JP6357908B2 - 通信アダプタ装置 - Google Patents

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Description

この発明は通信アダプタ装置に関し、より詳細には、家庭用エネルギ管理システムと給湯装置などの熱源機とを通信接続するための通信アダプタ装置に関する。
近年、電力の需要者宅内における電気機器(たとえば、照明機器やエアコンなど)の電力使用量や動作状態をパソコンやスマートフォン、タブレット端末などの制御装置を用いて可視化(いわゆる見える化)したり、あるいは遠隔操作したりする家庭用エネルギ管理システム(HEMS:Home Energy Management System)が提案されている。
この家庭用エネルギ管理システムは、需要者宅内の電気機器とHEMSコントローラ(制御装置)とをLAN(Local Area Network)などのコンピュータネットワークで接続し、コントローラと電気機器との間で通信を行うことによって、HEMSコントローラに電気機器での電力使用量や動作状態を表示させたり、HEMSコントローラを用いて電気機器の制御(たとえば、照明機器の点灯/消灯の切り替えや、エアコンの運転オン/オフの切り替え、さらにはエアコンの空調設定温度の変更など)ができるようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、このようなHEMSにおけるコントローラと電気機器との間は、標準化された所定の通信規格(たとえば、エコーネットコンソーシアムが策定する「ECHONET Lite」など)に従って通信が行われ、HEMSコントローラはこの標準化された通信規格に対応した電気機器と通信を行うようになっている。
一方、給湯装置などの熱源機は、その遠隔操作装置であるリモコンや該熱源機から温水供給を受ける温水端末装置(たとえば、床暖房パネルや浴室暖房装置など)との間で通信を行っているが、現状、熱源機とこれら端末装置との間の通信は、いずれも専用の通信規格に従っており、HEMSの通信規格には対応していない。
具体的には、熱源機のリモコンや熱源機に接続される特定のオプション機器(他社製品との互換性が要求されない端末装置)は、自社製品に固有の通信規格(第1通信規格)によって通信を行うように構成され、温水端末装置のように他社製品との互換性が要求される端末装置は、標準化された特定の通信規格(第2通信規格)に従って通信を行うように構成されている。つまり、熱源機には、第1通信規格による通信手段と第2通信規格による通信手段とが備えられている。
特開2013−20488号公報
ところで、HEMSの普及に伴い、HEMSコントローラを用いて熱源機や温水端末装置の電力使用量などの可視化ならびにその制御を行えるようにしたいとの要望が高まっており、熱源機とHEMSとの通信接続を行うための通信アダプタ装置の開発が進められているが、HEMSと熱源機の通信接続には以下のような問題がある。
すなわち、HEMSコントローラを用いて温水端末装置の運転状態を変更する場合、まず、HEMSコントローラから熱源機に対して運転状態変更要求がなされる。通信アダプタ装置は、この変更要求に基づいて熱源機(熱源機を介して指定された温水端末装置)に対して温水端末装置の運転状態の変更を指令する状態設定通信(以下、「SET通信」と称する。)を行うが、SET通信の異常などによって温水端末装置の運転状態を変更できなかった場合に、通信アダプタ装置が記憶する温水端末装置の運転状態が変更されるまでに時間がかかってしまうため、温水端末装置の実際の状態とHEMSのコントローラに表示される温水端末装置の状態とが長時間不整合となる問題がある。
図6は、温水端末装置の運転状態を運転オフから運転オンに変更する際に、通信アダプタ装置から熱源機に対するSET通信に異常があった場合を示している。この図6に示すように、HEMSコントローラは、通信アダプタ装置に運転状態変更要求を行った場合、通信アダプタ装置から当該要求を受け付けた旨の応答があると、HEMSコントローラ上の温水端末装置の運転状態を運転オフから運転オンに更新する。
一方、HEMSコントローラから運転状態変更要求を受け付けた通信アダプタ装置は、熱源機に対するSET通信(温水端末装置を運転オフから運転オンに変更するSET通信)を行うが、このSET通信に失敗した場合であっても、通信アダプタ装置に記憶される温水端末装置の運転状態は運転オフから運転オンに更新されてしまう。
このとき、熱源機は、通信アダプタ装置からのSET通信を受信していないため、熱源機に記憶される温水端末装置の運転状態は変更されずに運転オフのままとなるので、熱源機から温水端末装置に対するSET通信は行われず、温水端末装置の運転状態は運転オフのまま変更されない。つまり、ここでHEMSコントローラ上の表示と温水端末装置の実際の運転状態とに不整合(不一致)が生じる。
これに対して、HEMSコントローラは、通信アダプタ装置に対して、定期的にすべての温水端末装置の運転状態取得要求を行うが、この取得要求を発した時点ではHEMSコントローラ上の表示と温水端末装置の実際の運転状態とが不整合のままである。
HEMSコントローラからの運転状態取得要求を受け付けた通信アダプタ装置は、熱源機(熱源機を介して指定された温水端末装置)に対して温水端末装置の運転状態の取得を指令する状態取得通信(以下、「GET通信」と称する。)を行い、このときに、通信アダプタ装置と熱源機との間のGET通信に成功すると、ここで通信アダプタ装置の内部に記憶された温水端末装置の運転状態が運転オンから運転オフに更新される。つまり、この時点で通信アダプタ装置に記憶された温水端末装置の運転状態が実際の温水端末装置の運転状態と整合(一致)することになり、その後にHEMSコントローラ上の表示と温水端末装置の実際の運転状態とが整合するようになる。
したがって、HEMSコントローラ上の表示と温水端末装置の実際の運転状態とに不整合が生じてから定期的に行われるGET通信までに時間を要すると、HEMSコントローラ上の表示と温水端末装置の実際の状態とが一致しない状態が長引くという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、温水端末装置の実際の状態とHEMSコントローラにおける温水端末装置の運転状態の表示の不整合時間を短くすることができる通信アダプタ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の通信アダプタ装置は、コンピュータネットワークを介して需要者宅内の電気機器の情報収集および/または上記電気機器の遠隔操作、を行う制御装置を、第1通信規格によって通信接続される1または複数の第1端末装置と第2通信規格によって通信接続される1または複数の第2端末装置とを備えた熱源機に、通信接続するための通信アダプタ装置であって、上記通信アダプタ装置は、上記コンピュータネットワークとの通信手段と、上記第1通信規格による通信手段と、上記熱源機に接続される第2端末装置の運転状態データを記憶する記憶部を有する制御手段とを備えてなり、上記制御手段は、上記第1通信規格による通信手段を介して、上記熱源機に接続された第2端末装置の運転状態データを一定時間ごとに1端末装置ずつ順次取得する状態取得通信を行うとともに、上記制御装置からの要求に基づいて、上記第1通信規格による通信手段を介して、いずれかの上記第2端末装置の運転状態の変更を指令する状態設定通信を行ったときは、その後に、すべての第2端末装置の運転状態データを一括して取得する一括状態取得通信を行う制御構成を備えていることを特徴とする。
この請求項1に係る通信アダプタ装置では、通信アダプタ装置がいずれかの第2端末装置の運転状態の変更を指令する状態設定通信(SET通信)を行った後にすべての第2端末装置の運転状態データを一括して取得する一括状態取得通信が行われるので、温水端末装置の運転状態の変更に伴って通信アダプタ装置に記憶される温水端末装置の運転状態が更新される。そのため、通信アダプタ装置が記憶する温水端末装置の運転状態と温水端末装置の実際の状態との間に不整合が生じる時間が短縮される。
本発明の請求項2に記載の通信アダプタ装置は、請求項1に記載の通信アダプタ装置において、上記一括状態取得通信を行うタイミングは、上記状態設定通信の発生から所定時間経過後とされ、この所定時間が上記一定時間以下となるよう設定されていることを特徴とする。
この請求項2に係る通信アダプタ装置では、SET通信後に一括状態取得通信を行うタイミングが、通信アダプタ装置が1端末装置ずつ順次運転状態データを取得するときの間隔(上記一定時間)以下に設定されるので、一定時間ごとに1端末装置ずつ行われるGET通信と同じかそれよりも早いタイミングで温水端末装置の運転状態データが取得されるようになり、通信アダプタ装置が記憶する温水端末装置の運転状態と温水端末装置の実際の状態との間の不整合時間を確実に短縮することができる。
本発明の請求項3に記載の通信アダプタ装置は、請求項1または2に記載の通信アダプタ装置において、上記一括状態取得通信は、上記状態取得通信よりも優先的に実行されるように構成されていることを特徴とする。
この請求項3に係る通信アダプタ装置では、SET通信後の一括状態取得通信が状態取得通信よりも優先的に実行されるので、運転状態を変更した温水端末装置以外の温水端末装置に対してGET通信が行われるタイミングが到来しても、SET通信を行った温水端末装置の運転状態を優先的に取得でき、迅速に不整合を解消することができる。
本発明によれば、通信アダプタ装置は、SET通信を行った後にすべての第2端末装置の運転状態データを一括して取得する一括状態取得通信を行うので、通信アダプタ装置が記憶する温水端末装置の運転状態と温水端末装置の実際の状態との間に不整合が生じる時間を短縮することができ、HEMSコントローラ上の表示と温水端末装置の実際の状態との間の不整合時間を短縮することができる。
本発明に係る通信アダプタ装置を用いた家庭用エネルギ管理システム(HEMS)の概略構成の一例を示す構成図である。 同通信アダプタ装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 同通信アダプタ装置による温水端末装置の状態取得通信の一例を示すタイムチャートである。 同通信アダプタ装置における温水端末装置の状態設定通信失敗時の処理手順を示す説明図である。 同通信アダプタ装置における温水端末装置の状態設定通信後の処理手順の一例を示すタイムチャートである。 同通信アダプタ装置における温水端末装置の状態設定通信失敗時の処理手順の従来例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る通信アダプタ装置1を用いた家庭用エネルギ管理システム(HEMS)の概略構成を示している。この図1に示す家庭用エネルギ管理システムは、HEMSコントローラ(制御装置)2を用いて給湯装置(熱源機)3に接続された温水端末装置(第2端末装置)4の情報取得および/または温水端末装置4の遠隔操作ができるように構成されている。
そこで、まず、給湯装置3について説明する。給湯装置3は、図示しない給湯栓に温水を供給する給湯機能と、風呂の追い焚きを行う風呂機能と、温水端末装置4に熱媒体となる温水を供給する温水暖房機能とを備えた周知の構成からなる給湯装置であり、遠隔操作装置として複数のリモコン5と、温水暖房装置として複数の温水端末装置4とを備えている。
ここで、図示例では、リモコン5として、浴室に設置される浴室リモコン5a、台所に設置される台所リモコン5b、浴室および台所以外の場所に設置されるサブリモコン5cの3台のリモコン5を図示しているが、リモコン5は少なくとも1台以上あればよく、その台数は適宜変更可能である。
また、図示例では、温水端末装置4として4a〜4hの8台の温水端末装置4を図示しているが、これはHEMSコントローラ2で制御可能な温水端末装置4の最大接続数(本実施形態では8台)に合わせて図示したものであり、温水端末装置4の接続台数は8台以下であれば適宜変更可能である。なお、温水端末装置4としては、床暖房パネル、パネルヒータ、ファンコンベクタ、浴室乾燥機、浴室暖房乾燥機、ミストサウナなど様々な装置があるが、その組み合わせは給湯装置3の施工現場に応じて適宜選択変更され得る。
さらに、図示例では、給湯装置3のオプション機器として電力測定ユニット6を図示しているが、これは給湯装置3および温水端末装置4を含む需要者宅内の電気機器での消費電力(電力使用量)を測定するためのセンサ等を備えたユニットである。なお、給湯装置3のオプション機器としては電力測定ユニット6以外の機器(たとえば、浴槽の自動排水栓など)が接続されていてもよい。
そして、このように構成される給湯装置3では、リモコン5および電力測定ユニット6は通信ラインL1により給湯装置3と接続される一方、温水端末装置4は通信ラインL2により給湯装置3と接続される。ここで、これら通信ラインL1と通信ラインL2とでは異なる通信規格が採用されている。
具体的には、通信ラインL1は、給湯装置3の製造者等が策定した固有の通信規格(第1通信規格)によって接続され、通信ラインL2は、ガス事業者等によって標準化された通信規格(第2通信規格)によって接続されている。より詳細には、通信ラインL1の通信規格には、通信ラインL1に接続された端末装置(リモコン5および電力測定ユニット6)に対して給湯装置3から電源供給を併せて行う電源重畳通信方式の通信規格が採用されており、通信ラインL2の通信規格には、TES(Thin & Economical System)が採用されている。なお、本発明において、通信ラインL1(つまり、第1通信規格)で接続される端末装置が第1端末装置、通信ラインL2(つまり、第2通信規格)で接続される端末装置が第2端末装置を構成している。
そして、このように通信ラインL1および通信ラインL2が接続される給湯装置3には、これらの通信ラインL1,L2を介してリモコン5や電力測定ユニット6、さらには温水端末装置4と通信を行う制御部(図示せず)が備えられており、この給湯装置3の制御部によって給湯装置3の各部が制御されるようになっている。すなわち、この給湯装置3の制御部は、リモコン5の操作などに応じて、給湯装置3に対して給湯機能、風呂追い焚き機能および温水暖房機能に対応する動作を行わせるように構成されている。
なお、給湯装置3と温水端末装置4との接続は、給湯装置3に備えられた所定の接続端子(図示せず)に温水端末装置4からの通信ラインL2を接続するように構成されており、給湯装置3の制御部は、この接続端子への接続状況から温水端末装置4が何台接続されているかを把握できるようになっている。本実施例では、給湯装置3には温水端末装置4が最大8台まで接続可能とされることから、接続端子は8台分備えられている。
一方、HEMSコントローラ2は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末など所定の表示部を備え、HEMSの制御プログラムを実行可能(換言すれば、HEMSに接続された電気機器の情報を取得して表示し、および/または、HEMSに接続された電気機器の遠隔操作が可能)な端末装置で構成されている。本実施形態では、HEMSコントローラ2として、無線LAN(Local Area Network)に対応したタブレット端末(板状のオールインワンコンピュータ)が用いられている。
ルータ7は、HEMSコントローラ2と需要者宅内のHEMS対応電気機器とをLANなどのコンピュータネットワークで接続するための通信中継装置であって、HEMSコントローラ2とは無線LANによって接続されるとともに、通信アダプタ装置1とは通信ラインL3を介して有線接続されている。ここで、通信ラインL3は、コンピュータネットワークとして一般に用いられているイーサネット(登録商標)が用いられており、この通信ラインL3では、HEMS用に標準化された所定の通信規格(たとえば、エコーネットコンソーシアムが策定する「ECHONET Lite」)により通信アダプタ装置1とHEMSコントローラ2とが通信接続されている。なお、この通信ラインL3で用いられる通信規格は、上述した第1通信規格および第2通信規格とは相違している。
通信アダプタ装置1は、給湯装置3とHEMSコントローラ2とを通信接続することによって、HEMSコントローラ2による温水端末装置4の情報の取得および/またはHEMSコントローラ2による温水端末装置4の遠隔操作を行えるようにするための通信アダプタ装置であって、図2に示すように、通信ラインL3を介して通信を行う(コンピュータネットワークとの通信手段を構成する)ネットワーク通信部10と、通信ラインL1を介して給湯装置3と通信を行う(第1通信規格による通信手段である)重畳通信部11と、これらネットワーク通信部10および重畳通信部11との間で通信の中継を行う制御部(制御手段)12とを主要部として備えている。
具体的には、制御部12は、マイコンを制御中枢として備えており、ネットワーク通信部10を介してHEMSコントローラ2と指令(コマンド)やデータのやり取りが行えるように構成される一方、重畳通信部11を介して給湯装置3(または、給湯装置3を介して温水端末装置4)とコマンドやデータのやり取りが行えるように構成されている(詳細は後述する)。なお、この制御部12には、図示しないクロック生成回路が備えられており、このクロック生成回路からのクロック信号に基づいて制御部12は時刻の計測が可能とされている。
電源部13は、給湯装置3から通信ラインL1を介して供給される直流電源を受電して通信アダプタ装置1の各部に駆動電源を供給する電源装置である。また、記憶部14は、制御部12がデータの処理を行う際に適宜データを記憶する揮発性のメモリである。そして、本実施形態では、この記憶部14が後述する温水端末装置4の運転状態データを記憶する記憶領域を構成している。なお、この記憶部14はマイコンが備えるRAMによって代替されてもよい。
次に、このように構成された通信アダプタ装置1の動作について説明する。
この通信アダプタ装置1は、ルータ7を介して通信接続されたHEMSコントローラ2から温水端末装置4の運転状態の変更要求(運転状態変更要求)があると、制御部12が、その変更要求に対応する温水端末装置4を指定して、給湯装置3に対して当該温水端末装置4の運転状態を設定するSET通信を行うようになっている。ここで、このSET通信で変更される運転状態としては、たとえば、温水端末装置4の運転オン/オフ切り替えや暖房設定温度の変更などがある。
一方、通信アダプタ装置1による温水端末装置4の運転状態データの取得、すなわち、GET通信は、通信アダプタ装置1の制御部12が以下の手順で定期的に行い、HEMSコントローラ2は定期的に通信アダプタ装置1の記憶部14に記憶された温水端末装置4の運転状態データの取得要求を行ってHEMSコントローラ2内の情報を適時に更新する。
図3はこのGET通信の方法の一例を示しており、図3に示すように、通信アダプタ装置1の制御部12は、時刻に同期して一定時間(図示例では30秒)T1ごとに順次1端末ずつ温水端末装置4の運転状態データを取得するように構成されている。
ここで、上記一定時間T1は、1台の温水端末装置4から運転状態データを取得するのに要する所要時間T2に基づいて設定される。具体的には、この一定時間T1は、当該所要時間T2より長い時間に設定される。本実施形態では、1台の温水端末装置4から運転状態データを取得するのに15秒程度を要することから少し余裕を見て30秒としている。なお、この一定時間T1を上記所要時間T2に対してあまりに長く設定すると、図3に示すように、温水端末装置4が最大接続数である8台接続された場合に、各温水端末装置4の運転状態データの更新周期が長くなってしまうので、更新周期があまり長くならないように設定するのが好ましい。
このように、本実施形態の通信アダプタ装置1では、GET通信に際して、通信アダプタ装置1の制御部12が、時刻に同期して一定時間T1ごとに順次1端末ずつ温水端末装置4の運転状態データを取得するように構成されるので、GET通信に伴う通信量が平準化される。そのため、通信アダプタ装置1の接続に伴って第1通信規格による通信を行うリモコン5などの通信が遅延するおそれが抑制される。
そして、本実施形態に示す通信アダプタ装置1は、上述したSET通信を行ったときは、その後に、すべての温水端末装置4の運転状態データを一括して取得する一括状態取得通信を行うように構成されている。ここで、この一括状態取得通信は、SET通信に失敗するなど、温水端末装置4の運転状態がSET通信で要求した通りに変更されなかったときに、通信アダプタ装置1が記憶する温水端末装置4の状態を実際の温水端末装置4の状態に早期に整合させるために行う処理である。
そこで、この処理について図4および図5に基づいて説明する。
図4は、温水端末装置1の運転状態を運転オフから運転オンに変更する際に、通信アダプタ装置1から給湯装置3に対するSET通信に異常があった場合を示している。この図4に示すように、HEMSコントローラ2で温水端末装置4を指定してその運転状態をオフからオンに変更する操作が行われると、HEMSコントローラ2は通信アダプタ装置1に対して指定された温水端末装置4の運転状態をオフからオンに変更を要求する運転状態変更要求を行い、この要求に対する通信アダプタ装置1からの応答を受け付けた時点で、HEMSコントローラ上の当該温水端末装置4の運転状態を運転オフから運転オンに更新する。
一方、HEMSコントローラ2から運転状態変更要求を受け付けた通信アダプタ装置1は、この要求に対応したSET通信(当該温水端末装置4を運転オフから運転オンに変更する旨のSET通信)を給湯装置3に対して行う。ここで、このSET通信に失敗した場合、給湯装置3は通信アダプタ装置1からのSET通信を受信していないので、給湯装置3に記憶される当該温水端末装置4の運転状態は変更されず(運転オフのまま)、給湯装置3から温水端末装置4に対するSET通信は行われない。つまり、指定された温水端末装置4の運転状態は運転オフのまま変更されない。
しかしながら、SET通信に失敗しても通信アダプタ装置1に記憶される当該温水端末装置4の運転状態は運転オフから運転オンに更新されるので、この時点で、通信アダプタ装置1が記憶する当該温水端末装置4の運転状態データと温水端末装置4の実際の運転状態とに不整合が生じる。
そのため、本実施形態に示す通信アダプタ装置1は、図4に示すように、SET通信を行ってから所定時間(たとえば、15秒)T3が経過した時点ですべての温水端末装置4の運転状態データを一括して取得する一括状態取得通信を行うように構成されている。図5はこの一括状態取得通信の様子を示しており、この図5に示すように、定期的に行われるGET通信では一定時間T1ごとに各温水端末装置4に対して順次間隔を空けて行っていた温水端末装置4の運転状態データの取得を、間隔を空けずに連続してまとめて行うようにしている(図4の「全温水端末GET通信」参照)。
この一括状態取得通信により、SET通信の失敗によって運転状態が運転オンに変更されていない温水端末装置4の運転状態が運転オフであることが通信アダプタ装置1に取得され、通信アダプタ装置1においてその旨(当該温水端末装置4は運転オフである旨)が更新される。
ここで、上記所定時間T3は、定期的なGET通信において1端末ずつ温水端末装置4の運転状態データを取得する際の間隔(上記一定時間T1)を超えないように上記一定時間T1以下に設定される。具体的には、本実施形態では、この所定時間T3は、T2<T3≦T1の範囲内の長さに設定される。これは、所定時間T3を上記一定時間T1より長く設定すると、通信アダプタ装置1に記憶された運転状態データの更新(訂正)が定期的なGET通信による更新よりも遅れるおそれがあるからである。
また、この一括状態取得通信は、定期的に行われるGET通信よりも優先的に実行されるようになっており、GET通信の実行タイミングが到来してもSET通信から所定時間T3が経過すると、通信アダプタ装置1は一括状態取得通信を割り込んで行うようになっている。
このように、本実施形態に示す通信アダプタ装置1では、通信アダプタ装置1がSET通信を行った後にすべての温水端末装置4の運転状態データを一括して取得する一括状態取得通信が行われるので、通信アダプタ装置1が記憶する温水端末装置4の運転状態と温水端末装置の実際の状態との間に不整合が生じる時間を短縮することができ、HEMSコントローラ2上の表示と温水端末装置4の実際の状態との間の不整合時間が短縮される。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、給湯装置3が給湯機能、風呂機能および温水暖房機能を備える場合を示したが、本発明に係る通信アダプタ装置1は、温水暖房機能を備える熱源機であれば風呂機能を備えていない給湯装置であっても適用可能である。
また、上述した実施形態では、通信アダプタ装置1が温水端末装置4の運転状態データを記憶する構成を示したが、温水端末装置4と併せて給湯装置3の運転状態データも記憶するように構成することも勿論可能である。
また、上述した実施形態では、HEMSコントローラ2が需要者宅内のルータ7と無線LAN接続される場合を示したが、HEMSコントローラ2はインターネット8などの外部ネットワークを介してルータ7に接続するように構成してもよい。また、HEMSコントローラ2をインターネット8に接続する場合、インターネット8を介して外部のサーバ(HEMSクラウド)9に接続できるようにしてもよい。
1 通信アダプタ装置
2 HEMSコントローラ(制御装置)
3 給湯装置(熱源機)
4 温水端末装置(第2端末装置)
5 リモコン(第1端末装置)
6 電力測定ユニット(第1端末装置)
7 ルータ
8 インターネット
9 HEMSクラウド
10 ネットワーク通信部(コンピュータネットワークとの通信手段)
11 重畳通信部(第1通信規格による通信手段)
12 制御部(制御手段)
13 電源部
14 記憶部
L1 第1通信規格による通信ライン
L2 第2通信規格による通信ライン
L3 HEMSコントローラとの通信ライン

Claims (3)

  1. コンピュータネットワークを介して需要者宅内の電気機器の情報収集および/または前記電気機器の遠隔操作、を行う制御装置を、第1通信規格によって通信接続される1または複数の第1端末装置と第2通信規格によって通信接続される1または複数の第2端末装置とを備えた熱源機に、通信接続するための通信アダプタ装置であって、
    前記通信アダプタ装置は、前記コンピュータネットワークとの通信手段と、前記第1通信規格による通信手段と、前記熱源機に接続される第2端末装置の運転状態データを記憶する記憶部を有する制御手段とを備えてなり、
    前記制御手段は、前記第1通信規格による通信手段を介して、前記熱源機に接続された第2端末装置の運転状態データを一定時間ごとに1端末装置ずつ順次取得する状態取得通信を行うとともに、
    前記制御装置からの要求に基づいて、前記第1通信規格による通信手段を介して、いずれかの前記第2端末装置の運転状態の変更を指令する状態設定通信を行ったときは、その後に、すべての第2端末装置の運転状態データを一括して取得する一括状態取得通信を行う制御構成を備えている
    ことを特徴とする通信アダプタ装置。
  2. 前記一括状態取得通信を行うタイミングは、前記状態設定通信の発生から所定時間経過後とされ、この所定時間が前記一定時間以下となるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の通信アダプタ装置。
  3. 前記一括状態取得通信は、前記状態取得通信よりも優先的に実行されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の通信アダプタ装置。
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