JPH0138716B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0138716B2
JPH0138716B2 JP55116711A JP11671180A JPH0138716B2 JP H0138716 B2 JPH0138716 B2 JP H0138716B2 JP 55116711 A JP55116711 A JP 55116711A JP 11671180 A JP11671180 A JP 11671180A JP H0138716 B2 JPH0138716 B2 JP H0138716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow
cross
rear fork
members
end piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55116711A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5741280A (en
Inventor
Ken Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP11671180A priority Critical patent/JPS5741280A/ja
Publication of JPS5741280A publication Critical patent/JPS5741280A/ja
Publication of JPH0138716B2 publication Critical patent/JPH0138716B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動二輪車のリヤホイールを支承する
改良されたリヤフオークに関するものである。
自動二輪車のリヤホイールの懸架支持は、左右
のメンバ及びこの間に架設されたクロスメンバよ
りなるリヤフオークの後部でリヤホイールを支持
し、リヤフオークの前端を車体側に揺動自在に軸
支するとともに、リヤフオークと車体間にリヤク
ツシヨンユニツトを介設して構成される。
従来のリヤフオークの左右のメンバ、クロスメ
ンバは鋼板素子等のプレス成形品のメンバ要素を
分割して成形し、要素を重ね合せて溶接し、左右
のメンバ単体やクロスメンバ単体を得ている。た
めに溶接工程を必要とし、溶接長も長く、製作が
面倒であり、重量も大きく、且つ溶接により残留
応力が生じ、剛性、強度の点でも最良とはいえな
い。そしてリヤフオークの左右のメンバの後端に
設けられるリヤホイール支承用のエンドピースの
形成は第10図及び第11図の如く行われ、メン
バ51の後端に別体のエンドピース52を溶接で
接合している。
かかる従来手段は、エンドピースを別部材とし
て必要とすることから部品点数が多くなること、
メンバの形状に合せた接合部の構造、溶接を必要
とすることから構造の複雑化、製作が面倒である
こと等も不都合があり、又溶接により剛性、強度
の点も最良といえず、コストも高くなる。
ところで、実開昭50−62253号公報において、
前部間にクロスメンバを架設して前端部間には軸
メンバを架設した左右の中空状メンバの後端部を
二層構造とし、この部分をプレス加工して略扁平
なエンドピース部としたことが開示されるが、そ
の中空状メンバ後端部の二層構造部分をプレスし
ても、リヤホイールの車軸に対するエンドピース
部の位置及びリヤフオーク軸に対する角度が決ま
りにくく、上記軸メンバから離れたホイール支持
部内側寸法の管理が難しいといつた欠点がある。
そして、特開昭54−122537号公報には、同様に
前部間にクロスメンバ、前端部間には軸メンバを
架設する左右の中空状メンバを、内部に補強クロ
ス部を一体に縦設した軽合金製押出し成形材で形
成し、中空状メンバ後端部を補強クロス部のみに
よる一枚のエンドピース部としたことが開示され
るが、このようなエンドピース部によるリヤホイ
ール支持部を一層としてしまうことにより、その
部分の強度が二層のものに比べ低下してしまうと
いつた欠点がある。
本発明者はリヤフオークの従来の上記した問題
に鑑み、これを解決すべく本発明をなしたもの
で、その目的とする処は、リヤフオークの左右の
メンバを軽合金の押出し或は引き抜き材で成形
し、且つその断面を閉塞ボツクス状として中間部
に縦梁をなす補強クロス部を一体に成形し、リヤ
フオークの軽量化と製作の容易化を図りつつ断面
形状と梁により捩り、曲げ等の剛性を充分に得、
軽合金を採用しつつ強度に優れたリヤフオークを
得せしめ、且つ後端部の両側を圧潰して縦梁の左
右に重ね合せる如くしてエンドピースを形成し、
エンドピースを一体に、簡単な成形で溶接を必要
とすることなく得、エンドピースまで含めたリヤ
フオーク全体の加工性に優れるとともに、特にエ
ンドピース部は閉塞断面となつて軽量の割に強度
的に優れたものとなり、しかもエンドピース部に
よるリヤホイール支持部の寸法管理がしやすくな
り、併せてリヤフオークの強度を均一に、且つ強
くでき、リヤフオーク全体としての軽量化が達成
でき、リヤホイールの製作の容易化、コストダウ
ンを図つた自動二輪車のリヤフオークを提供する
にある。
次に本発明の好適一実施例を添加図面に従つて
詳述する。
先ずリヤフオークの概略基本構造について説明
する。
第1図はリヤフオークの平面図を、第2図は同
側面図を示し、リヤフオーク1は左右のメンバ
2,2、これの前部間に架設されたクロスメンバ
3及び前端間に架設された軸メンバ4からなり、
軸メンバ4を車体側に軸支して揺動自在とし、後
端部の後述するエンドピース間にリヤホイールを
支持する。
左右のメンバ2,2の断面は第3図及び第4図
で明らかな如くで、メンバ2は軽合金の押し出し
材、或は引き抜きで成形され、縦長方形の閉塞ボ
ツクス状で、上下片2a,2b、左右片2c,2
dで囲まれる縦長ボツクス状の空間Sの幅方向中
間部に縦梁状の補強クロス部2eが一体に縦設さ
れ、クロス部2eは上下片2a,2bの各外面に
延長突出され、このクロス部2eの上下の突部2
f,2gは前部乃至中間部ではプレスカツトされ
ている。従つて上下片2a,2bはこの部分では
フラツトである。かくすることにより軽合金であ
りながら捩り、曲げ等の剛性を著しく向上し、実
用上必要且つ充分の強度を得ることができる。そ
してその断面形状で軽合金の押し出し、或は引き
抜きで容易に得られる。
メンバ2,2の後部から後端迄補強クロス部2
eの上下の突部2f,2gを残し、且つ後端部に
おいては左右の側片2c,2d及びクロス部2e
左右の上下片2a,2bをプレスカツト等で除去
し、後端部には縦梁をなすクロス部のみを残して
エンドピース5,5を各形成し、エンドピース
5,5には軸方向への後端に開放される車軸溝6
を各形成する。このエンドピース5は補強クロス
部のみを残して他を除去することによりメンバ
2,2の素材と一体に成形され、別体を溶接する
等の手間、作業や、又溶接に伴う変形、残留応力
の発生、矯正、仕上加工等を必要としない。この
ように軽合金で左右のメンバ及びエンドピースを
全一体的に溶接等を必要とすることなく一本の成
形材から成形することができる。
そして第6図及び第7図は本発明に係るエンド
ピース部を備えるリヤフオークの実施例で、リヤ
フオーク11は左右のメンバ12,12、クロス
メンバ13、軸メンバ14からなり、メンバ1
2,12の素材は上記と同じである。
エンドピース15の成形は、メンバ12の後端
部の左右の片12c,12dを中央のクロス部、
12eと重なり合うように圧潰変形せしめ、クロ
ス部12eを中心にして左右の片12c,12d
をこれらの内面がクロス部12eの両側面に密着
せしめる如くし、第8図の如く左右の片12c,
12dの各上下の部分に空所S1…を設けて密着し
た片の外側方への戻りを防止する如くし、左右の
片12c,12dの後部を含んでクロス部後部に
溝16を形成した。この場合車軸を溝16に通
し、溝16の左右にナツト等を介装することによ
り左右の片12c,12dの側方への分離は阻止
される。そしてエンドピースはクロス部、左右の
片の重合体で構成されるため、剛性、強度は向上
する。
第9図は上記実施例の左右の片112c,11
2dを全面的にクロス部112eに密着重合させ
てエンドピース115を成形したものである。
以上で明らかな如く本発明によれば、リヤフオ
ークを軽合金で成形しつつ充分の剛性と強度を維
持し、且つ押し出し材や引き抜き材で得るため左
右のメンバの面倒、煩雑な溶接等の加工を必要と
せず、簡易にリヤフオークが得られ、しかもエン
ドピース迄一体に、且つ簡単な加工で得られ、加
工も圧潰変形ですみ、リヤフオークを簡単、安価
に製作でき、又軽量化を図ることができ、殊に補
強クロス部を中心にして中空状メンバ後端部の両
側部を圧潰変形し、重ね合せて略扁平なエンドピ
ース部を形成することにより、エンドピースまで
含めたリヤフオーク全体の加工性に優れるととも
に、特にエンドピース部は閉塞断面となつて軽量
の割に強度的に優れたものとなる。
しかもエンドピース部の補強クロス部の肉厚は
その両側の中空状メンバの肉厚よりも厚いため、
同肉厚のものよりも強度、剛性が高いものとなつ
ている。そして圧潰変形の後は、この中空状メン
バ内部の略中央部で軸メンバに垂直な方向に沿つ
て一体に縦設した板状の補強クロス部の両側に中
空状メンバ後端部の肉の重なる三層構造のエンド
ピース部となるため、リヤフオーク間の間隔が一
定に管理され、即ちリヤホイール支持部の寸法管
理がしやすいものとなり、更に中空状メンバの略
中央にリヤホイール支持部が取り付けられ、ねじ
れ等発生しない構造にでき、併せてリヤフオーク
の強度を均一に、且つ強くすることができ、リヤ
フオーク全体としての軽量化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はリヤフオークの概略基本構造を示す平
面図、第2図は同側面図、第3図は第2図3−3
線断面図、第4図は第2図4−4線断面図、第5
図は第2図5−5線断面図、第6図は本発明に係
るエンドピース部を備えるリヤフオークの平面
図、第7図は同側面図、第8図は第7図8−8線
断面図、第9図は同変更実施例の第8図と同様の
図、第10図は従来例の要部の側面図、第11図
は第10図の11−11線断面図である。 尚図面中1,11はリヤフオーク、2,12は
左右のメンバ、2e,12e,112eは補強ク
ロス部、15,115はエンドピースである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 左右の中空状メンバと、両中空状メンバの前
    部間に架設したクロスメンバ及び前端部間に架設
    した軸メンバからなり、軸メンバを車体側に軸支
    して揺動自在とし、両中空状メンバ後端部に設け
    たエンドピース部間にリヤホイールを支持する自
    動二輪車のリヤフオークにおいて、 前記中空状メンバを軽合金製の押出し又は引き
    抜き成形材で形成するとともに内部略中央部で前
    記軸メンバに垂直な方向に沿つて当該中空状メン
    バの肉厚よりも厚い肉厚を有する板状の補強クロ
    ス部を一体に縦設し、 この補強クロス部を中心にして中空状メンバ後
    端部の両側部を圧潰変形し、重ね合せて略扁平な
    三層構造のエンドピース部を形成したこと、 を特徴とする自動二輪車のリヤフオーク。
JP11671180A 1980-08-25 1980-08-25 Rear fork for autobicycle Granted JPS5741280A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11671180A JPS5741280A (en) 1980-08-25 1980-08-25 Rear fork for autobicycle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11671180A JPS5741280A (en) 1980-08-25 1980-08-25 Rear fork for autobicycle

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5741280A JPS5741280A (en) 1982-03-08
JPH0138716B2 true JPH0138716B2 (ja) 1989-08-16

Family

ID=14693914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11671180A Granted JPS5741280A (en) 1980-08-25 1980-08-25 Rear fork for autobicycle

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5741280A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703019A1 (fr) * 1993-03-26 1994-09-30 Honda Motor Co Ltd Fourche arrière pour motocyclettes.

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6052194U (ja) * 1983-09-19 1985-04-12 本田技研工業株式会社 スイングア−ム
JPH0784196B2 (ja) * 1985-06-29 1995-09-13 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の駆動輪支持装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54122537A (en) * 1978-03-15 1979-09-22 Suzuki Motor Co Preparation of swing arm for twoowheel barrow

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5124052Y2 (ja) * 1973-10-11 1976-06-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54122537A (en) * 1978-03-15 1979-09-22 Suzuki Motor Co Preparation of swing arm for twoowheel barrow

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703019A1 (fr) * 1993-03-26 1994-09-30 Honda Motor Co Ltd Fourche arrière pour motocyclettes.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5741280A (en) 1982-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0570150B1 (en) Space frame construction
US4493505A (en) Rear seat of an automobile
US4732819A (en) Light-weight vehicle frame structure
JPH03501009A (ja) 乗物用立体骨組および乗物用立体骨組部材の製造方法
GB2131361A (en) Vehicle frame structure
JP3965230B2 (ja) シャシーフレーム用サイドメンバーおよびその製造方法
JPH0138716B2 (ja)
JPH09221061A (ja) シャーシ支持梁とその製造方法
JPH0451395B2 (ja)
JP2005271702A (ja) 車体フレーム用サイドレール及びその製造方法
JPH0558338A (ja) 車両のフレーム構造
JPS59166334A (ja) 自動二輪車用車体フレ−ムの製造方法
US6641150B1 (en) Fabricated steer axle assembly
JP2000198401A (ja) 車両バンパーの補強部材
KR101619877B1 (ko) 엠보싱 보강패널이 적용된 이종소재 서브프레임
JPH08132923A (ja) インストルメントメンバー構造
EP0780285B1 (en) Motor vehicle frame
JP3224121B2 (ja) 自動二輪車用ステアリングヘッド部材
JPH085403B2 (ja) 自動車のフレーム
JPS6122074Y2 (ja)
KR100492736B1 (ko) 분리형 금형을 이용한 차량의 끝면 조립체 제조방법
JP2768942B2 (ja) 自動二輪車のリヤアーム
KR200406533Y1 (ko) 자동차용 서브프레임
JP2601866Y2 (ja) 車体のサブフレーム
JPH01109186A (ja) 車両用フレーム構造