JP3222337B2 - 原子炉施設用の水中照明装置及びその水中照明装置の使用方法 - Google Patents
原子炉施設用の水中照明装置及びその水中照明装置の使用方法Info
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Description
設備等の保守点検作業を実施する場合に必要な水中の照
明装置、及びその照明方法に関するものである。
保守点検作業は一般的に行われておりそのために必要な
様々な保守点検作業用の機器が用いられている。
炉の燃料棒を交換する作業がある。この作業では、水を
満たしたプール内でその作業が行われるため、水中にあ
る燃料棒を確認しながら搬入搬出をすることが必要であ
る。
別出来るように照明するための照明装置が必要とされ
る。
置には、例えば特開昭60−185301号公報に記載のものが
ある。
とで生ずる当該照明灯の放射能汚染を防止するために、
それを水から隔離したものである。
れている従来の照明装置には次の如き欠点がある。
な溝をキャビティの側壁に形成し、その中に鏡(反射
板)を設けている構造になっている。
な現場では記載された目的に沿った効果を達成得るが、
既設の溝のないキャビティでは適用出来ない。
ようになっているが、この構成はそのための機構が必要
で、装置全体が複雑になるとともに、万一その機構が故
障した場合に修理が大掛かりになる。
が良い。提案されている照明装置は、高価なものになる
可能性が大きい。
分に発揮でき、しかも安価な照明装置を得ることを第1
目的とし、その照明装置の使用方法を提案することを第
2目的としている。
するための原子炉施設用の水中照明装置の基本的構成要
件は、筒型のセードと、前期セード内のー方の端面近く
に配置された光源と、前期セード内に配置されて前記光
源の光を前記セードの他方の端面に向けて反射する反射
鏡と、前期セードを取り付け角度が調整可能にプールの
縁部に保持するためのアーム機構とを備え、 前記セード
は、プールの縁部に保持された状態において、前記セー
ドの下端がプール水面に限りなく近接もしくは水面より
下方に達する長さを有すると共に、前記セードの前記プ
ール水面より高い位置に空気孔を設けたことである。
施設用の水中照明装置の使用方法が有する基本的構成要
件は、側壁に空気孔を有して内部に光源とその光源の光
を反射する反射鏡を備えたセードの端部をプールの水中
に浸し、前記光源からの照明光を前記プール内の被照明
物品に照射する原子炉施設用の水中照明装置の使用方法
である。
の光の方向が反射鏡でセードの先端側へ一方向に変更さ
れ、且つ光源からの光はセードによって散乱を抑制さ
れ、前記一方向へ効率良く照射光が照射されるうえ、セ
ードの側壁に空気孔が存在して光源の冷却に寄与するか
ら、セードの先端を塞ぐが如くプールの水面すれすれに
セード先端を接近させて、或いはセードの先端をプール
水中に浸して、照射光を照射する手法が支承無く実施出
来る。 本発明の水中照明の使用方法は、照射光がセード
から出るセード先端がプール水に浸されているので、プ
ール水面での光の反射がなくなり水中にある被照明物品
の照度を十分に確保出来るようになる。
で、取扱いが容易であリ、しかも、故障等の障害が発生
しにくくなる。
照明設備の準備に必要な作業者の作業時間が少なくな
り、放射線に曝される時間を厳しく管理されるこの種保
守点検作業における効率が大幅に改善される。
した一部透視側面図である。
ある。
ードである。
る。
ち、光源の取り付けられる端の他端側、すなわち本発明
装置の先端部側(以下先端部という)は斜めに切断され
ている。
ある必要はなく、さらにその先端が斜めに切断されてい
る必要は必ずしもない。
で製作される。
金属を用いた合成樹脂板等が考えられる。
構造上の説明を後述する。
れる。
線Rが延長される。
その中心において構成される。
単なる平板上の反射鏡でも効果は同じである。
ード3の光源側端部から外部に漏れないように構成され
るとともに、光源1から出る光が当該セード3の長手方
向に進行するように作用する。
反射し易い色および構造を備えている方が効果的であ
る。
ある。
るが、具体的な説明は後述する。
持して形成される。
角度調整が可能なヒンジ部5aと、水平方向の角度調整
が可能な軸部5bから成っている。
る固着具である。
てプールの縁に固定されアーム機構5を利用して被照明
物品の方向に照明光が向くよう調整するものである。
ても良い。
例を説明するための側面断面図である。
する。
れるレンズ機構である。
で、かつその先端部の近傍に装着されている。
めて、セード3内を進み、レンズ機構10で集光あるい
は拡散されて目的とする水中の被照明物品に照射され
る。
されている。
的に水中に照射され、空気中に散乱することがない。
網、12はレンズ押えである。
併せて、後からセード3の先端に取り付けるように構成
することも出来る。
違い、光源に近い側に明けられた孔4aがセード3の最
上端部分に2か所、形成されている。
が構成される。
先の説明による位置、即ち傾斜して構成されるセード3
の下辺側ではなく、上辺側に孔40として形成しても良
い。しかしその場合は、作業者がその孔40から出る光
で作業の妨害をされないような大きさの防眩板を設ける
必要があるであろう。
ールの水に浸して使用するセード3の先端部に、作業終
了時に引き上げた際、当該プールの水が残ったまま搬出
されない工夫が大切である。
位置がセード3内の水抜きを兼用する形で形成される位
置であることが必要である。
の部分で水密に取り付けられる場合は、セード内に水は
入らないので先端を浸しても水が進入しない位置に孔
4、または40を穿ける工夫が必要である。
100の使用状態を説明するためのものである。
プールの水に浸した状態で設置したものである。
で固着される。
発せられた光が空気中に散乱することなく、アーム機構
5を利用して水中の必要な個所に光を照射することがで
きる。
気中に散乱しないため、作業者の作業時における眩しさ
がなく、作業環境が良い。
Lに限りなく近接して設置した状態を表現したものであ
る。
水の表面で反射する光のほとんどが空気中に散乱するこ
となく入射するため(a)図と略同等の効果を発揮する
ことが可能である。
れていないことから、当該セード3の放射能汚染が生じ
ないものである。
拠は、現場の環境による場合が多くなるであろう。
高低差が大きい場合や、プール内の放射能汚染の程度に
よる場合等があるからである。
長さを調整するように構成することが出来るものであ
る。
的短く図示表示し、その長短については述べなかった
が、このセード3の長さは長く形成することにおいて制
限はない。
における作業環境を考慮し、併せて作業者の取扱性を検
討して、その長さが決められる。
けられる構造になっている根拠はこのためでもある。
セード3を長短数種類のものを準備することで可能であ
るし、他の手段としてはセード3を途中で継ぎ足す方式
にすることでも可能である。
棒の交換作業等、いわゆる炉内作業を実施する時の本発
明の照明装置を使用する状態を説明するためのもので、
その平面図と側面断面図を表している。
うに原子炉50の上面縁に炉底方向に向けて光を照射出
来るように設置される。
面では原子炉50の全周に4か所設置した例を示してい
る。
てあることはいうまでもない。
照明装置100を設置することで内部に構成されている
構造物の表面や状態を作業者が認識しながら必要な交換
作業を迅速に処理することが出来るものである。
よれば、十分な照度を持った作業環境を提供出来ると共
に、取扱いが簡単な、しかも部品が少ないことから故障
の起きにくい、安価な原子炉施設用の水中照明装置を提
供することが出来るものである。
用方法によれば、セードの先端をプール水中に浸すとい
う簡単な方法によって、プール水面での光の反射がなく
なり水中にある被照明物品の照度を十分に確保出来るよ
うになる。特に原子炉の保守点検作業の場合、放射線被
曝事故を防止するためにも出来るだけ少ない時間で各種
作業をすることが常に要求されるものであり、上述した
ような効果を発揮出来るこの種、照明装置は作業者を始
め、関係者に期待される産業上の利用効果が大きな発明
である。
図である。
る。
である。
ードの先端をプールの水に浸した状態で設置した照明装
置の設置状態図、(b)図は本発明の実施例による照明
装置のセードをプールの水面に限りなく近接して設置し
た照明装置の設置状態図。
装置の配置を示した平面配置図である。
構、50…原子炉、100…照明装置。
Claims (5)
- 【請求項1】筒型のセードと、前期セード内のー方の端
面近くに配置された光源と、前期セード内に配置されて
前記光源の光を前記セードの他方の端面に向けて反射す
る反射鏡と、前期セードを取り付け角度が調整可能にプ
ールの縁部に保持するためのアーム機構とを備え、 前記セードは、プールの縁部に保持された状態におい
て、前記セードの下端がプール水面に限りなく近接もし
くは水面より下方に達する長さを有すると共に、前記セ
ードの前記プール水面より高い位置に空気孔を設けたこ
とを特徴とする原子炉施設用の水中 照明装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記空気孔が前記反射
鏡より前記セードの上端側で前記セードに設けられ、こ
の空気孔を被う水滴防止板が前記セードに設けられた原
子炉施設用の水中照明装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記空気孔は前記反射
鏡より前記セードの上端側で前記セードに設けられた第
1空気孔、及び前記反射鏡より前記セードの下端側で前
記セードに設けられた第2空気孔を含んでいる原子炉施
設用の水中照明装置。 - 【請求項4】請求項3において、レンズ機構及び前記レ
ンズ機構のレンズ保護用の網が前記セードの下端部に設
けられ、前記第2空気孔が前記反射鏡と前記レンズ機構
との間に位置する原子炉施設用の水中照明装置。 - 【請求項5】側壁に空気孔を有して内部に光源とその光
源の光を反射する反射鏡を備えたセードの端部をプール
の水中に浸し、前記光源からの照明光を前記プール内の
被照明物品に照射する原子炉施設用の水中照明装置の使
用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29621894A JP3222337B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 原子炉施設用の水中照明装置及びその水中照明装置の使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29621894A JP3222337B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 原子炉施設用の水中照明装置及びその水中照明装置の使用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08153402A JPH08153402A (ja) | 1996-06-11 |
JP3222337B2 true JP3222337B2 (ja) | 2001-10-29 |
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ID=17830713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29621894A Expired - Fee Related JP3222337B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 原子炉施設用の水中照明装置及びその水中照明装置の使用方法 |
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JP (1) | JP3222337B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104633547A (zh) * | 2015-01-26 | 2015-05-20 | 安徽艳阳电气集团有限公司 | 一种核用led水下灯 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29621894A patent/JP3222337B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08153402A (ja) | 1996-06-11 |
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