JP2597811Y2 - 給湯器の異常表示装置 - Google Patents

給湯器の異常表示装置

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JP2597811Y2
JP2597811Y2 JP1996004581U JP458196U JP2597811Y2 JP 2597811 Y2 JP2597811 Y2 JP 2597811Y2 JP 1996004581 U JP1996004581 U JP 1996004581U JP 458196 U JP458196 U JP 458196U JP 2597811 Y2 JP2597811 Y2 JP 2597811Y2
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JP
Japan
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water heater
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error code
unit
memory
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JP1996004581U
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JPH081626U (ja
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久恭 渡辺
幸司 山保
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株式会社ガスター
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、給湯器の異常をリモコ
ン等の表示部に表示する給湯器の異常表示装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】給湯器の運転状態の各動作を検出するセ
ンサからの信号を受けて、給湯器の異常を検出し、その
異常を識別して記号等により給湯器のリモコンに表示す
る給湯器の異常表示装置が実開平2−9750号公報に
開示されている。
【0003】この従来の装置は、給湯器に生じた異常を
重要度の軽重にかかわらず異常の発生順にメモリに格納
し、表示操作によりこれをリモコンの表示部に異常発生
順に表示させ、この異常の表示を見て、給湯器の故障修
理を効率的に行おうとするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は、給湯器の異常を発生順にメモリに格納し、その
異常を表示部に表示させるときには、メモリに格納した
順、つまり、異常の発生順に表示させる方式であるた
め、最初に表示部に表示される異常情報は、メモリに記
憶されている情報のうち最も古い情報から表示されるこ
とになり、しかも、従来の装置は、給湯器の異常の軽重
にかかわらずすべての情報をメモリに格納して古い情報
順に表示させる方式であるため、給湯器の本質的な故障
発見に手間取り、適切安全に故障修理を行うことができ
ないという問題があった。
【0005】本考案は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、給湯器の異常を重
要度の高い順に表示させることができる給湯器の異常表
示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次のように構成されている。すなわち、
本考案の給湯器の異常表示装置は、給湯器の運転状態の
各動作を検出するセンサからの信号を受けて給湯器の異
常を検出する異常検出部と、この異常検出部によって検
出された給湯器の異常をコード化して識別するエラーコ
ード作成部と、該エラーコード作成部により作成された
エラーコードに給湯器の異常重要度を示す序列番号を
付す序列判別部と、序番号を付したエラーコードを格
納するメモリと、読み出し指令を受けてメモリに格納さ
れているエラーコードを最重要のものから序列番号順に
読み出して表示部に表示させるエラーコード序列読み出
し部とを有することを特徴として構成されている。
【0007】
【作用】本考案では、異常検出部により検出された給湯
器の異常をエラーコード作成部がコード化し、このエラ
ーコードに、序列判別部は、異常の重要度を示す序列番
号を付す。この序列番号が付されたエラーコードはメモ
リに格納され、読み出し指令を受けたときには、エラー
コード序列読み出し部は、重要度の最も高い序列番号の
エラーコードをメモリから順に読み出して表示部に表示
させる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には本考案の一実施例のブロック図が示され
ている。この実施例の給湯器1は給湯用熱交換器と追い
焚き用熱交換器とを備えており、給湯器1の本体側には
マイクロコンピュータ等により構成される給湯器本体制
御部2が設けられており、この給湯器本体制御部2は、
給湯器1の運転状態における各動作を検出するセンサ3
からの信号を受けて、給湯器1の運転を制御している。
【0009】この給湯器1の本体には給湯器1の運転を
遠隔制御するリモコン4が接続されている。このリモコ
ン4内には前記給湯器本体制御部2と交信して給湯器1
の運転を制御する給湯器リモコン制御部5と、本実施例
において特徴的な給湯器の異常表示装置が設けられてい
る。この給湯器の異常表示装置は、信号入力部7と、異
常検出部8と、エラーコード作成部10と、序列判別部18
と、エラーコード書き込み部13と、メモリ14と、読み出
し操作部15と、エラーコード序列読み出し部20と、表示
部17とを有して構成されており、リモコン4に示す回路
のうち読み出し操作部15と表示部17を除いた残りの部分
はマイクロコンピュータ(CPU)等により構成されて
いる。
【0010】前記信号入力部7は、センサ3からの信号
を給湯器本体制御部2を経由して受け、各センサ3から
の信号を異常検出部8に加える。異常検出部8は、各セ
ンサ3の信号を受けて、給湯器の異常(各センサの異常
を含む)を識別して検出し、異常検出信号をエラーコー
ド作成部10に送る。例えば、給湯器1の給湯熱交換器の
検出センサである温度ヒューズが溶断されてこの温度ヒ
ューズからの信号が途絶えたときには、温度ヒューズの
溶断異常と判断し、この異常検出信号をエラーコード作
成部10に加える。また、追い焚き用熱交換器を加熱する
バーナの炎検出センサが疑似炎(ガス着火動作が行われ
ていないのに炎検出信号が入ってくるような現象)を有
するときには風呂側に疑似炎の異常があるものと判断
し、この異常検出信号をエラーコード作成部10に加える
のである。
【0011】エラーコード作成部10は前記異常検出部8
から加えられる異常検出信号に応じて異なるエラーコー
ドを作成し、これを序列判別部18に加える。
【0012】前記序列判別部18は、エラーコード作成部
10から加えられる給湯器異常のエラーコードに給湯器異
常の重要度を示す序列番号を付す。給湯器1に生じる様
々な異常の種目は長年の修理経験上からわかっており、
したがってこれらの起こり得る異常を、例えば、給湯熱
交換器の温度ヒューズ溶断の異常を最重要の異常とし、
追い焚き熱交換器側の温度ヒューズ溶断を第2番目に重
要度の高い異常とし、給湯熱交換器側の疑似炎の異常を
第3番目に重要度の高い異常とし、追い焚き熱交換器側
の疑似炎の異常を第4番目に重要度の高い異常とする如
く、給湯の異常を重要度の高い順に序列化し該序列順に
応じた序列番号を給湯器の異常コードに対応させて序列
判別部18に予め与えておき、序列判別部18はこの与えら
れている情報とエラーコード作成部10から加えられる異
常の情報とを照らし合わせ、エラーコード序列番号
付すのである。エラーコード書き込み部13は序列判別部
18で序列番号が付されたエラーコードをメモリ14に書き
込む。
【0013】読み出し操作部15はボタン等により構成さ
れ、この読み出し操作部15を操作することにより読み出
し指令が出される。
【0014】エラーコード序列読み出し部20は、読み出
し操作部15からの読み出し指令を受ける毎に、メモリ14
に記憶されているエラーコードを最も重要度の高い序列
番号のものから順に1個ずつ読み出し、これを表示部17
に記号等の形態で表示させるのである。
【0015】表示部17はリモコン4のパネル面に設けら
れるもので、この表示部17はエラーコード専用の表示部
として構成することも可能であるが、通常は、湯温の設
定温度の表示部を兼用して用いられる。この兼用使用の
場合には、読み出し操作部15を操作したときには、温度
表示からエラーコード表示へ切り換わるように構成する
ことになる。
【0016】表示部17はエラーコード序列読み出し部20
によって読み出されたエラーコードを、例えば、記号等
により表示する。例えば、給湯熱交換器の温度ヒューズ
溶断の異常のときにはA1、追い焚き熱交換器の温度ヒ
ューズの溶断の異常のときにはE1、給湯側の疑似炎の
異常のときにはA2、風呂側の疑似炎の異常のときには
E2、燃焼室の排気ファンの回転異常のときにはC1と
いう如く、給湯器の各動作の異常を予め定められた記号
により識別表示する。
【0017】この実施例では、重要度の高い異常ばかり
でなく重要度の低い異常もコード化されてメモリ14に記
憶されるが、表示部17にはメモリ14に記憶されているエ
ラーコードのうち、最も重要度の高い序列番号のエラー
コードから読み出されて表示されるから、給湯器の修理
を行うサービスマンは重要度の最も高い情報から順に知
ることができる。周知のように、給湯器の異常によって
は、修理の手順を誤ると、非常に危険な事態となること
がある。例えば、熱交換器の温度ヒューズが溶断してい
たり、ガスバーナの疑似炎の異常があるときに、ガスを
出して着火の良否を検査することは非常に危険である。
この点、本実施例では、このような危険度の高い異常を
重要度の高い異常として指定することができるから、表
示部17にこれらの異常が優先して表示されることで、サ
ービスマンは直ちに危険度の高い異常状態にあることに
気づき、給湯器の故障修理に際し、危険な行為をするこ
とを避けることができ、これにより、給湯器の故障修理
を安全に行うことが可能となる。
【0018】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では信号入力部7からメモリ14に至る回路部分
と、エラーコード序列読み出し部20とをリモコン4側の
マイクロコンピュータで構成しているが、これを給湯器
本体側のマイクロコンピュータで構成してもよく、ある
いは給湯器本体側とリモコン4側の両方のマイクロコン
ピュータを用いて構成してもよい。また、表示部17は給
湯器の本体パネル面に設けることもできる。
【0019】
【考案の効果】本考案は、メモリに格納された給湯器の
異常情報(エラーコード)を最も重要度の高い情報から
読み出してこれを表示部に表示させるように構成したも
のであるから、給湯器の故障修理を行うサービスマンは
最も知りたい重要度の高い情報から先に得ることがで
き、これにより、的確に、迅速効率的に、給湯器の故障
修理を行うことが可能となる。
【0020】しかも、例えば、熱交換器の温度ヒューズ
が溶断していたり、ガスバーナの疑似炎の異常があると
きに、ガスを出して着火の良否を検査することは非常に
危険であるが、この点、本考案では、このような危険度
の高い異常を重要度の高い異常として指定することがで
きるから、表示部にこれらの異常が優先して表示される
ことで、サービスマンは直ちに危険度の高い異常状態に
あることに気づき、給湯器の故障修理に際し、危険な行
為をすることを避けることができ、これにより、給湯器
の故障修理を安全に行うことが可能となる。
【0021】 また、給湯器の異常の重要度を示す序列番
号をエラーコードに付してメモリに格納し、異常を表示
するときには重要度の高い序列番号の順にエラーコード
をメモリから読み出して表示部に表示するので、エラー
コードを重要度の高い順に並べ換えるという面倒な制御
動作を行わずにメモリの任意の位置に格納することがで
き、エラーコードの書き込み制御構成は非常に簡素化し
たものとなる。その上、上記の如く、エラーコードをメ
モリの任意の位置に格納しても、重要度の高い序列番号
の順にエラーコードをメモリから読み出すだけでよいの
で、エラーコードの読み出し制御構成を簡略化すること
ができ、しかも、正確に、重要度の高い順にエラーコー
ドを表示することができる。上記のように、エラーコー
ドの書き込み制御構成と読み出し制御構成とを共に簡略
化できるので、装置の制御構成のより一層の簡素化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
1 給湯器 8 異常検出部 10 エラーコード作成部 11 区分け判別部 13 エラーコード書き込み部 14 メモリ 15 読み出し操作部 17 表示部 18 序列判別部 20 エラーコード序列読み出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−263794(JP,A) 特開 昭59−165196(JP,A) 実開 平2−9750(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/10 301 F23N 5/26 101 G08B 5/36

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器の運転状態の各動作を検出するセ
    ンサからの信号を受けて給湯器の異常を検出する異常検
    出部と、この異常検出部によって検出された給湯器の異
    常をコード化して識別するエラーコード作成部と、該エ
    ラーコード作成部により作成されたエラーコードに給湯
    器の異常重要度を示す序列番号を付す序列判別部と
    番号を付したエラーコードを格納するメモリと、読
    み出し指令を受けてメモリに格納されているエラーコー
    ドを最重要のものから序列番号順に読み出して表示部に
    表示させるエラーコード序列読み出し部とを有する給湯
    器の異常表示装置。
JP1996004581U 1996-04-26 1996-04-26 給湯器の異常表示装置 Expired - Lifetime JP2597811Y2 (ja)

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