JPH065109A - 太陽光採光装置 - Google Patents

太陽光採光装置

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Publication number
JPH065109A
JPH065109A JP16484892A JP16484892A JPH065109A JP H065109 A JPH065109 A JP H065109A JP 16484892 A JP16484892 A JP 16484892A JP 16484892 A JP16484892 A JP 16484892A JP H065109 A JPH065109 A JP H065109A
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JP
Japan
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mirror
fixed
movable mirror
basement
sunlight
Prior art date
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Pending
Application number
JP16484892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Inoue
雅弘 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH065109A publication Critical patent/JPH065109A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明対象の照度の低下を抑制するとともに、
照射面積の減少を抑制する。 【構成】 同一位置に太陽光の反射光を照射するように
太陽光の照射角の変化にしたがって可動ミラー1の反射
面の角度を変化させる太陽光追尾装置を設け、太陽光追
尾装置と照明対象の地下室3との間に介在して可動ミラ
ー1からの反射光を地下室3まで導く2つの固定ミラー
4,5を介在させる。可動ミラー1および2つの固定ミ
ラー4,5の各々を地下室3に近い方が遠い方より大き
くなるように寸法を設定する。この結果、太陽光の見か
けの大きさ,太陽光追尾装置の追尾誤差,設備の寸法誤
差,施工時の寸法誤差等があっても、可動ミラー1の反
射光のすべてを固定ミラー4に照射することができ、固
定ミラー4の反射光のすべてを固定ミラー5に照射する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直射光の当たらない
建物の内部や外部、例えば高層ビルの地下室等へ太陽光
をミラーを利用して導く太陽光採光装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば高層ビルの屋上から高
層ビルの地下室等へ太陽光を導くために、太陽光採光装
置を設置している。この太陽光採光装置は、同一位置に
太陽光の反射光を照射するように太陽光の照射角の変化
にしたがって太陽光を追尾する可動ミラー(1次ミラ
ー)の反射面の角度を変化させる太陽光追尾装置と、太
陽光追尾装置と照明対象との間に介在して可動ミラーか
らの反射光を照明対象である地下室まで導く2つの固定
ミラー(2次ミラー,3次ミラー)とで構成されてい
る。
【0003】以上のような構成により、太陽光を可動ミ
ラーで反射し、可動ミラーの反射光を2つの固定ミラー
で順次反射し、後の固定ミラーの反射光を地下室の天窓
から地下室内へ到達させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の太陽光採光装置
では、太陽光の見かけの大きさ,太陽光追尾装置の追尾
誤差,設備の寸法誤差,施工時の寸法誤差等に考慮せず
に2つの固定ミラーの寸法を設定していたので、場合に
よっては可動ミラー(1次ミラー)の反射光の照射位置
が最初の固定ミラー(2次ミラー)の位置から一部外れ
たり、また最初の固定ミラー(2次ミラー)の反射光の
照射位置がつぎの固定ミラー(3次ミラー)の位置から
一部外れることがあり、可動ミラーで受けた太陽光を効
率よく最初の固定ミラー(2次ミラー)へ導くことがで
きず、また最初の固定ミラー(2次ミラー)で受けた太
陽光を効率よくつぎの固定ミラー(3次ミラー)へ導く
ことができない。したがって、照明対象を効率よく照明
できず、照明対象の照度が低下するとともに、照射面積
が減少するという問題があった。
【0005】したがって、この発明の目的は、照明対象
の照度の低下を抑制するとともに照射面積の減少を抑制
することができる太陽光採光装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の太陽光採光装
置は、同一位置に太陽光の反射光を照射するように太陽
光の照射角の変化にしたがって可動ミラーの反射面の角
度を変化させる太陽光追尾装置と、太陽光追尾装置と照
明対象との間に介在して可動ミラーからの反射光を照明
対象まで導く複数の固定ミラーとを備えている。上記の
可動ミラーおよび複数の固定ミラーの各々を照明対象に
近い方が遠い方より大きくなるように寸法を設定してい
る。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、可動ミラーおよび複
数の固定ミラーの各々を照明対象に近い方が遠い方より
大きくなるように寸法を設定したので、太陽光の見かけ
の大きさ,太陽光追尾装置の追尾誤差,設備の寸法誤
差,施工時の寸法誤差等があっても、可動ミラーの反射
光のすべてを最初の固定ミラーに照射することができ、
最初の固定ミラーの反射光のすべてをつぎの固定ミラー
に照射することができる。したがって、可動ミラーで受
けた太陽光を効率よく最初の固定ミラーへ導くことがで
き、また最初の固定ミラーで受けた太陽光を効率よくつ
ぎの固定ミラーへ導くことができる。したがって、照明
対象を効率よく照明することができ、照明対象の照度の
低下を抑制し、照射面積の減少を抑制することができ
る。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。この太陽光採光装置は、図1に示すよう
に、同一位置に太陽光の反射光を照射するようにマイク
ロコンピュータを利用して太陽光の照射角の変化にした
がって可動ミラー(1次ミラー)1の反射面の角度を変
化させる太陽光追尾装置(図示せず)と、太陽光追尾装
置と照明対象であるビル2の地下室3との間に介在して
可動ミラー1からの反射光を地下室3まで導く2つの固
定ミラー(2次ミラー,3次ミラー)4,5とを備えて
いる。上記の可動ミラー1および2つの固定ミラー4,
5の各々を地下室3に近い方が遠い方より大きくなるよ
うに寸法を設定している。
【0009】以下、より詳しく説明する。この太陽光採
光装置は、図1に示すように、隣接したビル6の屋上の
高さと同程度の高さとなるようにビル2の屋上に設けた
鉄骨製のペントハウス7に設置される。ビル2の地下室
3は天窓8を有し、ビル2を垂直に貫通する導光用の貫
通孔9が屋上から地下室3の天窓8までつながってい
る。
【0010】ペントハウス7の頂部付近には、架台12
が固定され、この架台12に可動ミラー1が太陽光の照
射角の変化に追従可能なように回動可能に取り付けられ
ている。可動ミラー1は、太陽の軌道をマイクロコンピ
ュータで計算し、逐次太陽を追尾して、太陽光を常にそ
の直下方向に反射させる。また、可動ミラー1の直下の
ビル2の屋上には、架台10にほぼ45°の傾斜角の固
定ミラー4が設置されている。固定ミラー4は、可動ミ
ラー1の直下に設置され、可動ミラー1の反射光を受
け、それを水平方向に反射する。
【0011】さらに、ペントハウス7の下部に設けた張
出縁状の架台11にほぼ45°の傾斜角の固定ミラー5
が取り付けられている。なお、固定ミラー5はちょうど
貫通孔9の開放端の上方位置に位置し、かつ固定ミラー
4に対してほぼ同じ高さに位置するようになっている。
この固定ミラー5は、固定ミラー4からの反射光を受
け、それを垂直方向に反射する。つまり、貫通孔9を通
し天窓8を通して地下室3へ太陽光を照射する。
【0012】以上の太陽光の通過経路を示すのが破線X
である。つまり、太陽光は、破線Xで示すように、可動
ミラー1で反射されて固定ミラー4に照射され、固定ミ
ラー4で反射されて固定ミラー5に照射され、固定ミラ
ー5で反射されて貫通孔9を通し天窓8を通して地下室
3へ照射される。なお、可動ミラー1と固定ミラー4,
5とは、各々架台に対してボルトおよびナットで固定さ
れ、設置位置および設置角度を微調整できるようになっ
ている。
【0013】ここで、可動ミラー1と固定ミラー4,5
との寸法の設定の仕方について説明する。2次ミラーお
よび3次ミラーである固定ミラー4,5の大きさを決定
する要因は、3つあり、第1は太陽の見かけの大きさに
よる太陽光線の拡がり角度θA であり、第2は太陽光追
尾装置の機構上での誤差角度θB であり、第3は可動ミ
ラー1および固定ミラー4,5の施工上の誤差角度θC
である。以上の3種類の角度θA ,θB ,θC の合計で
固定ミラー4,5の大きさが決定される。
【0014】以下、具体例について説明する。上記の太
陽光線の拡がり角度θA は0.27°、太陽光追尾装置の
機構上での誤差角度θB は0.5°、施工上の誤差角度θ
C は1.0°であるので、それらの角度の合計角度θ
T は、1.77°となる。可動ミラー1と固定ミラー4と
の距離をL1 とし、固定ミラー4と固定ミラー5との距
離をL2 とし、可動ミラー1の水平投射の最大幅(例え
ば太陽光が略水平方向から入射する場合を想定し、可動
ミラーの傾斜角度を45°とした場合の水平投射幅)を
1 とし、固定ミラー4,5の水平投射幅をそれぞれW
2 ,W3とすると、固定ミラー4の水平投射幅W2 は、
【0015】
【数1】W2 =W1 +2L1 tan θT で表され、固定ミラー5の水平投射幅W3 は、
【0016】
【数2】W3 =W1 +2(L1 +L2 )tan θT で表されることになる。例えば、W1 =2〔m〕で、L
1 =20〔m〕で、L2 =10〔m〕であるとすると、
2 =3.24〔m〕となり、W3 =3.85〔m〕とな
る。
【0017】この太陽光採光装置によれば、可動ミラー
1および2つの固定ミラー4,5の各々を地下室3に近
い方が遠い方より大きくなるように寸法を設定したの
で、太陽光の見かけの大きさ,太陽光追尾装置の追尾誤
差,設備の寸法誤差,施工時の寸法誤差等があっても、
可動ミラー1の反射光のすべてを最初の固定ミラー4に
照射することができ、最初の固定ミラー4の反射光のす
べてをつぎの固定ミラー5に照射することができる。し
たがって、可動ミラー1で受けた太陽光を効率よく最初
の固定ミラー4へ導くことができ、また最初の固定ミラ
ー4で受けた太陽光を効率よくつぎの固定ミラー5へ導
くことができる。したがって、照明対象である地下室3
を効率よく照明することができ、地下室3の照度の低下
を抑制し、照射面積の減少を抑制することができる。
【0018】
【発明の効果】この発明の太陽光採光装置によれば、可
動ミラーおよび複数の固定ミラーの各々を照明対象に近
い方が遠い方より大きくなるように寸法を設定したの
で、太陽光の見かけの大きさ,太陽光追尾装置の追尾誤
差,設備の寸法誤差,施工時の寸法誤差等があっても、
可動ミラーで受けた太陽光を効率よく最初の固定ミラー
へ導くことができ、また最初の固定ミラーで受けた太陽
光を効率よくつぎの固定ミラーへ導くことができ、した
がって、照明対象を効率よく照明することができ、照明
対象の照度の低下を抑制し、照射面積の減少を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の太陽光採光装置の構成を
示す概略図である。
【図2】太陽光採光装置の各ミラーの寸法関係を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 可動ミラー 2 ビル 3 地下室(照明対象) 4 固定ミラー 5 固定ミラー 8 天窓 9 貫通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一位置に太陽光の反射光を照射するよ
    うに前記太陽光の照射角の変化にしたがって可動ミラー
    の反射面の角度を変化させる太陽光追尾装置と、前記太
    陽光追尾装置と照明対象との間に介在して前記可動ミラ
    ーからの反射光を前記照明対象まで導く複数の固定ミラ
    ーとを備え、 前記可動ミラーおよび前記複数の固定ミラーの各々を前
    記照明対象に近い方が遠い方より大きくなるように寸法
    を設定したことを特徴とする太陽光採光装置。
JP16484892A 1992-06-23 1992-06-23 太陽光採光装置 Pending JPH065109A (ja)

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JP16484892A JPH065109A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 太陽光採光装置

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JP16484892A JPH065109A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 太陽光採光装置

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JPH065109A true JPH065109A (ja) 1994-01-14

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ID=15801073

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JP16484892A Pending JPH065109A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 太陽光採光装置

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JP (1) JPH065109A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6524141B2 (en) 2000-06-09 2003-02-25 Yazaki Corporation Cable terminal connecting structure of battery
KR100923544B1 (ko) * 2009-03-03 2009-10-27 (주)아이아크건축사사무소 실내환경 조절용 샤프트 시스템
US8931535B2 (en) 2005-12-06 2015-01-13 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Attaching device and attaching apparatus for supporting plate, and attaching method for supporting plate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8931535B2 (en) 2005-12-06 2015-01-13 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Attaching device and attaching apparatus for supporting plate, and attaching method for supporting plate
KR100923544B1 (ko) * 2009-03-03 2009-10-27 (주)아이아크건축사사무소 실내환경 조절용 샤프트 시스템

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