JP3220797B2 - 二次電池の充電方法 - Google Patents

二次電池の充電方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルカリ二次電池を
はじめとする各種二次電池の充電方法であって、特に充
電時における電池電圧の変化を利用するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の充電方法としては、図1
(a)に示す如く、充電中における電池電圧が充電末期
においてピーク点Aを有することを利用し、このピーク
点Aあるいは更に電池電圧が所定値だけ下がった時点B
を検知し、充電量制御に利用する方法が一般的である。
更に、充電中における二次電池の電池電圧を常時検知
し、単位時間当たりの電圧変化量が設定値を超えると所
定の充電電流制御を行う方法も開示されている(例えば
特公昭53−40695号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充電電
圧のピーク点A近傍における単位時間当りの電圧変化量
それ自体が微小であることに加えて、電圧変化量が小さ
い箇所が必ずしもピーク点Aとは限らず、単に電圧変化
量の検知のみでは、ピーク点Aに達したか否かを的確に
判断することは難しく、検知誤差の発生は避けられな
い。
【0004】かかる不都合に対し、ピーク点Aから所定
電圧ΔVだけ下がった時点Bを検知して制御に利用する
方法では、制御開始時点の検知を、前記したピーク点A
を検知する場合よりも比較的容易に行なえる反面、充電
電圧曲線は充電電流の大小あるいは周囲温度の高低に対
応して大きく変化するため、ΔVの値を一義的に設定す
ると、検知時点のばらつきも大きく、充電量の過不足を
生じることは避けられない。特に近年開発がすすむニッ
ケル水素電池にあっては、ピーク地点からの電圧降下量
それ自体が小さく、上記した問題が依然として発生す
る。
【0005】一方、充電電圧曲線における傾斜の大小を
検知する方法にあっては、設定が上記した方法による場
合に比して容易であることは明かであるが、単に電圧変
化量が設定値を越える時点を検出するだけでは、充電特
性の変化に即応した対応をすることが難しい。
【0006】更に、上記した方法を利用して組電池の充
電を行なった場合、組電池を構成する個々の電池の特性
間のばらつきを考慮することが難しく、悪い特性あるい
は放電量の少ない電池が混じっていた場合、それらの電
池に対して過充電する虞れが強く、サイクル特性の劣化
を生じる問題があった。
【0007】本発明者らは上記した問題を解消すべく考
察を行なった結果、二次電池における充電電圧曲線は何
れも、充電電流の大小あるいは周囲温度の高低などの各
種充電条件の違いにかかわらず、図1(a)に例示する
如く、充電中期までは比較的小さい電池電圧の上昇を示
すが、充電末期に近づくと急激に電圧上昇したのちピー
ク点に達して漸減するという一定のパターンを有するも
のであって、充電中期から末期の間に必ず充電電圧曲線
の「変曲点」Cが存在し、この変曲点Cのすぐ後に現わ
れる、電池電圧の変化量が略ゼロから負の最大値までの
期間が満充電時と略一致することを知見した。
【0008】すなわち、電池電圧の変化それ自体ではな
く、充電電圧曲線の1階微分値である電池電圧の単位時
間当たりの変化量(dV/dt)を調べると、図1
(b)のごとく、電池電圧がピーク点Aに達する少し前
に正の凸状になるピーク点を有するとともに、かかるピ
ーク点の発生する前後は、電池電圧の変化量が他よりも
十分小さい。したがって、更に上記した充電電圧曲線の
階微分値である電池電圧の変化量の傾き(dV/d
)を求めると、図1(c)の様に、変曲点Cの前後
で急激に正から負に変化する。
【0009】同様に、ピーク点Aを超えた満充電位置B
近傍においても、ピーク通過後の電圧降下が大きい種類
の二次電池にあっては、上記した変曲点Cにおける変化
と同様な電池電圧の変化が現れる。したがって、充電電
圧曲線の二階微分値の変化を検知することにより、上記
した変曲点Cあるいは満充電位置Bの発生時期を容易に
検出できる。かかる時点は、充電条件の違いにかかわら
ず略一定の充電量に達した時点に対応するので、その後
に続く充電制御動作開始の有力な目安とすることができ
るのである。
【0010】更に、組電池の充電時における電池電圧曲
線についても同様な研究を行った結果、図2(a)の様
に、組電池13を構成する電池13a・13bの特性が
略同一である初期状態においては、組電池としての電池
電圧曲線上における変曲点位置Cは、個々の電池13a
・13bの変曲点C1・C2と略一致する。しかしなが
ら、充放電サイクルを繰り返して個々の電池の特性にば
らつきが生じると、図2(b)の様に、その放電量の最
も少ない電池13aにおける変曲点C1およびピーク点
A1に対応して組電池13としての変曲点Cおよびピー
ク点Aが現れることを知見した。
【0011】本発明は上記した知見に基づいてなされた
ものであって、充電電圧曲線の二階微分値が正から負に
変化する時期を検知して充電制御に利用することによ
り、充電電流あるいは周囲温度などの充電条件の違いに
かかわらず、容易に過不足のない充電制御が行なえる充
電方法を提供することを目的とする。
【0012】本発明は更に、変曲点Cの検知直後に現れ
る、電池電圧の変化量がゼロないしは負の最大値になる
時点を検知することにより、満充電時期を確実に検知で
きる充電方法を提供することを目的とする。本発明は更
にまた、組電池の充電時にも過充電を未然に防止した充
電方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる充電方法
は、二次電池を所定の一定電流で充電しながら、充電
における電池電圧を検知するとともに、検知した電池電
圧の値に対応して所定の充電制御動作を行うものであ
る。更に、検知した電池電圧曲線の階微分値が正から
負に反転する時期を検知する第1検知工程と、前記した
第1検知工程における検知動作と連動して行われ、前記
した所定の一定電流と同一またはやや低い一定電流によ
る充電制御動作が行われる第1充電制御工程と、前記し
た第1検知工程における検知動作後に発生する、電池電
圧の単位時間当たりの変化量がゼロないし負の最大にな
るまでの期間内に入ったことを検知する第2検知工程
と、その第2検知工程における検知動作と連動して行わ
れ、充電電流の停止または十分に低い電流によるトリク
ル充電を行う第2充電制御工程とを備えている。
【0014】上記した第2検知工程は、電池電圧曲線の
2階微分値が負から正に反転する時期を検知することに
より行われることが好ましい。また、充電を行う二次電
池は、複数本の電池を直列あるいは並列接続した組電池
の状態で充電することもできる。
【0015】
【作用】上記した構成により、二次電池の充電を開始す
ると、充電電流の大小あるいは周囲温度の高低などの充
電条件の違いにかかわらず、電池電圧Vbは略同傾向の
変化パターンを示しながら上昇する。ここで、二次電池
13の充電が進んで充電末期に近づくと、充電電圧曲線
が急激に立ち上がる変曲点Cが現われる。かかる電圧曲
線の1階微分値、すなわち電池電圧の単位時間当たりの
電圧変化量は、図1(b)の様に正の凸状に変化する。
更にこの曲線の微分値をとり、電圧曲線の2階微分値を
求めて曲線を描くと、上記した変曲点Cを中心として、
正から負へとS字状にその値は急変する。
【0016】したがって、電池電圧曲線の2階微分値を
演算し、その値が正から負に変化する時点を検出するこ
とにより、変曲点C位置が求まる。ところで、変曲点位
置における二次電池の充電量は、同種類の電池に対して
は実験などにより予め一義的に特定できる。したがっ
て、それ以後は例えば図1(d)に示す如く、100%
の容量に達するまでに不足する容量分を補う充電制御動
作を例えばタイマーを用いて行うことにより、過不足が
ない充電制御が行える。
【0017】更に、電池電圧曲線のピーク点Aで電圧変
化量がゼロとなり、そのピーク点Aを通過したのち所定
の電圧値だけ電池電圧が低下した時点、電圧変化量は
負の最値になる。したがって、上記した変曲点Cの検
知直後に現れる、電池電圧の変化量がゼロないし負の最
大になるまでの期間に入ったことを検知することによ
り、満充電時期が特定されるのである。
【0018】
【実施例】以下、上記した本発明にかかる充電方法を、
ニッケルカドミウム二次電池を充電する充電装置に実施
した一例を示すが、ニッケル水素電池を始めとする各種
二次電池の充電装置に対しても略同様に実施できること
は勿論である。
【0019】充電装置は、図3に概略的な構成を示す如
く、商用交流電源11を整流し、所定の直流電流Iを出
力可能とする充電回路12と、該充電回路12から二次
電池13への通電時期を規制するスイッチング素子14
と、二次電池13の端子電圧をデジタル値に変換するA
/D変換器15と、A/D変換器15からの出力データ
を入力し、二次電池13に対する所定の充電制御動作を
行なう制御回路16とから構成される。
【0020】充電回路12は定電流源であって、更に、
制御回路16から送られる制御信号S1の入力と連動し
て、出力電流Iの値を複数段階に変更できる様に構成し
ている。スイッチング素子14は、リレーや半導体スイ
ッチの様なスイッチング手段が使用され、充電回路12
と二次電池13間に配設されており、制御回路16から
出力される制御信号S2の入力と連動してオンオフし、
二次電池13への通電時期を規制できる様に構成してい
る。A/D変換器15は、二次電池13の電池電圧Vb
を間欠的にサンプリングし、アナログ状の電池電圧Vb
を所定ビット数のデジタル信号に変換し、制御回路16
に電圧データViとして入力する。
【0021】制御回路16は、CPUやメモリなどを一
体に備えたワンチップマイクロコンピュータが使用さ
れ、ROM内に予め記憶しておいたプログラムにより、
図3に示す各回路の一部または全部がソフト的に構成さ
れる様にしている。すなわち制御回路16は、充電条件
などの各種設定を可能とする設定操作部21と、A/D
変換器15から出力される検知電圧Viのデータを一時
記憶するデータ記憶部22と、充電電圧Vbの変化を利
用した演算値から満充電状態に達したか否かを判定する
比較部23と、比較部23における判定結果に対応し
て、最適の充電時間や充電電流値を決定する演算部24
と、該演算部24の演算結果に対応した制御信号S1・
S2を出力する制御出力部25と、各種タイマー信号を
作るタイマー部26とから構成される。
【0022】
【動作手順】以下において、図4に示す流れ図および図
5の説明図に従って、制御回路16における制御手順を
具体的に説明する。先ず、充電の開始に先だってステッ
プ51で設定操作部21において、変曲点Cを検知する
までの充電電流値Ib、変曲点検知後の充電電流値I
m、満充電検知後の充電電流値Isなどの各種初期設定
を行なったあと、時刻t1にスタートスイッチをオンす
ると、制御出力部25から電流値Ibに対応した制御信
号S1が充電回路12に送られ、該充電回路12からの
出力電流IがIbとなる様に設定される。
【0023】それと同時に、制御出力部25からスイッ
チング素子14に対してオンを指令する制御信号S2が
送られ、充電回路12と二次電池13間が導通し、所定
の定電流による急速充電が開始される(ステップ5
2)。
【0024】なお、電池の種類によっては図1(b)の
破線で示す如く、充電開始直後にdV/dtの値に変化
が現れるものもあるが、これを充電末期の変化と区別す
るために、ステップ53においてタイマー部26が作動
し、第1回目に二次電池13の電池電圧Vbを読み込む
までに、所定の待ち時間Tw[分]を意図的に設けるこ
とも可能である。すなわち、充電開始直後は図5(a)
の如く電池電圧Vbの変動が大きく不安定でもあるた
め、 Tw=Kw/Ib (但し、Kwは充電条件に対応し
て設定される係数であって、本実施例では「5」。Ib
の単位は[C]。なお、この単位の[C]は充電レート
を示し、1[C]は1時間で100%充電することを意
味する。)で求められる時間だけ電圧の読み込みを待つ
ことにより、変曲点Cの誤検知を防止するのである。但
し、図1(c)の実線で示す様な、充電初期にd2V/
dt2の正負が反転しないタイプの電池においては、特
に誤検知防止のためにTwを設けず、破線で示す如くス
テップ53をスキップしてもよい。
【0025】次に、ステップ53で所定時間Twが経過
したことが判断されると、ステップ54で電池電圧Vb
をA/D変換器15を介して演算部24でViとして読
み込むと同時に、変数nおよびVcを初期設定したあ
と、変曲点Cを検知するための第1検知工程に入る。
【0026】先ず、ステップ55で前記した電池電圧V
iおよび差電圧Vcをデータ記憶部22に保存する。更
にステップ56で、電池電圧Vbを読み込むための時間
間隔Ts[分]が設定される。すなわち、電池電圧Vb
の単位時間当りの電圧変動量(dV/dt)は、通常は
充電電流値Ibの大きさに略比例する。そこで、 Ts=Ks/Ib (但し、Ksは充電条件に対応
して設定される係数であって、本実施例では「1」。I
bの単位は[C]。)で求められる時間間隔で電池電圧
Vbを間欠的に読み込むことにより、充電電流値Ibの
大小にかかわらず、各検知電圧Vi間の電圧差Vcが略
同一の傾向で変化する様に設定している。
【0027】ここで、時間Tsが経過し、ステップ57
で電池電圧としてViを読み込んだ後、ステップ58に
おいて演算部24で、今回の検知電圧値Viとデータ記
憶部22に先に記憶しておいた前回の検知電圧値Vmと
の差電圧Vcを計算する。更に引き続いてステップ59
において、今回計算によって得られた差電圧Vcと前回
分の差電圧Vdとの差電圧Vsをとることにより、電池
電圧曲線における二階微分値が計算される。
【0028】ここで電圧曲線の二階微分値は、図1
(c)に例示する如く、変曲点Cを中心として、正の凸
状態から負の凸状態へと値が急変する。したがって本実
施例においては、ステップ60において二階微分値Vs
の値が負になった時点を変曲点Cの通過時期と判断する
様に構成している。
【0029】なお、Vsの値が負になった時点をすぐに
変曲点位置と判断すると、ノイズなどにより誤動作する
虞れがある。そこで本実施例では更に、Vsが負値を繰
り返す回数nを設定し、正の場合はステップ61でこの
値を常に「0」に維持し、負を検知する毎にステップ6
2でnを1つづ増加させ、ステップ63で例えば2回の
連続した検知動作を確認した時点t2ではじめて、次の
第2検知工程に移行する様に構成している。
【0030】第2検知工程ではステップ64〜67にお
いて、第1検知工程と略同様にして差電圧Vcを求めた
あと、ステップ68で差電圧Vcが「0」となったか、
あるいは負になったことが検知されると、その時点t3
をピーク点Aと判断し、ステップ69で所定の充電制御
工程における処理を実行したのち、制御出力部25から
スイッチング素子14にオフの制御信号S2を送って、
一連の充電動作を終了する(ステップ70)。
【0031】ここで、上記した充電制御工程69は、充
電電流量などの充電条件に対応して、設定操作部21に
よる設定内容あるいは充電状態の自動検知と連動して変
更して実施されるものであって、場合によっては、何も
行なうことなく直ちにステップ70に移って充電を終了
することも可能である。しかしながら本実施例において
は、変曲点Cの検知時点t1に充電電流Iをそれまでの
電流値Ibよりやや小さいImに減少させた状態で充電
を行なった後、ピーク点Aを検知した時刻t3から、更
に少ない電流値Isによるトリクル充電に切り換える様
にしている。
【0032】なお、上記した実施例では、図5(c)に
示す差電圧が負になった時点を満充電時と判断して充電
量制御をする様に構成したが、微少な正の設定値を下廻
った時点を検知することも可能である。また、電池電圧
の値がピークに達したのちに急激に低下する場合は、上
記した第2検知工程とは別に、あるいはそれに加えて、
差電圧値が負の最大値になる時点t4を検知してもよ
い。すなわち、かかる変化を更に微分した値は、図5
(d)に示す様に、負から正への変化を示す。したがっ
て、第1検知工程と略同様にして2階微分値を求め、こ
の値が負から正に変化する時点を求めることにより、更
に確実に満充電時期が検知できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記の如く、充電制御動作を変
曲点Cの出現時期を基準として行なうとともに、変曲点
Cの検知時に、電池電圧曲線の二階微分値が正から負に
急変する時点を検出する様にすることにより、周囲温度
や充電電流の大きさに影響されることなく、精度の高い
充電後期の検知が可能となり、過充電が未然に防止され
る。更に、変曲点位置の検知後に現れる、単位時間当た
りの電圧変化量が略ゼロまたは負の最大値までの期間を
満充電時と判断することにより、適切な充電制御が可能
となった。
【0034】また組電池を充電する場合は、最も早く充
電末期の症状が現われる電池13aを検知することがで
きるので、過充電を未然に防止でき、組電池のサイクル
寿命を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を説明するためのグラフ
であって、(a)は電池電圧の充電特性、(b)は電池
電圧の単位時間当たりにおける変化量の特性、(c)は
電池電圧曲線の二階微分値の変化状態、(d)は充電電
流の制御状態、(e)は充電量の特性を各々示す。
【図2】組電池における図1(a)と略同様なグラフで
あって、(a)は電池間の特性が等しい場合、(b)は
特性が異なる場合を各々例示している。
【図3】電気回路のブロック図である。
【図4】図3の装置における制御手順を示す流れ図であ
る。
【図5】図4の制御手順を説明するための、図1に類似
したグラフである。
【符号の説明】
12 充電回路、13 二次電池、15 A/D変換
器、16 制御回路、A ピーク点、C 変曲点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岩 恒美 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (72)発明者 梶田 耕三 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立 マクセル株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−158641(JP,A) 特開 昭54−158640(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/10 H02J 7/34 - 7/35 H01M 10/42 - 10/48 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池を所定の一定電流で充電しなが
    ら、充電における電池電圧を検知するとともに、検知
    した電池電圧の値の変化に対応して所定の充電制御動作
    を行う充電方法において、 検知した電池電圧曲線の階微分値が正から負に反転す
    る時期を検知する第1検知工程と、 第1検知工程における検知動作と連動して行われ、前
    記所定の一定電流と同一またはやや低い一定電流による
    充電制御動作を行う第1充電制御工程と、 前記第1検知工程における検知動作後に発生する、電池
    電圧の単位時間当たりの変化量がゼロないし負の最大に
    なるまでの期間内に入ったことを検知する第2検知工程
    と、 該第2検知工程における検知動作と連動して行われ、充
    電の停止または十分に低い電流によるトリクル充電を行
    う第2 充電制御工程とを備えた二次電池の充電方法。
  2. 【請求項2】 前記第2検知工程では、 前記電池電圧曲線の2階微分値が負から正に反転する時
    期を検知する請求項1記載 の充電方法。
  3. 【請求項3】 前記二次電池は、複数本の電池からなる
    組電池である請求項1または2記載の充電方法
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