JP6263818B2 - コントローラ、およびそれを用いた機器状態判定システム - Google Patents
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Description
本発明は、一般にコントローラ、およびそれを用いた機器状態判定システム、より詳細には電気機器の電力消費量に基づいて電気機器の動作を解析するコントローラ、およびそれを用いた機器状態判定システムに関する。
従来、宅内の電気機器の電力消費量と閾値とを比較して、電力消費量が閾値以上である場合に電気機器のオン、オフを検出するシステムがある。このシステムでは、電力消費量が閾値以上である場合、電力消費量の立ち上がり幅が所定値以上になれば、電気機器のオンと判定する。また、電力消費量の立ち下がり幅が所定値以上になれば、電気機器のオフと判定する。そして、電気機器のオン時、オフ時には生活者が在宅していると判定される。このシステムでは、電力消費量と比較される閾値は、電気機器の電力消費量の推移を基に設定されている(例えば、文献1「日本国特許公開2012−68774号公報」参照)。
電気機器の動作モードが変更された場合、あるいは電気機器が交換された場合、あるいは電気機器が劣化した場合等に、電気機器の電力消費量が変化する可能性がある。例えば、電気機器がテレビであった場合、映像モードの設定、音量モードの設定などによって電力消費量が変化する。また、テレビを交換した場合にも、電力消費量が変化する。そこで、電気機器の動作モードが変更された場合、あるいは電気機器が交換された場合、あるいは電気機器が劣化した場合等には、上述の比較処理に用いられる閾値を変更する必要がある。
しかしながら、上述の文献1では、電気機器の電力消費量の推移を基に閾値が設定されるため、新たな電力消費量の推移データを蓄積する処理、蓄積したデータを分析する処理等が必要であり、閾値が変更されるまでに多くの処理を要するという問題がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、電気機器の動作モード変更、交換、劣化等があった場合に、電気機器の状態判定に用いる閾値を変更するために必要な処理を削減できるコントローラ、およびそれを用いた機器状態判定システムを提供することにある。
本発明の一態様に係るコントローラは、所定エリアで使用されている電気機器の電力消費量のデータを取得する電力情報取得部と、前記電力消費量と閾値とを比較して、前記電力消費量が前記閾値以上となる場合に前記電気機器が動作している稼働状態であると判定する判定部と、第1の日の所定時間帯における前記稼働状態の発生パターンである第1の発生パターン、および少なくとも前記第1の日前の1または複数の第2の日における前記判定部の判定結果に基づいた前記所定時間帯における前記稼働状態の発生パターンである第2の発生パターンを記憶する記憶部と、前記第1の発生パターンと前記第2の発生パターンとを比較して、前記第1の発生パターンと前記第2の発生パターンとの間に差異があるか否かを判定する比較部と、前記第1の発生パターンと前記第2の発生パターンとの間に差異がある場合に前記比較部の比較結果に基づく通知情報を通信装置へ送信する通信部と、前記閾値を設定する閾値設定部とを備え、前記通信部が前記通知情報を前記通信装置へ送信した後、前記閾値設定部は、前記通信部が前記通信装置から受信した前記閾値に関する情報に基づいて前記閾値を変更することを特徴とする。
本発明の一態様に係る機器状態判定システムは、上述したコントローラと、前記電力消費量のデータを送信する前記通信装置とを備えることを特徴とする。
上述したコントローラ、機器状態判定システムは、電気機器の動作モード変更、交換、劣化等があった場合に、新たな電力消費量の推移データを蓄積する処理、蓄積したデータを分析する処理等の従来は必要であった処理が不要となる。したがって、上述したコントローラ、機器状態判定システムは、電気機器の動作モード変更、交換、劣化等があった場合に、電気機器の状態判定に用いる閾値を変更するために必要な処理を削減できるという効果がある。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態のコントローラ12を用いた機器状態判定システムの構成を示す。この機器状態判定システムは、分電盤11、コントローラ12、通信装置16を主構成として備える。
図1は、本実施形態のコントローラ12を用いた機器状態判定システムの構成を示す。この機器状態判定システムは、分電盤11、コントローラ12、通信装置16を主構成として備える。
分電盤11は、集合住宅の各住戸、戸建住宅、工場、事務所等の需要家(facility)内(所定エリア内)に引き込まれたAC100/200Vの幹線電路21が接続され、幹線電路21を介して、電力会社の電力系統から商用電力が供給される。分電盤11は、分岐部111、計測部112を備える。分岐部111は、複数の分岐ブレーカから構成されており、幹線電路21は、分岐部111を介して、需要家内に敷設した複数の分岐電路22に分岐する。計測部112は、分岐電路22のそれぞれで消費される電力(分岐電力)を計測する機能と、コントローラ12との間で通信(有線または無線)を行う機能とを有する。この計測部112は、分岐電路22のそれぞれの電流を測定するロゴスキーコイルまたは変流器を用いて構成される。また、計測部112は、分電盤11の外部に設けられてもよい。そして、分岐電路22のそれぞれは、空調装置、照明装置、テレビ等の電気機器13が1つ以上接続され、分岐電路22はこれらの電気機器13へ動作電力を供給する。なお、需要家とは、電力を使用する人が居住または勤務または在室する建屋であり、集合住宅の各住戸、戸建住宅、工場、事務所等である。また、幹線電路21には、太陽光発電装置、燃料電池、風力発電装置等の分散電源から発電電力が供給されてもよい。
コントローラ12は、取得部121(電力情報取得部)と、第1の記憶部122と、判定部123と、第2の記憶部124と、比較部125と、通信部126と、設定部127(閾値設定部)とを備える。
取得部121は、計測部112との間で通信を行い、複数の分岐電路22のそれぞれの分岐電力のデータを、計測部112から定期的に取得する。取得部121が取得した複数の分岐電路22のそれぞれの分岐電力のデータは、第1の記憶部122に格納される。第1の記憶部122は、少なくとも今日、前日、前々日の分岐電力のデータを格納しており、古いデータから順次削除される。この分岐電力のデータは、分岐電路22毎の電気機器13の電力消費量のデータである。
判定部123は、第1の記憶部122に格納した分岐電力のデータを用いて、監視対象となる電気機器13の所定時間帯における状態を判定する。監視対象となる電気機器13は、需要家内の人の活動と電力消費量との相関が高い機器である。
以降、監視対象の電気機器13を対象機器13aと称す。対象機器13aが接続している分岐電路22を監視電路22aと称し、いずれの分岐電路22が監視電路22aであるかは判定部123に設定されている。また、監視電路22aの分岐電力を監視電力と称す。また、対象機器13aが監視される所定時間帯は、対象機器13aの使用時間帯に対応するように判定部123に設定されており、以降では監視時間帯T1と称す。そして、判定部123は、監視電路22aの情報、監視時間帯T1の情報を書き換え可能に保持している。
具体的に判定部123は、図2に示すように、監視時間帯T1(図2では、8時〜22時)における監視電力X1と閾値K1とを比較する。そして、判定部123は、監視電力X1が閾値K1以上となる場合に、対象機器13aが動作している状態(稼働状態)であると判定し、監視電力X1が閾値K1未満となる場合に、対象機器13aが停止している状態(停止状態)であると判定する。閾値K1は、監視電路22aの待機電力に基づいて設定され、例えば待機電力に一定値を加算した値に設定される。なお、対象機器13aの停止状態には、対象機器13aの電力消費量がゼロである状態だけでなく、対象機器13aがスリープ状態になって電力消費量が微少である状態も含まれる。
判定部123は、監視時間帯T1における対象機器13aの状態(稼働状態、停止状態)を毎日判定する。判定部123は、日毎の判定結果に基づいて、対象機器13aが停止状態から稼働状態に切り替わった回数(稼働回数)を日毎に検出する。この監視時間帯T1における対象機器13aの稼働回数のデータは、第2の記憶部124に格納される。すなわち、第2の記憶部124には、毎日の稼働回数のデータ(稼働回数の履歴データ)が監視電路22aに対応付けて格納されている。また、判定部123は、対象機器13aが稼働状態から停止状態に切り替わった回数を日毎に検出してもよい。
ここでは、最新の稼働回数が、前日(第1の日)の監視時間帯T1における稼働状態の発生パターン(第1の発生パターン)である。また、2番目に新しい稼働回数が、前々日(第2の日)の監視時間帯T1における稼働状態の発生パターン(第2の発生パターン)である。すなわち、稼働状態の発生パターンは、稼働状態の発生回数であることが好ましい。
比較部125は、前日の稼働回数と前々日の稼働回数とを比較して、この稼働回数の差が所定回数以上であるか否かを判定する。すなわち、比較部125は、稼働回数の差が所定回数以上である場合に、前日の稼働回数と前々日の稼働回数との間に差異があると判定する。比較部125は、稼働回数の差が所定回数未満である場合に、前日の稼働回数と前々日の稼働回数との間に差異がないと判定する。比較部125は、稼働回数の差が所定回数以上である場合、対象機器13aの動作モード変更、交換、劣化等によって、稼働状態の誤検出、検出漏れが発生しているとして、閾値K1を変更する必要があると認識する。
通信部126は、ルータ14を通してインターネット等の広域ネットワーク15に接続している。そして、通信装置16も広域ネットワーク15に接続しており、通信部126は、通信装置16との間で通信が可能になる。通信装置16は、機器状態判定システムを利用するユーザが携行する携帯電話、情報端末や、需要家内に設置されたパーソナルコンピュータ、専用端末等である。
設定部127は、判定部123の判定処理に用いられる閾値K1を設定、変更する機能を有する。
以下、コントローラ12における閾値K1の変更処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
閾値K1の変更処理が開始されると、判定部123は、監視電路22aの設定を確認し(S1)、監視時間帯T1の設定を確認する(S2)。次に判定部123は、前回の判定処理以降、監視電路22aの設定および監視時間帯T1の設定の少なくとも一方が変更されたか否かを判断する(S3)。そして、判定部123は、監視電路22aの設定および監視時間帯T1の設定の少なくとも一方に変更があった場合、閾値K1を予め決められた初期値に設定し直す(S4)。また、判定部123は、監視電路22aの設定および監視時間帯T1の設定に変更がない場合、前回の判定処理に用いた閾値K1を今回の判定処理にも用いる。
次に、判定部123は、前日(最新)の監視時間帯T1における監視電力X1と閾値K1とを比較し、最新の監視時間帯T1における稼働回数N1を検出する(S5)。判定部123は、検出した稼働回数N1のデータを第2の記憶部124に格納する(S6)。この第2の記憶部124には、稼働回数の履歴データが格納されている。
次に、比較部125は、第2の記憶部124を参照し、前日の稼働回数N1(稼働回数N11とする)と前々日の稼働回数N1(稼働回数N12とする)とを比較する。そして、比較部125は、稼働回数の差[N11−N12]が、−Y1回<[N11−N12]<+Y1回であるか否かを判定する(S7)。比較部125は、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回以下または+Y1回以上である場合、対象機器13aの動作モード変更、交換、劣化等によって、稼働状態の誤検出、検出漏れが発生しているとして、閾値K1を変更する必要があると認識する。比較部125は、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回より多く、+Y1回より少ない場合、閾値K1の変更処理を終了する。上述のY1は、任意の整数であり、例えばY1=10回に設定される。なお、Y1は10回以外でもよく、その具体的な回数は限定されない。なお、比較部125は、前々日以前の複数の日の稼働回数の平均を導出して、この稼働回数の平均値を稼働回数N12としてもよい。さらに、比較部125は、前日以前の複数の日の稼働回数の平均を導出して、この稼働回数の平均値を稼働回数N12としてもよい。
次に、通信部126は、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回以下または+Y1回以上である場合、閾値K1の変更の必要性を伝える通知情報を、通信装置16へ送信する(S8)。通知情報は、例えば「稼働回数の差がZ回となりましたので、閾値K1を変更する必要があります。」というメッセージ等を含む。
通信装置16は、液晶画面等の表示画面を備えており、通知情報を受信した通信装置16は、表示画面に通知情報を表示する。通信装置16は、変更後の閾値K1の値を指示する手動設定要求、または閾値K1の自動設定を要求する自動設定要求を、ユーザの操作によってコントローラ12へ送信する。なお、通信装置16は、通知情報を受信した時点でこの通知情報を表示画面に自動表示する構成、受信した通知情報をユーザの操作によって表示画面に表示する構成のいずれでもよい。
そして、通信部126は、通知情報に対する通信装置16からの返信(手動設定要求または自動設定要求)を受信し、設定部127は、通信装置16からの返信が手動設定要求と自動設定要求とのいずれであるかを判定する(S9)。通信部126が手動設定要求を受信した場合、設定部127は、この手動設定要求を参照して、ユーザによって指示された値(ユーザ指示値)に閾値K1を変更する(S10)。
例えば、対象機器13aの動作モードが変更された場合、あるいは対象機器13aが交換された場合、あるいは対象機器13aが劣化した場合等に、対象機器13aの稼働時の電力消費量が変化する可能性がある。例えば、対象機器13aがテレビであった場合、映像モードの設定、音量モードの設定などによって稼働時の電力消費量が変化する。また、テレビを交換した場合にも、稼働時の電力消費量が変化する。
そこで、コントローラ12は、対象機器13aの稼働状態の検出回数が大幅に変化した場合、ユーザに対して閾値K1の変更を促す。そして、対象機器13aの状況(動作モード変更、交換の有無、劣化の進行度合い)を把握しているユーザが、対象機器13aの稼働回数の検出精度を向上させることができる閾値K1を設定する。すなわち、コントローラ12は、対象機器13aの動作モード変更、交換、劣化等があった場合に、新たな電力消費量の推移データを蓄積する処理、蓄積したデータを分析する処理等の従来は必要であった処理が不要となる。したがって、コントローラ12は、対象機器13aの動作モード変更、交換、劣化等があった場合に、対象機器13aの状態判定に用いる閾値K1を変更するために必要な処理を削減できる。
また、判定部123が検出する稼働状態の発生パターンとしては、監視時間帯T1における稼働回数以外に、監視時間帯T1における稼働状態の発生時刻、稼働状態の累積時間長さ等であってもよい。この場合、比較部125は、監視時間帯T1における稼働状態の発生時刻、累積時間長さ等の類似度を算出することによって、前日の稼働状態の発生パターンと前々日の稼働状態の発生パターンとの差を導出する。
すなわち、上述のコントローラ12は、取得部121(電力情報取得部)と、判定部123と、第2の記憶部124(記憶部)と、比較部125と、通信部126と、設定部127(閾値設定部)とを備える。取得部121は、需要家(所定エリア)で使用されている対象機器13a(電気機器)の監視電力X1(電力消費量)のデータを取得する。判定部123は、監視電力X1と閾値K1とを比較して、監視電力X1が閾値K1以上となる場合に対象機器13aが動作している稼働状態であると判定する。第2の記憶部124は、稼働状態の発生パターンとして、第1の発生パターンおよび第2の発生パターンを記憶する。第1の発生パターンは、第1の日の所定時間帯における稼働状態の発生パターンである。第2の発生パターンは、少なくとも第1の日前の1または複数の第2の日における判定部123の判定結果に基づいた所定時間帯における稼働状態の発生パターンである。比較部125は、第1の発生パターンと第2の発生パターンとを比較して、第1の発生パターンと第2の発生パターンとの間に差異があるか否かを判定する。通信部126は、第1の発生パターンと第2の発生パターンとの間に差異がある場合に比較部125の比較結果に基づく通知情報を通信装置16へ送信する。設定部127は、閾値K1を設定する。そして、通信部126が通知情報を通信装置16へ送信した後、設定部127は、通信部126が通信装置16から受信した閾値K1に関する情報に基づいて閾値K1を変更する。
また、上述の機器状態判定システムは、コントローラ12と、電力消費量のデータを送信する通信装置16とを備える。
また、通信部126が自動設定要求を受信した場合、設定部127は、稼働回数の差[N11−N12]に基づく自動設定値に閾値K1を変更する(S11)。例えば、稼働回数の差[N11−N12]が+Y1回以上である場合、稼働状態の誤検出が多くなっているので、設定部127は、変更後の閾値K1を変更前の閾値K1×係数1.3とする。また、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回以下である場合、稼働状態の検出漏れが多くなっているので、設定部127は、変更後の閾値K1を変更前の閾値K1×係数0.7とする。さらに、設定部127は、閾値K1の変更頻度が少なくなるように学習しながら、変更前の閾値K1に乗じる係数を適宜変更することが好ましい。
また、稼働回数の差[N11−N12]が+Y1回以上である場合、[N11−N12]の絶対値が大きいほど、設定部127は、変更後の閾値K1の値を大きくすることが好ましい。また、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回以下である場合、[N11−N12]の絶対値が大きいほど、設定部127は、変更後の閾値K1の値を小さくすることが好ましい。
したがって、対象機器13aの状況を把握していないユーザは、対象機器13aの稼働回数の検出精度を向上させることができる閾値K1をコントローラ12に自動設定させることができる。すなわち、通信部126が通知情報を通信装置16へ送信した後に、通信部126が通信装置16から受信した情報が閾値K1の自動変更を指示する情報である場合、設定部127は、第1の発生パターンと第2の発生パターンとの間に差異に応じて閾値K1を変更することが好ましい。
また、対象機器13aだけでなく、他の電気機器13も同一の監視電路22aに接続される場合がある。この場合、監視電力X1は、対象機器13aの電力消費量と他の電気機器13の電力消費量との和となるが、コントローラ12は、閾値K1を適切に設定することによって、対象機器13aの稼働状態を検出することが可能となる。
また、コントローラ12は、判定部123の判定結果に基づいて需要家内の人の活動に関する情報(活動情報)を生成する生成部128(情報生成部)を備えることが好ましい。例えば、判定部123がテレビ、照明装置、空調装置等の対象機器13aの稼働状態を検出する場合、生成部128は、対象機器13aの稼働状態の検出結果に基づいて需要家における人の活動の有無を推定する。そして、生成部128は、この推定結果を活動情報として通信装置16へ送信する。通信装置16は、受信した活動情報を表示画面に表示して、需要家における人の活動状況をユーザへ通知する。
したがって、需要家内の高齢者や子供などの見守り支援、帰宅通知等を行う活動判定システムが構築可能となる。さらに、コントローラ12は、上述のように閾値K1を変更するために必要な処理を削減できるので、見守り支援、帰宅通知等を行う活動判定システムとしての能力を向上させることができる。
また、対象機器13aとしては、需要家における人の活動を推定し易い電気機器13が設定される。また、監視時間帯T1は、対象機器13aの使用時間帯に対応する時間帯に設定される。そこで、通信部126は、通知情報を通信装置16へ送信する場合、監視電路22aの再設定、監視時間帯T1の再設定の少なくとも1つをユーザに促す情報を通信装置16へ送信することが好ましい。この場合、通信装置16は、手動設定要求または自動設定要求の送信時に、監視電路22aの再設定、監視時間帯T1の再設定の各指示も併せて送信する。コントローラ12は、受信した各指示に応じて、監視電路22aの再設定、監視時間帯T1の再設定を行う。したがって、コントローラ12は、より適切な監視電路22a、監視時間帯T1を設定できるので、対象機器13aの稼働状態の検出精度を向上させることができる。なお、監視電路22aの再設定は、電力消費量の監視対象となる対象機器13aを再設定することに相当する。
また、本実施形態の変形例として、複数系統の分岐電路22のそれぞれが監視電路22aとして設定される場合がある。この場合、コントローラ12は、図4,図5のフローチャートにしたがって動作する。
まず、閾値K1の変更処理が開始されると、判定部123は、監視電路22aの設定を確認し(S1)、監視電路22aが単一系統、複数系統のいずれであるかを確認する(S21)。監視電路22aが単一系統であるとは、1つの分岐電路22が監視電路22aとして設定されている場合であり、監視電路22aが複数系統であるとは、複数の分岐電路22のそれぞれが監視電路22aとして設定されている場合である。監視電路22aが単一系統であれば、コントローラ12は上述のステップS2〜S11の各処理を実行する。
また、監視電路22aが複数系統であれば、コントローラ12はステップS22〜S31の各処理を実行する(図5参照)。この場合、判定部123は、複数系統の監視電路22aのそれぞれの監視時間帯T1の設定を確認する(S22)。次に判定部123は、前回の判定処理以降、監視電路22aの設定および監視時間帯T1の設定の少なくとも一方が変更されたか否かを判断する(S23)。そして、判定部123は、監視電路22aの設定および監視時間帯T1の設定の少なくとも一方に変更があった場合、該当する監視電路22aの閾値K1を予め決められた初期値に設定し直す(S24)。また、判定部123は、監視電路22aの設定および監視時間帯T1の設定に変更がない場合、前回の判定処理に用いた閾値K1を今回の判定処理にも用いる。
次に、判定部123は、複数系統の監視電路22aのそれぞれにおいて、前日(最新)の監視時間帯T1における監視電力X1と閾値K1とを比較し、最新の監視時間帯T1における稼働回数N1を検出する(S25)。判定部123は、監視電路22a毎に検出した稼働回数N1のデータを、監視電路22a毎に第2の記憶部124に格納する(S26)。この第2の記憶部124には、稼働回数の履歴データが監視電路22a毎に格納されている。
次に、比較部125は、複数系統の監視電路22aのそれぞれにおいて、第2の記憶部124を参照し、前日の稼働回数N11と前々日の稼働回数N12とを比較する。そして、比較部125は、稼働回数の差[N11−N12]が、−Y1回<[N11−N12]<+Y1回であるか否かを、監視電路22a毎に判定する(S27)。比較部125は、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回以下または+Y1回以上である場合、該当する監視電路22aの閾値K1を変更する必要があると認識する。比較部125は、全ての監視電路22aにおいて、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回より多く、+Y1回より少ない場合、閾値K1の変更処理を終了する。
次に、通信部126は、稼働回数の差[N11−N12]が−Y1回以下または+Y1回以上である場合、該当する監視電路22aの閾値K1の変更の必要性を伝える通知情報を、通信装置16へ送信する(S28)。通知情報は、例えば「稼働回数の差がZ回となりましたので、m番目の監視電路の閾値K1を変更する必要があります。」というメッセージ等を含む。
通知情報を受信した通信装置16は、表示画面に通知情報を表示する。通信装置16は、変更後の閾値K1の値を指示する手動設定要求、または閾値K1の自動設定を要求する自動設定要求を、ユーザの操作によってコントローラ12へ送信する。そして、通信部126は、通知情報に対する通信装置16からの返信(手動設定要求または自動設定要求)を受信し、設定部127は、通信装置16からの返信が手動設定要求と自動設定要求とのいずれであるかを判定する(S29)。
通信部126が手動設定要求を受信した場合、設定部127は、この手動設定要求を参照して、該当する監視電路22aの閾値K1を、ユーザによって指示された値(ユーザ指示値)に変更する(S30)。
また、通信部126が自動設定要求を受信した場合、設定部127は、稼働回数の差[N11−N12]に基づく自動設定値に、該当する監視電路22aの閾値K1を変更する(S31)。
すなわち、複数系統の監視電路22aが設定されている場合でも、コントローラ12は、監視電路22a毎に閾値K1の変更の必要性を判断し、監視電路22a毎に閾値K1を変更する。したがって、複数系統の監視電路22aが設定されている場合でも、監視電路22a毎に適した閾値K1を設定できる。
また、コントローラ12は、第1の記憶部122に格納された複数系統の分岐電路22のそれぞれの分岐電力のデータを用いて、HEMS(Home Energy Management System)を構築することが好ましい。HEMSにおいて、コントローラ12は、第1の記憶部122に格納されている分岐電力のデータを適宜の提示装置に提示することによって、電力消費量を見える化する機能を有する。またHENSにおいて、コントローラ12は、第1の記憶部122に格納されている分岐電力のデータに基づいて、省電力化を目的とした電気機器13の制御を行う機能を有する。
Claims (6)
- 所定エリアで使用されている電気機器の電力消費量のデータを取得する電力情報取得部と、
前記電力消費量と閾値とを比較して、前記電力消費量が前記閾値以上となる場合に前記電気機器が動作している稼働状態であると判定する判定部と、
第1の日の所定時間帯における前記稼働状態の発生パターンである第1の発生パターン、および少なくとも前記第1の日前の1または複数の第2の日における前記判定部の判定結果に基づいた前記所定時間帯における前記稼働状態の発生パターンである第2の発生パターンを記憶する記憶部と、
前記第1の発生パターンと前記第2の発生パターンとを比較して、前記第1の発生パターンと前記第2の発生パターンとの間に差異があるか否かを判定する比較部と、
前記第1の発生パターンと前記第2の発生パターンとの間に差異がある場合に前記比較部の比較結果に基づく通知情報を通信装置へ送信する通信部と、
前記閾値を設定する閾値設定部と
を備え、
前記通信部が前記通知情報を前記通信装置へ送信した後、前記閾値設定部は、前記通信部が前記通信装置から受信した前記閾値に関する情報に基づいて前記閾値を変更する
ことを特徴とするコントローラ。 - 前記稼働状態の発生パターンは、前記稼働状態の発生回数であることを特徴とする請求項1記載のコントローラ。
- 前記通信部が前記通知情報を前記通信装置へ送信した後に、前記通信部が前記通信装置から受信した情報が前記閾値の自動変更を指示する情報である場合、前記閾値設定部は、前記第1の発生パターンと前記第2の発生パターンとの間に差異に応じて前記閾値を変更することを特徴とする請求項1または2記載のコントローラ。
- 前記通信部は、前記通知情報を前記通信装置へ送信する場合、前記所定時間帯の再設定、および前記電力消費量の監視対象となる前記電気機器の再設定の少なくとも1つをユーザに促す情報を前記通信装置へ送信することを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のコントローラ。
- 前記判定部の判定結果に基づいて前記所定エリア内の人の活動に関する情報を生成する情報生成部を備えることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のコントローラ。
- 前記請求項1乃至5いずれか記載のコントローラと、前記電力消費量のデータを送信する前記通信装置とを備えることを特徴とする機器状態判定システム。
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