JP3139272B2 - 機器の故障内容表示付き制御装置 - Google Patents
機器の故障内容表示付き制御装置Info
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- JP3139272B2 JP3139272B2 JP06074783A JP7478394A JP3139272B2 JP 3139272 B2 JP3139272 B2 JP 3139272B2 JP 06074783 A JP06074783 A JP 06074783A JP 7478394 A JP7478394 A JP 7478394A JP 3139272 B2 JP3139272 B2 JP 3139272B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- failure
- abnormality
- detector
- main control
- control circuit
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
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- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に給湯機、燃焼機等
に用いられる制御装置に関するもので、特に機器の異常
または故障の内容を分類表示する機能(以降、OKモニ
ターと称す)を有するものを対象とする。
に用いられる制御装置に関するもので、特に機器の異常
または故障の内容を分類表示する機能(以降、OKモニ
ターと称す)を有するものを対象とする。
【0002】
【従来の技術】従来の、石油やガスをエネルギーとする
給湯機、燃焼機等において、OKモニターを搭載した商
品が発売されている。これは、機器の有するサーミスタ
等のセンサが機器の異常を検出したり、センサの断線等
の故障、及び制御回路自身の故障が発生した際に、その
内容を数字、記号等で分類表示する機能である。お客様
が販売店に修理依頼する際や、サービスマンが現地で修
理作業を行う際にこのOKモニターを利用して不具合箇
所を特定でき、修理作業を迅速かつ正確にしようとする
ものである。
給湯機、燃焼機等において、OKモニターを搭載した商
品が発売されている。これは、機器の有するサーミスタ
等のセンサが機器の異常を検出したり、センサの断線等
の故障、及び制御回路自身の故障が発生した際に、その
内容を数字、記号等で分類表示する機能である。お客様
が販売店に修理依頼する際や、サービスマンが現地で修
理作業を行う際にこのOKモニターを利用して不具合箇
所を特定でき、修理作業を迅速かつ正確にしようとする
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方式では、異常または故障内容が確実に再現する場
合は、期待どうりの効果を発揮するが、初期段階の故障
発生時に多い、センサの半断線(時々断線する)等の故
障においては、従来のOKモニターでは故障箇所を特定
することが困難であった。そして、部品の劣化の傾向か
らみると、故障にいたる初期の症状は、上記のような
「時々接触が悪くなって機器が停止する」ものが一般的
である。こんな場合、お客様は運転スイッチを一度切っ
てみたり、あるいは電源コンセントを抜いてみたりとい
った処置をされ、それで修復できる場合はそのまま使用
される場合が多い。そしてもう少し機器の停止がひんぱ
んに発生するようになると販売店に修理依頼の連絡が入
るのが実態である。このような場合には、サービスマン
が現場に行ってOKモニターで内容を確認しようとして
も、そのときには異常なく動作し、故障が再現できない
ケースが多い。従って、結局真の原因が発見できず、何
回もお客様のところに出向かなければならなくなり、お
客様に迷惑をかけるばかりでなく、修理作業の効率も極
めて悪いものとなる。
来の方式では、異常または故障内容が確実に再現する場
合は、期待どうりの効果を発揮するが、初期段階の故障
発生時に多い、センサの半断線(時々断線する)等の故
障においては、従来のOKモニターでは故障箇所を特定
することが困難であった。そして、部品の劣化の傾向か
らみると、故障にいたる初期の症状は、上記のような
「時々接触が悪くなって機器が停止する」ものが一般的
である。こんな場合、お客様は運転スイッチを一度切っ
てみたり、あるいは電源コンセントを抜いてみたりとい
った処置をされ、それで修復できる場合はそのまま使用
される場合が多い。そしてもう少し機器の停止がひんぱ
んに発生するようになると販売店に修理依頼の連絡が入
るのが実態である。このような場合には、サービスマン
が現場に行ってOKモニターで内容を確認しようとして
も、そのときには異常なく動作し、故障が再現できない
ケースが多い。従って、結局真の原因が発見できず、何
回もお客様のところに出向かなければならなくなり、お
客様に迷惑をかけるばかりでなく、修理作業の効率も極
めて悪いものとなる。
【0004】また、最終的にお客様のところで真の原因
が発見できない場合には、商品を交換して対応すること
も発生する。こんな場合は、返品された商品をメーカで
解析し、原因を追求することになるが、その場合にも異
常あるいは故障が再現しない場合が多く、次の対応が遅
れるといった課題があった。
が発見できない場合には、商品を交換して対応すること
も発生する。こんな場合は、返品された商品をメーカで
解析し、原因を追求することになるが、その場合にも異
常あるいは故障が再現しない場合が多く、次の対応が遅
れるといった課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の機器の故障内容表示付き制御装置は、機器の
状態を検出するサーミスタ等の検出器と、前記検出器に
よって検出された信号を電気信号に変換する検出回路
と、前記検出回路によって検出された信号にもとづいて
機器を制御する主制御回路と、前記主制御回路の信号を
受けて機器のアクチェータを駆動する負荷駆動回路と、
前記検出器が機器の異常を検出したり、または検出器自
身の故障を検出した際に、その内容を分類表示する表示
部と、過去発生した機器の異常または故障内容を複数デ
ータ記憶する不揮発性記憶部とを備え、前記不揮発性記
憶部には機器の異常または故障を記憶する際に、発生の
タイミングを分類して故障内容と併せて記憶するように
したものである。
に本発明の機器の故障内容表示付き制御装置は、機器の
状態を検出するサーミスタ等の検出器と、前記検出器に
よって検出された信号を電気信号に変換する検出回路
と、前記検出回路によって検出された信号にもとづいて
機器を制御する主制御回路と、前記主制御回路の信号を
受けて機器のアクチェータを駆動する負荷駆動回路と、
前記検出器が機器の異常を検出したり、または検出器自
身の故障を検出した際に、その内容を分類表示する表示
部と、過去発生した機器の異常または故障内容を複数デ
ータ記憶する不揮発性記憶部とを備え、前記不揮発性記
憶部には機器の異常または故障を記憶する際に、発生の
タイミングを分類して故障内容と併せて記憶するように
したものである。
【0006】
【作用】本発明は上記の構成とすることによって、過去
発生した機器の異常または故障の内容を複数データにわ
たって不揮発性記憶部に記憶するため、サービスマンが
お客様のところで修理を行う際に、異常が再現しなくて
も、過去に発生した異常または故障の内容を不揮発性記
憶部から呼び出せば、どのようなトラブルで機器が停止
したのかがわかり、どこに原因があるかが特定できる。
発生した機器の異常または故障の内容を複数データにわ
たって不揮発性記憶部に記憶するため、サービスマンが
お客様のところで修理を行う際に、異常が再現しなくて
も、過去に発生した異常または故障の内容を不揮発性記
憶部から呼び出せば、どのようなトラブルで機器が停止
したのかがわかり、どこに原因があるかが特定できる。
【0007】また、商品交換の処置で、メーカにトラブ
ルのあった商品が返品された場合にも、過去の異常また
は故障の内容を不揮発性記憶部から呼び出せば、その商
品の市場でのトラブル原因が即座に特定できるものであ
る。
ルのあった商品が返品された場合にも、過去の異常また
は故障の内容を不揮発性記憶部から呼び出せば、その商
品の市場でのトラブル原因が即座に特定できるものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例の機器の故障内容表
示付き制御装置を図に基づいて説明する。
示付き制御装置を図に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の石油給湯機の概
略構成図で、1は燃焼部(バーナ)、2は燃焼部1の発
生熱を水に伝える熱交換器、3は給水口、4は給湯口で
ある。5は給湯口4の近傍に取り付けられ、湯の温度を
検出するサーミスタ、6は給水口3の近傍に取り付けら
れ、水の流量を測定する流量センサ、7は機器内部に取
り付けられた制御器、8は制御器7と接続され、機器の
操作や表示を行う操作板である。
略構成図で、1は燃焼部(バーナ)、2は燃焼部1の発
生熱を水に伝える熱交換器、3は給水口、4は給湯口で
ある。5は給湯口4の近傍に取り付けられ、湯の温度を
検出するサーミスタ、6は給水口3の近傍に取り付けら
れ、水の流量を測定する流量センサ、7は機器内部に取
り付けられた制御器、8は制御器7と接続され、機器の
操作や表示を行う操作板である。
【0010】図2は前記操作板8の外観図で、9は運転
スイッチ、10は湯の設定温度を可変する湯温設定スイ
ッチ、11は前記湯温設定値やその他機器の状態を表示
する液晶表示部ある。液晶表示部11の中には、時刻表
示の機能を備えている。12は、操作板8の蓋内におさ
められ、サービス時に操作する目的のサービススイッチ
である。
スイッチ、10は湯の設定温度を可変する湯温設定スイ
ッチ、11は前記湯温設定値やその他機器の状態を表示
する液晶表示部ある。液晶表示部11の中には、時刻表
示の機能を備えている。12は、操作板8の蓋内におさ
められ、サービス時に操作する目的のサービススイッチ
である。
【0011】図3は、上記石油給湯機の制御装置のブロ
ック図である。図において、13は給湯機の燃焼状態を
監視するフレームロッド、14はサーミスタ5や流量セ
ンサ6、フレームロッド13の信号を入力する検出回
路、15は検出回路14の信号を受けて給湯機の燃焼を
制御する主制御回路、16は主制御回路の信号によって
機器のアクチエータを駆動する負荷駆動回路、17はア
クチエータで、点火装置17−1、送風モータ17−
2、送油ポンプ17−3から構成されている。また、1
8は不揮発性記憶部、19は通算使用時間カウント部
で、共に主制御回路15に接続されている。
ック図である。図において、13は給湯機の燃焼状態を
監視するフレームロッド、14はサーミスタ5や流量セ
ンサ6、フレームロッド13の信号を入力する検出回
路、15は検出回路14の信号を受けて給湯機の燃焼を
制御する主制御回路、16は主制御回路の信号によって
機器のアクチエータを駆動する負荷駆動回路、17はア
クチエータで、点火装置17−1、送風モータ17−
2、送油ポンプ17−3から構成されている。また、1
8は不揮発性記憶部、19は通算使用時間カウント部
で、共に主制御回路15に接続されている。
【0012】次に動作を説明する。まず、給湯機が設置
され通電が開始されると、通算使用時間カウント部19
は無条件に時間カウントを開始する。以降停電や電源コ
ンセントが抜かれた場合には、主制御回路15が通算使
用時間カウント部19のカウント値を読み取り、それを
不揮発性記憶部18に格納する。そして、停電からの復
帰時や、電源コンセントの再投入時には、主制御回路1
5が不揮発性記憶部18からカウント値を読みだし、再
度通算使用時間カウント19部にセットする。従ってカ
ウント値はリセットされることなく、機器の通電されて
いる期間中、継続的に行われる。
され通電が開始されると、通算使用時間カウント部19
は無条件に時間カウントを開始する。以降停電や電源コ
ンセントが抜かれた場合には、主制御回路15が通算使
用時間カウント部19のカウント値を読み取り、それを
不揮発性記憶部18に格納する。そして、停電からの復
帰時や、電源コンセントの再投入時には、主制御回路1
5が不揮発性記憶部18からカウント値を読みだし、再
度通算使用時間カウント19部にセットする。従ってカ
ウント値はリセットされることなく、機器の通電されて
いる期間中、継続的に行われる。
【0013】次に、操作板8で運転スイッチ9がオンさ
れ、その後給湯が行われると、熱交換器2内に給水口3
から水が流入し、給湯口4から流出される。この水の流
れを流量センサ6が検出し、検出回路14を介して主制
御回路15に取り込まれる。同時にサーミスタ5の信号
が、検出回路14を介して湯の温度として主制御回路1
5に取り込まれ、予め設定された設定温度と比較され、
湯の温度が低い場合は、負荷駆動回路16を介してアク
チエータ17を駆動し、燃焼が開始される。まず送風モ
ータ17−2が、次に点火装置17−1が、そして送油
ポンプ17−3が順次駆動され、送られた灯油に点火さ
れる。点火が行われたことをフレームロッド13が検出
し、検出回路14を通して主制御回路15に送られる
と、主制御回路15は、負荷駆動回路16を介して点火
装置17−1を停止し、定常燃焼状態に入る。一方、液
晶表示部11は通常、時刻を表示している。
れ、その後給湯が行われると、熱交換器2内に給水口3
から水が流入し、給湯口4から流出される。この水の流
れを流量センサ6が検出し、検出回路14を介して主制
御回路15に取り込まれる。同時にサーミスタ5の信号
が、検出回路14を介して湯の温度として主制御回路1
5に取り込まれ、予め設定された設定温度と比較され、
湯の温度が低い場合は、負荷駆動回路16を介してアク
チエータ17を駆動し、燃焼が開始される。まず送風モ
ータ17−2が、次に点火装置17−1が、そして送油
ポンプ17−3が順次駆動され、送られた灯油に点火さ
れる。点火が行われたことをフレームロッド13が検出
し、検出回路14を通して主制御回路15に送られる
と、主制御回路15は、負荷駆動回路16を介して点火
装置17−1を停止し、定常燃焼状態に入る。一方、液
晶表示部11は通常、時刻を表示している。
【0014】次に、機器に何らかの故障が発生した場合
について説明する。例えばサーミスタ5の接続リード線
が断線した場合に、サーミスタ5の両端の抵抗値が無限
大となり、この情報が検出回路14を介して主制御回路
15に伝えられ、故障が認識される。そして主制御回路
15は、燃焼動作を停止し、サーミスタ5の断線を表す
表示”E01”を、液晶表示部11の時刻表示部に表示
する。そして同時に、この”E01”のデータと、通算
使用時間カウント部19のカウント値と、異常が発生し
たタイミングが燃焼中であったことを示すコードデータ
とを不揮発性記憶部18に入力する。このようにして、
何らかの異常または故障が発生する度に、その内容を示
すエラーコードを通算使用時間のカウント値とその発生
タイミングを示すデータと共に不揮発性記憶部18に格
納する。記憶容量は、過去3データとし、これを超える
場合は、最も古いデータを捨て、最新のデータを記憶す
るように構成する。尚、エラーコードとその内容は表1
に示すものである。
について説明する。例えばサーミスタ5の接続リード線
が断線した場合に、サーミスタ5の両端の抵抗値が無限
大となり、この情報が検出回路14を介して主制御回路
15に伝えられ、故障が認識される。そして主制御回路
15は、燃焼動作を停止し、サーミスタ5の断線を表す
表示”E01”を、液晶表示部11の時刻表示部に表示
する。そして同時に、この”E01”のデータと、通算
使用時間カウント部19のカウント値と、異常が発生し
たタイミングが燃焼中であったことを示すコードデータ
とを不揮発性記憶部18に入力する。このようにして、
何らかの異常または故障が発生する度に、その内容を示
すエラーコードを通算使用時間のカウント値とその発生
タイミングを示すデータと共に不揮発性記憶部18に格
納する。記憶容量は、過去3データとし、これを超える
場合は、最も古いデータを捨て、最新のデータを記憶す
るように構成する。尚、エラーコードとその内容は表1
に示すものである。
【0015】
【表1】
【0016】このままサーミスタ5の断線が続けば、お
客様が運転スイッチ9の再操作や、電源コンセントの再
投入を行っても再び同じ異常が検出され、”E01”が
表示される。しかし、この異常が故障の初期段階に多
い、リード線の半断線(時々断線する)等の故障であっ
た場合は、お客様の再操作で正常に復帰する場合が多
い。
客様が運転スイッチ9の再操作や、電源コンセントの再
投入を行っても再び同じ異常が検出され、”E01”が
表示される。しかし、この異常が故障の初期段階に多
い、リード線の半断線(時々断線する)等の故障であっ
た場合は、お客様の再操作で正常に復帰する場合が多
い。
【0017】このような場合は、当面、復帰させて使用
され、その後、異常が発生したことを販売店に連絡され
ることになる。これを受けてサービスマンが修理のため
にお客様のところに出向くのであるが、この時にはすで
に異常状態が再現しない場合が多い。こんな時に、操作
板のサービススイッチ12を操作すると、まず一番最近
起こった異常内容を示す”E01”のデータが不揮発性
記憶部18から読み出され、液晶表示部11の時刻表示
に代わって表示される。次いで一定時間後に、その異常
が発生した時点の通算使用時間のカウント値が同じく不
揮発性記憶部18から読み出され、時刻表示のところに
表示される。さらに一定時間後に、その異常が発生した
タイミング(この例では燃焼中を示す)を示すコードデ
ータが表示される。そしてこの時点で複数の異常が記憶
されていれば、次ぎに新しい異常データを、内容表示、
通算使用時間カウント値、タイミングデータの順に上記
同様、表示する。さらに古い異常が記憶されておれば、
このデータも上記同様、表示する。すなわち、最大3つ
の異常データが不揮発性記憶部18に記憶されており、
これを新しい順にすべてその場で参照できることにな
る。従って、”E01”の異常が度々発生していたなら
ば、その3つのデータの中の通算使用時間カウント値を
比較すれば、それらがほとんど近い値となっていること
で発生頻度が把握できる。また、それらの発生タイミン
グがすべて機器の燃焼中であるなら、燃焼することによ
る発生熱がサーミスタ5の半断線に関係あることが推定
できる。従って、これら過去の故障内容を確認すること
で、不良原因の特定が極めて容易になることになり、修
理作業が迅速かつ正確になる。
され、その後、異常が発生したことを販売店に連絡され
ることになる。これを受けてサービスマンが修理のため
にお客様のところに出向くのであるが、この時にはすで
に異常状態が再現しない場合が多い。こんな時に、操作
板のサービススイッチ12を操作すると、まず一番最近
起こった異常内容を示す”E01”のデータが不揮発性
記憶部18から読み出され、液晶表示部11の時刻表示
に代わって表示される。次いで一定時間後に、その異常
が発生した時点の通算使用時間のカウント値が同じく不
揮発性記憶部18から読み出され、時刻表示のところに
表示される。さらに一定時間後に、その異常が発生した
タイミング(この例では燃焼中を示す)を示すコードデ
ータが表示される。そしてこの時点で複数の異常が記憶
されていれば、次ぎに新しい異常データを、内容表示、
通算使用時間カウント値、タイミングデータの順に上記
同様、表示する。さらに古い異常が記憶されておれば、
このデータも上記同様、表示する。すなわち、最大3つ
の異常データが不揮発性記憶部18に記憶されており、
これを新しい順にすべてその場で参照できることにな
る。従って、”E01”の異常が度々発生していたなら
ば、その3つのデータの中の通算使用時間カウント値を
比較すれば、それらがほとんど近い値となっていること
で発生頻度が把握できる。また、それらの発生タイミン
グがすべて機器の燃焼中であるなら、燃焼することによ
る発生熱がサーミスタ5の半断線に関係あることが推定
できる。従って、これら過去の故障内容を確認すること
で、不良原因の特定が極めて容易になることになり、修
理作業が迅速かつ正確になる。
【0018】以上のように本実施例によれば、お客様の
ところで発生したすべての異常あるいは故障に関して、
その内容と、発生時点の通算使用時間のカウント値と、
発生タイミングを示すコードデータがセットで不揮発性
記憶部18に書き込まれ、スイッチ操作によりその内容
が参照できるため、サービスマンの修理作業において、
その時点で再現しない故障を過去にさかのぼって確認で
き、不良原因の特定が容易になる。また、製品がメーカ
に返品され、メーカにてその原因解析を行う場合も、同
様に不揮発性記憶部18の内容をサービススイッチ12
を用いて確認することで、市場で発生した故障内容が把
握でき、確実に解析が行える効果もある。
ところで発生したすべての異常あるいは故障に関して、
その内容と、発生時点の通算使用時間のカウント値と、
発生タイミングを示すコードデータがセットで不揮発性
記憶部18に書き込まれ、スイッチ操作によりその内容
が参照できるため、サービスマンの修理作業において、
その時点で再現しない故障を過去にさかのぼって確認で
き、不良原因の特定が容易になる。また、製品がメーカ
に返品され、メーカにてその原因解析を行う場合も、同
様に不揮発性記憶部18の内容をサービススイッチ12
を用いて確認することで、市場で発生した故障内容が把
握でき、確実に解析が行える効果もある。
【0019】なお、本実施例では、異常内容の記憶と共
に通算使用時間のカウント値や発生タイミングのコード
データを記憶する構成としたが、異常内容の記憶のみに
しぼって、そのかわり記憶する過去のデータ数を3個か
らさらに増やす構成としても良い。
に通算使用時間のカウント値や発生タイミングのコード
データを記憶する構成としたが、異常内容の記憶のみに
しぼって、そのかわり記憶する過去のデータ数を3個か
らさらに増やす構成としても良い。
【0020】
【発明の効果】以上の様に本発明の機器の故障内容表示
付き制御装置によれば次の効果が得られる。
付き制御装置によれば次の効果が得られる。
【0021】(1)機器に発生した故障または異常の内
容を分類された発生タイミングと共に過去にさかのぼっ
て確認できるため、修理時における原因解析が簡単に行
え、修理作業が迅速かつ確実になる。
容を分類された発生タイミングと共に過去にさかのぼっ
て確認できるため、修理時における原因解析が簡単に行
え、修理作業が迅速かつ確実になる。
【0022】(2)お客様から修理の依頼を受けた時
に、サービススイッチを用いてその内容を同時に確認、
連絡してもらうことで、予め故障内容の予測をして修理
に出向くことができ、「現地で修理部品の手持ちがな
い」といった状況がなくなり、出張サービスの効率が上
がる。
に、サービススイッチを用いてその内容を同時に確認、
連絡してもらうことで、予め故障内容の予測をして修理
に出向くことができ、「現地で修理部品の手持ちがな
い」といった状況がなくなり、出張サービスの効率が上
がる。
【0023】(3)メーカに返品された製品の不良解析
にも、市場で発生した故障内容が確認でき、原因究明が
簡単かつ確実になる。
にも、市場で発生した故障内容が確認でき、原因究明が
簡単かつ確実になる。
【図1】本発明の1実施例の石油給湯機の概略構成図
【図2】同実施例の石油給湯機の操作板の外観図
【図3】同実施例の石油給湯機の制御装置のブロック図
5 サーミスタ(検出器) 6 流量センサ(検出器) 11 液晶表示部(表示部) 13 フレームロッド(検出器) 14 検出回路 15 主制御回路 16 負荷駆動回路 18 不揮発性記憶部 19 通算使用時間カウント部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈須 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−145428(JP,A) 特開 平2−4126(JP,A) 特開 平3−255814(JP,A) 特開 平6−313545(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 5/26
Claims (1)
- 【請求項1】 機器の状態を検出するサーミスタ等の検
出器と、前記検出器によって検出された信号を電気信号
に変換する検出回路と、前記検出回路によって検出され
た信号にもとづいて機器を制御する主制御回路と、前記
主制御回路の信号を受けて機器のアクチェータを駆動す
る負荷駆動回路と、前記検出器が機器の異常を検出した
り、または検出器自身の故障を検出した際に、その内容
を分類表示する表示部と、過去発生した機器の異常また
は故障内容を複数データ記憶する不揮発性記憶部とを備
え、前記不揮発性記憶部には機器の異常または故障を記
憶する際に、発生のタイミングを分類して故障内容と併
せて記憶するようにした機器の故障内容表示付き制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06074783A JP3139272B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 機器の故障内容表示付き制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06074783A JP3139272B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 機器の故障内容表示付き制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07280262A JPH07280262A (ja) | 1995-10-27 |
JP3139272B2 true JP3139272B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=13557241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06074783A Ceased JP3139272B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 機器の故障内容表示付き制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139272B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8802169B2 (en) | 2005-04-22 | 2014-08-12 | Sapporo Breweries Limited | Process for producing sparkling alcoholic drink and sparkling alcoholic drink produced by using the process |
KR102192813B1 (ko) | 2019-04-24 | 2020-12-21 | 김종만 | Cnc 런닝쏘 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100474974B1 (ko) * | 2002-01-11 | 2005-03-10 | 최진민 | 보일러 가동상황 저장장치 |
JP4753630B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-08-24 | 三洋電機株式会社 | 機器の異常表示方法 |
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- 1994-04-13 JP JP06074783A patent/JP3139272B2/ja not_active Ceased
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