JPH06351169A - 蓄電池の高速充電方法及びその方法を実施した集積回路 - Google Patents

蓄電池の高速充電方法及びその方法を実施した集積回路

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JPH06351169A
JPH06351169A JP6073886A JP7388694A JPH06351169A JP H06351169 A JPH06351169 A JP H06351169A JP 6073886 A JP6073886 A JP 6073886A JP 7388694 A JP7388694 A JP 7388694A JP H06351169 A JPH06351169 A JP H06351169A
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charging
storage battery
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signal
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JP6073886A
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Jean Nicolai
ニコライ ジャン
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SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics SA
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SGS THOMSON MICROELECTRONICS
SGS Thomson Microelectronics SA
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • H02J7/00712Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters
    • H02J7/007182Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage
    • H02J7/007184Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery voltage in response to battery voltage gradient

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  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】過充電または過熱が検出される時点より前に、
蓄電池の充電動作を終了できる方法、及びその為の集積
回路を提供する。 【構成】(a)は充電特性曲線、(b)はデジタル処理
後の蓄電池電圧の変化量信号のグラフ、(c)は好まし
い方法で使用できる信号抽出による信号・電圧変化量の
デジタル測定に適用されるフィルタリング処理動作の結
果を示すグラフ、(d)は温度変化の特性曲線である。
(a)のI点を越えると動作は危険領域に入る。好まし
くはその時点に関し測定した補正した遅延時間だけ遅ら
せ(a)のC点で充電を終了とする。このようなプログ
ラムが格納されたプログラムメモリを有するマイクロプ
ロセッサを具備した集積回路を備え充電を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄電池、特にニッケル
−カドニウム(Ni-Cd)蓄電池またはニッケル−金属ヒ
ドリド(ニッケル水素:NiMh)蓄電池の高速充電方
法に関するものである。しかし、本発明による方法は、
同様な充電特性を有するものであるならば、どのような
形式の蓄電池にも有効である。更に、本発明は、本発明
による方法を実施できる改良した集積回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】CdNi蓄電池またはNiMh蓄電池を
高速充電するには、蓄電池に一定した電流を注入しなけ
ればならない。この充電電流は、充電を高速で行う必要
があるほと大きくなければならない。例えば、3Aの電
流は 1000mAhの蓄電池を20分より多少多い程度の時
間で充電することができる。しかし、難しさは、充電を
終了する時を決定することにある。例えば、たった数分
の過充電でも、加熱のためそに蓄電池の寿命を縮めるこ
とになる。そして、数十分の過充電は、蓄電池を動作不
能にするか破壊することもある。本発明の方法は、高価
な温度センサを必要とせずに、加熱が悪影響を生じる前
に、すなわち、過充電状態が生じる前、充電を終了する
ことができるようにする。
【0003】蓄電池がその公称充電値に達したときに蓄
電池の高速充電の末期を判定する様々な方法がある。そ
れら従来の方法は、充電終了後の反応時間に特徴があ
る。この反応時間が可能な限り短い必要がある。更に、
従来の方法は、その信頼性、反復可能性、及び価格に特
徴がある。
【0004】使用されている最も古典的な方法は、いわ
ゆる−ΔV法である。この方法は、蓄電池、例えばニッ
ケル−カドニウム蓄電池の充電電圧の特性曲線を利用す
る。この充電電圧特性を図1(a)に示す。蓄電池が完
全に充電されるまたは正に僅かに過充電されたとき、充
電中に連続した上昇してきた電圧がゆっくり再び低下す
る。この電圧低下を電子制御回路が検出して、充電を終
了する。例えば、20mVの−ΔVを検出して充電を終了
することが可能である。この場合、充電は、図1(a)
の点Aで終了する。
【0005】この方法には2つの欠点がある。第1は、
電圧が再び落ち始めたときには、蓄電池は僅かに過充電
されており、その温度は既に上昇し始めていることであ
る。加熱は、蓄電池の劣化の主原因であるので、そのと
きは既に僅かに遅すぎる。この問題は、高速充電するほ
ど大きくなる。電流が大きくなればなるほど、過充電及
び過熱が大きくなる。第2は、ニッケル−ヒドリドに基
づく新技術による蓄電池の場合、ΔVが、ニッケル−カ
ドニウム蓄電池の場合と比較してほとんど目立たないこ
とである。従って、ΔVを検出することがかなり難し
い。加えて、後者の蓄電池は、充電の末期にかなり加熱
され、どのような過熱も蓄電池にとって極めて有害であ
る。特に、その寿命が相当短くなる。従って、−ΔV法
は、ニッケル−ヒドリド蓄電池には適用できず、また、
ニッケル−カドニウム蓄電池の寿命を短くする。
【0006】最近の方法は、蓄電池の温度を測定し、温
度の上昇率が或る閾値を越えた時に充電を終了するよう
に判断する。実際、図1(d)に示すように、温度は全
充電期間にわたってほぼ一定している。その曲線の終わ
りの部分からわかるように、充電期間の末期に向かって
温度は、勾配を大きくしつつ上昇し始める。この温度を
測定する方法では、点Bで充電を終了する。その点B
は、予め決めた温度上昇率より大きい上昇率で温度を上
昇するときである。
【0007】この方法の1つの欠点は、蓄電池ごとに温
度センサを必要とし、蓄電池/充電装置間の接続に加え
て、1つまたは2つのコンタクトを必要するとすること
がである。これは、しばしば、価格をあまりに高くする
ことになる。この方法の第1の欠点は、温度が、蓄電池
の中心部から周辺部そして温度センサへのゆっくり伝わ
ることがである。換言するならば、充電を終了すると
き、蓄電池が過熱状態になるほど時間が既に経過してい
る。
【0008】これらの特徴は、チャールズ エイチ.ス
マル(Charles H. SMALL)著『ニッケル−ヒドリド蓄電池
は環境問題を回避する』(Nickel-Hydide Cells Avert E
nvironmental Headaches) journal EDN, 10th December
1992, pp 156-161 を参照されたい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、過
充電または正に過熱が検出される時点より前に蓄電池の
充電動作を終了することができる方法ならびその方法を
実施した集積回路を提案することにより、上記した問題
を解決せんとするものである。
【0010】
【課題が解決するための手段】本発明によるならば、充
電すべき蓄電池を大充電電流で充電し、充電動作中に蓄
電池の充電電圧を測定し、その充電が公称値に達したと
き上記蓄電池の充電を終了する、蓄電池の高速充電方法
において、或る期間において測定した電圧変化量が、そ
の期間より先行する期間において測定した電圧変化量よ
り小さくなった時を特定して、上記した『充電が公称値
に達したとき』と判定することを特徴する方法が提供さ
れる。
【0011】更に、本発明によるならば、蓄電池の高速
充電を測定し制御するための回路および接続を有する集
積回路において、上記した方法の手順に対応する命令を
含むプログラムが格納されたプログラムメモリを有する
マイクロプロセッサを具備していることを特徴する集積
回路が提供される。
【0012】
【作用】本発明の原理は、時間の関数として、クレーム
の充電の変化の曲線を監視することにある。実際、蓄電
池の両端間の電圧が、上昇速度を上昇しつつ上昇し、そ
して、その最大値に達する前に、遅い速度で上昇し始め
ることが、本発明で判った。そこで、本発明は、電圧信
号自体を使用するのではなく、電圧信号の導関数すなわ
ち変化量を使用する。電圧信号の導関数すなわち変化量
が、1つの期間からその次の期間へと上昇している限り
は、蓄電池に対する危険はない。しかし、電圧曲線の変
曲点すなわち図1(a)の点Iを越えると、動作は危険
領域に入る。実際には、電圧曲線の変曲の検出の時点を
使用して、好ましくはその時点に関して測定した補正し
た遅延時間だけ遅らせて充電を終了する。従って、実
際、好ましくは、図1(a)の点Cで充電が終了され
る。その特性曲線上で、点Cは、従来技術の点Aよりも
点Bよりも前に位置していることがわかろう。それ故、
蓄電池の劣化は小さい。
【0013】
【実施例】図2は、電流源3から蓄電池2を充電するた
めに、本発明による方法を実施するために使用される集
積回路を図示している。電流源3は、変圧器4、整流器
ブリッジ5およびフィルタ6を具備するように概略的に
図示してある。図4は、大きい一定した充電電流を供給
する回路の好ましい実施例を図示している。蓄電池2
は、接続線7及び8を介して充電回路3に接続されてい
る。
【0014】本発明においては、蓄電池を充電している
間、蓄電池の充電電圧を周期的に測定するためにアナロ
グ−デジタル変換器(A/D変換器)9が使用されてい
る。蓄電池の充電電圧は、例えばA/D変換器9を接続
線7及び8に接続することによって、ピックアップされ
る。A/D変換器9は、測定信号を二進数の形で出力10
〜11に出力する。A/D変換器9の出力10〜11は、集積
回路のバス12を介してマイクロプロセッサ13に接続さ
れ、そのマイクロプロセッサ13は、測定を管理する共
に、充電が公称値に達したとき充電を終了させる信号を
生成する。
【0015】充電を終了するこの信号は、例えば、マイ
クロプロセッサ13から延びてパストランジスタ15のゲー
トに接続された接続線14に出力される論理信号である。
そのパストランジスタ15は、接続線7及び8の一方に挿
入される。充電を終了させるためにほかの回路を使用す
ることもでき、図示の例を1つの例として挙げたものに
すぎない。特に、整流器ブリッジ5を、マイクロプロセ
ッサ13により制御される整流器として、時間がきたら、
整流器5を不動作にすることができるようにしてもよ
い。
【0016】マイクロプロセッサ13は、不揮発性プログ
ラムメモリ(ROM)16に接続されている。このメモリ
16は、方法の各段階に対応する命令を含んでいる。装置
に電源が投入されたとき、マイクロプロセッサ13は、メ
モリ16に格納されている命令を、ランダムアクセスメモ
リ(RAM)型の作業メモリ17に転送する。このメモリ
17もマイクロプロセッサ13に接続されている。使用され
るマイクロプロセッサの形式により、プログラムメモリ
16から直接読み出された命令を実行することもできる。
揮発性のランダムアクセスメモリ17は、方法の異なる段
階で用意された作業変数の値を記憶するために使用され
る1組のレジスタを有している。
【0017】図3は、本発明による方法の好ましい実施
例の使用段階を示している。方法は、システムの状態に
係わる変数を初期化から始まる。特に、個々のサンプル
のランクまたは順番を特定する指数『n』と、後述する
意味を有する2つの変数『z』及び『w』を『0』にリ
セットする。しかし、初期化は、必ずしも『0』の値へ
の初期化である必要はない。更に、ランクまたは順番の
表記は必要ではない。作業メモリ17において、使用され
るステイタスレジスタの数を制限することが望まれる場
合のみ有効である。A/D変換器9の率の設定および図
3に示す全動作のシーケンスは、その時々の所与値のラ
ンクに対応する。処理動作は、各測定と次の測定との間
の時間、例えば、ほぼ1秒に相当する時間の間に実行さ
れる。
【0018】まず、A/D変換器9は、段階20.1におい
て、電圧Vを測定して、第1のデジタル測定信号yn
生成する。段階20.1に続く段階20.2において、yn に基
づいて、導関数または疑似導関数dn =yn −yn-k
計算を実行する。ここで、信号dn を、第2信号と称
し、図1(b)に示す。信号dn は、蓄電池電圧の変化
量を示しており、A/D変換器9による量子化のために
ステップ状の形を有している。しかし、図1(a)の変
曲点Iに対応する最大値を特定するために、信号dn
所定の閾値より大きくなる点を特定するに十分であるよ
うにその信号を利用することも可能である。
【0019】ここで、定数kは、例えば10である。その
ようにして得られた第2信号dn は、ある期間の間の充
電電圧の変化量を表している。この期間の持続時間はk
サンプルである。正確には導関数ではないが、必要な計
算が一回の減算だけであるので、マイクロプロセッサに
よる簡単に計算できる利点を有する簡単な近似値であ
る。kが方法の開始から終了まで変化しないので、kで
の除算は省略される。値kは、充電すべき蓄電池の形式
に応じて選択できる。
【0021】dn を計算するために、yn からyn-k
でに測定された最新のk個のサンプルが、メモリ17に常
時格納される。新しいサンプルが測定されると、測定さ
れた最後のサンプルYn で置き換えられる。そして、そ
の最後のサンプルYn はその前のサンプルYn-1 と置き
換えられ、以下同様に処理され、サンプルYn-k が捨て
られる。この状態を、図2において、メモリ17のレジス
タの内容するシフトする矢印により概略的に図示してあ
る。実際、これは、使用するレジスタのアナログを単に
変更するだけで、全く異なる方法により実現することも
できる。
【0022】信号dn は、A/D変換器9による量子化
によるノイズがのっている。この量子化の問題は、導関
数を平滑して、利用が容易な平滑された導関数を求める
ことにより、解決することでできる。この平滑化は、図
1(c)の第3信号zn を生成するように量子化信号に
適用されるダンピング処理に対応する。この第3信号z
n は、第2の段階20.2に続く段階20.3において得られ
る。その段階20.3では、zn =0.99zn-1 +0.01dn
計算が行われる。この計算は、導関数dn の平均の計算
により平滑化を与える。
【0023】図1(a)の曲線の変曲点Iを検出したい
ので、図1(c)の信号zn のピーク値すなわら極大値
を検出する。これは、ちょうど計算したzn を、レジス
タに記憶されている直前のzn と常時比較するテスト21
において実行される。
【0024】zn の計算した新しい値が、前の値zn-1
より大きい限りは、最大値には達していない。この場
合、メモリ17のレジスタzmax において、記憶してある
n-1を新しく計算した値zn で置き換える。他方、ピ
ークを越えると、テスト21の結果は、マイナスになり、
この場合には、適切な論理命令を接続線14に供給するこ
とにより、充電を終了する。
【0025】実際、最大値が検出される時点は、電圧の
変曲点が現れる時点に対して僅かに遅れている。これ
は、導関数の平滑化のためである。実際、ここに述べた
計算は、 100サンプル分の遅延をもたらす。段階20.3に
おける計算および/またはA/D変換器9によるサンプ
ル周波数を変更することにより、検出におけるこの遅延
を変えることが可能である。しかし、 100秒の期間は、
許容可能な時間であり、何れにしても、点Bの前に終了
を起動させることが可能である。
【0026】かくして、動作が、電圧Vの曲線の重要な
直線部にあるとき、上記した充電の終了の起動は自動的
である。点Cに対応する平滑化導関数zn のピークを、
曲線のほぼ始まりに位置するピーク22と、極性の中央部
に位置する沢山の極大値25とから区別する問題が生じる
かもしれない。
【0027】曲線の始まりに位置するピーク22は、充電
の開始で変数を『0』に初期化する条件により、そし
て、充電の開始で蓄電池電圧の傾きの減少により、生じ
る。実際、接続後の数秒の間、蓄電池の端子間電圧は、
非常に急激に上昇し(図1(a)において参照番号23で
示す上昇) 、その後、降下して、結果として、導関数の
ピーク22を生じる。極大値25は、充電電圧の曲線の傾き
が一定している区域(図1(a)の区域24)におけるA
/D変換器9の量子化により生じる。
【0028】この問題を解決するために、そして、全シ
ステムを自動化するために、2つの動作が行われる。ま
ず、段階20.3の後のテスト26の間に、充電の開始からの
持続時間を基本持続時間Tより大きくする。例えば、基
本持続時間Tを 100秒、すなわち、2つの連続するサン
プルの間の時間の 100倍とする。この持続時間にたっし
ない限りは、変数wn の計算を行う。その変数wn は、
段階27に表すモード:wn =zn に従い第4の信号に対
応する。これにより、充電動作の開始時に生じる過渡的
現象を避けることができる。
【0029】充電動作のこの開始時期の後、この変数w
n が 0.996wn-1 + 0.004zn に等しいと見なして、段
階28に表示するようにこの変数wn の計算を行う。実際
には、wn がzn より小さいときだけ計算を行う。そう
でなければ、検討している動作のランクに応じて、wn
をzn で置換する。
【0030】これは、導関数の値を約1000個のサンプル
について(メモリ内のk個のサンプルだけを保持しつ
つ)フィルタリングすることに相当する。予め段階27を
適用することにより、ふらつきを強く弱められた導関数
n を、意味のある値まで上昇するまで待つ必要なく、
その意味のある値に急速に固定することができる。段階
29において平滑化導関数zn (第3の信号)をそのふら
つきを強く弱められた導関数wn (第4の信号)と比較
することにより、動作が、電圧Vの変化の重要な部分に
位置していることが確認される。この比較は比の形でな
される。導関数が長い期間での平均導関数より50%超以
上越えていない限り、テスト29は『NO』であり、充電
を続けてもよいとみなす。50%の値を選択したが、他の
値も選択できることは明らかであろう。例えば、25%、
または70%ないし80%を選択することできる。必要なら
ば、このテストを充電の終了に使用することもできる。
【0031】テスト29が『YES』となり次第、動作は
測定の重要な段階にあり、テスト21を実行して、最大値
n を特定することができる。実際、テスト29が『YE
S』であるとき、蓄電池電圧が、その傾きの急速上昇段
階に入っている見なされる。これは、蓄電池がどのよう
な形式であっても、充電曲線のこの範囲でしか生じな
い。これにより、図1(c)の線XXの右側に位置して
いる期間を分離することができる。その線XXからは、
平滑化導関数zn は、もはやどのような極大値もほかの
奇妙な特徴を表さない。それ故、この時点からは、この
平滑化導関数のピークを検出することが容易である。
【0032】図3のフローチャートの動作ができるかぎ
り効率的に動くようにするために、供給電圧、時間、電
源回路の温度により変動しない電流源を有することが好
ましい。図4は、時間的に安定で、電源電圧の変動に影
響されない電流源の好ましい実施例を図示している。電
圧安定化電源(不図示)が12Vの電圧を集積回路1と
(本出願人製の)LM317型回路30とに供給する。こ
の回路30は、2つの出力31及び32を有しており、それら
をVout およびAdjust と称する。それら2つの出力31
及び32の間に可変抵抗33が接続されている。可変抵抗32
は、蓄電池2に対して、出力32の電圧と、出力31及び32
の間の電圧差と可変抵抗33の値との比に等しい電流とを
供給することができる。回路LM317は、1.27Vの基
準に等しい電圧差〔Vout −Vadjust〕を出力する。従
って、定電流Iは、〔1.27/可変抵抗33の値〕に等し
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は、ニケッル−カドニウム蓄電池
の充電特性曲線を示すグラフであり、図1(b)は、デ
ジタル処理の後の蓄電池電圧の変化量信号(もはや蓄電
池電圧自体の信号ではない)を示すグラフであり、図1
(c)は、好ましい方法で使用することができる信号抽
出による信号の電圧変化量のデジタル測定に適用される
フィルタリング処理動作の結果を示すグラフであり、図
1(d)は、充電動作中の蓄電池の温度変化の特性曲線
を示すグラフである。
【図2】 本発明による方法を実施するために使用でき
る集積回路の概略構成図である。
【図3】 本発明による方法の好ましい実施例の動作を
図解するフローチャートである。
【図4】 蓄電池を一定電流で充電する好ましい回路の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 集積回路 2 蓄電池 3 電流源 10 A/D変換器 13 マイクロプロセッサ 16 ROM 17 RAM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電すべき蓄電池を大充電電流で充電
    し、充電動作中に蓄電池の充電電圧を測定して第1の信
    号を得て、或る期間の間の充電電圧の変化量を表す第2
    の信号を生成し、或る期間において測定した電圧変化量
    が、先行する期間において測定した電圧変化量より小さ
    くなった時を特定して、充電が公称値に達したと判定
    し、充電が公称値に達したとき上記蓄電池の充電を終了
    する、蓄電池の高速充電方法において、ある期間で測定
    した電圧が先行する期間での電圧上昇速度より遅く上昇
    し始めたことを判定するために、蓄電池の電圧の変化量
    の測定値の変動を第1の期間の間弱めて第3の測定信号
    を得て、この第3の信号が極大値を通過する時点を検出
    することを特徴する方法。
  2. 【請求項2】 ある期間で測定した電圧が先行する期間
    での電圧上昇速度より遅い速度で上昇していることを判
    定するために、蓄電池の電圧の変化量の測定値の変動を
    第2の期間の間弱めて第4の測定信号を得て、上記第1
    の信号の上記第4の信号に対する比が、所定の値、例え
    ば1.25より大きいとき、参照を許可することを特徴する
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ある期間で測定した電圧が先行する期間
    での電圧上昇速度より遅い速度で上昇していることを判
    定するために、その判定段階が許可される前に或る数の
    期間待つことを特徴する請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 蓄電池を厳密に一定した電流で充電する
    ことを特徴する請求項1〜3のいずれか1項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 蓄電池の充電電圧を周期的に測定するこ
    とを特徴する請求項1〜4のいずれか1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 特定された時点と比較して、充電が公称
    値にあることを判定することを特徴する請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 蓄電池の高速充電を測定し制御するため
    の回路および接続を有する集積回路において、請求項1
    〜6のいずれか1項に記載した方法の段階に対応する命
    令を含むプログラムが格納されたプログラムメモリを有
    するマイクロプロセッサを具備していることを特徴する
    集積回路。
  8. 【請求項8】 蓄電池の電圧の値を二進数信号に変換す
    るA/D変換器を具備することを特徴する請求項7に記
    載の集積回路。
  9. 【請求項9】 LM317型調整可能安定電流発生器を
    具備することを特徴する請求項8に記載の集積回路。
JP6073886A 1993-03-18 1994-03-18 蓄電池の高速充電方法及びその方法を実施した集積回路 Withdrawn JPH06351169A (ja)

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FR9303153 1993-03-18

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