JP4447303B2 - 太陽光採光装置及び採光条件の設定プログラム - Google Patents

太陽光採光装置及び採光条件の設定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、大気中において散乱されている太陽散乱光を屋内に導いて屋内の照明を行う太陽光採光装置に関する。
従来、太陽光を利用して屋内照明を行う太陽光採光装置が提案されている。
このような太陽光採光装置は、太陽からの直接光、いわゆる直射日光を利用している。すなわち、このような太陽光採光装置は、直射日光があたる場所に設置されて直射日光を反射させる反射鏡と、この反射鏡によって反射された直射日光を屋内に導く導光手段とを備えて構成されている。この導光手段は、レンズや光ファイバなどによって構成されている。
そして、このような太陽光採光装置においては、太陽の位置が時間の経過とともに変化してしまうことに対応して、反射鏡の向きを、太陽に追従するように連続的に移動(追尾)操作している。
特開2001−135115 自然光濃縮集光による採光装置 特開2001−035219 太陽光採光システム 特開2000−149628 光ダクト装置 特開2000−064525 採光装置 特開平10−340607 住宅の採光計画方法
ところで、上述のような太陽光採光装置においては、反射鏡を太陽の追尾のために移動操作する移動機構が必要であり、この移動機構のために装置の複雑化、大型化が招来されている。また、この移動機構における駆動力の確保のため、電力等のエネルギが必要であり、このようなエネルギの供給が保証されない地域において使用することができない。
また、上述の太陽光採光装置においては、導光手段の構成が複雑であるため、作製及び設置が煩雑、困難であり、既存の家屋に後から設置することは困難である。
さらに、上述の太陽光採光装置においては、天候による照明効果への影響が大きく、曇天時や雨天時等、直射日光が得られないような条件下においては、充分な照明が行えない。
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、太陽光を利用した太陽光採光装置でありながら、太陽の追尾が不要で、機構が簡素化、小型化され、エネルギ消費がなく、また、導光のための複雑な構造が不要であって、既存の家屋に後から設置することも容易であり、さらに、天候による照明効果への影響がほとんどなく、曇天時や雨天時においても充分な照明を行うことができる太陽光採光装置を提供しようとするものである。
上述の課題を解決するため、本発明に係る太陽光採光装置は、側壁部(101)に光透過部(102)を有する家屋(103)の側方にこの家屋(103)の側壁部(101)により光透過部(102)の下方位置において下端側を支持されて傾斜されて設置され大気中において散乱された太陽散乱光(105)を反射させて光透過部(102)を介して該家屋(103)内に該太陽散乱光(105)を導く反射板(1)と、家屋(103)の側壁部(101)の光透過部(102)の上方位置に設置され反射板(1)の上端側を支持する透光性材料からなる庇部材(8)と、光透過部(102)の上部近傍に設置され反射板(1)によって導かれた太陽散乱光(105)を反射して家屋(103)内に対し下方に向けて該太陽散乱光(105)を導く副反射板(3)とを備えていることを特徴とするものである。
この太陽光採光装置においては、太陽散乱光を利用しているため、太陽の追尾が不要であり、また、天候による照明効果への影響がほとんどない。
この太陽光採光装置においては、家屋内に導かれた散乱光は、光透過部の上部より下方に向けて導かれるので、家屋内を自然な照明状態とすることができる。
この太陽光採光装置においては、家屋内に導かれた散乱光が光透過部の上部より下方に向けて導かれるので、家屋内を自然な照明状態とすることができるとともに、反射板が庇部材によって降雨等から保護されるので、この反射板の汚れや反射率の劣化が防止される。さらに、この太陽光採光装置においては、反射板が家屋の側壁部及びこの側壁部に設置される庇部材によって支持されるので、反射板を家屋から離間した位置において支持する部材を設ける必要がない。
また、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板は、太陽散乱光を反射する表面部が、微細な凹凸が形成され反射光を散乱させる散乱面となされていることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、反射板の表面部が散乱面となされていることにより、天空のより広い範囲からの散乱光を家屋の光透過部に導くことができるので、天候による照明効果への影響を少なくすることができる。
また、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板は、太陽散乱光を反射する表面部が、平面となされていることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、反射板の製作が容易である。
また、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板は、太陽散乱光を反射する表面部が、凸面状となされ、反射光を拡散させることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、反射板の表面部が凸面となされていることにより、天空のより広い範囲からの散乱光を家屋の光透過部に導くことができるので、天候による照明効果への影響を少なくすることができる。
また、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板は、太陽散乱光を反射する表面部の可視光領域における反射率が、60%以上であることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、天空からの散乱光を家屋の光透過部に効率的に導くことができる。
また、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板が反射した太陽散乱光を順次反射して家屋の内方側に導く複数の副反射板を備えていることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、家屋内において光透過部より離れた場所についても、効率的に照明することができる。
また、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板は、折り畳み収納可能であることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、強風時などには、反射板を折り畳んでおくことにより、反射板の破損や紛失を防止することができる。
また、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板は、可撓性を有する長尺のシート状に形成され、一対の巻付け軸間に架け渡されており、少なくともいずれか一方の巻付け軸による巻取りが可能であることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、反射板が汚れた場合には、この反射板を一方の巻付け軸により巻取り、他方の巻き付け軸に巻付けられていた部分を一対の巻付け軸間の位置に引き出すことにより、常に汚れのない反射板を容易に使用することができる。
さらに、本発明は、上述の太陽光採光装置において、反射板は、仰角及び方位角の調整が可能であることとしたものである。
この太陽光採光装置においては、家屋の周囲の太陽光遮蔽物の状態や天候、時刻に応じて反射板の向きを容易に調整することができる。
上述のように、本発明に係る太陽光採光装置は、側壁部に光透過部を有する家屋の側方に設置され大気中において散乱された太陽散乱光を反射させ光透過部を介して家屋内に太陽散乱光を導く反射板を備えている。
この太陽光採光装置においては、太陽散乱光を利用するため、太陽の追尾が不要であり、機構が簡素化、小型化し、エネルギ消費がなく、また、天候による照明効果への影響がほとんどなく、曇天時や雨天時においても充分な照明を行うことができ、さらに、複雑な構成の導光手段を用いないため、既存の家屋に後から設置することも容易である。
そして、この太陽光採光装置において、反射板により太陽散乱光を光透過部の上部近傍に導き、この反射板によって導かれた太陽散乱光を反射して家屋内に対し光透過部の上部より下方に向けて該太陽散乱光を導く副反射板を光透過部の上部近傍に設置した場合には、家屋内を自然な照明状態とすることができる。
また、この太陽光採光装置において、反射板を家屋の側壁部により光透過部の下方位置において下端側を支持させて傾斜させて設置するとともに、家屋の側壁部の光透過部の上方位置に設置され反射板の上端側を支持する透光性材料からなる庇部材と、光透過部の上部近傍に設置され反射板によって導かれた太陽散乱光を反射して家屋内に対し下方に向けて該太陽散乱光を導く副反射板とを設けた場合には、家屋内を自然な照明状態とすることができるとともに、反射板の汚れや反射率の劣化を防止することができ、さらに、反射板を家屋から離間した位置において支持する部材を設ける必要がなく、装置構成を簡素化することができる。
また、この太陽光採光装置において、太陽散乱光を反射する反射板の表面部を微細な凹凸が形成され反射光を散乱させる散乱面とした場合には、天空のより広い範囲からの散乱光を家屋の光透過部に導くことができるので、天候による照明効果への影響を少なくすることができる。
また、この太陽光採光装置において、太陽散乱光を反射する反射板の表面部を平面とした場合には、反射板の製作が容易である。
また、この太陽光採光装置において、太陽散乱光を反射する反射板の表面部を凸面状とし、反射光を拡散させるものとした場合には、天空のより広い範囲からの散乱光を家屋の光透過部に導くことができるので、天候による照明効果への影響を少なくすることができる。
また、この太陽光採光装置において、太陽散乱光を反射する反射板の表面部の可視光領域における反射率を60%以上であることとした場合には、天空からの散乱光を家屋の光透過部に効率的に導くことができる。
また、この太陽光採光装置において、反射板が反射した太陽散乱光を順次反射して家屋の内方側に導く複数の副反射板を設けた場合には、家屋内において光透過部より離れた場所についても、効率的に照明することができる。
また、この太陽光採光装置において、反射板を、折り畳み収納可能なものとした場合には、強風時などには、反射板を折り畳んでおくことにより、反射板の破損や紛失を防止することができる。
また、この太陽光採光装置において、反射板を、可撓性を有する長尺のシート状に形成され一対の巻付け軸間に架け渡されており少なくともいずれか一方の巻付け軸による巻取りが可能であるものとした場合には、反射板が汚れた場合には、この反射板を一方の巻付け軸により巻取り、他方の巻き付け軸に巻付けられていた部分を一対の巻付け軸間の位置に引き出すことにより、常に汚れのない反射板を容易に使用することができる。
さらに、この太陽光採光装置において、反射板を、仰角及び方位角の調整が可能であるものとした場合には、家屋の周囲の太陽光遮蔽物の状態や天候、時刻に応じて反射板の向きを容易に調整することができる。
すなわち、本発明は、太陽光を利用した太陽光採光装置でありながら、太陽の追尾が不要で、機構が簡素化、小型化され、エネルギ消費がなく、また、導光のための複雑な構造が不要であって、既存の家屋に後から設置することも容易であり、さらに、天候による照明効果への影響がほとんどなく、曇天時や雨天時においても充分な照明を行うことができる太陽光採光装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明に係る太陽光採光装置は、図1に示すように、側壁部101に窓などの光透過部102を有する家屋103の当該側方に設置される反射板1を備えている。この反射板1は、支持部材2により、大気中において散乱された太陽散乱光105を反射させて光透過部102を介して家屋103内に該太陽散乱光105を導くように、該家屋103側に所定の角度傾斜されて設置されている。支持部材2は、家屋103の側方の地上に設置されており、上端側の支軸4を介して、反射板1を支持している。家屋103内は、このようにして導かれた太陽散乱光105によって照明される。
なお、家屋103の光透過部102は、図面においては開口部として表現しているが、ガラスの如き透明材料によって閉蓋されていても、光が透過する状態となっていればよい。
反射板1としては、アルミニウムの如き金属板や、または、合成樹脂材料や木材、ガラス等からなる基材の表面部にアルミニウムの如き金属箔を貼付したものを用いることができる。
太陽散乱光105とは、太陽104から発せられた光線が、大気、大気中の塵挨及び水滴等によって散乱された光であり、全天空より略々一様の密度で地上に到達しているものである。したがって、家屋103の光透過部102に到達する太陽散乱光105の光量は、反射板1を介して光透過部102に対応される天空の面積(立体角)に略々比例したものとなる。
そして、この太陽散乱光105は、晴天時よりも、むしろ曇天時のほうが多くなることもあるため、この太陽光採光装置において、反射板1を介して光透過部102に導かれる光量は、天候による影響をあまり受けない。また、この太陽光採光装置においては、太陽散乱光105を利用しているため、反射板1が太陽104を追尾する必要がない。
そして、この太陽光採光装置は、反射板1の太陽散乱光105を反射する表面部を、微細な凹凸が形成され反射光を散乱させる散乱面として構成してもよい。このように反射板1の表面部を散乱面とすると、天空のより広い範囲(大きな立体角の範囲)からの太陽散乱光105を家屋103の光透過部102に導くことができるため、天候による照明効果への影響をより少なくすることができる。
なお、反射板1の表面部における反射率及び拡散特性は、図2Aに示すように、この反射板1による反射光の方向及び光強度をベクトルで表すことができる。この反射板1の反射率及び拡散特性は、例えば、入射光の入射角に等しい出射角を有する反射光が最も光強度が高く、この反射光に対する角度が大きい光線ほど、光強度が低くなる特性を有している。
また、後述する各光学要素において、透光性材料からなる部材についての透過率及び拡散特性は、図2Bに示すように、この部材の透過光の方向及び光強度をベクトルで表すことができる。この部材の透過率及び拡散特性は、例えば、入射光の入射角に等しい出射角を有する(入射光の延長上の)透過光が最も光強度が高く、この透過光に対する角度が大きい光線ほど、光強度が低くなる特性を有している。
また、この太陽光採光装置において、反射板1は、太陽散乱光105を反射する表面部を平面として構成することにより製作が容易なものとしてもよいし、図3に示すように、この表面部を凸面状として構成してもよい。反射板の表面部を凸面とすることにより、この表面部における反射光が拡散され、天空のより広い範囲(大きな立体角の範囲)からの太陽散乱光105を家屋103の光透過部102に導くことができるようになり、天候による照明効果への影響をより少なくすることができる。
そして、この太陽光採光装置においては、反射板1は、天空からの太陽散乱光105を反射する表面部の反射率を高くすることにより、該太陽散乱光105を家屋103の光透過部102に効率的に導くことができ、この反射率を、例えば、可視光領域において60%以上の高反射率とすることが望ましい。
そして、この太陽光採光装置は、図4に示すように、反射板1を、太陽散乱光105を光透過部102の上部近傍に導くように設置し、光透過部102の上部近傍に副反射板3を設置して構成してもよい。副反射板3は、反射板1によって導かれた太陽散乱光105を反射させて、家屋103内に対し光透過部102の上部より下方に向けて導く。なお、この副反射板3は、家屋103の光透過部102の上部に設置されている庇の下面に貼着して設けることもできる。
このような副反射板3を設けることにより、家屋103内に導かれた太陽散乱光105は、光透過部102の上部より下方に向けて導かれるので、家屋103内を自然な照明状態とすることができる。すなわち、この場合には、例えば、テーブルや机などが上方側から照明されることになり、側方や下方側より照明されるといった不自然な照明状態を避けることができる。
そして、このように、光透過部102の上部に副反射板3を設けた場合には、光透過部102の下方側部分は、扉などの遮光壁106によって閉塞されていても構わない。この場合には、光透過部102の下方側部分が閉塞されていても照明効果には殆ど影響がない。
さらに、この太陽光採光装置においては、図5に示すように、反射板1が反射した太陽散乱光105を順次反射して家屋103の内方側に導く複数の副反射板4,5を設けることもできる。各副反射板4,5は、互いに反射面を対向させた状態で、略々平行となされて設置されている。この場合には、反射板1により反射された太陽散乱光105は、各副反射板4,5間に斜めに入射され、これら副反射板4,5間で繰返し反射されながら、家屋103の内方側に導かれる。そして、この太陽散乱光105は、これら副反射板4,5の終端部分より、家屋103内に放射される。
このように、複数の副反射板4,5を設けることにより、家屋103内において光透過部102より離れた場所についても、効率的に照明することができる。
ところで、上述の太陽光採光装置の各構成例において、反射板1は、図6に示すように、折り畳み収納が可能であるように構成することができる。すなわち、反射板1を複数の部分に分割して構成しておき、このように分割された反射板1の各部分を支持部材2に対して支軸4を介して回動可能に支持されるようにしておけば、これら反射板1の各部分は、図6中矢印Aで示すように、支軸4回りに回動されることにより、支持部材2に沿って畳んだ状態とすることができる。
強風時などには、このようにして反射板1を折り畳んでおくことにより、反射板1の破損や紛失を防止することができる。
また、この太陽光採光装置の各構成例においては、反射板1は、図7に示すように、可撓性を有する長尺のシート状に形成され、一対の巻付け軸5,6間に架け渡されたものとして構成してもよい。一対の巻付け軸5,6は、互いに平行となされて、軸支持部材7の両縁部分において、それぞれ回転可能に支持されている。そして、軸支持部材7は、支持部材2によって、支軸4を介して支持されている。
そして、反射板1は、少なくともいずれか一方の巻付け軸5による巻取りが可能となされており、予め他方の巻付け軸6の回りに巻回されている。
このように構成した反射板1においては、表面部が汚れた場合には、図7中矢印Cで示すように、一方の巻付け軸5により巻取り、他方の巻き付け軸6に巻付けられていた部分を一対の巻付け軸5,6間の位置に引き出すことにより、常に汚れのない部分を容易に使用することができる。
さらに、上述した太陽光採光装置の各構成例においては、反射板1は、仰角及び方位角の調整が可能であるように構成してもよい。すなわち、反射板1は、支持部材2に対し、水平な支軸4回りに回動されることにより、仰角の調整が可能である。また、反射板1は、図6中矢印Bで示すように、支持部材2を鉛直線回りに回動可能としておくことにより、方位角の調整が可能となる。
このように、反射板1の仰角及び方位角の調整が可能であることにより、家屋103の周囲の太陽光遮蔽物の状態や天候、時刻など、天空の状態に応じて、反射板1の向きを容易に調整することができる。ただし、このような反射板1の仰角及び方位角の調整は、この太陽光採光装置が太陽散乱光105を利用していることから、始めに一旦行ってしまえば、その後には殆ど不要である。
また、この太陽光採光装置においては、反射板1は、図8に示すように、家屋103の側壁部101により光透過部102の下方位置において下端側を支持されて傾斜されて設置されるものとしてもよい。そして、この太陽光採光装置においては、家屋の側壁部101の光透過部102の上方位置に設置され反射板1の上端側を支持する庇部材8が設けられている。この庇部材8は、透光性材料から形成されている。
さらに、この太陽光採光装置においては、光透過部102の上部近傍に設置され反射板1によって導かれた太陽散乱光を反射して家屋103内に対し下方に向けて該太陽散乱光を導く副反射板3が設けられている。
この太陽光採光装置においては、大気中において散乱された太陽散乱光105は、庇部材8を透過して反射板1に至り、この反射板1によって反射されて、光透過部102を介して、家屋103内に導かれる。
この太陽光採光装置においては、家屋103内に導かれる太陽散乱光105は、光透過部102の上部より下方に向けて導かれるので、家屋内を自然な照明状態とすることができる。また、この太陽光採光装置においては、反射板1が庇部材8によって降雨等から保護されるので、この反射板1の汚れや反射率の劣化が防止される。
さらに、この太陽光採光装置においては、反射板1が家屋103の側壁部101及びこの側壁部101に設置される庇部材8によって支持されるので、反射板1を家屋103から離間した位置において支持するための部材を用いる必要がなく、装置構成が簡素である。
さらに、この太陽光採光装置において、反射板1は、図9に示すように、家屋103の側方に設置された手摺壁107の傾斜された上端面に反射塗料を塗布することによって形成したものとしてもよい。この手摺壁107は、適当な厚みを有しており、上端面が、上述した太陽光採光装置の各構成例における反射板1と同様の傾きを有している。反射塗料は、溶媒中に、アルミニウム等の金属粒子が混合された塗料であり、塗布した後の表面部は、反射率の高い面となる。
反射板1をこのように反射塗料の塗布により形成した場合には、この反射板1は、手摺壁107と一体化しているため、強風などによる破損、紛失の虞れがない。
そして、本発明に係る採光条件の設定プログラムは、上述のように、側壁部に光透過部を有する家屋の側方に反射板を設置し大気中において散乱された太陽散乱光を該反射板により反射させて該光透過部を介して該家屋内に該太陽散乱光を導くにあたって、家屋の周囲の太陽光遮蔽物の存在状態に基づいて、反射板の設置場所、大きさ、形状、反射率及び拡散率を算定するプログラムである。
この採光条件の設定プログラムにおいては、家屋の周囲の状態に応じて反射板の設置場所、大きさ、形状、反射率及び拡散率を最適化し、最も効率的な照明を行う条件を特定する。
すなわち、この採光条件の設定プログラムにおいては、まず、図10に示すように、家屋103の周囲の他の家屋などの太陽光遮蔽物108によって区切られた天空に向かう採光開口部109を光源として扱う。
そして、この採光条件の設定プログラムにおいては、図11のフローチャートに示すように、ステップst1において、光源(採光開口部109)に関する大きさ(立体角)、光強度、拡散状態等に関するデータを入力する。
そして、反射板1と、この反射板1への入射光及びこの反射板1からの出射光が透過する庇部材8や窓ガラス等の透光性部材と、家屋103内における壁や天井などの光反射部を光学要素として考える。
すなわち、この採光条件の設定プログラムにおいては、図11のステップst2において、家屋103内における壁や天井などの光反射部に関する大きさ、形状や反射率等に関するデータを入力する。また、ステップst3において、反射板1及び庇部材8や窓ガラス等の透光性部材に関する大きさ、形状や反射率、透過率、拡散特性等のパラメータに関するデータを入力する。
次に、家屋103内における各被照明領域(A)、(B)、・・・について、照度のシミュレーションを幾何光学に基づいて行う。
ここで、照度のシミュレーションは、採光開口部109から各光学要素に至る多数本数の光線について光線追跡を行うことにより、各光学要素の各パラメータを変化させて、各被照明領域(A)、(B)、・・・に到達する光線本数を求めることによって行う。
すなわち、この採光条件の設定プログラムにおいては、図11のステップst4において、反射板1及び庇部材8や窓ガラス等の透光性部材に関する大きさ、形状や反射率、透過率、拡散特性等に関するパラメータを適宜設定する。
次に、ステップst5において、光源(採光開口部109)から家屋103内の各被照明領域(A)、(B)、・・・に至る光線追跡を行い、ステップst6において、各被照明領域における照明に関する利得関数Mを算出する。このとき、光線追跡は、例えば、光源面を100×100程度にマトリクス状に分割し、これら分割された個々の領域から出射される各光線について、各光学要素を経て各被照明領域(A)、(B)、・・・に到達するまでの光線追跡を行う。
ここで、利得関数Mは、各被照明領域(A)、(B)、・・・の面積をS、S・・・S・・・Sとし、これら各被照明領域に到達する光線本数をN、N・・・N・・・Nとし、各被照明領域についての重要度をw、w・・・w・・・wとしたとき、以下に示す式によって算出される。重要度wは、その被照明領域を他の被照明領域に比較してどの程度明るく照明したいかを示す係数である。
M=(1/w)(N/S)+(1/w)(N/S)+・・・+(1/w)(N/S)+・・・+(1/w)(N/S
=Σi=0 {(1/w)(N/S)}
(∵i=1,2,3・・・・n)
この採光条件の設定プログラムにおいては、この利得関数Mを極大値とすることによって、各光学要素についての最適化を行うことができる。例えば、i領域の照度を大きくするならwを大きくする。すると、利得関数Mが一定であるとすると、(N/S)が大きくなければならない。このようにして、wを適当に与えることにより、各照明位置の相対的明るさを制御することができる。
すなわち、この採光条件の設定プログラムにおいては、図11のステップst7において、各光学要素の各パラメータの変化に対する利得関数Mの変化に基づいて、利得関数Mが極大値となっているか否かを判断し、利得関数Mが極大値となっていなければステップst8に進み、利得関数Mが極大値となっていればステップst9に進む。
ステップst8においては、各光学要素の各パラメータを変化させ、ステップst5に戻る。ステップst9においては、この採光条件の設定プログラムを終了する。
このステップst9に至ったときには、反射板1について、設置場所、面積、形状、反射率、反射率の波長依存性、拡散反射特性である拡散係数及び拡散の角度依存性、枚数が算定されており、また、透光性部材について、設置場所、面積、形状、透過率、透過率の波長依存性、拡散透過特性である拡散係数及び拡散の角度依存性、枚数が算定されており、これら反射板1及び透光性部材等の光学要素についての最適化が行われている。
なお、上述したような本発明に係る太陽光採光装置の実施により、昼間における家屋内の照明用電力の節減が期待できる。例えば、本発明の実施により、消費電力が100Wの照明装置の使用時間が1日あたり8時間減ったとすると、以下の式に示すように、1年間では、292kWhの電力節減になる。
100W×8h×365日=292kWh
これを、重油の消費量に換算すると、以下のように、69l(リットル)に相当する。
292×9MJ=2628MJ
1kgの重油は、38.2MJに相当するので、
2628MJ/38.2=69kg≒69l
したがって、本発明に係る太陽光採光装置を1万戸の家屋について実施し、1戸あたりで上述のように年間69lの重油消費量の削減があると、年間で690klの重油消費量を削減できる。同様に、10万戸の家屋について実施すれば、年間で6900klの重油消費量を削減でき、100万戸の家屋について実施すれば、年間で69000klの重油消費量を削減でき、1000万戸の家屋について実施すれば、年間で69万klの重油消費量を削減でき、1億戸の家屋について実施すれば、年間で690万klの重油消費量を削減できる。
本発明に係る太陽光採光装置の構成を示す側面図である。 上記太陽光採光装置における反射板の反射率及び拡散特性を示す側面図である。 上記太陽光採光装置における透光性部材の透過率及び拡散特性を示す側面図である。 上記太陽光採光装置において反射板の表面部を凸面にした構成を示す側面図である。 上記太陽光採光装置において副反射板を設けた構成を示す側面図である。 上記太陽光採光装置において複数の副反射板を設けた構成を示す側面図である。 上記太陽光採光装置における反射板を折り畳み収納可能とした構成を示す側面図である。 上記太陽光採光装置における反射板を巻取り可能とした構成を示す側面図である。 上記太陽光採光装置における反射板を家屋の側壁部により支持させた構成を示す側面図である。 上記太陽光採光装置における反射板を手摺壁に一体化した構成を示す側面図である。 本発明に係る採光条件の設定プログラムにおける処理の対象となる光線を説明するための側面図である。 上記採光条件の設定プログラムにおける処理の順序を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 反射板
2 支持部材
3 副反射板
4 支軸
5,6 巻付け軸
7 軸支持部材
8 庇部材
101側壁部
102 光透過部
103 家屋
105 太陽散乱光
106 遮光壁
108 太陽光遮蔽物
109 採光開口部(光源)

Claims (11)

  1. 側壁部(101)に光透過部(102)を有する家屋(103)の側方に、この家屋(103)の側壁部(101)により上記光透過部(102)の下方位置において下端側を支持されて傾斜されて設置され、大気中において散乱された太陽散乱光(105)を反射させて、上記光透過部(102)を介して該家屋(103)内に該太陽散乱光(105)を導く反射板(1)と、
    上記家屋(103)の側壁部(101)の上記光透過部(102)の上方位置に設置され上記反射板(1)の上端側を支持する透光性材料からなる庇部材(8)と、
    上記光透過部(102)の上部近傍に設置され、上記反射板(1)によって導かれた上記太陽散乱光(105)を反射して、上記家屋(103)内に対し、下方に向けて該太陽散乱光(105)を導く副反射板(3)と
    を備えている
    ことを特徴とする太陽光採光装置。
  2. 上記反射板は、上記太陽散乱光を反射する表面部が、微細な凹凸が形成され反射光を散乱させる散乱面となされている
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽光採光装置。
  3. 上記反射板は、上記太陽散乱光を反射する表面部が、平面となされている
    ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の太陽光採光装置。
  4. 上記反射板は、上記太陽散乱光を反射する表面部が、凸面状となされ、反射光を拡散させる
    ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の太陽光採光装置。
  5. 上記反射板は、上記太陽散乱光を反射する表面部の可視光領域における反射率が、60%以上である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の太陽光採光装置。
  6. 上記反射板は、上記太陽散乱光のうちの紫外線及び赤外線を除去し、残余の光を反射する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の太陽光採光装置。
  7. 家屋の側壁部の光透過部における透過光から紫外線及び赤外線を除去し、残余の光を透過させるフィルタを備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の太陽光採光装置。
  8. 上記反射板が反射した太陽散乱光を順次反射して上記家屋の内方側に導く複数の副反射板を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一に記載の太陽光採光装置。
  9. 上記反射板は、折り畳み収納可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一に記載の太陽光採光装置。
  10. 上記反射板は、可撓性を有する長尺のシート状に形成され、一対の巻付け軸間に架け渡されており、少なくともいずれか一方の巻付け軸による巻取りが可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一に記載の太陽光採光装置。
  11. 上記反射板は、仰角及び方位角の調整が可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一に記載の太陽光採光装置。
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