JPH11192948A - 鉄道制御装置 - Google Patents

鉄道制御装置

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JPH11192948A
JPH11192948A JP36695697A JP36695697A JPH11192948A JP H11192948 A JPH11192948 A JP H11192948A JP 36695697 A JP36695697 A JP 36695697A JP 36695697 A JP36695697 A JP 36695697A JP H11192948 A JPH11192948 A JP H11192948A
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JP
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train
speed
track
control command
station communication
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JP36695697A
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Kyo Mitsuyoshi
京 三吉
Michitaka Kanayama
道王 金山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 列車運行に関わる諸設備の設備投資やランニ
ングコストを低減できる鉄道制御装置を提供することで
ある。 【解決手段】 列車を監視制御する監視センタ20と列
車50との間の情報授受は、軌道1に設けられた軌道局
通信手段40を介して基地局通信手段30と車載局通信
手段51とで行われる。監視センタ20では、軌道局通
信手段40が列車50の通過を検知したときは列車位置
判断手段23により列車位置を判断し、列車制御指令作
成手段22は列車位置判断手段23により把握した列車
位置情報から後続列車の速度制御指令値を作成する。一
方、列車50では、速度制御手段57は、速度制御指令
作成手段22で作成された速度制御指令値と速度検知手
段57で検知した列車速度により列車50の速度制御を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道上を複数の列
車が運行する鉄道の各列車の運行を監視制御する鉄道制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄道においては軌道上を複数の
列車が運行し、その運行する各列車が安全に運行できる
ように監視制御している。鉄道は停止距離が長いので、
安全面と効率面とから列車群の運行を制御する。その運
行の制御方式としては閉塞方式が採用されている。この
閉塞方式は、線路をいくつかの区間に分けて、一つの区
間には1台の列車しか入れないという方法で、列車同士
の衝突を防止するものである。
【0003】図12は、従来の軌道回路を用いた列車制
御方式の説明図である。軌道1上を列車50は走行し、
軌道1には信号機101が設けられると共に、列車50
の有無を検知する軌道回路102と呼ばれる列車検知装
置が設けられている。すなわち、閉塞方式では、軌道1
を分割して複数の軌道回路102を設け、どの区間に列
車がいるかを軌道回路102により常時検知するように
している。そして、その軌道回路102の両端部には信
号機101が設けられ、列車同士の衝突を防止するよう
にしている。この場合、列車の運転間隔を縮めることが
できるようにするためには、軌道回路102の区間を短
くして、列車50に速度制限を与えることにより、列車
50は、より高密度に運行できるようになる。
【0004】また、列車制御方式としては、列車の位置
を軌道回路102を用いないで把握し制御するようにし
たものもある。この列車制御方式は、列車の速度検出装
置で検出した速度を積分することによって列車の位置を
列車内で把握し、列車対地上局の無線通信で列車制御シ
ステムに伝達する。そして、列車制御システムでは各列
車の制限速度信号を作成し、各列車に伝達するようにし
ている。このような列車制御方式では、列車の位置は軌
道回路102を用いないので、連続的に列車位置を列車
から地上局に送信している。
【0005】一方、軌道回路102による列車検知方式
は、軌道1に電流を流し、列車が存在する場合にはその
軌道電流が短絡することで列車の有無を判断するもので
あるが、列車の識別まではできない。従って、列車群の
運行管理を行なうためには、別に列車識別装置を設置す
る必要がある。
【0006】図13は、その列車識別装置の説明図であ
る。列車識別装置は、軌道1の地上側に設置される地上
子103と、列車50の車上側に設置される車上子10
4とを有している。列車50が列車識別装置地上子10
3を通過した時に列車識別装置車上子104との間で、
電磁誘導により列車の識別番号を授受する。このほか、
列車識別装置としては、駅ホームで列車に設けられたバ
ーコードを読み取る方式もある。
【0007】また、列車は走行したキロ数などに応じて
点検保守を行なうことが義務づけられているが、従来
は、列車の運行計画と並行して列車の運用計画とならべ
て保守スケジュールを作成し保守してきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フルオート
マティックな列車運行を実現するためには、列車運行に
関わる諸設備を統合することが望まれるが、鉄道業界で
は今後の乗客数の大きな伸びも見込めず、設備費や保守
費の削減が重要である。
【0009】軌道回路を用いた列車制御方式では路線全
線にわたっての保守が必要でありコストがかかるといっ
た課題があり、列車の位置を軌道回路102を用いない
で把握する列車制御方式では連続的に列車位置を列車か
ら地上局に送信する必要がある。また、それぞれの列車
制御方式が並列の形で採用され、それぞれに必要な設備
が個々に設置されているために独立分散の意味では利点
があるが、設備投資、維持や保守の面で無駄があるとい
った課題がある。
【0010】本発明の目的は、列車運行に関わる諸設備
の設備投資やランニングコストを低減できる鉄道制御装
置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
鉄道制御装置は、軌道上を運行する列車を監視制御する
監視センタと、軌道に設置され列車との情報授受を行な
うための軌道局通信手段と、軌道局通信手段を経由して
監視センタからの制御情報を列車に送信したり列車から
の情報を受信する基地局通信手段と、監視センタに設け
られ軌道局通信手段により列車の通過を検知して列車の
位置を判断する列車位置判断手段と、監視センタに設け
られ列車位置判断手段により把握した列車位置情報から
後続列車の速度制御指令値を作成する速度制御指令作成
手段と、列車に設けられ軌道局通信手段と情報授受を行
う車載局通信手段と、列車に設けられ列車の速度を検知
する速度検知手段と、速度制御指令作成手段で作成され
た速度制御指令値と速度検知手段で検知した列車速度に
より列車の速度制御を行なう速度制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項1の発明に係わる鉄道制御装置で
は、列車を監視制御する監視センタと列車との間の情報
授受は、軌道に設けられた軌道局通信手段を介して基地
局通信手段と車載局通信手段とで行われる。そして、監
視センタでは、軌道局通信手段が列車の通過を検知した
ときは列車位置判断手段により列車の位置を判断し、列
車制御指令作成手段は列車位置判断手段により把握した
列車位置情報から後続列車の速度制御指令値を作成す
る。一方、列車では、速度制御手段は、監視センタの速
度制御指令作成手段で作成された速度制御指令値と列車
の速度検知手段で検知した列車速度により列車の速度制
御を行なう。
【0013】請求項2の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項1の発明において、速度制御手段の代わりに速度
制御指令作成手段で作成された速度制御指令値を表示す
るための速度制御指令値表示手段を設け、列車の運転は
速度制御指令値表示手段により表示される速度制御指令
値を参照して運転士が行なうことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項1の発明での自動運転に代えて、列車の運転
は、運転士により手動で行われる。その際、運転士は速
度制御指令値表示手段により表示される速度制御指令値
を参照して列車の運転を行う。
【0015】請求項3の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項1の発明において、列車内に、次駅への到着時刻
を予測する到着時刻予測手段と、到着時刻予測手段で予
測した到着予測時刻を列車内に音声出力もしくは文字図
形で表示出力する案内情報出力手段とを設けたことを特
徴とする。
【0016】請求項3の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、列車内の到着時刻予
測手段で次駅への到着時刻を予測し、案内情報出力手段
により予測した到着予測時刻を列車内に音声出力もしく
は文字図形で表示出力する。
【0017】請求項4の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項1の発明において、監視センタに設けられ列車の
通過時刻からその列車の次駅への到着時刻を作成する到
着時刻作成手段と、駅に設けられ監視センタからの列車
の到着時刻情報を受けて案内情報を作成する情報提供内
容作成手段と、駅に設けられ情報提供内容作成手段で作
成された列車の到着時刻の案内情報を旅客に音声出力も
しくは文字図形の表示出力で提供する駅案内情報出力手
段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項4の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、監視センタの到着時
刻作成手段は列車の通過時刻からその列車の次駅への到
着時刻を作成し、駅の情報提供内容作成手段によりその
列車の到着時刻の案内情報を作成する。作成された列車
の到着時刻の案内情報は、駅案内情報出力手段により旅
客に音声出力もしくは文字図形の表示出力で提供され
る。
【0019】請求項5の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項4の発明において、列車に設けられ列車の乗車人
数を検知する乗車人数検知手段と、監視センタに設けら
れ乗車人数検知手段で検知し収集した各列車の乗車人数
に基づいて営業管理を行なう営業管理手段とを備え、駅
案内情報出力手段には列車の混雑度も出力するようにし
たことを特徴とする。
【0020】請求項5の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項4の発明の作用に加え、列車の乗車人数検知
手段で検知し収集した各列車の乗車人数に基づいて、監
視センタの営業管理手段は営業管理を行い、駅案内情報
出力手段に列車の混雑度も出力する。
【0021】請求項6の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項4の発明において、監視センタに設けられ到着時
刻作成手段により作成された各列車の到着時刻に基づき
各列車の運行間隔を算出し運行間隔を調整する運行間隔
調整手段と、列車に設けられ運行間隔調整手段で調整さ
れた運行間隔に基づいて各列車の出発時刻を制御する出
発時刻制御手段と、列車に設けられ出発時刻制御手段に
より設定された出発時刻を列車内に音声出力もしくは文
字図形で表示出力する案内情報出力手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0022】請求項6の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項4の発明の作用に加え、監視センタの運行間
隔調整手段は、到着時刻作成手段により作成された各列
車の到着時刻に基づき各列車の運行間隔を算出し運行間
隔を調整する。列車の出発時刻制御手段は、運行間隔調
整手段で調整された運行間隔に基づいて各列車の出発時
刻を制御し、列車の案内情報出力手段に出発時刻制御手
段により設定された出発時刻を列車内に音声出力もしく
は文字図形で表示出力する。
【0023】請求項7の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項1の発明において、列車に設けられその列車の走
行したキロ数を積算する走行キ口積算手段と、監視セン
タに設けられ走行キロ積算手段により算出した列車の走
行キロ数を軌道局通信手段を経由して入力し列車の保守
スケジュールを作成する保守スケジュール作成手段と、
車両基地に設けられ保守スケジュール作成手段からの列
車の保守スケジュールに基づいて保守作業を管理する保
守作業管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】請求項7の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、監視センタの保守ス
ケジュール作成手段は、列車の走行キロ積算手段により
算出した列車の走行キロ数を軌道局通信手段を経由して
入力し列車の保守スケジュールを作成する。車両基地の
保守作業管理手段は保守スケジュール作成手段からの列
車の保守スケジュールに基づいて保守作業を管理する。
【0025】請求項8の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項7の発明において、列車の故障情報を作成する故
障情報作成手段を列車に設け、故障情報作成手段で作成
された列車の故障情報を軌道局通信手段を経由して監視
センタの保守スケジュール作成手段に送信し、保守スケ
ジュール作成手段は故障情報も加味して保守スケジュー
ルを作成することを特徴とする。
【0026】請求項8の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項7の発明の作用に加え、保守スケジュール作
成手段は故障情報も加味して保守スケジュールを作成す
る。
【0027】請求項9の発明に係わる鉄道制御装置は、
請求項1の発明において、軌道上に列車の速度を検出す
る軌道上速度検知手段を設け、列車に設けられた速度検
知手段により検知された列車速度に代えて、軌道上速度
検知手段により検知された列車速度を軌道局通信手段を
経由して監視センタに送信することを特徴とする。
【0028】請求項9の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項1の発明の作用に代えて、軌道上速度検知手
段により検知された列車速度を軌道局通信手段を経由し
て監視センタに送信し、列車の車載局通信手段の負荷を
軽減する。
【0029】請求項10の発明に係わる鉄道制御装置
は、請求項1の発明において、監視センタに、列車の駆
動用電源を供給する変電所の積算電力量を監視する電力
管理手段を設け、速度制御指令作成手段は電力管理手段
の出力に基づいて速度制御指令値を作成することを特徴
とする。
【0030】請求項10の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項1の発明の作用に加え、列車の駆動用電源を
供給する変電所の積算電力量が所定値を越えたときは、
電力管理手段は速度制御指令作成手段に対し速度を減速
し電力消費を軽減させる指令を出力する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図11は本発明の鉄道制御装置を鉄道システムに
適用した場合の構成図である。図11に示す鉄道システ
ムは、都市内を走行する延長10km〜20km程度の
規模のレール式交通システムであり、列車50は軌道1
上を走行し駅70で停車する運転を行っている。監視セ
ンタ20は路線の近傍に設置され、軌道1に設けられた
軌道局通信手段40とデータの送受信を行う基地局通信
手段30を有する。
【0032】軌道上には複数個の軌道局通信手段40が
設置され、列車50の情報は軌道局通信手段40を経て
基地局通信手段30に通信され、監視センタ20に送ら
れる。列車50と軌道局通信手段40との間は、電磁誘
導や空間波を用いた無線伝送を行い、データの送受信を
行う。また、基地局通信手段30と軌道局通信手段40
との間は、空間波を用いた無線伝送でデータ伝送を行
う。軌道局通信手段40は、ここでは駅70間に1個乃
至数個設置されたものを示している。また、軌道1には
分岐装置7が設けられ、を介して列車50を車両基地8
0に導くようになっている。
【0033】次に、図1は本発明の第1の実施の形態に
係わる鉄道制御装置のブロック構成図である。監視セン
タ20は軌道上を運行する列車を監視制御するものであ
り、基地局通信手段30および軌道局通信手段40を介
して列車50とデータの送受信を行う。監視センタ20
は基地局通信手段30と有線で結合し、基地局通信手段
30と軌道局通信手段40との間、および軌道局通信手
段40と車載局通信手段51との間は無線で結合してい
る。なお、基地局通信手段30と軌道局通信手段40の
間は通信ケーブルを用いて結合しても良いことは言うま
でもない。
【0034】監視センタ20は速度制御指令作成手段2
2と列車位置判断手段23とを有しており、列車位置判
断手段23は、列車50が軌道局通信手段40を通過し
た情報に基づいて列車の位置を判断するものである。一
方、速度制御指令手段22は列車位置判断手段23によ
り把握した列車位置情報から後続列車の速度制御指令値
を作成するものである。
【0035】列車50内には、車載局通信手段51と速
度制御手段52と速度検知手段57と列車駆動部58と
が設けられている。速度制御手段52は、車載局通信手
段51を介して入力した監視センタ20の速度制御指令
作成手段22で作成された速度制御指令値と、速度検知
手段57で検知した列車速度とを比較し、列車の速度制
御を行なう。すなわち、列車速度が速度制御指令になる
ように列車駆動部58に列車の駆動指令を出力する。こ
れにより、後続列車の速度を自動制御する。
【0036】軌道局通信手段40は、列車50が軌道局
通信手段40を通過する時に列車50から送信された列
車識別番号を識別すると共に通過時刻を検出する。ま
た、列車の速度検知手段57で検知した列車速度は車載
局通信手段51を介して軌道局通信手段40に伝送され
る。軌道局通信手段40では、列車識別番号、列車速度
および列車通過時刻に加え、軌道局通信手段40の識別
番号を基地局通信手段30に伝送する。
【0037】監視センタ20内の列車位置判断手段23
では、列車50の突入した路線上の区間を判断し通過時
刻とともに記憶する。例えば、図11の列車50aの場
合、軌道局通信手段40dの通過の情報より、列車50
aの突入した路線上の区間(40d−40e)を判断
し、軌道局通信手段40dの列車通過時刻とともに記憶
する。そして、速度制御指令作成手段22により、接続
する後ろの区間(40c−40d)に他の列車が入る場
合の目標速度である速度制御指令値を次式で作成する。
【0038】
【数1】
【0039】軌道局通信手段40の設置間隔の短い場合
には、軌道局通信手段40をまたがって速度指令値を算
出することになる。この速度制御指令値の作成動作は、
いずれかの列車がいずれかの軌道局通信手段40を通過
したタイミングで実施する。
【0040】一方、列車50aは、軌道局通信手段40
d通過時に、速度制御指令作成手段22により同様に算
出されていた区間40d−40eの速度制御指令値を軌
道局通信手段40dより車載局通信手段51を介して受
け取り、速度制御手段52により速度検知手段57で検
知した自列車の速度と照合させ、検知速度が速度制御指
令値を上回る時は列車駆動部58に対してブレーキ操作
を指示し、下回る時は力行を指示することにより自列車
の速度を制御する。
【0041】この第1の実施の形態によれば、後続の列
車の速度指令値を先行する列車の位置に基づいて算出
し、後続の列車の速度を自動制御するので安全性が向上
する。また、どの区間にどの列車が存在するかを軌道局
通信手段40で検知するので設備が合理化できる。ま
た、列車の運転間隔に応じて軌道局通信手段40の設置
個数を少なくすることができ、しかも駅構内に設置する
ことにより、保守を簡単化できる。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第2の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、速度制御手
段52の代わりに速度制御指令作成手段22で作成され
た速度制御指令値を表示するための速度制御指令値表示
手段63を設け、列車の運転は速度制御指令値表示手段
63により表示される速度制御指令値を参照して運転士
が行なうようにしたものである。
【0043】監視センタ20内には速度制御指令作成手
段22と列車位置判断手段23とが設けられ、列車50
内には、車載局通信手段51と速度制御指令値表示手段
63と速度検知手段57と列車駆動部58とが設けられ
ている。
【0044】第1の実施の形態では列車50は自動運転
されるが、この第2の実施の形態では列車50の操縦は
運転土が行なう。そのために速度制御手段52の代わり
に速度制御指令値表示手段63が設けられ、運転士は速
度制御指令値表示手段63により表示される速度制御指
令値を参照して運転を行なうことになる。
【0045】この第2の実施の形態では、システムダウ
ン時などの特殊運転状況下においても、速度制御指令値
表示手段63により、運転士による目視運転が実施でき
列車を走行させることができる。
【0046】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は本発明の第3の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第3の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、列車50内
に、次駅への到着時刻を予測する到着時刻予測手段53
と、到着時刻予測手段53で予測した到着予測時刻を列
車内に音声出力もしくは文字図形で表示出力する案内情
報出力手段59とを追加して設けたものである。
【0047】監視センタ20内には速度制御指令作成手
段22と列車位置判断手段23とが設けられ、列車50
内には、車載局通信手段51と速度制御手段52と速度
検知手段57に加え、到着時刻予測手段53と案内情報
出力手段59とが設けられている。
【0048】列車50内では、監視センタ20から指示
された列車50の速度制御指令値に基づき、次駅への到
着時刻を次のように予測する。まず、軌道局通信手段4
0の各ポイントについて、標準速度で走行した場合の次
駅までの走行時間を記憶しておく。次駅到着予測時刻T
(m,k,nk)は、次式で算出する。
【0049】
【数2】
【0050】そして、上式で算出した次駅到着予測時刻
T(m,k,nk)を、列車内の案内情報出力手段59に表示す
る。
【0051】この第3の実施の形態によれば、列車遅延
発生時にも旅客に対して的確に列車運転状況をアナウン
スすることができ、乗務員なしの運転が可能となる。
【0052】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第4の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第4の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、列車50の
通過時刻からその列車50の次駅への到着時刻を作成す
る到着時刻作成手段24を監視センタ20に追加して設
け、基地局通信手段30とデータの授受を行う軌道局通
信手段40と、監視センタ20からの列車の到着時刻情
報を受けて案内情報を作成する情報提供内容作成手段7
2と、情報提供内容作成手段72で作成された列車の到
着時刻の案内情報を旅客に音声出力もしくは文字図形の
表示出力で提供する駅案内情報出力手段73とを駅に追
加して設けたものである。
【0053】図4において、監視センタ20内には速度
制御指令作成手段22と列車位置判断手段23と到着時
刻作成手段24とが設けられ、列車50内には、車載局
通信手段51と速度制御手段52と速度検知手段57と
列車駆動部58が設けられている。また、駅70には、
軌道局通信手段40と情報提供内容作成手段72と駅案
内情報出力手段73が設けられている。
【0054】監視センタ20の到着時刻作成手段24
は、列車50の通過時刻からその列車の次駅への到着時
刻を作成し、駅70の情報提供内容作成手段72により
その列車50の到着時刻の案内情報を作成する。作成さ
れた列車50の到着時刻の案内情報は、駅案内情報出力
手段73により旅客に音声出力もしくは文字図形の表示
出力で提供される。
【0055】すなわち、監視センタ20では、速度制御
指令作成手段22で作成した速度制御指令に基づき到着
時刻作成手段24により全列車の到着時刻を作成し、駅
70に設置してある軌道局通信手段40を介して情報提
供内容作成手段72に伝送し、駅案内情報出力手段73
に表示する。
【0056】この第4の実施の形態によれば、駅50に
おいて次の列車の到着予測時刻を表示するので、駅70
で列車50を待つ乗客に列車運行に関する適切なアナウ
ンスを行なうことができ、駅員の無人化を図ることがで
きる。
【0057】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第5の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第5の実施の形態
は、図4に示した第4の実施の形態に対し、列車の乗車
人数を検知する乗車人数検知手段56を列車50内に追
加して設け、乗車人数検知手段56で検知し収集した各
列車50の乗車人数に基づいて営業管理を行なう営業管
理手段27を監視センタ20内に設け、駅70内の駅案
内情報出力手段73には列車50の混雑度も出力するよ
うにしたものである。
【0058】図5において、監視センタ20内には速度
制御指令作成手段22と列車位置判断手段23と到着時
刻作成手段24と営業管理手段27とが設けられてい
る。列車50内には、車載局通信手段51と速度制御手
段52と速度検知手段57と列車駆動部58と乗車人数
検知手段56が設けられている。また、駅70には、軌
道局通信手段40と情報提供内容作成手段72と駅案内
情報出力手段73とが設けられている。
【0059】監視センタ20では、速度制御指令作成手
段22で作成した速度制御指令に基づき到着時刻作成手
段24により到着時刻を作成し、駅70に設置してある
軌道局通信手段40を介して情報提供内容作成手段72
に伝送し、駅案内情報出力手段73に表示する。
【0060】この際、乗車人数検知手段56により列車
内で測定した各列車の荷重測定装置の出力を乗客の平均
体重設定値(例えば55kg)で割ることにより乗客数
を算出し、乗客数を車載局通信手段51により軌道局通
信手段40を介して監視センタ20に送信する。監視セ
ンタ20では、営業管理手段27により乗客数データの
帳票出力、旅客流動解析、運転計画等の営業管理を行な
うとともに軌道局通信手段40を介して駅70に送信
し、駅案内情報として到着する列車の混雑度を表示す
る。
【0061】この第5の実施の形態では、列車50の混
雑度を駅70に表示するので、各区間ごとの乗客数の計
数ができ、よりきめ細やかな運転計画、旅客サービスが
できる。また、乗客数に基づいて列車の運行管理から営
業管理までの一元管理が可能となり省力化が図れる。
【0062】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第6の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第6の実施の形態
は、図4に示した第4の実施の形態に対し、到着時刻作
成手段24により作成された各列車の到着時刻に基づき
各列車の運行間隔を算出し運行間隔を調整する運行間隔
調整手段を監視センタ20に追加して設け、この運行間
隔調整手段25で調整された運行間隔に基づいて各列車
の出発時刻を制御する出発時刻制御手段54と、出発時
刻制御手段54により設定された出発時刻を列車内に音
声出力もしくは文字図形で表示出力する案内情報出力手
段59とを列車50に追加して設けたものである。
【0063】図6において、監視センタ20内には速度
制御指令作成手段22と列車位置判断手段23と到着時
刻作成手段24と運行間隔調整手段25とが設けられ
る。列車50内には、車載局通信手段51と速度制御手
段52と速度検知手段57と出発時刻制御手段54と案
内情報出力手段59とドア開閉操作部61とが設けられ
る。また、駅70には、軌道局通信手段40と情報提供
内容作成手段72と駅案内情報出力手段73とが設けら
れる。
【0064】到着時刻作成手段24で作成した到着時刻
を用いて、運行間隔調整手段25では、各列車の運行間
隔がある一定幅になるよう各列車の出発時刻を作成す
る。この第6の実施の形態では、環状線のように、一日
中列車がぐるぐる回っているような路線で運行ダイヤと
して運転間隔が設定されているような場合に有効であ
る。各列車の計画出発時刻は次のように決定する。
【0065】
【数3】
【0066】運行間隔調整手段25で決定した計画出発
時刻は、基地局通信手段30および軌道局通信手段40
を経由して車載局通信手段51により列車50内に伝送
される。列車50内では、出発時刻制御手段54により
受信した計画出発時刻に基づき案内情報出力手段59に
計画出発時刻が表示されるとともに、出発のためのドア
開閉操作指令がドア開閉操作部61に入力され、ドア閉
め後力行指令が列車駆動部58に入力される。また、計
画出発時刻は駅70にも伝送され、駅案内情報出力手段
73に表示される。
【0067】この第6の実施の形態では、列車50の運
行間隔のバラツキを調整できるので、列車の運行を円滑
に行うことができる。すなわち、列車50の運行間隔の
バラツキは、駅70における乗り降りの混雑などで時間
帯ごとにさまざまに発生するが、この第6の実施の形態
によれば運行間隔の適正化が自動で行なえる。
【0068】次に、本発明の第7の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第7の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第7の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、列車50の
走行したキロ数を積算する走行キ口積算手段55を列車
50に設け、走行キロ積算手段55により算出した列車
50の走行キロ数を軌道局通信手段40を経由して入力
し列車50の保守スケジュールを作成する保守スケジュ
ール作成手段26を監視センタ20に設け、保守スケジ
ュール作成手段26からの列車50の保守スケジュール
に基づいて保守作業を管理する保守作業管理手段82を
車両基地80に設けたものである。
【0069】図7において、監視センタ20内には速度
制御指令作成手段22と列車位置判断手段23と保守ス
ケジュール作成手段26が設けられて、列車50内に
は、車載局通信手段51と速度制御手段52と速度検知
手段57と走行キロ積算手段55と列車駆動部58とが
設けられている。また、車両基地80には、軌道局通信
手段40と保守作業管理手段82とが設けられている。
【0070】監視センタ20の保守スケジュール作成手
段26は、列車50の走行キロ積算手段55により算出
した列車50の走行キロ数を軌道局通信手段51を経由
して入力し列車50の保守スケジュールを作成する。車
両基地80の保守作業管理手段82は保守スケジュール
作成手段26からの列車50の保守スケジュールに基づ
いて保守作業を管理する。
【0071】すなわち、列車50は走行キロ数に応じた
点検保守作業を実施するために、走行キロ積算手段55
において速度検知手段57の出力を積分することとによ
り走行した延べキロ数を算出する。そして、車載局通信
手段51は、列車識別番号、列車速度に加え、走行キロ
数を軌道局通信手段40および基地局通信手段30を経
由して監視センタ20内の保守スケジュール作成手段2
6に送信する。保守スケジュール作成手段26では、各
列車50の走行キロ数を監視し、保守スケジュール表を
埋める形で走行キロ数がしきい値を越えた列車を割り当
てていく。一方、保守を行なう列車については、軌道1
の分岐制御により車両基地80へ配送する。
【0072】この第7の実施の形態によれば、列車50
の位置検知と同時に、監視センタ20で各列車50の走
行キロ数をオンラインで監視するので、列車50の統合
的な管理が可能となり、システムのコスト削減が図れ
る。
【0073】次に、本発明の第8の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第8の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第8の実施の形態
は、図7に示した第7の実施の形態に対し、列車の故障
情報を作成する故障情報作成手段62を列車50に設
け、故障情報作成手段62で作成された列車50の故障
情報を軌道局通信手段40を経由して監視センタ20の
保守スケジュール作成手段26に送信し、保守スケジュ
ール作成手段26は故障情報も加味して保守スケジュー
ルを作成するようにしたものである。
【0074】図8において、監視センタ20内には速度
制御指令作成手段22と列車位置判断手段23と保守ス
ケジュール作成手段26が設けられ、列車50内には、
車載局通信手段51と速度制御手段62と速度検知手段
57と走行キ口積算手段55と列車駆動部58と故障情
報作成手段62とが設けられている。また、車両基地8
0には、軌道局通信手段40と保守作業管理手段82と
が設けられている。
【0075】列車50に故障が発生した場合に、故障情
報作成手段62により故障の程度、内容などを識別して
符号化し、車載局通信手段51により軌道局通信手段4
0および基地局通信手段3を経由して監視センタ20に
送信する。必要に応じて保守スケジュール作成手段26
により保守スケジュールに組み込み、保守スケジュール
を基地局通信手段30を介して車両基地80に送信す
る。
【0076】この第8の実施の形態によれば、列車の位
置検知と同時に、監視センタ20で各列車の故障情報を
オンラインで監視し、保守スケジュール作成手段26に
より故障情報も加味して保守スケジュールを作成するの
で、列車50の統合的な管理が可能となる。また、シス
テムのコスト削減が図れる。
【0077】次に、本発明の第9の実施の形態を説明す
る。図9は本発明の第9の実施の形態に係わる鉄道制御
装置のブロック構成図である。この第9の実施の形態
は、図1に示した第1の実施の形態に対し、軌道上に列
車の速度を検出する軌道上速度検知手段45を設け、列
車50に設けられた速度検知手段52により検知された
列車速度に代えて、軌道上速度検知手段45により検知
された列車速度を軌道局通信手段40を経由して監視セ
ンタ20に送信するようにしたものである。
【0078】図9において、監視センタ20内には速度
制御指令作成手段22と列車位置判断手段23とが設け
られ、列車50内には、車載局通信手段51と速度制御
手段52と速度検知手段57と列車駆動部58とが設け
られている。また、軌道1上には軌道上速度検知手段4
5が設けられている。
【0079】車載局通信手段51では、列車情報として
列車識別番号を軌道局通信手段40に送信する。列車速
度は、軌道上の速度検知手段45により検知した速度を
軌道局通信手段40から基地局通信手段30を介して監
視センタ20に送信する。
【0080】請求項9の発明に係わる鉄道制御装置で
は、請求項1の発明の作用に代えて、軌道上速度検知手
段により検知された列車速度を軌道局通信手段を経由し
て監視センタに送信し、列車の車載局通信手段の負荷を
軽減する。
【0081】この第9の実施の形態では、車載局通信手
段51と軌道局通信手段40との間の伝送項目を減らす
ことができ、その分、列車50内でしか収集できない情
報に充てることができる。
【0082】次に、本発明の第10の実施の形態を説明
する。図10は本発明の第10の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。この第10の実施
の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、監視
センタ20に、列車50の駆動用電源を供給する変電所
の積算電力量を監視する電力管理手段21を設け、速度
制御指令作成手段22は電力管理手段21の出力に基づ
いて速度制御指令値を作成するようにしたものである。
【0083】図10において、監視センタ20内には速
度制御指令作成手段22と列車位置判断手段23と電力
管理手段21が設けられ、列車50内には、車載局通信
手段51と速度制御手段52と速度検知手段57と列車
駆動部58とが設けられている。
【0084】電力管理手段21においては、常時各変電
所の積算電力量を監視し、契約量を超えることが予想さ
れる時には、一時的に省電力モードとし、省電力指令を
速度制御指令作成手段22に出力する。速度制御指令作
成手段22では、省電力指令を受けた場合には最高速度
を20%減少として速度制御指令値を決定する。このよ
うに、列車50の駆動用電源を供給する変電所の積算電
力量が所定値を越えたときは、電力管理手段21は速度
制御指令作成手段22に対し速度を減速し電力消費を軽
減させる指令を出力する。これにより、各列車の力行時
間が短縮され、積算電力量の増加が抑制できる。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、軌
道上の拠点に地上子を設け、車上子との間を非接触式で
情報通信を行い、列車の通過とその列車の識別番号、混
雑情報、保守情報などの列車情報を一括して伝送し、そ
れらの情報を使用して列車の自動運行ダイヤ管理、保守
作業の自動スケジューリングを行なうので、設備投資な
らびに省力化を含むランニングコストを抑制した鉄道制
御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図3】図3は、本発明の第3の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図4】図4は、本発明の第4の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図5】図5は、本発明の第5の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図6】図6は、本発明の第6の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図7】図7は、本発明の第7の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図8】図8は、本発明の第8の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図9】図9は、本発明の第9の実施の形態に係わる鉄
道制御装置のブロック構成図である。
【図10】図10は、本発明の第10の実施の形態に係
わる鉄道制御装置のブロック構成図である。
【図11】図11は、本発明の鉄道制御装置を鉄道シス
テムに適用した場合の構成図である。
【図12】図12は、従来の軌道回路を用いた列車制御
方式の説明図である。
【図13】図13は、従来の列車識別装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 軌道 20 監視センタ 21 電力管理手段 22 速度制御指令作成手段 23 列車位置判断手段 24 到着時刻作成手段 25 運行間隔調整手段 26 保守スケジュール作成手段 27 営業管理手段 30 基地局通信手段 40 軌道局通信手段 45 軌道上速度検知手段 50 列車 51 車載局通信手段 52 速度制御手段 53 到着時刻予測手段 56 乗車人数検知手段 57 速度検知手段 58 列車駆動部 59 案内情報表示手段 61 ドア開閉操作部 62 故障情報作成手段 63 速度制御指令値表示手段 70 駅 72 情報提供内容作成手段 73 駅案内情報出力手段 80 車両基地 82 保守作業管理手段 101 信号機 102 軌道回路 103 地上子 104 車上子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道上を運行する列車を監視制御する監
    視センタと、前記軌道に設置され列車との情報授受を行
    なうための軌道局通信手段と、前記軌道局通信手段を経
    由して前記監視センタからの制御情報を前記列車に送信
    したり前記列車からの情報を受信する基地局通信手段
    と、前記監視センタに設けられ前記軌道局通信手段によ
    り列車の通過を検知して列車の位置を判断する列車位置
    判断手段と、前記監視センタに設けられ前記列車位置判
    断手段により把握した列車位置情報から後続列車の速度
    制御指令値を作成する速度制御指令作成手段と、前記列
    車に設けられ前記軌道局通信手段と情報授受を行う車載
    局通信手段と、前記列車に設けられ列車の速度を検知す
    る速度検知手段と、前記速度制御指令作成手段で作成さ
    れた速度制御指令値と前記速度検知手段で検知した列車
    速度により列車の速度制御を行なう速度制御手段とを備
    えたことを特徴とする鉄道制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、前記速度制御
    手段の代わりに前記速度制御指令作成手段で作成された
    速度制御指令値を表示するための速度制御指令値表示手
    段を設け、列車の運転は前記速度制御指令値表示手段に
    より表示される速度制御指令値を参照して運転士が行な
    うことを特徴とする鉄道制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明において、前記列車内
    に、次駅への到着時刻を予測する到着時刻予測手段と、
    前記到着時刻予測手段で予測した到着予測時刻を列車内
    に音声出力もしくは文字図形で表示出力する案内情報出
    力手段とを設けたことを特徴とする鉄道制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の発明において、前記監視セン
    タに設けられ前記列車の通過時刻からその列車の次駅へ
    の到着時刻を作成する到着時刻作成手段と、駅に設けら
    れ前記監視センタからの列車の到着時刻情報を受けて案
    内情報を作成する情報提供内容作成手段と、駅に設けら
    れ前記情報提供内容作成手段で作成された列車の到着時
    刻の案内情報を旅客に音声出力もしくは文字図形の表示
    出力で提供する駅案内情報出力手段とを備えたことを特
    徴とする鉄道制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の発明において、前記列車に設
    けられ前記列車の乗車人数を検知する乗車人数検知手段
    と、前記監視センタに設けられ前記乗車人数検知手段で
    検知し収集した各列車の乗車人数に基づいて営業管理を
    行なう営業管理手段とを備え、前記駅案内情報出力手段
    には列車の混雑度も出力するようにしたことを特徴とす
    る鉄道制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4の発明において、前記監視セン
    タに設けられ前記到着時刻作成手段により作成された各
    列車の到着時刻に基づき各列車の運行間隔を算出し運行
    間隔を調整する運行間隔調整手段と、前記列車に設けら
    れ前記運行間隔調整手段で調整された運行間隔に基づい
    て各列車の出発時刻を制御する出発時刻制御手段と、前
    記列車に設けられ前記出発時刻制御手段により設定され
    た出発時刻を列車内に音声出力もしくは文字図形で表示
    出力する案内情報出力手段とを備えたことを特徴とする
    鉄道制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の発明において、列車に設けら
    れその列車の走行したキロ数を積算する走行キ口積算手
    段と、前記監視センタに設けられ前記走行キロ積算手段
    により算出した列車の走行キロ数を前記軌道局通信手段
    を経由して入力し列車の保守スケジュールを作成する保
    守スケジュール作成手段と、車両基地に設けられ前記保
    守スケジュール作成手段からの列車の保守スケジュール
    に基づいて保守作業を管理する保守作業管理手段とを備
    えたことを特徴とする鉄道制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の発明において、列車の故障情
    報を作成する故障情報作成手段を列車に設け、故障情報
    作成手段で作成された列車の故障情報を前記軌道局通信
    手段を経由して監視センタの保守スケジュール作成手段
    に送信し、保守スケジュール作成手段は故障情報も加味
    して保守スケジュールを作成することを特徴とする鉄道
    制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1の発明において、前記軌道上に
    前記列車の速度を検出する軌道上速度検知手段を設け、
    前記列車に設けられた速度検知手段により検知された列
    車速度に代えて、前記軌道上速度検知手段により検知さ
    れた列車速度を前記軌道局通信手段を経由して前記監視
    センタに送信することを特徴とする鉄道制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1の発明において、前記監視セ
    ンタに、前記列車の駆動用電源を供給する変電所の積算
    電力量を監視する電力管理手段を設け、前記速度制御指
    令作成手段は前記電力管理手段の出力に基づいて速度制
    御指令値を作成することを特徴とする鉄道制御装置。
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