塩化亜鉛が脱塩化水素
反応の触媒となって、一般に亜鉛バーニングと呼ばれる
著しい着色を生じる。
従って、本発明の目的は、亜鉛系脱臭剤を塩素含有重
合体に配合する場合に生じる上記問題点を解消し、優れ
た熱安定化作用と脱臭作用との組合せを有する塩素含有
重合体組成物を提供するにある。
本発明の他の目的は、各種成形品やコーティング品へ
の着臭を防止する目的に、長期にわたって安定に使用し
得る塩素含有重合体組成物を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、塩素含有重合体100重量部当り、0.5
乃至3重量部のフィロケイ酸亜鉛または含アルミニウム
フィロケイ酸亜鉛から成る亜鉛系脱臭剤と、0.2乃至2.0
重量部のゼオライトとを含有することを特徴とする塩素
含有重合体組成物が提供される。
(作用) 本発明は、塩素含有重合体に亜鉛系脱臭剤とゼオライ
トとを組合せで配合すると、この組成物では熱安定性も
脱臭性能も相乗的に増大するという知見に基づくもので
ある。
亜鉛系脱臭剤では、亜鉛化合物が著しく活性の大きい
状態で存在し、その表面活性の高いことが、有臭成分の
物理的吸着及び化学的吸着に有効に寄与して優れた脱臭
作用が奏されるものであるが、その反面、亜鉛化合物の
表面活性が高いことが、亜鉛バーニングによる着色を加
熱時の早期に生じさせるものと認められる。
本発明によれば、この亜鉛系脱臭剤に対して、ゼオラ
イトを組合せると、亜鉛バーニングによる着色が加熱時
の比較的長期にわたって抑制されるのである。この理由
は、未だ十分に明らかではないが、次のように考えられ
る。
ゼオライトは、金属成分としてアルカリ金属成分及び
/又はアルカリ土類金属成分を含有するアルミノケイ酸
塩がゼオライト型結晶構造として組込まれたものであ
り、この結晶構造中にイオン交換可能な形で存在する前
記金属成分が塩素含有重合体から分解して発生する塩化
水素を捕捉、吸収、中和する作用を行ない、この作用が
塩化亜鉛の生成に優先して生じるので、亜鉛バーニング
の生成が抑制されるものと思われる。
加えて、亜鉛系脱臭剤は塩素含有重合体を青乃至緑色
に着色する傾向があるのに対して、ゼオライトは塩素含
有重合体を橙色乃至赤色に着色する傾向があり、両着色
傾向が補色関係にあることから、塩素含有重合体の初期
着色も殆んどなく、加熱時に特有の色に着色する傾向も
有効に抑制されることになる。
しかも、本発明に用いるゼオライトは、上述した亜鉛
系脱臭剤配合塩素含有重合体に対する優れた熱安定剤作
用に加えて、それ自体吸着剤であるという特色をも同時
に兼ね備えており、塩素含有重合体成形品やコーティン
グの脱臭作用を高め、更に脱臭スペクトルを拡大すると
いう作用も呈する。
(発明の好適態様) 亜鉛系脱臭剤 亜鉛系脱臭剤としては、フィロケイ酸亜鉛、含アルミ
ニウムフィロケイ酸亜鉛が使用される。これらの無機亜
鉛化合物は、それ単独で使用し得る他に、シリカ、シリ
カ−アルミナ、アルミナ、チタンニア、ジルコニア、各
種クレイ、活性炭等の担体や有機合成樹脂等の表面に担
持した形で用いることができる。これらの亜鉛化合物は
一般に200m2/g以上の比表面積、特に250乃至400m2/gの
比表面積を有するのが望ましく、その粒経は0.5乃至10
μm、特に1乃至5μmの範囲にあることが望ましい。
本発明では、ハンター白色度が70%以上、特に85%以
上、アンモニア吸着容量が0.1ミリモル/g以上、特に0.5
ミリモル/g以上、及び硫化水素吸着容量が0.05ミリモル
/g以上、特に0.1ミリモル/g以上のフィロケイ酸亜鉛ま
たはフィロアルミノケイ酸塩の白色微粉末を亜鉛系脱臭
剤として用いることが好ましい。
亜鉛成分或いは更にマグネシウム成分を含むフィロケ
イ酸塩或いはフイロアルミノケイ酸塩は、SiO4或いはSi
O4のAlO4の四面体層とMO6(MはZnまたはZnとMgとの組
合せを表わす)の八面体層とが二層又は三層に結合した
基本構造を有するものであり、これらの層構成により、
塩基性物質及び酸性物質の両方に対して強い吸着性を示
すことが特徴である。フイロ(アルミノ)ケイ酸塩は、
多層構造の層間に基ずく物理吸着と、各層に基ずく化学
吸着により、各種物質に対して優れた吸着性能を示すも
のである。
本発明の最も好適な態様では、非晶質で多孔質のシリ
カ又はシリカアルミナとその表面に形成された含アルミ
ニウムフイロケイ酸塩層とから成り、3成分組成比でSi
O25乃至80モル%、MO(式中Mは亜鉛或いは亜鉛とマグ
ネシウムとの組合せを示す)5乃至65モル%、及びAl2O
3 1乃至60モル%の化学組成を有し、X線回折で面間隔d
x8.40〜6.40Åに実質上ピークを有していなく、面間隔d
x2.71〜2.56Åと面間隔dx1.56〜1.52Åにピークを有
し、比表面積が200m2/g以上で細孔径10乃至300Åにおけ
る細孔容積が0.25cc/g以上である複合フイロケイ酸塩を
使用する。
ゼオライト系安定剤 ゼオライトとしては、A型、X型、Y型、T型等の外
に、チヤバサイト、モルデナイト、エリオナイト、クリ
ノパチロライト等の各種結晶構造のものが使用される
が、イオン交換容量、従って塩化水素捕捉能の点で、A
型ゼオライトが特に好ましい。
A型ゼオライトとしては、Naタイプの場合下記表の化
学組成、 化学組成 一般的範囲 好適範囲 SiO2 35〜45% 36〜40% Al2O3 25〜35 27〜33 Na2O 13〜20 14〜19 灼熱減量 1〜18 15〜17 Fe2O3 3以下 1以下 CaO 3以下 0.1以下 MgO 3以下 0.1以下 このアルミノケイ酸アルカリは、理想的には式Na
12(Al12Si12O48)1.5〜30H2Oで示される組成を有し、
式中左のナトリウム分が塩化水素を捕捉し得る成分であ
る。
このA型ゼオライトは、一般に下記表で代表されるX
−線回折像を有する。
X−線回折像面間隔d(KX) 相対強度[I/In] 12.440 65.3 8.750 58.5 7.132 48.3 5.5345 41.6 4.3708 17.8 4.1106 60 3.720 95.8 3.421 33 3.2995 81.4 2.9857 100 2.9098 24.6 2.7526 27.2 2.6270 70.4 2.5129 13.6 2.4661 11.0 用いるアルミノケイ酸アルカリは、上記表と実質上同
一のX−線回折像を有することが望ましいが、アルミノ
ケイ酸アルカリの合成法によっては、各回折ピークの相
対強度が或る程度、即ち一般には±30%以内、特に±20
%以内で変化することが有り、このようなアルミノケイ
酸アルカリも勿論、本発明の目的に有利に使用し得る。
このA型ゼオライトは、3ml/g以上、特に5乃至10ml/
gの塩酸捕捉能(C)を有する。
本発明に用いるA型ゼオライトは、ナトリウム型であ
ることが最も好ましいが、Na2Oの70モル%迄、特に60モ
ル%迄の量を、カルシウム、マグネシウム、亜鉛等の多
価金属で置換されていてもよい。
本発明に用いるA型ゼオライトは、第1図に示すよう
な塩酸滴定曲線を示すことが好ましい。第1図におい
て、横軸は、ゼオライト無水物基準100g当りのHCl滴下
量(ミリイクイバレント)を示し、縦軸は系のpHを示
す。第1図のブロットから、本発明に好適に使用される
ゼオライトは、滴定の初期に傾斜の大きい曲線部分、即
ちpH低下の大きい部分と、その後の滴定で傾斜の小さい
曲線部分、pH低下の小さい部分とを有することがわか
る。即ち、本発明に用いるA型ゼオライトは、第1図の
滴定曲線における最大勾配部分の接線から求められる最
大pH減小勾配(Rmax)がゼオライト100g当り一般に−0.
1乃至−0.7pH/meq HCl特に−0.2乃至−0.5pH/meq HClで
あり、一方その後の傾斜の小さい部分の接線から求めら
れる接続pH減小勾配(Rmain)が一般に−0.001乃至−0.
07pH/meq HCl、特に−0.005乃至−0.04pH/meq HClであ
る。
ゼオライトの粒径は0.1乃至20μm、特に0.5乃至10μ
mの範囲にあることが望ましい。
塩素含有重合体組成物 本発明では、塩素含有重合体100重量部当り、亜鉛系
脱臭剤を0.5乃至3重量部、ゼオライトを0.2乃至2.0重
量部の量で配合する。
亜鉛系脱臭剤の量が上記範囲よりも少ない場合には脱
臭作用が不十分であり、一方上記範囲よりも多いときに
は亜鉛バーニングによる着色を生じやすい。一方ゼオラ
イトの量が上記範囲よりも少ないときにはやはり亜鉛バ
ーニングによる着色を生じやすく、上記範囲よりも多い
ときには、橙色乃至赤色への初期着色傾向がある。
塩素含有重合体としては、塩化ビニルのホモポリマー
乃至コポリマー、塩化ビニリデン樹脂、塩素化ポリエチ
レン、塩素化ポリプロピレン、塩素化塩化ビニル樹脂等
が挙げられる。
本発明の組成物には、それ自体公知の塩素含有重合体
用配合剤を配合することができる。
可塑剤としても、塩素含有重合体用可塑剤として公知
の任意のもの、例えばフタル酸エステル、脂肪族二塩基
酸エステル、リン酸エステル、ヒドロキシ多価カルボン
酸エステル、モノ脂肪酸エステル、多価アルコールエス
テル、エポキシ系可塑剤、ポリエステル系可塑剤が使用
される。また滑剤としては、各種ワックス類、例えば石
油系ワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロプレン
ワックス、脂肪酸乃至その誘導体、動植物ワックス等が
使用される。樹脂100重量部当り、可塑剤は10乃至100重
量部、特に20乃至60重量部の量、滑剤は0.5乃至3.0重量
部、両者の合計で10乃至100重量部、特に25乃至70重量
部の量で用いるのがよい。
また、安定剤として公知のもの、例えば錫系安定剤
や、金属石ケン系安定剤或いは鉛系安定剤を配合するこ
とができる。
上記有機錫系安定剤としては、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫マレエート、オルガノ錫メルカプタイ
ド、ジ−n−オクチル錫ラウレート、ジ−n−オクチル
錫マレエートポリマー、ジ−n−オクチル錫ビス2−エ
チルヘキシルマレエート、ジ−n−オクチル錫ビスイソ
オクチルチオグリコレート等が使用される。
金属石ケン系安定剤としては、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸亜鉛等が単独又は2種以上の組合せで
使用される。
鉛系安定剤としては、それ自体公知の任意のもの、特
に三塩基性乃至四塩基性硫酸鉛、塩基性亜リン酸鉛、塩
基性ケイ酸鉛、塩基性炭酸鉛、塩基性マレイン酸鉛、塩
基性フタル酸鉛、塩基性ステアリン酸鉛、高級脂肪酸鉛
或いはこれらの2種以上の組合せが挙げられる。
この樹脂組成物には、それ自体公知の配合剤、例えば
酸化防止剤、発泡剤、着色剤、補強剤乃至充填剤等を配
合しうることは勿論である。
上記配合成分を塩化ビニル樹脂に配合するには、可塑
剤及び/又は滑剤を除く各配合成分を予めワンパッケー
ジ配合剤としてブレンドし、必要により造粒しておき、
これを、ロール、バンバリーミキサー、あるいはペレタ
イザー等の混練装置を使用して塩化ビニル樹脂に可塑剤
及び/又は滑剤と共に配合して、硬質用或いは軟質用組
成物とするか、或いはプラスチゾルとし、カレンダー加
工、溶融押出し成形、スラッシュ成形等でフィルム、シ
ート、タイル、その他の成形品として成形できまたコー
ティングに用いることができる。
(発明の効果) 本発明によれば、塩素含有重合体に、亜鉛系脱臭剤と
ゼオライトとを配合することにより、脱臭作用と熱安定
性とを顕著に向上させることが可能となった。
実施例1 本実施例で、臭気の強いオルガノ錫メルカプタイドを
配合したポリ塩化ビニル樹脂成形品に、本発明の亜鉛系
脱臭剤およびゼオライトを添加した場合の脱臭効果と熱
安定性向上効果について説明する。
亜鉛系脱臭剤の調製 3号ケイ酸ソーダ(SiO2:22.0%、Na:20:7.0%)330g
と35%塩酸約80gを用いてpH2〜4の酸性条件下で中和反
応させて調整したシリカゾルを加熱ゲル化させ、水洗し
て得られたシリカヒドロゲルに水を加え、ホモジナイザ
ーを用いて解砕し、非晶質シリカスラリー液(A液とす
る、SiO2分:4.8%)を得た。
3号ケイ酸ソーダ191gと水酸化ナトリウム160g(NaOH
分:4.0モル)を水に溶かして全量を1とし、これをB
液(SiO2分:0.7モル)とする。
塩化亜鉛(無水塩)180gと塩化アルミニウム(六水
塩)145g及び塩化マグネシウム(六水塩)24gを水に溶
かして全量を1とし、これをC液(ZnO分:1.2モル、A
l203分:0.3モル、MgO分:0.1モル)とする。
上記A液1kg(SiO2分:0.8モル)を5ビーカーにと
り、攪拌下、液温を40℃に保ちながらB液とC液をそれ
ぞれ25ml/minの速度で同時注加した。注加終了後の反応
液のpHは8.2であった。さらに攪拌を続け1時間熟成し
た。この熟成反応液を吸引濾過、水洗し、110℃で乾燥
した。得られたケーキを小型衝撃粉砕機を用いて粉砕
し、白色粉末を得た。
ゼオライトの調製 SiO2原料としては、スメクタイト族粘土鉱物である新
潟県中条産の酸性白土を酸処理して得た第1表に示す粒
度および化学組成を有する微粒子ケイ酸を用いた。Na
2O,Al2O3原料は市販のアルミン酸ソーダ(組成Na2O 21.
0%,Al2O3 18.8%)と苛性ソーダを用いた。
それぞれの原料を組成モル割合がNa2O/SiO2=1.2、Si
O2/Al2O3=2.0、H2O/Na2O=35になるように水性スラリ
ーとし、次いで95℃に加温し、3時間攪拌反応をし、ア
ルミノケイ酸アルカリ(A型ゼオライト)の結晶を生成
させ、次いで95℃で2時間の攪拌熟成をした後、濾過、
水洗をし、4A型ゼオライトケーキを得た。次いで110℃
で乾燥させた後、アトマイザーにて粉砕をし、Na−A型
ゼオライトであるゼオライト型安定剤を調製した。
また得られたゼオライトケーキを塩化カルシウム溶液
に投入し、2時間の攪拌処理を行ない、カルシウム金属
イオンを交換させ、次いで濾過、水洗、乾燥をし、Ca−
Na型ゼオライトであるゼオライト型安定剤を調製した。
なお第2表にゼオライト型安定剤の性状を示した。
軟質塩化ビニルシートによる評価 本発明の粉末状複合安定剤を添加した塩素含有樹脂組
成物の熱安定化効果を確認するために、以下の配合、成
形などの手法により軟質塩化ビニルシートを作成した。
<配合>(第5表) 塩化ビニル樹脂(重合度:1050) 100重量部 フタル酸ジ2エチルヘキシル 50重量部 ジメチル錫ビス(チオグリコール酸2エチルヘキシル
エステル) 2重量部 ステアリン酸 0.5重量部 ゼオライト 0.5〜1.5重量部 亜鉛系脱臭剤 0.5〜5重量部 <成形方法> 上記の配合組成物を温度150℃、5分間ロールミル混
練を行ない、厚さ0.5mmの均一なシート作成した。
<試験方法> 熱安定性:試料シートをガラス板にのせ、200℃に調
整したギヤー式熱老化試験機に入れ、15分毎に取り出し
てその着色度を目視で判定した。
ロール粘着度:各配合組成物をロール混練する際のロ
ールへの粘着程度を観察した。
発泡度:試料シートを温度200℃、圧力 それぞれの評価は第4表の基準により行なった。
得られた試験結果を第5表に示す。
第5表の試験結果から、本発明による組成からなる粉
末状複合安定剤は、軟質塩化ビニル用安定剤として、優
れた性能を有していることが理解される。
本発明の組成範囲を満足しない試料番号H−1及びH
−2は、第3表に見られるように塩化ビニルに対する分
散性は良好であるが、第5表に見られるように着色が強
く、熱安定性も劣っている。
実施例−2 ペーストタイプ塩化ビニル樹脂を用いてその一部に軽
量化のためアゾ系の発泡剤を入れ、実施例1と同様に亜
鉛系脱臭剤を入れたシートを作成し、熱安、脱臭及び発
泡性を評価した。
塩化ビニルシート配合 ペーストタイプ塩化ビニル樹脂 100重量部 トリオクチルトリメリテート 70重量部 ジメチル錫ビス(チオグリコール酸2エチルヘキシル
エステル) 2重量部 亜鉛系脱臭剤 1〜1.5重量部 発泡剤 0〜0.1重量部 ゼオライト 0〜 重量部 上記の配合組成物を十分に混合し、減圧状態にして混
入した空気を脱気し、得られたコンパウンドをステンレ
ス板上に均一コーティングし、次いで温度230℃、圧力1
00kg/cm2、30秒間プレス加熱し、厚さ1mmの塩化ビニル
シートを作成した。
なお発泡の安定性はシートの切断面の発泡状態より、
以下のように視観で評価した。
◎:良好 ○:やや良好 △:不良 ×:分解破裂 実施例−3 鉛系安定剤を用いた下記配合組成の硬質塩化ビニル板
を作成し、実施例1と同様に評価した。
配合 塩化ビニル樹脂 100重量部 (重合度:800) ステアリン酸モノグリセライド 0.3重量部 低分子量ポリエチレンワックス 0.3重量部 三塩基性硫酸鉛 0.2重量部 ステアリン酸鉛 1.8重量部 亜鉛系脱臭剤 5重量部 ゼオライトC−3 2.0重量部 <成形方法> 上記の配合組成物を温度160℃、7分間ロールミル混
練を行ない、厚さ0.4mmの均一な混和物を作成し、次い
で温度180℃、圧力150kg/cm2、5分間プレス加熱し、厚
さ1mmの硬質塩化ビニル板を作成した。
<試験方法> ・熱安定性:試料板を190℃に調整したギヤー式熱老化
試験機に吊るし入れ、15分毎に取り出してその着色度を
目視で判定した。
・ロール粘着度:各配合組成物をロール混練する際のロ
ールへの粘着程度を観察した。
以上の結果、亜鉛系脱臭剤が多目に配合されている
が、鉛系安定剤とゼオライトの相乗効果で熱安定性も良
好であった。
実施例−4 実施例1−3,1−6及び比較例H−1,H−3で得られた
シートを2mm角に切断し、ガラス製のカラムに充填し、
ガス溜より、5,000ppmの硫化水素及び2,500ppmのアンモ
ニアガスをそれぞれ100ml/分の流量で、カラムに流しカ
ラム通過後に設置された検出管により、通過ガス中にそ
れぞれガスが出てくるまでのガス量を測定して塩化ビニ
ルシートの脱臭性を評価した。
実施例−5 実施例2−4及び比較例H−4で得られた発泡シート
を女性3人、男性3人から成るパネラーの運動靴にそれ
ぞれ片方づつ引皮として使用し、1日8時間の着用条件
で5日後にそれぞれの脱臭性を検討したところ、男女と
も2人が脱臭性有りと評価した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願発明に用いたA型ゼオライトの水性分散
体の塩酸滴定曲線を示す。図中のC−1,C−2,C−3は本
願発明に用いた。Na−A型ゼオライト及びCa−A型ゼオ
ライトを示し、図中のC−4は参考例としてのCa−A型
ゼオライトを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−115958(JP,A) 特開 昭55−164236(JP,A) 特開 平2−68400(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/04 - 27/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩素含有重合体100重量部当り、0.5乃至3
    重量部のフィロケイ酸亜鉛または含アルミニウムフィロ
    ケイ酸亜鉛から成る亜鉛系脱臭剤と、0.2乃至2.0重量部
    のゼオライトとを含有することを特徴とする塩素含有重
    合体組成物。
  2. 【請求項2】ゼオライトがA型ゼオライトである請求項
    1記載の塩素含有重合体組成物。
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