JPH081626U - 給湯器の異常表示装置 - Google Patents
給湯器の異常表示装置Info
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- JPH081626U JPH081626U JP004581U JP458196U JPH081626U JP H081626 U JPH081626 U JP H081626U JP 004581 U JP004581 U JP 004581U JP 458196 U JP458196 U JP 458196U JP H081626 U JPH081626 U JP H081626U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 給湯器の異常を重要度の高い順に表示部に表
示する。 【構成】 センサ3の信号により異常検出部8で給湯器
の異常を検出する。エラーコード作成部10は異常の種類
毎に異なるエラーコードを付す。序列判別部18によりエ
ラーコードは重要度の高い順に序列化されてメモリ14に
格納される。読み出し操作部15を操作すると、メモリ14
から重要度の高い順にエラーコードが読み出されて表示
部17に表示される。
示する。 【構成】 センサ3の信号により異常検出部8で給湯器
の異常を検出する。エラーコード作成部10は異常の種類
毎に異なるエラーコードを付す。序列判別部18によりエ
ラーコードは重要度の高い順に序列化されてメモリ14に
格納される。読み出し操作部15を操作すると、メモリ14
から重要度の高い順にエラーコードが読み出されて表示
部17に表示される。
Description
【0001】
本考案は、給湯器の異常をリモコン等の表示部に表示する給湯器の異常表示装 置に関するものである。
【0002】
給湯器の運転状態の各動作を検出するセンサからの信号を受けて、給湯器の異 常を検出し、その異常を識別して記号等により給湯器のリモコンに表示する給湯 器の異常表示装置が実開平2−9750号公報に開示されている。
【0003】 この従来の装置は、給湯器に生じた異常を重要度の軽重にかかわらず異常の発 生順にメモリに格納し、表示操作によりこれをリモコンの表示部に異常発生順に 表示させ、この異常の表示を見て、給湯器の故障修理を効率的に行おうとするも のである。
【0004】
しかしながら、従来の装置は、給湯器の異常を発生順にメモリに格納し、その 異常を表示部に表示させるときには、メモリに格納した順、つまり、異常の発生 順に表示させる方式であるため、最初に表示部に表示される異常情報は、メモリ に記憶されている情報のうち最も古い情報から表示されることになり、しかも、 従来の装置は、給湯器の異常の軽重にかかわらずすべての情報をメモリに格納し て古い情報順に表示させる方式であるため、給湯器の本質的な故障発見に手間取 り、適切安全に故障修理を行うことができないという問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は 、給湯器の異常を重要度の高い順に表示させることができる給湯器の異常表示装 置を提供することにある。
【0006】
本考案は、上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち 、本考案の給湯器の異常表示装置は、給湯器の運転状態の各動作を検出するセン サからの信号を受けて給湯器の異常を検出する異常検出部と、この異常検出部に よって検出された給湯器の異常をコード化して識別するエラーコード作成部と、 前記給湯器の異常を重要度の高い順に序列化する序列判別部と、この序列化され たエラーコードを格納するメモリと、読み出し指令を受けてメモリに格納されて いるエラーコードを最重要のものから序列順に読み出して表示部に表示させるエ ラーコード序列読み出し部とを有することを特徴として構成されている。
【0007】
本考案では、序列判別部により、給湯器の異常情報を重要度の高い順に序列化 し、この序列化されたエラーコードを例えば重要度の高い順にメモリに格納し、 読み出し指令を受けたときには、エラーコード序列読み出し部は、重要度の最も 高いエラー情報から順に読み出して表示部に表示させる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1には本考案の一実施例 のブロック図が示されている。この実施例の給湯器1は給湯用熱交換器と追い焚 き用熱交換器とを備えており、給湯器1の本体側にはマイクロコンピュータ等に より構成される給湯器本体制御部2が設けられており、この給湯器本体制御部2 は、給湯器1の運転状態における各動作を検出するセンサ3からの信号を受けて 、給湯器1の運転を制御している。
【0009】 この給湯器1の本体には給湯器1の運転を遠隔制御するリモコン4が接続され ている。このリモコン4内には前記給湯器本体制御部2と交信して給湯器1の運 転を制御する給湯器リモコン制御部5と、本実施例において特徴的な給湯器の異 常表示装置が設けられている。この給湯器の異常表示装置は、信号入力部7と、 異常検出部8と、エラーコード作成部10と、序列判別部18と、エラーコード書き 込み部13と、メモリ14と、読み出し操作部15と、エラーコード序列読み出し部20 と、表示部17とを有して構成されており、リモコン4に示す回路のうち読み出し 操作部15と表示部17を除いた残りの部分はマイクロコンピュータ(CPU)等に より構成されている。
【0010】 前記信号入力部7は、センサ3からの信号を給湯器本体制御部2を経由して受 け、各センサ3からの信号を異常検出部8に加える。異常検出部8は、各センサ 3の信号を受けて、給湯器の異常(各センサの異常を含む)を識別して検出し、 異常検出信号をエラーコード作成部10に送る。例えば、給湯器1の給湯熱交換器 の検出センサである温度ヒューズが溶断されてこの温度ヒューズからの信号が途 絶えたときには、温度ヒューズの溶断異常と判断し、この異常検出信号をエラー コード作成部10に加える。また、追い焚き用熱交換器を加熱するバーナの炎検出 センサが疑似炎(ガス着火動作が行われていないのに炎検出信号が入ってくるよ うな現象)を有するときには風呂側に疑似炎の異常があるものと判断し、この異 常検出信号をエラーコード作成部10に加えるのである。
【0011】 エラーコード作成部10は前記異常検出部8から加えられる異常検出信号に応じ て異なるエラーコードを作成し、これを序列判別部18に加える。
【0012】 前記序列判別部18は、エラーコード作成部10から加えられる給湯器異常のエラ ーコードを重要度の高い順に序列化する。例えば、給湯熱交換器の温度ヒューズ 溶断の異常を最重要の異常とし、追い焚き熱交換器側の温度ヒューズ溶断を第2 番目に重要度の高い異常とし、給湯熱交換器側の疑似炎の異常を第3番目に重要 度の高い異常とし、追い焚き熱交換器側の疑似炎の異常を第4番目に重要度の高 い異常とする如く、エラーコード作成部10から加えられる各種のエラーコードを 重要度の高い順に序列化するのである。実際に、給湯器1に生じる様々な異常の 種目は長年の修理経験上からわかっており、したがってこれらの起こり得る異常 を予め序列化して序列判別部18に与えておき、序列判別部18はこの与えられてい る情報とエラーコード作成部10から加えられる異常の情報とを照らし合わせ、エ ラーコードの序列化を行うのである。エラーコード書き込み部13は序列判別部18 で序列化されたエラーコードを重要度の高い順にメモリ14の所定の番地に書き込 む。
【0013】 読み出し操作部15はボタン等により構成され、この読み出し操作部15を操作す ることにより読み出し指令が出される。
【0014】 エラーコード序列読み出し部20は、読み出し操作部15からの読み出し指令を受 ける毎に、メモリ14に記憶されているエラーコードを最も重要度の高いものから 順に1個ずつ読み出し、これを表示部17に記号等の形態で表示させるのである。
【0015】 表示部17はリモコン4のパネル面に設けられるもので、この表示部17はエラー コード専用の表示部として構成することも可能であるが、通常は、湯温の設定温 度の表示部を兼用して用いられる。この兼用使用の場合には、読み出し操作部15 を操作したときには、温度表示からエラーコード表示へ切り換わるように構成す ることになる。
【0016】 表示部17はエラーコード序列読み出し部20によって読み出されたエラーコード を、例えば、記号等により表示する。例えば、給湯熱交換器の温度ヒューズ溶断 の異常のときにはA1、追い焚き熱交換器の温度ヒューズの溶断の異常のときに はE1、給湯側の疑似炎の異常のときにはA2、風呂側の疑似炎の異常のときに はE2、燃焼室の排気ファンの回転異常のときにはC1という如く、給湯器の各 動作の異常を予め定められた記号により識別表示する。
【0017】 この実施例では、重要度の高い異常ばかりでなく重要度の低い異常もコード化 されてメモリ14に記憶されるが、表示部17にはメモリ14に記憶されているエラー コードのうち、最も重要度の高いエラーコードから読み出されて表示されるから 、給湯器の修理を行うサービスマンは重要度の最も高い情報から順に知ることが できる。周知のように、給湯器の異常によっては、修理の手順を誤ると、非常に 危険な事態となることがある。例えば、熱交換器の温度ヒューズが溶断していた り、ガスバーナの疑似炎の異常があるときに、ガスを出して着火の良否を検査す ることは非常に危険である。この点、本実施例では、このような危険度の高い異 常を重要度の高い異常として指定することができるから、表示部17にこれらの異 常が優先して表示されることで、サービスマンは直ちに危険度の高い異常状態に あることに気づき、給湯器の故障修理に際し、危険な行為をすることを避けるこ とができ、これにより、給湯器の故障修理を安全に行うことが可能となる。
【0018】 なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り 得る。例えば、上記実施例では、給湯器の異常の序列化をエラーコード作成部10 の下流側で行っているが、これをエラーコード作成部10の上流側で行い、異常検 出部8から加えられる異常検出信号に基づいて異常の序列化を行い、この序列化 された異常情報に序列番号を付してコード化し、エラーコード書き込み部13によ りその重要度の序列番号順にメモリ14に記憶させるようにしてもよい。
【0019】 また、上記実施例では、メモリ14に重要度の高い順に書き込み、エラーコード 序列読み出し部20により重要度の高い順に読み出したが、例えば、メモリ14に書 き込みする際には、序列判別部18により序列番号を付してエラーコードを任意の 位置に書き込み、エラーコード序列読み出し部20により読み出すときに、重要度 の高い番号順に、つまり、重要度の高いエラーコードの順に読み出すようにして もよい。
【0020】 さらに、上記実施例では信号入力部7からメモリ14に至る回路部分と、エラー コードの読み出し部16,20とをリモコン4側のマイクロコンピュータで構成して いるが、これを給湯器本体側のマイクロコンピュータで構成してもよく、あるい は給湯器本体側とリモコン4側の両方のマイクロコンピュータを用いて構成して もよい。また、表示部17は給湯器の本体パネル面に設けることもできる。
【0021】
【考案の効果】 本考案は、メモリに格納された給湯器の異常情報(エラーコード)を最も重要 度の高い情報から読み出してこれを表示部に表示させるように構成したものであ るから、給湯器の故障修理を行うサービスマンは最も知りたい重要度の高い情報 から先に得ることができ、これにより、的確に、迅速効率的に、給湯器の故障修 理を行うことが可能となる。
【0022】 しかも、例えば、熱交換器の温度ヒューズが溶断していたり、ガスバーナの疑 似炎の異常があるときに、ガスを出して着火の良否を検査することは非常に危険 であるが、この点、本考案では、このような危険度の高い異常を重要度の高い異 常として指定することができるから、表示部にこれらの異常が優先して表示され ることで、サービスマンは直ちに危険度の高い異常状態にあることに気づき、給 湯器の故障修理に際し、危険な行為をすることを避けることができ、これにより 、給湯器の故障修理を安全に行うことが可能となる。
【図1】本考案の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
る。
1 給湯器 8 異常検出部 10 エラーコード作成部 11 区分け判別部 13 エラーコード書き込み部 14 メモリ 15 読み出し操作部 17 表示部 18 序列判別部 20 エラーコード序列読み出し部
Claims (1)
- 【請求項1】 給湯器の運転状態の各動作を検出するセ
ンサからの信号を受けて給湯器の異常を検出する異常検
出部と、この異常検出部によって検出された給湯器の異
常をコード化して識別するエラーコード作成部と、前記
給湯器の異常を重要度の高い順に序列化する序列判別部
と、この序列化されたエラーコードを格納するメモリ
と、読み出し指令を受けてメモリに格納されているエラ
ーコードを最重要のものから序列順に読み出して表示部
に表示させるエラーコード序列読み出し部とを有する給
湯器の異常表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004581U JP2597811Y2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 給湯器の異常表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004581U JP2597811Y2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 給湯器の異常表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081626U true JPH081626U (ja) | 1996-11-29 |
JP2597811Y2 JP2597811Y2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=18526990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996004581U Expired - Lifetime JP2597811Y2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 給湯器の異常表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597811Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016191510A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社ハーマン | 給湯装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH029750B2 (ja) * | 1980-12-25 | 1990-03-05 | Tokyo Shibaura Electric Co |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP1996004581U patent/JP2597811Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH029750B2 (ja) * | 1980-12-25 | 1990-03-05 | Tokyo Shibaura Electric Co |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016191510A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社ハーマン | 給湯装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597811Y2 (ja) | 1999-07-19 |
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |