JP3224121B2 - 自動二輪車用ステアリングヘッド部材 - Google Patents

自動二輪車用ステアリングヘッド部材

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JP3224121B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K19/00Cycle frames
    • B62K19/30Frame parts shaped to receive other cycle parts or accessories
    • B62K19/32Steering heads

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングを回動自
在に軸支するために車体フレーム前端に固着される自動
二輪車用ステアリングヘッド部材に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体フレーム前端には、ベ
アリングを介してステアリングシャフトを回動自在に軸
支するためのステアリングヘッド部が形成されており、
そのような自動二輪車のステアリングヘッド部として、
車体フレームの前端に円筒状のヘッドパイプを溶接した
ようなものや、ヘッドパイプ部分とボックス状のフレー
ム接続部を一体構造物として形成したステアリングヘッ
ド部材を、そのフレーム接続部で車体フレームの前端に
溶接したようなものが一般的に知られている。
【0003】そして、ヘッドパイプ部分とボックス状の
フレーム接続部を一体構造物として形成したステアリン
グヘッド部材としては、中空鋳造品を加工することによ
り製造されたものの他に、押出成形材を加工することに
より製造されたもの(特開昭59−50938号公報等
参照)が従来から公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の押出し成形材から製造されるステアリングヘッ
ド部材については、中空鋳造品から製造されるものと比
べて型費を安く抑えることはできるが、押出し成形材
が、ヘッドパイプ部分の成形上、ヘッドパイプの軸心方
向に沿った押出し方向(ステアリングヘッド部材の上下
方向)で製造されたものであるため、ステアリングヘッ
ド部材の上下方向で肉厚を自由に変えることができない
ものとなっている。
【0005】すなわち、自動二輪車では、ブレーキング
時に、ステアリングヘッド部材のフレーム接続部の下部
には圧縮方向の応力が働き、上部には引張方向の応力が
働くこととなるが、このようにフレーム接続部の働く力
が上下方向で異なるステアリングヘッド部材に対して、
従来の押出し成形材によるものでは、その上下方向で肉
厚を自由に設定することができないため、部分に応じて
肉厚を変えることにより部材全体を効率良く強化すると
いうことができないという問題がある。
【0006】さらには、上下方向の押出し成形材による
従来のステアリングヘッド部材では、フレーム接続部の
両側面がそれぞれ溶接面となってしまうため、溶接部が
側面可視部に出てしまって外観が悪くなるという問題も
ある。
【0007】本発明は、上記のような従来の押出し成形
材によるステアリングヘッド部材の持つ不都合を解消す
ることを目的としており、より具体的には、中空鋳造品
から製造されるものと比べて型費を安く抑えることがで
き、しかも、部材の上下方向で肉厚を自由に設定でき
て、部材全体を効率良く強化することができ、さらに
は、溶接部が側面可視部に出ることのない自動二輪車用
ステアリングヘッド部材を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決しかつ目的を達成するために、上記の請求項1に記
載したように、押出し成形材を使用することにより、ス
テアリングの軸支部とボックス状のフレーム接続部が一
体構造物として形成されている自動二輪車用ステアリン
グヘッド部材において、押出し成形材が、ステアリング
ヘッド部材の横幅方向に押出し成形されたものであるこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【作 用】上記のような構成によれば、ステアリングヘ
ッド部材の原材となる押出し成形材の押出し方向が、ス
テアリングヘッド部材の横幅方向であるため、ステアリ
ングヘッド部材の上下方向で、押出し成形材の各部の肉
厚を自由に変えることができる。
【0010】また、そのような押出し成形材により製造
されたステアリングヘッド部材では、ボックス状フレー
ム接続部の上下両面と後面の外面が車体フレームとの溶
接面となり、車体フレームの前端をフレーム接続部に溶
接したときに、溶接部が側面可視部に出ることがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の自動二輪車用ステアリングヘ
ッド部材の一実施例について、図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1は、押出し成形材から製造されるステ
アリングヘッド部材の最終形状を示すもので、ステアリ
ングヘッド部材1は、全体がアルミニウム合金のような
金属材により一体構造物として形成されているもので、
その前部がステアリングの軸支部2となっており、その
後部が車体フレームとの接続部3となっている。
【0013】ステアリング軸支部2には、前端壁4と軸
支部頂壁5と軸支部底壁6と中央隔壁7により、左右両
側が開放された空間部が画成されていて、軸支部頂壁5
と軸支部底壁6に、ベアリングを圧入するためのベアリ
ング圧入孔8,9がそれぞれ開設されている。
【0014】このステアリング軸支部2は、軸支部頂壁
5と軸支部底壁6を貫通して配置されるステアリングシ
ャフト(図示せず)を、ベアリング圧入孔8,9に圧入
した各ベアリング(図示せず)によって回動自在に軸支
するもので、従来のステアリングヘッド部材におけるヘ
ッドパイプ部に相当するものである。
【0015】フレーム接続部3は、中央隔壁7と接続部
上壁10と接続部下壁11と後端壁12により、左右両
側が開放されたボックス状に形成されていて、ボックス
内の斜め対角線方向に、補強壁13が設けられている。
【0016】なお、本実施例では、ブレーキング時にス
テアリングヘッド部材1の各部に加えられる力を考慮し
て、圧縮応力が働く接続部下壁11は座屈しないように
厚肉に形成され、引張応力が働く接続部上壁10は接続
部下壁11よりやや薄く形成され、補強壁13は接続部
上壁10より更に薄く形成されている。
【0017】上記のような構造のステアリングヘッド部
材1は、図2および図3に示すように、それぞれ断面コ
字状の部材20a,20bを合わせて断面ボックス状に
形成した左右の車体フレーム20に対して、その前端に
それぞれ溶接された各接続部材21,22を介して一体
的に固着されるもので、ステアリングヘッド部材1のフ
レーム接続部3に対して、接続部材21が、接続部上壁
10と接続部下壁11で溶接され、接続部材22が、接
続部上壁10の後部と接続部下壁11の後部と後端壁1
2で溶接される。
【0018】上記のように車体フレームの前端に固着さ
れる本実施例のステアリングヘッド部材1は、ダイスに
よる押出し成形により図4に示すような横断面形状とな
るように製造された長尺材を、適当な幅に切断して図5
に示すような1個分の押出し成形材1Aとし、この押出
し成形材1Aの前部両側角部を図6に示すように切削加
工してから、更に、軸支部頂壁5と軸支部底壁6にベア
リング圧入孔8,9をそれぞれ開設すると共に当該部分
に仕上げ加工を施すことによって、図1に示すような最
終形状に成形されるものである。
【0019】上記のような本実施例のステアリングヘッ
ド部材1によれば、その原材料となる押出し成形材1A
の押出し方向が、ステアリングヘッド部材1の横幅方向
(すなわち、ステアリングヘッド部材1を車体フレーム
に固着したときの車体幅方向)であるため、ステアリン
グヘッド部材1の上下方向で、押出し成形材1Aの各部
の肉厚を自由に変えることができる。
【0020】なお、本実施例では、押出し成形材1Aの
フレーム接続部3において、接続部下壁11が最も厚肉
に形成され、接続部上壁10がそれよりやや薄く形成さ
れ、補強壁13が接続部上壁10より更に薄く形成され
ていることにより、押出し成形材1Aにより製造される
ステアリングヘッド部材1が、ブレーキング時の圧縮応
力や引張応力に充分対応できる強度を有すると共に、全
体としてはできるだけ薄肉軽量なものとなっている。
【0021】また、そのような押出し成形材1Aから製
造されたステアリングヘッド部材1のフレーム接続部3
における溶接面は、フレーム接続部3の接続部上壁10
と接続部下壁11と後端壁12のそれぞれの外面となる
ため、その溶接部が側面可視部に出てしまうことはな
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したような本発明の自動二輪車
用ステアリングヘッド部材によれば、中空鋳造品から製
造されるものと比べて型費を安く抑えることができ、し
かも、部材の上下方向で肉厚を自由に設定することがで
きるため、必要な部分を重点的に肉厚として部材全体の
強化を効率良く行うことができ、さらに、これを車体フ
レームの前端に固着したときには、車体フレームとの溶
接部が側面可視部に出ないため、外観上も優れたものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動二輪車用ステアリングヘッド部材
の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示したステアリングヘッド部材の車体フ
レーム前端への固着状態を示す車体フレーム前端付近の
上面図。
【図3】図2に示した車体フレーム前端付近の側面図。
【図4】図1に示したステアリングヘッド部材の原材と
なる押出し成形材の断面図。
【図5】図1に示したステアリングヘッド部材の原材と
なる押出し成形材の斜視図。
【図6】図5に示した押出し成形材からステアリングヘ
ッド部材を製造するときの中間加工状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ステアリングヘッド部材 1A 押出し成形材 2 ステアリング軸支部 3 フレーム接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62K 19/02 - 19/04 B62K 19/28 B62K 19/32 B62K 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出し成形材を使用することにより、ス
    テアリングの軸支部とボックス状のフレーム接続部が一
    体構造物として形成されている自動二輪車用ステアリン
    グヘッド部材において、押出し成形材が、ステアリング
    ヘッド部材の横幅方向に押出し成形されたものであるこ
    とを特徴とする自動二輪車用ステアリングヘッド部材。
JP12318695A 1995-04-24 1995-04-24 自動二輪車用ステアリングヘッド部材 Expired - Fee Related JP3224121B2 (ja)

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