JP3222700B2 - 列車運行管理システム - Google Patents

列車運行管理システム

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JP3222700B2
JP3222700B2 JP27766694A JP27766694A JP3222700B2 JP 3222700 B2 JP3222700 B2 JP 3222700B2 JP 27766694 A JP27766694 A JP 27766694A JP 27766694 A JP27766694 A JP 27766694A JP 3222700 B2 JP3222700 B2 JP 3222700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乗務員の運転を支援
する列車運転支援装置を備えた列車の追跡、及び進路制
御を行う列車運行管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば第28回鉄道サイバネティ
クス・シンポジウム論文集、(1991)の第359頁
〜第363頁に示された従来の列車運転支援装置の構成
を示すブロック図である。図9において、1は地上に配
置された運転計画作成システムで、日々の列車のダイヤ
を作成する。2は後述の運転情報カード3を作成する地
上に配置された運転情報カード作成装置、3は運転情報
が記録された運転情報カードで、列車の運行毎に列車運
転時刻表、距離単位の受信信号、受信信号に対応した標
準運転曲線、路線条件(勾配、曲線)等が記憶されてい
る。4は車上に配置されたモニタリング装置で、速度発
電機(図示せず)からの信号により列車の速度及び基点
からの距離等を計測している。5は車上に配置されたカ
ード読取装置で、運転情報カード3の内容を読み取る。
6は車上に配置されたキーボードで、後述の運転情報表
示装置8にコマンドを与える。7はCRTディスプレイ
装置、8は運転情報表示装置である。なお、4〜8で車
上運転支援装置9を構成している。
【0003】次に動作について説明する。図9におい
て、運転計画作成システム1では日々の列車運転計画
(ダイヤ)が作成される。そして、作成されたダイヤ情
報は仕業データとして運転所等に渡される。運転所等で
は運転情報カード作成装置2で運転情報カード3を作成
して、列車毎に運転乗務員に手渡す。運転乗務員は列車
の運転開始前にカード読取装置5に運転情報カード3を
挿入して、キーボード6から読み取りコマンドを与えて
運転情報カード3の内容を運転情報表示装置8に記憶さ
せる。列車の運転が開始されると、運転情報表示装置8
はモニタリング装置4から入力された速度情報及び距離
情報と運転情報カード3から運転情報とをCRTディス
プレイ装置7に表示して、列車乗務員に運転支援を行
う。
【0004】CRTディスプレイ装置7の画面の一例を
図10に示す。図9及び図10において、10は運転情
報カード3から読み取った後述の当該自列車15の運転
計画情報で、前駅であるA駅の発車時刻、次駅であるB
駅の到着時刻、発車時刻が表示される。11はモニタリ
ング装置4から入手した自列車15の速度、12は列車
の許容速度S〜Sを示す制限速度信号、13は列車
の標準運転曲線である。なお、制限速度信号12及び標
準運転曲線13は運転情報カード3の運転情報とモニタ
リング装置4からの距離情報とを基準にして、距離対応
で表示する。14は基点となる例えばA駅からの距離、
15は距離14で示される位置にある自列車で、制限速
度信号12との関係を示す。16は当該自列車15の走
行軌跡である。
【0005】図10において、A駅を発車した列車が走
行軌跡16のように最高速度の制限速度信号S以下の
速度で走行している場合、列車は自由走行で保安装置の
ATC装置(図示せず)による常用最大ブレーキが作用
することがない。列車がさらに進んで制限速度信号S
〜Sのいずれかを越えると、標準運転曲線13に追随
するように保安装置による常用最大ブレーキが作用して
減速する。
【0006】図11は先行列車との関係を示す説明図で
ある。図9及び図11において、17は先行列車で、B
駅の待避線100のホームに到着しようとしている。こ
のとき、場内進路1RAは先行列車17の進路をとって
いる。18は軌道回路5Tを走行している後続列車であ
る。各軌道回路1T〜5Tに対応した制限速度信号S
〜Sの信号展開がCRTディスプレイ装置7に表示さ
れている。
【0007】先行列車17がB駅の待避線100に到着
すれば後続列車18の場内進路1RBが開通するので、
後続列車18は制限速度信号Sの最高速度以下で走行
できる。しかし、先行列車17がB駅の待避線100に
到着する前に後続列車18が軌道回路4Tに進入する
と、後続列車18の場内進路1RBが開通していないた
め、保安装置の常用最大ブレーキが動作して減速され
る。そして、先行列車17がB駅の待避線100に到着
すると、通過線200の場内進路1RBが開通して後続
列車18は制限速度信号Sの最高速度信号を受けて常
用最大ブレーキが緩解するので、再度、力行制御を行う
ことによって最高速度信号以下の速度で走行できる。以
上のように保安装置による常用最大ブレーキが作用する
と、乗り心地を悪くするとともに、ブレーキから再力行
に要する時間の損失も発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の列車運転支援装
置は以上のように構成されているので、運転支援情報と
して自列車の運行に関する内容のみがCRTディスプレ
イ装置に表示されるため、先行列車との関係が把握でき
ず保安装置の常用最大ブレーキの動作を避けながら運転
するのが困難であり、乗客の乗り心地を低下させるとい
う問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、列車運転支援装置において、先
行列車との関係を出力させるとともに、運転指示速度を
出力させるようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の列車運行管理システムは、列車の速度が軌道回路
毎に指示された制限速度信号を越えると減速制御する保
安装置を有し、運転支援情報を表示出力して運転乗務員
の運転を支援する車上運転支援装置を備えた列車を、運
行状況に応じて追跡し、予め定められたダイヤ情報に基
づいて進路制御 を行うシステムであって、先行列車およ
び後続列車の位置、速度情報を取得し、該位置、速度情
報及び上記ダイヤ情報に基づいて上記後続列車の今後の
最適運転方法を予測演算して該後続列車への運転指示速
度を算出する予測演算手段と、該運転指示速度を上記後
続列車の車上運転支援装置に対して、上記運転支援情報
として送信して表示させる手段とを有し、上記保安装置
に減速制御動作をさせないようにし、先行列車が待避線
に進入して該先行列車を後続列車が追い越す場合に、上
記予測演算手段は、上記待避線に向かう上記先行列車が
各軌道回路に進入する度に、上記待避線までに在る前方
の軌道回路への上記先行列車の進入時刻を予測し、該予
測された進入時刻に基づいて、上記後続列車から上記先
行列車までの軌道回路毎の該後続列車の制限速度信号の
パターンを予測し、上記先行列車が待避線進入時に上記
制限速度信号を変化させない臨界点(時間−距離座標)
を算出して、該臨界点を走行する臨界運転曲線を上記後
続列車の今後の最適運転方法とするものである。
【0011】またこの発明に係る請求項2記載の列車運
行管理システムは、請求項1において、列車の在線する
軌道回路情報から入手した先行列車の位置情報と、後続
列車に備えられた車上のモニタリング装置から入手した
後続列車の位置情報とから得られた、上記先行列車と上
記後続列車との位置関係を、運転指示速度と共に上記後
続列車の車上運転支援装置から表示出力させるものであ
る。
【0012】またこの発明に係る請求項記載の列車運
行管理システムは、請求項1または2において、予測演
算手段は、先行列車の予測された各軌道回路への進入時
刻と、後続列車の臨界運転曲線とから、各軌道回路への
進入時刻の差である臨界時隔を算出し、該臨界時隔に基
づいて上記後続列車への運転指示速度を算出するもので
ある。
【0013】またこの発明に係る請求項記載の列車運
行管理システムは、請求項1〜3のいずれかにおいて、
臨界点の算出は、先行列車後尾が待避線に到着した後、
該待避線への進入進路が閉じられ本線への進路が確立す
る余裕時間を加算して行うものである。
【0014】
【実施例】実施例1. 図1は実施例1の構成図である。図1において、1〜8
は従来のものと同様である。19は列車無線車上局で、
後述の列車無線地上局26から受信した情報を運転情報
表示装置8に出力する。なお、4〜8,19で車上運転
支援装置20を構成している。21は軌道回路継電器
で、軌道回路1T〜9T内の列車の在線状況を検出す
る。22はATC信号発生器で、軌道回路継電器21か
らの情報により各軌道回路1T〜9Tの制限速度信号S
〜Sを出力する。23は地上ATC装置で、軌道回
路継電器21とATC信号発生器22とで構成されてい
る。24は地上に配置された継電連動装置で、後述の列
車運行管理システム25からの情報を受けて進路の構成
を行う。
【0015】25は地上に配置され管理路線内の全列車
の運行状態を監視する列車運行管理システムで、運転計
画作成システム1で作成したダイヤにより列車進路を制
御する。また、列車運行管理システム25は軌道回路継
電器21からの列車の在線情報と継電連動装置24から
の進路制御情報とにより、各列車がどの軌道回路に在線
しているかを検知し、その列車がダイヤのどれに該当す
るかを対応づけて列車の追跡を行う。26は列車無線地
上局で、列車運行管理システム25の各情報を列車無線
車上局19に伝送する。なお、列車無線車上局19と列
車無線地上局26とで列車無線システム27を構成して
いる。
【0016】次に動作について説明する。図1におい
て、運転乗務員が運転情報カード3の内容を運転情報表
示装置8に記憶させるのは従来と同様である。列車運行
管理システム25は先行列車の位置と、遅延の状態で後
続列車が運転を続けた場合に後続列車の進路が開通する
時刻とから、その進路開通までにどのような速度で運転
を行えば最適かについて常時予測演算を行っている。そ
して、予測演算結果による最適の運転指示速度を含めて
各種の運転支援情報を図2の情報セットとして出力す
る。列車無線地上局26は列車運行管理システム25か
らの情報セットを列車無線車上局19を介して運転情報
表示装置8に送信する。運転情報表示装置8では、運転
情報カード3からの運転情報とモニタリング装置4から
の速度、距離情報及び列車運行管理システム25からの
情報セットを編集して図3に示すようにCRTディスプ
レイ装置7又はプリンタ(図示せず)等によって表示す
る。
【0017】図3はCRTディスプレイ装置7に信号展
開を距離と速度とで表示した画面情報を示す説明図であ
る。図3において、10、11、18は従来と同様であ
る。28は先行列車、29は先行列車28の先行列車番
号、30は運転指示速度、31は先行列車28と後続列
車18との間に発生する制限速度信号のATC信号展開
である。
【0018】図4は列車間の時隔管理制御を示す説明図
である。図3及び図4において、運行軌跡28aのダイ
ヤで運行される先行列車28がB駅の待避線HTで待避
し、運行軌跡18aのダイヤで運行される後続列車18
が追い越していく例である。先行列車28が一つの軌道
回路内に完全に進入したことによって、後続列車18に
対する制限速度信号31(図3参照)が変化する。な
お、各運行軌跡18a,28aの幅は列車の先頭と後尾
とを示している。制限速度信号Sは警戒信号、S
注意信号、S及びSは各信号に対応した速度制限信
号、Sは最高速度信号である。
【0019】先行列車28が移動するに従って各軌道回
路1Tから9T毎に、後続列車18の進路が制限速度信
号Sになる限界を太線の限界線mで示す。例えば、図
4に示すように先行列車28が後続列車18より運転速
度が遅い場合、列車進路の後方のA駅側では先行列車2
8と後続列車18との運転間隔(時隔)が広く、前方の
B駅に近づくにつれて時隔が狭くなっている。従って、
後続列車18を連続した制限速度信号Sの最高速度現
示で運転させるためには、軌道回路4T,5Tの境界位
置で制限速度信号Sとの臨界点32を通過させれば効
率よく走行させることができる。
【0020】臨界点32は時間―距離座標における2次
元ベクトルである。この場合、各軌道回路毎にATC信
号展開を時間軸方向にみて、最高速度現示(S)が得
られるまでの時間が最も長い当該軌道回路4T,5Tの
境界までの時間に対して余裕時間tをとる。即ち、先
行列車28がB駅に到着して場内進路1RAの鎖錠が解
除されるのに必要な時間tと、後続列車18の場内進
路1RBが確立するのに必要な時間tとの和(t
)を余裕時間tとする。
【0021】図5は運転指示速度の算出方法を示すフロ
ーチャートである。図3〜図5において、先行列車28
がA駅出発時点で各軌道回路への列車の先頭進入時刻、
完全進入時刻及び完全進入時のATC信号展開について
算出する(ステップ34)。次に、臨界点32を通過す
る時間を算出する。臨界点32は距離座標上では軌道回
路4T,5Tの境界位置から余裕時間tをとった位置
である(ステップ35)。
【0022】次に、臨界点32を通って後続列車18の
運行軌跡18aと平行に描いた臨界曲線33を設定する
(ステップ36)。図6に示すように、先行列車28が
B駅までの駅間を走行している場合は、先行列車28が
各軌道回路へ進入する都度、先行列車28の前方の軌道
回路への進入時刻をB駅へ到着する分まで予想して、こ
の予想をもとにして臨界点32を設定する。そして、臨
界点32を基準にして臨界曲線33を作成し、臨界時刻
〜tを軌道回路毎に求める。
【0023】先行列車28に遅れが生じて後続列車18
が計画通りに走行しているとすると、両列車18,28
の時隔がつまりすぎて保安装置の常用最大ブレーキが動
作して減速する。そして、先行列車28が前方の軌道回
路に進入すると後続列車18の制限速度信号が上位信号
になるので、後続列車18の常用最大ブレーキが緩解し
て再力行になるという不安定な運転になる。したがっ
て、この場合には列車運行管理システム25から、現在
の速度より低い運転速度を指示する。
【0024】また、後続列車18が遅れて先行列車28
が計画通りに走行している場合には、列車運行管理シス
テム25から後続列車18に対して許容最高速度で走行
するように運転情報表示装置8に出力してCRTディス
プレイ装置7を介して運転乗務員に指示する。許容最高
速度は臨界曲線33に対し両列車18,28間の臨界時
隔を各軌道回路単位に設定(ステップ37)し、各臨界
時隔に対する列車への運転指示速度を決定(ステップ3
8)する。
【0025】図7は運転指示速度vの算出方法を示す説
明図である。図において、lは軌道回路又は制限速度信
号の単位となる閉塞の長さ、P,Pは各軌道回路又
は各閉塞の境界、40は先行列車28の運転曲線、41
は後続列車18の理想運転曲線で、先行列車28に対し
て理想時隔t10を有する。Tは現在時刻で、先行列
車28に対して後続列車18が境界Pに進入した状態
にある。Tは先行列車28が次の軌道回路の境界P
に進入する進入時刻で、図示の場合には先行列車28が
境界Pに到達していないので、先行列車28の現在時
刻Tから求めた予想値である。Tは理想運転曲線4
1で後続列車18が運転された場合の境界Pへの進入
時刻で、境界Pにおいて先行列車18との理想時隔t
20がとられている。
【0026】図7において、後続列車18は理想時隔t
10より短い時隔t11で先行列車28に近づいてい
る。したがって、後続列車18を理想運転曲線41にの
せるために運転指示速度vを、v=3.6×l/(T
−T)の演算により求める。このようにして求めた運
転指示速度vで後続列車18が走行した場合、走行軌跡
42のように境界Pにおいて後続列車18の理想運転
曲線41にのることになる。この演算により算出した運
転指示速度vは列車無線システム27を介して運転情報
表示装置8へ伝達(ステップ39)される。
【0027】以上のように、後続列車18の車上のモニ
タリング装置から後続列車の位置情報を入手し、地上の
列車運行管理システムから先行列車28の位置情報を入
手して、運転情報表示装置から先行列車28と後続列車
18との位置関係を出力し、列車運転管理システムで予
測演算した運転指示速度を運転情報表示装置から出力す
ることによって、運転乗務員への運転支援を行うことが
できるので、保安装置の常用最大ブレーキの動作を避け
ながら運転を行うことができる。これによって、乗客の
乗り心地を低下させることなく、効率のよい運転を行う
ことができる。
【0028】実施例2. 図8は実施例2の構成を示すブロック図である。図8に
おいて、1,4,5〜8,19〜27は図1のものと同
様である。運転計画作成システム1で作成したダイヤを
列車運行管理システム25から列車無線システム27を
介して車上運転支援装置20に伝送するように構成す
る。これによって、実施例1に示した発明と同様の効果
を発揮するとともに、運転情報カード作成装置2、運転
情報カード3及びカード読取装置5が不要になり、構成
が簡単になる。
【0029】実施例3.上記各実施例においては、各軌
道回路の単位で運転指示速度を与えているが、駅間距離
が長くて駅間運転時間が長い場合には、軌道回路が2〜
3個からなり一つの列車が存在できる単位の閉塞毎に運
転指示速度を与えてもよい。これによって、運転指示速
度を運転乗務員が確認する機会が少なくなるので、運転
乗務員の疲れを少なくできる。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、後続列車の運転乗務
員は出力された運転指示速度の運転支援情報により運転
を行うので、保安装置の常用最大ブレーキの動作を避け
ることができ、乗客の乗り心地を低下させるのを防止す
ることができる。また、先行列車が待避線に進入して該
先行列車を後続列車が追い越す場合においても、後続列
車は、乗客の乗り心地を低下させることなく、効率の良
い運転が行える。
【0031】また、後続列車のモニタリング装置からの
後続列車の位置と、地上の列車運転管理システムからの
先行列車の位置とから後続列車と先行列車との位置関係
を確認し、列車運転管理システムからの運転指示速度に
より運転を行うので、精度の良い運転支援情報により運
転できるため、保安装置の常用最大ブレーキの動作を避
けることができ、乗客の乗り心地を低下させるのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による列車運行管理シス
テムと列車運転支援装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 情報セットを示す説明図である。
【図3】 CRTディスプレイ装置の画面情報を示す説
明図である。
【図4】 列車間の時隔管理制御を示す説明図である。
【図5】 運転指示速度の算出方法を示すフローチャー
トである。
【図6】 列車間の時隔管理制御を示す説明図である。
【図7】 運転指示速度の算出方法を示す説明図であ
る。
【図8】 実施例2の構成を示すブロック図である。
【図9】 従来の列車運転支援装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】 図9によるCRTディスプレイ装置の画面
情報を示す説明図である。
【図11】 先行列車との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
4 モニタリング装置、8 運転情報表示装置、18
後続列車、25 列車運行管理システム、28 先行列
車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−238392(JP,A) 特開 平3−292255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 25/02 B60L 3/00 B61L 1/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の速度が軌道回路毎に指示された制
    限速度信号を越えると減速制御する保安装置を有し、運
    転支援情報を表示出力して運転乗務員の運転を支援する
    車上運転支援装置を備えた列車を、運行状況に応じて追
    跡し、予め定められたダイヤ情報に基づいて進路制御を
    行う列車運行管理システムにおいて、先行列車および後
    続列車の位置、速度情報を取得し、該位置、速度情報及
    び上記ダイヤ情報に基づいて上記後続列車の今後の最適
    運転方法を予測演算して該後続列車への運転指示速度を
    算出する予測演算手段と、該運転指示速度を上記後続列
    車の車上運転支援装置に対して、上記運転支援情報とし
    て送信して表示させる手段とを有して、上記保安装置に
    減速制御動作をさせないようにし、先行列車が待避線に
    進入して該先行列車を後続列車が追い越す場合に、上記
    予測演算手段は、上記待避線に向かう上記先行列車が各
    軌道回路に進入する度に、上記待避線までに在る前方の
    軌道回路への上記先行列車の進入時刻を予測し、該予測
    された進入時刻に基づいて、上記後続列車から上記先行
    列車までの軌道回路毎の該後続列車の制限速度信号のパ
    ターンを予測し、上記先行列車が待避線進入時に上記制
    限速度信号を変化させない臨界点(時間−距離座標)を
    算出して、該臨界点を走行する臨界運転曲線を上記後続
    列車の今後の最適運転方法とすることを特徴する列車運
    行管理システム。
  2. 【請求項2】 列車の在線する軌道回路情報から入手し
    た先行列車の位置情報と、後続列車に備えられた車上の
    モニタリング装置から入手した後続列車の位置情報とか
    ら得られた、上記先行列車と上記後続列車との位置関係
    を、運転指示速度と共に上記後続列車の車上運転支援装
    置から表示出力させることを特徴とする請求項1記載の
    列車運行管理システム。
  3. 【請求項3】 予測演算手段は、先行列車の予測された
    各軌道回路への進入時刻と、後続列車の臨界運転曲線と
    から、各軌道回路への進入時刻の差である臨界時隔を算
    出し、該臨界時隔に基づいて上記後続列車への運転指示
    速度を算出することを特徴とする請求項1または2記載
    の列車運行管理システム。
  4. 【請求項4】 臨界点の算出は、先行列車後尾が待避線
    に到着した後、該待避線への進入進路が閉じられ本線へ
    の進路が確立する余裕時間を加算して行うことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の列車運行管理シス
    テム。
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