JP2000144016A - 室内汚染対策用塗料 - Google Patents

室内汚染対策用塗料

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JP2000144016A
JP2000144016A JP10313846A JP31384698A JP2000144016A JP 2000144016 A JP2000144016 A JP 2000144016A JP 10313846 A JP10313846 A JP 10313846A JP 31384698 A JP31384698 A JP 31384698A JP 2000144016 A JP2000144016 A JP 2000144016A
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純 繁谷
Akira Takano
亮 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内の床、壁面、天井、家具などに使用される
合板やビニル壁紙に塗布し、これらから揮散するホルム
アルデヒドや可塑剤類などの有害物質を吸着または分解
する塗膜を形成する室内汚染対策用塗料を提供する。 【解決手段】(A)再乳化型粉末樹脂、及び(B)珪藻
土、活性アルミナ、活性白土およびゼオライトから選ば
れる少なくとも1種以上の顔料を、該(B)成分が樹脂
固形分100重量部に対して10〜300重量部となる
よう含有してなる粉末状組成物に、水を使用時に配合し
水分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の床、壁面、
天井、家具などに使用される合板やビニル壁紙に塗布
し、これらから揮散するホルムアルデヒドや可塑剤類な
どの有害物質を吸着または分解する塗膜を形成する室内
汚染対策用塗料に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】現在、国内の建築仕上げにお
いて、乾式工法の占める比率は極めて高く、特に室内の
床・壁面、天井においては、石膏ボ−ド、合板やパ−テ
ィクルボ−ド、ビニル壁紙、塩化ビニル床材等を内装材
として用いた仕上げが殆どと言っても過言ではない。こ
れらは、生産コストが安く、しかも施工しやすいので、
経済効率がよい。しかしながら、これらを内装材とする
仕上げでは、通常、合板の接着剤部分に含まれるホルマ
リン(ホルムアルデヒド)やビニル材に含まれる可塑剤
(DOP、TCP、DOA等)・難燃剤(TCEP等)
などの有害物が室内に揮散する。近年、住宅の密閉性向
上に伴ない、これら有害物の居住空間における濃度が非
常に高まって、人体への悪影響の問題が生じてきてお
り、例えばアトピ−、アレルギ−や発ガン性との関連も
指摘されるようになってきている。その上、ビニル壁紙
や塩化ビニル床材などは、張り替え後の旧品廃棄時に環
境汚染の問題があり、事態を深刻にしている。
【0003】上記の問題に対して、本出願人は先に、ビ
ニル壁紙の廃却の問題を軽減すべく、ビニル壁紙改修用
水性塗料を用いることを提案した(特開平8−4138
3号公報)。これによれば、ビニル壁紙が経年で色あせ
たりタバコのヤニ等による染みが生じた際に、該ビニル
壁紙上に該塗料を塗装することで、従来困難とされてい
たビニル壁紙の改装が可能となり、またビニル壁紙から
の可塑剤揮散を抑制する効果も得られた。さらに特定の
架橋型エマルション樹脂及び顔料を配合してなる塗料を
用いることを提案し(特開平10−183023号公
報)、これによる塗膜がホルマリンなどの有害物揮散の
抑制効果が高いことを見出した。
【0004】しかしながら従来の常乾の水性塗料には、
エマルション樹脂の造膜性確保のためにジブチルフタレ
−ト、ブチルセロソルブ、テキサノ−ル等の有機溶剤又
は可塑剤が含まれている。近年VOCフリ−が望まれて
いるが、これらがないと低温での安定性が不十分であっ
た。また塗料中のこれら有機溶剤又は可塑剤が、貯蔵中
に吸着作用のある顔料に先に吸着してしまうために、本
来の吸着作用が十分に発現されず、該吸着作用のある顔
料を多量に配合する必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく鋭意検討した結果、再乳化型の粉末樹脂を
用いて、これに吸着作用のある顔料を配合することで、
塗装時及び塗装後にも臭気が殆どなく、塗装直後からホ
ルムアルデヒド等を吸着分解し得る塗膜を形成すること
を見出し本発明に到達した。
【0006】即ち本発明は、(A)再乳化型粉末樹脂、
及び(B)珪藻土、活性アルミナ、活性白土およびゼオ
ライトから選ばれる少なくとも1種以上の顔料を、該
(B)成分が樹脂固形分100重量部に対して10〜3
00重量部となるよう含有してなる粉末状組成物に、水
を使用時に配合し水分散することを特徴とする室内汚染
対策用塗料を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において再乳化型粉末樹脂
(A)は、水を加えて撹拌することで再乳化しエマルシ
ョンとなる粉末状の樹脂であり、該再乳化型粉末樹脂
(A)としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベ
オバ(飽和カルボン酸のビニルエステル、シェル化学社
製、商品名)、アクリル酸アルキルエステルなどのアク
リル系モノマ−、エチレン性不飽和カルボン酸、エチレ
ン、塩化ビニル、スチレン、ダイアセトンアクリルアミ
ドなどから適宜選択されたモノマ−混合物を共重合して
なる水性樹脂エマルションを噴霧乾燥したものが1種又
は2種以上併用して使用できる。再乳化性の面からは、
これらの重合時にポリビニルアルコ−ルなどの水溶性高
分子を保護コロイドとして乳化重合したものが好まし
い。噴霧乾燥時には、炭酸カルシウム、クレ−、シリカ
などの不活性無機粉末をブロッキング防止剤として用い
ることができる。
【0008】上記再乳化型粉末樹脂(A)の粒子径は、
通常、0.5〜100μm、好ましくは10〜40μm
の範囲内が適当である。
【0009】上記再乳化型粉末樹脂(A)は、その再乳
化後のエマルション樹脂のガラス転移温度が30℃以
下、好ましくは−50〜20℃で、最低造膜温度が10
℃以下、好ましくは−10〜0℃であることが望まし
い。該ガラス転移温度が30℃を越えると、造膜性が低
下し、連続塗膜の形成が不十分なため塗膜物性が低下す
るので好ましくない。また造膜温度が10℃を越える
と、同様に造膜性が劣って塗膜物性が低下するので好ま
しくない。
【0010】本発明において珪藻土、活性アルミナ、活
性白土、及びゼオライトから選ばれる少なくとも1種以
上の顔料(B)は、上記樹脂固形分100重量部に対し
て10〜300重量部、好ましくは50〜200重量部
配合される。
【0011】活性アルミナ及び活性白土は、いずれも大
きな吸着能を有する多孔質構造を持った化合物であっ
て、工業的には油脂及び石油鉱物油の脱色精製などに用
いられている。
【0012】活性アルミナは、ジプサイト、べ−マイ
ト、バイヤライト、無定形水和ゲルなどのアルミナ水和
物を適当な温度、通常200〜1,000℃で焼成して
得られる細孔構造を有する中間アルミナ(遷移アルミ
ナ)である。活性アルミナはガンマ−アルミナとも称さ
れる。市販品として、住友化学(株)製の活性アルミナ
KC−501、同KC−503などが挙げられる。
【0013】活性白土は、モンモリロナイト族の粘土鉱
物と可溶性ケイ酸とを主成分とする粘土の1種である酸
性白土を酸で処理し、塩基性成分の一部を溶出させたも
のである。市販品としては、日本活性白土(株)製の活
性白土、水澤化学(株)製のGalleon Eart
h NVなどが挙げられる。
【0014】ゼオライトには、含水アルミノケイ酸塩を
主成分とした天然ゼオライトと、Na2 O・Al2 3
・xSiO2 ・yH2 Oを主成分とした合成ゼオライト
がある。合成ゼオライトはパ−ムチットとも呼ばれ、炭
酸ナトリウム、シリカ、アルミナ又はカオリンを共融す
る乾式法、又はケイ酸ナトリウムとアルミン酸ナトリウ
ムを合わせてゲルを沈澱させる湿式法によって製造され
る。天然ゼオライト、合成ゼオライトのいずれもイオン
交換能を有し、脱水しても結晶構造が変化せず、脱水し
た後に分子サイズの細孔が得られ、大きい吸着能を有す
る。また水熱合成によりアルミノケイ酸ナトリウムゲル
を結晶化し脱水した後に一定サイズの細孔が得られる、
モレキュラ−シ−ブ等も本発明において有効である。
【0015】ケイ藻土は、二酸化ケイ素水和物で多孔質
構造を有するため液体をよく吸収する性質がある。非塗
料用途では、農薬、ろ過剤、研磨剤などに利用されてい
る。塗料用途では増量剤、艶消し剤として使用されてい
る。市販品としては、昭和化学工業(株)製のラジオラ
イトF、ラジオライトF・Oなどが挙げられる。
【0016】また、本発明塗料には、抗菌性付与、遮断
性向上の点から、光触媒活性を有する無機酸化物を樹脂
固形分100重量部に対して1〜100重量部、好まし
くは5〜50重量部配合することができる。該配合量が
1重量部未満では、抗菌性や遮断性向上が十分に得られ
ず、100重量部を越えると塗膜物性が低下するので望
ましくない。
【0017】光触媒活性を有する無機酸化物は、バンド
・ギャップを有する半導体粒子であり、そのバンド・ギ
ャップ以上のエネルギ−を持つ光(例えば太陽光や人工
照明光の紫外線)が照射されると光励起により生成した
電子と正孔が半導体粒子表面に移動し、その強い酸化能
力によってこれに接する細菌やホルマリンなどを分解す
る機能を発揮するものである。該無機酸化物として、具
体的には、例えばTiO2 、RuO2 、CoO、Ce2
3 、Cr2 3 、Rh2 3 、V2 5 、ZnOなど
が挙げられ、特に安全性、経済性の点からTiO2 、Z
nOが好適である。TiO2 なる酸化チタンには正方晶
系に属するルチル型、アナタ−ゼ型と、斜方晶系に属す
るブルッカイト型の3種類の結晶型があるが、光触媒活
性を有する酸化チタンとしてはアナタ−ゼ型の酸化チタ
ンである。
【0018】光触媒活性を有する無機酸化物は、平均粒
子径が500nm以下、好ましくは3〜300nmであ
る。該粒子径が500nmを越えると、光触媒活性、分
散性が低下し、また貯蔵安定性が低下するので好ましく
ない。
【0019】上記無機酸化物は、さらに光触媒活性を高
めるため該無機酸化物表面に、Fe、Mo、Ru、O
s、Re、V、Rh、Ag、Cu、Znなどの金属成分
を酸化物或いは金属イオンの形で担持せしめることがで
き、このうち抗菌性付与の点から、Ag、Cu及びZn
から選ばれる少なくとも1種の抗菌性金属成分を担持せ
しめることが好適である。これら金属成分の担持方法と
しては、従来公知の方法が採用でき、例えばAgの担持
では酸化銀をアンモニア水で溶解して銀のアミン錯塩水
溶液とし、この中に該無機酸化物を入れ撹拌した後、濾
過残渣物を150℃で48時間加熱乾燥して得るなどが
適当である。
【0020】さらに顔料分として、必要に応じて、例え
ば酸化チタン、カ−ボンブラック、ベンガラ、フタロシ
アニンブル−などの着色顔料、炭酸カルシウム、タル
ク、マイカ、クレ−、ケイ砂、パライトなどの体質顔料
や骨材等を、適宜選択して配合してもよい。
【0021】上記顔料分全体としては、塗料中の全固形
分に占める全顔料(活性アルミナ、活性白土、ゼオライ
ト、珪藻土、光触媒活性を有する無機酸化物を含む)の
体積割合(PVC)が15〜70%、好ましくは20〜
60%となるよう配合されるのが塗膜の緻密性、遮断性
の点から望ましい。
【0022】本発明塗料は、さらにアルデヒド類吸着能
を有する窒素含有化合物(C)を含有することができ
る。該窒素含有化合物(C)は、ホルムアルデヒドなど
のアルデヒド類を化学結合によって捕獲し得る分子中に
−NH基、−NH2 基を含有するものであり、例えば1
級アミンや2級アミン類、ヒドラジン、ヒドラジン誘導
体などが挙げられる。
【0023】1級及び2級アミン類としては、例えばド
デシルアミン、トリデシルアミン、テトラデシルアミ
ン、イミダゾリジノンなど、またアミノ酸であるリシ
ン、アルギニン、ヒスチジン及びその誘導体などが挙げ
られる。またヒドラジン誘導体は、1分子中に少なくと
も2個以上のヒドラジド基又はセミカルバジド基を有す
るものであり、該ヒドラジン誘導体としては、例えば蓚
酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、グルタル酸ジ
ヒドラジド、こはく酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒド
ラジド、セバシン酸ジヒドラジド等の2〜18個の炭素
原子を有する飽和脂肪族カルボン酸ジヒドラジド;マレ
イン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン
酸ジヒドラジド等のモノオレフィン性不飽和ジカルボン
酸ジヒドラジド;フタル酸、テレフタル酸またはイソフ
タル酸ジヒドラジド、ならびにピロメリット酸のジヒド
ラジド、トリヒドラジドまたはテトラヒドラジド;ニト
リロトリ酢酸トリヒドラジド、クエン酸トリヒドラジ
ド、1,2,4−ベンゼントリヒドラジド、エチレンジ
アミンテトラ酢酸テトラヒドラジド、1,4,5,8−
ナフトエ酸テトラヒドラジド、カルボン酸低級アルキル
エステル基を有する低重合体をヒドラジンまたはヒドラ
ジン水化物(ヒドラジンヒドラ−ド)と反応させてなる
ポリヒドラジド(特公昭52−22878号参照);炭
酸ジヒドラジド、ビスセミカルバジド;ヘキサメチレン
ジイソシアネ−トやイソホロンジイソシアネ−ト等のジ
イソシアネ−ト及びそれより誘導されるポリイソシアネ
−ト化合物にジヒドラジン化合物や上記例示のジヒドラ
ジドを過剰に反応させて得られる多官能セミカルバジ
ド、該ポリイソシアネ−ト化合物とポリエ−テルポリオ
−ル類やポリエチレングリコ−ルモノアルキルエ−テル
類等の親水性基を含む活性水素化合物との反応物中のイ
ソシアネ−ト基に上記例示のジヒドラジドを過剰に反応
させて得られる水系多官能セミカルバジド、或いは該多
官能セミカルバジドと水系多官能セミカルバジドとの混
合物(特開平8−151358号、特開平8−2458
78号参照)等が挙げられる。これらのうち、特に分子
量100〜500のヒドラジド基又はセミカルバジド基
を有する粉末状のヒドラジン誘導体が好適である。
【0024】該窒素含有化合物(C)は、水分散後の塗
料中における使用割合が0.1〜10重量%、好ましく
は0.3〜2重量%となるようにする。該使用割合が1
0重量%を越えると塗膜の耐水性が低下するので好まし
くない。また上記樹脂(A)中にカルボニル基が含まれ
る場合には、上記ヒドラジン誘導体が架橋成分として使
用されると、架橋に消費されてアルデヒド類吸着能が十
分に得られなくなるので、その分余分に配合することが
望ましい。具体的には樹脂(A)中に含まれるカルボニ
ル基の1モルに対してヒドラジン誘導体中のヒドラジド
基又はセミカルバジド基が1モル以上、好ましくは1.
2モル以上となるように配合される。1モルより少ない
と、得られる塗膜のホルマリン透過性が大きくなるので
好ましくない。
【0025】本発明塗料には、さらに必要に応じて粉末
状の造膜助剤、増粘剤、消泡剤、分散剤、安定剤、減水
剤、硬化促進剤、流動化剤などを添加することができ
る。
【0026】上記の通り得られる塗料に、使用直前に所
定量の水を配合し水分散して本発明塗料を得るものであ
る。水分散時には、造膜性の点から有機溶剤を適宜配合
してもよい。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。尚、「部」及び「%」は特に断りのない限り
重量基準によるものとする。
【0028】実施例1〜12及び比較例1〜3 表1に示す成分を配合し、混合・粉砕して各粉末状組成
物を作成した。次いでこれらに所定量の上水又は上水と
テキサノ−ルを配合し、10〜20分間撹拌・混合して
各塗料を得た。これらを下記試験に供した。結果を表1
に示す。尚、表中の(注1)〜(注13)は下記の通り
である。
【0029】(注1)A−1:「ELOTEX511/
AP200」、日本エヌエスシ−社製、ガラス転移温度
12℃、最低造膜温度0℃の酢酸ビニル/ベオバ/アク
リル酸エステル共重合体系再乳化型粉末樹脂 (注2)A−2:「ELOTEXWS45F」、日本エ
ヌエスシ−社製、ガラス転移温度6℃、最低造膜温度0
℃の酢酸ビニル/ベオバ共重合体系再乳化型粉末樹脂 (注3)A−3:「ELOTEXBN0107」、日本
エヌエスシ−社製、ガラス転移温度5℃、最低造膜温度
0℃のスチレン/アクリル共重合体系再乳化型粉末樹脂 (注4)A−4:「モビニ−ルDM117P」、ヘキス
ト合成社製、ガラス転移温度0℃、最低造膜温度0℃の
酢酸ビニル/エチレン共重合体系再乳化型粉末樹脂 (注5)A−5:「ELOTEXHM−100」、日本
エヌエスシ−社製、ガラス転移温度15℃、最低造膜温
度18℃の酢酸ビニル系再乳化型粉末樹脂 (注6)A−6:「DRYCRYL DP−290
4」、ロ−ム・アンド・ハ−ス社製、ガラス転移温度1
0℃、最低造膜温度5℃のアクリル系再乳化型粉末樹脂
(注7)「チタン白 JR−600A」:テイカ社製、
ルチル型酸化チタン (注8)「活性アルミナ KC−503」:住友化学社
製、吸着性顔料 (注9)活性白土:日本活性白土社製、吸着性顔料 (注10)光活性酸化チタン:「ST−157」、テイ
カ社製、アナタ−ゼ型酸化チタン、平均粒子径20nm (注11)「メルメントF10」:ヘキスト合成社製、
分散剤 (注12)「チロ−ゼMH6000YP2」:ヘキスト
合成社製、増粘剤 (注13)「アデカネ−トB−107F」:旭電化社
製、消泡剤試験方法 (*1)ホルムアルデヒド吸着能:20×50mmのガ
ラス板の表面に、上記で得た各塗料を間隙150μmの
アプリケ−タ−で塗装し、室温にて7日間乾燥して各試
験片を作成した。
【0030】各試験片4枚と1%ホルムアルデヒド水溶
液100mgを2リットルのガラス容器の中に密封し、
24時間後、検知管(ガステック社製、91L)でホル
ムアルデヒド濃度の定量を行なった。得られたホルムア
ルデヒド気中濃度より下記基準でホルムアルデヒド吸収
能を評価した。
【0031】 ◎:検知管の色が変わらない(検出限界以下) ○:0.1〜15ppm ×:15ppm以上 (*2)アンモニア吸収能:上記(*1)と同様の操作
で各塗料を塗装して、各試験片を作成した。各試験片4
枚と1%アンンモニア水溶液100mgを2リットルの
ガラス容器の中に密封し、24時間後、検知管(ガステ
ック社製、3L)でアンモニア濃度の定量を行なった。
得られたホルムアルデヒド気中濃度より下記基準でホル
ムアルデヒド吸収能を評価した。
【0032】 ◎:検知管の色が変わらない(検出限界以下) ○:0.5〜30ppm ×:30ppm以上
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、再乳化型粉末樹脂及び
吸着作用のある顔料を配合する粉末塗料が、1パックで
貯蔵でき、現場での作業性に優れ、しかも室内の床、壁
面、天井などに使用される合板やビニル壁紙上に適用す
ることにより、これら内装材から揮散するホルマリンや
アンモニアなどの有害物を遮断、又は吸収・分解して、
室内汚染を効果的に防止することができる。
【0034】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CB011 CC021 CD021 CE022 CF011 CF021 CG021 CG141 CG171 GA09 HA216 HA556 JB03 JB17 KA08 KA09 MA02 MA08 MA10 NA02 NA05 PB05 PC06 PC08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)再乳化型粉末樹脂、及び(B)珪
    藻土、活性アルミナ、活性白土およびゼオライトから選
    ばれる少なくとも1種以上の顔料を、該(B)成分が樹
    脂固形分100重量部に対して10〜300重量部とな
    るよう含有してなる粉末状組成物に、水を使用時に配合
    し水分散することを特徴とする室内汚染対策用塗料。
  2. 【請求項2】 アルデヒド類吸着能を有する窒素含有化
    合物(C)が配合されてなる請求項1記載の室内汚染対
    策用塗料。
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