JPH07177672A - 2次電池の充電装置 - Google Patents

2次電池の充電装置

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JPH07177672A
JPH07177672A JP34497193A JP34497193A JPH07177672A JP H07177672 A JPH07177672 A JP H07177672A JP 34497193 A JP34497193 A JP 34497193A JP 34497193 A JP34497193 A JP 34497193A JP H07177672 A JPH07177672 A JP H07177672A
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charging
battery
secondary battery
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charging current
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JP34497193A
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Yasuharu Yamazaki
康晴 山崎
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次電池をきわめて急速に充電できる充電装
置を提供する。 【構成】 2次電池10の充電電流ICHGとなる電流を
出力するDC−DCコンバータ2と、充電電流ICHGの
大きさを、第1の値と第2の値とに切り換える切り換え
回路4とを設ける。第1の値は、2次電池10の残存容
量がほぼ0のときに許される比較的大きな値とする。第
2の値は、2次電池10の残存容量が大きいときに許さ
れる値とする。2次電池10を充電するとき、所定の充
電量までは、第1の値の大きさの充電電流ICHGにより
充電する。その後、充電の中期は、充電電流ICHGの大
きさを、第1の値と、第2の値とに、所定の期間の割り
合いで切り換える。充電の後期は、充電電流ICHGの大
きさを第2の値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ニッケルカドミウム
電池やニッケル水素電池のような2次電池の充電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドホンステレオ、ビデオカメラ、ひ
げそり、電動工具などのコードレス機器には、ニッケル
カドミウム電池(Ni-Cd電池)やニッケル水素電池
(Ni-MH電池)などの2次電池が使用されている。
【0003】そして、これらの2次電池の電池容量が例
えば0.82Ahであるとすれば、標準の充電方法で充電す
る場合、充電電流の大きさは、0.082Aに設定される。
すなわち、標準の充電方法では、電池容量1C〔Ah〕
に対して、充電電流の大きさは、0.1C〔A〕に設定さ
れる。
【0004】そして、0.1C〔A〕の充電電流で、10時
間の充電を行えば、 0.1C〔A〕×10〔h〕=1〔Ah〕 となり、100%の充電を行うことができる。つまり、標
準の充電方法では、充電時間が10時間となる。
【0005】これに対し、急速充電を行う場合には、充
電電流の大きさは、一般に、1C〔A〕に設定される。
すると、この場合には、 1〔Ah〕/1C〔A〕=1〔h〕 となり、充電時間は1時間に短縮される。
【0006】ところで、残存容量がほぼ0の2次電池の
場合、充電の初期から中期の期間であれば、2C〜3C
〔A〕程度の大電流で充電を行っても、問題はない。た
だし、残存容量が75〜100%の場合には、2次電池の温
度が急激に上昇し、2次電池の特性が劣化するので、大
電流による充電は好ましくない。
【0007】そこで、図11Aに示すように、充電の最
初の期間T1は、例えば2C〔A〕の充電電流で充電を
行い、続く期間T2は1C〔A〕の充電電流で充電を行
う方法が考えられている。すると、この場合、 T1=15分 T2=30分 とすれば、 となって、100%の充電ができる。そして、このとき、
充電に必要な時間は45分(=T1+T2)である。すなわ
ち、充電時間を、一般の急速充電よりも、さらに短縮す
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
す充電特性の方法で充電を行う場合、 期間T1を長くすれば、それ以上に期間T2を短くす
ることができるので、結果として、総合の充電時間(T
1+T2)をさらに短くすることができる。 期間T1を長くしなくても、期間T1の充電電流をさ
らに大きくすれば、期間T2を短くすることができ、や
はり、総合の充電時間をさらに短くすることができる。 が、考えられる。
【0009】ところが、、のどちらの方法も、以下
に述べる理由により、実現が困難である。
【0010】すなわち、期間T1における充電電流が2
C〔A〕のように大きい場合には、2次電池の発熱が大
きくなり、図11Bに実線で示すように、2次電池の温
度が上昇するようになる。そして、上記のように、T1
=15分程度で期間T2に移り、充電電流を1C〔A〕に
すれば、2次電池の発熱が小さくなって温度が低下する
ので、特に問題を生じることはない。
【0011】図12は、図11Aの充電特性で充電を行
った場合の各部の温度の測定結果を示すもので、 T1=15分 T2=32分 電池の容量 :0.82Ah 期間T1の充電電流:1.9A(=約2.32C〔A〕) 期間T2の充電電流:0.8A(=約0.98C〔A〕) である。また、図12の場合には、期間T2の終了後、
0.08A(=約0.098C〔A〕)の充電電流で、トリクル
充電を行っている。さらに、各曲線は、 TR :充電電流の出力用トランジスタの温度 BATT:充電される2次電池の温度 CASE:充電装置の温度 を示す。
【0012】そして、この測定結果によれば、期間T1
の終了時には、出力用トランジスタの温度は61℃に達
し、2次電池の温度は、44℃に達している。しかし、期
間T1が終了して期間T2になると、充電電流が小さくな
るので、出力用トランジスタや2次電池の発熱が小さく
なり、それらの温度は低下している。
【0013】なお、満充電になると、充電電流は、充電
に使用されずに熱となってしまうので、それぞれの温度
は再び上昇し、2次電池の温度は48℃まで上昇してい
る。しかし、期間T2を過ぎると、トリクル充電となる
ので、各温度は低下していく。そして、この測定結果に
おける程度の温度上昇であれば、問題ない。
【0014】しかし、のように、期間T1を長くする
場合には、図11Bに破線で示すように、2次電池の温
度は、期間T1の温度上昇に引き続き、上昇していく。
また、各部の温度も、同様に上昇してしまう。
【0015】そして、このように2次電池や充電装置の
温度が上昇すると、やけどや火災などの危険を生じてし
まう。また、電池内部のガスの発生も多くなり、爆発の
危険も生じてくる。したがって、これらの理由により、
期間T1の長さは制限されてしまう。つまり、の充電
方法で、期間T1を長くして総合の充電時間を短くする
ことは、困難である。
【0016】一方、のように、期間T1を長くしない
で、この期間T1における充電電流を大きくする方法
は、もともと充電電流の大きさに制限があるので、無理
である。また、充電電流を大きくするためには、その充
電電流となる電流の流れるすべての素子の電流容量を大
きくする必要があり、コストアップや充電装置の大型化
を招いてしまう。
【0017】この発明は、以上のような問題点を招くこ
となく、2次電池の急速充電時間を、さらに短縮しよう
とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、2次電池10の充電電流ICHGとなる電流を出力す
るDC−DCコンバータ2と、充電電流ICHGの大きさ
を、第1の値と第2の値とに切り換える切り換え回路4
とを設け、第1の値は、2次電池10の残存容量がほぼ
0のときに許される比較的大きな値とし、第2の値は、
2次電池10の残存容量が大きいときに許される値と
し、2次電池10を充電するとき、充電の初期は、第1
の値の大きさの充電電流ICHGにより充電し、充電の中
期は、充電電流ICHGの大きさを、第1の値と、第2の
値とに、所定の期間の割り合いで切り換え、充電の後期
は、充電電流ICHGの大きさを第2の値とするようにし
たものである。
【0019】
【作用】所定の容量までは、比較的大きな充電電流ICH
Gにより充電され、その後は、平均的には次第に小さく
なる充電電流ICHGにより充電され、最後は、2次電池
10を傷めない程度の大きさの充電電流ICHGにより充
電される。
【0020】
【実施例】図1において、10は充電の対象となる2次
電池を示し、これは、この例においては、Ni-Cdで
あり、その公称電圧は1.2V、容量は0.82Ahである。
【0021】そして、1は整流回路、2はDC−DCコ
ンバータを示し、例えば100Vの商用交流電圧が、AC
プラグPLGを通じて整流回路1に供給されて120〜130V
程度の直流電圧V1が取り出される。また、DC−DC
コンバータ2は、直流電圧V1を、充電用の直流電圧VC
HGに変換するためのものであり、この例においては、発
振用トランジスタQ21及び発振トランスT21を有する自
励発振回路により構成されている。
【0022】そして、整流回路1から直流電圧V1が出
力されると、この電圧V1が比較的大きな値の抵抗器R2
1を通じてトランジスタQ21のベースに供給され、トラ
ンジスタ21にベース電流が流れ始める。すると、この
ベース電流に対応して、トランジスタ21のコレクタ電
流がトランスT21の入力コイルL21に流れるので、トラ
ンスT21の帰還コイルL23に電圧が誘起され、この誘起
電圧が、抵抗器R22及びコンデンサC21を通じてトラン
ジスタQ21のベースに正帰還される。
【0023】したがって、トランジスタQ21は自励発振
を始めるので、トランスT21の出力コイルL22に発振出
力が取り出される。そして、この発振出力が、ダイオー
ドD21により整流されて直流電圧(脈流電圧)VCHGと
され、この電圧VCHGにより、充電端子TOUTに充電電流
ICHGが出力される。
【0024】さらに、3は、充電電流ICHGを定電流化
するための制御回路を示し、これは、ダーリントン接続
されたトランジスタQ31、Q32を有する。そして、トラ
ンジスタQ21に、エミッタ抵抗器R23及びコンデンサC
22が接続され、そのエミッタが、トランジスタQ31のベ
ースに接続され、トランジスタQ31、Q32のコレクタ
が、トランジスタQ21のベースに接続され、トランジス
タQ32のエミッタが基準電位点に接続される。
【0025】したがって、トランジスタQ21のコレクタ
電流が例えば増加すると、そのエミッタ電位が上昇して
トランジスタQ31、Q32のコレクタ・エミッタ間の抵抗
が小さくなるので、トランジスタQ21のベース電流は減
少し、そのコレクタ電流も減少する。また、逆に、トラ
ンジスタQ21のコレクタ電流が減少すると、そのエミッ
タ電位が低下してトランジスタQ31、Q32のコレクタ・
エミッタ間の抵抗が大きくなるので、トランジスタQ21
のベース電流は増加し、そのコレクタ電流も増加する。
【0026】したがって、トランジスタQ21の発振レベ
ルは、そのエミッタ抵抗器R23の値により決まる一定値
に保持される。そして、コイルL22の出力電流の大きさ
は、トランジスタQ21の発振レベルに比例するので、コ
イルL22の出力電流、すなわち、端子TOUTの充電電流
ICHGはトランジスタQ21のコレクタ電流に比例した一
定の大きさの電流となる。
【0027】さらに、充電電流ICHGの大きさの切り換
え用回路4として、トランジスタQ41、Q42が設けら
れ、抵抗器R23に、抵抗器R41及びトランジスタQ41の
コレクタ・エミッタ間の直列回路が並列接続されるとと
もに、抵抗器R42及びトランジスタQ42のコレクタ・エ
ミッタ間の直列回路が並列接続される。
【0028】したがって、トランジスタQ21のエミッタ
抵抗器は、トランジスタQ41、Q42がオフの場合には、
抵抗器R23だけとなり、トランジスタQ41がオン、か
つ、トランジスタQ42がオフの場合には、抵抗器R23、
R41の並列回路となり、さらに、トランジスタQ41、Q
42がオンの場合には、抵抗器R23、R41、R42の並列回
路となる。そして、このエミッタ抵抗器の値に対応して
トランジスタQ21のコレクタ電流が変化し、このコレク
タ電流の変化に対応して充電電流ICHGの大きさが変化
する。
【0029】したがって、抵抗器R23、R41、R42の値
をあらかじめ設定しておくことにより、充電電流ICHG
の大きさを、トランジスタQ41、Q42のオン・オフに対
応して変更することができる。そこで、この例において
は、充電電流ICHGの大きさは、 トランジスタQ41、Q42がオンの場合、ICHG=2C
〔A〕 トランジスタQ41がオン、トランジスタQ42がオフの場
合、1C〔A〕 トランジスタQ41、Q42がオフの場合、ICHG=0.1C
〔A〕 とされる。
【0030】さらに、トランジスタQ41、Q42の各ベー
スが、充電制御用のマイクロコンピュータ7の出力ポー
トPORT1、PORT2にそれぞれ接続され、トランジスタQ4
1、Q42は、マイコン7によりオン・オフ制御される。
なお、マイコン7は、CPU、例えば図2〜図4に示す
充電ルーチン100〜300の書き込まれたROM、A
/Dコンバータなどを一体に有する1チップマイコンと
されている。
【0031】また、5は電池電圧検出回路、6は放電回
路を示す。そして、検出回路5においては、端子TOUT
の電圧が、抵抗器R51により取り出されるとともに、コ
ンデンサC51により平滑され、この平滑された電圧が、
マイコン7のアナログ入力ポート(内蔵のA/Dコンバ
ータの入力端子)A/Dに供給される。
【0032】さらに、放電回路6は、詳細は後述する
が、充電開始時に電池10を放電させることにより、電
池10の残量が0であるかどうかをチェックするときに
使用するものである。このため、端子TOUTと基準電位
点との間に、比較的小さな値の放電用の抵抗器R61と、
放電制御用のトランジスタQ61のコレクタ・エミッタ間
とが直列接続され、そのベースがマイコン7の出力ポー
トPORT3に接続される。
【0033】また、トランスT21のコイルL23に得られ
る帰還電圧が、整流回路8に供給されて直流電圧とさ
れ、この直流電圧が、3端子レギュレータ(1チップI
C化された定電圧回路)Q81に供給されて例えば5Vの
直流電圧に安定化され、この直流電圧が、マイコン7に
その動作電圧として供給される。
【0034】そして、充電時には、マイコン7におい
て、ルーチン100が実行されて充電が行われる。すな
わち、プラグPLGに入力交流電圧が供給されると、上述
のように、発振回路2が発振を始め、トランスT21のコ
イルL23に帰還電圧が得られるので、レギュレータ8か
らマイコン7に、その動作電圧が供給されるようにな
る。この結果、マイコン7の処理がルーチン100のス
テップ101からスタートする。
【0035】続いて、マイコン7の処理はステップ10
2に進み、このステップ102において、初期化が行わ
れ、マイコン7からの制御信号により、トランジスタQ
41、Q42がオフとされるとともに、トランジスタQ61も
オフとされる。したがって、端子TOUTには、発振回路
2からの充電電圧VCHGが出力される。
【0036】次に、ステップ103において、検出回路
5を通じて端子TOUTの電圧の大きさが検出される。こ
の場合、端子TOUTに電池10が接続されていないとき
には、端子TOUTは無負荷状態となるので、端子TOUTの
電圧は、電池10の端子電圧よりも高くなり、端子TOU
Tに電池10が接続されているときには、電池10の端
子電圧まで低下する。
【0037】そこで、端子TOUTの電圧の違いから、端
子TOUTに電池10が接続されているか接続されていな
いかが判別され、接続されていないときには、処理はス
テップ103を繰り返し、端子TOUTに電池10が接続
されるまで待機する。
【0038】そして、任意の時点に、端子TOUTに電池
10が接続されると、これがステップ103において検
出され、処理はステップ103からステップ104に進
み、このステップ104において、トランジスタQ61が
オンとされて電池10の放電が行われ、このときの放電
特性から電池10の残量が0であるかどうかがチェック
される。
【0039】このチェックは、上述のように、充電電流
を例えば2C〔A〕と大きくできるのは、残存容量がほ
ぼ0であり、充電の初期から中期の期間に限られるの
で、その2C〔A〕の充電ができるかどうかを知るため
に行われる。なお、この放電特性から電池10の残量が
0であるかどうかを知る方法については、一例を後述す
る。また、このチェックを終了したとき、トランジスタ
Q41はオフとされる。
【0040】そして、ステップ104における残量チェ
ックが終了すると、処理はステップ104からステップ
105に進み、このステップ105において、ステップ
104のチェック結果が判別され、残量が0(0に近い
ときを含む)ときには、処理はステップ105からステ
ップ111に進み、このステップ111において、トラ
ンジスタQ41、Q42がオンとされ、充電電流ICHGは、
比較的大きな値、すなわち、2C〔A〕とされる。こう
して、図5に示すように、電池10は、ステップ111
が実行された時点t0から2C〔A〕の充電電流で充電
されていく。
【0041】そして、この間に、マイコン7の処理はス
テップ112に進み、このステップ112において、15
分の時間待ちが行われる。したがって、時点t0から2
C〔A〕の充電電流で充電が15分間行われることにな
る。
【0042】そして、この15分が経過して時点t1にな
ると、処理はステップ112からステップ113に進
み、このステップ113において、ルーチン200が実
行され、充電電流ICHGは、1C〔A〕と、2C〔A〕
とに、交互に切り換えられる。
【0043】すなわち、ルーチン200において、処理
は201からスタートし、ステップ202において、以
後のステップ211〜214の実行回数を示すカウンタ
用の変数Nが「1」にセットされる。そして、次にステ
ップ211において、トランジスタQ41がオン、トラン
ジスタQ42がオフとされて充電電流ICHGは1C〔A〕
とされ、続いてステップ212において、15秒の時間待
ちが行われる。したがって、時点t1から15秒間は、充
電電流ICHGは1C〔A〕となる。
【0044】そして、この15秒が経過すると、処理はス
テップ212からステップ213に進み、このステップ
213において、トランジスタQ41、Q42がオンとされ
て充電電流ICHGは2C〔A〕とされ、続いてステップ
214において、45秒の時間待ちが行われる。したがっ
て、45秒間、2C〔A〕の電流ICHGで充電が行われる
ことになる。
【0045】そして、このステップ214の45秒が経過
すると、処理はステップ214からステップ215に進
んで変数Nがインクリメントされ、次にステップ216
において、N>5となったかどうかがチェックされ、N
>5ではないときには、処理はステップ216からステ
ップ211に戻り、N>5のときには処理はステップ2
17に進む。
【0046】したがって、図5にも示すように、時点t
1からは、1C〔A〕の充電が15秒間行われる状態と、
2C〔A〕の充電が45秒間行われる状態とが、5回繰り
返される。すなわち、時点t1から時点t2までの5分間
(=(15秒+45秒)×5回)、充電電流ICHGは1分の周
期でパルス状に変化し、その1分のうちの前の25%の期
間、充電電流ICHGは1C〔A〕とされ、後ろの75%の
期間は2C〔A〕とされる。
【0047】そして、時点t2にN>5になると、処理
はステップ216からステップ217に進み、このステ
ップ217において、このルーチン200を終了し、次
にステップ114において、ステップ113と同様、充
電電流ICHGは、1C〔A〕と、2C〔A〕とに、交互
に切り換えられる。
【0048】ただし、このステップ114においては、
トランジスタQ42のオン・オフが制御され、図5の時点
t2から時点t3に示すように、1C〔A〕の充電が30秒
間行われる状態と、2C〔A〕の充電が30秒間行われる
状態とが、2回繰り返される。すなわち、時点t2から
時点t3までの2分間(=(30秒+30秒)×2回)、充電
電流ICHGは1分の周期でパルス状に変化し、その1分
のうちの前の50%の期間、充電電流ICHGは1C〔A〕
とされ、後ろの50%の期間は2C〔A〕とされる。
【0049】そして、時点t3になると、このステップ
114を終了して処理はステップ115に進み、このス
テップ115において、時点t3から時点t4にかけて1
C〔A〕の充電が45秒間行われ、続いて2C〔A〕の充
電が15秒間行われる。すなわち、期間t3〜t4の1分間
に対して、2C〔A〕の充電期間は25%となる。
【0050】こうして、ステップ113〜115によ
り、図5の期間t1〜t4に示すように、充電電流ICHG
は、1C〔A〕からパルス状に2C〔A〕にされるとと
もに、各1分間の周期のうち、ICHG=2C〔A〕の期
間の占める割り合いは、75%→50%→25%と少なくされ
る。また、その割り合いが少なくされると同時に、その
期間も、5分→2分→1分と短くされる。
【0051】そして、時点t4にステップ115を終了
すると、処理はステップ121に進み、このステップ1
21において、トランジスタQ41がオン、トランジスタ
Q42がオフとされ、図5に示すように、時点t4以後、
1C〔A〕の充電電流ICHGで充電が続行される。
【0052】そして、この間に、マイコン7の処理はス
テップ122に進み、このステップ122において、検
出回路5からアナログ入力端子A/Dに供給される電圧が
モニタされる。すなわち、2次電池10の端子電圧は、
充電中はほぼ一定であるが、満充電になると、次第に上
昇し、その後、約−5mV/分の割り合いで下降する。
そこで、この例においては、この端子電圧の降下が、検
出回路5を通じて検出される。
【0053】そして、時点t5に検出回路5の検出出力
が満充電による電圧の下降を示すと、処理はステップ1
22からステップ123に進み、このステップ123に
おいて、トランジスタQ41、Q42はオフとされ、この結
果、充電電流ICHGは0.1C〔A〕とされる。したがっ
て、時点t5に電池10の充電を終了し、以後、電池1
0は0.1C〔A〕の電流によりトリクル充電されるよう
になる。
【0054】一方、ステップ105において、電池10
の残量が多いときには、処理はステップ105からステ
ップ121に進む。したがって、電池10は、1C
〔A〕の充電電流ICHGにより満充電になるまで充電さ
れ、満充電になると、その充電を終了する。
【0055】なお、この場合、電池10は、残存容量が
0ではない状態から1C〔A〕の充電電流で充電される
のであるから、その充電に必要とする時間は残存容量に
対応して異なるが、1時間を越えることはない。
【0056】以上により、電池10の充電が行われる
が、ステップ111〜115、121により充電が行わ
れた場合、 期間t0〜t1の充電量=2C〔A〕×15/60〔h〕 期間t1〜t2の充電量=1C〔A〕×(15/60)/60〔h〕×5〔回〕 +2C〔A〕×(45/60)/60〔h〕×5〔回〕 期間t2〜t3の充電量=1C〔A〕×(30/60)/60〔h〕×2〔回〕 +2C〔A〕×(30/60)/60〔h〕×2〔回〕 期間t3〜t4の充電量=1C〔A〕×(45/60)/60〔h〕 +2C〔A〕×(15/60)/60〔h〕 期間t4〜t5の充電量=1C〔A〕×T2/60〔h〕 T2:期間t4〜t5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合計の充電量 (43+T2)/60C〔Ah〕 となる。そして、満充電時には、 (43+T2)/60C〔Ah〕=1C〔Ah〕 であるから、T2=17分となる。
【0057】したがって、満充電に必要な時間(=t0
〜t5)は、 15+5+2+1+17=40分 となり、充電時間は、図11の急速充電のときの充電時
間45分よりも、さらに5分短縮することができる。
【0058】また、充電電流ICHGの大きさを、図12
の測定結果を得た場合の値と同様とすると、すなわち、 ICHG=2C〔A〕を、ICHG=1.9A ICHG=1C〔A〕を、ICHG=0.8A に置き換えると、 期間t0〜t1の充電量=1.9A×15/60h 期間t1〜t2の充電量=0.8A×15/60/60h×5+1.9
A×45/60/60h×5 期間t2〜t3の充電量=0.8A×30/60/60h×2+1.9
A×30/60/60h×2 期間t3〜t4の充電量=0.8A×45/60/60h+1.9A×1
5/60/60h 期間t4〜t5の充電量=0.8A×T2/60h −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合計の充電量 (0.673+0.013・T2)Ah となる。
【0059】したがって、電池10の容量を0.82Ahと
すれば、満充電時には、 (0.673+0.013・T2)Ah=0.82Ah であるから、 T2=約11.3分 となる。
【0060】したがって、満充電に必要な時間は、 15+5+2+1+11.3=34分強 となり、充電時間を、図12の測定結果を得た場合の急
速充電時間47分よりも、さらに12分近く短縮することが
できる。
【0061】こうして、図1〜図3の充電装置によれ
ば、図11の急速充電方法に比べても、さらに充電時間
を短縮することができる。
【0062】さらに、充電電流ICHGの大きさを、図1
2の測定結果を得た場合の値と同様として、 ICHG=2C〔A〕を、ICHG=1.9A ICHG=1C〔A〕を、ICHG=0.8A に置き換えた場合、各部の温度の測定結果は、図6に示
すとおりであった。
【0063】そして、この測定結果によれば、発振用ト
ランジスタQ21の温度は最高で64℃に達しているが、2
次電池10の温度は最高で50℃に達しているだけであ
る。そして、この温度は、図12の場合の満充電終了時
の温度48℃とほぼ同じであるから、この温度上昇が問題
になることはない。
【0064】こうして、2次電池50を充電するとき、
容量の50%を充電するまでは、充電電流ICHGの大きさ
を2C〔A〕とし、その後は、2C〔A〕の大きさと、
1C〔A〕の大きさとを、所定の期間の割り合いで切り
換えているので、2次電池10の温度をあまり上昇させ
ずに充電を行うことができ、急速充電時間をさらに短縮
することができる。
【0065】そして、充電の後期は、充電電流ICHGの
大きさを1C〔A〕としているので、電池10を劣化さ
せることもない。
【0066】また、充電電流ICHGの大きさは、2C
〔A〕と1C〔A〕との2段階(トリクル充電を行う場
合は、3段階)に変化させるだけでよいので、構成が簡
単である。あるいは、図1に示す回路は、図11の急速
充電を行う充電回路に比べ、マイコン7の充電ルーチン
をルーチン100、200とするだけでよいので、コス
トアップとならない。
【0067】図7は、この発明の他の例を示し、この例
においては、期間t1〜t2のうち、前の25%の期間はI
CHG=1C〔A〕とし、後ろの75%の期間はICHG=2C
〔A〕とするとともに、期間t2〜t3についても同様
に、前の50%の期間はICHG=1C〔A〕とし、後ろの5
0%の期間はICHG=2C〔A〕とした場合である。
【0068】そして、この例においても、期間t1〜t4
における充電量は、図1の場合と同じになるので、やは
り図11の急速充電よりも、さらに充電時間を短縮する
ことができる。
【0069】次に、ステップ104において、2次電池
10の残量が0であるかどうかをチェックする方法の一
例を説明する。なお、以下に述べるチェック方法は、本
出願人が「特願平5−202857号」により出願した
充電装置において採用されている方法である。
【0070】すなわち、2〜3C〔A〕の大電流により
2次電池10の充電ができるのは、上述のように、電池
10の残存容量がほぼ0の場合であるから、電池10を
大電流で充電する場合には、その電池10の残存容量の
割り合いあるいは絶対量を検出する必要はなく、残存容
量がほぼ0であるかどうかを判別できればよい。
【0071】そこで、この発明の発明者(上記出願の発
明者でもある)は、所定の実験を行い、以下のような事
実を確認した。
【0072】すなわち、図8及び図9は、公称電圧が1.
2Vで、容量が820mAhのNi-MH電池10について、
放電時の端子電圧の測定結果を示すもので、図8は放電
電流が100mAと比較的小さい場合の特性、図9は放電電
流が1.5A(=約2C〔A〕)と比較的大きい場合の特
性である。また、これらの図において、各曲線に付けた
数字は、その放電開始時のNi-MH電池10の残存容
量を示し、例えば「75%」は、残存容量が75%の状態か
ら放電を開始したことを示す。
【0073】なお、図9において、曲線0%(100mA)
は、満充電の電池10を100mAの放電電流で放電させ、
端子電圧が1.0Vになったとき、残存容量が0%になっ
たとみなした場合の特性である。同様に、曲線0%(82
0mA)は、満充電の電池10を820mA(=1C〔A〕)
の放電電流で放電させ、端子電圧が1.0Vになったと
き、残存容量が0%になったとみなした場合の特性であ
る。
【0074】そして、図8の測定結果によれば、放電電
流が比較的小さい場合には、放電開始直後を除いて、電
池10の端子電圧は、残存容量の多少にかかわらず、ほ
ぼ一定である。
【0075】また、図9の測定結果によれば、放電電流
が比較的大きい場合には、残存容量が100〜25%のとき
には、図8の小放電電流のときと同様、放電開始直後を
除いて、電池10の端子電圧は、残存容量の多少にかか
わらず、ほぼ一定である。しかし、残存容量が0%のと
きには、端子電圧は、放電開始直後はもちろんのこと、
その後も急激に低下していく。
【0076】すなわち、電池10を放電させた場合、残
存容量が0%で、放電電流が大きいときには、その端子
電圧は急激に低下するが、他の条件のときには、端子電
圧はあまり変化しない。
【0077】ただし、残存容量が0%の曲線に見られる
ように、端子電圧が約0.7Vまで低下すると、以後、端
子電圧は急激に0Vまで低下してしまい、そのまま放電
を続けると、過放電状態になってしまう。
【0078】一方、図10の実線は、電池10の残存容
量が25%及び0%の場合における、端子電圧の降下特性
の測定結果を示す。なお、この図においては、放電電流
を1.5A(=約2C〔A〕)とし、このときの放電開始
電圧をノーマライズして0Vとしている。また、曲線に
付けた文字の意味は、図9と同じである。
【0079】そして、この測定結果によれば、残存容量
が25%のときと、0%のときとで、端子電圧の降下する
速度が明瞭に異なり、端子電圧の降下率は、平均する
と、 残存容量が25%のときには、−0.888mV/0.8秒 残存容量が0%のときには、−18.17mV/0.8秒 である。
【0080】したがって、図10に破線で示すように、
それらの中間値−10mV/0.8秒をスレッショールドレベ
ルとし、端子電圧の降下率が、このスレッショールドレ
ベルよりも大きいときには、電池10の残存容量はほぼ
0であると見なしても差し支えない。
【0081】つまり、以上をまとめると、 比較的大きい放電電流で2次電池10を放電させ
る。 項の放電時の端子電圧の降下率が、上記スレッシ
ョールドレベルよりも大きければ、その電池10の残存
容量はほぼ0である。 項の放電時の端子電圧の降下率が、上記スレッシ
ョールドレベルよりも小さければ、その電池10の残存
容量は0ではない。 となる。
【0082】したがって、ルーチン100のステップ1
04は、以上のような実験結果に基づいて、例えば図4
のルーチン300のように構成することができる。
【0083】すなわち、ルーチン300においては、マ
イコン7の処理は301からスタートし、ステップ30
2において、以後のステップ321〜324の実行回数
を示すカウンタ用の変数nが「1」にセットされる。次
に、処理はステップ311に進み、このステップ311
において、トランジスタQ61がオンとされ、端子TOUT
に接続されている電池101は、抵抗器R61及びトラン
ジスタQ61を通じて放電が開始される。
【0084】この場合、あらかじめ抵抗器R61の値を設
定しておくことにより、このときの電池10の放電電流
の大きさは、上記項で述べたように比較的大きな値、
例えば1.5A(=約2C〔A〕)とされる。したがっ
て、電池10の端子電圧は、その残存容量に対応して、
図8〜図10により説明したように変化していく。
【0085】次に、ステップ312において、例えば1.
5秒の時間待ちが行われる。この時間待ちは、図8及び
図9からも明らかなように、放電開始直後の1秒程度の
期間は、電池10の端子電圧が、残存容量の測定に適さ
ない変化をするからである。
【0086】そして、ステップ312における1.5秒の
時間が経過すると、電池10の端子電圧の変化が安定し
ているので、処理はステップ312からステップ313
に進み、このステップ313において、電池10の端子
電圧Vn(=V1)が、検出回路5を通じて測定され、次
のステップ321において、このときの測定値Vnが記
憶される。今の場合、n=1であり、電池10の大電流
による放電が開始されてから、1.5秒後の時点の電池1
0の端子電圧V1が記憶されたことになる。
【0087】続いて、処理はステップ322に進み、こ
のステップ322において、例えば0.8秒の時間待ちが
行われ、0.8秒後の時点になると、ステップ323にお
いて、電池10の端子電圧V(n+1)が測定される。今の
場合、n=1であるから、電圧V2が測定されることに
なる。
【0088】次にステップ324において、ステップ3
21で記憶した電圧Vnと、ステップ323で測定した
電圧V(n+1)との差電圧ΔV、すなわち、 ΔV=Vn−V(n+1) が計算され、電池10の端子電圧の降下量が求められ
る。そして、続くステップ325において、この差電圧
ΔV(降下量)が、図10の破線で示す降下率に対応す
る差電圧VTHよりも大きいかどうかがチェックされる。
【0089】そして、|ΔV|≦|VTH|の場合には、
処理はステップ325からステップ326に進み、この
ステップ326において、n=17であるかどうかがチェ
ックされ、n<17のときには、処理はステップ326か
らステップ327に進み、このステップ327におい
て、変数nがインクリメントされ、その後、処理はステ
ップ321に戻る。
【0090】こうして、|ΔV|≦|VTH|、かつ、n
<17の場合は、ステップ321〜127のループが、ス
テップ322により0.8秒の周期で繰り返される。
【0091】そして、この繰り返し時、|ΔV|>|V
TH|になると、これは、上述のように電池10の残存容
量がほぼ0の場合なので、処理はステップ325からス
テップ331に進み、このステップ331において、電
池10の残存容量を示すフラグFLGが“L”とされ、次
にステップ332において、トランジスタQ61オフとさ
れ、ステップ333において、このルーチンを終了す
る。
【0092】一方、ステップ321〜327のループが
繰り返され、n=17になっても、ステップ325におい
て|ΔV|≦|VTH|の場合には、ステップ321〜1
27のループが17回繰り返されているので、このとき、
ステップ311による放電開始から、 1.5秒+0.8秒×17回=15.1秒 の時間が経過していることになる。すなわち、電池10
を、15.1秒間にわたって1C〔A〕の大きさで放電を行
っても、その残存容量が0にならなかったわけである。
【0093】そこで、この場合には、電池10の残存容
量が0ではないとみなされ、処理はステップ326から
ステップ334に進み、このステップ334において、
フラグFLGが“1”とされ、その後、処理はステップ3
32に進む。
【0094】したがって、ルーチン300によれば、電
池10の残存容量が0のときには、FLG=“0”とな
り、0ではないときには、FLG=“1”となるので、ス
テップ105において、このフラグFLGをチェックする
ことにより、処理はステップ105からステップ111
あるいはステップ121に進む。
【0095】
【発明の効果】この発明によれば、2次電池50を充電
するとき、容量の例えば50%を充電するまでは、充電電
流ICHGの大きさを例えば2C〔A〕と比較的大きく
し、その後は、充電電流ICHGの大きさを、比較的大き
な値と、一般的な急速充電のときの値とに、所定の期間
の割り合いで切り換えているので、2次電池10の温度
をあまり上昇させずに充電を行うことができ、急速充電
時間をさらに短縮することができる。
【0096】そして、充電の後期は、充電電流ICHGの
大きさを一般的な急速充電のときの値としているので、
電池10を劣化させることもない。
【0097】また、充電電流ICHGの大きさは、2段階
(トリクル充電を行う場合は、3段階)に変化させるだ
けでよいので、構成が簡単である。さらに、回路構成
を、図11の急速充電を行う充電回路に比べて、特に変
更する必要がなく、マイコン7の充電ルーチンをルーチ
ン100、200とするだけでよいので、コストアップ
とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す接続図である。
【図2】この発明の一例を示すフローチャートである。
【図3】図2の一部の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】図2の一部の一例を示すフローチャートであ
る。
【図5】この発明における充電特性の一例を示す図であ
る。
【図6】温度特性の測定結果の一例を示す図である。
【図7】この発明における充電特性の他の例を示す図で
ある。
【図8】2次電池の放電実験の結果を示す特性図であ
る。
【図9】2次電池の放電実験の結果を示す特性図であ
る。
【図10】2次電池の端子電圧の特性を示す図である。
【図11】従来例の充電特性の一例を示す図である。
【図12】従来例の温度特性の測定結果の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 整流回路 2 DC−DCコンバータ 3 制御回路 4 切り換え回路 5 電圧検出回路 6 放電回路 7 マイクロコンピュータ 8 整流回路 10 2次電池 100 充電ルーチン 200 充電ルーチン 300 残量チェックルーチン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次電池の充電電流となる電流を出力す
    るDC−DCコンバータと、 上記充電電流の大きさを、第1の値と第2の値とに切り
    換える切り換え回路とを有し、 上記第1の値は、上記2次電池の残存容量がほぼ0のと
    きに許される比較的大きな値とし、 上記第2の値は、上記2次電池の残存容量が大きいとき
    に許される値とし、 上記2次電池を充電するとき、この充電の初期は、上記
    第1の値の大きさの充電電流により充電し、 上記充電の中期は、上記充電電流の大きさを、上記第1
    の値と、上記第2の値とに、所定の期間の割り合いで切
    り換え、 上記充電の後期は、上記充電電流の大きさを上記第2の
    値とするようにした2次電池の充電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2次電池の充電装置に
    おいて、 上記DC−DCコンバータを自励発振回路により構成
    し、 商用交流電圧を整流した直流電圧を、上記自励発振回路
    にその動作電圧として供給し、 その発振出力を整流して上記充電電流となる電流を出力
    するようにした2次電池の充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の2次
    電池の充電装置において、 上記充電電流の大きさを、上記第1の値と、上記第2の
    値とに、所定の期間の割り合いで切り換えるとき、上記
    第1の値の期間の割り合いを次第に少なくするようにし
    た2次電池の充電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2あるいは請求項3に
    記載の2次電池の充電装置において、 上記2次電池を比較的大きな値の電流で放電させる放電
    回路を有し、 この放電回路により上記2次電池を放電させるととも
    に、その放電特性から上記2次電池の残存容量を検出
    し、 上記2次電池の残存容量がほぼ0の場合、上記した充電
    を実行し、 上記2次電池の残存容量が大きい場合、上記第2の値の
    大きさの充電電流により充電を行うようにした2次電池
    の充電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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