JP3994866B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯装置とこの給湯装置に通信可能に接続されるリモートコントローラや床暖房装置などのオプション機器とからなり、給湯装置とオプション機器との間でデータを交信して所定の機能を果たす給湯システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
給湯装置は、たとえば、熱交換器を通る水を燃焼器の熱で加熱して温水を供給する設備であるが、近年は給湯装置に、例えばリモートコントローラ、即出湯装置、太陽熱利用装置、床暖房パネル、温水ヒータなど、給湯装置と接続されて所定の機能を果たす種々のオプション機器を組み合わせて温水を利用した種々の給湯システムが商品化されている。このような給湯システムは、多種多様に供給される給湯装置およびオプション機器の中からユーザが所望の装置、機器を組み合わせて構築されるため、システム構築の容易性、拡張性などの観点から、一般に給湯装置とオプション機器とを通信可能に接続し、給湯装置内の制御装置(マイクロコンピュータ)とオプション機器内の制御装置(マイクロコンピュータ)とで所要のデータを交信してソフト的にシステムを構築するように構成されている。
【0003】
そして、給湯システムはシステムの一部の装置もしくは機器を交換したり、装置及び機器の内部部品(例えばセンサなどの回路部品や回路部品が搭載された基板など)を交換したりして長期間使用されるため、従来、メンテナンスや故障修理の際に効率よく確実に保守点検作業が行えるように、給湯システムの使用履歴や修理経歴などを記録する技術が提案されている。
【0004】
例えば特開平10−213348号公報には、給湯装置の主要構成部の使用開始時からの使用時間、使用回数等の使用履歴に関する累積データを記憶するとともに、メンテナンスで給湯用ファンモータなどの部品を交換した場合、その交換部品の使用開始からの累積データ(使用時間)をメンテナンス作業者の入力操作により記録しておき、メンテナンスや修理時にそれらの累積データを表示可能にした加熱装置が提案されている。
【0005】
また、特開平8−327061号公報には、ガスメータ、ガス機器及びリモコンからなるデータ保持システムにおいて、ガスメータ、ガス機器およびリモコンにそれぞれEEPROM(Electrically-Eraserble and Programable ROM)を設け、このEEPROMに各機器の固有の情報(例えばガスメータでは積算ガス流量等、ガス機器では設置環境に応じた制御データ等、リモコンでは自己のアドレス情報等)を記憶させ、一定の間隔で相互に通信を行って相手機器の固有の情報を交信し、互いに固有の情報を持ち合う(バックアップする)データ保持システムが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−213348号公報
【特許文献2】
特開平8−327061号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、給湯システム用の給湯装置やオプション機器は、通信により相互にデータを交信してソフト的にシステムを構築する構成要素として製作されるため、同一機種の製品であっても制御装置(マイクロコンピュータ)のハードもしくはソフトの改良によりバージョンが異なる場合がある。このため、同一機種で構成された給湯システムであってもソフト的に見ると、制御装置のバージョンの相違などから異なるシステムとなることがある。また、保守点検により制御装置を異なるバージョンの制御装置に交換することによりソフト的に異なる給湯システムになることがある。
【0008】
メンテナンスや故障修理などで、例えば燃焼器などの機械部品を交換する場合はその燃焼器の製造番号などの固有情報をもとに故障履歴などを管理すれば足りるが、制御上の不具合が原因で制御装置や制御装置が搭載された基板などの部品を交換する場合は当該部品の製造番号などの固有情報で故障履歴を管理すると、バージョンの異なる部品交換がされた場合はその情報は反映されず、故障履歴を有効に活用できないことがある。
【0009】
例えば故障対策として制御装置の搭載された基板(以下、マイコン基板という。)を交換する場合、異なるバージョンのマイコン基板に交換することにより故障が解消したとき、故障原因がバージョンアップの内容にあったと考えられるが、固有情報だけではマイコン基板のバージョンの相違は分からないから、故障原因を推定することができない。また、短い期間に同一バージョンのマイコン基板を交換したが、故障が解消しない場合、マイコン基板以外に故障原因があると推定できるが、マイコン基板のバージョン情報や使用期間の情報がないため、再度マイコン基板を交換して故障解消の可否を判断するという有効でない作業を繰り返す結果となる。
【0010】
なお、特開平10−213348号公報に記載の給湯装置の使用履歴や修理経歴の記録技術は、部品をコードにより分類し(構成要素に分類し)、分類された部品毎に当該部品の使用時間を記録しておくもので、給湯装置の構成要素についての故障履歴が分かるのみで、各構成要素に使用されている部品固有の故障履歴(故障原因や使用時間)までは分からない。また、部品の固有情報が同一であってもバージョンの異なるマイコン基板のような部品については言及がないから、上記課題及びその課題を解決し得る技術を示唆するものではない。
【0011】
また、特開平8−327061号公報に記載の技術も、システムを構成する機器または装置の間で互いに機器または装置の固有の情報をバックアップするという技術で、機器または装置の固有の情報にはバージョン情報が含まれていないから、上記課題及びその課題を解決し得る技術を示唆するものではない。
【0012】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、給湯システムを構成する装置または機器の制御装置の保守点検を容易かつ確実に行うことのできる給湯システムを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも製品に固有の情報とその製品を統括制御する制御手段のバージョン情報を含む第1の製品特定情報が記憶された第1の記憶手段を備えた給湯装置とこの給湯装置に通信可能に接続され、少なくとも製品に固有の情報とその製品を統括制御する制御手段のバージョン情報を含む第2の製品特定情報が記憶された第2の記憶手段を備えた少なくとも1のオプション機器とからなり、前記給湯装置と前記オプション機器との間でデータを交信して所定の機能を果たす給湯システムであって、前記給湯装置に設けられ、前記オプション機器が接続されると、所定のタイミングで当該オプション機器と通信を行って前記第2の記憶手段に記憶された前記オプション機器の第2の製品特定情報を取得する情報取得手段と、前記給湯装置の使用開始からの通電時間を積算する積算手段と、前記給湯装置に設けられ、前記オプション機器が接続されると、前記積算手段により積算された当該接続時までの積算時間によって当該オプション機器の給湯装置への接続時期を特定する接続時期特定手段と、前記給湯装置に設けられ、前記接続時期特定手段で特定された接続時期の情報を前記第1の記憶手段に記憶するとともに、前記情報取得手段で取得される前記第2の製品特定情報を前記第1の記憶手段に更新するように記憶する記憶制御手段とを備えたものである(請求項1)。
【0014】
なお、前記製品に固有の情報にはIDコード、製造年月及び製品番号の少なくとも1つを含み、前記バージョン情報には制御基板を備えたユニットの当該制御基板のバージョン情報を識別可能な名称及びマイコン捺印名称の少なくとも1つを含むものである(請求項)。また、前記オプション機器には前記給湯装置を遠隔操作する遠隔操作装置を含むものである(請求項)。
【0015】
また、前記第1,第2の記憶手段は、不揮発性メモリで構成するとよい(請求項)。
【0016】
また、本発明は、請求項1〜のいずれかに記載の給湯システムにおいて、前記給湯装置に、所定のタイミングで前記オプション機器と通信を行って前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の製品特定情報を当該オプション機器の第2の記憶手段に転送する転送手段を更に設けたものである(請求項)。なお、前記所定のタイミングは、前記給湯装置の電源がオフにされるタイミングにするとよい(請求項)。
【0017】
本発明によれば、給湯装置に遠隔操作装置などのオプション機器が接続され、給湯システムが構成されると、給湯装置は所定のタイミングでオプション機器と通信を行って当該オプション機器の第2の記憶手段に記憶されている当該オプション機器の製品を特定するための第2の製品特定情報(例えばIDコード、製造年月及び製品番号などの製品固有情報と制御基板を備えたユニットの当該制御基板のバージョン情報を識別可能な名称及びマイコン捺印名称(マイコンのソフトウェアバージョン情報を識別可能な名称)などのバージョン情報)を取得する。また、給湯装置は当該給湯装置の使用開始を基準としたオプション機器が接続された時期を特定する。例えば給湯装置は当該給湯装置の使用開始からの通電時間を積算し、使用開始からオプション機器の接続時までの積算時間によって当該オプション機器の接続時期を特定する。最初に給湯装置とオプション機器とが同時に接続された場合は、オプション機器の接続時期は積算時間ゼロの時点となり、給湯装置がN時間通電されたときにオプション機器が増設されたときは、当該オプション機器の接続時期は積算時間Nの時点となる。そして、給湯装置はオプション機器の製品特定情報と接続時期の情報とを第1の記憶手段に記憶する。
【0018】
オプション機器の第2の製品特定情報と接続時期の情報とを給湯装置に集中して記憶しているので、メンテンナンスや故障修理の際にオプション機器の第2の製品特定情報や使用時間などの情報をオプション機器の設置位置まで行くことなく、給湯装置から簡単に取得することができる。また、原因不明の故障でオプション機器の制御装置を交換した場合にもバージョン情報によって制御装置を特定できるため、故障原因が制御装置にあるか否かを容易に推定することができる。また、制御装置に不具合がある場合は、メンテナンス時にバージョン情報を確認することにより制御装置の交換の要否を迅速に判断することができる。
【0019】
また、本発明によれば、例えば給湯装置の電源がオフにされるとき、オプション機器と通信を行って第1の記憶手段に記憶された第1の製品特定情報を当該オプション機器の第2の記憶手段に転送する。すなわち、給湯装置の第1の記憶手段に記憶された第1の製品特定情報のバックアップ情報が第2の記憶手段に記憶される。従って、故障により給湯装置の電源がオフになり、給湯装置が交換された場合、新しい給湯装置が、所定のタイミングでオプション機器と通信を行って当該オプション機器の第2の記憶手段に記憶されているバックアップ情報を当該給湯装置の第1の記憶手段に記憶するので、交換された給湯装置の第1の記憶手段に記憶されたシステムの情報を簡単に新しい給湯装置の第1の記憶手段に復旧させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る給湯ステムについて、給湯装置と風呂リモコンとからなる給湯システムを例に説明する。
【0021】
なお、本発明は、図1に示すように、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという。)からなる制御装置を備え、このマイコンm1により動作が制御される給湯装置Aに、マイコンm2を備え、このマイコンm2により動作が制御される1または2以上のオプション機器B1〜B4が通信可能に接続され、給湯装置Aのマイコンm1とオプション機器B1〜B4のマイコンm2とが互いにデータを交信して両装置・機器により所定の機能を果たす給湯システムに適用されるもので、給湯装置と風呂リモコンからなる給湯システムに限定されるものではない。
【0022】
なお、給湯装置が一般給湯機能と風呂機能とを備える場合、台所リモコンと風呂リモコンとは給湯装置に必須の構成となるが、本実施形態に係るオプション機器には、給湯機器に対して必須ではない付加機能を追加するためのオプション機器だけでなく、上記の風呂リモコンや台所リモコンなどの給湯装置に対して必須の構成となるものも含むものである。
【0023】
また、給湯装置Aは、一般給湯機能のほかに風呂浴槽への湯張り機能、追い焚き機能、及び温水暖房機能の少なくとも1つを併設したものであってもよい。また、給湯装置Aが温水を生成するための熱源として燃焼器を備える場合、その燃焼器における燃料はガスであってもよく、石油であってもよい。また、給湯装置Aの熱源は燃焼器であってもよく、電気ヒータやCO2ヒートポンプなどのその他、種々のタイプの熱源であっても良い。
【0024】
給湯装置Aには、例えば出湯配管で冷めた温水を再加熱して給湯栓への即出湯を実現する即出湯装置、太陽熱を利用して給湯装置と連携しながら給湯を行う太陽熱利用装置、床暖房システムを構築する床暖房パネル、室内暖房システムを構築する温水ヒータ、浴室乾燥システムを構築する温水乾燥機、インターホン機能を拡張するインターホン付きリモコン、テレビ/ラジオの聴視機能を拡張するテレビ/ラジオ受信機付きリモコンなど種々のオプション機器Bを接続することができる。
【0025】
図2は、本発明に係る給湯システムの一実施形態である給湯装置と風呂リモコンとからなる給湯システムのブロック構成図である。
【0026】
給湯装置1は、給水経路に配設された燃焼器とこの燃焼器の燃焼を制御する制御装置とを備え、燃焼器で発生した熱を給水管に流れる水に伝達して所定の温度の湯にして台所、風呂などの給湯箇所に供給するものである。給湯装置1は、例えば家屋の浴室の屋外に配設される。
【0027】
風呂リモコン2は、浴室の内壁に設けられ、浴室から給湯装置1の給湯動作を遠隔操作するものである。給湯装置1と風呂リモコン2は、2芯線からなる通信線3で接続され、この通信線3を介して給湯装置1から風呂リモコン2に駆動電源(直流電源)が供給されるとともに、給湯装置1と風呂リモコン2との間で所要のデータが交信されるようになっている。データ通信は、たとえばASK(Amplitude Shift Keying)方式により所定の搬送波をAM変調したAM変調波(デジタルデータの0,1を所定の搬送波の有、無に置き換えたAM変調波)を、通信線上に供給される直流電源に重畳することにより行われる。
【0028】
給湯装置1は制御部101、通信部102、記憶部103、EEPROM104、電源部105を備えている。また、給湯装置1には、給湯動作を制御するために必要なデータを取得するための水量センサ106、出湯温度センサ107、水位センサ108及びフレームロッド109などのセンサが設けられ、燃焼器の燃焼動作を制御するための電磁弁110、ガス比例弁111、送風ファン112及びスパーカー113などのアクチュエータが設けられている。
【0029】
制御部101は、給湯装置全体の動作(リモコンおよび他のオプション機器との間のデータ通信や給湯動作)を集中制御するもので、主としてROMとRAMを内蔵した1チップのマイクロコンピュータの中央演算装置で構成されている。制御部101は、記憶部103のROMに記憶されている制御プログラムを実行することにより給湯装置全体の動作を制御する。また、制御部101は、給湯装置1がユーザの家屋に設置され、電源部105から通電が開始されてからの通電時間を積算する通電時間積算部101aを備えている。通電時間積算部101aは主電源のオン/オフが繰り返される毎にそのオンからオフまでの通電時間を積算し、その積算値を前回の通電時間の積算値に加算することにより通電開始からの通電時間を積算する。この通電時間はEEPROM104に記憶される。
【0030】
なお、通電時間の積算方法として、通電中において所定の時間間隔で積算時間をEEPROM104に更新的に記録するようにしてもよい。この方法では電源は遮断検知回路が不要になる利点がある。
【0031】
通信部102は、風呂リモコン2とのデータ通信を制御するものである。通信部102は、所定の搬送波を発生する搬送波発生回路、制御部101から入力されるデータで搬送波をASK方式によりAM変調する変調回路、AM変調波を電源部105から入力される直流電源に重畳し、通信線3を介して風呂リモコン2に出力する出力回路、通信線3を介して風呂リモコン2から送信されたAM変調波からデータを復調する復調回路などを有している。
【0032】
記憶部103は、制御部101の制御動作に必要なデータを記憶するものである。記憶部103は1チップマイクロコンピュータのRAMおよびROMからなり、ROMには制御部101の制御プログラムやこの制御プログラムを実行するために必要なディフォルトデータなどが記憶されている。また、RAMは制御部101が制御プログラムを実行するためのワークエリアを提供するもので、ROMから読み出された制御プログラムやこの制御プログラムの実行により生成される種々のデータを一時的に保存する。
【0033】
EEPROM104は、給湯装置1の製品を特定するための情報や製品の使用時間(通電時間)、修理履歴などの情報を記憶する不揮発性メモリである。より具体的には、EEPROM104に、給湯装置1の製品および当該給湯装置1に搭載されているマイクロコンピュータを特定するための情報(以下、製品特定情報という。)と、通電時間積算部101aにより積算される給湯装置1の通電時間(実際に使用されている時間)やマイクロコンピュータもしくはマイクロコンピュータが搭載された基板(以下、マイコン基板という。)の交換などの修理履歴の情報が記憶される。
【0034】
なお、本実施形態では、給湯システム内の各接続機器における部品(負荷)の修理や交換が行われたときにはメンテナンス作業者によってリモコンの操作部などからその修理や交換した部品のコードナンバーが手入力され、給湯システム内の各接続機器のマイコン基板が交換されるときには、通信により自動的に旧マイコン基板のEEPROM104に記憶された修理履歴情報が新マイコン基板のEEPROM104に転送されて記憶されるので、ここにいう修理履歴情報は、このような修理作業時にメンテナンス作業者により手入力される修理情報やマイコン基板の交換時に引き継がれる修理情報が含まれる。
【0035】
製品特定情報には、給湯装置1の製品固有の情報と当該製品を統括制御するマイコンのバージョン情報とが含まれる。製品固有の情報は、例えば給湯装置1のIDコード(製品の製造番号など)、製造年月である。また、バージョン情報は給湯装置1に搭載されている制御基板(マイコン基板)を備えたユニットの名称(以下、リレーケースセット名称という。)、マイコン捺印名称(マイコン基板に搭載されているマイコンのソフトウェアバージョンまで特定することのできる情報)である。この製品特定情報により給湯装置1が何時製造されたどの機種であるか、また、どのバージョンの制御ソフトにより動作する機種であるかを特定することができるようになっている。従って、マイコン基板を異なるバージョンのマイコン基板に交換する修理を行った場合でもその修理内容の履歴を知ることができるようになっている。
【0036】
また、後述するように風呂リモコン2においても、当該風呂リモコン2の製品特定情報と使用時間や修理履歴などの情報が記憶されているので、給湯装置1に風呂リモコン2が接続され、給湯システムが構築されると、給湯装置1は、風呂リモコン2との通信によって当該風呂リモコン2の製品特定情報を取得し、EEPROM104に記憶する。また、給湯装置1は、風呂リモコン2が接続された時期を当該給湯装置1の通電時間に基づいて特定し、その接続時期の情報と風呂リモコン2の使用時間の情報もEEPROM104に記憶する。更に、風呂リモコン2が修理されると、その修理履歴の情報もEEPROM104に記憶する。
【0037】
なお、風呂リモコン2が交換された場合は、新しい風呂リモコン2が給湯装置1に接続され、新風呂リモコン2からEEPROM206に記憶された情報が給湯装置1に転送されてEEPROM104に記憶されるので、その転送時点を修理された時点の修理履歴情報としてもよい。
【0038】
なお、接続時期は、例えば給湯装置1と風呂リモコン2とが同時に設置される場合は給湯装置1の通電時間は0時間であるから、通電時間0が接続時期の情報となり、その後、例えば給湯装置1の通電時間が500時間のときに風呂リモコン2が交換されると、使用時間500が風呂リモコン2の接続時期の情報となる。
【0039】
上記のように本実施形態に係る給湯システムは、給湯システムを構成する給湯装置本体やオプション機器の製品特定情報、使用時間や修理履歴の情報を給湯装置1のEEPROM104に一括記憶するので、給湯装置本体や種々のオプション機器に、例えば図3に示すような識別コードを付し、給湯装置1のEEPROM104には、図4に示すように識別コード毎に製品特定情報(IDコード、製造年月、リレーケースセット名称、マイコン捺印名称など)、使用時間や修理履歴の情報を記憶するようにしている。
【0040】
なお、図3において、「○○インターホン」は、インターホン機能を備えた○○に設置されるリモコンである。また、「○○心拍リモコン」は、入浴中に入浴者の心拍を計測して表示する機能を有する○○リモコンである。また、「○○TVリモコン」は、TV受信機能を備えた○○に設置されるリモコンである。図3には示していないが、即出湯装置、太陽熱利用装置、床暖房パネル、温水ヒータ、浴室乾燥機などの他のオプション機器にも識別コードが付されている。
【0041】
また、図4において、(a)は給湯装置1の製品出荷時のEEPROM104の記憶情報を示し、(b)は給湯装置1に風呂リモコン2が接続され、給湯システムが構成された後のEEPROM104の記憶情報を示している。
【0042】
EEPROM104の記憶領域は複数の領域A1,A2,…に分割され、先頭領域A1には給湯装置1の識別コード「00」とともにIDコード(製造番号等)、製造年月、リレーケースセット名称及びマイコン捺印名称からなる製品特定情報が記憶されている。給湯システムが構成されると、第2の記憶領域A2に風呂リモコン2のIDコード(製造番号等)、製造年月、リレーケースセット名称及びマイコン捺印名称からなる製品特定情報が識別コード「11」とともに記憶される。各記憶領域には製品特定情報の記憶領域の下部に記憶領域B1,B2が設けられ、これら記憶領域B1,B2に使用時間、故障履歴などの情報が記憶される。また、新たにオプション機器が追加接続されると、そのオプション機器の製品特定情報などは第2の記憶領域以降に当該第2の記憶領域A2と同様の方法で順次記憶される。
【0043】
このように製品特定情報や使用時間、修理履歴の情報を給湯システム内のメモリに記憶するのは、給湯システムのメンテンスや修理などの際に効率よくかつ確実に故障診断と故障修理が行えるようにするためである。すなわち、記憶内容を確認することにより、▲1▼給湯装置1を含めオプション機器が交換されたか否かの判別、▲2▼オプション機器が交換された場合、その交換時期の特定、▲3▼給湯装置1及びオプション機器の交換履歴の確認、▲4▼給湯システム全体での各制御ユニットのバージョン、各マイコンソフトウェアバージョンの接続履歴(各時点での組み合わせ履歴)の確認、▲5▼給湯システム全体における各制御ユニットが交換された場合、その交換時期の特定、▲6▼新たに増設されたオプション機器の接続時期の特定、などが可能になり、これによりソフトウェアによる制御不具合が原因と考えられる故障に対して適切なバージョンのマイコン基板を容易に判別することができるからである。
【0044】
例えば、オプション機器を給湯システム内に新設した後に不具合が発生した場合、不具合の原因が新設したオプション機器にあると容易に推定することができる。また、交換履歴を確認することにより、故障発生以降に同一バージョンのマイコン基板あるいは異なるバージョンのマイコン基板に交換されていたにもかかわらず、故障が解消されていない場合は、その故障原因がマイコン基板以外の部品にあると推定でき、適切な故障診断が可能となる。なお、交換履歴や修理履歴などの情報は、リモコン装置2の表示部204に表示させることによりサービスマンが確認できるようになっている。
【0045】
また、給湯装置1のEEPROM104に給湯システムを構成する要素の全ての製品特定情報や使用時間、修理履歴の情報を一括して記憶させるのは、給湯装置1のマイコン基板を交換する修理を行った場合、給湯システム全体の製品特定情報や修理履歴などの情報を一括して交換後のマイコン基板に移植することよりこれらの情報の管理を容易にするためである。
【0046】
また、給湯システムではオプション機器が給湯装置に対して離れた場所(屋内と屋外、屋内でも複数の部屋に分散した場所)に配設されることが多いが、このような給湯システムのメンテナンス作業は給湯装置1の場所で行われることが多く、通常、サービスマンはメンテナンス用のパソコン、リモコンもしくは専用の故障診断装置などを給湯装置1に通信接続して当該給湯装置1のEEPROM104に記憶された製品特定情報や修理履歴などの情報を読み出し、表示部に表示させて内容を確認するため、給湯システム全体の製品特定情報や修理履歴などの情報を一元管理することより、メンテナンス時におけるサービスマンのこれらの情報を収集するための労力を軽減できるという効果があるからである。
【0047】
電源部105は、例えばスイッチング電源からなり、例えば100Vの交流電源から給湯装置1内の各回路や風呂リモコン2内の各回路の駆動電源(直流電圧電源)を生成するものである。
【0048】
水量センサ106は熱交換器に流入する水量を検出するセンサである。出湯温度センサ107は熱交換器から流出する湯の温度を検出するセンサである。水位センサ108は浴槽の水位を検出するセンサである。なお、本実施形態では給湯装置1が風呂機能を備えているため、水位センサ108は浴槽の水位を検出するものとしているが、例えば給湯装置1が温水暖房機能を備えている場合は、水位センサ108は暖房温水タンク内の水位を検出するセンサとなる。フレームロッド109は、ガスバーナの着火や失火を検出するものである。これらのセンサから出力される検出信号は制御部101に入力される。
【0049】
電磁弁110及びガス比例弁111は熱交換器へ伝達する熱を生成する燃焼器に供給するガス量を制御する弁である。送風ファン112は燃焼器に供給する空気の量を制御する送風機である。スパーカー113は燃焼器のガスバーナの点火を行うものである。電磁弁110〜スパーカー113の動作は制御部101により制御される。
【0050】
給湯装置1における給湯動作を簡単に説明すると、使用者により給湯栓(図略)が開栓されると、水量センサ106により給水量が検出され、この検出信号により制御部101は給湯栓が開栓されたことを認識し、所定流量以上を検出したときに燃焼器の燃焼動作を開始する。すなわち、制御部101は電磁弁110を開くとともにガス比例弁111を所定の開度に設定してガスを燃焼器のバーナーに供給する一方、送風ファン112を駆動して燃焼室に空気を供給し、スパーカー113によりバーナーを点火して燃焼を開始する。
【0051】
熱交換器に流入した水は燃焼器の燃焼により加熱されて湯にされて給湯栓に流出する。熱交換器から流出する湯の温度は出湯温度センサ107により検出され、その検出信号は制御部101に入力される。制御部101は使用者により設定された給湯温度と出湯温度センサ107とに基づいて燃焼器の燃焼を制御し、給湯栓から出湯される温度を設定温度に保持する。
【0052】
次に、風呂リモコン2は制御部201、通信部202、操作部203、表示部204、記憶部205、EEPROM206を備えている。制御部201はリモコン全体の動作(給湯装置間のデータ通信や表示動作等)を集中制御するもので、主としてマイクロコンピュータで構成されている。制御部201は、記憶部205のROMに記憶されている制御プログラムを実行することによりリモコン全体の動作を制御する。
【0053】
操作部203は、主に給湯装置1に対する遠隔操作の操作情報を入力するものである。操作部203は、例えば運転オン/オフ、給湯温度、風呂湯温及び風呂の水位の設定、風呂の自動運転モード設定などの操作ボタンとこの操作ボタンの操作を電気信号に変換して制御部201に入力するスイッチを主要構成とする。操作ボタンは、風呂リモコン2の操作パネルに設けられている。
【0054】
表示部204は、操作部203の操作内容、給湯装置1の動作状態などの情報を表示するものである。表示部204は、例えば液晶ディスプレイあるいは蛍光表示管などで構成され、操作ボタンと同様に風呂リモコン2の操作パネルに設けられている。
【0055】
図5は、風呂リモコン2の操作パネルの一例を示す図である。操作パネル4は横長長方形状を成し、右端部に運転オン/オフの操作ボタン401が設けられ、中央部に給湯温度と風呂温度とを示す液晶ディスプレイ402が設けられている。また、液晶ディスプレイ402の右側に給湯温度や風呂温度などを設定するための操作ボタン403a,403bが設けられ、液晶ディスプレイ402の下部に風呂の自動運転モード(風呂の温度と水位を設定された温度と水位に自動調整するモード)を設定するための操作ボタン404と追いだきを指示するための操作ボタン405が設けられている。
【0056】
操作ボタン403aは給湯温度、風呂温度の設定値などを上昇させるための操作ボタンで、例えば給湯温度設定の場合、操作ボタン403aを押す毎に給湯温度の設定値が1度ずつ上昇する。一方、操作ボタン403bは給湯温度、風呂温度の設定値などを下降させるための操作ボタンで、例えば給湯温度設定の場合、操作ボタン403bを押す毎に給湯温度の設定値が1度ずつ下降する。なお、操作ボタン403a,403bを所定時間以上押し続けた状態にすると、その間、給湯温度の設定値が所定の設定温度範囲において所定のピッチで連続的に1度ずつ上昇もしくは下降させることができる。
【0057】
運転ボタン401は、押し下げる毎に運転オンと運転オフとが交互に切り替わる操作ボタンである。運転ボタン401によるオン/オフ状態は液晶ディスプレイ402の点灯、消灯により判別できるようになっている。すなわち、運転オンの状態になると液晶ディスプレイ402に給湯温度および風呂温度が表示され、運転オフの状態になるとその表示が非表示となる。また、風呂自動ボタン404は、押し下げる毎に自動運転モードのオンとオフとが交互に切り替わる操作ボタンである。風呂自動ボタン404がオンになると、その上部のLED404aが点灯してオン状態が分かるようになっている。また、追いだきボタン405がオンになると、その上部のLED405aが点灯してオン状態が分かるようになっている。
【0058】
図2に戻り、記憶部205は、制御部201の制御動作に必要なデータを記憶するものである。記憶部205はRAMおよびROMからなり、ROMには制御部205の制御プログラムやこの制御プログラムを実行するために必要なディフォルトデータなどが記憶されている。また、RAMは制御部201が制御プログラムを実行するためのワークエリアを提供するもので、ROMから読み出された制御プログラムやこの制御プログラムの実行により生成される種々のデータ(設定された給湯温度など)を一時的に保存する。
【0059】
通信部202は、給湯装置1とのデータ通信を制御するものである。通信部202は、所定の搬送波を発生する搬送波発生回路、制御部202から入力されるデジタルデータで搬送波をASK方式によりAM変調する変調回路、通信線3を介してAM変調波を給湯装置1に出力する出力回路、通信線3を介して給湯装置1から送信されたAM変調波と駆動電源を分離する電源分離回路、AM変調波からデータを復調する復調回路などを有している。
【0060】
EEPROM206は、風呂リモコン2の製品特定情報(IDコード、製造年月、リレーケースセット名称、マイコン捺印名称)を記憶する不揮発性メモリである。なお、給湯装置1の主電源がオフにされるときは、給湯装置1のマイコン基板を交換するために電源オフになる場合もあるため、EEPROM104のデータが給湯システム内から消失しないように、当該データは通信により風呂リモコン2に転送され、EEPROM206に一時退避保存される。このときのEEPROM206におけるデータの記憶内容は図4(b)に示した記憶内容と同一である。
【0061】
次に、給湯装置1における給湯システムの製品特定情報等の情報管理について図6〜図8を用いて説明する。
【0062】
図6,図7は給湯装置1の給湯システムの製品特定情報等の情報管理の処理手順を示すフローチャートである。同フローチャートは給湯装置1が設置され、電源がオンになり、通電が開始されてから電源がオフにされ、通電が停止されるまでの処理手順を示している。また、図8は、給湯装置1及び風呂リモコン2のマイコン基板(コントローラ)がそれぞれ交換されるタイミングの一例を示す図である。
【0063】
給湯装置1が設置され、電源がオンになると(図8のタイミングA参照)、通電時間の計時が開始される(S1)。続いて、オプション機器の接続状態が確認される(S2)。この確認は各接続端子にデータ通信を行い、応答信号の有無を確認することにより行われる。本実施形態では風呂リモコン2のみが接続されるので、風呂リモコン2からの応答信号により風呂リモコン2の接続が確認される。
【0064】
続いて、給湯装置1から接続が確認されたオプション機器に対して当該オプション機器の製品特定情報の要求信号が送信される(S3)。本実施形態では給湯装置1から風呂リモコン2に対して製品特定情報の要求信号が送信される。この送信要求に対してオプション機器から製品特定情報が送信されると(S4:YES)、給湯装置1の通電時間の積算値に基づいてオプション機器の接続時期Taが算出されるとともに、当該オプション機器の使用時間Tdoが算出される(S5,S6)。本実施形態では、図8に示すように最初に給湯装置1に風呂リモコン2を接続して給湯システムを設置しているため、オプション機器である風呂リモコン2の接続時期Taは「0」となる。
【0065】
また、風呂リモコン2の使用時間Tdoは現在の通電時間の積算値Tcから接続時期を示す通電時間の積算値Taを減算することにより算出される。接続時においてはTa=Tcであるから、使用時間Tdoは「0」(Tdo=Tc−Ta)となる。そして、通信により取得した風呂リモコン2の製品特定情報、接続時期および使用時間の情報はEEPROM104に記憶される(S7)。続いて、全てのオプション機器について製品特定情報等の記憶処理が終了したか否かが判別され(S8)、終了していなければ(S8:NO)、ステップS3に戻り、次のオプション機器について製品特定情報の取得、接続時期及び使用時間の算出、これらの情報のEEPROM104への記憶処理を行う(S3〜S7)。そして、全てのオプション機器について製品特定情報等の記憶処理が終了すれば(S8:YES)、ステップS9に移行する。本実施形態では、オプション機器は風呂リモコン2だけであるので、ステップS3に戻ることなくステップS9に移行する。
【0066】
ステップS9に移行すると、オプション機器の接続状態を定期的に確認するためのタイマによる所定時間tの計時が開始され、所定時間tが経過すると(S10:YES)、接続確認されたオプション機器に対して当該オプション機器の製品特定情報の要求信号が送信される(S11)。この送信要求に対してオプション機器から製品特定情報が送信されると(S12:YES)、給湯装置1の通電時間の積算値Tcに基づいてオプション機器の使用時間Tdoが算出され(S13)、その算出結果はEEPROM104に記憶されたオプション機器の使用時間Tdが算出された使用時間Tdoにより書き換えられる(S14)。すなわち、オプション機器の使用時間Tdoの更新が行われる。なお、使用時間は、現在の通電時間の積算値Tcから接続時期を示す通電時間の積算値Ta(このデータはEEPROM104に記憶されている)を減算することにより算出される。
【0067】
一方、製品特定情報の送信要求に対して所定の時間内に応答がなければ(S12:NO)、オプション機器の接続が解除されたと判断し、ステップS13,S14をスキップしてステップS15に移行する。これにより、そのオプション機器が交換された場合、交換前の製品についての接続から接続解除までの製品特定情報、接続時期及び使用時間の情報がEEPROM104に記録されることになる。
【0068】
続いて、全てのオプション機器について製品特定情報等の記憶処理が終了したか否かが判別され(S15)、終了していなければ(S15:NO)、ステップS11に戻り、次のオプション機器について使用時間の算出とEEPROM104への記憶処理を行う(S11〜S14)。そして、全てのオプション機器について使用時間の更新処理が終了すれば(S15:YES)、ステップS16に移行する。本実施形態では、オプション機器は風呂リモコン2だけであるので、ステップS11に戻ることなくステップS16に移行する。
【0069】
ステップS16に移行すると、新たにオプション機器が接続されているか否かの確認が行われる(S16)。新たにオプション機器が接続されていれば(S16:YES)、当該オプション機器に対して当該オプション機器の製品特定情報の要求信号が送信される(S17)。この送信要求に対してオプション機器から製品特定情報が送信されると(S18:YES)、給湯装置1の通電時間の積算値Tcに基づいてオプション機器の接続時期Taが算出されるとともに、当該オプション機器の使用時間Tdoが算出される(S19,S20)。そして、通信により取得した追加オプション機器の製品特定情報、接続時期および使用時間の情報はEEPROM104に追加記憶される(S21)。
【0070】
続いて、追加された全てのオプション機器について製品特定情報等の受信処理が終了したか否かが判別され(S22)、終了していなければ(S22:NO)、ステップS17に戻り、次の追加されたオプション機器について製品特定情報の取得、接続時期及び使用時間の算出、これらの情報のEEPROM104への追加記憶処理が行われる(S17〜S21)。そして、追加された全てのオプション機器について製品特定情報等の記憶処理が終了すれば(S22:YES)、ステップS23に移行し、電源がオフにされたか否かの確認が行われる。また、ステップS16で新たにオプション機器が接続されていないと判別されると(S16:NO)、ステップS23に移行し、電源がオフにされたか否かの確認が行われる。
【0071】
ステップS23で電源がオフにされていなければ(S23:NO)、ステップS9に戻り、既接続のオプション機器の接続状態が継続されているか否かの判別処理と、継続されている場合は当該オプション機器の使用時間の更新処理と、オプション機器の追加接続の確認処理とが所定の周期で繰り返される(S9〜S23のループ)。
【0072】
ステップS23で電源がオフにされていれば(S23:YES)、給湯装置1の通電時間の積算値Tcが算出され、EEPROM104に記憶される(S24)。続いて、通信によりEEPROM104に記憶されたデータが所定のオプション機器に送信され、当該オプション機器のEEPROM206に記憶されたのち(S25)、所定の電源オフの処理が行われ(S26)、情報管理処理を終了する。なお、ステップS25の処理は、給湯装置1が故障修理によりマイコン基板を交換するために電源オフが行われることもあるため、EEPROM104の記憶されたデータを交換されたマイコン基板のEEPROMに記憶できるように、一時的に退避させるものである。
【0073】
図6,図7の処理手順の内容を図8に示す給湯装置1及び風呂リモコン2のマイコン基板(コントローラ)がそれぞれ交換されるタイミングを例に説明すると、Aのタイミングで給湯装置1と風呂リモコン2とからなる給湯システムが設置され、給湯装置1の電源がオンになると、まず、当該給湯装置1の通電時間の計時が開始され、風呂リモコン2の接続が確認される。続いて、通信により風呂リモコン2から当該風呂リモコン2の製品特定情報が給湯装置1に転送され、当該給湯装置1内のEEPROM104に記憶される。また、風呂リモコン2の接続時期と使用時間の情報を算出し、製品特定情報とともにEEPROM104に記憶される。
【0074】
その後、給湯装置1は定期的に風呂リモコン2の接続状態を確認し、確認される毎にそのときの通電時間TcとEEPROM104に記憶されている接続時期を示す通電時間Taとから通電時間Tdoを算出し、その通電時間TdoをEEPROM104に更新的に記憶する。また、給湯装置1は、オプション機器の追加の有無を判別する。図8の例ではオプション機器の追加はないので、Bのタイミングまで、風呂リモコン2の接続確認と使用時間Tdoの更新の処理が継続される。
【0075】
そして、Bのタイミングで、故障により風呂リモコン2のマイコン基板を含む部品ないし全体を交換するために給湯装置1と風呂リモコン2との接続が解除されると、給湯装置1は、定期的な風呂リモコン2の接続確認により風呂リモコン2の非接続状態が分かるので、当該風呂リモコン2の使用時間の更新処理を停止することにより、EEPROM104に交換前の風呂リモコン2の製品特定情報、接続時期、使用時間の情報が保存されることになる。また、給湯装置1は、交換後の風呂リモコン2’の接続確認を行い、風呂リモコン2’が接続されると、新しい風呂リモコン2’について製品特定情報を取得するとともに、その接続時期と使用時間とを算出し、EEPROM104に追加記憶する。これにより風呂リモコン2の交換履歴がEEPROM104に記録されることとなる。そして、交換後の風呂リモコン2’についても交換前の風呂リモコン2と同様に定期的に接続確認と使用時間の更新の処理が行われる。
【0076】
その後、Cのタイミングで、故障により給湯装置1のマイコン基板を含む部品ないし全体を交換するために、給湯装置1の電源がオフにされると、給湯装置1のEEPROM104に記憶された製品特定情報等のデータが風呂リモコン2’に転送され、EEPROM206に記憶される。そして、風呂リモコン2’に修理後の給湯装置1’が接続され、給湯装置1’の電源がオンになると、図6,図7のフローが実行されるので、給湯装置1’について新たに通電時間の計時が開始され、風呂リモコン2’からEEPROM206に記憶されたデータが給湯装置1’のEEPROM104に転送される。
【0077】
従って、給湯装置及び風呂リモコンの製品特定情報、接続時期、使用時間および故障履歴の情報は給湯システムの給湯装置に引き継いで記録されていくことになる。なお、故障履歴には、各マイコン基板の交換履歴のほか、エラーコード(異常を検出したときにそれぞれのEEPROMに記憶される異常内容特定のためのデータ)を含んでも良い。
【0078】
なお、給湯装置1本体が交換された場合は、給湯装置1の寿命に関するデータ(積算燃焼回数、積算燃焼時間、給湯装置本体の積算通電時間など)は引き継がれず、ゼロになるが、給湯システム内の各機器の製品特定情報や接続時期などに関するデータは引き継がれる。また、給湯装置1のマイコン基板のみが交換される場合は上記のように旧マイコン基板のEEPROM104に記憶された給湯装置1の寿命に関するデータは新マイコン基板のEEPROM104'に引き継がれる。
【0079】
なお、給湯装置1のマイコンが電源リセットされた場合は、図9に示すフローチャートに従って接続されているオプション機器が電源リセット中に変更されているか否かの判別が行われ、変更されている場合は変更後のオプション機器について新たに製品特定情報等の記録が行われる。
【0080】
すなわち、電源リセットが行われた後、給湯装置1の制御部101が起動されると、EEPROM104に記憶されている製品特定情報に対応するオプション機器に対して当該オプション機器の製品特定情報の要求信号が送信される(S30)。この送信要求に対してオプション機器から製品特定情報が送信されると(S31:YES)、受信した製品特定情報とEEPROM104に記憶された製品特定情報とを比較してオプション機器(特にマイコン基板)が交換されているか否かが判別される(S32)。
【0081】
オプション機器(特にマイコン基板)が交換されていないときは(S33:NO)、直ちにリターンし、オプション機器(特にマイコン基板)が交換されているときは(S33:YES)、受信した新しい製品特定情報をEEPROM104に識別コードを付して追加記憶する。このとき、EEPROM104に記憶されている現在の通電時間の積算値Tcが接続時期として記録され、使用時間は電源リセット時を基準として再度算出され、その算出結果が記録されて(S34)、リターンする。
【0082】
なお、上記実施形態では、給湯装置1のマイコン基板を交換する修理を行う場合は、交換されるマイコン基板に搭載されたEEPROM104の記憶情報を一旦、所定のオプション機器(本実施形態では風呂リモコン2)のEEPROM206に退避させ、新しいマイコン基板が給湯装置1に搭載されると、そのオプション機器からEEPROM206に退避した情報を転送させて新マイコン基板に搭載されたEEPROM104’に記憶させるようにしていたが、交換用の新しいマイコン基板を給湯装置1に通信線(二芯線)を介して接続し、新しいマイコン基板に搭載されたマイコンと交換されるマイコン基板に搭載されたマイコンとの間で通信を行って交換されるマイコン基板に搭載されたEEPROM104に記憶された情報を直接、新しいマイコン基板に搭載されたEEPROM104’に記憶させるようにしても良い。
【0083】
すなわち、図10のフローチャートに示すように、給湯装置1に通信線3を介して交換用のマイコン基板が接続されると、そのマイコン基板(以下、新マイコン基板という。)に搭載されたマイコンの制御部101’は、給湯装置1に装着されている交換すべきマイコン基板(以下、旧マイコン基板という。)のマイコンに搭載されたマイコンの制御部101との間で通信を行って両マイコン基板の接続確認を行う(S40)。
【0084】
両マイコン基板の接続が確認されると(S40:YES)、新マイコン基板の制御部101’は旧マイコン基板の制御部101にEEPROM104に記憶されている情報の転送を要求し(S41)、旧マイコン基板の制御部101からEEPROM104に記憶されている情報が送信される毎に順次、新マイコン基板のEEPROM104’に記憶する(S42〜S44のループ)。
【0085】
そして、旧マイコン基板の制御部101からEEPROM104に記憶されている情報が送信される毎に順次、新マイコン基板のEEPROM104’に記憶し、全ての情報の転送が終了すると(S44:YES)、情報の転送処理を終了する。
【0086】
図11は、新マイコン基板のEEPROM104’に記憶されるデータの一例を示す図である。
【0087】
同図に示すように、EEPROM104’の先頭の記憶領域A1には、新マイコン基板の製品特定情報(IDコード、製造年月、リレーケースセット名称、マイン捺印名称)や使用時間Tcその他の履歴情報が記憶されている。旧マイコン基板から転送される当該マイコン基板の製品特定情報や積算された通電時間Tcその他の履歴情報は記憶領域A1の下部の記憶領域A1’に記憶され、風呂リモコン2等のオプション機器の製品特定情報や使用時間Tdoその他の履歴情報は、記憶領域A1'の下部の記憶領域A2以降に記憶される。
【0088】
マイコン基板の交換後は記憶領域A1’内の領域B1’に記憶された通電時間Tcの積算値は更新されず、記憶領域A1内の領域B1に記憶された通電時間Tcの積算値が更新される。領域B1’に記憶された通電時間Tcの積算値が更新されないため、この通電時間Tcにより旧マイコン基板の交換時期を知ることができる。マイコン基板が更に交換された場合は、新しいマイコン基板のEEPROM104”の記憶領域は、給湯装置1に関する記憶領域A1,A1’に記憶領域A1”が追加され、最新のマイコン基板に関する情報が記憶領域A1に記憶されているので、2番目のマイコン基板に関する情報が記憶領域A1’に記憶され、最初のマイコン基板に関する情報が記憶領域A1”に記憶されることになり、記憶領域A2以降にオプション機器のマイコン基板に関する情報が記憶される。
【0089】
給湯装置1の交換された旧マイコン基板の使用時間は、記憶領域A1’,A1”の領域B1’,B1”に記憶された通電時間Tcを用いて算出することができる。すなわち、前々回交換のマイコン基板が最初に搭載されたマイコン基板であるときは、記憶領域A1”の領域B1”に記憶された通電時間Tcの積算値が使用時間となり、前回交換のマイコン基板の使用時間は記憶領域A1’の領域B1’に記憶された通電時間Tcの積算値から記憶領域A1”の領域B1”に記憶された通電時間Tcの積算値(前々回の交換のマイコン基板の使用時間)を減算することにより算出される。なお、このように算出される使用時間を領域B1’,B1”に記憶させるようにしても良い。
【0090】
この方法では、オプション機器のEEPROM206に情報の退避領域を設ける必要がなくなるので、EEPROM206の小型化、低コスト化に寄与する利点がある。
【0091】
上記のように、本実施形態に係る給湯装置1および風呂リモコン2とからなる給湯システムは、給湯装置1および風呂リモコン2の製品を特定する情報とマイコン基板のバージョンを特定する情報とからなる製品特定情報をそれぞれ記憶しており、給湯システムが構成されると、風呂リモコン2の製品特定情報を給湯装置1のEEPROM104に一括して記憶するようにしているので、給湯装置1もしくは風呂リモコン2が故障してマイコン基板を交換するような修理を行った場合にも好適にその修理履歴を残すことができる。
【0092】
また、原因不明の不具合によりマイコン基板を交換する修理を行う場合もバージョン情報により同一バージョンのマイコン基板を何度も交換するという不都合を回避することができる。また、不良のバージョンが分かっている場合は故障した装置ないし機器のマイコン基板のバージョンを確認することで迅速に対策を講じることができる。
【0093】
更に給湯装置1の位置で給湯システムを構成する装置及び機器の製品特定情報を取得できるので、メンテナンス作業や故障修理の作業労力が軽減され、作業効率が向上する。
【0094】
また、給湯装置1のマイコン基板等が交換される場合、給湯装置1のEEPROM104に記憶されたデータを風呂リモコン2のEEPROM206に一時退避させ、交換後の給湯装置1のマイコン基板のEEPROM104に退避したデータを復旧させるようにしているので、給湯システムの最初の構成からその後の変更された構成の全てについて変更履歴の情報が保存され、製品特定情報及び履歴情報を有効に活用することができる。
【0095】
なお、上記実施形態では、給湯装置1の電源がオフにされるとき、EEPROM104のデータを風呂リモコン2のEEPROM206に一時退避させるようにしているが、例えば給湯装置1で故障が検出されたときなど、マイコン基板が交換される虞のある所定のタイミングでEEPROM104のデータを風呂リモコン2のEEPROM206に一時退避させるようにしてもよい。
【0096】
また、本発明に係る給湯システムの給湯装置は一般給湯単機能装置のほか、風呂浴槽への湯張り機能、風呂追焚機能、および温水暖房機能それぞれの単機能型温水装置であってもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜に記載の発明によれば、給湯装置及びオプション機器にそれぞれ製品を特定するための第1,第2の製品特定情報を記憶しておき、給湯装置にオプション機器が接続されると、給湯装置が通信によりオプショュン機器から当該オプション機器の第2の製品特定情報を取得するとともに、当該オプション機器の給湯装置への接続時期を特定し、第2の製品特定情報と接続時期の情報とを記憶するようにしたので、メンテンナンスや故障修理の際にオプション機器の第2の製品特定情報や使用期間などの情報をオプション機器の設置位置まで行くことなく給湯装置から簡単に取得することができる。また、原因不明の故障でオプション機器の制御装置を交換した場合にもバージョン情報によって制御装置を特定できるため、故障原因が制御装置にあるか否かを容易に推定することができる。また、制御装置に不具合がある場合は、メンテナンス時にバージョン情報を確認することにより制御装置の交換の要否を迅速に判断することができる。
【0098】
また、請求項5,6に記載の発明によれば、給湯装置が、例えば給湯装置の電源がオフにされるとき、オプション機器と通信を行って第1の記憶手段に記憶された第1の製品特定情報を当該オプション機器の第2の記憶手段に転送してバックアップを取るようにしたので、給湯装置が交換された場合にも新しい給湯装置がオプション機器からバックアップ情報を取得することにより簡単にシステムの情報を復旧させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される給湯システムの基本構成例を示す図である。
【図2】本発明に係る給湯システムの一実施形態である給湯装置と風呂リモコンとからなる給湯システムのブロック構成図である。
【図3】識別コードの一例を示す図である。
【図4】EEPROMに記憶されるデータの一例を示す図である。
【図5】風呂リモコンの操作パネルの一例を示す図である。
【図6】給湯装置の給湯システムの製品特定情報等の情報管理の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】給湯装置の給湯システムの製品特定情報等の情報管理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】給湯装置及び風呂リモコンのマイコン基板(コントローラ)がそれぞれ交換されるタイミングの一例を示す図である。
【図9】給湯装置のマイコンが電源リセットされた場合の給湯システムの製品特定情報等の情報管理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】マイコン基板間でEEPROMに記憶された情報の転送を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図11】給湯装置のマイコン基板が交換された場合の交換後のマイコン基板のEEPROMに記憶される給湯システムの製品特定情報等のデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 給湯装置
101 制御部(情報取得手段,接続時期特定手段,記憶制御手段,転送手段)
101a 通電時間積算部(積算手段)
102 通信部(情報取得手段)
103 記憶部
104 EEPROM(第1の記憶手段)
105 電源部
2 風呂リモコン
201 制御部
202 通信部
203 操作部
204 表示部
205 記憶部
206 EEPROM(第2の記憶手段)
3 通信線(二芯線)
4 操作パネル
401 運転ボタン
402 液晶ディスプレイ
403a,403b 温度などの設定ボタン
404 風呂自動ボタン
405 追いだきボタン

Claims (6)

  1. 少なくとも製品に固有の情報とその製品を統括制御する制御手段のバージョン情報を含む第1の製品特定情報が記憶された第1の記憶手段を備えた給湯装置とこの給湯装置に通信可能に接続され、少なくとも製品に固有の情報とその製品を統括制御する制御手段のバージョン情報を含む第2の製品特定情報が記憶された第2の記憶手段を備えた少なくとも1のオプション機器とからなり、前記給湯装置と前記オプション機器との間でデータを交信して所定の機能を果たす給湯システムであって、
    前記給湯装置に設けられ、前記オプション機器が接続されると、所定のタイミングで当該オプション機器と通信を行って前記第2の記憶手段に記憶された前記オプション機器の第2の製品特定情報を取得する情報取得手段と、
    前記給湯装置の使用開始からの通電時間を積算する積算手段と、
    前記給湯装置に設けられ、前記オプション機器が接続されると、前記積算手段により積算された当該接続時までの積算時間によって当該オプション機器の給湯装置への接続時期を特定する接続時期特定手段と、
    前記給湯装置に設けられ、前記接続時期特定手段で特定された前記オプション機器の接続時期の情報を前記第1の記憶手段に記憶するとともに、前記情報取得手段で取得される前記第2の製品特定情報を前記第1の記憶手段に更新するように記憶する記憶制御手段と、
    を備えたことを特徴とする給湯システム。
  2. 前記第1,第2の製品特定情報の前記製品に固有の情報にはIDコード、製造年月及び製品番号の少なくとも1つを含み、前記第1,第2の製品特定情報の前記バージョン情報には制御基板を備えたユニットの当該制御基板のバージョン情報を識別可能な名称及びマイコン捺印名称の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項記載の給湯システム。
  3. 前記オプション機器には前記給湯装置を遠隔操作する遠隔操作装置を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯装置。
  4. 前記第1,第2の記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1記載の給湯システム。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の給湯システムにおいて、前記給湯装置に、所定のタイミングで前記オプション機器と通信を行って前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の製品特定情報を当該オプション機器の第2の記憶手段に転送する転送手段を更に設けたことを特徴とする給湯システム。
  6. 前記所定のタイミングは、前記給湯装置の電源がオフにされるタイミングであることを特徴とする請求項記載の給湯システム。
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