JP4189473B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子力発電所内、原子炉及び燃料・廃棄物貯蔵プールにおける照明あるいは比較的大きな光量を要する投光照明に用いられる照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電所等においては、各種の定期点検が実施されている。その保守点検作業の一つとして原子炉の燃料棒を交換する作業がある。燃料棒は水を満たしたプール内に配置されるため、その水中にある燃料棒の搬出・搬入を行う際には、作業者がプール上部から燃料棒を認識できるように照明を行う必要がある。
【0003】
この種の照明には、従来、図14に示すように、水中形の照明器具201・・201を支持機構(昇降機構)202に取り付け、その支持機構202によって照明器具201・・201をプールPの水中に配置して、燃料棒の照明を行うという方式が採られている。また、最近では、比較的大きな光量をもつ照明器具をプールの縁部に取り付け(架設)、その器具の先端部を水中に浸して照明を行うという方式も採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プールの水中に設置する方式の照明器具によれば、照明器具の全体が放射性物質を含む水に曝されるため、照明器具のランプ交換等のメンテナンスを行う際に、照明器具をプールから引き上げたときに、器具全体を洗浄する必要があり、その洗浄作業に多くの時間を要し、作業者が放射線に曝される時間が長くなるという問題がある。
【0005】
一方、プールの縁部に取り付ける照明器具の場合、プール水中に浸す部分を少なくできるので、洗浄作業に要する時間を短くすることが可能である。しかし、このタイプの照明器具は、比較的大きな光量が必要なことから器具全体が重たくなり、しかもプール縁部に取り付けるための支持金具も重量物となるので、作業者の手作業では持ち運ぶことができない。このため照明器具を取り付け・取り外す作業を行う際にクレーン等の揚重機を使用する必要がある。
【0006】
なお、現在、貯蔵プール等に使用されている照明器具(現行品)においては、光源から放射される光のうち、直接出射される光及び反射板で反射される光以外が、器具の筐体内で乱反射あるいは吸収され、光の利用効率が低くなることもある。また、筐体内壁への光の照射・吸収によって発生する熱により、灯具外表面が高温となるため、その旨(危険)を示す注意表示等を照明器具に設けて置く必要があり、さらに作業者が触れる可能性がある場合には、カバーやガード等の保護部材を照明器具に設ける必要があるという問題も残されている。
【0007】
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、貯蔵プールの縁部などの設置場所への取り付け・取り外しを簡単かつ短時間で行うことができる照明器具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の照明器具は、筐体の一部を水中に没するか、もしくは、水面近傍に設置して、水中下を照らす照明器具において、筐体内に配置される光源及びその光源からの光を前面側に反射する反射板を有する灯具と、この灯具を自在に保持する支持金具とからなる照明器具における前記灯具、支持金具の連結機構が、灯具の自重によってその連結を成す、あるいは筐体に作用する浮力によってこの連結を成す、着脱可能な構造を有することを特徴としている。
【0009】
以上の構成の本発明の照明器具によれば、灯具を支持金具から分割することができるので、灯具及び支持金具を、作業者が持ち運びできる重量にまで軽くすることが可能になる。これによりプール縁部等への取り付けの際にクレーン等の揚重機を使用する必要がなくなり、その取り付け・取り外し作業を簡単に行うことができる。また、支持金具の設置場所(造営材)への取り付け・取り外しも機械・工具等を用いることなく簡単に行えるので、その作業時間の短縮化をはかることができる。しかも、照明器具の取り付け・取り外しの作業中において工具等をプールに落とすといった問題が発生する恐れもない。
【0010】
本発明の照明器具において、灯具が設置されるプールの水面高さを検出する水位センサと、そのセンサ出力に基づいて、水面から灯具最前部までの位置関係を一定に保つべく、灯具を上下方向に移動する昇降手段を設けていてもよい。
【0011】
本発明の照明器具において、灯具の筐体内に、光源から放射される光のうち、筐体の内壁面に向かう光を反射する補助反射板を設けておけば、照明灯の総合効率(単位電力当たりの光束、Lm/W)が向上して経済性が良くなる。しかも、灯具の外表面が高温になることが低減され、これによりカバーやガード等の保護部材を付加する必要がなくなって、より一層の軽量化をはかることができる。
【0012】
本発明の照明器具において、光源のソケットと端子箱とをユニット化しておけば、その光源ユニットを筐体に取り付けることにより、光源を筐体内の所定位置に配置でき、また、光源ユニットを筐体から引き抜くだけで光源を筐体の外部に取り出すことが可能となるので、光源(ランプ)の交換作業等も容易に行うことができる。さらに、この場合、図4及び図6に例示するように、筐体10の後端部に円形の挿入口10aを設けておき、その円形の挿入口10aに嵌まり合う嵌合部24を光源ユニット20に設けておけば、その嵌合部24を挿入口10aに嵌め込むことにより、光源を精度良く位置決めすることが可能となり、これにより光源の交換作業を行う際に、光源が筐体10内の部品(例えばランプガイド31)に当たって光源が破損するというような問題が解消され、作業者は光源の破損に注意を払うことなく、光源の交換作業を簡単に行うことができる。
【0013】
本発明の照明器具において、灯具先端部を着脱自在な構造とし、水面に接する部分だけを取外し・取付できるようにしておいてもよい。
【0014】
ここで、貯蔵プール等に用いられる照明器具においては、高容量の光源(例えばハロゲンランプ:1kW)が筐体内に収容されるため、筐体内を強制的に換気するファンを設けて光源の熱による劣化、光源の寿命低下及び絶縁部材等の劣化などを防止するという方法が採られているが、光源点灯中にファンが何らかの異常により止まってしまった場合には、そのような効果を発揮できなくなる。これを解消するため、本発明の照明器具では、ファンへの供給電流を検出して、その電流が検出されているときに限って光源を点灯する回路手段を設けることで、何らかの異常によりファンが停止したときには、光源が絶対に点灯しないようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、以下、図面に基づいて説明する。
【0016】
本実施の形態の照明器具は、図1〜図3に示すように、灯具1とこれを支持する支持金具4とからなり、その灯具1を支持金具4から分割できる構造となっている。
【0017】
灯具1は、図4及び図5に示すように、筐体10、光源ユニット20、ランプガイド31、反射板32、補助反射板33、前面ガラス34、ガード35などを主体として構成されており、その筐体10の側部に、強制換気用のファン2が設けられている。
【0018】
筐体10は、前方のみが開放された円筒形状の部材で、後部側に挿入口10aが設けられている。この挿入口10aは筐体10の円筒軸を中心とする円形形状に加工されている。筐体10の側部には、左右一対の係止ピン11,11が設けられている。この一対の係止ピン11と11は、筐体10の円筒軸を通りかつ円筒軸と直交する直線上に位置している。また、筐体10の後端部には、図1〜図3に示すように、一対の支持片12a,12cを有する、コ字形の灯具ブラケット12が設けられている。
【0019】
灯具ブラケット12の一端の支持片12aには貫通穴12bが加工されており、他端の支持片12cには切欠き穴12dが加工されている。その支持片12aの貫通穴12bには、後述する調整レバー70に設けられた支持軸74の一端が差し込まれ、この支持軸74の他端が切欠き穴12dに嵌め込まれる。また、灯具ブラケット12の他端の支持片12cには、図1に示すように、ロックレバー13がピン13aを中心として回動自在に支持されており、この支持片12cの切欠き穴12dに、調整レバー70の支持軸74の端部を嵌め込んだ状態で、ロックレバー13を閉じることにより、その支持軸74を回動自在に支持することができる。
【0020】
光源ユニット20は、図4に示すように、筐体10内に配置されるランプ(ハロゲンランプ)21を保持するソケット22、ソケット保持部23、嵌合部24、並びに端子箱25が一体化されたユニットで、その嵌合部24が、図6に示すように、筐体10の挿入口10aに嵌まり合う形状に加工されている。その嵌合部24の中心はソケット22に保持するランプ21の中心と一致しており、従って、嵌合部24を筐体10の挿入口10aに差し込んだ状態で、ランプ21の中心が筐体10の円筒軸と一致し、さらに嵌合部24を装着位置まで差し込んだ状態で、ランプ21が反射板32の前方の位置に設置される。なお、光源ユニット20の筐体10への固定は、端子箱25の側面に設けたナット25aにビス25bをねじ込むことによって行う。
【0021】
反射板32は、反射面が放物面に加工されており、ランプ21からの放射光を平行光にして筐体10の前面側に反射する。この反射板32の前方には筐体10の内面を覆う円筒形状の補助反射板33が配置されている。これら反射板32と補助反射板33はそれぞれ個別に製作され、筐体10内に配置する際にフランジ等を介して連結する構造となっている。
【0022】
そして、以上の構造の筐体10の前面開口部は前面ガラス34によって塞がれており、この前面ガラス34の前方に、線材を格子状に組み込んだ構造のガード35が装着されている。なお、前面ガラス34と筐体10との間には、防水パッキン36が挟み込まれており、筐体10の先端部をプールPの水中に浸しても水が筐体10内に浸入することはない。
【0023】
一方、灯具1を支持する支持金具4は、アームブラケット50及び支持アーム60からなる灯具ホルダ40と、調整レバー70によって構成されている。
【0024】
アームブラケット50は、プールPの縁部(造営材)に設けられる固定金具100に着脱自在に取り付けられる部材で、水平回転台51と、この水平回転台51の先端から下方に伸びる垂直部材52と、垂直部材52の下端に設けられた下部係止部材53とからなり、その水平回転台51及び下部係止部材53に、それぞれ、固定金具100のブッシュ101及び係止ピン102に嵌まり合う係止穴51a、53aが設けられており、それら係止穴51a、53aとブッシュ101及び係止ピン102との係合により、アームブラケット50の全体が固定金具100に回動自在に支持される。
【0025】
アームブラケット50の水平回転台51には、係止穴51aを中心とする円弧状のガイド穴51bが加工されている。このガイド穴51bには、ロックハンドル103の軸部(ねじ部)が嵌め込まれており、このロックハンドル103のねじ込みによって、水平回転台51を固定金具100に対して固定することができる。また、その水平回転台51の固定位置を変更することで、アームブラケット50の回転角つまり灯具1の回転角をガイド穴51bの範囲内(例えば左右50°の範囲)で任意に調整することができる。
【0026】
アームブラケット50の垂直部材52には、後述する支持アーム60の縦パイプ61を支持する支持機構54が設けられている。支持機構54は、図7に示すように、支持ブロック55とロックブロック56とからなり、その支持ブロック55が垂直部材52に溶接によって固着されており、その内方にロックブロック56が配置されている。
【0027】
支持ブロック55は、1側面(左側面)と背面が開口された箱形の部材で、その上部と下部にそれぞれパイプ貫通穴55aが加工されている。ロックブロック56は断面コ字形の部材で、そのコの字の対向片にそれぞれパイプ貫通穴56aが加工されており、また垂直片にロックハンドル57の軸に形成された雄ねじ57aと噛み合う雌ねじ56bが加工されている。
【0028】
そして、以上の構造の支持機構54において、ロックハンドル57をねじ込むと、ロックブロック56の上下のパイプ貫通穴56aの内面が、支持アーム60縦パイプ61に当たるとともに、支持ブロック55の上下のパイプ貫通穴55aの内面(ロックブロック56とは反対側の内面)が当たって縦パイプ61がロックされる。また、ロックハンドル57を緩めると縦パイプ61のロックが解除され、縦パイプ61つまり支持アーム60全体の上下方向における位置を変更することができる。
【0029】
支持アーム60は、前記した縦パイプ61と、アーム本体62によって構成されている。アーム本体62は、縦パイプ61の上端部に連結された左右一対の傾斜部材63,63と、パイプ下端部に連結された左右一対の水平部材64,64とからなる、平面略Y字形状の部材で、その各傾斜部材64の先端部(アーム本体62の先端部)に、それぞれ切欠き穴65とロックレバー66が設けられている。この各切欠き穴65は傾斜部材63に沿う方向に開口している。また、支持アーム60の上部には左右一対の支点片67,67が設けられている。この各支点片67には、上方が開口された切欠き穴68とロックレバー69が設けられている。なお、各ロックレバー66,69は、それぞれピン66a,69aに回動自在に支持されている。
【0030】
調整レバー70は、レバー本体71、ねじ棒72及び支点ブロック73によって構成されている。レバー本体71は平面形状が略Y形の部材で、その先端部に、前記した灯具ブラケット12の貫通穴12bと切欠き穴12dに嵌まり合う支持軸74が設けられている。また、レバー本体71の後端部にはナット75が固着されており、このナット75にねじ棒72がねじ込まれている。支点ブロック73には、前記した支持アーム60の上端に設けられた一対の切欠き穴68に嵌まり合う、一対の支点ピン73aが固着されている。
【0031】
そして、ねじ棒72は支点ブロック73に回動自在に連結されており、そのねじ棒72を回転ハンドル76の操作により回転させることにより、レバー本体71を支点ブロック73に対して前進・後退させることができ、灯具1の鉛直角をある程度の範囲(例えば0°から30°の範囲)で調整することができる。なお、ねじ棒72の先端には抜け防止用のストッパ(図示せず)が固着されている。また、支点ブロック73には、ねじ棒72の回動を固定する蝶ねじ77が設けられている。
【0032】
次に、本実施の形態の照明器具の取付手順を、以下、図1〜図3及び図8〜図10を参照しつつ説明する。
【0033】
まず、灯具1を支持金具4から取り外した状態で、それら灯具1及び支持金具4を照明器具の設置場所(プールPの縁部)付近に運搬しておく。
【0034】
支持金具4のアームブラケット50を、プールPの縁部に設けられた固定金具100に取り付けるとともに、灯具1の灯具ブラケット12に調整レバー70を取り付ける。その調整レバー70の取り付けは、図8に示すように、ロックレバー13を開放した状態で、調整レバー70の支持軸74の一端を、灯具ブラケット12の貫通穴12bに差し込み、その支持軸74の他端を灯具ブラケット12の切欠き穴12dに嵌め込んだ状態でロックレバー13をロック側に回転させるという手順で行う。
【0035】
次に、図9に示すように、支持アーム60の各ロックレバー66及び69をそれぞれ開放した状態で、灯具1を手でもって支持金具4の上方に配置するとともに、灯具1の両側部の係止ピン11を支持アーム60の傾斜部材63の上面に当て、この状態で、灯具1を前方にスライドさせて各係止ピン11を支持アーム60の先端の切欠き穴65に嵌め込むとともに、調整レバー70の支点ピン73aを、支持アーム60の上端部の切欠き穴68に嵌め込む。なお、以上の灯具1の取り付け作業において、図10(A)及び(B)に示すように、灯具1の係止ピン11が支持アーム60の切欠き穴65に引っ掛かり、灯具1が滑り落ちることがないので、灯具1の全重量を手で支えなくて済む。
【0036】
そして、各ロックレバー66,69をロック側に回転させ、灯具1の係止ピン11と調整レバー70の支点ピン73aを支持アーム60に係止することによって、全ての取付作業を完了し、この取付状態で、灯具1の前部がプールPの水中に浸り、そのプールP水中の燃料棒などの照明を行うことができる。
【0037】
なお、燃料棒等の保守点検が完了して、照明が不要となった場合には、先とは逆の手順で、灯具1を支持金具4から取り外し、次いで支持金具4を取り外した後、所定の洗浄等を行って灯具1及び支持金具4を所定の保管場所に運搬・収納しておく。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態の照明器具では、クレーン等の揚重機を用いることなく照明器具の運搬を行うことができ、また、灯具1の支持金具4への取り付け・取り外し作業、及び、支持金具4の取り付け・取り外し作業を、工具等を用いることなく、手作業によるワンタッチ方式で行うことができるので、照明器具の取り付け・取り外しに要する作業時間を、従来に比して大幅に削減することができる。
【0039】
また、本実施の形態に用いる灯具1によると、反射板32の前方部分の筐体内壁面のほぼ全体を補助反射板33で覆っているので、ランプ21から放射される光の殆どを効率的に利用できる。しかも、ランプ21からの光が筐体10の内壁面に当たることによって発生する熱を大幅に軽減できる。
【0040】
さらに、本実施の形態では、ランプ21のソケット22と端子箱25とをユニット化しているので、その光源ユニット20を筐体10に取り付けることにより、ランプ21を筐体10内の所定位置に配置でき、また、光源ユニット20を筐体10から引き抜くだけでランプ21を筐体10の外部に取り出すことが可能となり、これによりランプ21の交換作業も簡単かつ短時間で行うことができる。しかも、光源ユニット20の嵌合部24を、筐体10の円形の挿入口10aに嵌め込むだけで、ランプ21を精度良く位置決めすることができるので、ランプ21の交換作業を行う際に、筐体10の挿入口10aから筐体内部を見ながら、ランプ21が他の部品(ランプガイド31等)に当たらないようにする、というような注意を払うことなくランプ21の交換作業を行うことができる。
【0041】
ここで、本実施の形態の照明器具に用いるスイッチボックスを、図11を参照しつつ説明する。
【0042】
図11に示すスイッチボックス80は、電源(AC100V)90との接続部(電源入力部)にヒューズ(NFB)81が設けられており、このヒューズ81と灯具1のファン2との間に接続される開閉スイッチ82、及び、ヒューズ81と灯具1のランプ21との間に接続されるリレー83を備えている。
【0043】
そして、この例のスイッチボックス80においては、電源90からファン2に供給される電流を検出する電流検出回路84が設けられており、この電流検出回路84がオンのとき、つまりファン2への供給電流が検出されているときに限ってリレー83がオンとなって灯具1のランプ21に電源が供給されるように構成されている。従って、このようなスイッチボックス80を用いることにより、開閉スイッチ82をオンとしても、ファン2が作動しない場合には、灯具1のランプ21に電源が供給されることがなく、異常時におけるランプ21の熱による影響(ランプ自体の寿命低下、その他の絶縁部材の劣化等)を回避することができる。なお、電流検出回路84には、ファン2の電源供給ラインに接続された変圧器85及び一定電圧回路86によって駆動電圧が与えられる。
【0044】
ここで、以上の実施の形態では、反射面が放物面に加工された反射板32を用いているが、本発明はこれに限られることなく、例えば図12に示すように、ランプ21からの光をある程度拡散する方向に反射する形状の反射面(曲面)をもつ反射板132を用いてもよい。この場合、反射曲面を、少なくとも2つの部材(反射板)で構成しておけば、図12に示したような複雑な反射曲面132aを、簡単かつ安価に製作することができる。また、この図12あるいは先の図4に示すように、反射面を2種類の部材を連結して形成する構造とすれば、目的とする形状の反射面を容易に得ることが可能になるという利点もある。
【0045】
また、以上の実施の形態では、支持機構54の操作により灯具1の上下方向における位置を調整するように構成しているが、このほか、例えば図13に示すように、灯具1が設置されるプールPの水面高さを検出する水位センサ151と、そのセンサ出力に基づいて、水面Lから灯具1の最前部までの位置関係を一定に保つべく、灯具1を上下方向に移動する昇降機構152とを設けて、プールPの水面高さに応じて、灯具1を上下動させて、水面Lに対する灯具1(最前部)の高さ位置を常に一定に保つという構成を採用してもよい。
【0046】
ここで、以上の実施の形態では、筐体を水面近傍に配置して水中下を照らすタイプ照明器具の例を示したが、本発明は、これに限られることなく、筐体の一部を水中に没するタイプの照明器具にも適用できる。この場合、支持金具の連結機構として、水中に没した筐体に作用する浮力を利用して、灯具の係止ピンを灯具ホルダ・調整レバー等の端部に連結(係止)するという構造のものを採用することができる。
【0047】
なお、本発明の照明器具において、灯具の支持金具への取付構造は、特に限定されず、図1〜図3に示したものとは異なる方式のロックレバーを用いた構造、あるいは蝶ねじ(落下防止用のチェーン付き)を用いた構造など、工具を使用することなく手作業で灯具を装着できるものであれば、任意の構造を採用することができる。
【0048】
また、本発明の照明器具は、原子力発電所内、原子炉及び燃料・廃棄物貯蔵プール等における照明のほか、例えば水族館あるいは魚介・海藻の養殖場など、比較的大きな照明が必要な場所の照明にも適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の照明器具によれば、筐体内に配置される光源、及びこの光源からの光を前面側に反射する反射板を有する灯具と、この灯具を設置場所に取り付けるための支持金具を備え、その灯具が連結機構により支持金具に取付・取外し可能な構造となっているので、灯具及び支持金具を、作業者が持ち運びできる重量にまで軽くすることが可能になり、これによりプール縁部等への取り付け・取り外しの際にクレーン等の揚重機を使用する必要がなくなる。その結果、照明器具の取り付け・取り外しに要する作業時間を従来に比して大幅に短縮することができ、照明器具の着脱作業時のおける放射線被爆量を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の側面図である。
【図2】同じく実施の形態の平面図である。
【図3】同じく実施の形態の正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に用いる灯具の縦断面図である。
【図5】同じく灯具の正面図である。
【図6】図4のX−X断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に用いる支持金具の要部構造を示す縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の取り付け手順の説明図である。
【図9】同じく取り付け手順の説明図である。
【図10】同じく取り付け手順の説明図である。
【図11】本発明の実施の形態に用いるスイッチボックスの回路構成を示すブロック図である。
【図12】灯具に用いる反射板の変形例を模式的に示す図である。
【図13】本発明の他の実施の形態の側面図である。
【図14】貯蔵プールの照明の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 灯具
10 筐体
10a 挿入口
11 係止ピン
12 灯具ブラケット
12b 貫通穴
12d 切欠き穴
13 ロックレバー
2 強制換気用のファン
20 光源ユニット
21 ランプ
22 ソケット
23 ソケット保持部
24 嵌合部
25 端子箱
31 ランプガイド
32 反射板
33 補助反射板
34 前面ガラス
35 ガード
36 防水パッキン
4 支持金具
40 灯具ホルダ
50 アームブラケット
51 水平回転台
51a 係止穴
51b ガイド穴
52 垂直部材
53 下部係止部材
53a 係止穴
54 支持機構
55 支持ブロック
56b 雌ねじ
57 ロックハンドル
57a 雄ねじ
151 水位センサ
152 昇降機構
60 支持アーム
61 縦パイプ
62 アーム本体
65 切欠き穴
66 ロックレバー
67 支点片
68 切欠き穴
69 ロックレバー
70 調整レバー
71 レバー本体
72 ねじ棒
73 支点ブロック
74 支持軸
75 ナット
76 回転ハンドル
80 スイッチボックス
82 開閉スイッチ
83 リレー
84 電流検出回路
P 貯蔵プール
100 固定金具
101 ブッシュ
102 係止ピン
103 ロックハンドル

Claims (6)

  1. 筐体の一部を水中に没するか、もしくは、水面近傍に設置して、水中下を照らす照明器具において、筐体内に配置される光源及びその光源からの光を前面側に反射する反射板を有する灯具と、この灯具を自在に保持する支持金具とからなる照明器具における前記灯具、支持金具の連結機構が、灯具の自重によってその連結を成す、あるいは、筐体に作用する浮力によってこの連結を成す、着脱可能な構造を有することを特徴とする照明器具。
  2. 灯具が設置されるプールの水面高さを検出する水位センサと、そのセンサ出力に基づいて、水面から灯具最前部までの位置関係を一定に保つべく、灯具を上下方向に移動する昇降手段を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の照明器具。
  3. 灯具の筐体内には、光源から放射される光のうち、筐体の内壁面に向かう光を反射する補助反射板が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の照明器具。
  4. 光源のソケットと端子箱とがユニット化され、この光源ユニットには、筐体後部に形成された円形の挿入口に嵌まり合う嵌合部が設けられており、その光源ユニットの嵌合部を筐体の挿入口に嵌め込んで光源ユニットを筐体に取り付けることにより、光源を筐体内の所定位置に配置することができ、かつ、光源ユニットの筐体からの取り外しによって光源を筐体外に取り出すことが可能な構造となっていることを特徴とする、請求項1、2、または3に記載の照明器具。
  5. 灯具には、筐体内を強制的に換気するファンが設けられており、そのファンへの供給電流を検出し、その供給電流が検出されているときに限って光源を点灯する回路手段が設けられていることを特徴とする、請求項1、2、3、または4に記載の照明器具。
  6. 灯具先端部を着脱自在な構造とし、水面に接する部分だけを取外し・取付できることを特徴とする請求項1、2、3、4、または5に記載の照明器具。
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