JP2017017776A - 電力管理装置、電力管理システム、電力管理方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気機器の異常を検知することができる電力管理装置、電力管理システム、電力管理方法、及び、プログラムを提供する。【解決手段】実施形態によれば、電力管理装置は、取得部と、生成部と、判定部と、を備える。取得部は、分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、前記分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得する。生成部は、前記取得部が取得した前記機器情報に基づいて、前記分岐回路の理想波形を生成する。判定部は、前記取得部が取得した前記測定電流波形と前記生成部が生成した前記理想波形との差が基準以上である場合、前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、電力管理装置、電力管理システム、電力管理方法、及び、プログラムに関する。
施設内の電気機器による消費電力量を計算し可視化するHEMS(Home Energy Management System)などのエネルギー管理システムが実用化されている。エネルギー管理システムでは、例えば施設内の分電盤に設置された電力計測装置により、計測対象となる分岐回路を流れる電流を計測し、分岐回路により消費される消費電力を計算する。さらに、前記電力計測装置は、前記消費電力の情報を電力管理システムに送信することにより、施設内の消費電力量を監視可能とする。
分岐回路に接続される電気機器は、経年劣化などによって異常を生じることがある。電力計測装置は、分岐回路に接続される電気機器に異常が生じたことを検知することが望まれる。
上記の課題を解決するために、この発明は、電気機器の異常を検知することができる電力管理装置、電力管理システム、電力管理方法、及び、プログラムを提供する。
実施形態によれば、電力管理装置は、取得部と、生成部と、判定部と、を備える。取得部は、分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、前記分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得する。生成部は、前記取得部が取得した前記機器情報に基づいて、前記分岐回路の理想波形を生成する。判定部は、前記取得部が取得した前記測定電流波形と前記生成部が生成した前記理想波形との差が基準以上である場合、前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定する。
この発明によれば、電気機器の異常を検知することができる電力管理装置、電力管理システム、電力管理方法、及び、プログラムを提供することができる。
以下で説明する実施形態に係るホームゲートウェイ装置11又はサーバ18は、それぞれ制御部31又は制御部41を備える。制御部31又は制御部41は、分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得する取得部として機能する。制御部31又は制御部41は、取得部が取得した機器情報に基づいて、分岐回路の理想波形を生成する生成部として機能する。制御部31又は制御部41は、取得部が取得した測定電流波形と生成部が生成した理想波形との差が基準以上である場合、分岐回路に接続される電気機器に異常が生じていると判定する判定部として機能する。
また、以下で説明する実施形態に係る生成部は、電気機器毎の電流波形を記憶する記憶部42から機器情報が示す電気機器に対応する電流波形を取得し、電流波形を合成して理想波形を生成する。
また、以下で説明する実施形態に係る記憶部42は、電気機器の動作状態毎の電流波形を記憶する。機器情報は、さらに電気機器の動作状態を示す。生成部は、記憶部から、機器情報が示す電気機器及び動作状態に対応する電気機器の電流波形を取得し、前記電流波形を合成して前記理想波形を生成する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御部31又は41は、判定部が分岐回路に接続される電気機器に異常が生じていると判定した場合、電気機器に異常が生じていることを通知する通知処理部として機能する。
また、以下で説明する実施形態に係る判定部は、測定電流波形と理想波形との周期、形状、電流値、又は、位相の少なくとも1つの差が予め設定された閾値以上である場合、測定電流波形と理想波形との差が基準以上であると判定する。
また、以下で説明する実施形態に係る電力管理システム1は、制御部31又は41を備える。制御部31又は41は、分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得する取得部として機能する。制御部31又は41は、取得部が取得した機器情報に基づいて、分岐回路の理想波形を生成する生成部として機能する。制御部31又は41は、取得部が取得した測定電流波形と生成部が生成した理想波形との差が基準以上である場合、分岐回路に接続される電気機器に異常が生じていると判定する判定部として機能する。制御部31又は41は、判定部が分岐回路に接続される電気機器に異常が生じていると判定した場合、電気機器に異常が生じていることを通知する通知処理部として機能する。制御部31又は41は、ユーザが利用する端末から電気機器又は分岐回路を停止させる制御信号を受信する受信処理部として機能する。制御部31又は41は、受信処理部が制御信号を受信すると、制御信号に従って電気機器を停止又は分岐回路を遮断させる停止処理部として機能する。
また、以下で説明する実施形態に係る電力管理方法は、分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得する。電力管理方法は、機器情報に基づいて、分岐回路の理想波形を生成する。電力管理方法は、測定電流波形と理想波形との差が基準以上である場合、分岐回路に接続される電気機器に異常が生じていると判定する。
また、以下で説明する実施形態に係るプログラムは、プロセッサに、分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得させる。プログラムは、プロセッサに、機器情報に基づいて、分岐回路の理想波形を生成させる。プログラムは、プロセッサに、測定電流波形と理想波形との差が基準以上である場合、分岐回路に接続される電気機器に異常が生じていると判定させる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、第1の実施形態に係る電力計測装置及び電力管理装置を含む電力管理システムについて説明する。
電力管理システムは、宅内(又は施設)内に設置されている電気機器の消費電力の可視化したり、制御したりする為のシステムである。電力管理システムは、例えば、HEMS(Home Energy Management System)などであり、例えば、HEMSの標準プロトコルである「ECHONET(登録商標)」又は「ECHONET Lite(登録商標)」などの通信規格に準拠して種々の処理を行う。電力管理システムは、電力計測装置及び電力管理装置を含むシステムである。
電力管理システムは、宅内(又は施設)内に設置されている電気機器の消費電力の可視化したり、制御したりする為のシステムである。電力管理システムは、例えば、HEMS(Home Energy Management System)などであり、例えば、HEMSの標準プロトコルである「ECHONET(登録商標)」又は「ECHONET Lite(登録商標)」などの通信規格に準拠して種々の処理を行う。電力管理システムは、電力計測装置及び電力管理装置を含むシステムである。
図1は、第1の実施形態に係る電力管理システム1の構成例を示す図である。
図1において、電力管理システム1は、ホームゲートウェイ装置11、分電盤12、電力測定装置13、電気機器14、ユーザ端末15、商用電源16、外部ネットワーク17、および、サーバ18を有する。
図1において、電力管理システム1は、ホームゲートウェイ装置11、分電盤12、電力測定装置13、電気機器14、ユーザ端末15、商用電源16、外部ネットワーク17、および、サーバ18を有する。
ホームゲートウェイ装置11、分電盤12、電力測定装置13、電気機器14、ユーザ端末15は、宅内(又は施設)内に設置される。ホームゲートウェイ装置11は、ホームネットワーク2により、分電盤12、電力測定装置13、電気機器14、及び、ユーザ端末15に接続される。また、サーバ18は、外部ネットワーク17を介してホームネットワーク2のホームゲートウェイ装置11に接続される。
ホームゲートウェイ装置11は、ホームネットワーク2と外部ネットワーク17とを接続する。ホームゲートウェイ装置11は、分電盤12、電力測定装置13、電気機器14、ユーザ端末15に接続する。ホームゲートウェイ装置11は、後述するサーバ18の一部又は全部の機能を具備するものであっても良い。
分電盤12は、商用電源16に接続される主幹回路を複数の分岐回路に分岐させる。各分岐回路には、それぞれ電気機器14が接続される。分電盤12が分岐する各分岐回路は、宅内の各所に設けられる電源用のコンセントに接続される。1つの分岐回路には、複数の電気機器14が接続可能である。例えば、1つの分岐回路には、合計の電力が所定の電力値以下となる範囲で複数の電気機器14が接続可能である。また、分電盤12は、電力測定装置13を備える。分電盤12の構成例については、後で詳細に説明する。
電気機器14は、分電盤12により分岐される複数の分岐回路に設けられる電源用のコンセントに接続される。電気機器14は、HEMSに対応した電気機器である。HEMSに対応する電気機器14は、ホームゲートウェイ装置11と通信する機能を有する。例えば、HEMSに対応する電気機器14は、機器情報として、機器固有の識別情報である機器識別子および自身の動作の状態を示す動作状態などを含む機器情報をホームゲートウェイ装置11に送信する機能を有する。
電気機器14は、商用電源16から供給される電源電圧及び電源周波数に対応する機器であれば良く、特定の機器に限定されるものではない。電気機器は、例えば、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、TV、掃除機、照明、給湯器、及び、充電器などの種々の電気的負荷である。
機器識別子は、電気機器を特定することができる情報である。機器識別子は、例えば、製品の種類毎に割り振られる型番、型番とMACアドレスとの組合せ、または型番と任意の文字列との組合せなどである。
動作状態は、例えばECHONET Liteに規定されている電文方式で表現される、電気機器の状態を示す情報である。例えば、動作状態は、電気機器の電源がオンであるかオフであるかを示す。さらに、動作状態は、電気機器が節電運転状態、または待機状態などの種々の運転状態を示すものであってもよい。より具体的には、動作状態は、電気機器がエアコンである場合、冷房、暖房、送風、除湿、設定温度、及び風量などのように、種々の状態を示すものであってもよい。
ユーザ端末15は、制御部、記憶部、表示部及び操作部などを有する情報機器である。ユーザ端末15は、種々の画面表示およびユーザによる操作の受け付けを行う。ユーザ端末15は、例えば、リモートコントローラ、タブレット端末、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistance)などである。ユーザ端末15は、無線通信または有線通信によりホームゲートウェイ装置11またはサーバ18と通信する。また、ユーザ端末15は、外部ネットワーク17に接続し、外部ネットワーク17を介してホームゲートウェイ装置11と通信するものであっても良い。
ユーザ端末15は、例えば、ホームネットワーク2内の電気機器14における消費電力のモニタリング、及び、ホームネットワーク2内の電気機器の制御を行う為のアプリケーションプログラム(以下アプリケーション)を有する。ユーザ端末15は、ホームゲートウェイ装置11から消費電力を示すデータを受けとり、アプリケーションを用いてホームネットワーク2内の電気機器の消費電力を可視化する為の消費電力確認画面を表示部に表示する。また、ユーザ端末15は、アプリケーションを用いてホームネットワーク2内の電気機器の制御を行う為の制御画面を表示する。ユーザ端末15は、制御画面でのユーザによる操作に応じて、ホームネットワーク2内の電気機器を制御する為の制御信号を生成し、ホームゲートウェイ装置11に送信する。あるいは、ユーザ端末15は、既存のブラウザ機能を用いて前述のサービスを実現してもよい。たとえば、ホームゲートウェイ装置11から生成された消費電力確認画面または電気機器の制御画面を受信し、ユーザに表示してもよい。また、ユーザの操作にもとづいて対応する制御命令をホームゲートウェイ装置11に送信し、ホームゲートウェイ装置11によって生成された電気機器を制御するための制御信号を電気機器宛てに送信してもよい。
商用電源16は、各宅内に電力を供給する電源である。商用電源16は、所定の規格に準じた電力を供給する。例えば、商用電源16は、所定電圧値および周波数の交流電圧を供給する。
外部ネットワーク17は、宅外に設けられたネットワークである。外部ネットワーク17は、例えば、インターネットまたはイントラネットなどのネットワークであっても良いし、モバイル通信ネットワークを含むネットワークであっても良い。
外部ネットワーク17は、宅外に設けられたネットワークである。外部ネットワーク17は、例えば、インターネットまたはイントラネットなどのネットワークであっても良いし、モバイル通信ネットワークを含むネットワークであっても良い。
サーバ18は、外部ネットワーク17を介してホームゲートウェイ装置11に接続される。サーバ18は、電力管理装置として機能する。サーバ18の機能の一部又は全部は、ホームゲートウェイ装置11に設けても良い。
次に、分電盤12の構成について説明する。
図2は、分電盤12の構成例を概略的に示す図である。
分電盤12は、電力測定装置13、主幹回路21、及び、複数の分岐回路24を有する。主幹回路21は、主幹ブレーカ22を有する。また、複数の分岐回路24は、それぞれ分岐ブレーカ23を有する。
図2は、分電盤12の構成例を概略的に示す図である。
分電盤12は、電力測定装置13、主幹回路21、及び、複数の分岐回路24を有する。主幹回路21は、主幹ブレーカ22を有する。また、複数の分岐回路24は、それぞれ分岐ブレーカ23を有する。
主幹ブレーカ22及び分岐ブレーカ23は、例えば二次側(下流側)の回路に過負荷または短絡などにより異常な電流が流れた場合に一次側(上流側)からの電源供給を遮断する。主幹ブレーカ22は、主幹回路21と分岐回路24との分岐点と、商用電源16との間に設けられる。分岐ブレーカ23は、主幹回路21と分岐回路24との分岐点と、電気機器14が接続されるコンセントなどとの間に設けられる。
また、主幹回路21は、主幹ブレーカ22を流れる電流値を計測する計器用変流器(CT:Cureent Transformer)25が設置される。また、各分岐回路24は、各分岐ブレーカ23を流れる電流値を計測するCT25がそれぞれ設置される。また、分電盤12内には、電力測定装置13が設けられる。分電盤12内において、各CT25は、電力測定装置13に接続され、測定結果を電力測定装置13へ送信する。
電力測定装置13は、主幹回路21と各分岐回路24とを流れる電流を計測することにより、主幹回路21と各分岐回路24との計測電流波形を取得する。電力測定装置13は、各CT25により分電盤12の主幹回路21と各分岐回路24とにおける電流を計測する。分岐回路24に1つの電気機器14が接続されている場合、電力測定装置13は、当該分岐回路24に設けたCT25による電流の測定値に基づく計測電流波形を1つの電気機器14を流れる電流の電流波形として取得する。また、分岐回路24に複数の電気機器14が接続されている場合、電力測定装置13は、当該分岐回路24に設けたCT25による電流の計測値に基づく計測電流波形を前記複数の電気機器14を流れる各電流波形の合成波として取得する。
電力測定装置13は、取得した計測電流波形をホームゲートウェイ装置11へ送信する。電力測定装置13は、ホームゲートウェイ装置11からのリクエストに基づいてホームゲートウェイ装置11へ計測電流波形を送信してもよい。また、電力測定装置13は、定期的にホームゲートウェイ装置11へ計測電流波形を送信してもよい。
なお、電力測定装置13は、回路ごとの消費電力量を計測電流から算出し、ホームゲートウェイ装置11に送信する機能を有してもよい。
次に、ホームゲートウェイ装置11の構成について説明する。
図3は、ホームゲートウェイ装置11の構成例を示すブロック図である。
ホームゲートウェイ装置11は、ホームネットワーク2内の各電気機器の消費電力のモニタリングと各電気機器の制御とを行う。図3において、ホームゲートウェイ装置11は、制御部31、記憶部32、及び、通信部33を備える。
図3は、ホームゲートウェイ装置11の構成例を示すブロック図である。
ホームゲートウェイ装置11は、ホームネットワーク2内の各電気機器の消費電力のモニタリングと各電気機器の制御とを行う。図3において、ホームゲートウェイ装置11は、制御部31、記憶部32、及び、通信部33を備える。
制御部31は、CPU等のプロセッサ、プログラムメモリ、ワーキングメモリ及び各種インターフェースなどに構成される。制御部は、プロセッサがプログラムメモリに記憶したプログラムを実行することにより、各種の処理機能を実現する。
記憶部32は、種々の情報を記憶する。記憶部32は、書換え可能な不揮発性のメモリを含む。例えば、記憶部32は、半導体メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置によって構成される。
記憶部32は、種々の情報を記憶する。記憶部32は、書換え可能な不揮発性のメモリを含む。例えば、記憶部32は、半導体メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置によって構成される。
通信部33は、外部ネットワーク17を介してサーバ18と通信する。また、通信部33は、ホームネットワーク2内の電力測定装置13、各電気機器14、及びユーザ端末15と通信する。通信部33は、無線通信部33aと有線通信部33bとを有する。
無線通信部33aは、無線通信を行う各機器に通信接続する。例えば、無線通信部33aは、電力測定装置13、各電気機器14、及び、ユーザ端末15と無線通信を行う。無線通信部33aは、電波または赤外線などを送受信する送受信機などにより構成される。
有線通信部33bは、有線通信を行う各機器に接続されている。例えば、有線通信部33bは、LANケーブルが挿入される接続ポート及び通信回路等により構成される。有線通信部33bは、ホームゲートウェイ装置11を外部ネットワーク17と通信可能に接続する。
なお、通信部33は、有線通信で、電力測定装置13、各電気機器14及びユーザ端末15と通信してもよい。
例えば、制御部31は、ホームネットワーク2に接続している各電気機器14から送信された機器情報から各電気機器の機器識別子、及び動作状態を認識する。また、制御部31は、電力測定装置13から受信する情報に基づいて、ホームネットワーク2内の主幹回路、各分岐回路又は各電気機器における消費電力を算出する。制御部31は、機器識別子に動作状態、設置場所、及び消費電力を対応付けて機器リストを生成し、記憶部32に記憶する。また、制御部31は、電気機器14が新たにホームネットワーク2に接続したとき、または電気機器14の運転状態が変化した旨の情報を受信したときに、機器情報及び算出された消費電力に基づいて、機器リストを更新する。
機器リストは、機器識別子、動作状態、設置場所、及び、消費電力を有する。設置場所は、たとえば分電盤12により分岐された複数の分岐回路24のうちの電気機器14が接続されている分岐回路24を特定することができる情報である。また例えば、設置場所は、リビング、玄関などの電気機器14が設置されている場所を示す情報である。制御部41は、ユーザ端末15によりユーザが入力した情報をユーザ端末から取得し、取得した情報に基づいて設置場所を設定する。消費電力は、上記のように制御部31により算出された、または電力測定装置13から受信した電気機器の消費電力である。
制御部31は、機器リストをユーザ端末15に送信することにより、消費電力の確認画面あるいは各電気機器の制御操作画面をユーザ端末15に表示させることができる。また、制御部31は、消費電力の確認画面及び制御操作画面を生成し、ユーザ端末15に送信する構成であってもよい。また、制御部31は、機器リストをサーバ18に所定のタイミング(例えば周期的タイミング、または任意のタイミング)で送信しても良い。
制御部31は、分岐回路24の計測電流波形と、当該分岐回路24に接続される電気機器14の機器情報とをサーバ18へ送信する。
制御部31は、サーバ18から、分岐回路24の状態を示す状態情報を受信する。たとえば、制御部31は、計測電流波形と機器情報とを送信したことに対するレスポンスとして状態情報を受信する。たとえば、状態情報は、分岐回路24が正常に稼働していること、又は、分岐回路24に異常が生じたことを示す。制御部31は、サーバ18から分岐回路24に異常が生じたことを示す状態情報を受信した場合に、ユーザ端末15に分岐回路24に異常が生じたことを通知する。
制御部31は、ユーザ端末15から制御信号を受信した場合に、制御信号に従って電気機器14又は分岐回路24を制御する。たとえば、制御部31は、特定の電気機器14又は分岐回路24を停止させる制御信号を受信した場合、制御信号が示す電気機器14を停止又は分岐回路24を遮断させる。たとえば、制御部31は、電気機器14又は分岐回路24を停止させる信号を電気機器14又は分岐回路24へ送信する。制御部31は、ユーザ端末15からホームネットワーク2を介して制御信号を受信してもよいし、外部ネットワーク17を介して制御信号を受信してもよい。
次に、サーバ18の構成について説明する。
サーバ18は、HEMSに対応した電気機器14に関する各種情報を管理する。例えば、サーバ18は、外部ネットワーク17を介してユーザ端末15から制御信号を受信した場合に、受信した制御信号をホームゲートウェイ装置11に送信する。また、サーバ18は、外部ネットワーク17を介してホームゲートウェイ装置11から機器リストを取得し、ユーザ端末15に送信することができる。サーバ18は、ホームゲートウェイ装置11から取得した機器リストを用いて消費電力確認画面及び制御画面を生成し、ユーザ端末15に送信する構成であってもよい。
サーバ18は、HEMSに対応した電気機器14に関する各種情報を管理する。例えば、サーバ18は、外部ネットワーク17を介してユーザ端末15から制御信号を受信した場合に、受信した制御信号をホームゲートウェイ装置11に送信する。また、サーバ18は、外部ネットワーク17を介してホームゲートウェイ装置11から機器リストを取得し、ユーザ端末15に送信することができる。サーバ18は、ホームゲートウェイ装置11から取得した機器リストを用いて消費電力確認画面及び制御画面を生成し、ユーザ端末15に送信する構成であってもよい。
図4は、サーバ18の構成例について説明する為のブロック図である。
図4に示す構成例において、サーバ18は、制御部41、記憶部42、及び通信部43を備える。
制御部41は、CPU等のプロセッサ、プログラムメモリ、ワーキングメモリ及び各種インターフェースなどに構成される。制御部は、プロセッサがプログラムメモリに記憶したプログラムを実行することにより、各種の処理機能を実現する。
図4に示す構成例において、サーバ18は、制御部41、記憶部42、及び通信部43を備える。
制御部41は、CPU等のプロセッサ、プログラムメモリ、ワーキングメモリ及び各種インターフェースなどに構成される。制御部は、プロセッサがプログラムメモリに記憶したプログラムを実行することにより、各種の処理機能を実現する。
記憶部42は、種々の情報を記憶する。記憶部42は、書換え可能な不揮発性メモリにより構成する。例えば、記憶部42は、半導体メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置によって構成される。記憶部42は、電気機器毎の登録情報を記憶する。
通信部43は、外部ネットワーク17を介してホームゲートウェイ装置11及びユーザ端末15と通信を行う。
通信部43は、外部ネットワーク17を介してホームゲートウェイ装置11及びユーザ端末15と通信を行う。
図5は、登録情報の例を示す説明図である。登録情報は、機器識別子と、電気機器の動作状態と、登録電流波形とが対応付けられた情報である。登録電流波形は、機器識別子により特定される電気機器の動作状態毎の電流波形である。即ち、登録電流波形は、電気機器の動作状態毎に分類されて記憶されている。さらに、登録電流波形は、電気機器の累積稼働時間、または時間帯などに応じて分類されて記憶されていてもよい。またさらに、電気機器の動作状態毎に消費電力を示す情報が対応付けられていてもよい。
例えば、制御部41は、ホームゲートウェイ装置11及びユーザ端末15と送受信する情報の処理を行う。制御部41は、ホームゲートウェイ装置11から、ホームネットワーク2に接続している電気機器14の機器識別子及び動作状態を含む機器情報と、分岐回路24の測定電流波形とを取得する。制御部41は、登録情報を参照することにより、機器情報が含む機器識別子及び動作状態に対応した登録電流波形を取得する。
制御部41は、登録電流波形に基づいて、分岐回路24に生じるはずの理想波形を生成する。理想波形は、機器情報が含む機器識別子が示す電気機器14が、機器情報が含む動作状態で動作している場合に、分岐回路24に生じるはずの電流波形である。たとえば、取得した登録電流波形が1つである場合(即ち、分岐回路24に接続される電気機器14が1つである場合)、制御部41は、取得した登録電流波形を理想波形として生成する。また、取得した登録電流波形が複数個ある場合(即ち、分岐回路24に接続される電気機器14が複数個ある場合)、制御部41は、各登録電流波形を合成して理想波形を生成する。
制御部41は、測定電流波形と理想波形とを比較して、分岐回路24に接続される電気機器14に異常があるかを判定する。たとえば、制御部41は、測定電流波形と理想波形とがの差が基準以上である場合に、分岐回路24に接続される電気機器14に異常があると判定する。たとえば、制御部41は、測定電流波形と理想波形との周期、形状、電流値、又は、位相などの差の少なくとも1つが予め設定された閾値以上である場合、両波形の差が基準以上であると判定する。
また、制御部41は、パターンマッチングなどを用いて測定電流波形と理想波形とを比較してもよい。また、制御部41は、電気機器14に応じて、比較方法を変更してもよい。制御部41が測定電流波形と理想波形とを比較する方法は、特定の構成に限定されるものではない。
たとえば、電気機器14がエアコンなどである場合、フィルタが目詰まりを起こしていると電気機器14が消費する電流値が増加する。たとえば、制御部41は、測定電流波形の振幅(電流値)が理想波形の振幅(電流値)よりも大きい場合には、両波形の差が基準以上であると判定する。
制御部41は、電気機器14に異常があると判定すると、ホームゲートウェイ装置11に、分岐回路24に接続する電気機器14に異常が生じたことを示す状態情報を送信する。なお、制御部41は、外部ネットワーク17を通じてユーザ端末15へ、分岐回路24に接続する電気機器14に異常が生じたことを通知してもよい。
次に、電力管理システム1の動作について説明する。
まず、ホームゲートウェイ装置11が機器リストを更新する動作例について説明する。
まず、ホームゲートウェイ装置11が機器リストを更新する動作例について説明する。
図6は、ホームゲートウェイ装置11の機器リストを更新する動作について説明する為のフローチャートである。
ホームゲートウェイ装置11の制御部31は、ホームネットワーク2に接続している電気機器14から機器情報を取得する(ステップS11)。ステップS11は、定期的に、あるいは電気機器14が新たにホームネットワーク2に接続したときなどのタイミングに実行してもよい。また、このとき、新規参入の電気機器14のみから機器情報を取得してもよいし、ホームネットワーク2に接続している電気機器14から取得してもよい。機器情報を取得すると、制御部31は、取得した機器情報から機器情報を送信した電気機器14の機器識別子を認識する(ステップS12)。機器識別子を抽出すると、制御部31は、取得した機器情報から機器情報を送信した電気機器14の動作状態を認識する(ステップS13)。
動作状態を抽出すると、制御部31は、抽出した動作状態に基づいて、機器リスト内の機器情報を送信した電気機器14の動作状態を更新する(ステップS14)。例えば、制御部31は、機器リストのステップS12で認識した機器識別子に対応付けられている動作状態にステップS13で認識した動作状態を上書きする。これにより、制御部31は、機器リストの情報を逐次更新することができる。あるいは、機器リストに存在しない新規参入機器の機器情報のみを追加する形態であってもよい。
動作状態を更新すると、制御部31は、動作を終了する。
次に、ホームゲートウェイ装置11が電気機器14の異常を通知する動作例について説明する。
図7は、ホームゲートウェイ装置11が電気機器14の異常を通知する動作例について説明する為のフローチャートである。
図7は、ホームゲートウェイ装置11が電気機器14の異常を通知する動作例について説明する為のフローチャートである。
制御部31は、電力測定装置13から分岐回路24の計測電流波形を取得する(ステップS21)。取得するタイミングは、例えば周期的に、または新規機器がホームネットワーク2に接続したとき、またはユーザによる指示によって、あるいは任意のタイミングであってもよい。
計測電流波形を取得すると、制御部31は、分岐回路24に接続されている電気機器14の機器情報を取得する(ステップS22)。たとえば、制御部31は、機器リストを参照し、分岐回路24を特定する情報に対応した電気機器14を特定する。制御部31は、特定した電気機器14の機器情報(即ち、機器識別子及び動作状態)を取得する。分岐回路24に複数個の電気機器14が接続されている場合は、制御部31は、各電気機器の機器情報を取得する。
電気機器14の機器情報を取得すると、制御部31は、ステップS22で取得した機器情報と、ステップS21で取得した計測電流波形と、をサーバ18に送信する(ステップS23)。
サーバ18に機器情報と計測電流波形とを送信すると、制御部31は、サーバ18から分岐回路24に対応する状態情報を受信する(ステップS24)。たとえば、制御部31は、機器情報と計測電流波形とを送信した後にレスポンスとしてサーバ18から状態情報を受信する。
状態情報を受信すると、制御部31は、状態情報に基づいて分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じているか判定する(ステップS25)。即ち、制御部31は、受信した状態情報が、異常が生じていることを示すか判定する。
分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じていると判定すると(ステップS25、YES)、制御部31は、ユーザ端末15へ分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じていることを通知する(ステップS26)。たとえば、制御部31は、ホームネットワーク2を介してユーザ端末15に通知してもよいし、外部ネットワーク17を介して通知してもよい。
分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じていないと判定した場合(ステップS25、NO)、又は、ユーザ端末15へ分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じていることを通知した場合(ステップS26)、制御部31は、動作を終了する。
なお、制御部31は、1つの分岐回路24についてステップS21乃至26を実行した場合、他の分岐回路24についてもステップS21乃至26を実行してもよい。また、制御部31は、ホームネットワーク2内にユーザ端末15がない場合には、ユーザ端末15へ通知をしなくともよい。
次に、サーバ18が分岐回路24の異常を判定する動作例について説明する。
図8は、サーバ18が分岐回路24の異常を判定する動作例について説明する為のフローチャートである。
図8は、サーバ18が分岐回路24の異常を判定する動作例について説明する為のフローチャートである。
サーバ18の制御部31は、ホームゲートウェイ装置11から計測電流波形と機器情報とを取得する(ステップS31)(取得部)。計測電流波形と機器情報とを取得すると、制御部31は、登録情報を参照して、機器情報(即ち、機器識別子及び動作状態)に対応する登録電流波形を取得する(ステップS32)。
登録電流波形を取得すると、制御部31は、登録電流波形に基づいて、理想波形を生成する(ステップS33)。理想波形を生成すると、制御部31は、計測電流波形と理想波形との差が基準以上であるか判定する(ステップS34)。
計測電流波形と理想波形との差が基準以上でないと判定すると(ステップS34、NO)、制御部31は、ホームゲートウェイ装置11へ、分岐回路24に接続される電気機器14が正常であることを示す状態情報を送信する(ステップS35)。
計測電流波形と理想波形との差が基準以上であると判定すると(ステップS34、YES)、制御部31は、ホームゲートウェイ装置11へ、分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じていることを示す状態情報を送信する(ステップS36)。
分岐回路24に接続される電気機器14が正常であることを示す状態情報を送信した場合(ステップS35)、又は、分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じていることを示す状態情報を送信した場合(ステップS36)、制御部31は、動作を終了する。
なお、計測電流波形と理想波形との差が基準以上でないと判定した場合(ステップS34、NO)、制御部31は、外部ネットワークを介して、ユーザ端末15へ分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じていることを通知してもよい。
次に、異常があることを示す通知を受信したユーザ端末15の動作例について説明する。
図9は、次に、異常があることを示す通知を受信したユーザ端末15の動作例について説明する為のフローチャートである。
図9は、次に、異常があることを示す通知を受信したユーザ端末15の動作例について説明する為のフローチャートである。
ユーザ端末15は、ホームネットワーク2又は外部ネットワーク17を介して、分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じたことを示す通知を受信する(ステップS41)。
通知を受信すると、ユーザ端末15は、通知が示す電気機器14と分岐回路24とに異常が生じたことを表示する(ステップS42)。たとえば、ユーザ端末15は、電気機器14又は分岐回路24を示すアイコンに異常を示すアイコンなどを表示してもよい。
電気機器14と分岐回路24とに異常が生じたことを表示すると、ユーザ端末15は、電気機器14又は分岐回路24を停止する操作入力を受け付けたか判定する(ステップS43)。たとえば、ユーザ端末15は、電気機器14又は分岐回路24を停止する指示として、ステップS42で表示した電気機器14又は分岐回路24に対する選択操作などを受け付ける。
指示を受け付けたと判定すると(ステップS43、YES)、ユーザ端末15は、ホームネットワーク2又は外部ネットワーク17を介して、停止指示の対象となった電気機器14又は分岐回路24を停止させる制御信号をホームゲートウェイ装置11へ送信する(ステップS44)。
指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS43、NO)、又は、制御信号を送信した場合(ステップS44)、制御部31は、動作を終了する。
次に、制御信号を受信したホームゲートウェイ装置11の動作例について説明する。
図10は、制御信号を受信したホームゲートウェイ装置11の動作例について説明する為のフローチャートである。
図10は、制御信号を受信したホームゲートウェイ装置11の動作例について説明する為のフローチャートである。
ホームゲートウェイ装置11の制御部31は、ユーザ端末15から制御信号を受信する(ステップS51)(受信処理部)。制御信号を受信すると、制御部31は、制御信号に従って、電気機器14を停止又は分岐回路24を遮断させる(ステップS52)。電気機器14を停止又は分岐回路24を遮断させると、制御部31は、動作を終了する。
なお、ホームゲートウェイ装置11の制御部31が分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じているかを判定してもよい。たとえば、制御部31は、サーバ18から機器情報に対応する登録電流波形を取得する。登録電流波形を取得した後に、制御部31は、ステップS33乃至34を実行する。計測電流波形と理想波形とが一致しない場合は、制御部31は、ユーザ端末15に、分岐回路24に接続される電気機器14に異常が生じたことを通知してもよい。
以上のように構成された電力管理システムは、分岐回路に流れる計測電流波形と分岐回路に流れるはずの理想波形とを比較することができる。両波形の差が基準以上である場合、電力管理システムは、分岐回路に接続される電気機器に異常があると判定する。分岐回路に複数の電気機器が接続されている場合、電力管理システムは、分岐回路に接続される複数の電気機器の少なくとも1つに異常があると判定する。その結果、電力管理システムは、電気機器の異常を検知することができる。
また、電力管理システムは、異常が生じている可能性のある電気機器をユーザ端末に表示させることができる。その結果、電力管理システムは、ユーザに電気機器を停止又は電気機器が接続される分岐回路を遮断することを促すことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…電力管理システム、2…ホームネットワーク、11…ホームゲートウェイ装置、12…分電盤、13…電力測定装置、14…電気機器、15…ユーザ端末、16…商用電源、17…外部ネットワーク、18…サーバ、21…主幹回路、22…主幹ブレーカ、23…分岐ブレーカ、24…分岐回路、25…CT、31…制御部、32…記憶部、33…通信部、33a…無線通信部、33b…有線通信部、41…制御部、42…記憶部、43…通信部。
Claims (8)
- 分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、前記分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記機器情報に基づいて、前記分岐回路の理想波形を生成する生成部と、
前記取得部が取得した前記測定電流波形と前記生成部が生成した前記理想波形との差が基準以上である場合、前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定する判定部と、
を備える電力管理装置。 - 前記生成部は、電気機器毎の電流波形を記憶する記憶部から前記機器情報が示す電気機器に対応する電流波形を取得し、前記電流波形を合成して前記理想波形を生成する、
前記請求項1に記載の電力管理装置。 - 前記記憶部は、電気機器の動作状態毎の電流波形を記憶し、
前記機器情報は、さらに電気機器の動作状態を示し、
前記生成部は、前記記憶部から、前記機器情報が示す電気機器及び動作状態に対応する電気機器の電流波形を取得し、前記電流波形を合成して前記理想波形を生成する、
前記請求項2に記載の電力管理装置。 - 前記判定部が前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定した場合、前記電気機器に異常が生じていることを通知する通知処理部を備える、
前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の電力管理装置。 - 前記判定部は、前記測定電流波形と前記理想波形との周期、形状、電流値、又は、位相の少なくとも1つの差が予め設定された閾値以上である場合、前記測定電流波形と前記理想波形との差が基準以上であると判定する、
前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の電力管理装置。 - 分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、前記分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記機器情報に基づいて、前記分岐回路の理想波形を生成する生成部と、
前記取得部が取得した前記測定電流波形と前記生成部が生成した前記理想波形との差が基準以上である場合、前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定する判定部と、
前記判定部が前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定した場合、前記電気機器に異常が生じていることを通知する通知処理部と、
ユーザが利用する端末から前記電気機器又は前記分岐回路を停止させる制御信号を受信する受信処理部と、
前記受信処理部が前記制御信号を受信すると、前記制御信号に従って前記電気機器を停止又は前記分岐回路を遮断させる停止処理部と、
を備える電力管理システム。 - 電力管理方法であって、
分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、前記分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得し、
前記機器情報に基づいて、前記分岐回路の理想波形を生成し、
前記測定電流波形と前記理想波形との差が基準以上である場合、前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定する、
電力管理方法。 - 電力を管理するためのプログラムであって、
プロセッサに、
分電盤の分岐回路に流れる電流の測定値に基づく測定電流波形と、前記分岐回路に接続される電気機器の機器情報と、を取得させ、
前記機器情報に基づいて、前記分岐回路の理想波形を生成させ、
前記測定電流波形と前記理想波形との差が基準以上である場合、前記分岐回路に接続される前記電気機器に異常が生じていると判定させる、
プログラム。
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