JP2651760B2 - 自動車のサスペンションアーム用支持ブラケット - Google Patents

自動車のサスペンションアーム用支持ブラケット

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JP2651760B2 JP3275814A JP27581491A JP2651760B2 JP 2651760 B2 JP2651760 B2 JP 2651760B2 JP 3275814 A JP3275814 A JP 3275814A JP 27581491 A JP27581491 A JP 27581491A JP 2651760 B2 JP2651760 B2 JP 2651760B2
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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ンアーム、特に同一軸線上に配列された複数のピボット
部を有する所謂A型アッパアーム等のサスペンションア
ームを車体に揺動可能に枢支するための支持ブラケット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の上記支持ブラケットの構造として
は、例えば図11(A)に示すようにプレス成形されて
車体フレームFに固着された1個のブラケットBu′の
両側壁20,20にサスペンションアームAuの一対の
ピボット部P1 ,P2 をそれぞれ連結するようにしたも
のや、同図(B)に示すように各々プレス成形されて車
体フレームFに間隔をおいて固着された一対のブラケッ
トBu″,Bu″にサスペンションアームAuの一対の
ピボット部P1 ,P2 をそれぞれ連結するようにしたも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造では、支
持ブラケットBu′,Bu″のプレス加工の際に生じる
スプリングバックや、複数部品(例えばブラケットB
u′とブラケット側カラー21)相互を溶接結合する際
の結合位置のばらつきが不可避であるから、それらを吸
収するために該ブラケットの、連結ボルトBを挿通させ
るアーム組付孔22を拡大する必要があり、これに伴い
各カラー21,23も大径となって重量増を来たす等の
問題があった。
【0004】ところで近年の自動車技術においては、
省燃費化及び運動性能向上のために車体を軽量化するこ
と、省燃費化のためのころがり抵抗低減と、運動性能
及び乗り心地の向上とをバランスよく達成するために、
車体側のサスペンション各締結部の精度及び剛性を向上
させること、生産性の向上とコスト低減を図ること、
等が要求される。
【0005】本発明は、斯かる要求を満たしながら従来
構造の上記問題を解決することができる自動車のサスペ
ンションアーム用支持ブラケットを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、サスペンションアームの複数のピボット部
ボルトを介して同一軸線上でそれぞれ回動自在に連結
する複数のアーム支持部と、それら支持部相互を一体に
接続する接続部とを有し、前記複数のアーム支持部を結
ぶ直線と交差する方向に押出し成形されて車体フレーム
に固着されるサスペンションアーム用支持ブラケットで
あって、前記接続部には前記軸線を横切る貫通孔が、ま
た前記各アーム支持部には、前記ピボット部を当接支持
させるべく前記軸線と直交する当接面がそれぞれ前記押
出し成形により形成され、前記ボルトを挿通させるべく
前記当接面を貫通して前記貫通孔に通じるボルト挿通孔
が機械加工により形成されることを第1の特徴とし、ま
前記貫通孔は、前記軸線に沿って直線状に延び且つそ
の両内端面の、前記押出し方向から見た断面形状が半円
弧状に形成される長孔であることを第2の特徴とし、更
前記接続部が、一対のアーム支持部間に亘り前記軸線
に沿って直線状に延びる一対の連結カラーと、複数本の
リブとを相互に一体に結合してなる骨格体より構成さ
れ、前記一対の連結カラー間に前記貫通孔が形成される
ことを第の特徴としている。
【0007】
【実施例】先ず、図1〜4を参照して本発明の第1実施
例について説明すると、リヤフレームFの底面には、該
リヤフレームFとの間に左右方向に延びる閉断面を画成
するリヤクロスメンバCが固着されており、このリヤク
ロスメンバCの左右両端部には、その各上部において本
発明の支持ブラケットとしてのアッパアームブラケット
Buが、またその各下部においてロアアームブラケット
Blがそれぞれ固着される。前記アッパアームブラケッ
トBuにはサスペンションアームとしての左右一対のア
ッパアームAuの基部が連結ボルトB及びナットNを以
て取付けられ、またロアアームブラケットBlにはロア
アームAlが同様の手段(図示せず)により取付けられ
ており、その両ブラケットBu,Blの先部間には後輪
WがナックルKを介して回転自在に取付けられる。
【0008】前記アッパアームAuはその基部に前後一
対のピボット部P1 ,P2 を、また先部に1個のピボッ
ト部P3 をそれぞれ有していて、全体として略A字状に
形成されている。その基部側の前後一対のピボット部P
1 ,P2 は、前後方向の同一軸線l−lに沿って配列さ
れるものであって、図2,3に示されるように目玉状本
体1と、その本体1を前後方向に貫通する支持孔1a内
周面にゴムブッシュ2を介して焼付け固定されるアーム
側カラー3とより構成され、そのカラー3の内周面には
前記連結ボルトBが嵌挿され、またその前端部には係合
フランジ部3aが一体に連設されている。
【0009】次に図2〜4を参照して前記アッパアーム
ブラケットBuの具体的構造を説明すると、それは、前
記前後一対のピボット部P1 ,P2 に対応する一対のア
ーム支持部4,5と、その両支持部4,5間を一体に接
続する接続部6とより構成され、アルミ又はアルミ合金
より一体成形される。各アーム支持部4,5は、前後一
対の支持壁部4f,4r;5f;5rと、その両支持壁
部間を一体に接続する上下一対の接続壁部4u,4l;
5u,5lとより断面略長方形に形成されており、その
各支持壁部4f,4r;5f;5rには、前記連結ボル
トBを挿通させるボルト挿通孔4h,5hが同一軸線上
に穿設されており、また両外側の支持壁部4f,5rに
はリヤフレームFの底面と重合する取付フランジ部4
a,5aが一体に連設されている。而して前後一対の支
持壁部4f,4r;5f;5rの相対向する内面は、
記軸線l−lと直交して前記アーム側カラー3の両端部
をそれぞれ衝合させるものであって、本発明の当接面4
fa,4ra;5fa,5raを構成しており、これら
当接面4fa,4ra;5fa,5raには、前記ボル
ト挿通孔4h,5hが貫通している。
【0010】前記接続部6の、前記軸線l−lが通る上
下中間部は、両内側の支持壁部4r,5f間を一体に接
続すべく該軸線l−lに沿って直線状に延び且つ上下に
扁平に形成されており、該中間部には、前記軸線l−l
を横切る長孔8と、該孔8を 上下に挟んで連結ボルトB
に沿って延びる上下一対の平板状連結カラー7u,7l
とが形成される。而して接続部6は、前記連結カラー7
u,7lと、それらカラー及び一対のアーム支持部4,
5間において骨組みされる複数本のリブR…とを一体に
結合してなる骨格体より構成されており、特に上下両端
のリブRは前後方向に略水平に延びて、両アーム支持部
の対応する接続壁部4u,5u;4l,5l相互をそれ
らと面一となるよう一体に接続している。
【0011】前記長孔8は、本発明の貫通孔を構成する
ものであって、前記軸線l−lに沿って直線状に延び
つ左右が開放されており、その長孔8の前後両内端面は
図4に明示したような(即ち後述する押出し方向Pから
見て)半円弧面8f,8rに形成されているため、該支
持壁部4r,5fのアーム当接部のうち特に厚肉に形成
した、連結ボルトB周辺の厚肉部4t,5tの肉厚が滑
らかに変化し、該アーム当接部が受ける荷重を効率よく
分散させて応力集中を回避することができる。また前記
連結カラー7u,7lと前後のアーム支持部4,5と
が、骨組みされた複数本のリブR…で結合されるため、
連結カラー7u,7lの薄肉化を図りつつ、連結ボルト
Bの締付力に対する連結カラー7u、7lの座屈強度を
効果的に高めることができる。
【0012】前記リヤクロスメンバCは、図2に示すよ
うに底壁相互が一体に結着される前半部9f及び後半部
9rより分割構成されており、その左右両端部は拡開さ
れていて、その開口端には、アッパアームブラケットB
uの前、後端面を直接衝合させる前、後の第1支持部1
1f,11rと、同ブラケットBuの前、後の取付フラ
ンジ部4a,5aを介してリヤフレームFの下面を衝合
させる前、後の第2支持部12f,12rと、同ブラケ
ットBuの下面を直接、或いはロアブラケットBlの上
端フランジ部10を介して衝合させる前、後の第3支持
部13f,13rとがそれぞれ一体に形成されている。
【0013】前記第2支持部12f,12rとアッパア
ームブラケットBuの取付フランジ部4a,5aとリヤ
フレームfとは溶接により一体に結合されている。また
それらの溶接部w1 ,w1 の中間位置においてアッパア
ームブラケットBuとリヤフレームFとの重合部は複数
箇所において溶接w2 …され、この溶接はリヤフレーム
Fの透孔14…を通して行われる。更にアッパアームブ
ラケットBuの下面は、第3支持部13f,13r及び
/又はロアブラケットBlの上端フランジ部10と複数
箇所において溶接w3 …されている。
【0014】このようにしてリヤクロスメンバCにアッ
パアームブラケットBuを固着した状態で、アッパアー
ムAuの前後のピボット部P1 ,P2 を対応するアーム
支持部4,5内に挿入し、連結ボルトBをリヤクロスメ
ンバCのボルト挿通孔15、アーム支持部4,5の各支
持壁部4f,4r;5f;5rのボルト挿通孔4h,5
hに挿通させて、その先端にナットNを螺合し連結ボル
トBを締め付けると、アッパアームAuの車体側へのセ
ットが完了する。
【0015】自動車の走行時において、アッパアームブ
ラケットBuの各アーム支持部4,5の支持壁部4f,
4r;5f;5rにはアッパアームAuより外力が作用
するが、その力はロアアームブラケットBlやリヤクロ
スメンバCを介してリヤフレームFに伝達される。また
各アーム支持部4,5はそれぞれ前後一対の支持壁部4
f,4r;5f;5rを有していて、対応するアッパア
ームAuのピボット部P1 ,P2 をそれぞれ両持ちで支
持しているから、それだけ個々の支持壁部の荷重負担を
軽減してその薄肉化を図ることができる。
【0016】次に上記アッパアームブラケットBuの製
造方法を図5も併せて参照して説明するに、その方法
は、押出し加工によりブラケット素材Mを得る第1の工
程と、そのブラケット素材Mをその押出し方向Pに対し
一定角度Θ(図示例では鋭角)傾斜した平面に沿って切
断して、複数のアッパアームブラケットBu…を得る第
2の工程と、その各アッパアームブラケットBuに、連
結ボルトBを挿通させるべく前記当接面4fa,4r
a,5fa,5raを貫通して長孔8に通じるボルト挿
通孔4h,5hを機械加工により穿設する第3の工程と
を有している。
【0017】前記第1の工程で使用される押出し加工装
置としては、従来公知の押出し加工装置が使用され、特
にビレットが押出されるダイス(図示せず)のダイス孔
は、アッパアームブラケットBuの左右方向の投影面の
輪郭(即ち、図4に示された輪郭)と一致する形状に形
成される。従って前記ブラケット素材Mより得られる各
アッパアームブラケットBuの前記当接面4fa,4r
a;5fa,5ra、各リブR…の側面、長孔8の内面
等は前記押出し方向P(車体左右方向)に沿って延びる
平面又は曲面となる。
【0018】而して第1の工程により押出し成形された
アルミ又はアルミ合金製のブラケット素材Mを、第2の
工程において前述のように切断すれば複数のアッパアー
ムブラケットBu…が得られ、その各ブラケットBu
に、前後のアーム支持部4,5の両支持壁部4f,4
r;5f;5rにボルト挿通孔4h,5hを機械加工す
れば、ブラケットBuの製造が終了する。尚、その機械
加工に際し共通のドリルにより全部のボルト挿通孔4
h,5hを一工程で穿設加工すれば、各孔4h,5h相
互の同軸関係が精度よく容易に得られる。
【0019】また図6には第2実施例が示されており、
このものは、アーム支持部4,5における各内側の支持
壁部4r,5fの、アームピボット部P1 ,P2 との当
接面積が前後のアーム支持部4,5で相違していること
に関連して各リブR…の荷重負担も前後で相違すること
から、その相違に応じてリブR…の配列を変更、即ちブ
ラケットBuの前後方向の中心線に対して各リブR…の
配列を非対称としたものである。而して第1実施例で
は、ブラケット素材Mに対する切断面16が押出し方向
Pに対し一定角度Θだけ傾斜しているので、各リブR…
の配列を前後対称形として左,右ブラケットBuの共通
化を図っているのに対し、この実施例ではリブR…の配
列が前後非対称であるため、ブラケット素材Mの切断面
16は押出し方向Pと直交させるか、又は切断面Pの傾
斜角度(180°−Θ)を変えなければ、左,右ブラケ
ットBuの共通化は困難である。尚、この第2実施例に
おいて、上側の中央2本のリブR1 ,R1 の下端は互い
に離隔して上側の連結カラー7uに接続されているが、
下側の中央2本のリブR2 ,R2 の上端のように一点で
下側の連結カラー7lに接続した方がトラス構造となる
ため、強度上、有利である。
【0020】次に図7には第3実施例が示されており、
このものでは、一対のアーム支持部4,5を結合する接
続部6においては前実施例のようなリブR…が省略され
ている。
【0021】更に図8には第4実施例が示されており、
このものでは、一対のアーム支持部4,5間を結合する
接続部6が上下一対の中実の連結壁部17u,17lよ
り構成されており、全体重量は前実施例のものよりかな
り大きくなっている。
【0022】更にまた図9には第5実施例が示されてお
り、このものでは、第1実施例のものと比べて両内側の
支持壁部4r,5fの中央厚肉部4t,5tが前後方向
に特別に長くなるように(即ち長孔8が短めになるよう
に)ブラケット素材Mを押出し成形し、その成形後に
械加工されたボルト挿通孔4h,5hのうち内側の孔に
はねじ加工を施して、そこに、前後独立した連結ボルト
B,Bをそれぞれ固定するようにしている。
【0023】更にまた図10には第6施例が示されて
おり、このものでは、第1実施例のものと比べてアーム
支持部の構造が相違しており、即ち、その各アーム支持
部4,5の外側の支持壁部4f,5rが省略されてい
る。従ってアッパアームAuの各ピボット部P1 ,P2
はブラケットBuに対し片持ちとなる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、サスペンションアームの複数のピボット部をボルト
を介して同一軸線上でそれぞれ回動自在に連結する複数
のアーム支持部と、これらを接続する接続部とを押出し
加工により一挙に成形することができるから、ブラケッ
トをプレス加工する場合のようにスプリングバックや溶
接位置のばらつきに起因した問題が生じる虞れは全くな
く、それだけ精度管理が容易であり、しかも溶接工程を
廃止し得る等、全体として生産性の向上とコスト低減と
に大いに寄与することができる。
【0025】また特に接続部には、前記軸線を横切る貫
通孔が押出し成形により形成され、各アーム支持部のピ
ボット部との当接面を直角に貫通して該貫通孔に通じる
ボルト挿通孔が機械加工により形成されるので、上記貫
通孔の特設により、それだけ接続部の重量軽減が図られ
ると共に、該貫通孔に通じるボルト挿通孔の機械加工量
を少なくでき加工作業の迅速容易化が図られる。しかも
斯かる貫通孔や当接面を何れも前記押出し成形により一
挙に難なく形成できて全体として加工性が頗る良好であ
る。また前記押出し成形によりブラケット各部を極力薄
肉に形成できることから、貫通孔形成による接続部の肉
抜き効果とも相俟って全体として支持ブラケットの軽量
化に大いに寄与することができる。更にアーム支持部と
一体の前記接続部がボルトの締付に対し十分な耐力を発
揮してアーム支持部相互の補強壁として有効に機能し得
るから、部品点数の低減を図りながらブラケットの全体
的強度を効果的に高めることができる。
【0026】また特に第2の特徴によれば、貫通孔は、
前記軸線に沿って直線状に延び且つその両内端面の、押
出し方向から見た断面形状が半円弧状に形成される長孔
であるので、貫通孔形成に伴う接続部の強度低下を極力
抑えながら、接続部の重量軽減や、ボルト挿通孔の機械
加工量軽減を効果的に達成することができ、またボルト
締付時には、アーム支持部の前記当接面が受ける締付荷
重を接続部側に効果的に分散させることができて該接続
部とアーム支持部との境界部付近での応力集中を効果的
に回避することができる。また上記長孔の、円弧面とな
る内端面も前記押出し成形により難なく成形することが
できる。
【0027】更に第3の特徴によれば、接続部の強度向
上が達成され、またその強度向上のために接続部の断面
がかなり複雑な形状となっても、これを前記押出し成形
により一挙に難なく形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るブラケットが組み込
まれた自動車の後輪懸架部の断面図
【図2】前記後輪懸架部の要部の分解斜視図
【図3】図1の3−3矢視拡大断面図
【図4】図3においてブラケット単体を示す同様断面図
【図5】押出し加工されたブラケット素材を示す斜視図
【図6】第2実施例を示す図3と同様の断面図
【図7】第3実施例を示す図3と同様の断面図
【図8】第4実施例を示す図3と同様の断面図
【図9】第5実施例を示す図3と同様の断面図
【図10】第6実施例を示す図3と同様の断面図
【図11】従来例におけるブラケットのアームとの連結
部を示す要部断面図
【符号の説明】
Au サスペンションアームとしてのア
ッパアーム Bu 支持ブラケットとしてのアッパア
ームブラケット ボルトとしての連結ボルト C 車体フレームとしてのリヤクロス
メンバ P 押出し方向 P1 ,P2 ピボット部 R リブ 4,5 アーム支持部 4fa,4ra アームとの当接面 5fa,5ra アームとの当接面4h,5h ボルト挿通孔 6 接続部 貫通孔としての長孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サスペンションアーム(Au)の複数の
    ピボット部(P1 ,P2 )をボルト(B)を介して同一
    軸線(l−l)上でそれぞれ回動自在に連結する複数の
    アーム支持部(4,5)と、それらアーム支持部(4,
    5)相互を一体に接続する接続部(6)とを有し、前記
    軸線(l−l)と交差する方向に押出し成形されて車体
    フレーム(C)に固着されるサスペンションアーム用支
    持ブラケットであって、前記接続部(6)には前記軸線(l−l)を横切る貫通
    孔(8)が、また前記各アーム支持部(4,5)には、
    前記ピボット部(P 1 ,P 2 )を当接支持させるべく前
    記軸線(l−l)と直交する当接面(4fa,4ra;
    5fa,5ra)がそれぞれ前記押出し成形により形成
    され、 前記ボルト(B)を挿通させるべく前記当接面(4f
    a,4ra;5fa,5ra)を貫通して前記貫通孔
    (8)に通じるボルト挿通孔(4h,5h)が機械加工
    により形成される ことを特徴とする、自動車のサスペン
    ションアーム用支持ブラケット。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔(8)は、前記軸線(l−
    l)に沿って直線状に延び且つその両内端面の、前記押
    出し方向(P)から見た断面形状が半円弧状に形成され
    る長孔であることを特徴とする、請求項1記載の自動車
    のサスペンションアーム用支持ブラケット。
  3. 【請求項3】 記接続部(6)は、一対のアーム支持
    部(4,5)間に亘り前記軸線(l−l)に沿って直線
    状に延びる一対の連結カラー(7u,7l)と、複数本
    のリブ(R…)とを相互に一体に結合してなる骨格体よ
    り構成され、前記一対の連結カラー(7u,7l)間に
    前記貫通孔(8)が形成されることを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の自動車のサスペンションアーム用支
    持ブラケット。
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