JP3222711B2 - 負荷連動システム - Google Patents

負荷連動システム

Info

Publication number
JP3222711B2
JP3222711B2 JP443195A JP443195A JP3222711B2 JP 3222711 B2 JP3222711 B2 JP 3222711B2 JP 443195 A JP443195 A JP 443195A JP 443195 A JP443195 A JP 443195A JP 3222711 B2 JP3222711 B2 JP 3222711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
switch element
module
circuit
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP443195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08196037A (ja
Inventor
智弘 細川
光信 黒田
師生 小山
弘達 篠宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP443195A priority Critical patent/JP3222711B2/ja
Publication of JPH08196037A publication Critical patent/JPH08196037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3222711B2 publication Critical patent/JP3222711B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の負荷の動作を
連動させるようにした負荷連動システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】複数個の負荷を連動させる構成として
は、複数個の負荷を1つの親器に接続するとともに、各
負荷ごとに個別にアドレスを与えておき、親器ではいず
れかの負荷が制御されたときに、親器にテーブルとして
あらかじめ設定されているアドレスの対応関係に従って
連動させるべき負荷に指示を与えるものが知られてい
る。すなわち、時分割多重伝送などのデータ伝送技術を
用いて親器と各負荷との間でデータを授受し、親器にお
いて対応関係が設定されている負荷を連動させるのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、各モジュールごとに親器に対するアドレスを設定す
る作業が必要になるから施工作業にはアドレス設定に関
する専門の知識を有した作業者が必要になる。また、各
負荷を統括して監視および制御する親器が必要になり、
しかもその親器に各負荷の関係を与える必要があるか
ら、連動関係の設定の自由度が高いとはいうものの設定
作業は煩雑になる。また、負荷を連動させるにあたって
親器を通しているから、負荷の制御の指示から実際に連
動する負荷が制御されるまでに若干の時間遅れが生じる
ものである。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、施工作業が容易で親器を必要とせ
ず、しかも負荷の制御の指示から連動する負荷の制御ま
での時間遅れがほとんどない負荷連動システムを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、
回路および負荷回路の動作を制御するスイッチ要素をそ
れぞれ有する複数個のモジュールを備え、いずれかのモ
ジュールにおいてスイッチ要素のオン・オフによって負
荷回路が制御されると、他のモジュールの負荷回路が連
動して制御されるようにした負荷連動システムにおい
て、各モジュールの負荷回路への給電経路には2個ずつ
直列接続した偶数個の整流素子からなる逆流阻止回路が
負荷回路とスイッチ要素との間で挿入され、直列接続さ
れた整流素子の接続点には他のモジュールに接続される
接続端子が設けられて成ることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明では、負荷回路は負荷およ
び負荷の動作状態を制御する負荷制御装置からなり、負
荷および負荷制御装置への給電経路にスイッチ要素が挿
入されていることを特徴とする。請求項3の発明では、
負荷回路は負荷および負荷の動作状態を制御する負荷制
御装置からなり、負荷制御装置への給電経路にスイッチ
要素が挿入され、負荷にはスイッチ要素を介さずに別の
給電経路を通して給電されることを特徴としている。
【0007】請求項4の発明は、負荷制御装置への給電
経路であって逆流阻止回路に対してスイッチ要素側にお
いて、負荷の動作状態を負荷制御装置に指示する制御信
号が重畳されることを特徴とする。請求項5の発明で
は、各モジュールは検知エリア内での人の存否を検出す
る人体検知センサをセンサ部として備え、スイッチ要素
はセンサ部で人の存否に応じてオン・オフされることを
特徴とする。
【0008】請求項6の発明では、各モジュールは外部
からのワイヤレス信号を受信するワイヤレス受信部を備
え、スイッチ要素はワイヤレス受信部で受信したワイヤ
レス信号の内容に応じてオン・オフされることを特徴と
する。
【0009】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、各モジュール
がそれぞれ負荷回路およびスイッチ要素を備えることを
前提として、負荷回路への給電経路に2個ずつ直列接続
した偶数個の整流素子からなる逆流阻止回路を負荷回路
とスイッチ要素との間に挿入し、直列接続された整流素
子の接続点に他のモジュールに接続される接続端子を設
けているのであって、接続端子同士を接続した一対のモ
ジュールの一方でスイッチ要素がオンになれば、そのモ
ジュールでは負荷回路に給電される。また、接続端子の
前後には整流素子を設けているから、接続端子を介して
接続したモジュール間ではスイッチ要素がオンになった
モジュールから他のモジュールの負荷回路に給電される
ことになるが、それ以外のモジュールには給電されるこ
とはなく、相互に接続されたモジュール間でのみ負荷回
路の連動が可能になる。このように互いに接続したモジ
ュール間で負荷回路が連動することによって、親器は不
要になり、またアドレスの設定やアドレスによる連動関
係を規定したテーブルの設定も不要になる。
【0010】請求項2の発明の構成によれば、負荷回路
を構成する負荷および負荷制御装置に対してスイッチ要
素を介して給電するから、負荷と負荷制御装置との電源
を共通にすることで配線が容易になる。請求項3の発明
の構成によれば、負荷回路を構成する負荷および負荷制
御装置のうち、負荷制御装置に対してはスイッチ要素を
介して給電し、負荷に対してはスイッチ要素を介さずに
別の給電経路を通して給電するから、負荷と負荷制御回
路との給電の形態が相互に制限を受けることがない。つ
まり、負荷容量が大きい場合でも、負荷制御回路への給
電経路に挿入されるスイッチ要素や逆流阻止回路には小
容量のものを用いることができ、低コスト化につながる
のである。
【0011】請求項4の発明の構成によれば、負荷制御
回路への給電経路において逆流阻止回路に対してスイッ
チ要素側で負荷制御回路に与える制御信号を重畳してい
るから、連動させようとする負荷を有したモジュール間
で接続端子を接続するだけで、モジュール間で制御信号
も伝送することができる。つまり、負荷をオン・オフさ
せるだけではなく他の動作状態で連動させることも可能
になる。
【0012】請求項5の発明の構成によれば、人体検知
センサよりなるセンサ部での人の存否の検出に応じてス
イッチ要素をオン・オフさせるので、人の存否に応じて
複数の負荷を連動させることができる。請求項6の発明
の構成によれば、ワイヤレス受信部で受信するワイヤレ
ス信号による指示に応じてスイッチ要素をオン・オフさ
せるので、ワイヤレス信号により複数の負荷を連動させ
ることができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)本実施例では、図1に示すように、動作指
示回路1と負荷回路としての照明負荷2とを1つずつ備
えたモジュールMを用いる。すなわち、図1に示す一点
鎖線で囲んだ部分がモジュールMを構成する。ここに、
モジュールMは1つの器体に動作指示回路1と照明負荷
2とを設けるのが望ましいが、動作指示回路1と照明負
荷2とを個別の器体に設けてもよい。
【0014】動作指示回路1は、焦電素子により人体か
らの熱線を検出する受動式、あるいは赤外線や超音波の
ようなエネルギ波を送出してその反射波の変化により人
体の存否を判別する能動式の人体検知センサであるセン
サ部1aを備え、センサ部1aの検知エリア内に人が存
在するときにリレーや半導体スイッチング素子のような
スイッチ要素1bをオンにするように構成される。
【0015】照明負荷2には、人体検知センサ1のスイ
ッチ要素1bと逆流阻止回路3とを介して電源E1 が供
給される。逆流阻止回路3は整流素子としてのダイオー
ドD 11〜D42を偶数個(本実施例では8個)備え、各2
個ずつのダイオードDi1,D i2(ただし、i=1,2,
3,4)を直列に接続し、各直列回路を互いに並列に接
続した構成を有する。また、直列接続された2個のダイ
オードDi1,Di2の接続点には他のモジュールMを接続
するための接続端子4i (ただし、i=1,2,3,
4)が設けられる。電源E1 は交流でもよいがここでは
直流で供給されるものとし、照明負荷2も直流の供給で
点灯するものが用いられる。
【0016】上記モジュールMでは、スイッチ要素1b
がオンになれば照明負荷2に給電されて照明負荷2が点
灯する。また、スイッチ要素1bがオンではなくとも、
接続端子4i のうちのいずれか1つにでも電源E1 の電
圧と同程度の電圧が印加されると、ダイオードDi2を通
して照明負荷2に給電され、照明負荷2が点灯する。ま
た、ダイオードDi1,Di2によって接続端子4i の間で
は相互の電圧の回り込みは防止されている。たとえば、
接続端子41 にのみ電圧が印加されたとしても、ダイオ
ードD11はオフに保たれ、ダイオードD22,D32,D42
もオフに保たれるから、ダイオードD12はオンになって
照明負荷2に給電されるが、他の接続端子42 ,43
4 は電圧が印加されない状態に保たれる。要するに、
いずれかの接続端子4i に電圧が印加されても他の接続
端子4i にはその影響が及ばないようにしてある。ここ
に、照明負荷2において逆流阻止回路3とは接続されて
いないほうの一端は他のモジュールMと共通に接続され
ている。
【0017】上記構成のモジュールMを用いて複数の照
明負荷2が連動して点灯するように負荷連動システムを
構成する際には、図1(b)に示すように結線する。す
なわち、モジュールMを天井面などに配列し(ここでは
マトリクス状に配列しているが、必要に応じて適宜に配
列すればよい)、隣接するモジュールMの接続端子4 i
を相互に接続する。たとえば、上記モジュールMは4個
の接続端子4i を備えているから、マトリクス状に配列
したときには周縁に配列されたモジュールM以外では、
1つのモジュールMに周囲の4個のモジュールMが接続
されることになる。いま、図1(b)に示す各モジュー
ルMの横の並びを行(つまり、上から順に第1行、第2
行、……、第5行となる)、縦の並びを列(つまり、左
から順に第1列、第2列、……、第5列となる)とすれ
ば、2行3列の位置のモジュールM(斜線を付したモジ
ュールM)には、1行3列、3行3列、2行2列、2行
4列の4個のモジュールMが接続される。また、角に配
置されたモジュールMには2個のモジュールに接続さ
れ、周縁であって角以外に配置されたモジュールMは3
個のモジュールMに接続される。各モジュールMについ
て、図1(b)では相互に接続されるもの同士を線で結
んである。ここにおいて、各モジュールMのセンサ部1
aの検知エリアは、各モジュールMの照明負荷2の照明
範囲にほぼ対応している。
【0018】上述のように多数のモジュールMをマトリ
クス状に配列しているときに、いずれかのモジュールM
のセンサ部1aにおいて人が検知されたとすると、その
モジュールMにおけるスイッチ要素1bがオンになり、
そのモジュールMの照明負荷2が点灯する。また、同時
に各接続端子4i を通して接続されたモジュールMの照
明負荷2にも給電されて照明負荷2が点灯する。つま
り、人が検知されたモジュールMとその周囲のモジュー
ルMとの照明負荷2が点灯するのであり、人を中心とす
る所定範囲の照明負荷2が点灯することになる。人を検
知したモジュールMに接続されていないモジュールMに
ついては、ダイオードDi1,Di2によって給電が阻止さ
れているから照明負荷2は点灯しない。たとえば、2行
3列の位置のモジュールM(斜線を付したモジュール
M)で人が検知されると、2行3列のモジュールMに設
けた照明負荷2が点灯するとともに、1行3列、3行3
列、2行2列、2行4列の4個のモジュールMの照明負
荷2が点灯するが、他のモジュールMの照明負荷2は点
灯しないのである。このように、連動させたい照明負荷
2を有するモジュールM同士を接続するだけで、他のモ
ジュールMには影響を与えることなく連動させることが
できるのである。その後、2行3列のモジュールMで人
が検知されなくなると、そのモジュールMのスイッチ要
素1bがオフになるから照明負荷2が消灯し、周囲のモ
ジュールMについても照明負荷2が消灯する。ただし、
他のモジュールMで人が検知されれば照明負荷2が点灯
するから、結局は人が移動すれば、その移動に応じて照
明負荷2の点灯位置も移動することになる。
【0019】ここにおいて、モジュールMの配置はマト
リクス状に限定されるものではなく、また照明負荷2に
代えて他の負荷を用いてもよい。 (実施例2)実施例1では、各モジュールMにおいてス
イッチ要素1bのオン・オフにより照明負荷2を点灯な
いし消灯させていたが、本実施例では、赤外線等による
ワイヤレス信号を受信することで照明負荷2を点灯ない
し消灯させる構成としてある。すなわち、図2に示すよ
うに、実施例1のセンサ部1aに代えてワイヤレス受信
部1cを設けてあり、別に設けたワイヤレス送信器から
のワイヤレス信号をワイヤレス受信部1cで受信し、ワ
イヤレス信号の指示に応じてスイッチ要素1bをオン・
オフするように構成してある。
【0020】また、本実施例では、照明負荷2は負荷制
御装置としての点灯装置5に接続され、点灯装置5は入
力端子に所定電圧が印加されると照明負荷2を点灯させ
るように構成されている。また、実施例1では照明負荷
2への給電経路にスイッチ要素1bを挿入していたが、
本実施例では照明負荷2へは点灯装置5から給電される
ようにしてあり、照明負荷2への電源E2 は点灯装置5
の入力端子への印加電圧を得るための電源E1 とは別に
設けてある。したがって、照明負荷2としては直流によ
り点灯するものに制限されず、またダイオードDi1,D
i2も照明負荷2への給電経路に挿入する場合に比較して
容量の小さいものを用いることができる(たとえば、電
源E1 は5V、電源E2 は100Vなどとすることがで
きる)。さらに、スイッチ要素1bとしてはバイポーラ
トランジスタやMOSFETのような半導体スイッチを
用いるのが望ましい。
【0021】他の構成は実施例1と同様であって、ダイ
オードDi1,Di2を2個ずつ直列接続して接続点に接続
端子4i を設け、連動させようとする照明負荷2を有し
たモジュールMの接続端子4i を相互に接続すればよい
のである。このようにモジュールM同士を接続すれば、
いずれかのモジュールMでワイヤレス信号によりスイッ
チ要素1bがオンになると照明負荷2が点灯し、そのモ
ジュールMの接続端子4i に接続されたモジュールMの
照明負荷2も点灯する。その後、ワイヤレス信号によっ
てスイッチ要素1bがオフになり照明負荷2が消灯する
と、そのモジュールMの接続端子4i に接続されたモジ
ュールMの照明負荷2も消灯する。
【0022】ここに、ワイヤレス信号として赤外線を用
いるのであれば、モジュールMが隣接して配置されてい
ても、ワイヤレス信号の指向性を強めることで単一のモ
ジュールMにのみワイヤレス信号を伝送することが可能
であるが、場合によっては不要なモジュールMでワイヤ
レス信号が受信されて不都合が生じることもある。この
ような不都合を回避する必要があれば、各モジュールM
ごとに識別子(たとえば、アドレス)を設定し、識別子
を含むワイヤレス信号をモジュールMに伝送して、モジ
ュールMにおいて設定されている識別子とワイヤレス信
号により伝送された識別子とを照合する構成とすればよ
い。
【0023】本実施例における点灯装置5と照明負荷2
とを、実施例1における照明負荷2に代えて採用するこ
とができるのは言うまでもない。 (実施例3)本実施例は、基本的な構成は図2に示した
実施例2と同様であるが、各モジュールMの点灯装置5
において照明負荷2の点灯・消灯の制御のほか、照明負
荷2を調光を制御することが可能になっている。つま
り、点灯装置5の入力端子に電圧が連続的に印加される
と点灯装置5は照明負荷2をオンにし、入力端子に電圧
が印加されない状態が一定時間以上継続すると照明負荷
2をオフにする。また、照明負荷2の点灯中に入力端子
への印加電圧が断続すると、照明負荷2の光出力を増加
ないし減少させるように構成されている。
【0024】光出力を増加させるか減少させるかは、電
圧を印加している時間と印加していない時間との比率に
よって決定される。たとえば、電圧を印加しない期間を
照明負荷2を消灯させるのに要する時間よりは短い一定
時間Tとし、図3(a)のように電圧を印加する時間t
1 が短いと光出力を増加させ、図3(b)のように電圧
を印加する時間t2 が長いと光出力を減少させるのであ
る。ここで、点灯装置5へは電圧を印加している状態か
ら電圧を一旦遮断した後に再び電圧を印加すると調光を
指示したことになり、その後に、電圧を印加する状態と
印加しない状態とを1組の指示として、1組の指示ごと
に光出力をあらかじめ設定された1段階だけ変化させる
ようになっている。また、ワイヤレス受信部1cは、ワ
イヤレス送信器からのワイヤレス信号による指示に応じ
て、上述したような点灯装置5への信号を作成し、スイ
ッチ要素1bを制御することによって点灯装置5の動作
を制御するようにしてある。
【0025】他の構成は実施例2と同様であって、実施
例2と同様にモジュールMの接続端子4i を相互に接続
すれば、相互に接続されたモジュールMの一方でワイヤ
レス信号を受信すると、ワイヤレス信号を受信したモジ
ュールMおよびそのモジュールMに接続されたモジュー
ルMでワイヤレス信号の指示に応じて点灯・消灯の制御
がなされるのはもちろんのこと、調光制御も可能になる
のである。本実施例では上述のように、スイッチ要素1
bをワイヤレス信号の指示に応じてオン・オフさせるこ
とによって、負荷制御装置としての点灯装置5への指示
を行なう制御信号を与えているのであって、点灯装置5
の給電経路であって逆流阻止回路3に対してスイッチ要
素1b側で制御信号を重畳していることになる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、各モジュールがそれ
ぞれ負荷回路およびスイッチ要素を備えることを前提と
して、負荷回路への給電経路に2個ずつ直列接続した偶
数個の整流素子からなる逆流阻止回路を負荷回路とスイ
ッチ要素との間に挿入し、直列接続された整流素子の接
続点に他のモジュールに接続される接続端子を設けてい
るので、接続端子同士を接続した一対のモジュールの一
方でスイッチ要素がオンになれば、そのモジュールでは
負荷回路に給電され、また、接続端子の前後には整流素
子を設けているので、接続端子を介して接続したモジュ
ール間ではスイッチ要素がオンになったモジュールから
他のモジュールの負荷回路に給電されることになるが、
それ以外のモジュールには給電されることはなく、相互
に接続されたモジュール間でのみ負荷回路の連動が可能
になる。すなわち、互いに接続したモジュール間で負荷
回路が連動することによって、親器は不要になり、また
アドレスの設定やアドレスによる連動関係を規定したテ
ーブルの設定も不要になるという利点がある。その結
果、アドレスの設定やテーブルの作成のような専門知識
を要する技術者による施工作業が不要になるのであっ
て、作業者にとって施工技術の習得が容易になり、保守
も容易になるという利点がある。しかも、モジュール間
には親器が介在していないから、いずれかのモジュール
でのスイッチ要素のオン・オフから他のモジュールの負
荷回路への指示に時間遅れがなく、たとえば照明負荷な
どを連動させる際に点灯時刻の不一致による違和感など
が生じることがないのである。
【0027】請求項2の発明は、負荷回路を構成する負
荷および負荷制御装置に対してスイッチ要素を介して給
電するから、負荷と負荷制御装置との電源を共通にする
ことで配線が容易になるという利点がある。請求項3の
発明は、負荷回路を構成する負荷および負荷制御装置の
うち、負荷制御装置に対してはスイッチ要素を介して別
の給電経路を通して給電し、負荷に対してはスイッチ要
素を介さずに給電するから、負荷と負荷制御回路との給
電の形態が相互に制限を受けることがないという利点が
あり、たとえば、負荷容量が大きい場合でも、負荷制御
回路への給電経路に挿入されるスイッチ要素や逆流阻止
回路には小容量のものを用いることができ、低コスト化
につながるという利点がある。
【0028】請求項4の発明は、負荷制御回路への給電
経路において逆流阻止回路に対してスイッチ要素側で負
荷制御回路に与える制御信号を重畳しているから、連動
させようとする負荷を有したモジュール間で接続端子を
接続するだけで、モジュール間で制御信号も伝送するこ
とができるという利点がある。つまり、負荷をオン・オ
フさせるだけではなく他の動作状態で連動させることも
可能になる。
【0029】請求項5の発明は、人体検知センサよりな
るセンサ部での人の存否の検出に応じてスイッチ要素を
オン・オフさせるので、人の存否に応じて複数の負荷を
連動させることができる。請求項6の発明は、ワイヤレ
ス受信部で受信するワイヤレス信号による指示に応じて
スイッチ要素をオン・オフさせるので、ワイヤレス信号
により複数の負荷を連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示し、(a)はモジュールのブロッ
ク図、(b)はモジュールの接続関係を示す配置図であ
る。
【図2】実施例2に用いるモジュールのブロック図であ
る。
【図3】実施例3に用いる制御信号を示す動作説明図で
ある。
【符号の説明】
1 動作指示回路 1a センサ部 1b スイッチ要素 1c ワイヤレス受信部 2 照明負荷 3 逆流阻止回路 41 接続端子 42 接続端子 43 接続端子 44 接続端子 5 点灯装置 D11 ダイオード D12 ダイオード D21 ダイオード D22 ダイオード D31 ダイオード D32 ダイオード D41 ダイオード D42 ダイオード E1 電源 E2 電源 M モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠宮 弘達 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−177835(JP,A) 特開 昭63−66899(JP,A) 特開 昭64−86488(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 G01V 8/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷回路および負荷回路の動作を制御す
    るスイッチ要素をそれぞれ有する複数個のモジュールを
    備え、いずれかのモジュールにおいてスイッチ要素のオ
    ン・オフによって負荷回路が制御されると、他のモジュ
    ールの負荷回路が連動して制御されるようにした負荷連
    動システムにおいて、各モジュールの負荷回路への給電
    経路には2個ずつ直列接続した偶数個の整流素子からな
    る逆流阻止回路が負荷回路とスイッチ要素との間で挿入
    され、直列接続された整流素子の接続点には他のモジュ
    ールに接続される接続端子が設けられて成ることを特徴
    とする負荷連動システム。
  2. 【請求項2】 負荷回路は負荷および負荷の動作状態を
    制御する負荷制御装置からなり、負荷および負荷制御装
    置への給電経路にスイッチ要素が挿入されていることを
    特徴とする請求項1記載の負荷連動システム。
  3. 【請求項3】 負荷回路は負荷および負荷の動作状態を
    制御する負荷制御装置からなり、負荷制御装置への給電
    経路にスイッチ要素が挿入され、負荷にはスイッチ要素
    を介さずに別の給電経路を通して給電されることを特徴
    とする請求項1記載の負荷連動システム。
  4. 【請求項4】 負荷制御装置への給電経路であって逆流
    阻止回路に対してスイッチ要素側において、負荷の動作
    状態を負荷制御装置に指示する制御信号が重畳されるこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3記載の負荷連動
    システム。
  5. 【請求項5】 各モジュールは検知エリア内での人の存
    否を検出する人体検知センサをセンサ部として備え、ス
    イッチ要素はセンサ部で人の存否に応じてオン・オフさ
    れることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載の負荷連動システム。
  6. 【請求項6】 各モジュールは外部からのワイヤレス信
    号を受信するワイヤレス受信部を備え、スイッチ要素は
    ワイヤレス受信部で受信したワイヤレス信号の内容に応
    じてオン・オフされることを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載の負荷連動システム。
JP443195A 1995-01-13 1995-01-13 負荷連動システム Expired - Fee Related JP3222711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP443195A JP3222711B2 (ja) 1995-01-13 1995-01-13 負荷連動システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP443195A JP3222711B2 (ja) 1995-01-13 1995-01-13 負荷連動システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08196037A JPH08196037A (ja) 1996-07-30
JP3222711B2 true JP3222711B2 (ja) 2001-10-29

Family

ID=11584067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP443195A Expired - Fee Related JP3222711B2 (ja) 1995-01-13 1995-01-13 負荷連動システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3222711B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08196037A (ja) 1996-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU94030240A (ru) Интеллектуальная лампа или "интеллектуальный" контактный вывод для лампы
JPH0361400B2 (ja)
JP3222711B2 (ja) 負荷連動システム
JPS62123896A (ja) 遠隔監視制御装置
JP3222710B2 (ja) 負荷連動システム
JP2018106931A (ja) センサ装置及び照明システム
JPH0785976A (ja) 調光制御システム
JPS62193481A (ja) 遠隔監視制御装置
JPS62193493A (ja) 遠隔監視制御装置
JPH0548488U (ja) 電力線搬送通信装置
JPS62201804U (ja)
JPH0597093U (ja) 照明調光システム
JPH0353839B2 (ja)
JP2749854B2 (ja) 遠隔監視制御システムの調光制御方式
JPS62123893A (ja) 遠隔監視制御装置
JP2570707B2 (ja) リニアモ−タ式搬送装置
JPH0537551Y2 (ja)
JPS60200639A (ja) 集中負荷制御システム
JPH02234297A (ja) 面状検知侵入センサ
JP2000348873A (ja) 照明制御システム
JPH0760747B2 (ja) 照明監視制御装置
JPS63250580A (ja) アドレスバス付センサ
JPH03252088A (ja) 調光端末器
JPS6014301A (ja) 集中制御装置
JPS62123892A (ja) 遠隔監視制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010807

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees