JP3222243B2 - 半導体記憶装置とそれを用いた情報処理システム - Google Patents

半導体記憶装置とそれを用いた情報処理システム

Info

Publication number
JP3222243B2
JP3222243B2 JP02860093A JP2860093A JP3222243B2 JP 3222243 B2 JP3222243 B2 JP 3222243B2 JP 02860093 A JP02860093 A JP 02860093A JP 2860093 A JP2860093 A JP 2860093A JP 3222243 B2 JP3222243 B2 JP 3222243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
capacitor
supply line
plate voltage
memory device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02860093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06224386A (ja
Inventor
正行 中村
一義 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP02860093A priority Critical patent/JP3222243B2/ja
Priority to KR1019940000903A priority patent/KR100306110B1/ko
Priority to US08/183,958 priority patent/US5383150A/en
Publication of JPH06224386A publication Critical patent/JPH06224386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3222243B2 publication Critical patent/JP3222243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/10Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a repetitive configuration
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/22Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置とそ
れを用いた情報処理システムに関し、特に強誘電体キャ
パシタをメモリセルの一部に用いるものに利用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】強誘電体キャパシタを記憶素子として用
いた例としては、特開昭63−201998号公報、特
開平3−36763号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者にあって
は、強誘電体キャパシタを用いてDRAM(ダイナミッ
ク型RAM)モードからFRAM(強誘電体メモリ)モ
ードに切り替え可能な半導体記憶装置と、それを用いた
情報処理システムを考えた。
【0004】この発明の目的は、簡単な構成でしかも一
瞬にDRAMモードからFRAMモードへの切り替えを
実現した新規な半導体記憶装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、使い勝手のよいメモリ装置を備
えた情報処理システムを提供することにある。この発明
の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細
書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ワード線にゲートが接続さ
れたアドレス選択用のスイッチ素子に対して、強誘電体
キャパシタと強誘電体キャパシタ又は常誘電体キャパシ
タの一方の電極を共通に接続し、他方の電極にそれぞれ
第1と第2のプレート電圧供給線に接続させ、上記第1
のプレート電圧供給線に一方の電圧に対応した第1の電
圧を供給し、第2のプレート電圧供給線に他方の電圧に
対応した第2の電圧を供給する第1の動作モードと、上
記第1のプレート電圧供給線に上記第2の電圧を供給
し、第2のプレート電圧供給線に上記第1の電圧を供給
する第1の動作モードを設ける。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、第1の動作モードでは
強誘電体キャパシタにはデータ線からの書き込み情報に
従った一方向の電圧又は0Vしか供給されないので分極
の反転が行われずDRAMとしての動作を行うのに対し
て、第2の動作モードの実施により各メモリセルにおい
て記憶情報に従った分極の反転が行われるのでFRAM
としての書き込みが一斉に行われる。
【0007】
【実施例】図1には、この発明に係るメモリセルの一実
施例の回路図が示されている。同図の各回路素子は、公
知の半導体集積回路の製造技術により、単結晶シリコン
のような1個の半導体基板上において形成される。
【0008】縦方向に延長されるワード線WLにゲート
が接続されたアドレス選択用のスイッチMOSFETQ
mを設ける。このMOSFETQmの一方のソース,ド
レインは、横方向に延長されるビット線(データ線又は
ディジット線と呼ばれることもある。)BLに接続され
る。このMOSFETQmの他方のソース,ドレイン
は、キャパシタC1とC2の一方の電極に共通に接続さ
れる。キャパシタC1の他方の電極には、プレート電圧
VPL1が供給される。キャパシタC2の他方の電極に
は、プレート電圧VPL2が供給される。
【0009】上記プレート電圧VPL1とVPL2は、
外部端子から導かれるプレート電圧供給線通して供給さ
れる。半導体基板上には、上記のようなメモリセルがワ
ード線とビット線の交点に複数からなるメモリセルがマ
トリックス配置されるが、全てのメモリセルにおける上
記キャパシタC1とC2と同様なキャパシタには、それ
ぞれのプレート電圧VPL1とVPL2に対応したプレ
ート電圧供給線に接続される。それ故、メモリセルのプ
レート電圧VPL1とVPL2は、外部端子を介して供
給される。
【0010】上記2つのキャパシタC1とC2のうち、
少なくともキャパシタC1又はC2の一方が強誘電体キ
ャパシタにより構成される。これに変えてキャパシタC
1とC2は、共に強誘電体キャパシタであってもよい。
強誘電体キャパシタは、PZT等からなる強誘電体を用
いて形成される。
【0011】特に制限されないが、上記メモリセルをダ
イナミック型メモリセルとして用いる動作モードのとき
には、一方のキャパシタC1に対応したプレート電圧V
PL1を回路の接地電位にし、他方のキャパシタC2に
対応したプレート電圧VPL2を電源電圧のような5V
にする。
【0012】図2には、上記メモリセルをダイナミック
型メモリセルとして用いる動作モードのときの強誘電体
膜の分極Qcと電圧Vとのヒステリシス特性図が示され
ている。同図(A)には、ハイレベル(5V)を保持し
た状態が示され、、(B)にはロウレベル(0V)を保
持した状態が示されている。同図には、キャパシタC1
とC2が共に強誘電体キャパシタである場合が示されて
いる。
【0013】同図(A)においては、ビット線からハイ
レベル(5V)が書き込まれ、それを保持している状態
が示されている。すなわち、プレート電圧VPL1が回
路の接地電位にされたキャパシタC1においては、スイ
ッチMOSFETQmとの接続される蓄積ノードからみ
て+5Vが供給されるので、ヒステリシテ特性上の斜線
を付した丸に対応した正極性の分極が生じている。この
とき、キャパシタC2の両電極には共に5Vが供給され
るから、ヒステリシス特性上の白い丸に対応して負側の
残留分極にある。
【0014】同図(B)においては、ビット線からロウ
レベル(0V)が書き込まれ、それを保持している状態
が示されている。この場合には、プレート電圧VPL1
が回路の接地電位にされたキャパシタC1においては、
スイッチMOSFETQmとの接続される蓄積ノードか
らみて0Vが供給されるので、ヒステリシテ特性上の斜
線を付した丸に対応した残留分極にある。これに対し
て、プレート電圧VPL2が電源電圧にされたキャパシ
タC2においては、スイッチMOSFETQmとの接続
される蓄積ノードからみて−5Vが供給されるので、ヒ
ステリシテ特性上の白い丸に対応した負極性の分極が生
じている。
【0015】このように、ダイナミック型メモリセルと
しての動作モードにおいて、キャパシタC1とC2に対
しては、書き込み信号のハイレベルとロウレベルに対応
して、それぞれが正極性と負極性の分極及び残留分極し
か生じないので、言い換えるならば、分極の反転が生じ
ないので、分極の反転に伴う絶縁膜特性が劣化し、其に
伴う誘電率の低下が生じない。
【0016】図3には、この発明に係るメモリセルの一
実施例の素子構造断面図が示されている。同図において
は、公知のダイナミック型メモリセル用のキャパシタの
上に強誘電体キャパシタを積層構造に形成したものであ
る。すなわち、フィールド絶縁膜SiO2 に囲まれた素
子形成領域にアドレス選択用のMOSFETQmを構成
するN+ 層からなるソース,ドレインを形成し、一方の
ソース,ドレインにはフィン(FIN)構造からなるキ
ャパシタが形成される。このキャパシタは、通常の誘電
体を用いて構成され、公知のダイナミック型メモリセル
と同様に形成される。上記キャパシタの他方の電極はプ
レート電圧VPL2が供給される。
【0017】この実施例では、上記のキャパシタの上に
一方の電極である蓄積ノードを共通にし、強誘電体を絶
縁膜に用いた強誘電体キャパシタが設けられる。この強
誘電体キャパシタの他方の電極はプレート電圧VPL1
が供給される。このように、上層のキャパシタ部の絶縁
膜に強誘電体膜を用いた方が製造上都合がよい。なぜな
ら、強誘電体膜を絶縁膜に用いる場合には、リーク電流
を抑えるために蓄積ノードと絶縁膜間に金属膜を形成す
ることがあり、この場合に上記構造が有利になるからで
ある。
【0018】図4には、この発明に係るメモリセルの他
の一実施例の素子構造断面図が示されている。同図にお
いては、公知のダイナミック型メモリセル用のキャパシ
タの上に形成される強誘電体キャパシタを積層構造に形
成するとき、両キャパシタ共にフィン(FIN)構造に
して形成するものである。このような構造にすることに
よって、実質的に小さな占有面積により大きな容量値を
得ることができる。
【0019】図5には、この発明に係るメモリセルの更
に他の一実施例の素子構造断面図が示されている。同図
においては、公知のダイナミック型メモリセル用のキャ
パシタの上に形成される強誘電体キャパシタを積層構造
に形成するとき、ダイナミック型メモリセル用のキャパ
シタをトレンチ構造にし、その上に形成される強誘電体
キャパシタをフィン(FIN)構造にして形成したもの
である。このような構造を採ることによって、実質的な
多層化を防ぐことができる。
【0020】上記のメモリセルの製造プロセスの概略
は、次の通りである。素子形成用の拡散層の部分を残し
てフィールド絶縁膜SiO2 が形成される。このフィー
ルド絶縁膜SiO2 下には、図示しないがP型のチャン
ネルストッパーが形成されている。上記フィールド絶縁
膜SiO2 に囲まれた素子形成領域の表面に薄いゲート
絶縁膜が形成され、その上にポリシリコン又はポリサイ
ドからなるゲート電極(ワード線)が形成される。この
ゲート電極とフィールド絶縁膜SiO2 をマクスとして
Nチャンネル型MOSFETのソースとドレインを構成
するN+ 型拡散層が形成される。CMOS回路を構成す
るPチャンネル型MOSFETでは、別の工程でソース
とドレインを構成するP+ 型拡散層10が形成される。
上記ゲート絶縁膜上には、層間絶縁膜としてCVD−S
iO2 が形成される。
【0021】ゲート電極に対して図示しないが、CVD
−SiO2 からなるサイドウォールが形成され、CVD
−SiO2 からなる層間絶縁膜が形成される。そして、
トランスファMOSFETのソース又はドレインに相当
する部分には、開口が形成され、ビット線と蓄積ノード
を構成する電極が形成される。
【0022】強誘電体キャパシタは、公知の方法により
ダイナミック型メモリセルを構成するキャパシタの蓄積
ノードを構成する電極の上部にPZT等からなる強誘電
体がディポジションされ、その上にPt等からなる上部
電極が形成される。上記強誘電体は、BaMgF4 のよ
うな強誘電体であってもよい。このような強誘電体層の
形成方法に関しては、例えば、雑誌『セミコンダクタ・
ワールド』1991年12月号、PP.122−125
に詳しく述べられている。
【0023】この発明に係るメモリセルの動作を説明す
る前に、その理解を容易にするために次の図6ないし図
10を用いて1個の強誘電体キャパシタを用いてDRA
MモードからFRAMモードへの切り替え動作を説明す
る。
【0024】図6には、1つの強誘電体キャパシタを用
いたメモリセルの回路図が示されている。同図のメモリ
セルは、基本的には公知のダイナミック型メモリセルと
同様に強誘電体キャパシタを用いて構成される。ただ
し、プレート電圧VPLが固定の電圧ではなく動作モー
ドに応じて変化させられる。強誘電体キャパシタの分極
の向きは、同図に矢印で示すようにスイッチMOSFE
TQm側、言い換えるならば、蓄積ノード側からみた方
向を正極性として説明する。
【0025】図7には、ハイレベルが記憶された状態で
不揮発化させる場合の動作波形図が示され、図8には強
誘電体膜のヒステリシス特性上での分極の動作が示され
ている。上記のようにメモリセルにハイレベルが記憶さ
れた状態では、ワード線を選択状態にすると、ビット線
BLに現れた微小な記憶情報をセンスアンプが増幅して
リフレッシュ動作と同様に5Vのようなハイレベルに増
幅する。この状態は、図8(A)の特性図の状態1に示
すように強誘電体膜には5Vに対応した分極が生じてい
る。
【0026】上記のようにビット線BLがハイレベルに
された状態で、フレート電圧VPLを同じ5Vのような
ハイレベルに変化させる。この状態2では、強誘電体膜
には同電位が供給されるので、図8(B)のように電圧
が0Vのときに対応した分極が生じている。
【0027】プレート電圧VPLをもとのロウレベルに
戻すと、強誘電体膜には再び5Vが加わるので状態3の
ような分極が生じている。これはワード線WLをロウレ
ベルの非選択状態にさせても、蓄積ノードに保持された
電圧によって同様な分極が生じるものである。
【0028】そして、電源遮断を行うとリーク電流によ
って上記蓄積ノードの電位が下がり、強誘電体膜には電
圧が印加されなくなるから図8(B)の状態4のように
残留分極が保持されている。
【0029】図9には、ロウレベルが記憶された状態で
不揮発化させる場合の動作波形図が示され、図10には
強誘電体膜のヒステリシス特性上での分極の動作が示さ
れている。メモリセルにロウレベルが記憶された状態で
は、ワード線を選択状態にすると、ビット線BLに現れ
た微小な記憶情報をセンスアンプが増幅してリフレッシ
ュ動作と同様に0Vのようなロウレベルに増幅する。こ
の状態1では、強誘電体膜には同じ0Vが印加されるか
ら、図10(A)の特性図の状態1のように0Vに対応
した分極が生じている。
【0030】上記のようにビット線BLがロウレベルに
された状態で、フレート電圧VPLを同じ5Vのような
ハイレベルに変化させる。この状態2では、強誘電体膜
には蓄積ノード側から見て−5Vが印加されるので、図
10(B)のように電圧が−5Vのときに対応して分極
の反転が行われる。
【0031】プレート電圧VPLをもとのロウレベルに
戻すと、強誘電体膜には同じ0Vが加わるが、上記のよ
うな分極の反転により正ではなく負側の残留分極に対応
した状態3のような分極が生じている。これはワード線
WLをロウレベルの非選択状態にさせても、蓄積ノード
に保持された電圧の0Vによって同様な分極が生じるも
のである。そして、電源遮断を行うと、強誘電体膜には
同様に電圧が印加されない状態であるから図10(B)
の状態4のように負極性の残留分極が保持されている。
【0032】電源投入を行ってリフレッシュ動作を実施
すると、ビット線には残留分極に対応して基準電圧とし
てのハーフプリチャージ電圧2.5Vに対して微小なハ
イレベル又はロウレベルが出力され、それをセンスアン
プが増幅して強誘電体キャパシタに対してハイレベル/
ロウレベルの再書き込みが実施されるので、図8(A)
の状態1又は図9(A)の状態3のように分極の向きに
差が生じて記憶情報の保持動作を行うものである。
【0033】上記のように強誘電体キャパシタを1個用
いた場合には、リフレッシュ動作を利用して、ワード線
単位で逐一にDRAMモードからFRAMモードに切り
替える必要がある。そのため、不測の停電や誤った電源
スイッチの操作によってメモリ装置の電源が遮断された
とき、DRAMモードから不揮発化のためのFRAMモ
ードに切り替えるのに時間がかかかり、切り替え用の特
別の電源装置を必要とするので使い勝手が悪くなる。
【0034】図11には、この発明に係るメモリセルの
DRAMモードからFRAMモードへの切り替え動作の
一実施例を説明するための波形図が示され、図12と図
13には、そのときの強誘電体キャパシタのヒステリシ
ス特性図が示されている。
【0035】この実施例では、図1に示したメモリセル
のキャパシタC1とC2が共に強誘電体キャパシタであ
る場合が示されている。また、プレート電極VPL1に
は通常動作のときには5Vが供給され、プレート電圧V
PL2には回路の接地電位0Vが供給されている。
【0036】図11において、状態1はDRAMモード
での動作を示している。このときには、上記のようにプ
レート電圧VPL1が5Vで、プレート電圧VPL2が
0Vの状態にされている。したがって、ワード線が非選
択状態にされ、メモリセルの蓄積ノードにハイレベルが
記憶された状態では、プレート電圧VPL2に対応した
キャパシタC2においては、図12(A)に示すよう
に、5Vの印加電圧に対応した分極が生じている。これ
に対して、プレート電圧VPL1に対応したキャパシタ
C1においては、両電極が共に5Vになって電圧差が0
Vになるものであるが、蓄積ノードにロウレベルが書き
込まれたときの分極の反転に対応して負極性側の残留分
極にある。
【0037】上記のような記憶情報の保持状態におい
て、図11の状態2のようにプレート電圧VPL1とV
PL2をそれぞれ反転させる。言い換えるならば、プレ
ート電圧VPL1を5Vから0Vに変化させ、プレート
電圧VPL2を0Vから5Vに変化させる。このため、
プレート電圧VPL1とVPL2は、外部から供給され
る1つの制御信号により、相補的に切り替えられるCM
OSインバータ回路等を利用して形成することができ
る。
【0038】例えば、半導体記憶装置において、モード
切り替え制御端子を設け、そこにモード切り替え信号を
供給して、内部回路においてプレート電圧VPL1とV
PL2を電源電圧と回路の接地電位に相補的に切り替え
るようなCMOSインバータ回路を設けることにより簡
単に実現できる。
【0039】特定の制御端子を設けないで、DRAMに
存在する既存の制御端子の組み合わせにより上記FRA
Mモードへの切り替え制御信号を形成してもよい。例え
ば、ロウアドレスストローブ信号RASをロウレベルに
する前に、ライトイネーブル信号WE及びカラムアドレ
スストローブ信号をロウレベルにして、これをFRAM
モードと定義してもよい。出力イネーブル信号OEを持
つものでは、これも組み合わせてFRAMモードにして
もよい。この他、上記のような動作モード制御信号とア
ドレス信号又はデータ信号とを組み合わせてFRAMモ
ードの信号を形成してもよい。
【0040】上記の状態2では、図12(B)に示すよ
うに、5Vから0Vに変化させられたプレート電圧VP
L1に対応したキャパシタC1では、ハイレベルが記憶
されていた蓄積ノード側からみて5Vが印加されるの
で、ヒステリシス特性に従って負側の残留分極から分極
の反転が生じて5Vに対応した分極に変化する。これに
対して、0Vから5Vに変化させられたプレート電圧V
PL2に対応したキャパシタC2では、共に両電極に5
Vが印加されることに対応して電圧差が0Vになるので
正側の残留分極に変化する。
【0041】図11の状態3のようにプレート電圧VP
L1とVPL2をもとの状態に戻す。言い換えるなら
ば、プレート電圧VPL1を0Vから5Vに変化させ、
プレート電圧VPL2を5Vから0Vに変化させる。す
なわち、前記状態2は、1ショットのパルスに対応して
プレート電圧VPL1とVPL2の電圧レベルが相補的
に切り替えられるものである。
【0042】この状態3では、図13(C)に示すよう
に、キャパシタC1側で分極の反転が生じたので前の状
態1とは異なり、プレート電圧VPL1に対応したキャ
パシタC1は正の残留分極になる。分極の反転が生じな
いキャパシタC2は、蓄積ノードの保持電圧5Vに対応
した分極に戻る。
【0043】図11の状態4のように電源遮断を行う
と、プレート電圧VPL1も放電等により0Vに変化す
る。それ故、図13(D)のようにキャパシタC1とC
2が共に正の残留分極になる。
【0044】これに対して、状態1のDRAMモードに
おいて、ワード線が非選択状態にされ、メモリセルの蓄
積ノードにロウレベルが記憶された状態では、プレート
電圧VPL1に対応したキャパシタC1においては、図
14(A)に示すように、蓄積ノード側からみた−5V
の印加電圧に対応した分極が生じている。これに対し
て、プレート電圧VPL2に対応したキャパシタC2に
おいては、両電極が0Vになって電圧差が0Vになるも
のであるが、蓄積ノードにハイレベルが書き込まれたと
きの分極の反転に対応して正極性側の残留分極にある。
もっとも、以前に一度もハイレベルが書き込まれないと
きには負極性側の残留分極にある。
【0045】上記のような記憶情報の保持状態におい
て、前記図11の状態2のようにプレート電圧VPL1
とVPL2をそれぞれ反転させると、図14図(B)に
示すように、0Vから5Vに変化させられたプレート電
圧VPL2に対応したキャパシタC2では、ロウレベル
が記憶されていた蓄積ノード側からみて−5Vが印加さ
れるので、ヒステリシス特性に従って正側の残留分極か
ら分極の反転が生じて−5Vに対応した分極に変化す
る。もしも、キャパシタC2において上記のように負極
性側の残留分極にあるなら、そのまま分極の反転もなく
−5Vに対応した分極に変化する。これに対して、5V
から0Vに変化させられたプレート電圧VPL1に対応
したキャパシタC1では、共に両電極に0Vが印加され
ることに対応して電圧差が0Vになるので負側残留分極
になる。
【0046】前記図11の状態3のようにプレート電圧
VPL1とVPL2をもとの状態に戻と、図15(C)
に示すように、キャパシタC2側で分極の反転が生じた
ので前の状態1とは異なり、プレート電圧VPL2に対
応したキャパシタC2は負側残留分極になる。分極の反
転が生じないキャパシタC1は、蓄積ノードの保持電圧
0Vによる−5Vに対応した分極に戻る。
【0047】前記図11の状態4のように電源遮断を行
うと、プレート電圧VPL1も放電等により0Vに変化
する。それ故、図15(D)のようにキャパシタC1と
C2が共に負の残留分極になる。
【0048】上記のようなDRAMモードからFRAM
モードへの切り替え動作は、上記のようなプレート電圧
VPL1とVPL2が供給されるメモリセルにおいて、
一斉に行われる。それ故、全てのメモリセルの一対のキ
ャパシタのプレート電圧を、VPL1とVPL2にそれ
ぞれ共通に接続することにより、全メモリセルに対して
一瞬のうちにDRAMモードからFRAMモードに切り
替えられる。
【0049】なお、上記のようなDRMAモードからF
RAMモードへの切り替えにおいて、状態1と状態2を
実施した後に直ちに電源遮断を行ってもよい。言い換え
るならば、状態3を経由しないで電源遮断を行っても同
様な強誘電体キャパシタの残留分極による不揮発性記憶
動作を行うことかできる。
【0050】次に、上記FRAMモードからDRAMモ
ードへの切り替え動作を説明する。図16には、図13
(D)のようにキャパシタC1とC2が正側の残留分極
にあったときの動作波形図が示され、図17と図18に
は、そのときの強誘電体キャパシタのヒステリシス特性
図が示されている。
【0051】FRAMモードからDRAMモードへの切
り替えは、リフレッシュ動作を利用して実施される。す
なわち、図16に示すように、状態1では電源投入を行
って各電位の設定を行う。すなわち、プレート電圧VP
L1は5Vに、プレート電圧VPL2は0Vにされ、ビ
ット線BLはハーフプリチャージ電圧2.5Vにされ
る。この状態では、ワード線が非選択状態のままである
から、キャパシタC1とC2は、何もチャージされずに
残留分極の状態を保持している。
【0052】状態2では、リフレッシュ動作を開始して
1つのワード線の選択動作を行う。上記のようにキャパ
シタC1とC2が正側の残留分極を持っていると、ワー
ド線の選択動作よりアドレス選択スイッチMOSFET
Qmのオン状態により、ビット線BLにはハイレベル側
の微小電圧が現れる。この微小電圧をセンスアンプが増
幅してビット線BLの電位を5Vのようなハイレベルに
増幅する。これにより、図17(B)のように、プレー
ト電圧VPL2に対応したキャパシタC2には5Vに対
応した分極が生じ、プレート電圧VPL1に対応したキ
ャパシタC1は正のは残留分極のままにされる。
【0053】状態3では、ワード線を選択状態にしてお
いて、プレート電圧VPL1とVPL2をそれぞれ反転
させる。すなわち、前記同様に、プレート電圧VPL1
を5Vから0Vに変化させ、プレート電圧VPL2を0
Vから5Vに変化させる。これにより、図18(C)に
示すように、キャパシタC1は、上記のような正の残留
分極から−5Vに対応した分極に反転させられる。キャ
パシタC2は、両電極が共に5Vにされるから、その差
電圧が0Vになり、正の残留分極になる。
【0054】状態4では、プレート電圧VPL1とVP
L2とがそれぞれともの状態、言い換えるならば、DR
AMモードのプレート電圧VPL1が5Vに、VPL1
が0Vに変化させられる。これにより、図18(D)に
示すように、キャパシタC1は負の残留分極に、キャパ
シタC1は5Vに対応した分極になる。この状態は、前
記図12図(A)と同様である。
【0055】図19には、図14(D)のようにキャパ
シタC1とC2が負側の残留分極にあったときの動作波
形図が示され、図20と図21には、そのときの強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性図が示されている。
【0056】前記のように状態1では電源投入を行っ
て、プレート電圧VPL1は5Vに、プレート電圧VP
L2は0Vにされ、ビット線BLはハーフプリチャージ
電圧2.5Vのような電位設定を行う。この状態では、
ワード線が非選択状態のままであるから、キャパシタC
1とC2は、何もチャージされず残留分極の状態を保持
している。
【0057】状態2では、リフレッシュ動作を開始して
1つのワード線の選択動作を行う。上記のようにキャパ
シタC1とC2が負側の残留分極を持っていると、ワー
ド線の選択動作よりアドレス選択スイッチMOSFET
Qmのオン状態により、ビット線BLにはロウレベル側
の微小電圧が現れる。この微小読み出し電圧をセンスア
ンプが増幅してビット線BLの電位を0Vのようなロウ
レベルに増幅する。これにより、図20(B)に示した
ように、プレート電圧VPL1に対応したキャパシタC
1には−5Vに対応した分極が生じ、プレート電圧VP
L2に対応したキャパシタC1は負側の残留分極のまま
にされる。
【0058】状態3では、ワード線を選択状態にしてお
いて、プレート電圧VPL1とVPL2をそれぞれ反転
させる。すなわち、前記同様に、プレート電圧VPL1
を5Vから0Vに変化させ、プレート電圧VPL2を0
Vから5Vに変化させる。これにより、図21(C)に
示すように、キャパシタC2は、上記のような負の残留
分極から5Vに対応した分極に反転させられる。キャパ
シタC1は、両電極が共に0Vにされるから、その差電
圧が0Vになり、負側の残留分極になる。
【0059】状態4では、プレート電圧VPL1とVP
L2とがそれぞれともの状態、言い換えるならば、DR
AMモードのプレート電圧VPL1が5Vに、VPL1
が0Vに変化させられる。これにより、図21(D)に
示すように、キャパシタC2は正の残留分極に、キャパ
シタC1は−5Vに対応した分極になる。この状態は、
前記図14図(A)と同様である。
【0060】FRAMモードからDRAMモードに切り
替えるときには、前記のような動作を全てのワード線に
ついて行うようにすればよい。すなわち、リフレッシュ
動作を実施しつつ、それに同期させてプレート電圧VP
L1とVPL2を反転させればよい。
【0061】上記のようなFRAMモードからDRAM
モードへの切り替えは、必ずしも一括して行う必要はな
い。すなわち、これからDRAMとして使用するエリア
のみをDRAMモードにし、他の部分はFRAMのまま
にしておいて理論的には問題ない。しかし、DRAMモ
ードにおいては、常に一定時間毎にリフレッシュ動作を
行う必要がある。このリフレッシュ動作を上記メモリエ
リアに対応させて実施するようにすれば、他のエリアは
FRAMモードのままでもよい。しかしながら、リフレ
ッシュ動作を上記のようにするには、リフレッシュアド
レスの管理等が面倒であるし、内蔵の自動リフレッシュ
回路でリフレッシュ動作が行われるものでは、全てのメ
モリセルに対してリフレッシュ動作が行われるから、上
記のようなFRAMモードからDRAMモードへの切り
替えは、リフレッシュ制御や管理の観点から一括して行
うことが便利である。
【0062】図22には、上記のようなメモリセルを用
いた半導体記憶装置とその外部に設けられる周辺回路の
一実施例の概略ブロック図が示されている。これらの周
辺回路も半導体チップ上に搭載して1つの半導体記憶装
置としてもよい。
【0063】上記のようなDRAMモードとFRAMモ
ードを備えた半導体記憶装置D&FRAMは、基本的に
はDRAMと同様なメモリマット(又はメモリアレイ)
と、行選択回路(ワード線選択回路)及び列選択回路
(ビット線選択回路)及び入出力回路から構成される。
【0064】メモリマットは、前記のようにメモリセル
が少なくとも一方が強誘電体キャパシタにされた2キャ
パシタ構成であることを除いて、他の構成は公知のダイ
ナミック型RAMのメモリマット又はメモリアレイと同
様である。なお、メモリマットには、センスアンプやビ
ット線プリチャージ回路、カラムスイッチ回路等も含ま
れると理解されたい。
【0065】行選択回路は、行アドレスを受けるアドレ
スバッファ、アドレスデコーダ及びワード線駆動回路か
ら構成される。列選択回路は列アドレスを受けるアドレ
スバッファ、アドレスデコーダ及び選択出力回路から構
成される。入出力回路は、入力バッファと書き込みアン
プ、メインアンプと出力バッファから構成される。
【0066】同図には、行及び列選択回路に対してそれ
ぞれのアドレスが供給されるように示されているが、ア
ドレススストローブ信号RASとCASにより行アドレ
スと列アドレスとが時系列的に入力されるアドレスマル
チプレックス方式のものでは、共通のアドレス端子から
上記アドレス信号が時系列的に入力される。
【0067】電圧印加モニター回路は、上記半導体記憶
装置D&DRAMに供給される電源電圧VCCとVSS
を監視し、それが遮断されたとを検出すると、モード設
定回路に検出出力を供給する。
【0068】モード設定回路は、上記のような電源電圧
の遮断を検出すると、行選択回路に制御信号を供給して
全ワード線を非選択状態にさせる。メモリ回路が動作状
態ならば、メモリセルへの再書き込みが終了した時点で
ワード線を非選択状態にする。メモリ回路が非選択状態
ならそのまま非選択状態にし、リフレッシュ動作を禁止
する。モード接待回路は、このような行選択回路に対す
るワード線の非選択制御とととに、プレート電圧発生回
路を制御してプレート電圧の一時的な反転動作を行わせ
る。
【0069】印加電圧モニター回路及びモード設定回路
並びにプレート電圧発生回路が、上記はD&FRAMが
形成される半導体チップに内蔵される場合、上記モード
設定回路は、制御回路に含ませるものであってもよい。
すなわち、前記のようなRAS、CAS及びWE等の制
御信号により、DRAMモードにおける読み出しモー
ド、書き込みモード及びリフレッシュモードのような各
種モードと、DRAMからFRAMモードへの切り替
え、あるいはFRAMモードからDRAMモードへの切
り替えに必要な制御信号を形成する。
【0070】図23には、この発明に係る半導体記憶装
置に設けられる電源回路の一実施例の回路図が示されて
いる。この実施例では、半導体チップ又はそれが搭載さ
れるパッケージ内にキャパシタCを内蔵させて、このキ
ャパシタに保持された電圧によりDRAMモードからF
RAMモードへの切り替えに必要な電源として用いる。
すなわち、この実施例の半導体記憶装置は、前記のよう
にワード線を全非選択状態にしておいて、プレート電圧
を一時的に切り替えるだけでよいから、キャパシタCに
保持された電圧を用いて切り替えを行うことができる。
【0071】この場合、インバータ回路INVを前記印
加電圧モニター回路として利用することができる。この
インバータ回路INVをキャパシタCに保持された電圧
で動作させるとともに、電源電圧VCCの低下を検出し
て、モード切り替え信号を発生させる。これにより、D
RAMモードからFRAMモードに切り替えるようにす
る。ダイオードDは、キャパシタCが電源電圧端子VC
C側に逆流放電されるのを防止するものである。
【0072】上記キャパシタCに代えて、バッテリーを
用いるものであってもよい。バッテリーを用いる場合に
は、半導体チップには内蔵できないから、半導体チップ
が実装されるカード又はメモリ装置を構成する実装基板
にダイオードとバッテリーを設けるようにすればよい。
【0073】図24に、本発明のD&FRAMを用いた
ICカードの要部概略図を示す。プラスチック基板上に
本発明のD&FRAM及びマイクロコントローラが搭載
されている。上記マイクロコントローラは本発明のD&
FRAM用制御回路であって、本発明のD&FRAMの
動作を制御する。また、本発明のD&FRAM及びマイ
クロコントローラの内部配線と上記プラスチック基板上
の配線とは互いに接続されている。さらに上記コネクタ
と上記プラスチック基板上の配線とが電気的に接続され
ており、上記コネクタと外部のシステムにおけるインタ
ーフェース回路とを接続する。このことによって、各種
システムの情報としてICカードを使用することが出来
る。
【0074】本実施例では本発明のD&FRAM用制御
回路としてのマイクロコントローラをICカードに内蔵
した場合の例を示したが、上記マイクロコントローラを
ICカード内に設けず、独立に形成しても良い。このI
Cカードを従来のフロッピーディスクのようにワークス
テーション以下の小型及び携帯用のコンピュータシステ
ムにおける交換可能な補助記憶媒体として利用すれば、
ディスクを回転させる必要が無く、システム全体の小型
化,軽量化および薄型化が図れるとともに、消費電力を
低減でき、さらに大容量の情報をDRAMと同様に高速
に読み書きできるので、システム全体としての処理能力
が向上する。
【0075】図25に、本発明のD&FRAMを用いた
コンピュータシステムの要部概略図を示す。このコンピ
ュータシステムは、本情報機器としての中央処理装置C
PU,上記情報処理システム内に構築したI/Oバス,
BUS Unit,主記憶メモリや拡張メモリなど高速
メモリをアクセスするメモリ制御ユニットMemory
Controll Unit、主記憶メモリとしての
DRAM,基本制御プログラムが格納されたROM、先
端にキーボードが接続されたキーボードコントローラK
BDC等によって構成される。
【0076】表示アダプタとしてのDisplay a
dapterがI/Oバスに接続され、上記Displ
ay adapterの先端にはディスプレイが接続さ
れている。上記I/OバスにはパラレルポートPara
llel PortI/F,マウス等のシリアルポート
Serial Port I/F、フロッピーディスク
ドライブFDD、上記I/OバスよりのHDDI/Fに
変換するバッファコントローラHDD bufferが
接続される。上記メモリ制御ユニットMemory C
ontrol Unitからのバスと接続されて拡張R
AM及び主記憶メモリとしてのDRAMが接続されてい
る。
【0077】このコンピュータシステムの動作について
説明する。電源が投入されて、動作を開始するとまず上
記中央処理装置CPUは、上記ROMを上記I/Oバス
を通してアクセスし、初期診断、初期設定を行なう。補
助記憶装置からシステムプログラムを主記憶メモリとし
てのDRAMにロードする。また、上記中央処理装置C
PUは、上記I/Oバスを通してHDDコントローラに
HDDをアクセスするものとして動作する。そして、シ
ステムプログラムのロードが終了すると、ユーザーの処
理要求に従い、処理を進めていく。
【0078】ユーザーは上記I/Oバス上のキーボード
コントローラKBDCや表示アダプタDisplay
adapterにより処理の入出力を行ないながら作業
を進める。そして、必要に応じてパラレルポートPar
allel Port I/F、シリアルポートSer
ial Port I/Fに接続された入出力装置を活
用する。
【0079】本体上の主記憶メモリとしてのDRAMで
は主記憶容量が不足する場合は、拡張RAMにより主記
憶を補う。ユーザーがファイルを読み書きしたい場合に
は、ユーザーは上記HDDが補助記憶装置であるものと
して補助記憶装置へのアクセスを要求する。そして、本
発明のD&FRAMによって構成されたファイルメモリ
システムはそれを受けてファイルデータのアクセスを行
なう。
【0080】図26にコンピュータシステムを使用した
応用例について示す。図26(a)はICカードスロッ
トMSLOTを備え、本発明のD&FRAMを内蔵した
ICカードによって構成されたファイルメモリfile
Mを内蔵したシステムである。入出力装置をキーボード
KB及びディスプレイDPとしたノートタイプパソコン
である。
【0081】図26(b)はフロッピーディスクドライ
ブFDD及び本発明のD&FRAMを内蔵したICカー
ドによって構成されたファイルメモリfileMを内蔵
したシステムである。入出力装置をキーボードKB及び
ディスプレイDPとし、フロッピーディスクFDが上記
フロッピーディスクドライブFDDに挿入される。この
ことによってソフトウェアとしての上記フロッピーディ
スクFDおよびハードウェアとしての上記ファイルメモ
リfileMに情報を記憶できるデスクトップタイプパ
ソコンとなる。
【0082】図26(c)は本発明のD&FRAMを内
蔵したICカードとしてのファイルメモリカードfil
eMCARDを挿入し、入出力装置を入力専用ペンPE
N及びディスプレイDPとしたペンポータブルタイプパ
ソコンである。このように、本発明のD&FRAMをコ
ンピュータシステムに応用することによって、上述した
ような携帯用のコンピュータシステムに応用することが
できる。
【0083】このことによって、従来のディスクを回転
させる必要がなく、システム全体の小型化,軽量化,薄
型化が図れるとともに消費電力を低減でき、さらに大容
量の情報を高速に読み書きできるので、コンピュータシ
ステム全体としての処理能力を向上させることができ
る。さらに、従来のディスクを本発明のD&FRAMで
置き換えているため、携帯用コンピュータにおいて問題
となる耐衝撃性が向上でき、コンピュータシステムにお
ける信頼性を向上させることができる。
【0084】図27に本発明のD&FRAMを内蔵した
マイクロプロセッサシステムの概略図を示す。マイクロ
プロセッサMPUは中央処理装置CPU、本発明のD&
FRAM、シリアル・コミュニケーション・インターフ
ェースSCI、リード・オンリ・メモリROM、ランダ
ム・アクセス・メモリRAM、その他の入出力回路I/
Oなどの周辺回路、そして制御回路CONT等によって
構成される。上記マイクロプロセッサMPUにおいて上
記中央処理装置CPUが実行すべき書き換え制御プログ
ラムは予め、DRAMモードでのプログラムストアによ
って本発明のD&FRAMに書き込まれている。
【0085】モード信号入力端子MDPADへのモード
信号MDの制御によって、データバスDBUSを介し
て、上記中央処理装置CPU,上記入出力回路I/O,
上記シリアル・コミュニケーション・インターフェース
SCI,上記リード・オンリ・メモリROM,上記ラン
ダム・アクセス・メモリRAM,本発明のD&FRAM
とのデータのインターフェースを行い、上記中央処理装
置CPUにより本発明のD&FRAMの動作の制御を行
う。また、上記入出力回路I/Oおよび上記シリアル・
コミュニケーション・インターフェースSCIは入出力
装置とのデータのインターフェースを行う。
【0086】本発明のD&FRAMは、アドレスバスA
BUSを介して、上記入出力回路I/O,上記シリアル
・コミュニケーション・インターフェースSCI,上記
ランダム・アクセス・メモリRAM,上記リード・オン
リ・メモリROMとアドレシングを行う。このリード・
オンリ・メモリROMには書換え不可能な基本システム
プログラムを格納する。
【0087】このようにして、本発明のD&FRAMは
マイクロプロセッサMPUが入出力装置を加えたマイク
ロプロセッサシステムとして実装された状態で上記中央
処理装置CPUの制御に基づいてその記憶情報を書き換
え可能にする。そして、DRAMモードによりDRAM
と同様に記憶情報を書き換え可能にする。このように、
本発明のD&FRAMをマイクロプロセッサシステムに
応用することによって、消費電力を低減できる。さらに
大容量の情報を高速に読み書きでき、マイクロプロセッ
サの小型化が実現でき、マイクロプロセッサシステム全
体としての処理能力が向上する。
【0088】図28に本発明のD&FRAMを内蔵した
コードレス電話器システムの要部概略図を示す。以下
に、本発明のD&FRAMを内蔵したコードレス電話器
の音声の受信について説明する。アンテナによって入力
された電波はアナログフロントエンド部を介して、ベー
スバンド部のデジタル変調回路に入力され、波形等化及
びアナログ−デジタル変換される。そして、上記デジタ
ル変調回路の出力信号は上記チャンネルコーディング回
路へ入力され、誤り訂正及びフレームの分解が行われ
る。上記のチャンネルコーディング回路の出力信号は音
声コーデック回路に入力され、デジタル−アナログ変換
及び音声伸長が行われ、コードレス電話器のスピーカー
に伝送される。
【0089】以下に、本発明のD&FRAMを内蔵した
コードレス電話器システムの音声の発信について説明す
る。上記コードレス電話器のマイクに入力された音声
は、上記ベースバンド部の音声コーデック回路に入力さ
れ、音声のアナログ−ディジタル変換及び音声圧縮を行
い、上記チャンネルコーディング回路を介して誤り訂正
及びフレーム組立てを行う。そして、上記デジタル変調
回路を介して、波形等化及びデジタル−アナログ変換を
行い、上記アナログ・フロントエンド部を介して、上記
アンテナへ転送される。
【0090】マイクロプロセッサと本発明のD&FRA
Mにより構成された制御部において、上記マイクロプロ
セッサと本発明のD&FRAMは双方向的に接続されて
いる。そして、上記コードレス電話器に備えられたキー
による信号の入力によって、上記マイクロプロセッサの
制御により、本発明のD&FRAMへの短縮ダイヤル番
号及びコード等の書き込みを行っている。そしてさら
に、本発明のD&FRAMに記憶された上記短縮ダイヤ
ル番号及びコード等の読み出しをも行っている。
【0091】上記マイクロプロセッサにより、デジタル
変調回路及び音声コーデック回路は制御されている。こ
のようにコードレス電話器の制御部に本発明のFRAM
を用いることによって、上記制御部の小型化並びにコー
ドレス電話器システムの小型化,軽量化、低消費電力化
が図れ、さらに大容量の情報を高速に読み書きできるの
で、システム全体としての処理能力が向上する。さら
に、携帯用電話器として問題となっている耐衝撃性が向
上でき、コードレス電話器システムとしての信頼性が向
上する。
【0092】図29に本発明のD&FRAM内蔵ICカ
ードを使用したデジタル・スチル・カメラ・システムの
要部概略図を示す。デジタル・スチル・カメラシステム
は光学系,中央処理装置CPU,モータ駆動回路,絞
り,シャッター,イメージセンサ,信号処理回路および
アナログ−デジタル変換回路A/DC等によって構成さ
れる。
【0093】被写体は、光学系に受像され、中央処理装
置CPUによって制御されたモータ駆動回路によって絞
り、シャッターが制御され、上記絞り、シャッターを介
して、イメージセンサ上に上記被写体が結像される。そ
して、上記イメージセンサによって結像された画像の信
号が信号処理回路によって形成される。また、上記信号
処理回路によって形成された信号は、アナログ−デジタ
ル変換回路A/DCに入力され、入力されたアナログ信
号からデジタル信号が形成される。
【0094】上記デジタル信号は上記中央処理装置CP
Uによって制御された信号処理回路に入力されてデータ
圧縮され、上記データは本発明のD&FRAM内蔵IC
カードに記憶される。このようにデジタル・スチル・カ
メラに本発明のD&FRAM内蔵ICカードを適用する
ことによって、上記デジタル・スチル・カメラ・システ
ムの小型化,軽量化,薄型化が図れると共に低消費電力
化が図れ、さらに大容量の情報を高速に読み書きできる
ので、システム全体としての処理能力が向上する。さら
に、デジタル・スチル・カメラ・システムとして問題と
なっている耐衝撃性が向上でき、上記デジタル・スチル
・カメラのシステムとしての信頼性が向上する。
【0095】図30に本発明のD&FRAMをメモリ素
子として製造した自動車システムの要部概略図を示す。
入出力制御部I/OCONTは空調部,センサ類および
エンジンの動力をタイヤに伝えるトランスミッションT
RMを制御し、さらに計器類および表示パネルとの信号
の入出力を行う。上記エンジンはエンジン制御部によっ
て制御され、上記入出力制御部I/OCONTは本発明
のFRAM内蔵のマイクロプロセッサMPUを内蔵した
信号処理部によって、メモリ部としての本発明のD&F
RAMを制御し、情報の書き込み及び読み出しを行う。
【0096】上記トランスミッションTRMによる出力
信号は車高制御部およびサスペンション制御部に入力さ
れ、車体の制御を行う。本実施例では本発明のD&FR
AMをマイクロプロセッサに内蔵するとともに、メモリ
部にも本発明のD&FRAMを適応したが、本発明のD
&FRAMは特に限定することなく所望の箇所に適応す
ることができる。このことによって、上記自動車システ
ムの小型化,軽量化が図れると共に低消費電力化が図
れ、燃費が向上する。さらに、本発明におけるD&FR
AMを使用することにより、耐衝撃性が高くできるので
システムとしての信頼性を向上することができる。ま
た、大容量のメモリを提供できるので、上記制御システ
ムにも、少ない部品数で、高度な処理能力を持たせるこ
とができるという利点がある。
【0097】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) ワード線にゲートが接続されたアドレス選択用
のスイッチ素子に対して、強誘電体キャパシタと強誘電
体キャパシタ又は常誘電体キャパシタの一方の電極を共
通に接続し、他方の電極にそれぞれ第1と第2のプレー
ト電圧供給線に接続させ、上記第1のプレート電圧供給
線に一方の電圧に対応した第1の電圧を供給し、第2の
プレート電圧供給線に他方の電圧に対応した第2の電圧
を供給する第1の動作モードと、上記第1のプレート電
圧供給線に上記第2の電圧を供給し、第2のプレート電
圧供給線に上記第1の電圧を供給する第1の動作モード
を設けることにより、第1の動作モードでは強誘電体キ
ャパシタにはデータ線からの書き込み情報に従った一方
向の電圧又は0Vしか供給されないので分極の反転が行
われず強誘電体膜の劣化がないのに対して、第2の動作
モードの実施により各メモリセルにおいて記憶情報に従
った分極の反転が行われるのでFRAMとしての書き込
みが一瞬のうちに行うことができるという効果が得られ
る。
【0098】(2) 上記(1)により、強誘電体膜の
分極の反転が電源投入前後にしか行われないから、書き
換え回数の実質的な制限を無くすことができるという効
果が得られる。
【0099】(3) メモリセルを構成する上記キャパ
シタは、ダイナミック型メモリセルに用いられる常誘電
体キャパシタの上に強誘電体キャパシタを積層構造に形
成することによって、メモリセルの高集積化と製造を簡
単に行うことができるという効果が得られる。
【0100】(4) 上記のようなDRAMモードとF
RAMモードとを備えた半導体記憶装置をメモリ装置と
して用い、電源遮断時にキャパシタ又はバッテリーの電
圧に切り替えるとともに電源電圧モニター回路により電
源電圧の遮断を検出してメモリ装置に対して第2の動作
モードを実施することにより、一瞬のうちに記憶データ
の不揮発化を行わせることができるという効果が得られ
る。
【0101】(5) 上記(4)により、使い勝手のよ
いメモリ装置を持つ情報処理システムを得ることができ
るという効果が得られる。
【0102】(6) 上記半導体記憶装置それ自身又は
メモリ装置において第2の動作モードを実施するための
キャパシタ又はバッテリーを搭載させることにより、不
揮発化のための電源装置の簡素化を図ることができると
いう効果が得られる。
【0103】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。前記実施例の
ように一方のキャパシタが常誘電体キャパシタであると
きには、前記の動作説明において両電極の電圧差が0V
になったときに、強誘電体キャパシタのように残留分極
が生じないで電圧差に対応してほぼ直線的に0になるだ
けで他の動作は同様である。DRAMモードのときにプ
レート電圧VPL1を0Vにし、VPL2を5Vにして
おいて、上記のFRAMモードへの切り替えのとき、あ
るいはFRAMモードからDRAMモードへの切り替え
のときに、一時的に電圧を逆にするものであってもよ
い。
【0104】メモリマットは、前記のような2キャパシ
タのメモリセルからなるメモリマットと、DRAMメモ
リセルのみからなるメモリマットとに分けて構成しても
よい。この構成においては、DRAMメモリセルからな
るメモリマットには、不揮発化を必要としてないデータ
のみを記憶させる領域として用い、上記2キャパシタの
メモリセルからなるメモリマットには不揮発化を必要と
するデータを記憶させるように使い分けるものとしても
よい。この発明は、DRAMモードとFRAMモードと
を備えた半導体記憶装置及びそれを用いた情報処理シス
テムして広く利用できるものである。
【0105】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ワード線にゲートが接続さ
れたアドレス選択用のスイッチ素子に対して、強誘電体
キャパシタと強誘電体キャパシタ又は常誘電体キャパシ
タの一方の電極を共通に接続し、他方の電極にそれぞれ
第1と第2のプレート電圧供給線に接続させ、上記第1
のプレート電圧供給線に一方の電圧に対応した第1の電
圧を供給し、第2のプレート電圧供給線に他方の電圧に
対応した第2の電圧を供給する第1の動作モードと、上
記第1のプレート電圧供給線に上記第2の電圧を供給
し、第2のプレート電圧供給線に上記第1の電圧を供給
する第1の動作モードを設けることにより、第1の動作
モードでは強誘電体キャパシタにはデータ線からの書き
込み情報に従った一方向の電圧又は0Vしか供給されな
いので分極の反転が行われず強誘電体膜の劣化がないの
に対して、第2の動作モードの実施により各メモリセル
において記憶情報に従った分極の反転が行われるのでF
RAMとしての書き込みが一瞬のうちに行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るメモリセルの一実施例を示す回
路図である。
【図2】上記メモリセルをダイナミック型メモリセルと
して用いる動作モードのときの強誘電体膜の分極Qcと
電圧Vと関係を示すヒステリシス特性図である。
【図3】この発明に係るメモリセルの一実施例を示す素
子構造断面図である。
【図4】この発明に係るメモリセルの他の一実施例を示
す素子構造断面図である。
【図5】この発明に係るメモリセルの更に他の一実施例
を示す素子構造断面図である。
【図6】1つの強誘電体キャパシタを用いた場合のメモ
リセルの回路図である。
【図7】図6のメモリセルにハイレベルが記憶された状
態で不揮発化させる場合の動作の一例を説明するための
波形図である。
【図8】図7に対応した強誘電体膜のヒステリシス特性
上での分極の動作図である。
【図9】図6のメモリセルにロウレベルが記憶された状
態で不揮発化させる場合の動作の一例を説明するための
波形図である。
【図10】図9に対応した強誘電体膜のヒステリシス特
性上での分極の動作図である。
【図11】この発明に係るメモリセルを用いてハイレベ
ルを保持した状態におけるDRAMモードからFRAM
モードへの切り替え動作の説明するための波形図であ
る。
【図12】図11の動作の一部を説明するための強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図13】図11の動作の一部を説明するための強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図14】図11の動作の一部を説明するための強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図15】図11の動作の一部を説明するための強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図16】この発明に係るメモリセルのキャパシタC1
とC2において正側の残留分極にあったときのFRAM
モードからDRAMモードに切り替えるときの動作波形
図である。
【図17】図16の動作の一部を説明するための強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図18】図16の動作の残り一部を説明するための強
誘電体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図19】この発明に係るメモリセルのキャパシタC1
とC2において負側の残留分極にあったときのFRAM
モードからDRAMモードに切り替えるときの動作波形
図である。
【図20】図19の動作の一部を説明するための強誘電
体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図21】図19の動作の残り一部を説明するための強
誘電体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図22】この発明に係るメモリセルを用いた半導体記
憶装置とその外部に設けられる周辺回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図23】この発明に係る半導体記憶装置に設けられる
電源回路の一実施例を示す回路図である。
【図24】本発明のD&FRAMを用いたICカードの
要部概略図である。
【図25】本発明のD&DRAMを用いたコンピュータ
システムの要部概略図である。
【図26】本発明のD&FRAMを用いたコンピュータ
システムの応用例を示す要部概略図である。
【図27】本発明のD&FRAMを内蔵したマイクロプ
ロセッサシステムの要部概略図である。
【図28】本発明のD&FRAMを内蔵したコードレス
電話器システムの要部概略図である。
【図29】本発明のD&FRAM内蔵ICカードを内蔵
したデジタル・スチル・カメラシステムの要部概略図で
ある。
【図30】本発明のD&FRAM内蔵マイクロプロセッ
サおよびD&FRAMを内蔵した自動車システムの概略
図である。
【符号の説明】
Qm…スイッチMOSFET、C1,C2…キャパシタ
(強誘電体キャパシタ)、WL…ワード線、BL…ビッ
ト線、D/DC…デジタル−デジタル変換回路、RAM
…ランダム・アクセス・メモリ、MPU…マイクロプロ
セッサ、fileM…ファイルメモリ、KB…キーボー
ド、DP…ディスプレイ、MSLOT…メモリスロッ
ト、FDD…フロッピーディスクドライブ、FD…フロ
ッピーディスク、fileMCARD…ファイルメモリ
カード、PEN…入力専用ペン、CPU…中央処理装
置、SCI…シリアル・コミュニケーション・インター
フェース、I/O…入出力回路、CONT…制御回路、
MDPAD…モード信号入力端子、MD…モード信号、
DBUS…データバス、ABUS…アドレスバス、RO
M…リード・オンリ・メモリ、A/DC…アナログ−デ
ジタル変換回路、TRM…トランスミッション、KBD
C…キーボードコントローラ、I/F…インターフェー
ス回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/105 H01L 27/108 H01L 21/8242 G11C 11/22 G11C 14/00 H01L 21/822 H01L 27/04 JICSTファイル(JOIS)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線にゲートが接続されたアドレス
    選択用のスイッチ素子と、 データ線に上記スイッチ素子を介して一方の電極が接続
    され、他方の電極が第1のプレート電圧供給線に接続さ
    れ、強誘電体の絶縁膜を含む第1キャパシタと、 上記第1キャパシタと一方の電極が共通接続され、他方
    の電極が第2のプレート電圧供給線に接続された第2キ
    ャパシタとを備え、 上記第1のプレート電圧供給線に一方の電圧に対応した
    第1の電圧を供給し、第2のプレート電圧供給線に他方
    の電圧に対応した第2の電圧を供給する第1の動作モー
    ドと、 上記第1のプレート電圧供給線に上記第2の電圧を供給
    し、第2のプレート電圧供給線に上記第1の電圧を供給
    する第2の動作モードとを備えてなることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1の電圧は回路の接地電位であり、 上記第2の電圧は電源電圧であることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記第1の動作モードは、通常のメモリアクセス状態の
    ときであり、 上記2の動作モードは電源遮断前に行われるもので
    あることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記第2キャパシタは、強誘電体を絶縁膜として含むこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記第キャパシタは、常誘電体を絶縁膜として含み、 上記第1キャパシタは、上記第2キャパシタの上に積層
    構造に形成されるものであることを特徴とする半導体記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記第1キャパシタ及び上記第2キャパシタは、積層構
    造にされたフィン構造により形成されるものであること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 上記第1キャパシタ及び上記第2キャパシタは、その一
    方がフィン構造により形成され、他方がトレンチ構造に
    より形成されるものであることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 ワード線にゲートが接続されたアドレス
    選択用のスイッチ素子と、 データ線に上記スイッチ素子を介して一方の電極が接続
    され、他方の電極が第1のプレート電圧供給線に接続さ
    れ、強誘電体の絶縁膜を含む第1キャパシタと、 上記第1キャパシタと一方の電極が共通接続され、他方
    の電極が第2のプレート電圧供給線に接続された第2キ
    ャパシタとを備え、 上記第1のプレート電圧供給線に電源電圧に対応した第
    1の電圧を供給し、第2のプレート電圧供給線に回路の
    接地電位に対応した第2の電圧を供給する第1の動作モ
    ードと、 上記第1のプレート電圧供給線に上記第2の電圧を供給
    し、第2のプレート電圧供給線に上記第1の電圧を供給
    する第2の動作モードとを備えた半導体記憶装置をメモ
    リ装置として用い、 電源遮断時にキャパシタ又はバッテリーの電圧に切り替
    えるとともに電源電圧モニター回路により電源電圧の遮
    断を検出してメモリ装置に対して上記第2の動作モード
    を実施することを特徴とする情報処理システム。
  9. 【請求項9】 ワード線にゲートが接続されたアドレス
    選択用のスイッチ素子と、 データ線に上記スイッチ素子を介して一方の電極が接続
    され、他方の電極が第1のプレート電圧供給線に接続さ
    れ、強誘電体の絶縁膜を含む第1キャパシタと、 上記第1キャパシタと一方の電極が共通接続され、他方
    の電極が第2のプレート電圧供給線に接続された第2キ
    ャパシタとを備え、 上記第1のプレート電圧供給線に電源電圧に対応した第
    1の電圧を供給し、第2のプレート電圧供給線に回路の
    接地電位に対応した第2の電圧を供給する第1の動作モ
    ードと、 上記第1のプレート電圧供給線に上記第2の電圧を供給
    し、第2のプレート電圧供給線に上記第1の電圧を供給
    する第2の動作モードとを備えてなる半導体記憶装置を
    脱着可能なメモリ装置に搭載したものを用い、 システムの電源遮断時又はシステムからの取り外し前に
    前にメモリ装置の半導体記憶装置に対して上記第2の動
    作モードを実施することを特徴とする情報処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記脱着可能なメモリ装置は、カード状に構成されるも
    のであることを特徴とする情報処理システム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、 上記肌着可能なメモリ装置は、上記半導体記憶装置それ
    自身又はメモリ装置において上記第2の動作モードを実
    施するためのキャパシタ又はバッテリーを搭載するもの
    であることを特徴とする情報処理システム。
JP02860093A 1993-01-25 1993-01-25 半導体記憶装置とそれを用いた情報処理システム Expired - Lifetime JP3222243B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02860093A JP3222243B2 (ja) 1993-01-25 1993-01-25 半導体記憶装置とそれを用いた情報処理システム
KR1019940000903A KR100306110B1 (ko) 1993-01-25 1994-01-19 반도체 기억장치
US08/183,958 US5383150A (en) 1993-01-25 1994-01-19 Semiconductor memory device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02860093A JP3222243B2 (ja) 1993-01-25 1993-01-25 半導体記憶装置とそれを用いた情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06224386A JPH06224386A (ja) 1994-08-12
JP3222243B2 true JP3222243B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=12253085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02860093A Expired - Lifetime JP3222243B2 (ja) 1993-01-25 1993-01-25 半導体記憶装置とそれを用いた情報処理システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5383150A (ja)
JP (1) JP3222243B2 (ja)
KR (1) KR100306110B1 (ja)

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5487030A (en) * 1994-08-26 1996-01-23 Hughes Aircraft Company Ferroelectric interruptible read memory
US5729488A (en) * 1994-08-26 1998-03-17 Hughes Electronics Non-destructive read ferroelectric memory cell utilizing the ramer-drab effect
JP3590115B2 (ja) * 1994-12-20 2004-11-17 株式会社日立製作所 半導体メモリ
JP2762971B2 (ja) * 1995-09-30 1998-06-11 日本電気株式会社 半導体記憶装置及びデータのアクセス方法
KR100328743B1 (ko) * 1995-11-28 2002-10-31 삼성전자 주식회사 다이내믹 강유전체 랜덤 액세서 메모리
KR100403798B1 (ko) * 1996-03-11 2004-06-26 삼성전자주식회사 겹침형강유전체랜덤액세서메모리및그제조방법과구동방법
JP3766181B2 (ja) * 1996-06-10 2006-04-12 株式会社東芝 半導体記憶装置とそれを搭載したシステム
US6094370A (en) * 1996-06-10 2000-07-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and various systems mounting them
US6320782B1 (en) * 1996-06-10 2001-11-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and various systems mounting them
JP3741232B2 (ja) * 1996-07-01 2006-02-01 株式会社日立製作所 強誘電体メモリ
US5864932A (en) * 1996-08-20 1999-02-02 Ramtron International Corporation Partially or completely encapsulated top electrode of a ferroelectric capacitor
US5920453A (en) * 1996-08-20 1999-07-06 Ramtron International Corporation Completely encapsulated top electrode of a ferroelectric capacitor
US6027947A (en) * 1996-08-20 2000-02-22 Ramtron International Corporation Partially or completely encapsulated top electrode of a ferroelectric capacitor
EP0837504A3 (en) 1996-08-20 1999-01-07 Ramtron International Corporation Partially or completely encapsulated ferroelectric device
US6207523B1 (en) 1997-07-03 2001-03-27 Micron Technology, Inc. Methods of forming capacitors DRAM arrays, and monolithic integrated circuits
KR19990047442A (ko) * 1997-12-04 1999-07-05 윤종용 불 휘발성 반도체 메모리 장치
US6141270A (en) * 1998-04-29 2000-10-31 Micron Technology, Inc. Method for cell margin testing a dynamic cell plate sensing memory architecture
US6249014B1 (en) 1998-10-01 2001-06-19 Ramtron International Corporation Hydrogen barrier encapsulation techniques for the control of hydrogen induced degradation of ferroelectric capacitors in conjunction with multilevel metal processing for non-volatile integrated circuit memory devices
US6174735B1 (en) 1998-10-23 2001-01-16 Ramtron International Corporation Method of manufacturing ferroelectric memory device useful for preventing hydrogen line degradation
US6242299B1 (en) 1999-04-01 2001-06-05 Ramtron International Corporation Barrier layer to protect a ferroelectric capacitor after contact has been made to the capacitor electrode
US6838718B2 (en) * 1999-09-28 2005-01-04 Rohm Co., Ltd. Ferroelectric capacitor and ferroelectric memory
JP3596746B2 (ja) * 1999-09-28 2004-12-02 ローム株式会社 強誘電体キャパシタおよびこれを用いた強誘電体メモリ
KR100339424B1 (ko) * 2000-07-19 2002-06-03 박종섭 디램 셀
JP4653960B2 (ja) * 2003-08-07 2011-03-16 ルネサスエレクトロニクス株式会社 メモリカードおよび不揮発性メモリ混載マイコン
US8361811B2 (en) 2006-06-28 2013-01-29 Research In Motion Rf, Inc. Electronic component with reactive barrier and hermetic passivation layer
EP1873814A2 (en) * 2006-06-28 2008-01-02 Gennum Corporation Hermetic passivation layer structure for capacitors with perovskite or pyrochlore phase dielectrics
JP4545133B2 (ja) * 2006-11-09 2010-09-15 富士通株式会社 半導体記憶装置及びその製造方法
US8723654B2 (en) 2010-07-09 2014-05-13 Cypress Semiconductor Corporation Interrupt generation and acknowledgment for RFID
US9092582B2 (en) 2010-07-09 2015-07-28 Cypress Semiconductor Corporation Low power, low pin count interface for an RFID transponder
US9846664B2 (en) 2010-07-09 2017-12-19 Cypress Semiconductor Corporation RFID interface and interrupt
KR101783873B1 (ko) 2010-10-12 2017-10-11 삼성전자주식회사 데이터 감지를 위한 반도체 메모리 장치
DE102014113030A1 (de) 2014-09-10 2016-03-10 Infineon Technologies Ag Speicherschaltungen und ein Verfahren zum Bilden einer Speicherschaltung
US10229727B1 (en) 2018-03-13 2019-03-12 Micron Technology, Inc. Apparatus and method for controlling erasing data in ferroelectric memory cells
US11476261B2 (en) 2019-02-27 2022-10-18 Kepler Computing Inc. High-density low voltage non-volatile memory with unidirectional plate-line and bit-line and pillar capacitor
US11527277B1 (en) 2021-06-04 2022-12-13 Kepler Computing Inc. High-density low voltage ferroelectric memory bit-cell
US11916099B2 (en) 2021-06-08 2024-02-27 International Business Machines Corporation Multilayer dielectric for metal-insulator-metal capacitor
US11729995B1 (en) 2021-11-01 2023-08-15 Kepler Computing Inc. Common mode compensation for non-linear polar material 1TnC memory bit-cell
US11482270B1 (en) 2021-11-17 2022-10-25 Kepler Computing Inc. Pulsing scheme for a ferroelectric memory bit-cell to minimize read or write disturb effect and refresh logic
US12041785B1 (en) 2022-03-07 2024-07-16 Kepler Computing Inc. 1TnC memory bit-cell having stacked and folded non-planar capacitors
US12062584B1 (en) 2022-10-28 2024-08-13 Kepler Computing Inc. Iterative method of multilayer stack development for device applications
US11741428B1 (en) 2022-12-23 2023-08-29 Kepler Computing Inc. Iterative monetization of process development of non-linear polar material and devices

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3021614B2 (ja) * 1990-11-06 2000-03-15 オリンパス光学工業株式会社 メモリ素子
US5357460A (en) * 1991-05-28 1994-10-18 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor memory device having two transistors and at least one ferroelectric film capacitor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06224386A (ja) 1994-08-12
KR940018974A (ko) 1994-08-19
US5383150A (en) 1995-01-17
KR100306110B1 (ko) 2001-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3222243B2 (ja) 半導体記憶装置とそれを用いた情報処理システム
JP3426693B2 (ja) 半導体記憶装置
KR100304464B1 (ko) 반도체기억장치
JP3784229B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびそれを用いたシステムlsi
JP3770171B2 (ja) メモリ装置およびそれを用いたメモリシステム
JPH08203266A (ja) 強誘電体メモリ装置
JPH08171793A (ja) 半導体メモリ
US6924999B2 (en) Ferroelectric memory
US20050201137A1 (en) Ferroelectric memory device and electronic apparatus
US6671199B2 (en) Data storage method for semiconductor integrated circuit, semiconductor integrated circuit, semiconductor device equipped with many of the semiconductor integrated circuits, and electronic apparatus using the semiconductor device
US20020145903A1 (en) Ferroelectric memory device and method of driving the same
US6891775B2 (en) Asynchronous pseudo SRAM
JPH11238388A (ja) 半導体記憶装置
EP0944092B1 (en) Non-volatile semiconductor memory device
US20040042247A1 (en) Ferroelectric memory
JP2000011665A (ja) 強誘電体メモリ
JP2000048577A (ja) 強誘電体メモリ
KR100330996B1 (ko) 반도체기억장치
JP2000100175A (ja) 多値強誘電体メモリ
JP3467353B2 (ja) データ記憶装置
JPH04228191A (ja) 半導体集積回路
JP2751882B2 (ja) 強誘電体メモリ
JPH09153559A (ja) 半導体集積回路装置およびその動作方法ならびに電子回路装置
JP2933004B2 (ja) 半導体メモリ及びその駆動方法
JP3431068B2 (ja) 半導体装置及びその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070817

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817

Year of fee payment: 12