JP2775218B2 - アトリウムの照明装置 - Google Patents
アトリウムの照明装置Info
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- JP2775218B2 JP2775218B2 JP5060310A JP6031093A JP2775218B2 JP 2775218 B2 JP2775218 B2 JP 2775218B2 JP 5060310 A JP5060310 A JP 5060310A JP 6031093 A JP6031093 A JP 6031093A JP 2775218 B2 JP2775218 B2 JP 2775218B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トップライトを有する
アトリウムの照明装置に関するものである。
アトリウムの照明装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ガラス等を使用する透明屋根であるトッ
プライトを有するアトリウムでは、内部が大きな吹き抜
け空間となるので照明器具はトップライト近くの高所に
設けられることになる。かかる高天井用照明器具として
従来、例えば図３のような電動式のワイヤーによる吊り
下げタイプのものが使用された。これは、天井１に設置
の電動機11からワイヤー12を昇降自在に繰り出し、この
ワイヤー12の先端に照明具13を設けるもので、照明具13
のランプ交換時には電動機11を駆動してワイヤー12を繰
り出し、手の届く高さまで照明具13を下降する。
プライトを有するアトリウムでは、内部が大きな吹き抜
け空間となるので照明器具はトップライト近くの高所に
設けられることになる。かかる高天井用照明器具として
従来、例えば図３のような電動式のワイヤーによる吊り
下げタイプのものが使用された。これは、天井１に設置
の電動機11からワイヤー12を昇降自在に繰り出し、この
ワイヤー12の先端に照明具13を設けるもので、照明具13
のランプ交換時には電動機11を駆動してワイヤー12を繰
り出し、手の届く高さまで照明具13を下降する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような電動式の高
天井用照明器具は、上方から器具が宙吊りの状態とな
り、外観上の見栄えがよくない。一方、電動機を使用せ
ずに照明器具を天井に直接取り付けて固定すれば、見栄
えはよくなるが、ランプ交換時には大規模なキャットウ
ォーク（昇降はしご）の設置が必要となり、交換作業が
大掛かりで面倒なものとなる。
天井用照明器具は、上方から器具が宙吊りの状態とな
り、外観上の見栄えがよくない。一方、電動機を使用せ
ずに照明器具を天井に直接取り付けて固定すれば、見栄
えはよくなるが、ランプ交換時には大規模なキャットウ
ォーク（昇降はしご）の設置が必要となり、交換作業が
大掛かりで面倒なものとなる。
【０００４】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、見栄えがよく、キャットウォークなどの保守点検用
の設備機器の設置も不要で、メンテナンスが容易に行
え、しかも自然光をさらに有効に利用できるアトリウム
の照明装置を提供することにある。
し、見栄えがよく、キャットウォークなどの保守点検用
の設備機器の設置も不要で、メンテナンスが容易に行
え、しかも自然光をさらに有効に利用できるアトリウム
の照明装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、トップライトを設けたアトリウム内の上方で
このトップライトからの太陽光を受け得る場所に、制御
装置からの出力により反射面が自動的に回動する反射鏡
を設け、床上から容易に手の届く高さに、光の照射方向
が前記反射鏡に向くよう設置角度を決定して投光器を配
設し、前記反射鏡は、太陽光または投光器からの光線を
選択的に反射することを要旨とするものである。
するため、トップライトを設けたアトリウム内の上方で
このトップライトからの太陽光を受け得る場所に、制御
装置からの出力により反射面が自動的に回動する反射鏡
を設け、床上から容易に手の届く高さに、光の照射方向
が前記反射鏡に向くよう設置角度を決定して投光器を配
設し、前記反射鏡は、太陽光または投光器からの光線を
選択的に反射することを要旨とするものである。
【０００６】
【作用】本発明によれば、制御装置からの出力により上
方に設けた反射鏡の反射面が自動的に回動し、光の照射
方向が前記反射鏡に向くように設置角度を決定して配設
した投光器からの光線が反射鏡で反射されて上方から光
がアトリウム内に照射する。よって、投光器を上方に設
置しなくてもここからの光線を上方から照射できる。ま
た、投光器はこれを床上から容易に手の届く高さに配設
したから、メンテナンスが簡単に行える。
方に設けた反射鏡の反射面が自動的に回動し、光の照射
方向が前記反射鏡に向くように設置角度を決定して配設
した投光器からの光線が反射鏡で反射されて上方から光
がアトリウム内に照射する。よって、投光器を上方に設
置しなくてもここからの光線を上方から照射できる。ま
た、投光器はこれを床上から容易に手の届く高さに配設
したから、メンテナンスが簡単に行える。
【０００７】また、昼間では、反射鏡はトップライトか
らの太陽光を受け得る場所に設けているので、この反射
鏡の角度を変えることで、反射面で太陽光を反射し、自
然光を室内に採光することもでき、自然光による照明が
可能となる。さらに、アトリウム内の植栽に自然光を照
射できて自然光をさらに有効に活用できる。
らの太陽光を受け得る場所に設けているので、この反射
鏡の角度を変えることで、反射面で太陽光を反射し、自
然光を室内に採光することもでき、自然光による照明が
可能となる。さらに、アトリウム内の植栽に自然光を照
射できて自然光をさらに有効に活用できる。
【０００８】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明のアトリウムの照明装置の実施
例を示す説明図で、トップライト２を有するアトリウム
３の上方でこのトップライト２からの太陽光を受け得る
場所、例えば天井１に反射鏡５を設置し、アトリウム３
の床上４から容易に手の届く高さに照明具としての投光
器６を設置する。この場合、投光器６の光の照射方向が
反射鏡５に向くように投光器６の設置角度を決定する。
説明する。図１は本発明のアトリウムの照明装置の実施
例を示す説明図で、トップライト２を有するアトリウム
３の上方でこのトップライト２からの太陽光を受け得る
場所、例えば天井１に反射鏡５を設置し、アトリウム３
の床上４から容易に手の届く高さに照明具としての投光
器６を設置する。この場合、投光器６の光の照射方向が
反射鏡５に向くように投光器６の設置角度を決定する。
【０００９】図２の制御ブロック図に示すように、反射
鏡５は回動自在に反射面５ｂを電動ユニット５ａに接続
するもので、該電動ユニット５ａをコントロールユニッ
ト７を介して遠方操作盤８に接続し、この遠方操作盤８
をパーソナルコンピュータなどを利用する制御装置９に
接続した。反射鏡５を複数個設置した場合は、各反射鏡
５にそれぞれ接続するコントロールユニット７を１つの
遠方操作盤８にまとめて接続する。
鏡５は回動自在に反射面５ｂを電動ユニット５ａに接続
するもので、該電動ユニット５ａをコントロールユニッ
ト７を介して遠方操作盤８に接続し、この遠方操作盤８
をパーソナルコンピュータなどを利用する制御装置９に
接続した。反射鏡５を複数個設置した場合は、各反射鏡
５にそれぞれ接続するコントロールユニット７を１つの
遠方操作盤８にまとめて接続する。
【００１０】また、投光器６を分電盤10に接続し、該分
電盤10を前記制御装置９に接続する。投光器６を複数設
置した場合は、各投光器６を１つの分電盤10に接続す
る。
電盤10を前記制御装置９に接続する。投光器６を複数設
置した場合は、各投光器６を１つの分電盤10に接続す
る。
【００１１】そして、四季と時刻とにより決定する太陽
高度に対応させて、反射鏡５の反射面５ｂの回動角度を
制御装置９に入力して設定し、日没時刻などに対応させ
て投光器６の点灯、消灯時刻などのデータを制御装置９
に設定する。
高度に対応させて、反射鏡５の反射面５ｂの回動角度を
制御装置９に入力して設定し、日没時刻などに対応させ
て投光器６の点灯、消灯時刻などのデータを制御装置９
に設定する。
【００１２】なお、前記反射鏡５は、目的に応じて集光
型、拡散型、眩しさを減じるグレアレス型などの各種タ
イプのものを設置する。
型、拡散型、眩しさを減じるグレアレス型などの各種タ
イプのものを設置する。
【００１３】次に動作について説明すると、遠方操作盤
８を操作すれば、制御装置９に入力してあるデータに基
づいて、昼間は、現時刻に対応する反射鏡５の回動角度
が決定され、ここから電動ユニット５ａに出力して該電
動ユニット５ａが作動し、反射面５ｂが設定されている
角度に回動する。その結果、反射面５ｂを照射する太陽
光線がここで反射されて、アトリウム３内の床上４の近
くまで届き、自然光が採光できる。
８を操作すれば、制御装置９に入力してあるデータに基
づいて、昼間は、現時刻に対応する反射鏡５の回動角度
が決定され、ここから電動ユニット５ａに出力して該電
動ユニット５ａが作動し、反射面５ｂが設定されている
角度に回動する。その結果、反射面５ｂを照射する太陽
光線がここで反射されて、アトリウム３内の床上４の近
くまで届き、自然光が採光できる。
【００１４】よって、自然光により室内を明るく照射で
きるとともに、室内に植栽があればこれにも自然光を照
射できる。
きるとともに、室内に植栽があればこれにも自然光を照
射できる。
【００１５】日没後、周囲が暗くなり制御装置９に設定
されている時刻になれば、ここから分電盤10に出力され
て分電盤10のスイッチが自動的にオンし、投光器６が点
灯する。同時に反射鏡５も制御装置９からの出力により
反射面５ｂが投光器６からの光線を受ける角度に回動す
る。これにより、投光器６からの光線が天井１の近くに
設置の反射鏡５で反射されてアトリウム３内を上方から
明るく照射する。
されている時刻になれば、ここから分電盤10に出力され
て分電盤10のスイッチが自動的にオンし、投光器６が点
灯する。同時に反射鏡５も制御装置９からの出力により
反射面５ｂが投光器６からの光線を受ける角度に回動す
る。これにより、投光器６からの光線が天井１の近くに
設置の反射鏡５で反射されてアトリウム３内を上方から
明るく照射する。
【００１６】なお、昼間でも投光器６からの光線を反射
鏡５で反射し、この反射光によりアトリウム３内を明る
く照射することも可能であり、アトリウム３の態様など
の条件に応じて太陽光、人工光を適宜選択、組み合わせ
てアトリウム３内を照射する。
鏡５で反射し、この反射光によりアトリウム３内を明る
く照射することも可能であり、アトリウム３の態様など
の条件に応じて太陽光、人工光を適宜選択、組み合わせ
てアトリウム３内を照射する。
【００１７】そして、投光器６の電球交換などのメンテ
ナンスは、投光器６を床上４から容易に手の届く高さに
配設してあるから、キャットウォークなどの保守点検用
の設備機器を必要とせずに床上４で簡単に行える。
ナンスは、投光器６を床上４から容易に手の届く高さに
配設してあるから、キャットウォークなどの保守点検用
の設備機器を必要とせずに床上４で簡単に行える。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように本発明のアトリウムの
照明装置は、室内の照射光を上方から得る場合に、照明
具を高所に設置せずにすむから、メンテナンスが簡単に
行える。また、太陽光を室内の床面まで採光できるか
ら、太陽光をさらに有効に利用でき、自然光と人工光と
による室内環境の演出が可能となり快適な住環境が得ら
れ、節電にも役立つものである。
照明装置は、室内の照射光を上方から得る場合に、照明
具を高所に設置せずにすむから、メンテナンスが簡単に
行える。また、太陽光を室内の床面まで採光できるか
ら、太陽光をさらに有効に利用でき、自然光と人工光と
による室内環境の演出が可能となり快適な住環境が得ら
れ、節電にも役立つものである。
【図１】本発明のアトリウムの照明装置の実施例を示す
説明図である。
説明図である。
【図２】本発明のアトリウムの照明装置の実施例を示す
制御ブロック図である。
制御ブロック図である。
【図３】従来のアトリウムの照明装置の正面図である。
１…天井 ２…トップライト ３…アトリウム ４…床上 ５…反射鏡 ５ａ…電動ユニット ５ｂ…反射面 ６…投光器 ７…コントロールユニット ８…遠方操作盤 ９…制御装置 10…分電盤 11…電動機 12…ワイヤー 13…照明具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F21S 19/00 F21M 1/00 F21S 1/00 F21S 11/00
Claims (1)
- 【請求項１】 トップライトを設けたアトリウム内の上
方でこのトップライトからの太陽光を受け得る場所に、
制御装置からの出力により反射面が自動的に回動する反
射鏡を設け、床上から容易に手の届く高さに、光の照射
方向が前記反射鏡に向くよう設置角度を決定して投光器
を配設し、前記反射鏡は、太陽光または投光器からの光
線を選択的に反射することを特徴としたアトリウムの照
明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060310A JP2775218B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | アトリウムの照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060310A JP2775218B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | アトリウムの照明装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06275108A JPH06275108A (ja) | 1994-09-30 |
| JP2775218B2 true JP2775218B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=13138471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5060310A Expired - Fee Related JP2775218B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | アトリウムの照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2775218B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102147096A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-08-10 | 北控水务(中国)投资有限公司 | 地下污水处理厂自然采光系统 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5468722B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2014-04-09 | 富士電機株式会社 | インバータ装置 |
| CN111750324B (zh) * | 2020-06-22 | 2021-12-14 | 江苏创一佳科技股份有限公司 | 一种恒照度照明装置及智能调光方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04249004A (ja) * | 1991-02-04 | 1992-09-04 | Shimizu Corp | 大空間の照明方法 |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP5060310A patent/JP2775218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102147096A (zh) * | 2010-12-15 | 2011-08-10 | 北控水务(中国)投资有限公司 | 地下污水处理厂自然采光系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06275108A (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |