JP3221053U - 着物用半衿 - Google Patents
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Abstract
【課題】衿芯を後から入れる必要がなく、着物の内側に巻いて着用するだけで形が崩れない着物用半衿を提供する。
【解決手段】衿芯が半衿内部に組み込まれており、衿芯と半衿と襦袢の衿とを一体化した着物用半衿1である。着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加してもよい。さらに、着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分に接合手段を付加してもよい。
【選択図】図1
【解決手段】衿芯が半衿内部に組み込まれており、衿芯と半衿と襦袢の衿とを一体化した着物用半衿1である。着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加してもよい。さらに、着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分に接合手段を付加してもよい。
【選択図】図1
Description
本考案は、着物用半衿に関する。
着物用半衿は、掛衿の一種であり、和装時に着用する襦袢(長襦袢・半襦袢)の衿の上に重ねて着用されている。
これは、襦袢の一番汚れやすいところは衿であるため、襦袢の衿に、別布である半衿を縫い付けることによって、地衿の汚れを防ぐことができるためである。襦袢使用後は、半衿のみを外して洗濯したり、半衿のみを取り替えたりすることができる。
これは、襦袢の一番汚れやすいところは衿であるため、襦袢の衿に、別布である半衿を縫い付けることによって、地衿の汚れを防ぐことができるためである。襦袢使用後は、半衿のみを外して洗濯したり、半衿のみを取り替えたりすることができる。
また、着物用半衿は、着物の衿から見えるため、着用する着物ごとに、あるいは同じ着物であっても着る度ごとに、着物に合わせた色や柄の半衿に付け替えて、おしゃれを楽しむこともできる。
このように着物用半衿は、襦袢の衿の汚れを防ぐため、あるいはおしゃれを楽しむために、頻繁に取り替えられている。着物用半衿は、襦袢の衿に半衿を縫い付けることによって着用されるが、この作業は初心者では、手早く、美しく取り付けることができない。
このため、和装が注目されてきているが、着物用半衿の取り付けは、和装を面倒と感じさせる要因の一つとなっている。
このため、和装が注目されてきているが、着物用半衿の取り付けは、和装を面倒と感じさせる要因の一つとなっている。
このような背景から、襦袢に縫着せずに襦袢に取り付けることができるようにした着物用半衿が多数提案されている。
例えば、特許文献1では、衿芯と衿芯を覆う化粧布と、第一及び第二押さえ布と、複数の雄型スプリングホックを備える半衿が提案されている。また、特許文献2では、襦袢の掛衿に被せて用いる差込式の半衿が提案されている。
例えば、特許文献1では、衿芯と衿芯を覆う化粧布と、第一及び第二押さえ布と、複数の雄型スプリングホックを備える半衿が提案されている。また、特許文献2では、襦袢の掛衿に被せて用いる差込式の半衿が提案されている。
他方、着物を着用する際に、襦袢に取付けることなく、半衿部のみを形成させた状態で着用することができる着物用半衿も提案されている。
例えば、図7に示す特許文献3に係る着物用半衿(A)では、着用者の胴部に巻かれるための左右の紐体(7、8)が、左右の各衿部(3、4)の下端部に取付けられた半衿部(B)と、半衿部における衣紋部(2)の背中心に取付けられた背布(5)とを備えており、左右の紐体の先端部に、それらを平坦な状態で接合させるための自在テープ(14、15)が設けられている。
なお、衿芯11は、着用時に後から挿入される。
例えば、図7に示す特許文献3に係る着物用半衿(A)では、着用者の胴部に巻かれるための左右の紐体(7、8)が、左右の各衿部(3、4)の下端部に取付けられた半衿部(B)と、半衿部における衣紋部(2)の背中心に取付けられた背布(5)とを備えており、左右の紐体の先端部に、それらを平坦な状態で接合させるための自在テープ(14、15)が設けられている。
なお、衿芯11は、着用時に後から挿入される。
襦袢に取付けることなく、半衿部のみを形成させた状態で着用することができる着物用半衿が提案されて、着物用半衿の取り付けの必要から、和装を面倒と感じさせる問題は緩和されてきたが、着物用半衿は着物生地から裁断されるため、衿芯のような機能がないため、衿がピシッと綺麗に整って、衣紋が抜けて着姿が美しくなるということがない。このため、これまでの着物用半衿では、衿芯を後から入れて後入れで使用していたが、衿芯の出し入れが煩わしいという問題がある。
本考案は、これまでの背景技術に鑑み、衿芯を後から入れる必要がなく、着物の内側に巻いて着用するだけで形が崩れない着物用半衿を提供することを課題とする。
本考案の課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)衿芯が半衿内部に組み込まれており、衿芯と半衿と襦袢の衿とを一体化した着物用半衿。
(2)着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加したことを特徴とする上記(1)に記載の着物用半衿。
(3)着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分に接合手段をさらに付加したことを特徴とする上記(2)に記載の着物用半衿。
(4)上記着物用半衿は、分割して構成されることを特徴とする上記(1)ないし上記(3)のいずれかに記載の着物用半衿。
(1)衿芯が半衿内部に組み込まれており、衿芯と半衿と襦袢の衿とを一体化した着物用半衿。
(2)着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加したことを特徴とする上記(1)に記載の着物用半衿。
(3)着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分に接合手段をさらに付加したことを特徴とする上記(2)に記載の着物用半衿。
(4)上記着物用半衿は、分割して構成されることを特徴とする上記(1)ないし上記(3)のいずれかに記載の着物用半衿。
本考案によれば、次のような効果が得られる。
(1)襦袢を着なくても半衿を着物の下に合わせるだけで着物を正しく着たように見せることができる。
(2)衿芯と半衿と襦袢の衿を一体化したものであるから、この着物用半衿を巻いて着用するだけで形が崩れない半衿襦袢となる。
(3)本考案に係る着物用半衿本体が半衿にも衿芯になっているので、全長の中で分離して使用することもできる。すなわち、これまでは衿芯は別々でカーブを維持するのに1本の長い芯を通していたが芯一体型なので分割も可能である。
(4)本考案に係る着物用半衿を着物衿本体の側面で固定するだけで、襦袢を着ることなく着物を着ることができる。
(5)これまでの着物用半衿に有った衿芯の挿脱の手間が不要である。
(6)着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加したため、これに半衿の他端を通すことで、半衿を確実に着用することができる。
(7)着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分にさらに接合手段を付加したため、半衿をより一層確実に着用することができる。
(1)襦袢を着なくても半衿を着物の下に合わせるだけで着物を正しく着たように見せることができる。
(2)衿芯と半衿と襦袢の衿を一体化したものであるから、この着物用半衿を巻いて着用するだけで形が崩れない半衿襦袢となる。
(3)本考案に係る着物用半衿本体が半衿にも衿芯になっているので、全長の中で分離して使用することもできる。すなわち、これまでは衿芯は別々でカーブを維持するのに1本の長い芯を通していたが芯一体型なので分割も可能である。
(4)本考案に係る着物用半衿を着物衿本体の側面で固定するだけで、襦袢を着ることなく着物を着ることができる。
(5)これまでの着物用半衿に有った衿芯の挿脱の手間が不要である。
(6)着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加したため、これに半衿の他端を通すことで、半衿を確実に着用することができる。
(7)着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分にさらに接合手段を付加したため、半衿をより一層確実に着用することができる。
(実施例1)
図1は、着物用半衿1を着用した使用説明図である。襦袢を着ていなくても着物用半衿を着物の下に合わせるだけで襦袢を着たように見せることができる。
図2は、着物用半衿の平面図である。着物用半衿1は、細長く裁断した着物地を袋とじしてある。
図1は、着物用半衿1を着用した使用説明図である。襦袢を着ていなくても着物用半衿を着物の下に合わせるだけで襦袢を着たように見せることができる。
図2は、着物用半衿の平面図である。着物用半衿1は、細長く裁断した着物地を袋とじしてある。
図2において、点線で囲った部分は、着物用半衿1の内部に組み込まれた衿芯2である。衿芯2は、弾力性、形状記憶性、通気性等に優れた材料から選定される。
本考案に係る着物用半衿は、衿芯と半衿と襦袢の衿とが一体化されている。
従来の着物の生地では衿芯のような機能がないため、中空とした半衿の内部に衿芯を後から入れて、後入れで使用していた。
本考案に係る着物用半衿では、衿芯が予め半衿の中に組み込まれているため、衿芯の出し入れが不要となる。
従来の着物の生地では衿芯のような機能がないため、中空とした半衿の内部に衿芯を後から入れて、後入れで使用していた。
本考案に係る着物用半衿では、衿芯が予め半衿の中に組み込まれているため、衿芯の出し入れが不要となる。
(実施例2)
図3は、別の着物用半衿1を着用した使用説明図であり、図4は、別の着物用半衿の裏面の平面図である。
図3に示す着物用半衿は、図1に示す着物用半衿1において、着物用半衿の裏面の衿の合わせ部分にループ3を付設したものである。
図3は、別の着物用半衿1を着用した使用説明図であり、図4は、別の着物用半衿の裏面の平面図である。
図3に示す着物用半衿は、図1に示す着物用半衿1において、着物用半衿の裏面の衿の合わせ部分にループ3を付設したものである。
図3の使用説明図からも分かるように、ループ3に半衿の他端を通すことで、着物用半衿を確実に着用することができる。
ループ3は、紐あるいは布等の両端を着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分に縫着あるいは接着して形成される。
ループ3は、紐あるいは布等の両端を着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分に縫着あるいは接着して形成される。
(実施例3)
図5は、さらに別の着物用半衿1を着用した使用説明図であり、図6は、その着物用半衿の表面の平面図である。
図5に示す着物用半衿は、図3に示す着物用半衿1において、さらに衿芯の合わせ部分に面ファスナー等の接合手段4を付加したものである。
図5は、さらに別の着物用半衿1を着用した使用説明図であり、図6は、その着物用半衿の表面の平面図である。
図5に示す着物用半衿は、図3に示す着物用半衿1において、さらに衿芯の合わせ部分に面ファスナー等の接合手段4を付加したものである。
図5の使用説明図からも分かるように、半衿の合わせ部分は、この接合手段4をさらに付加することにより、図3に示す着物用半衿1よりも一層確実に着用することができる。
面ファスナー等の接合手段は、着物用半衿の表面に縫着あるいは接着されている。
面ファスナー等の接合手段は、着物用半衿の表面に縫着あるいは接着されている。
半衿の合わせは用途によって左前、右前と左右が入れ替わる。このため、着物用半衿に付加されるループ3及び接合手段4の配置は、必要に応じて左右が入れ替わる。
(その他の実施例)
本考案に係る着物用半衿は、例えば中央部から分割して構成することができる。
すなわち、実施例1ないし実施例3に示す着物用半衿は、分割して構成することができる。
分割された着物用半衿のそれぞれの端部は、袋とじされている。
本考案に係る着物用半衿は、例えば中央部から分割して構成することができる。
すなわち、実施例1ないし実施例3に示す着物用半衿は、分割して構成することができる。
分割された着物用半衿のそれぞれの端部は、袋とじされている。
そして、分割された着物用半衿は、分割された双方の端部に設置されたフック・ファスナー等の結合手段により結合して着用される。
また、本考案に係る着物用半衿は、フック、ファスナー等の結合手段により襦袢に取り付けて使用することもできる。
また、本考案に係る着物用半衿は、フック、ファスナー等の結合手段により襦袢に取り付けて使用することもできる。
(本考案の技術的範囲)
本明細書に開示した各実施例は、本考案に係る着物用半衿の理解を容易にするために例示したものであって、本考案はこれに限定されるものではない。
すなわち、本考案は、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない限り、着物用半衿の作製に当たって、適宜の設計変更が可能であることは言うまでもないことである。
本明細書に開示した各実施例は、本考案に係る着物用半衿の理解を容易にするために例示したものであって、本考案はこれに限定されるものではない。
すなわち、本考案は、実用新案登録請求の範囲を逸脱しない限り、着物用半衿の作製に当たって、適宜の設計変更が可能であることは言うまでもないことである。
1 着物用半衿
2 衿芯
3 ループ
4 接合手段
2 衿芯
3 ループ
4 接合手段
本考案の課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)衿芯が半衿内部に組み込まれており、衿芯と半衿と襦袢の衿とを一体化した着物用半衿。
(2)着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加したことを特徴とする上記(1)に記載の着物用半衿。
(3)着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分に接合手段をさらに付加したことを特徴とする上記(2)に記載の着物用半衿。
(4)上記着物用半衿は、フック、ファスナー等の結合手段で分割され自在に連結できるように構成されていることを特徴とする上記(1)ないし上記(3)のいずれかに記載の着物用半衿。
(1)衿芯が半衿内部に組み込まれており、衿芯と半衿と襦袢の衿とを一体化した着物用半衿。
(2)着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加したことを特徴とする上記(1)に記載の着物用半衿。
(3)着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分に接合手段をさらに付加したことを特徴とする上記(2)に記載の着物用半衿。
(4)上記着物用半衿は、フック、ファスナー等の結合手段で分割され自在に連結できるように構成されていることを特徴とする上記(1)ないし上記(3)のいずれかに記載の着物用半衿。
Claims (4)
- 衿芯が半衿内部に組み込まれており、衿芯と半衿と襦袢の衿とを一体化した着物用半衿。
- 着物用半衿の裏面の半衿の合わせ部分にループを付加したことを特徴とする請求項1に記載の着物用半衿。
- 着物用半衿の表面の半衿の合わせ部分に接合手段をさらに付加したことを特徴とする請求項2に記載の着物用半衿。
- 上記着物用半衿は、分割して構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の着物用半衿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000192U JP3221053U (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 着物用半衿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000192U JP3221053U (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 着物用半衿 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3221053U true JP3221053U (ja) | 2019-04-25 |
Family
ID=66324083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019000192U Active JP3221053U (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 着物用半衿 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3221053U (ja) |
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2019
- 2019-01-23 JP JP2019000192U patent/JP3221053U/ja active Active
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