JP3223714B2 - 暖房器の制御装置 - Google Patents

暖房器の制御装置

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JP3223714B2
JP3223714B2 JP20063594A JP20063594A JP3223714B2 JP 3223714 B2 JP3223714 B2 JP 3223714B2 JP 20063594 A JP20063594 A JP 20063594A JP 20063594 A JP20063594 A JP 20063594A JP 3223714 B2 JP3223714 B2 JP 3223714B2
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政之 難波
美波 山田
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は暖房器の制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の制御装置は、故障発生時
に、自己診断機能により故障を検出し、故障した故障内
容を揮発性メモリ(例えばマイクロコンピュータのRA
M)に記憶し、表示する機能を有している。
【0003】しかしながら温風暖房器の制御装置の電源
は通常商用電源より供給されており、上記のような揮発
性メモリを使用している場合は、制御装置の電源を遮断
することで折角記憶しておいた故障内容は消去されてし
まうといった課題があった。
【0004】そこで最近は不揮発性メモリを使用して電
源が遮断されても故障内容を記憶されるようになってき
た。例えば特公平2−4125号公報における従来の制
御装置の一例のブロック構成を図7に示す。
【0005】1は燃焼器具の制御装置で、不揮発性メモ
リ3への故障内容を書き込み手段1aと故障内容読み込
み手段1bを有している。2は故障検出装置、4は不揮
発性メモリ3に記憶した故障内容を消去するための消去
手段、5は消去手段を起動するためのスイッチである。
8は故障内容表示手段、9は故障内容を読み込みして表
示させるためのスイッチである。この構成によると、不
揮発性メモリに故障内容を記憶させるので、電源が遮断
されても故障内容は記憶され続けるとともに、消去手段
4により不要になれば故障内容をすべて消去する事でく
り返し使用ができる。また、故障内容表示手段8を通し
て、故障内容を簡単に知ることができ、スイッチ9を繰
り返し押すことにより、以前の故障内容も知ることがで
きるので、適切な故障原因の判断ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、故障内容を確認しようとする際に表示部
自身が故障している場合には正確な故障内容の確認がで
きない。特に、発光ダイオード等の点灯/消灯により確
認する場合にはでたらめな内容になってしまう。さら
に、故障内容を確認した後に記憶内容の初期化を行う
際、実際に初期化の設定を受け付けたか否かを確認しよ
うとすると再度故障内容を読み出す必要が有り、複数の
操作を必要とするばかりでなく、コネクターを使用して
いるため、コネクターが確実に接続されているか否かの
確認が必要であるといった欠点があった。
【0007】また、サービスマンが故障内容を確認した
後、故障の修理を行う過程に於いても故障修理が完全で
なかった場合なども故障内容を記憶してしまい、サービ
スサイド(サービスベンチ)で発生した故障内容を誤っ
て記憶したまま故障修理依頼者に返却されるばかりでな
く、修理過程で頻繁に故障状態が発生して都度不揮発性
メモリへの読み書きを行うとメモリ自身を劣化させるお
それがあるといった欠点もあった。
【0008】そして、過去の故障内容を複数回遡って確
認しようとすると、過去何回目に発生した異常かを数え
る必要があり、使い勝手が悪いばかりでなく、記憶内容
を確認するため、あるいは初期化するための特別なスイ
ッチが必要でありコストが高くつく欠点もあった。
【0009】本発明は上記従来の構成が有していた課題
を解決するもので、制御装置の電源が遮断された後から
でも、電源が遮断される以前の故障(機器の故障と単純
なほこり掃除の警報等のメンテナンスを含め以下異常と
称す)内容を確実かつ簡単に確認及び初期化することを
第一の目的とし、さらに異常内容を確認する際の使い勝
手の向上を第二、初期化及び異常内容の確認の設定/解
除の操作性の向上を低いコストで実現させることを第三
の目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第一及び第
二の目的を達成するために、燃焼部等の負荷を制御する
制御部と、少なくとも制御部あるいは前記負荷のいずれ
か一方に異常が生じた時にこれを検出する異常検出部
と、この異常検出部によって検出した異常を記憶してい
く記憶部と、前記記憶部に記憶されている内容を遡って
呼び出す、呼び出し手段と、この呼び出し手段を行った
場合に起動される第一タイマー部と、この第一タイマー
部が動作中は上記表示部の全表示を点灯させるととも
に、前記呼び出された記憶部の内容を表示する表示部
と、前記記憶部に記憶されている内容を初期化させる初
期化手段と、この初期化手段を行った場合に起動される
第二タイマー部と、この第二タイマー部が動作中は上記
表示部の全表示を点灯させるとともに、この初期化手段
を行った場合、記憶部内の記憶を消去させかつ、新たな
故障内容の記憶をしなくなる構成とするとともに、記憶
部には不揮発性メモリ或いはバックアップ電源付きの揮
発性メモリで構成してある。
【0011】さらに、第二の目的を達成させるために、
呼び出し手段を受け付けた場合、表示部に最新の異常内
容の表示をするとともに、過去に遡って表示する際、過
去何回目に起こったものかの発生順番を前記記憶部に記
憶するとともに、前記発生順番を上記異常内容と同時あ
るいは、交互に表示するように構成してある。
【0012】また、第二及び第三の目的を達成させるた
めに、呼び出し手段の受け付けは、暖房器が停止してい
る時のみ可能とし、解除する場合は操作部の運転信号で
解除し、この呼び出し手段の受け付けは、機器本体の操
作部に設けたスイッチ操作によって、受け付けおよび解
除を行うよう構成するとともに、初期化手段の受け付け
は、機器本体の操作部に設けたスイッチ操作によって、
受け付けを行い、同解除は機器本体の操作部に設けたス
イッチ操作によって解除できないよう構成してある。さ
らにスイッチは設定温度やタイマー運転時間等の運転条
件を指示する複数のスイッチのいずれかを兼用するとと
もに、表示部は設定温度の表示やタイマー運転時間の表
示等の運転状態を表示する表示のいずれかを兼用して構
成としてある。
【0013】
【作用】本発明は上記構成によって、異常内容表示をす
る前に表示部の全表示を点灯させるため、表示部自身の
故障が確認できるとともに、呼び出し手段の設定が完了
したことの確認ができるようになる。さらに、記憶され
た異常内容を初期化する際にも、初期化手段の受付が完
了したことを全表示部の点灯により確認できる。また、
初期化した後は修理途中の異常内容は記憶しないので修
理途中の異常が誤って修理依頼者のところへ返却される
ようなことがなくなるとともに、記憶部の劣化を防ぎ、
異常内容を確実かつ簡単に確認及び初期化することがで
きる。
【0014】また、過去何回目に、どういう異常が発生
したかの情報も同時に確認できるようになり使い勝手が
向上する。さらに、過去何回目かという情報と、異常内
容を交互に表示することで少ない表示素子で多くの表示
内容を表示させることができ一段と使い勝手も向上す
る。
【0015】さらに、異常内容の確認の受け付けは暖房
器の運転が停止している時のみ可能とすることで安全に
確認でき、異常内容を確認したあとは機器の運転信号で
解除することで簡単に次の修理ステップに移行すること
ができるようになる。また、初期化手段を一度設定する
と、機器本体の操作部のスイッチでは容易に解除できな
い構成にすることで、修理途中に様々なスイッチ操作を
行っても初期化手段が解除しないので、修理途中に発生
した異常内容を記憶しないようにすることができ使い勝
手が向上する。
【0016】そして、初期化手段及び異常内容確認手段
の設定及び、操作は機器本体の操作部に設けたスイッチ
操作で行うことで、操作性が向上する。さらにスイッチ
及び異常内容を表示する表示部を設定温度やタイマー運
転時間等の運転条件を指示する複数のスイッチ及び運転
状態を表示する表示のいずれかを兼用することで特別な
スイッチ及び表示を必要とせずに構成が簡略化でき、低
いコストで実現できるようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はブロック構成図で10は暖房するための
熱を発生させる燃焼部で発熱した熱を部屋に排出する送
風ファン(図示せず)等の負荷を含んでいる。
【0018】11は10の燃焼部を制御する制御部、1
2は11の制御部を通じて10の燃焼部に運転/停止の
指示あるいはタイマー運転等の指示を行う操作部、13
は操作部12で指示された情報に基づいて制御部11が
動作する運転状態を表示する表示部で、タイマー運転時
の時計を表示したり、運転/停止の状態を示すランプ
(図示せず)や運転モードを示すランプ群(図示せず)
より構成されている。14は燃焼部10または制御部1
1の異常を検出して制御部11を通じて、あるいは直接
燃焼部10を停止させるとともに、異常が発生したこと
を知らせるために13の表示部に異常内容を表示させる
異常検出部である。15は異常検出部14で検出された
異常内容と異常回数を記憶するための記憶部でE2PR
OM等の不揮発性のメモリ(図示せず)あるいはリチウ
ム電池等でバックアップされたSRAM等の揮発性のメ
モリ(図示せず)より構成されており、制御装置全体の
電源が遮断されても記憶内容を保持するようになってい
る。16は記憶部15で記憶された内容を呼び出し、表
示部13に呼び出された内容を表示させるための呼び出
し手段で、操作部12のスイッチ操作により呼び出し手
段の設定/解除がなされる。17は呼び出し手段16が
設定されると同時に起動される第一タイマー部で、第一
タイマー部17が起動中は表示部13の表示を全点灯さ
せる。18は記憶部15で記憶された内容を初期化する
ための初期化手段で、操作部12のスイッチ操作により
呼び出し手段の設定/解除がなされる。19は初期化手
段18が設定されると同時に起動される第二タイマー部
で、第二タイマー部19が起動中は表示部13の表示を
全点灯させる。
【0019】上記構成に於いて以下その動作について図
2〜図6及び(表1)、(表2)を用いて説明する。仮
に4回の異常が発生したとして(表1)の一覧表に示
す。
【0020】
【表1】
【0021】最初の異常内容が酸欠検知でその異常番号
を35、次に発生した異常が燃焼部の失火検知でその異
常番号を30、次に発生した異常内容が燃焼部の負荷異
常でその異常番号を62、4回目(最新の異常)に発生
した異常内容が対震検知でその異常番号を12とする
と、記憶部内の異常内容と発生番号は例えば(表2)の
ようになっている。
【0022】
【表2】
【0023】すなわち記憶部内のアドレスN=0に01
35のデータ、アドレスN=1に0230のデータが、
アドレスN=2に0362のデータ、アドレスN=3に
データ0412の如くそれぞれのアドレスに異常回数n
の値と異常番号が記憶されるものとして説明する。
【0024】図2は呼び出し手段16の動作フローチャ
ートで、S1で運転スイッチのON/OFFを確認し、
運転スイッチがOFFでなければS2で呼び出し手段を
解除し、S3で表示部に時計または室温等の運転情報を
表示し次のステップに移る。S1で運転スイッチがOF
Fの場合はS4で今現在が呼び出し手段であるか否かの
確認をし、呼び出し手段でない場合は、S5で「タイマ
ー」スイッチの確認とS6で「−」スイッチの確認を
し、両方のスイッチが押されている場合S7で受け付け
タイマーを起動し、S8で受付タイマーのタイムアップ
を確認し、タイムアップしていなければS2に進み、呼
び出し手段の設定はしない。タイムアップしていればS
10で呼び出し手段の設定を行う。ここで通常「タイマ
ー」スイッチと「−」スイッチは同時に押されることが
なく、どちらか一つのスイッチが押されていなければS
9で受け付けタイマーは初期化され、呼び出し手段の設
定はされなくなる。通常は操作し得ない条件のスイッチ
操作を受付タイマーの時間(例えば5秒間)連続して操
作し続けることによって初めて呼び出し手段が設定でき
るようにしてあるので、通常使用で誤って呼び出し手段
に入ることが防げる。
【0025】従って、操作部に設けた複数のスイッチを
兼用することで構成が簡略化できるばかりでなく、呼び
出し手段の設定操作も簡単になる。さらに、運転スイッ
チをONすることで容易に呼び出し手段が解除できるの
で、異常内容を確認した後に運転スイッチをONして運
転をしようとするときには自動的に呼び出し手段の設定
は解除されて表示部は通常の運転情報の表示に切り替わ
るため使い勝手がさらに向上する。
【0026】次にS11で第一タイマーを起動し、S1
2で第一タイマーのタイムアップを確認し、タイムアッ
プしていなければS13で表示部の全表示を点灯させ、
表示部の点灯確認を行う。S12で第一タイマーがタイ
ムアップしていればS14で記憶部のアドレスNにn−
1を設定し、S15で表示部に異常内容と異常回数nを
表示する。
【0027】さらにS15の具体的な処理は図3に示す
ようになっている。S15−a1で時計表示の10時と
1時の桁に記憶部アドレスNの異常番号nを、S15−
a2で10分と1分の桁に記憶部のアドレスNの異常番
号を表示する。すなわち、異常発生回数は4回なので、
記憶部のアドレスN=3のデータとして異常回数n=4
と異常番号35を時計表示部に、4時35分と表示す
る。ここで、呼び出し手段が設定された場合に過去の異
常内容を表示する前に全表示の点灯確認をするため、正
確な異常表示の確認をすることができるとともに、異常
番号と異常回数を同時に表示するため使い勝手も向上す
る。
【0028】またS15を図4の如く構成したもので
は、S15−b1で時計表示に記憶部の異常回数を表示
して、S15−b2で表示タイマー(例えば2秒)を起
動し、S15−b3でこの表示タイマーがタイムアップ
するまで発生番号を表示した後、S15−b4で今度は
時計表示部に記憶部からの異常番号を表示し、S15−
b5で表示タイマー(例えば2秒)を起動し、S15−
b6で表示タイマーのタイムアップするまで異常番号を
表示するようにすれば、より多くの情報を時計表示部に
表示することができる。
【0029】例えば、異常番号も数字2桁ではなく、異
常の内容によって、機器の使用者が容易に処置できる異
常をU、専門的な知識が必要な場合をH、製造メーカー
でしか修理できないものをF等に分類した異常内容のよ
うに英字も含めて3桁の表示をすることも可能になり、
一段と使い勝手が向上する。
【0030】次に過去に遡って表示するための処理につ
いて説明する。図2のS16で記憶部のアドレスNが0
か否かを確認し、0の場合はなにもせずに次のステップ
に進む。0でない場合はS17でアドレスNが最終アド
レスか否かを確認し、最終アドレスの場合は、S18で
「−」スイッチの受付を確認し、「−」スイッチが押さ
れていればS19でアドレスNをディクリメントする。
S19で最終アドレスでない場合には、S20で「+」
スイッチの受付を確認し、「+」スイッチが押されてい
ればS21でアドレスNをインクリメントする。S20
で「+」スイッチが押されていなければS22で「−」
スイッチの受付確認をし、「−」スイッチが押されてい
ればS19でアドレスNをディクリメントする。S22
で「−」スイッチが押されていなければ何もせずに次の
ステップに進む。
【0031】上記の如く、過去に遡って異常内容を確認
する場合に、機器の温度設定を行うスイッチで例えば
「+」「−」スイッチを兼用し、「−」スイッチで過去
に遡るようにすることでれば操作性の向上がはかれる。
【0032】次に初期化手段について図5を用いて説明
する。S20でタイマースイッチの確認とS22で時計
スイッチの確認をし、両方のスイッチが押されている場
合S23で受付タイマーを起動し、S24で受付タイマ
ーのタイムアップを確認し、タイムアップしていなけれ
ばS21に進み受付タイマーを初期化するとともに初期
化モードには入らずそのまま次のステップに進む。S2
4でタイムアップしていればS25で初期化モードの設
定を行う。ここで通常タイマースイッチと時計スイッチ
は同時に押されることがなく、どちらか一つのスイッチ
が押されていなければS21で受け付けタイマーは初期
化され、初期化モードの設定はされなくなる。従って、
通常は操作し得ない条件のスイッチ操作を受付タイマー
の時間(例えば5秒間)連続して操作し続けることによ
って初めて初期化モードが設定できるようにしてあるの
で、通常使用で誤って初期化モードに入ることが防げ
る。
【0033】次にS26で第二タイマーを起動し、S2
7で第二タイマーのタイムアップを確認し、タイムアッ
プしていなければS28で表示部の全表示を点灯させ、
表示部の点灯確認を行う。次にS27で第二タイマーが
タイムアップしていればS29で記憶部をすべて初期化
し、異常回数nも1に初期化し、次のステップに進む。
【0034】上記の如く初期化モード設定時も表示部を
一定時間全点灯させるため、初期化モードの設定にはい
ったことを確認できるばかりでなく、操作部及び表示部
の動作確認も併せて可能になる。ここで初期化モードの
解除は例えば制御装置の電源が遮断された時点で解除さ
れるようにしておけば、サービスサイドで初期化モード
を設定しても、修理が完了して修理依頼者の所へ機器を
返却する際に一度電源が遮断されるため、自然に初期化
モードは解除されるようになる。
【0035】次に、機器に異常が発生した場合の記憶処
理について図6を用いて説明する。S30で機器の異常
を確認する。機器に異常がない場合は何もせずに記憶処
理を終了させる。機器に異常がある場合は、S31で今
現在が初期化モード中か否かを判断し、初期化モード中
であれば機器に異常がなかった時と同様に記憶処理を行
わずに処理を終了する。初期化モードでなければ、S3
2で記憶部のアドレスNにn−1を設定するとともに、
S33でアドレスNのデータとして、現在発生している
異常内容と異常の発生回数nを同時に記憶するようにす
る。次にS34でアドレスNが最終アドレスか否かを確
認し、最終アドレスであれば、記憶容量以上の異常が発
生したことになるので、nに1を設定して一番最初に記
憶した故障内容から上書きするようにする。最終アドレ
スでない場合には、nをインクリメントして記憶処理を
終了するようにしている。
【0036】すなわち初期化モード中は機器の異常を記
憶しないようにしているため、サービスサイドで初期化
モードを設定して修理を行えば修理途中の異常等を記憶
されないので、誤って修理途中の記憶を行ったまま修理
依頼者に機器が返却されるのを防ぐことができる。また
修理過程で何度も機器の異常を検知するような場合であ
っても記憶部への読み書き動作は全く行われないので、
記憶部自身の劣化(一般にE2PROMは読み書き回数
に上限がある。またSRAMとリチウム電池のような構
成の場合は読み書きにより消費電流が多くなりバックア
ップの寿命が短くなる)を防ぐことができる。
【0037】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、呼び出し手段で異常内容表示をする前に第一
タイマーの時間だけ表示部の全表示を点灯させるため、
表示部自身の故障が確認できるとともに、異常内容表示
の設定が完了したことの確認ができるようになる。さら
に、記憶された異常内容を初期化する際にも、初期化の
受付が完了したことを第二タイマーの時間だけ全表示部
を点灯させるため、正確に初期化の設定ができたことの
確認ができる。また、初期化した後に機器の異常修理を
するようにすれば修理途中の異常内容は記憶しないばか
りか、機器本体の操作部のスイッチでは解除できない構
成なので、様々な修理を施しても修理途中の異常が記憶
されて誤って修理依頼者のところへ返却されるようなこ
とがなくなるばかりでなく、記憶部へのよけいな読み書
きを行わないので記憶部の劣化も起こらず、異常内容を
確実かつ簡単に確認及び初期化することができる。
【0038】また、異常内容を過去に遡って呼び出す際
に、過去何回目に発生したかの情報も同時に記憶してお
り、過去何回目にどういう異常が発生したかを同時に確
認できるようになる。更に、過去何回目かという情報
と、異常内容を交互に表示することで少ない表示素子で
多くの異常内容情報を表示させることができ使い勝手も
向上する。
【0039】さらに、異常内容の確認の受け付けは暖房
器の運転が停止している時のみ可能とすることで安全に
確認できる。さらに異常内容の解除を機器の運転信号で
解除することで簡単に次の修理ステップに移行すること
ができる。そして、初期化手段及び呼び出し手段の設定
及び、異常内容を過去に遡って確認する際の操作は機器
本体の操作部に設けたスイッチ操作で行うことで、操作
性が向上する。さらにスイッチ及び異常内容を表示する
表示部を設定温度やタイマー運転時間等の運転条件を指
示する複数のスイッチ及び運転状態を表示する表示のい
ずれかを兼用することで特別なスイッチ及び表示を必要
とせずに構成が簡略化でき、低いコストで実現できるよ
うになる。
【0040】なお、本実施例では、呼び出し手段が設定
される場合や、初期化手段が設定される場合に表示部を
一定時間の間全点灯するようにしたが、一定時間全点灯
した後全消灯するようにすればより確実に表示部の良否
を確認することができる。
【0041】また、表示部がない機器においてはブザー
音のような信号であってもかまわないし、操作部はリモ
コン等の遠隔制御からの信号であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図
【図2】同制御装置の呼び出し手段のフローチャート
【図3】同制御装置の表示処理のフローチャート
【図4】同制御装置の表示処理のフローチャート
【図5】同制御装置の初期化手段のフローチャート
【図6】同制御装置の記憶処理のフローチャート
【図7】従来の制御装置を示すブロック構成図
【符号の説明】
10 燃焼部 11 制御部 12 操作部 13 表示部 14 異常検出部 15 記憶部 16 呼び出し手段 17 第一タイマー手段 18 初期化手段 19 第二タイマー手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−66826(JP,A) 特開 平2−4128(JP,A) 特開 平3−255814(JP,A) 特開 平4−45316(JP,A) 特開 平4−174213(JP,A) 特開 平2−4126(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/24 - 5/26

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼部等の負荷と、この負荷を制御する
    制御部と、少なくとも制御部あるいは前記負荷のいずれ
    か一方に異常が生じた時にこれを検出する異常検出部
    と、この異常検出部によって検出した異常を記憶してい
    く記憶部と、前記記憶部に記憶されている内容を遡って
    呼び出す呼び出し手段と、この呼び出された記憶部の内
    容を表示する表示部と、前記呼び出し手段の設定を行っ
    た場合に起動される第一タイマー部とを備え、前記表示
    部は前記第一タイマー部がタイムアップするまでは全表
    示を点灯させ、タイムアップしてから前記記憶部の内容
    を表示させるように構成した暖房器の制御装置。
  2. 【請求項2】 燃焼部等の負荷と、この負荷を制御する
    制御部と、少なくとも制御部あるいは前記負荷のいずれ
    か一方に異常が生じた時にこれを検出する異常検出部
    と、この異常検出部によって検出した異常を記憶してい
    く記憶部と、前記記憶部に記憶されている内容を遡って
    呼び出す呼び出し手段と、この呼び出された記憶部の内
    容を表示する表示部と、前記記憶部に記憶されている内
    容を初期化させる初期化手段と、この初期化手段の設定
    を行った場合に起動される第二タイマー部と、この第二
    タイマー部が動作中は上記表示部の全表示を点灯させる
    ように構成した暖房器の制御装置。
  3. 【請求項3】 燃焼部等の負荷と、この負荷を制御する
    制御部と、少なくとも制御部あるいは前記負荷のいずれ
    か一方に異常が生じた時にこれを検出する異常検出部
    と、この異常検出部によって検出した異常を記憶してい
    く記憶部と、前記記憶部に記憶されている内容を遡って
    呼び出す呼び出し手段と、この呼び出された記憶部の内
    容を表示する表示部と、前記記憶部に記憶されている内
    容を初期化させる初期化手段と、この初期化手段の設定
    を行った場合、記憶部内の記憶を消去するとともに、
    記初期化手段の解除操作が行われるまで新たな故障内容
    の記憶をしないように構成した暖房器の制御装置。
  4. 【請求項4】 呼び出し手段の設定を受け付けた場合、
    表示部に最新の異常内容を表示するとともに、過去に遡
    って表示する際、過去何回目に起こったものかの発生順
    番を前記記憶部に記憶するとともに、前記発生順番を上
    記異常ないようと同時あるいは交互に表示するように構
    成した請求項1〜3のいずれか1項記載の暖房器の制御
    装置。
  5. 【請求項5】 呼び出し手段の設定受け付けは、暖房器
    が停止している時のみ可能とし、解除する場合は機器本
    体の操作部の運転信号で解除するように構成した請求項
    1〜4のいずれか1項記載の暖房器の制御装置。
  6. 【請求項6】 呼び出し手段の設定及び解除の受け付け
    は、機器本体の操作部に設けたスイッチ操作によって行
    うように構成した請求項1〜5のいずれか1項記載の暖
    房器の制御装置。
  7. 【請求項7】 初期化手段の設定は機器本体の操作部に
    設けたスイッチ操作によって受け付けを行うとともに、
    解除は上記スイッチ操作によって解除できないように構
    成した請求項2または3記載の暖房器の制御装置。
  8. 【請求項8】 スイッチは設定温度やタイマー運転時間
    等の運転条件を指示する複数のスイッチのいずれかを兼
    用して構成した請求項6または7記載の暖房器の制御装
    置。
  9. 【請求項9】 表示部は設定温度の表示やタイマー時間
    の表示等の運転状態を表示する表示のいずれかを兼用し
    て構成した請求項1〜4のいずれか1項記載の暖房器の
    制御装置。
  10. 【請求項10】 記憶手段は、E2PROM等の不揮発
    性メモリあるいはバックアップ電源付きの揮発性メモリ
    で構成した請求項1〜4のいずれか1項記載の暖房器の
    制御装置。
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