JPH04261342A - 二次電池の充電回路 - Google Patents

二次電池の充電回路

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JPH04261342A
JPH04261342A JP1886591A JP1886591A JPH04261342A JP H04261342 A JPH04261342 A JP H04261342A JP 1886591 A JP1886591 A JP 1886591A JP 1886591 A JP1886591 A JP 1886591A JP H04261342 A JPH04261342 A JP H04261342A
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temperature
charging
output
secondary battery
circuit
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JP1886591A
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Inventor
Nobuo Shiojima
塩島 信雄
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FDK Twicell Co Ltd
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Toshiba Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二次電池の充電回路に係
り、特に充電時の二次電池の温度を検出して充電を制御
する充電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池の充電方式は種々提案されてい
るが、特に二次電池の温度変化を検出して充電を制御す
る方式としては、例えば特開昭50−44432号公報
に記載された充電回路がある。この充電回路においては
、二次電池の温度が所定範囲内にあり、かつ温度変化率
が所定値以下のとき、急速充電電流を供給するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した公知例の充電
回路では、例えばニッケル水素電池のように充電初期や
中期でも微少の発熱をするような二次電池を周囲温度が
高い状態で急速充電すると、充電末期に達する以前に電
池の温度が所定値を越えてしまい、著しい充電不足にな
ることがある。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、周囲温度が高い場合でも短時
間にほぼ100%の充電ができる二次電池の充電回路を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の充電回路は第1の充電用電源と、この第1
の充電用電源より小さい電流を出力する第2の充電用電
源と、第1の充電期間に第1の充電用電源を二次電池に
接続し、第2の充電期間に第2の充電用電源を二次電池
に接続する切換手段と、二次電池の温度が第1の設定温
度に達したことを検知し、検知出力を発生する第1の温
度検知手段と、二次電池の温度が第1の設定温度より高
い第2の設定温度に達したことを検知し、検知出力を発
生する第2の温度検知手段と、二次電池の時間に対する
温度変化率を検出する温度変化率検出手段と、二次電池
への充電中の温度変化率検出手段の出力値と設定値とを
比較し、出力値が設定値に達したとき反転出力を発生す
る比較手段と、第1および第2の温度検知手段の検知出
力と比較手段の反転出力により充電制御を行う制御手段
とを有する。制御手段は、次のように構成される。
【0006】第1の態様によれば、制御手段は第1の充
電期間中に比較手段から反転出力が発生したときは第1
の充電期間を終了させ、第2の充電期間には実質的に移
行させず、第1の充電期間中に第1の温度検知手段の検
知出力が発生したときは第2の充電期間に移行させ、第
2の温度検知手段の検知出力および比較手段の反転出力
のうち、先に発生した出力により第2の充電期間を終了
させる。
【0007】第2の態様によれば、制御手段は第1の充
電期間中に第1の温度検知手段の検知出力および比較手
段の反転出力のうち、先に発生した出力により第2の充
電期間に移行させ、第2の充電期間中に第2の温度検知
手段の検知出力および比較手段の反転出力のうち先に発
生した出力により第2の充電期間を終了させる。
【0008】第3の態様によれば、制御手段は第1の充
電期間中に第1の温度検知手段の検知出力および比較手
段の反転出力のうち、先に発生した出力により第2の充
電期間に移行させ、第2の温度検知手段の検知出力によ
り第2の充電期間を終了させる。
【0009】
【作用】二次電池、例えばニッケル水素蓄電池では、充
電初期や中期でも多少発熱して温度が上昇し、充電末期
になると電池内部からの発熱が急激に多くなり、発熱と
放熱がバランスするまで表面温度が上昇する。充電電流
が大きくなるほど、充電末期はもちろん充電初期や中期
での温度上昇率も大きくなり、特に温度の高い状態で急
速充電した場合、電池温度は異常に高くなる。
【0010】また、電池内部で発生する熱が電池表面ま
で伝わるのに時間的遅れがあり、さらに電池温度を検知
するためのサーミスタ等の温度センサにも応答に時間遅
れがあるために、充電電流が大きくなるほど急速充電を
停止させる設定温度を低くする必要がある。そのため周
囲温度が高いと、充電不足となることがある。
【0011】本発明では、二次電池に内蔵または近接さ
れる温度センサを介して電池温度が検出され、例えば第
1の態様においては急速充電用である第1の充電用電源
による第1の充電期間に二次電池の温度上昇率が設定値
に達した場合は、第2の充電期間を0時間または略0時
間として、実質的に第2の充電期間に移行しないように
する。第1の充電期間中に電池温度が第1の設定温度に
達した場合は、補充電用である第2の充電用電源による
第2の充電期間に移行して補充電を行い、その後電池温
度が第2の設定温度に達するか、または温度上昇率が設
定値に達したとき、第2の充電期間を終了させ、補充電
を終了する。この後は例えばトリクル充電に移行する。
【0012】第2の態様においては、第1の充電期間中
に電池温度が第1の設定温度に達するか、または温度上
昇率が設定値に達すると、第2の充電期間に移行し、第
2の充電期間中に電池温度が第2の設定温度に達するか
、または温度上昇率が設定値に達すると、第2の充電期
間が終了する。
【0013】第3の態様においては、第1の充電期間中
に電池温度が第1の設定温度に達するか、または温度上
昇率が設定値に達すると第2の充電期間に移行し、電池
温度が第2の設定温度に達すると第2の充電期間が終了
する。
【0014】以上のような充電制御を行うことにより、
例えば周囲温度が高い状態で急速充電した場合のように
、電池温度が短時間で第1の設定温度に達した場合でも
、これより高い第2の設定温度に電池温度が達するか、
または電池の温度上昇率が設定値に達するまで急速充電
時より少ない電流で補充電が行われるため、短時間で略
100%の充電が行われる。また、急速充電時には温度
上昇率が設定値に達するか、または補充電時に電池温度
が第2の設定温度に達すると、直ちに充電が終了される
ため、過充電のおそれはなく、二次電池や機器の破損等
を引き起こすことがない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例の充電回路のブロック図
である。
【0016】図1において、二次電池1(以下、単に電
池という)は例えばニッケル水素蓄電池であり、二つの
スイッチSW1,SW2からなる切換回路2を介して第
1および第2の充電用電源3,4に選択的に接続される
。スイッチSW1,SW2としては、トランジスタ、サ
イリスタ、リレー等が使用される。第1の充電用電源3
は急速充電用、また第2の充電用電源4は補充電用であ
り、いずれも交流電源の出力を整流して直流出力を得る
か、または他の比較的大容量の電池が使用される。但し
、その出力電流は第1の充電用電源3より第2の充電用
電源4の方が小さい。
【0017】温度センサ5は、電池1に内蔵されるか、
または電池1に近接して設置されて電池1の温度に対応
した出力信号を得るもので、この例ではサーミスタTh
を使用している。温度センサ5の出力信号は、温度変換
回路6に入力される
【0018】温度変換回路6は、温度センサ5の出力を
温度変化に対して直線的に、つまり温度変化にほぼ正比
例または反比例して変化する電圧値の出力Vtに変換し
て出力する回路であり、この例ではサーミスタThの両
端が接続される入力端子a,bのうち、一方の入力端子
aは抵抗R1を介して基準電圧Vk1が印加されるとと
もに出力端子cに接続され、他方の入力端子bは接地さ
れている。サーミスタThの抵抗は温度上昇と共に非線
形に低下するが、抵抗R1の抵抗値をサーミスタThの
特性に合わせて適宜選定することにより、出力端子c(
サーミスタThと抵抗R1との接続点)からは、サーミ
スタThの検出温度にほぼ反比例した電圧値の出力Vt
が得られることになる。
【0019】温度変換回路6の出力端子cは、温度変化
率検出回路7の入力端子dに接続されている。温度変化
率検出回路7は電池1の温度変化率を検出する回路であ
り、この例では抵抗R1,R2、コンデンサC1,C2
および演算増幅器8からなる微分回路で構成され、温度
変換回路6の出力を微分することによって、電池1の温
度変化率に対応した電圧値の出力Vt′を発生する。こ
の温度変化率検出回路7の出力端子eは、比較手段であ
る電圧比較器9の非反転入力端子に接続されている。電
圧比較器9の反転入力端子には、設定値Vk2が入力さ
れている。電圧比較器9は、温度変化率検出回路7の出
力Vt′が設定値Vk2に達すると出力が低レベルから
高レベルに反転し、電池1の温度上昇率が設定値Vk2
に相当する温度上昇率に達したことを示す反転出力を発
生する。
【0020】温度変換回路6の出力端子cには、電圧比
較器10の反転入力端子が接続されている。電圧比較器
10の非反転入力端子は基準電圧Vk3が印加されてお
り、この電圧比較器10と基準電圧Vk3の発生回路(
図示せず)と温度センサ5および温度変換回路6で第1
の温度検知手段を構成している。この第1の温度検知手
段では、サーミスタThの検出温度が上昇して、温度変
換回路6の出力Vtが低下しVk3に達すると、電圧比
較器10の出力が低レベルから高レベルに反転すること
によって、電池1の温度が設定値Vk3に相当する第1
の設定温度に達したことを示す検知出力を発生する。
【0021】温度変換回路6の出力端子cには、さらに
電圧比較器14の反転入力端子が接続されている。電圧
比較器14の非反転入力端子は電圧比較器10に印加さ
れた基準電圧Vk3より低い基準電圧Vk4が印加され
ており、この電圧比較器14と基準電圧Vk4の発生回
路(図示せず)と温度センサ5および温度変換回路6で
第2の温度検知手段を構成している。この第2の温度検
知手段では、サーミスタThの検出温度が上昇して、温
度変換回路6の出力Vtが低下しVk4に達すると、電
圧比較器14の出力が低レベルから高レベルに反転する
ことによって、電池1の温度が設定値Vk4に相当する
第2の設定温度に達したことを示す検知出力を発生する
【0022】電圧比較器9,10,14の出力は、制御
回路11の入力端子f,g,hにそれぞれ接続されてい
る。入力端子fは第1のOR回路12の第1入力端子と
、第2のOR回路15の第1入力端子に、入力端子gは
OR回路12の第2入力端子に、入力端子hはOR回路
15の第2入力端子にそれぞれ接続されている。OR回
路12の出力端子は、第1のフリップフロップ回路13
のリセット入力端子Rに接続されている。
【0023】フリップフロップ回路13のセット入力端
子Sには、電源投入時やスイッチ等に連動して発生され
るスタートパルスが印加されるようなっている。フリッ
プフロップ回路13のセット入力端子Sにスタートパル
スが加わると、その非反転出力Qは低レベルから高レベ
ルに、また反転出力Pは高レベルから低レベルにそれぞ
れ反転する。OR回路15の出力は、第2のフリップフ
ロップ回路16のリセット入力端子Rに接続され、フリ
ップフロップ回路16のセット入力端子Sにはフリップ
フロップ回路13の反転出力Pが単発パルス発生器17
を介して加えられる。単発パルス発生器17は、例えば
モノステーブルマルチバイブレータが用いられる。CR
時定数回路18は電源投入を検出する回路であって、そ
の出力はOR回路12の第3入力端子とOR回路15の
第3入力端子に接続されている。
【0024】フリップフロップ13の非反転出力Qは、
制御回路11の出力端子iを介して切換回路2のスイッ
チSW1の制御端子に、またフリップフロップ16の非
反転出力Qは、制御回路11の出力端子jを介して切換
回路2のスイッチSW2の制御端子にそれぞれ供給され
、スイッチSW1,SW2のオン・オフ状態を切換える
ために用いられる。
【0025】上述したOR回路12,15、フリップフ
ロップ回路13,16、単発パルス発生器17およびC
R時定数回路18によって、充電制御のための制御回路
11を構成している。
【0026】次に、図1の充電回路の動作を図2および
図3を参照して説明する。この充電回路の電源を投入す
ると、まずCR時定数回路18からその時定数で定まる
幅のパルスが発生され、OR回路12を介してフリップ
フロップ回路13のリセット入力端子Rに、またOR回
路15を介してフリップフロップ回路16のリセット入
力端子Rにそれぞれ入力される。これにより、フリップ
フロップ回路13,16の出力Qはともに低レベルとな
る。従って、切換回路2のスイッチSW1,SW2は共
にオフ状態であり、第1および第2の充電用電源3,4
から電池1には充電電流が供給されない。
【0027】次に、電源投入時やスイッチ等に連動して
発生されるスタートパルスがフリップフロップ回路13
のセット入力端子Sに入力されると、フリップフロップ
回路13の出力Qが高レベルとなる。これにより切換回
路2のスイッチSW1がオン状態となり、第1の充電期
間が開始される。この第1の充電期間では、電池1は充
電用電源3からの電流I1で急速充電される。
【0028】ここで、図2に示すように、充電初期およ
び中期では電池1の温度は緩やかに上昇するが、充電末
期になると電池1の温度が急激に上昇し始める。電池1
の温度は温度センサ5により電気信号に変換され、さら
に温度変換回路6によって温度にほぼ反比例した電圧値
の出力Vtに変換される。この温度変換回路6の出力V
tは、微分回路からなる温度変化率検出回路7に入力さ
れ、時間に対する電池1の温度変化率に対応した電圧値
の出力Vt′が得られる。この温度変化率検出回路7の
出力Vt′は、充電初期や中期では0、または僅かにプ
ラスの電圧であり、充電末期には急激に上昇する。
【0029】電圧比較器9は、温度変化率検出回路7の
出力Vt′と設定値Vk2とを比較して、Vt′≧Vk
2 となった図2のt1の時点で、その出力が低レベルから
高レベルへと転じ、反転出力を発生する。この反転出力
は、OR回路12を介してフリップフロップ回路13の
リセット入力端子Rに入力されると共に、OR回路15
を介してフリップフロップ回路16のリセット入力端子
Rに入力される。このためフリップフロップ回路13,
16の非反転出力Qはいずれも低レベルとなり、切換回
路2のスイッチSW1,SW2はいずれもオフ状態とな
る。従って、電池1は第1および第2の充電用電源3,
4のいずれからも充電電流が供給されなくなり、充電が
停止される。
【0030】フリップフロップ回路13の非反転出力Q
が低レベルとなると、同時に反転出力Pが高レベルとな
るので、単発パルス発生器17からパルスが発生され、
これがフリップフロップ回路16のセット入力端子Sに
入力される。この単発パルス発生器17の出力パルス幅
は、通常1ms〜1sに選定される。フリップフロップ
回路16は、リセット優先のフリップフロップ回路であ
る場合、制御回路11の入力端子fおよびOR回路15
を介してリセット入力端子Rに電圧比較器9からの反転
出力が加えられているため、セット入力端子Sに単発パ
ルス発生器17からのパルスが入力されても、非反転出
力Qは低レベルを維持する。このため、切換回路2のス
イッチSW2は依然としてオフ状態であり、充電は停止
されたままとなる。
【0031】なお、フリップフロップ回路16のセット
入力端子Sにパルスが印加されている間に電圧比較器9
の反転出力が停止すると、つまり電圧比較器9の出力が
高レベルから低レベルに転じると、フリップフロップ回
路16の非反転出力Qは高レベルとなるが、実際には充
電を停止してから温度上昇率が設定値以下に低下するま
でには、数秒から数十秒の時間遅れ(電池1の種類、実
装状態や充電電流等により異なる)があるため、このよ
うな事態は起こらない。
【0032】一方、フリップフロップ回路16がセット
優先のフリップフロップ回路である場合は、セット入力
端子Sに単発パルス発生器17からのパルスが印加され
ている間、フリップフロップ回路16の非反転出力Qは
高レベルを維持するため、切換回路2のスイッチSW2
がオン状態となって、第2の充電期間が開始される。し
かし、単発パルス発生器17の出力パルス幅は、前述の
通り通常1ms〜1s程度であり、充電時間に比較して
無視できる時間であるから、このように一時的に第2の
充電期間が開始されても実用上問題はない。
【0033】このように第2の充電期間中に電圧比較器
9から反転出力が発生しても、0時間で直ちに充電を停
止するか、または第2の充電期間を充電期間に比較して
非常に短い時間(略0時間)で終了させることにより、
実質的に第2の充電期間に移行しないようにされる。
【0034】上記の動作は低温下や常温下で充電を行っ
た場合である。高温下で充電を行った場合は、次のよう
な動作を行う。図3は、この場合の各部の動作波形を示
している。
【0035】第1の充電期間には電池1が微少に発熱す
るため、高温下で充電を行うと温度変化率検出回路7の
出力Vt′と設定値Vk2との関係が Vt′<Vk2 の状態、すなわち電圧比較器9が反転出力を発生せず、
充電末期となる以前に Vt<Vk3 なった図3のt1の時点で、電圧比較器10が第1の設
定温度(T1)に達したことを示す検知出力を発生する
【0036】この検知出力は制御回路11の入力端子g
およびOR回路12を介してフリップフロップ回路13
のリセット入力端子Rに入力されるため、フリップフロ
ップ回路13の非反転出力Qが低レベルとなる。これに
より、切換回路2のスイッチSW1がオフ状態となって
、第1の充電期間が終了する。
【0037】また、これと同時にフリップフロップ回路
13の反転出力Pによって単発パルス発生器17が駆動
されてパルスが発生され、このパルスによりフリップフ
ロップ回路16の非反転出力Qが高レベルとなるため、
切換回路2のスイッチSW2がオン状態となって、第2
の充電期間が開始される。
【0038】第2の充電期間においては、電池1はスイ
ッチSW2を介して第2の充電用電源4によって補充電
される。この第2の充電期間では、第1の充電期間より
少ない電流I2でゆっくり充電されるので、電池1の温
度上昇は緩やかとなる。充電がさらに進むと、電池1は
再び緩やかに温度が上昇し始める。
【0039】この温度上昇により、温度変換回路6の出
力Vtが Vt<Vk4 となった図3のt2の時点になると、電圧比較器14か
ら発生される電池1の温度が第2の設定温度(T2)に
達したことを示す検知出力と、電池1の温度上昇率が上
がって温度変化率検出回路7の出力Vt′が高くなるこ
とにより発生される電圧比較器9からの反転出力のうち
、先に発生された方の出力がOR回路15を介してフリ
ップフロップ回路16のリセット入力端子Rに入力され
る。このため、フリップフロップ回路16の非反転出力
Qは低レベルとなって、切換回路2のスイッチSW2は
オフ状態となる。これにより電池1は第1および第2の
充電用電源3,4のいずれからも充電電流が供給されな
くなり、充電が停止される。
【0040】上記の動作説明では、第1の充電期間中に
温度変化率検出回路7の出力が上昇して電圧比較器9が
反転出力を発生したとき、第2の充電期間を0または略
0時間で停止させるようにしている。このようにする代
わりに、第1の充電期間中に第1の温度検知手段の検知
出力(電圧比較器10の反転出力)および電圧比較器9
の反転出力のうち先に発生された方の出力により第2の
充電期間に移行し、第2の充電期間中に第2の温度検知
回路の検知出力(電圧比較器14の反転出力)および電
圧比較器9の反転出力のうち先に発生された方の出力に
より第2の充電期間を終了させるようにしてもよい。
【0041】このようにするためには、図1においてフ
リップフロップ回路16としてセット優先のフリップフ
ロップ回路を用い、単発パルス発生器17の出力パルス
幅を長くすればよい。第1の充電期間から第2の充電期
間に移行すると、充電電流が減少して電池1の発熱量が
少なくなり、従って電池1の温度が低下するが、この温
度低下が温度センサ5で検知されるまでに時間遅れがあ
るため、単発パルス発生器17の出力パルス幅をこの時
間遅れ以上にすればよい。これによって、充電量をより
多くすることが可能となる。
【0042】また、第2の充電期間の終了を第2の温度
検知手段の検知出力のみで行ってもよい。このためには
、例えば図4に示すように制御回路11の入力端子hと
CR時定数回路18の出力のみをOR回路15の入力と
すればよい。このようにすると、充電末期の比較的早い
時点から温度上昇が急激となるような特性の電池を低温
下で充電する場合に、充電量を多くすることができる。
【0043】さらに、第2の充電期間中に電圧比較器9
の出力でも充電を終了させる場合、基準電圧Vk2を第
2の充電期間中とは異ならせてもよい。第1の充電期間
中より第2の充電期間中の方が充電電流が小さく、従っ
て充電末期の電池1の温度上昇率も第2の充電期間の方
が小さいため、このように第2の充電期間中の基準電圧
Vk2を第1の充電期間中より小さくすると、信頼性、
安全性をより一層向上させることができる。本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、次のようにして種
々変形して実施することができる。
【0044】(1)上記実施例では、第1の充電期間に
おいて切換回路2の急速充電用のスイッチSW1のみオ
ン状態としたが、補充電用のスイッチSW2もオン状態
としてもよい。すなわち、第1の充電用電源3と第2の
充電用電源4の出力電流を合せた電流値をI1としても
よい。このようにすると、第1の充電用電源3の出力容
量が小さくて済む。
【0045】(2)上記実施例では、第1および第2の
充電用電源3,4の二種類の電源を用意するように説明
したが、一種類のみの充電用電源を用い、外部からの制
御により第1の充電期間と第2の充電期間とで出力電流
の値を可変するようにしてもよい。
【0046】(3)上記実施例では、第2の充電期間が
終了すると充電電流が完全に遮断されるが、新たに第3
の充電用電源を切換回路2のスイッチSW1,SW2の
接続点に接続するか、あるいはスイッチSW1またはS
W2と並列に抵抗を接続し、第2の充電期間終了後も補
充電より更に少ないI3なる電流で充電するようにして
もよい。この電流I3は、通常0.1CmAに程度に設
定される。このようにすると、より100%に近く完全
に充電ができ、また自己放電による充電量の低下を防止
することもできる。
【0047】(4)上記実施例では、第1の温度検知手
段と第2の温度検知手段および温度変化率検出手段を温
度センサと抵抗、コンデンサ、演算増幅器および電圧比
較器からなるハードウェアで構成したが、温度センサ以
外の一部または全部をマイクロコンピュータ等を用いて
、プログラムで処理させるソフトウェアで実現してもよ
い。
【0048】(5)上記実施例では、二次電池としてニ
ッケル水素蓄電池を例にとり説明したが、本発明は他の
二次電池、例えばニッケルカドミウム蓄電池や鉛蓄電池
などの充電回路にも適用が可能である。その他、本発明
はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0049】
【発明の効果】このように、本発明によれば周囲温度が
高い場合でも短時間で略100%の充電ができ、また電
池温度の異常な上昇を防止して電池寿命を延ばすことが
可能であり、さらに二次電池や機器の破損を引き起こす
ことがなく、信頼性および安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る二次電池の充電回路の
構成を示すブロック図
【図2】同実施例の低温時および常温時の動作を説明す
るための波形図
【図3】同実施例の高温時の動作を説明するための波形
【図4】本発明における制御回路の他の構成例を示す回
路図。
【符号の説明】
1…二次電池                   
       2…切換回路3…第1の充電用電源  
                4…第2の充電用電
源 5…温度センサ                  
      6…温度変換回路 7…温度変化率検出回路              
  9,10,14…電圧比較器 11…制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の充電用電源と、この第1の充電用電
    源より小さい電流を出力する第2の充電用電源と、第1
    の充電期間に第1の充電用電源を二次電池に接続し、第
    2の充電期間に第2の充電用電源を二次電池に接続する
    切換手段と、前記二次電池の温度が第1の設定温度に達
    したことを検知し、検知出力を発生する第1の温度検知
    手段と、前記二次電池の温度が前記第1の設定温度より
    高い第2の設定温度に達したことを検知し、検知出力を
    発生する第2の温度検知手段と、前記二次電池の時間に
    対する温度変化率を検出する温度変化率検出手段と、前
    記二次電池への充電中の前記温度変化率検出手段の出力
    値と設定値とを比較し、出力値が設定値に達したとき反
    転出力を発生する比較手段と、第1の充電期間中に前記
    比較手段の反転出力が発生したときは第1の充電期間を
    終了させ、第2の充電期間には実質的に移行させず、第
    1の充電期間中に前記第1の温度検知手段の検知出力が
    発生したときは第2の充電期間に移行させ、前記第2の
    温度検知手段の検知出力および比較手段の反転出力のう
    ち先に発生した出力により第2の充電期間を終了させる
    制御手段とを具備することを特徴とする二次電池の充電
    回路。
  2. 【請求項2】第1の充電用電源と、この第1の充電用電
    源より小さい電流を出力する第2の充電用電源と、第1
    の充電期間に第1の充電用電源を二次電池に接続し、第
    2の充電期間に第2の充電用電源を二次電池に接続する
    切換手段と、前記二次電池の温度が第1の設定温度に達
    したことを検知し、検知出力を発生する第1の温度検知
    手段と、前記二次電池の温度が前記第1の設定温度より
    高い第2の設定温度に達したことを検知し、検知出力を
    発生する第2の温度検知手段と、前記二次電池の時間に
    対する温度変化率を検出する温度変化率検出手段と、前
    記二次電池への充電中の前記温度変化率検出手段の出力
    値と設定値とを比較し、出力値が設定値に達したとき反
    転出力を発生する比較手段と、第1の充電期間中に前記
    第1の温度検知手段の検知出力および比較手段の反転出
    力のうち先に発生した出力により第2の充電期間に移行
    させ、第2の充電期間中に前記第2の温度検知手段の検
    知出力および比較手段の反転出力のうち先に発生した出
    力により第2の充電期間を終了させる制御手段とを具備
    することを特徴とする二次電池の充電回路。
  3. 【請求項3】第1の充電用電源と、この第1の充電用電
    源より小さい電流を出力する第2の充電用電源と、第1
    の充電期間に第1の充電用電源を二次電池に接続し、第
    2の充電期間に第2の充電用電源を二次電池に接続する
    切換手段と、前記二次電池の温度が第1の設定温度に達
    したことを検知し、検知出力を発生する第1の温度検知
    手段と、前記二次電池の温度が前記第1の設定温度より
    高い第2の設定温度に達したことを検知し、検知出力を
    発生する第2の温度検知手段と、前記二次電池の時間に
    対する温度変化率を検出する温度変化率検出手段と、前
    記二次電池への充電中の前記温度変化率検出手段の出力
    値と設定値とを比較し、出力値が設定値に達したとき反
    転出力を発生する比較手段と、第1の充電期間中に第1
    の温度検知手段の検知出力および前記比較手段の反転出
    力のうち先に発生した出力により第2の充電期間に移行
    させ、前記第2の温度検知手段の検知出力により第2の
    充電期間を終了させる制御手段とを具備することを特徴
    とする二次電池の充電回路。
JP1886591A 1990-10-15 1991-02-12 二次電池の充電回路 Pending JPH04261342A (ja)

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US08/287,309 US5477127A (en) 1990-10-15 1994-08-08 Secondary battery charging circuit
US08/286,923 US5477126A (en) 1990-10-15 1994-08-08 Secondary battery charging circuit
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06121468A (ja) * 1992-10-07 1994-04-28 Tamura Seisakusho Co Ltd 二次電池の充電方法
WO2007034702A1 (ja) * 2005-09-26 2007-03-29 Sanoh Kogyo Kabushiki Kaisha 二次電池の充電方法および装置
JP2009131023A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 電池パック、電池パック内蔵用保護動作制御icおよび携帯機器

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