JP3029782B2 - 電気温水器の故障診断支援装置 - Google Patents

電気温水器の故障診断支援装置

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JP3029782B2
JP3029782B2 JP5869695A JP5869695A JP3029782B2 JP 3029782 B2 JP3029782 B2 JP 3029782B2 JP 5869695 A JP5869695 A JP 5869695A JP 5869695 A JP5869695 A JP 5869695A JP 3029782 B2 JP3029782 B2 JP 3029782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば深夜電力を利用
して水を沸き上げる電気温水器の故障診断を行う電気温
水器の故障診断支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気温水器は、その大半が料金の割安な
深夜電力を利用して温水タンク内の水を沸き上げるもの
となっており、ヒータへの通電タイプにより各種類のも
のがある。
【0003】8時間通電タイプの電気温水器は、深夜電
力時間帯になると、これと同時に温水タンク内に配置さ
れたヒータへの通電を開始して温水タンク内の水を所定
温度に沸き上げるている。
【0004】通電制御タイプの電気温水器は、深夜電力
時間帯になると、これ同時に温水タンク内の給水水温、
及び要求湯量又は設定温度に基づいて温水タンク内の水
を深夜電力時間帯の終了時刻、又はこの終了時刻以前
(沸き上げの終了時刻から深夜電力時間帯の終了時刻ま
でに余裕時間帯を設ける)に沸き上げるようにヒータへ
の通電をピークシフトし、温水タンク内の水を所定温度
に沸き上げるている。
【0005】時間帯別電灯タイプの電気温水器は、深夜
電力時間帯において温水タンク内に配置したヒータに通
電を行って温水タンク内の水を所定温度に沸き上げ、か
つ必要により昼間時間帯にヒータに通電を行って使用湯
量の多い場合の湯切れを解消している。
【0006】その他にも、第2深夜電力を利用して沸き
上げを行う電気温水器がある。ところで、このような各
種の電気温水器には、それぞれ故障診断に対するソフト
ウエアが組まれており、その殆どが温水器本体又はリモ
コン等のハードウエア(ハードチェック)に関するもの
である。
【0007】この故障診断は、例えばヒータの断線やタ
イムスイッチの故障、湯温や水温検知素子の開放・短絡
による故障に対し、それぞれエラー発生を行う。そし
て、このようなエラーが発生すると、電気温水器では水
の沸き上げ動作を行わず、この事から電気温水器本体に
故障があると判断できるものとなる。
【0008】ところが、例えば湯温検知素子は、例えば
高い湿度のときに自身の抵抗値が高くなるマイグレーシ
ョンを起こし、実際の湯温とは異なる湯温として検知す
る、いわゆる湯温を狂った湯温で検知(誤検知)する場
合がある。
【0009】例えば、温水タンク内の湯温が沸き上げ温
度に達していないにも拘らず、湯温検知素子は実際の湯
温よりも高い沸き上げ温度に達している湯温として検知
することがある。
【0010】このような狂った湯温検知をした場合、ヒ
ータに対する通電制御を行うマイクロコンピュータは、
湯温検知素子から出力される狂った湯温検知のデータを
入力し、実際に沸き上げ温度に達していないのに、沸き
上げ温度に達していると判断してヒータへの通電を停止
してしまう。
【0011】このため、温水タンク内の実際の湯温は、
設定された沸き上げ温度よりも低い温度となり、使用可
能な湯量が極端に少ない沸き上げとなる。このように低
い温度で沸き上げがなされ、使用可能な湯量が極端に少
ないと、湯を直ぐに使用してしまい、ユーザから湯切れ
のクレームが出ることがある。
【0012】このクレームに対し、サービスマンがユー
ザ宅に出張して電気温水器の故障診断を行った場合、湯
温検知素子が故障としてエラー発生していないので、故
障箇所が見付からず、狂った検知を行う湯温検知素子は
そのままの状態で交換されないことが多い。
【0013】又、電気温水器の故障診断を行い、例えば
「マイクロコンピュータの不良」と判断し、新しい高価
なマイクロコンピュータに交換して修理完了している。
このような事から、狂った検知を行う湯温検知素子はそ
のままの状態で交換されないことが多い。
【0014】そうすると、再び沸き上げ動作を行った場
合、温水タンク内の実際の湯温は、設定された沸き上げ
温度よりも低い温度となり、ユーザから再び同じ湯切れ
のクレームが出ることがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように例えば湯
温検知素子が故障していないが、湯温や水温を狂って検
知する場合、サービスマンにより故障箇所が見付から
ず、ユーザから再び湯切れのクレームが出ることがあ
る。
【0016】そこで本発明は、故障診断にあたって沸き
上げの動作が正常であるかを判断するための情報を呼び
出し報知して故障診断に対する支援ができる電気温水器
の故障診断支援装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、所定
時間帯になると、温水タンク内に配置したヒータに通電
を行って温水タンク内に貯水された水を所定温度に沸き
上げる電気温水器の故障診断支援装置において、沸き上
げ動作ごとに複数日分の少なくとも温水タンク内の沸き
上げ温度、沸き上げ時間を更新記憶する沸き上げ情報記
憶手段と、この沸き上げ情報記憶手段に記憶されている
少なくとも温水タンク内の沸き上げ温度、各沸き上げ時
間を必要に応じて呼び出しする報知手段とを備えて上記
目的を達成しようとする電気温水器の故障診断支援装置
である。
【0018】請求項2によれば、沸き上げ情報記憶手段
は、温水タンク内の沸き上げ温度及び沸き上げ時間に加
え、複数日分のピークシフト時間、温水タンク内の残湯
量、この残湯温度、ヒータへの通電開始時間、沸き上げ
完了時間、発生エラーのうち少なくとも1つを記憶更新
する電気温水器の故障診断支援装置である。
【0019】請求項3によれば、深夜電力時間帯に入る
と同時に温水タンク内に配置したヒータに通電を行う場
合、沸き上げ情報記憶手段は、深夜電力時間帯に沸き上
げ動作したときの複数日分の少なくとも温水タンク内の
沸き上げ温度、沸き上げ時間を記憶更新する電気温水器
の故障診断支援装置である。
【0020】請求項4によれば、深夜電力時間帯に入る
と同時に温水タンク内の給水水温、及び要求湯量又は設
定温度に基づいて温水タンク内の水を深夜電力時間帯の
所定時刻に沸き上げるようにヒータへの通電をピークシ
フトする場合、沸き上げ情報記憶手段は、深夜電力時間
帯に沸き上げ動作したときの複数日分の少なくとも温水
タンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間、ピークシフト
時間を記憶更新する電気温水器の故障診断支援装置であ
る。
【0021】請求項5によれば、深夜電力時間帯に温水
タンク内に配置したヒータに通電を行い、かつ必要によ
り昼間時間帯にヒータに通電を行う時間帯別電灯型の場
合、沸き上げ情報記憶手段は、深夜電力時間帯に沸き上
げ動作したときの複数日分の少なくとも温水タンク内の
沸き上げ温度、沸き上げ時間を記憶更新し、かつ昼間時
間帯に沸き上げ動作したときの複数日分の少なくとも温
水タンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間を記憶更新
る電気温水器の故障診断支援装置である。
【0022】
【作用】請求項1によれば、所定時間帯に入って温水タ
ンク内に配置したヒータに通電を行って沸き上げ動作を
行うと、この沸き上げ動作ごとに複数日分の少なくとも
温水タンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間を沸き上げ
情報記憶手段により記憶更新し、この記憶更新された少
なくとも温水タンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間を
報知手段により必要に応じて呼び出しする。従って、こ
れら呼び出されたされた沸き上げ温度、沸き上げ時間等
の情報から電気温水器の故障診断にあたって沸き上げの
動作が正常であるかを判断でき、故障診断に対する支援
ができる。
【0023】請求項2によれば、電気温水器の沸き上げ
動作のときの沸き上げ温度及び沸き上げ時間に加え、
数日分のピークシフト時間、温水タンク内の残湯量、こ
の残湯温度、ヒータへの通電開始時間、沸き上げ完了時
間、発生エラーのうち少なくとも1つを記憶更新する
により、さらに詳しい電気温水器の故障診断に対する
支援ができる。
【0024】請求項3によれば深夜電力時間帯に入ると
同時にヒータに通電を行う通電タイプの場合、この沸き
上げ動作したときの複数日分の少なくとも温水タンク内
の沸き上げ温度、沸き上げ時間を記憶更新することによ
り、この通電タイプの電気温水器に対する故障診断の支
援ができる。
【0025】請求項4によれば、深夜電力時間帯に入る
と同時に温水タンク内の給水水温、及び要求湯量又は設
定温度に基づいてヒータへの通電をピークシフトして沸
き上げ動作する通電タイプの場合、この沸き上げ動作し
たときの複数日分の少なくとも温水タンク内の沸き上げ
温度、沸き上げ時間、さらにピークシフト時間を記憶
することにより、ピークシフト時間を考慮した故障診
断の支援ができる。
【0026】請求項5によれば、深夜電力時間帯にヒー
タに通電を行い、かつ必要により昼間時間帯にヒータに
通電を行う時間帯別電灯型の場合、深夜電力時間帯にお
ける複数日分の少なくとも沸き上げ温度、沸き上げ時間
を記憶更新し、かつ昼間時間帯に沸き上げ動作したとき
複数日分の少なくとも沸き上げ温度、沸き上げ時間を
記憶更新することにより、深夜電力時間帯及び昼間時間
帯の各情報からきめ細かい故障診断の支援ができる。
【0027】
【実施例】(1) 以下、本発明の第1の実施例について図
面を参照して説明する。図1は8時間通電タイプ(深夜
電力乙)の電気温水器の故障診断支援装置の構成図であ
る。この8時間通電タイプの電気温水器は、深夜電力時
間帯(午後11時から午前7時)に入ると同時に温水タ
ンク1内に配置したヒータ2に通電を行って沸き上げ動
作を行うものである。
【0028】温水タンク1内の底部には、ヒータ2が配
置されている。このヒータ2は、ヒータコントローラ3
によって単相3線式の200Vが通電制御される。又、
温水タンク1の側面には、その上部に湯温検知素子4が
設けられ、その下部には水温/湯温検知素子5が設けら
れている。
【0029】これら湯温検知素子4及び水温/湯温検知
素子5の出力端子は、A/D変換器6に接続されてい
る。なお、このA/D変換器6には、ヒータコントロー
ラ3が接続され、このヒータコントローラ3から送出さ
れるヒータ2の通電開始、通電停止の各情報が入力して
いる。
【0030】一方、マイクロコンピュータ7には、A/
D変換器8、深夜電力用のタイマー15を介して単相3
線式の200Vが入力し、かつヒータコントローラ3、
A/D変換器6、データ格納装置9、表示器10、沸き
上げ温度等の設定スイッチ11、故障診断のための表示
切替スイッチ12が接続されている。なお、データ格納
装置9には、停電時の電源バックアップを行うバックア
ップ装置13が接続されている。
【0031】又、表示器10及び表示切替スイッチ12
は、実際には温水タンク1の側面に設けられている。な
お、リモートコントロールの機能を備えたものでは、リ
モートコントローラに表示器10及び表示切替スイッチ
12が設けられている。
【0032】マイクロコンピュータ7は、具体的に図2
に示す通電制御部14、タイムスイッチ15、通電用カ
ウンタ16、情報記憶部17及び表示部18の各機能を
有している。
【0033】通電制御部14は、深夜電力時間帯に入る
と、ヒータコントローラ3に対して通電開始指令を送出
し、かつ湯温検知素子4により検知された湯温が設定沸
き上げ温度に達したと判断したときにヒータコントロー
ラ3に通電停止指令を送出する機能を有している。
【0034】通電用カウンタ16は、ヒータコントロー
ラ3から送出されるヒータ2の通電開始の情報を受けて
カウント開始し、通電停止の情報を受けてそのカウント
を終了し、温水タンク1内の水の沸き上げ時間を測定す
る機能を有している。
【0035】情報記憶部17は、深夜電力時間帯におけ
る沸き上げ動作ごと、つまり各日別に、湯温検知素子4
及び水温/湯温検知素子5により検知された温水タンク
1内の沸き上げ温度、沸き上げ時間、さらには水温/湯
温検知素子5により検知された温水タンク1内の水温、
温水タンク内の残湯量、この残湯温度、ハードチェック
機能により検出された発生エラー等をデータ格納装置9
に記憶する機能を有している。
【0036】表示部18は、表示切替スイッチ12が診
断表示に切り替え操作されたとき、データ格納装置9に
記憶されている沸き上げ温度、沸き上げ時間、さらには
水温、残湯量、残湯温度、発生エラー等を各日別に表示
器10に表示出力する機能を有している。
【0037】次に上記のごとく構成された装置の作用に
ついて図3に示す沸き上げ動作情報の記憶フローチャー
トに従って説明する。マイクロコンピュータ7は、ステ
ップf1において深夜電力時間帯(午後11時)に入っ
たかを判断し、この時刻になると次のステップf2にお
いてデータ格納装置9に記憶されている最古のデータを
消去する。
【0038】例えば、データ格納装置9に1週間分の各
日の沸き上げ温度及び沸き上げ時間が記憶されていれ
ば、最も古い日の沸き上げ温度及び沸き上げ時間が消去
される。
【0039】次にマイクロコンピュータ7は、ステップ
f3において水温/湯温検知素子5により検知された温
水タンク1内の給水水温をA/D変換器6を通して入力
し、この給水水温をデータ格納装置9に記憶する。
【0040】次にマイクロコンピュータ7は、ステップ
f4においてヒータコントローラ3に対して通電開始指
令を送出する。このヒータコントローラ3は、ヒータ2
に対して通電を開始し、かつヒータ2の通電開始の情報
をA/D変換器6を通してマイクロコンピュータ7に返
送する。
【0041】これにより、ヒータ2は加熱し、温水タン
ク1内の水に対する沸き上げ動作が開始される。この
後、マイクロコンピュータ7は、ステップf5に移り、
湯温検知素子4及び水温/湯温検知素子5により検知さ
れた温水タンク1内の湯温をA/D変換器6を通して入
力し、この温水タンク1内の湯温が設定沸き上げ温度に
達したかを判断する。
【0042】これと同時に、マイクロコンピュータ7
は、ステップf8において、通電用カウンタ16のカウ
ント動作も開始する。このようにして温水タンク1内の
水の温度が上昇し、この湯温が設定沸き上げ温度に達す
ると、マイクロコンピュータ7は、ステップf5からf
6に移り、ヒータコントローラ3に対して通電停止指令
を送出する。
【0043】続いてマイクロコンピュータ7は、ステッ
プf7に移り、湯温検知素子4及び水温/湯温検知素子
5により検知される湯温つまり沸き上げ温度をA/D変
換器6を通して入力し、データ格納装置9に記憶する。
【0044】これと共に、マイクロコンピュータ7は、
ステップf9においてヒータ2の通電停止を判断する
と、次のステップf10において通電用カウンタ16の
カウント動作を停止し、次のステップf11においてこ
のときの通電用カウンタ16のカウント値から沸き上げ
時間を求めてデータ格納装置9に記憶する。
【0045】かくしてデータ格納装置9には、深夜電力
時間帯における1日分の沸き上げ温度、沸き上げ時間、
さらには給水水温が記憶される。ところで、このような
沸き上げ動作を行っているにも拘らず、ユーザから湯切
れのクレームが出ることがある。
【0046】すなわち、電気温水器は、ガスや石油式と
違って燃料の補給や着火操作等が必要なく、非常に手間
のかからない製品であり、かつ通電が深夜となるので、
湯が出なくなるまで故障であることが判らず、故障が判
明したときには部品故障が原因なのか、他が原因なのか
判断しにくい。
【0047】ユーザからのクレームによっては、例えば
「2〜3日に1回の割合で湯が沸かなくなる」というよ
うな不可解なクレームが実際にある。従来ならば、湯が
沸かない当日にユーザ宅に訪問し、電気温水器周辺を全
て点検し、見掛け上何処にも故障が発見されない場合、
「マイクロコンピュータの不良」と判断し、新しいマイ
クロコンピュータに交換して修理完了している。
【0048】ところが、ユーザから再び「2〜3日に1
回の割合で湯が沸かなくなる」というようなクレームが
発生することがある。このようなクレームに対し、本発
明であれば、サービスマンは、ユーザ宅に出張して電気
温水器の故障診断を行う際に、表示切替スイッチ12を
診断表示に切り替え操作する。
【0049】この診断表示への切り替え操作が行われる
と、マイクロコンピュータ7の表示部18は、データ格
納装置9に記憶されている沸き上げ温度、沸き上げ時
間、さらには給水水温を読み出し、これら沸き上げ温
度、沸き上げ時間、給水水温を1週間分の各日別に順次
表示器10に表示出力する。
【0050】図4は表示出力された1週間分の各日の沸
き上げ温度、沸き上げ時間、給水水温を示している。サ
ービスマンは、これら電気温水器の7日分の情報から故
障に対する診断を行う。この場合、 (a) クレーム日以外では正常に沸き上げを行っている。
【0051】(b) 給水水温に対する沸き上げ温度は正常
である。 (c) ハードチェック機能により検出された深夜電力時間
帯での停電や異常電圧降下等はなかった。
【0052】(d) 沸き上げ時間が極端に短いのに、設定
された沸き上げ温度まで沸き上がっている。 ことが判る。
【0053】従って、サービスマンは、これら故障の診
断から故障の原因はマイクロコンピュータでなく、湯温
検知素子4及び水温/湯温検知素子5のセンサ不良であ
ると判断される。
【0054】又、ユーザから「湯が足りない」というよ
うなクレームが発生することがある。このようなクレー
ムに対し、従来ならば、ユーザ宅に訪問し、電気温水器
周辺を全て点検し、見掛け上何処にも故障が発見されな
い場合、「マイクロコンピュータの不良」と判断し、新
しいマイクロコンピュータに交換して修理完了してい
る。
【0055】ところが、ユーザから再び「湯が足りな
い」というようなクレームが発生することがある。この
ようなクレームに対し、本発明であれば、サービスマン
は、ユーザ宅に出張して電気温水器の故障診断を行う際
に、表示切替スイッチ12を診断表示に切り替え操作
し、7日分の沸き上げ温度、沸き上げ時間、給水水温を
各日別に順次表示器10に表示出力する。
【0056】図5は表示出力された1週間分の各日の沸
き上げ温度、沸き上げ時間、給水水温を示している。サ
ービスマンは、これら電気温水器の7日分の情報から故
障に対する診断を行う。この場合、 (a) 通電時間を含み7日間正常に沸き上げを行ってい
る。
【0057】(b) 給水水温に対する沸き上げ温度は正常
である。 (c) ハードチェック機能により検出された深夜電力時間
帯での停電や異常電圧降下等はなかった。
【0058】(d) ほとんぐ毎日、能力一杯の沸き上げを
行っている。 事が判り、これから故障の原因はマイクロコンピュータ
でなく、(a) ユーザの湯の使い過ぎ、(b) ユーザの沸き
上げ温度の設定ミス、(c) ユーザが明け方に大量に湯を
使用している。
【0059】(d) 温水タンク1の容量の設定ミス、であ
ることが判断できる。このように上記第1の実施例にお
いては、深夜電力時間帯に入ると同時にヒータ2に通電
を行う通電タイプの場合、この沸き上げ完了したときの
沸き上げ温度、沸き上げ所要時間、給水水温を記憶し、
故障の診断の際に表示器10に表示出力すいるようにし
たので、8時間通電タイプの電気温水器に対する故障診
断の支援がより一層容易にできる。
【0060】例えば、電気温水器の故障箇所を早期に発
見することができ、かつクレーム、例えば「2〜3日に
1回の割合で湯が沸かなくなる」、「湯が足りない」で
あっても、これらクレームに対して電気温水器本体が故
障なのか、周辺の部品の故障なのか、又はユーザの使用
方法に問題があるのかを適格に判別でき、例えばクレー
ムの内容によっては、ユーザの湯の使い過ぎ等のユーザ
に対する説明を適切にできる。 (2) 次に本発明の第2の実施例について図面を参照して
説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付して
その詳しい説明は省略する。
【0061】図6は通電制御タイプ(深夜電力乙)の電
気温水器の構成図である。この通電制御タイプの電気温
水器は、深夜電力時間帯に入ると同時に温水タンク1内
の給水水温、及び要求湯量又は設定温度に基づいて温水
タンク1内の水を深夜電力時間帯の終了時刻(午前7
時)、又はこの終了時刻以前(沸き上げの終了時刻から
深夜電力時間帯の終了時刻までに余裕時間帯を設ける)
に沸き上げるようにヒータ2への通電をピークシフトし
て沸き上げを行うものである。
【0062】マイクロコンピュータ20は、具体的に図
7に示す通電制御部21、タイムスイッチ22、通電用
カウンタ23、ピークシフト算出部24、情報記憶部2
5及び表示部26の各機能を有している。
【0063】通電制御部14は、タイムスイッチ22の
動作により深夜電力時間帯に入ると、ピークシフト算出
部24より算出されたピークシフト時間による通電時間
の開始時にヒータコントローラ3に対して通電開始指令
を送出し、かつ通電時間の終了時(湯温が設定沸き上げ
温度に達したと判断したとき)にヒータコントローラ3
に通電停止指令を送出する機能を有している。
【0064】通電用カウンタ23は、ヒータコントロー
ラ3から送出されるヒータ2の通電開始の情報を受けて
カウント開始し、通電停止の情報を受けてそのカウント
を終了し、温水タンク1内の水の沸き上げ時間を測定す
る機能を有している。
【0065】ピークシフト算出部24は、温水タンク1
内の給水水温、及び要求湯量又は設定温度に基づいて温
水タンク1内の水を深夜電力時間帯の終了時刻(午前7
時)に沸き上げるようにヒータ2への通電のピークシフ
ト時間を算出する機能を有している。
【0066】すなわち、図8に示すように温水タンク1
内の給水水温、及び要求湯量又は設定温度に応じて深夜
電力時間帯の8時間内においてヒータ2への通電時間を
算出しており、ここでは深夜電力時間帯の終了時刻の前
に余裕時間を設定し、通電時間が多少ずれても対処でき
るようになっている。
【0067】情報記憶部25は、深夜電力時間帯におけ
る沸き上げ動作毎に、湯温検知素子4及び水温/湯温検
知素子5により検知された温水タンク1内の沸き上げ温
度、沸き上げ時間、水温/湯温検知素子5により検知さ
れた温水タンク1内の水温、ピークシフト時間、さらに
は温水タンク内の残湯量、この残湯温度、発生エラー等
をデータ格納装置9に記憶する機能を有している。
【0068】表示部26は、表示切替スイッチ12が診
断表示に切り替え操作されたとき、データ格納装置9に
記憶されている沸き上げ温度、沸き上げ時間、水温、ピ
ークシフト時間、残湯量、残湯温度、ハードチェック機
能により検出した発生エラー等を各日別に表示器10に
表示出力する機能を有している。
【0069】次に上記のごとく構成された装置の作用に
ついて図9に示す沸き上げ動作情報の記憶フローチャー
トに従って説明する。マイクロコンピュータ20は、ス
テップg1においてタイマー15の動作から深夜電力時
間帯に入ったかを判断し、この時刻になるとステップg
2及びg3において水温/湯温検知素子5により検知さ
れた温水タンク1内の給水水温を入力し、温水タンク1
に設けられた各水温検知素子の検知水温から温水タンク
1内の残湯量を求め、次のステップg4において給水温
度に基づいて沸き上がり温度を自動的に決定する。な
お、沸き上がり温度は、沸き上げ温度等の設定スイッチ
11により設定された温度としてもよい。
【0070】マイクロコンピュータ20は、ステップg
5において給水水温、及び要求湯量又は設定温度に基づ
いてヒータ2に対する通電のピークシフト時間があるか
を判断し、ピークシフト時間があれば次のステップg6
及びg7においてピークシフト時間を設定し、タイムス
イッチ22を駆動開始する。
【0071】これと共にマイクロコンピュータ20は、
深夜電力時間帯に入ると、ステップg12においてデー
タ格納装置9に記憶されている最古のデータを消去す
る。続いてマイクロコンピュータ20は、ステップg1
3〜g15において温水タンク1内の給水水温、残湯
量、及びピークシフト時間をデータ格納装置9に記憶す
る。
【0072】次にマイクロコンピュータ20は、ステッ
プg8においてタイムスイッチ22のカウントによりピ
ークシフト時間の経過を判断すると、ヒータコントロー
ラ3に対して通電開始指令を送出する。このヒータコン
トローラ3は、ヒータ2に対して通電を開始し、かつヒ
ータ2の通電開始の情報をA/D変換器6を通してマイ
クロコンピュータ20に返送する。
【0073】これにより、ヒータ2は加熱し、温水タン
ク1内の水に対する沸き上げ動作が開始される。この
後、マイクロコンピュータ20は、ステップg10に移
り、湯温検知素子4及び水温/湯温検知素子5により検
知された温水タンク1内の湯温をA/D変換器6を通し
て入力し、この温水タンク1内の湯温が設定沸き上げ温
度に達したかを判断する。
【0074】これと同時に、マイクロコンピュータ20
は、ステップg16において通電用カウンタ23のカウ
ント動作も開始する。このようにして温水タンク1内の
水の温度が上昇し、この湯温が設定沸き上げ温度に達す
ると、マイクロコンピュータ20は、ステップg11に
おいてヒータコントローラ3に対して通電停止指令を送
出する。
【0075】これと共に、マイクロコンピュータ20
は、ステップg17においてヒータ2の通電停止を判断
すると、次のステップg18において通電用カウンタ2
3のカウント動作を停止し、次のステップg19におい
てこのときの通電用カウンタ23のカウント値から沸き
上げ時間を求めてデータ格納装置9に記憶する。
【0076】又、マイクロコンピュータ20は、ステッ
プg20において湯温検知素子4により検知される湯温
つまり沸き上げ温度をA/D変換器6を通して入力し、
データ格納装置9に記憶する。
【0077】かくしてデータ格納装置9には、深夜電力
時間帯における1日分の沸き上げ温度、沸き上げ時間、
給水水温、ピークシフト時間などが記憶される。ところ
で、このような沸き上げ動作を行っているにも拘らず、
ユーザから例えば「2〜3日に1回の割合で湯が沸かな
くなる」とか「湯が足りない」というようなクレームが
発生することがある。
【0078】このようなクレームに対し、サービスマン
は、ユーザ宅に出張して電気温水器の故障診断を行う際
に、表示切替スイッチ12を診断表示に切り替え操作す
る。この診断表示への切り替え操作が行われると、マイ
クロコンピュータ7の表示部26は、データ格納装置9
に記憶されている沸き上げ温度、沸き上げ時間、給水水
温、ピークシフト時間などを読み出し、これら沸き上げ
温度、沸き上げ時間、給水水温、ピークシフト時間を各
日別に順次表示器10に表示出力する。
【0079】サービスマンは、これら電気温水器の7日
分の情報から故障に対する診断を行う。この故障に対す
る診断は、上記第1の実施例において図4及び図5を参
照して説明したことと同様なので省略する。
【0080】このように上記第2の実施例においては、
深夜電力時間帯に入るとピークシフトを行う通電制御タ
イプの場合、沸き上げ温度、沸き上げ時間、給水水温、
ピークシフト時間をそれぞれ記憶して故障の診断の際に
表示器10に表示出力するようにしたので、例えば、電
気温水器の故障箇所を早期に発見することができ、かつ
クレーム、例えば「2〜3日に1回の割合で湯が沸かな
くなる」、「湯が足りない」であっても、これらクレー
ムに対して電気温水器本体が故障なのか、周辺の部品の
故障なのか、又はユーザの使用方法に問題があるのかを
適格に判別でき、クレームの内容によっては、ユーザの
湯の使い過ぎ等のユーザに対する説明を適切にでき、故
障診断の支援がより一層容易にできる。 (3) 次に本発明の第3の実施例について図面を参照して
説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付して
その詳しい説明は省略する。
【0081】図10は時間帯別電灯タイプの電気温水器
の構成図である。この時間帯別電灯タイプの電気温水器
は、深夜電力時間帯に温水タンク1内に配置したヒータ
3に通電を行い、かつ必要により昼間時間帯にヒータ2
に通電を行うものである。
【0082】マイクロコンピュータ30は、基本的に上
記第2の実施例で説明した通電制御タイプのマイクロコ
ンピュータ20(図6)と同一機能を有し、かつ24時
間タイマー機能を備えて深夜電力時間帯と昼間時間帯と
を判別し、そのうえ昼間時間帯に沸き上げ動作したとき
の少なくとも温水タンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時
間をデータ格納装置9に記憶する機能を有している。
【0083】かかる構成であれば、マイクロコンピュー
タ30は、24時間タイマーの動作から深夜電力時間帯
に入ったかを判断し、この時刻になると水温/湯温検知
素子5により検知された温水タンク1内の給水水温を入
力し、温水タンク1に設けられた各水温検知素子の検知
水温から温水タンク1内の残湯量を求め、次に給水温度
に基づいて沸き上がり温度を自動的に決定する。なお、
沸き上がり温度は、沸き上げ温度等の設定スイッチ11
により設定された温度としてもよい。
【0084】マイクロコンピュータ30は、給水水温、
及び要求湯量又は設定温度に基づいてヒータ2に対する
通電のピークシフト時間があるかを判断し、ピークシフ
ト時間があれば、ピークシフト時間を設定し、タイムス
イッチ22を駆動開始する。
【0085】これと共にマイクロコンピュータ30は、
深夜電力時間帯に入ると、データ格納装置9に記憶され
ている最古のデータを消去する。続いてマイクロコンピ
ュータ30は、温水タンク1内の給水水温、残湯量、及
びピークシフト時間をデータ格納装置9に記憶する。
【0086】次にマイクロコンピュータ30は、タイム
スイッチ22のカウントによりピークシフト時間の経過
を判断すると、ヒータコントローラ3に対して通電開始
指令を送出する。このヒータコントローラ3は、ヒータ
2に対して通電を開始し、かつヒータ2の通電開始の情
報をA/D変換器6を通してマイクロコンピュータ20
に返送する。
【0087】これにより、ヒータ2は加熱し、温水タン
ク1内の水に対する沸き上げ動作が開始される。この
後、マイクロコンピュータ30は、湯温検知素子4及び
水温/湯温検知素子5により検知された温水タンク1内
の湯温をA/D変換器6を通して入力し、この温水タン
ク1内の湯温が設定沸き上げ温度に達したかを判断す
る。
【0088】これと同時に、マイクロコンピュータ30
は、通電用カウンタ23のカウント動作も開始する。こ
のようにして温水タンク1内の水の温度が上昇し、この
湯温が設定沸き上げ温度に達すると、マイクロコンピュ
ータ30は、ヒータコントローラ3に対して通電停止指
令を送出する。
【0089】これと共に、マイクロコンピュータ30
は、ヒータ2の通電停止を判断すると、通電用カウンタ
23のカウント動作を停止し、このときの通電用カウン
タ23のカウント値から沸き上げ時間を求めてデータ格
納装置9に記憶する。
【0090】又、マイクロコンピュータ30は、湯温検
知素子4及び水温/湯温検知素子5により検知される湯
温つまり沸き上げ温度をA/D変換器6を通して入力
し、データ格納装置9に記憶する。
【0091】かくしてデータ格納装置9には、深夜電力
時間帯における1日分の沸き上げ温度、沸き上げ時間、
給水水温、ピークシフト時間などが記憶される。この
後、24時間タイマーにより昼間時間帯が判別され、こ
の昼間時間帯において、マイクロコンピュータ30は、
湯温検知素子4及び水温/湯温検知素子5により検知し
た湯温が沸き上げ温度より低下すると、ヒータコントロ
ーラ3に対して通電開始指令を送出してヒータ2に対す
る通電を開始し、温水タンク1内の湯温を沸き上げ温度
に保つ。
【0092】すなわち、昼間時間帯において、湯を使用
した場合、その湯の減少分に相当する量の給水が温水タ
ンク1に行われるので、この温水タンク1内の残湯量を
確保しかつその沸き上げ温度を保つために昼間時間帯に
おいてヒータ2に対する通電が行われる。
【0093】このときのマイクロコンピュータ30は、
通電用カウンタをカウント動作してヒータ2への通電時
間を測定し、かつ昼間時間帯に沸き上げ動作したときの
沸き上げ温度、沸き上げ時間をデータ格納装置9に記憶
する。
【0094】ところで、このような沸き上げ動作を行っ
ているにも拘らず、ユーザからクレームが発生し、サー
ビスマンが、ユーザ宅に出張して電気温水器の故障診断
を行う際には、表示切替スイッチ12を診断表示に切り
替え操作する。
【0095】この診断表示への切り替え操作が行われる
と、マイクロコンピュータ30の表示部は、データ格納
装置9に記憶されている深夜電力時間帯の沸き上げ温
度、沸き上げ時間、給水水温に加えて、昼間時間帯の沸
き上げ温度、沸き上げ時間を読み出し、これらを各日別
に7日分を順次表示器10に表示出力する。
【0096】サービスマンは、これら電気温水器の7日
分の情報から故障に対する診断を行う。この故障に対す
る診断は、上記第1の実施例において図4及び図5を参
照して説明したところと同様なので省略する。
【0097】このように上記第3の実施例においては、
深夜電力時間帯にヒータ2への通電を行って沸き上げ動
作を行い、かつ必要に応じて昼間時間帯にもヒータ2へ
の通電を行う時間帯別電灯タイプの場合、これらの情報
を故障の診断の際に表示器10に表示出力するようにし
たので、上記第1及び第2の実施例と同様に、電気温水
器本体が故障なのか、周辺の部品の故障なのか、又はユ
ーザの使用方法に問題があるのかを適格に判別でき、ク
レームの内容によっては、ユーザの湯の使い過ぎ等のユ
ーザに対する説明を適切にでき、故障診断の支援がより
一層容易にできる。
【0098】なお、本発明は、上記第1乃至第3の実施
例に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。例
えば、上記各実施例で説明した各通電タイプに限らず、
5時間通電タイプ(第2深夜電力)や急速沸き増しにも
適用できる。
【0099】又、データ格納装置9に記憶された各情報
は、表示器10への表示出力に限らず、プリンタによる
プリント出力にしてもよい。又、データ格納装置9に記
憶されている最も古いデータの削除は、深夜電力時間帯
に入ったときに限らず、いかなるタイミングで削除して
もよい。又、温水タンク1内のヒータ2は、複数本配置
されていてもよい。
【0100】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、故
障診断にあたって沸き上げの動作が正常であるかを判断
するための情報を呼び出し報知して故障診断に対する支
援ができる電気温水器の故障診断支援装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電気温水器の故障診断支援装置
を8時間通電タイプに適用した第1の実施例を示す構成
図。
【図2】同温水器におけるマイクロコンピュータの機能
ブロック図。
【図3】同温水器における沸き上げ動作情報の記憶フロ
ーチャート。
【図4】7日分の沸き上げ動作情報の一例を示す図。
【図5】7日分の沸き上げ動作情報の一例を示す図。
【図6】本発明に係わる電気温水器の故障診断支援装置
を通電制御タイプに適用した第2の実施例を示す構成
図。
【図7】同温水器におけるマイクロコンピュータの機能
ブロック図。
【図8】ピークシフト時間を示す図。
【図9】同温水器における沸き上げ動作情報の記憶フロ
ーチャート。
【図10】本発明に係わる電気温水器の故障診断支援装
を時間帯別電灯タイプに適用した第3の実施例を示す
構成図。
【符号の説明】
1…温水タンク、 2…ヒータ、 3…ヒータコントローラ、 4…湯温検知素子、 5…水温/湯温検知素子、 7,20,30…マイクロコンピュータ、 9…データ格納装置、 10…表示器、 12…表示切替スイッチ、 14,21…通電制御部、 15,22…タイムスイッチ、 16,23…通電用カウンタ、 17,25…情報記憶部、 18,26…表示部。
フロントページの続き (72)発明者 片山 馨 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器 株式会社内 (72)発明者 渡辺 覚 東京都品川区東五反田二丁目2番7号 大崎電気工業株式会社内 (72)発明者 横澤 望 東京都品川区東五反田二丁目2番7号 大崎電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−187050(JP,A) 特開 平1−305253(JP,A) 特開 平1−208657(JP,A) 特開 平5−118545(JP,A) 特開 平6−2948(JP,A) 特開 平6−312082(JP,A) 実開 平3−83762(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/18 301 F24H 1/18 302 F24H 1/18 503

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間帯になると、温水タンク内に配
    置したヒータに通電を行って前記温水タンク内に貯水さ
    れた水を所定温度に沸き上げる電気温水器の故障診断支
    援装置において、前記 沸き上げ動作ごとに複数日分の少なくとも前記温水
    タンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間を記憶更新する
    沸き上げ情報記憶手段と、 この沸き上げ情報記憶手段に記憶されている少なくとも
    前記温水タンク内の前記沸き上げ温度、前記各沸き上げ
    時間を必要に応じて呼び出しする報知手段と、を具備し
    たことを特徴とする電気温水器の故障診断支援装置
  2. 【請求項2】 前記沸き上げ情報記憶手段は、前記温水
    タンク内の前記沸き上げ温度及び前記沸き上げ時間に加
    え、複数日分のピークシフト時間、前記温水タンク内の
    残湯量、この残湯温度、前記ヒータへの通電開始時間、
    沸き上げ完了時間、発生エラーのうち少なくとも1つを
    記憶更新することを特徴とする請求項1記載の電気温水
    の故障診断支援装置
  3. 【請求項3】 深夜電力時間帯に入ると同時に前記温水
    タンク内に配置した前記ヒータに通電を行う場合、前記沸き上げ情報記憶手段は、 前記深夜電力時間帯に沸
    き上げ動作したときの複数日分の少なくとも前記温水タ
    ンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間を記憶更新するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気温水器の故障診断支
    援装置
  4. 【請求項4】 深夜電力時間帯に入ると同時に温水タン
    ク内の給水水温、及び要求湯量又は設定温度に基づいて
    前記温水タンク内の水を前記深夜電力時間帯の所定時刻
    に沸き上げるようにヒータへの通電をピークシフトする
    場合、前記沸き上げ情報記憶手段は、 前記深夜電力時間帯に沸
    き上げ動作したときの複数日分の少なくとも前記温水タ
    ンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間、前記ピークシフ
    ト時間を記憶更新することを特徴とする請求項1記載の
    電気温水器の故障診断支援装置
  5. 【請求項5】 深夜電力時間帯に温水タンク内に配置し
    たヒータに通電を行い、かつ必要により昼間時間帯に前
    記ヒータに通電を行う時間帯別電灯型の場合、前記沸き上げ情報記憶手段は、 前記深夜電力時間帯に沸
    き上げ動作したときの複数日分の少なくとも前記温水タ
    ンク内の沸き上げ温度、沸き上げ時間を記憶更新し、か
    つ前記昼間時間帯に沸き上げ動作したときの複数日分の
    少なくとも前記温水タンク内の沸き上げ温度、沸き上げ
    時間を記憶更新することを特徴とする請求項1記載の電
    気温水器の故障診断支援装置
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