JP3219668B2 - 水硬性無機質成形板の製造方法 - Google Patents

水硬性無機質成形板の製造方法

Info

Publication number
JP3219668B2
JP3219668B2 JP33489895A JP33489895A JP3219668B2 JP 3219668 B2 JP3219668 B2 JP 3219668B2 JP 33489895 A JP33489895 A JP 33489895A JP 33489895 A JP33489895 A JP 33489895A JP 3219668 B2 JP3219668 B2 JP 3219668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
permeable sheet
raw material
plate
hydraulic inorganic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33489895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09174529A (ja
Inventor
修司 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP33489895A priority Critical patent/JP3219668B2/ja
Publication of JPH09174529A publication Critical patent/JPH09174529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3219668B2 publication Critical patent/JP3219668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性無機質成形
板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主に屋根材や壁材等の建築用資材として
用いられる水硬性無機質成形板を連続的に製造する方
法、特に、単層で且つ厚みの厚い成形板を製造する方法
として、特開平6−335908号公報に開示されてい
るような製造方法が提案されている。この製造方法は、
移動する透水性シート上に原料を一気にかつ連続的に供
給し展開するとともに、移動途中においてこの透水性シ
ートの下方に設けたサクションボックスの吸引孔から減
圧脱水し、原料中の余剰水分を搾水して連続的にある程
度の強度を有する生の成形板を成形する。
【0003】そして、この成形板を次工程で回転刃、押
し切り刃、ジェット水流などの切断手段を用いて所定寸
法に切断して製品を製造するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、成形されて連
続的に送り出されてくる成形板をつぎつぎに切断しよう
とした場合、切断手段も成形板の進行速度に合わせて移
動させなければならず、装置が複雑になり、設備コスト
がかかりすぎる。また、回転刃や押し切り刃などの刃を
用いた切断手段の場合、ある程度の使用回数において刃
を交換する必要があり、また使用するに従い切断性能が
落ちるためその切断面にバリが生じたり、切断面が荒れ
たりして不良品を出す恐れがある。
【0005】また、押し切り刃やジェット水流を用いた
切断手段においては、押し切り刃やジェット水流を受け
る金属板等の受けを下方に配置しているが、使用回数が
増えると受けに傷が付き、受けも交換する必要がある。
したがって、従来の製造方法では、維持管理も面倒であ
ると言う問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて、設備
コストがかからず、維持管理が容易で、製品の歩留りも
よい水硬性無機質成形体の製造方法を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる水硬性無
機質成形体の製造方法は、このような目的を達成するた
めに、透水性シートを、ほぼ成形板の断面形状をした溝
状の成形ゾーンの底面に沿って成形ゾーンの一側から他
側に向かって進行させるとともに、成形ゾーン内で透水
性シート上に原料供給装置から原料を供給し、透水性シ
ートの下方に設けられたサクション手段によって透水性
シート越しに供給された原料中の余剰水分を搾水しつつ
成形する水硬性無機質成形板の製造方法において、前記
成形ゾーン内を透水性シートと同調して進行する仕切り
板によって所望ピッチで仕切るようにした。
【0008】上記構成において、透水性シートは、特に
限定されないが、フェルトや不織布等で形成されてい
て、無端ベルト状にすることが好ましい。また、透水性
シートは、原料が供給される部分で成形ゾーンの底面に
沿う形状になれば、特に問題はないが、あらかじめ成形
ゾーンの断面形状に沿う断面形状に成形されていても構
わない。
【0009】サクション手段は、特に限定されないが、
サクションボックスをチェーンなどを介して無端状に接
続し、透水性シートと等速度で動くようにすることが好
ましい。原料供給装置の原料供給口の前後には、展開ロ
ールをそれぞれ設けることが好ましい。
【0010】原料としては、公知の水硬性無機質成形板
の製造に使用されるものであれば、特に限定されない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1および図2は本発
明にかかる水硬性無機質成形板の製造方法に用いる製造
装置の1例をあらわしている。
【0012】図1に示すように、この製造装置1は、透
水性シート2と原料供給装置3とサクション手段4とを
備えている。透水性シート2は、透水性を有し、無端ベ
ルト状になっていて、駆動ロール21と多数のガイドロ
ール22を介して図1の矢印方向に一定速度で回転する
ようになっている。
【0013】サクション手段4は、減圧ボックス5と多
数のサクションボックス6とを備えている。各サクショ
ンボックス6は、図2に示すように、得ようとする成形
体と同じ長さで、成形体の断面形状と同じ断面形状の凹
溝部6aを備え、凹溝部6aの底面に給水孔63が多数
穿設されているとともに、環状になったチェーン(図示
せず)を介して無端ベルト状に連結されていて、このチ
ェーンが掛けられたスプロケット61,61が回転駆動
することによって透水性シート2と同じ回転方向に等速
度で回転するようになっている。
【0014】また、サクションボックス6は、回転駆動
して上方で平行状態になった時、同様に平行状態で移動
する他のサクションボックス6とともに、成形ゾーンA
を形成するとともに、凹溝部6aの底面62で透水性シ
ート2を下方から受けるようになっている。さらに、各
サクションボックス6は、図2および図3に示すよう
に、その凹溝部6aの一端に仕切り板64を備えてい
る。
【0015】仕切り板64は、ヒンジ65を介して凹溝
部6aの一方の側壁6bの上端に回動自在に設けられて
いて、サクションボックス6が成形ゾーンA以外の位置
にいる場合、図3(a)に示すように、凹溝部6aに嵌
まりこまない状態に保持され、成形ゾーンAに近づいて
くると図3(b)に示すように凹溝部6aに嵌まり込む
ように回動し、成形ゾーンAに達すると図3(c)に示
すように完全に凹溝部6a内に嵌まり込むようになって
いる。すなわち、成形ゾーンAをサクションボックス6
のピッチ毎に区切るようになっている。
【0016】減圧ボックス5は、真空ポンプやブロアー
などの減圧手段に接続されているとともに、減圧孔(図
示せず)がその上面に設けられ、かつ、サクションボッ
クス6を下側から受けるようになっている。そして、ス
プロケット61の回転駆動によって減圧ボックス5上に
移動してきたサクションボックス6の底に設けられた孔
(図示せず)が前記減圧孔に一致し、孔および減圧孔を
介してサクションボックス6内が減圧され、吸水孔63
から透水性シート2越しに原料中の余剰水分を搾水でき
るようになっている。
【0017】原料供給装置3は、図1に示す移動範囲7
内を透水性シート2の進行方向に前後に移動するように
なっていて、原料供給管31、展開ロール33,34、
および側板(原料流出防止板)36を備えている。展開
ロール33,34は、透水性シート2の進行方向に対し
て回転軸を直角にして前後に配置されて、この回転軸を
中心にして回動自在に支持されている。
【0018】この製造装置1は、以上のようになってお
り、つぎのようにして所望の成形板8を製造することが
できる。すなわち、まず、透水性シート2、および、サ
クションボックス6を同一方向に同一速度で回転させる
とともに、成形ゾーンAに来た透水性シート2上に原料
供給装置3から原料を供給し、展開ロール33,34に
よって展開する。
【0019】この展開によって成形ゾーンAを構成する
サクションボックス6の凹設部6aに原料が密に充填さ
れ、所定の成形板の断面形状にほぼ成形される。同時
に、成形ゾーンAまで達したサクションボックス6は、
その底に設けられた孔(図示せず)が減圧ボックス5の
前記減圧孔に一致し、孔および減圧孔を介してサクショ
ンボックス6内が減圧されるため、吸水孔63から透水
性シート2越しに原料中の余剰水分が搾水されされ、成
形ゾーンAの終端部に達するまでの間に所定の含水率に
される。
【0020】しかも、成形ゾーンAは、各サクションボ
ックス6毎に仕切り板64で仕切られているから、得ら
れる成形板が、サクションボックス6の長さに切断され
た状態に成形されて成形ゾーンAから後工程へ送り出さ
れる。すなわち、この製造方法によれば、成形時に成形
板が製品の長さに切断された状態で成形されるから、次
工程において切断手段を用いて成形板を切断すると言う
作業がまったく不要になる。さらに、刃の傷みなどもな
く、バリ等の発生が防止でき、常に均一な製品を得るこ
とができる。
【0021】したがって、設備コストが低減されるとと
もに、維持管理も容易にできる。図4および図5は本発
明の製造方法の他の実施の形態をあらわしている。図4
および図5に示すように、この製造方法では、仕切り板
66をサクションボックス6´の凹溝部6aに上方から
垂直に降ろして嵌め込むようにした以外は、上記製造方
法と同様になっている。
【0022】なお、図4および図5中、67は、凹溝部
6aの側壁6bに設けられた係止溝、66aは、この係
止溝67に嵌まり込んで、仕切り板66をサクションボ
ックス6とともに移動するようにする突起である。
【0023】本発明にかかる水硬性無機質成形板の製造
方法は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、
原料供給装置は、透水性シートの進行方向に前後動する
ようにしなくても、原料供給装置の後方に別途展開ロー
ルを設けるようにすれば、固定式としても構わない。ま
た、上記の実施の形態では、サクションボックス6を製
品とほぼ同じ長さにしてサクションボックス6の一端に
仕切り板64(65)を設けるようにしているが、凹溝
部6aをサクションボックス6毎に複数の仕切り板での
所望ピッチで仕切るようにしても構わない。
【0024】
【発明の効果】本発明にかかる水硬性無機質成形板の製
造方法は、以上のように構成されているので、成形板を
成形したのちの後工程で成形板を切断する作業が不要と
なり、設備コストが低減されるとともに、維持管理も簡
単になる。また、製品の不良も減少され、製造コストも
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水硬性無機質成形板の製造方法
に使用する製造装置の1例をあらわす側面図である。
【図2】図1の製造装置の要部斜視図である。
【図3】図1の製造装置の仕切り板の動きを説明する図
であって、同図(a)は成形ゾーン以外の位置にある場
合の仕切り板の状態をあらわし、同図(b)は成形ゾー
ンの直前および直後の位置にある場合の仕切り板の状態
をあらわし、同図(C)は成形ゾーンの位置にある場合
の仕切り板の状態をあらわしている。
【図4】本発明にかかる水硬性無機質成形板の製造方法
に使用する製造装置の他例をあらわす要部斜視図であ
る。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【符号の説明】
A 成形ゾーン 1 製造装置 2 透水性シート 3 原料供給装置 33 展開ロール 34 展開ロール 4 サクション手段 5 減圧ボックス 6 サクションボックス 6´ サクションボックス 62 底面 64 仕切り板 66 仕切り板 8 成形板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/00 - 1/54 B28B 3/00 - 5/12 B28B 11/00 - 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水性シートを、ほぼ成形板の断面形状を
    した溝状の成形ゾーンの底面に沿って成形ゾーンの一側
    から他側に向かって進行させるとともに、成形ゾーン内
    で透水性シート上に原料供給装置から原料を供給し、透
    水性シートの下方に設けられたサクション手段によって
    透水性シート越しに供給された原料中の余剰水分を搾水
    しつつ成形する水硬性無機質成形板の製造方法におい
    て、前記成形ゾーン内を透水性シートと同調して一側か
    ら他側に向かって進行する仕切り板によって所望ピッチ
    で仕切ることを特徴とする水硬性無機質成形板の製造方
    法。
JP33489895A 1995-12-22 1995-12-22 水硬性無機質成形板の製造方法 Expired - Fee Related JP3219668B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33489895A JP3219668B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 水硬性無機質成形板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33489895A JP3219668B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 水硬性無機質成形板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09174529A JPH09174529A (ja) 1997-07-08
JP3219668B2 true JP3219668B2 (ja) 2001-10-15

Family

ID=18282476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33489895A Expired - Fee Related JP3219668B2 (ja) 1995-12-22 1995-12-22 水硬性無機質成形板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3219668B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09174529A (ja) 1997-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61125810A (ja) 屋根がわら製造方法およびその装置
JP3219668B2 (ja) 水硬性無機質成形板の製造方法
CN213471315U (zh) 一种装饰纸烘干裁切装置
JP3219633B2 (ja) 水硬性無機質成形板の製造方法
JP3219646B2 (ja) 水硬性無機質成形板の製造方法
JPH0337491B2 (ja)
JP2002096310A (ja) 水硬性無機質成形体の製造装置及び製造方法
JPH09174525A (ja) 水硬性無機質成形板の製造方法
JP2733017B2 (ja) 固定型サクションボックス
JP2803962B2 (ja) 建築用ボードの生板製造装置における原料供給装置
JPH06328421A (ja) 板状の建築要素の生板切断装置
JP2000210915A (ja) 水硬性無機質成形体の製造方法
JP3759782B2 (ja) 水硬性無機質成形体の製造方法
JPS56144138A (en) Preparation of plate with pattern formed by extrusion
JPH09225919A (ja) 水硬性無機質成形体の製造方法
JPH1076508A (ja) 水硬性無機質成形体の製造方法
US1802878A (en) Machine for making multiply building board
JPH06320519A (ja) 板状の建築要素の製造設備
JPH06335912A (ja) 板状の建築要素の製造設備における生板排出装置
JPH06320520A (ja) 板状の建築要素の製造設備
JPH06335908A (ja) 板状の建築要素の製造方法
JPH1086120A (ja) 模様付押出し成形板の製造方法及びその製造装置
JPH11123710A (ja) 水硬性無機質成形体の製造装置
SU1397304A1 (ru) Способ изготовлени герметизирующего сло покрышек пневматических шин
JPH1142628A (ja) 水硬性成形板の製造方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees