JPH06320519A - 板状の建築要素の製造設備 - Google Patents

板状の建築要素の製造設備

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JPH06320519A
JPH06320519A JP11501493A JP11501493A JPH06320519A JP H06320519 A JPH06320519 A JP H06320519A JP 11501493 A JP11501493 A JP 11501493A JP 11501493 A JP11501493 A JP 11501493A JP H06320519 A JPH06320519 A JP H06320519A
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JP
Japan
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plate
cutting
conveyor
sheet
building element
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Application number
JP11501493A
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English (en)
Inventor
Kazuoki Yamada
一興 山田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状の建築要素をフローオン方式で製造する
に当たり、連続処理される生板を一台のプレス装置で効
率よくプレス脱水できるようにする。 【構成】 一定方向に循環する透水性を有するシート2
上にスラリー1を供給し、このスラリー1をシート2の
下面に設けたサクション手段11で減圧脱水して連続板
状の生板3を形成し、この生板3を所定寸法に切断した
後これを養生して板状の建築要素を得るようにしたもの
において、シート2の出側に配置された切断コンベヤ5
の上方に、連続板状の生板3をその幅方向に切断する切
断装置16を設け、切断コンベヤ5の出側に、切断され
た生板3を切断コンベヤ5の搬送速度よりも早い速度で
搬送する切離コンベヤ7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状の建築要素の製造
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、板状の建築要素の製造方法として
フローオン方式の製造方法がある。このフローオン方式
の製造法は、比較的高い濃度のスラリーを一定方向に循
環する透水性を有するシート上に所望の厚さで供給し、
このスラリーをシートの下面に設けたサクション手段で
減圧脱水して連続板状の生板を形成し、この生板を所定
寸法に切断した後これを養生して板状の建築要素を得る
ものである(例えば、特開平4−153004号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フロー
オン方式の製造法において、サクション手段での脱水が
十分でない場合や建築要素の表面に深い模様付けをする
場合、若しくは、生板を屋根瓦等の比較的小さい建築要
素に細かく分割する場合等には、所定寸法に切断した生
板をさらに上下の金型よりなるプレス装置によってプレ
ス脱水する必要が生じる。
【0004】しかし、当該フローオン方式では一定方向
に循環するシートから連続板状の生板が産出されるのに
対して、プレス装置で生板をプレス脱水する場合はどう
しても生板をバッチ処理することになるので、生板製造
装置のシートの駆動を停止することなく生板をプレス脱
水しようとすると、生板製造装置の出側に複数のプレス
装置を配備しなければならず、このため設備コストが高
くなるという欠点があった。
【0005】本発明は、このような実状に鑑み、板状の
建築要素をフローオン方式で製造するに当たり、連続処
理される生板を一台のプレス装置で効率よくプレス脱水
できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明が講じた技術的手段は、一定方向に循環する透水
性を有するシート上にスラリーを供給し、このスラリー
をシートの下面に設けたサクション手段で減圧脱水して
連続板状の生板を形成し、この生板を所定寸法に切断し
た後これを養生して板状の建築要素を得るようにしたも
のにおいて、シートの出側に配置された切断コンベヤの
上方に、連続板状の生板をその幅方向に切断する切断装
置を設け、切断コンベヤの出側に、切断された生板を切
断コンベヤの搬送速度よりも早い速度で搬送する切離コ
ンベヤを設けた点にある。
【0007】
【作用】切断コンベヤの出側に設けた切離コンベヤは、
切断された生板(生板ピース)を切断コンベヤの搬送速
度よりも早い速度で搬送するので、切離コンベヤ上で各
生板ピース間に一定の間隔が確保され、その後に生板ピ
ースをプレス脱水(バッチ処理)等する一つのプレス装
置へその生板ピースを無理なく供給できる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳
述する。図1は、本実施例に係る板状の建築要素の製造
設備を示している。同図において、製造設備は、スラリ
ー1をシート2の下面から減圧脱水して連続板状の生板
3を製造する生板製造装置4と、この装置4の出側(図
1の右側)に配置された切断コンベヤ5と、このコンベ
ヤ5上で生板3を切断することによって形成した各生板
ピース6間の間隔をあけるための切離コンベヤ7と、そ
の生板ピース6を上下の金型でプレス脱水するプレス装
置8とを備えている。
【0009】生板製造装置4は、スラリー1の供給ホッ
パー9の下方に透水性を有する環状のシート2を備え、
シート2は複数のローラー10によって矢印方向に一定
速度で循環される。シート2の環状ループ内には、シー
ト2の下面からスラリー1を減圧脱水する多数のサクシ
ョンボックス11が設けられていて、各サクションボッ
クス11は、前後一対のスプロケット12に巻き掛けら
れたチェーンの外周に固定されて、シート2の下面に密
着した状態でシート2と同期して走行するようになって
いる。
【0010】多数のサクションボックス11よりなる環
状ループ内には、同ボックス11内部を減圧するための
サクションレール13が架設され、また、このレール1
2の上方には、減圧脱水中のスラリー1の上面を均しな
がらこれを加圧するプレスロール14が設けられてい
る。シート3の出側に配置した切断コンベヤ5は、駆動
モーター15によってシート3と同じ速度で進行するよ
うになっていて、この切断コンベヤ5の上方には、生板
製造装置4から供給される生板3をその幅方向に沿って
切断し、これによって連続板状の生板3を一定長さの生
板ピース6を形成する切断装置16が設けられている。
【0011】切断装置16は、図1及び図2に示すよう
に、生板3進行方向に沿って切断コンベヤ5の側方に配
置されたレール17と、このレール17上に生板3の進
行と同期して走行可能に設けられた長尺の走行体18と
を備え、この走行体18は生板3の幅方向に平行に設置
されている。走行体18には、生板3の切断ヘッド19
がスライド自在に取り付けられ、これによってこの切断
ヘッド19が生板3の幅方向に進行可能となっている。
なお、本実施例では、生板3の切断ヘッド19として十
分に細いジェット水流を下方に噴出するカッターノズル
を採用している。
【0012】レール17の側方には、走行体18と切断
ヘッド19の動作を制御する制御ボックス20が設けら
れている。図2に示すように、この制御ボックス20
は、走行体18を切断コンベヤ5と同じ速度V1で走行
させ、かつこの走行体18の走行中に切断ヘッド19を
生板3の幅方向一端から他端まで一定速度V2で走行さ
せるようにプログラムされており、これにより、シート
2からの連続板状の生板3が一定長さの生板ピース6に
形成される。
【0013】切断コンベヤ5の出側には切離コンベヤ7
が設けられ、この切離コンベヤ7は速度可変の駆動モー
ター21によりシート3及び切断コンベヤ5よりも早い
速度で進行する。従って、切断コンベヤ5において切断
された生板3(生板ピース6)は、切離コンベヤ7によ
って切断コンベヤ5の搬送速度V1よりも早い速度で搬
送され、各生板ピース6は隣合う他の生板ピース6との
間で一定距離をおいて切断コンベヤ5上を進行すること
になる。
【0014】切離コンベヤ7の更に出側には切離コンベ
ヤ7で切り離された生板ピース6が一定時間おきに搬入
される取出コンベヤ22が設けられ、この取出コンベヤ
22の上方には、当該生板ピース6をライン外のプレス
装置8に搬出する取出装置23が設けられている。取出
装置23は、取出コンベヤ22の上方において同コンベ
ヤ22に対して昇降自在に設けたリフター24と、リフ
ター24の下端に固定した取出ヘッド25とを備えてい
る。この取出ヘッド25は、生板ピース6より幅広でか
つ下面に多数の吸引口が配設された中空体よりなり、そ
の内部が図外のサクション手段(ナッシュポンプ等)に
よって減圧されている。
【0015】従って、リフター24を降下すると取出ヘ
ッド25が生板ピース6を乱すことなくこれに上から吸
い付き、その後リフター24を上昇させて生板ピース6
をライン外へ搬出することにより、各生板ピース6がプ
レス装置8へ運ばれる。そして、各生板ピース6はプレ
ス装置8の上下の金型でプレス脱水され、このさい生板
ピース6の表面に深い模様付けがなされたり、若しくは
生板ピース6が屋根瓦等の比較的小さい建築要素に細か
く分割される。その後は、オートクレーブ養生等を介し
て生板ピース6が硬化され、一定形状の板状の建築要素
が形成されることとなる。
【0016】なお、上記実施例において、切断装置16
の切断ヘッド19はカッターノズルをだけでなく、例え
ば図3及び図4に示すものを採用しうる。すなわち、こ
の場合の切断ヘッド19は、モーター26の駆動軸27
に生板3を切断する丸のこ28を設けてなり、モーター
26はその丸のこ28を生板3の幅方向に向けるように
して走行体18に移動自在に取り付けられている。
【0017】なお、この場合においても、走行体18が
切断コンベヤ5と同じ速度V1で走行され、かつ走行体
18の走行中に切断ヘッド19(丸のこ28)が生板3
の幅方向一端から他端まで一定速度V2で走行される点
は、上記実施例の場合と同様である。また、図5に示す
ように、切断コンベヤ5の上方に同コンベヤ5と同期し
て回転するカッターロール29を設け、このロール29
の外周面に生板3の幅方向に沿う切り刃30を突設し
て、切断装置16を構成してもよい。ただし、この場合
には、製造する建築要素の寸法が変化するとカッターロ
ール29の外径を変更する必要がある。
【0018】この点、上記実施例で示した切断ヘッド1
9を移動させて切断する手段では、この切断ヘッド19
や走行体18の駆動を制御する制御ボックス20のプロ
グラムを変更するだけで建築要素の寸法変化に対応でき
る利点がある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切離コンベヤが生板ピースを切断コンベヤの搬送速度よ
りも早い速度で搬送し、切離コンベヤ上で各生板ピース
間に一定の間隔が確保されるので、板状の建築要素をフ
ローオン方式で製造するに当たり、切離コンベヤの出側
に設けるプレス装置が一台のみであっても生板ピースを
効率よくプレス脱水するこができ、ひいては設備コスト
を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板状の建築要素の製造設備の側面図である。
【図2】切断装置及び切離コンベヤの平面図である。
【図3】他の切断装置の平面図である。
【図4】他の切断ヘッドの正面図である。
【図5】他の切断装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 スラリー 2 シート 3 生板 5 切断コンベヤ 7 切離コンベヤ 8 プレス装置 11 サクション手段(サクションボックス) 16 切断装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に循環する透水性を有するシー
    ト(2)上にスラリー(1)を供給し、このスラリー
    (1)をシート(2)の下面に設けたサクション手段
    (11)で減圧脱水して連続板状の生板(3)を形成
    し、この生板(3)を所定寸法に切断した後これを養生
    して板状の建築要素を得るようにしたものにおいて、 シート(2)の出側に配置された切断コンベヤ(5)の
    上方に、連続板状の生板(3)をその幅方向に切断する
    切断装置(16)を設け、切断コンベヤ(5)の出側
    に、切断された生板(3)を切断コンベヤ(5)の搬送
    速度よりも早い速度で搬送する切離コンベヤ(7)を設
    けたことを特徴とする板状の建築要素の製造設備。
JP11501493A 1993-05-17 1993-05-17 板状の建築要素の製造設備 Pending JPH06320519A (ja)

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JP11501493A JPH06320519A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 板状の建築要素の製造設備

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54123125A (en) * 1978-03-17 1979-09-25 Kubota Ltd Production of fiber reinforced cement board
JPS54129025A (en) * 1978-03-16 1979-10-06 Clear Theodore E Method and apparatus for making cement panel
JPS56118806A (en) * 1980-02-25 1981-09-18 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of inorganic board with concave groove
JPH04153004A (ja) * 1990-10-18 1992-05-26 Asahi Glass Co Ltd 建築用不燃ボードの製造法

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