JP5928951B2 - 採光装置 - Google Patents
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Description
(1)一面(例えば後述の鏡面1b,3b,4b,5b,6b)に鏡面部分を有し、かつ、その反対側の他面(例えば後述の拡散反射面1a,3a,4a,5a,6a)に光拡散面部分または光吸収面部分を有する複数の板状部材(例えば後述の採光板1,3,4,5,6)を並列状態で配設した採光装置において、
前記板状部材は、
前記他面と前記一面との間で貫通し、前記板状部材の横方向に形成されて東西方向からの直射光を取り込むための横長孔部(例えば後述の横長孔部1d)と、
当該横長孔部への南側直射光の入射を抑えるための蓋状部(例えば後述の蓋状部1e)と、を備え、
前記板状部材はそれぞれ、
前記一面の側が下向き、かつ北向きで、また、前記他面の側が上向き、かつ南向きとなる傾斜部分(例えば後述の採光板1,3,4,5や北傾斜平板部分6d)を含む態様で配設されている、
構成態様の採光装置を用いる。
(2)上記(1)において、
前記傾斜部分を含む態様は、
前記板状部材の全体にその上方から真下方向への仮想光をあてたとき、当該板状部材それぞれの前記他面が当該仮想光すべてのそれ以上の直進を阻止する形に設定されている、
構成態様の採光装置を用いる。
(3)上記(1),(2)において、
前記板状部材は、
南北方向の面部分からなる横幅延長部分(例えば後述の横幅延長平板部分6c)と、
当該横幅延長部分からその北側に続く前記傾斜部分(例えば後述の北傾斜平板部分6d)と、を有している、
構成態様の採光装置を用いる。
(4)採光装置の構成要素として、一面(例えば後述の鏡面1b,3b,4b,5b,6b)の側が下向き、かつ北向きで、また、その反対の他面(例えば後述の拡散反射面1a,3a,4a,5a,6a)の側が上向き、かつ南向きとなる傾斜状態で使用される板状部材であって、
前記一面に鏡面部分が形成され、かつ、前記他面に光拡散面部分または光吸収面部分が形成され、
前記他面と前記一面との間で貫通し、かつ横方向に形成されて東西方向からの直射光を取り込むための横長孔部(例えば後述の横長孔部1d)と、当該横長孔部への南側直射光の入射を抑えるための蓋状部(例えば後述の蓋状部1e)と、を備えた、
構成態様の採光装置用板状部材を用いる。
(5)上記(4)において、
南北方向の面部分からなる横幅延長部分(例えば後述の横幅延長平板部分6c)と、
当該横幅延長部分からその北側に続いて前記傾斜状態で使用される傾斜部分(例えば後述の北傾斜平板部分6d)と、を有している、
構成態様の採光装置用板状部材を用いる。
(11)晴天時と曇天時とにおける採光装置への入射光差分の減少化を図る、
(12)南側などからの直射光自体の入射遮蔽化を図る、
(13)晴天時天空光の明るさの不足分補填化を図る、
(14)天空光対象の採光装置についての技術の豊富化を図る、
ことなどができる。
1はそれぞれ採光装置の構成要素であって長方形状の平板からなり、個々については東西方向に縦長で北側に傾いた状態に設定され、全体としてはそれぞれの長手方向が同じ高さの並列状態で南北方向エリアに複数配設された採光板(板状部材:図1〜図7参照),
1aは上向き・南向きの拡散反射面,
1bは下向き・北向きの鏡面,
1cは南方向などからの直射光入射量を調整するため拡散反射面1aと鏡面1bとの間に形成された複数の孔部(図6参照),
1dは東西方向からの直射光入射量を調整するため当該採光板の長手方向の端側部分のそれぞれに横方向の平行態様で形成された複数の横長孔部(図7参照),
1eは横長孔部1dのそれぞれについて、採光板縦中央側の横方向縁部からその対向縁部の側に傾斜する態様で形成され、南側直射光の入射阻止作用さらには東側・西側直射光の反射作用を呈する平板状の斜め蓋状部,
2は建物の屋上,屋根などの一部であって、その屋内側の南北方向エリアなどに採光板1がその長手方向平行の並列状態で複数配設される対象域としての、ガラス製やアクリル製の建屋採光部(図2,図4参照),
をそれぞれ示している。
3はそれぞれ東西方向に縦長の上下の各平板部分からなり、東側からみたときの端面・断面が逆「く」の字状に形成された採光板(板状部材:(a)参照),
3aは上向き・南向きの拡散反射面,
3bは下向き・北向きの鏡面,
4はそれぞれ東西方向に縦長の上下の各平板部分からなり、東側からみたときの端面・断面が「く」の字状に形成された採光板(板状部材:(b)参照),
4aは上向き・南向きの拡散反射面,
4bは下向き・北向きの鏡面,
5はそれぞれ東西方向に縦長直線状の曲板部分からなり、東側からみたときの端面・断面が「南側凸曲面」状に形成された採光板(板状部材:(c)参照),
5aは上向き・南向きの拡散反射面,
5bは下向き・北向きの鏡面,
6はそれぞれ後述の、東西方向に縦長の横幅延長平板部分6cとこれに続く北傾斜平板部分(≒採光板1)6dとからなり、東側からみたときの端面・断面が「水平+北向き上り傾斜」状に形成された採光板(板状部材:(d)参照),
6aは北傾斜平板部分6dの上向き・南向きの拡散反射面,
6bは北傾斜平板部分6dの下向き・北向きの鏡面,
6cは略水平状態で採光板下端側に形成された縦長の横幅延長平板部分,
6dは横幅延長平板部分6cの北側に上り傾斜状態で続く北傾斜平板部分,
をそれぞれ示している。
αは水平面などに対する採光板1の北傾斜角度(図1参照),
s1は南からの直射光(図3,図5参照),
s2は北からの天空光(図3,図5参照),
m1は東京における春分・秋分の一日の太陽の動き(図9参照),
m2は東京における夏至の一日の太陽の動き(図9参照),
m3は東京における冬至の一日の太陽の動き(図9参照),
Nは「春分−夏至−秋分」の期間の朝夕に太陽が北側に回りこむエリア(図9参照),
をそれぞれ示している。
(21)一方の面に拡散反射面(または光吸収面)1a,3a,4a,5a,6aを形成し、その反対側の他方の面に鏡面1b,3b,4b,5b,6bを形成した複数の採光板1,3,4,5,6を用い、
(22)当該採光板には、
当該拡散反射面(または光吸収面)と当該鏡面との間で貫通し、当該採光板の横方向に形成されて東西方向からの直射光を取り込むための横長孔部1dと、この横長孔部1dへの南側直射光の入射を抑えるための蓋状部1eと、を形成し、
(23)それぞれの当該拡散反射面(または光吸収面)が上向き・南向き、かつ、当該鏡面が下向き・北向きとなる北傾斜状態で、その採光板全体を南北方向などのエリアに並列状態で配設した、
ことである。
(31)建屋採光部2の長手方向が南北方向に一致している(a)の場合には、当該建屋採光部の幅方向と同じ方向の平行状態でそれぞれ配設され、
(32)建屋採光部2の長手方向が南北方向からずれている(b)の場合には、当該建屋採光部の幅方向から傾いた方向の平行状態でそれぞれ配設される。
(41)拡散反射面の代わりに黒塗装や黒フィルムからなる光吸収面を用いる、
(42)図8(d)の横幅延長平板部分6cの代わりに曲板部分を用いる、
(43)図8(d)の北傾斜平板部分6dの代わりに採光板3〜5を用いる、
(44)隣同士の採光板の間隔を図示のものよりも広げる、すなわち図3や図8で示した点線位置関係状態よりも広げる、
(45)長方形状に代えて平行四辺形状や台形状などの各種形状の採光板を用いる、
(46)孔部1c,横長孔部1dを備えていない採光板と、孔部1c,横長孔部1dを備えた採光板とを併用する、
(47)上述の採光板からなる採光装置を屋外に設ける、
ようにしてもよい。
1a:上向き・南向きの拡散反射面
1b:下向き・北向きの鏡面
1c:孔部(図6参照)
1d:横長孔部(図7参照)
1e:斜め蓋状部(図7参照)
2:建屋採光部(図2,図4参照)
3a:上向き・南向きの拡散反射面
3b:下向き・北向きの鏡面
4:採光板(図8(b)参照)
4a:上向き・南向きの拡散反射面
4b:下向き・北向きの鏡面
5:採光板(図8(c)参照)
5a:上向き・南向きの拡散反射面
5b:下向き・北向きの鏡面
6:採光板(図8(d)参照)
6a:北傾斜平板部分の上向き・南向きの拡散反射面
6b:北傾斜平板部分の下向き・北向きの鏡面
6c:横幅延長平板部分
6d:北傾斜平板部分
s1:南からの直射光(図3,図5参照)
s2:北からの天空光(図3,図5参照)
m1:春分・秋分の一日の太陽の動き(図9参照)
m2:夏至の一日の太陽の動き(図9参照)
m3:冬至の一日の太陽の動き(図9参照)
N:太陽が北側に回りこむエリア(図9参照)
Claims (5)
- 一面に鏡面部分を有し、かつ、その反対側の他面に光拡散面部分または光吸収面部分を有する複数の板状部材を並列状態で配設した採光装置において、
前記板状部材は、
前記他面と前記一面との間で貫通し、前記板状部材の横方向に形成されて東西方向からの直射光を取り込むための横長孔部と、
当該横長孔部への南側直射光の入射を抑えるための蓋状部と、を備え、
前記板状部材はそれぞれ、
前記一面の側が下向き、かつ北向きで、また、前記他面の側が上向き、かつ南向きとなる傾斜部分を含む態様で配設されている、
ことを特徴とする採光装置。 - 前記傾斜部分を含む態様は、
前記板状部材の全体にその上方から真下方向への仮想光をあてたとき、当該板状部材それぞれの前記他面が当該仮想光すべてのそれ以上の直進を阻止する形に設定されている、
ことを特徴とする請求項1記載の採光装置。 - 前記板状部材は、
南北方向の面部分からなる横幅延長部分と、
当該横幅延長部分からその北側に続く前記傾斜部分と、を有している、
ことを特徴とする請求項1または2記載の採光装置。 - 採光装置の構成要素として、一面の側が下向き、かつ北向きで、また、その反対の他面の側が上向き、かつ南向きとなる傾斜状態で使用される板状部材であって、
前記一面に鏡面部分が形成され、かつ、前記他面に光拡散面部分または光吸収面部分が形成され、
前記他面と前記一面との間で貫通し、かつ横方向に形成されて東西方向からの直射光を取り込むための横長孔部と、当該横長孔部への南側直射光の入射を抑えるための蓋状部と、を備えている、
ことを特徴とする採光装置用板状部材。 - 南北方向の面部分からなる横幅延長部分と、
当該横幅延長からその北側に続いて前記傾斜状態で使用される傾斜部分と、を有している、
ことを特徴とする請求項4記載の採光装置用板状部材。
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JP2012207212A JP5928951B2 (ja) | 2012-09-20 | 2012-09-20 | 採光装置 |
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ID=50618671
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JP2012207212A Active JP5928951B2 (ja) | 2012-09-20 | 2012-09-20 | 採光装置 |
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- 2012-09-20 JP JP2012207212A patent/JP5928951B2/ja active Active
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