JP3073018U - 子供用十二単衣 - Google Patents

子供用十二単衣

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JP3073018U
JP3073018U JP2000002989U JP2000002989U JP3073018U JP 3073018 U JP3073018 U JP 3073018U JP 2000002989 U JP2000002989 U JP 2000002989U JP 2000002989 U JP2000002989 U JP 2000002989U JP 3073018 U JP3073018 U JP 3073018U
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collar
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JP2000002989U
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Inventor
甲斐竹子
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甲斐 竹子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで縫製され着用容易な子供用の簡易
十二単衣を提供しようとする。 【解決手段】 それぞれ衿片2a、おくみ片3a及び裾
片4aを連続させてなる連続縁片を11枚、少なくとも
隣同士が互いに異色となるように少しずつずらせ、重ね
合わせて形成したものからなる重複縁片体6を、その最
外側の縁片とは異色とした単衣本体1の衿2、おくみ3
及び裾4の内側に逢着するとともに、単衣本体の袖口5
の内側に、前記11枚の連続縁片と同一の配色で11枚
の袖口片を少しずつずらせ、重ね合わせたものからなる
重複袖口片7を縫着したことにより、衿、おくみ、裾及
び袖口が十二単衣の外観を呈するようにしたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、子供用の簡易十二単衣の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、子供用の和装は、産着、雛祭り、七五三、十三参り等の祝着などとして着 用させるのが殆どで、一時的な着用のために高額な出費を要するというのが一般 的な認識であるが、その反面において子供の成長の記念として晴れやかで高級感 のある和装を着用させたいとの欲求も存在する。
【0003】 一方、和装において古式床しく、しかも贅をつくした装いとしては、例えば、十 二単衣が想起されるであろう。しかしながら、子供用に十二単衣を調達する経済 的負担はきわめて大きく、例え調達できたとしても、その着付け自体が困難であ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、低コストで縫製され且つ着用の容易な、主として0〜15歳程度の子 供用の簡易十二単衣を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため本考案の第1は、それぞれ衿片、おくみ片及び裾片を 連続させてなる連続縁片を11枚、少なくとも隣同士が互いに異色となるように 少しずつずらせ、重ね合わせて形成したものからなる重複縁片体を、その最外側 の縁片とは異色とした単衣本体の衿、おくみ及び裾の内側に逢着するとともに、 前記単衣本体の袖口の内側に、前記11枚の連続縁片と同一の配色で11枚の袖 口片を少しずつずらせ、重ね合わせたものからなる重複袖口片を縫着したことに より、衿、おくみ、裾及び袖口が十二単衣の外観を呈するようにしたことを特徴 とする子供用十二単衣、を構成したものである。
【0006】 本考案の第2は、各々が、単衣本体の衿のほぼ半分長の12枚の衿片を少なくと も隣同士が互いに異色となるように少しずつずらせ、重ね合わせてなる互いに同 一配色とした一対の重複衿片からなり、各一端が12衣の着付け状態における衿 の交差部を擬するように互いに逢着され、各他端の内側にフックと、そのフック が係合するリングを縫着したことにより、着用された単衣本体の衿の上に被せ、 前記フックをリングに係合させて衿部が十二単衣の外観を呈するようにしたこと を特徴とする子供用の十二単衣衿、を構成したものである。
【0007】 すなわち、第1の考案によれば、単衣本体を着用することでそのまま、衿、おく み、裾部及び袖口からなる全縁部が十二単衣の外観を呈し、着用者に重圧感又は 違和感を与えることもない。また第2の考案によれば、通常の単衣本体の衿に対 応するサイズに仕上げられた十二単衣衿を簡単に装着し、外観上最も目につきや すい衿部を十二単衣状にすることができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して本考案の第1の実施例における子供用の十二単衣を 説明する。
【0009】 図1は、子供用十二単衣の正面を右側の衿、おくみと前身頃を開いた状態で示し 、図2は両前側を開いた状態で背面を示すものである。図1及び図2において、 1は単衣本体、2はその衿、3はおくみ、4は裾、5は袖口である。これら衿2 、おくみ3及び裾4の内側(裏地)には、それぞれ衿片2a、おくみ3a及び裾 部4aを連続させてなる11枚の連続縁片を少なくとも隣同士が互いに異色とな るように少しずつずらせ、重ね合わせて形成された重複縁片体6が縫着される。 重複縁片体6における最外側の縁片、すなわち単衣本体1の衿2、おくみ3、裾 4に直接重なる連続縁片は、これらの衿2、おくみ3及び裾4とは異色であるこ とが望ましい。
【0010】 単衣本体1の袖口5の内側(裏地)には、前述した11枚の連続縁片と同一の配 色で11枚の袖口片を少しずつずらせ、重ね合わせてなる重複袖口片7を縫着す る。これらの縁構造により、単衣本体1の衿、おくみ、裾部及び袖口は十二単衣 の外観を呈することが明らかである。
【0011】 図3は、図1及び図2に示した重複縁片体6を構成する各連続縁片8を示してい る。すなわち衿片2aの、図3における右端2a’は左(図3の右)おくみ片3 a’の上端に縫着・接続されるが、左端2a”は右(図3の左)おくみ片3a” の上端に縫着・接続され、さらに各おくみ片3a’、3a”の下端は裾片4aの 両端にそれぞれ縫着・接続され、これにより形成される連続縁片8は無端連環状 を成し、取り扱いやすい規格品として準備できることが分かる。この場合、各連 続縁片8は十二単衣状の外観を呈するため、単衣本体の衿、おくみ及び裾が形成 する連環よりも、内側に重なるものほど、少しずつ各部が外にずれるように、少 しずつ大きな連環を形成する。
【0012】 図4は、図1及び図2に示した重複袖口片7を形成する手順を略示したものであ る。すなわち袖口片5a,5a’,5a”─は、そのサイズ(輪にしたときの直 径)をごく僅かずつ大きくして単衣本体の袖口5のサイズに近づけ、且つ少しず つずらせて縫着・重複させて重複袖口片7を形成し、最後に袖口5の内側に縫着 される。勿論この縫着順は、各袖口片を袖口5側から順次縫着する態様でもよい 。
【0013】 図5は、本考案の第2の態様における子供用の簡易十二単衣衿9を示すものであ る。この十二単衣衿9は互いに同一の配色とした一対の重複衿片9a,9bから なり、各重複衿片は単衣本体の衿のほぼ半分長の12枚の衿片を、少なくとも隣 同士が互いに異色となるように少しずつずらせ、重ね合わせたものである。重複 衿片9a,9bの各下端は、各12枚の衿片が12衣の順次着付け状態において 順次交差するように互いに逢着され、各上端の内側にはフック10と、そのフッ ク10が係合するリング11を縫着したものである。
【0014】 かくして、この十二単衣衿9は、子供らが着用した単衣本体の衿の上に被せられ 、そのフック10をリング11に係合させ、必要ならクリップ等の更なる固定手 段を用いることにより、その単衣の衿にほぼ固定されるため、最も人目をひきや すい着衣の衿部が十二単衣の外観を呈するようになる。
【0015】
【考案の効果】
以上述べた通り、本考案は低コストで縫製され、単物として着用できる簡易十二 単衣、及び着付け後の着物に簡単に装着するための十二単衣衿を提供するもので ある。また本考案は、現有の着物に付加縫製又は単純装着することが可能であり 、その商品価値及び利用価値はきわめて高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における子供用十二単衣の正面
を右側の衿、おくみと前身頃を開いた状態で示す正面図
である。
【図2】図1の子供用十二単衣の両前側を開いた状態で
背面図である。
【図3】図1及び図2の子供用十二単衣の衿、おくみ、
前身頃部の連続からなる連続縁片を示す平面図である。
【図4】図1及び図2の子供用十二単衣の袖口を形成す
る態様を示す略分解斜視図である。
【図5】本考案の第2の実施例における十二単衣衿を正
面から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 単衣本体 2 衿 2a 衿片 3 おくみ 3a おくみ片 4 裾 4a 裾片 5 袖口 5a 袖口片 6 重複縁片体 7 重複袖口片 8 連続縁片 9 十二単衣衿 10 フック 11 リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ衿片、おくみ片及び裾片を連続
    させてなる連続縁片を11枚、少なくとも隣同士が互い
    に異色となるように少しずつずらせ、重ね合わせて形成
    したものからなる重複縁片体を、その最外側の縁片とは
    異色とした単衣本体の衿、おくみ及び裾の内側に逢着す
    るとともに、前記単衣本体の袖口の内側に、前記11枚
    の連続縁片と同一の配色で11枚の袖口片を少しずつず
    らせ、重ね合わせたものからなる重複袖口片を縫着した
    ことにより、衿、おくみ、裾及び袖口が十二単衣の外観
    を呈するようにしたことを特徴とする子供用十二単衣。
  2. 【請求項2】 各々が、単衣本体の衿のほぼ半分長の1
    2枚の衿片を少なくとも隣同士が互いに異色となるよう
    に少しずつずらせ、重ね合わせてなる互いに同一配色と
    した一対の重複衿片からなり、各一端が12衣の着付け
    状態における衿の交差部を擬するように互いに逢着さ
    れ、各他端の内側にフックと、そのフックが係合するリ
    ングを縫着したことにより、着用された単衣本体の衿の
    上に被せ、前記フックをリングに係合させて衿部が十二
    単衣の外観を呈するようにしたことを特徴とする子供用
    の十二単衣衿。
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