JPH06335912A - 板状の建築要素の製造設備における生板排出装置 - Google Patents

板状の建築要素の製造設備における生板排出装置

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JPH06335912A
JPH06335912A JP12746693A JP12746693A JPH06335912A JP H06335912 A JPH06335912 A JP H06335912A JP 12746693 A JP12746693 A JP 12746693A JP 12746693 A JP12746693 A JP 12746693A JP H06335912 A JPH06335912 A JP H06335912A
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JP
Japan
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plate
green board
sheet
transfer roller
green
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Pending
Application number
JP12746693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuoki Yamada
一興 山田
Junichi Katto
純一 甲藤
Takanori Shirahama
隆徳 白浜
Yasushi Minamibata
安史 南畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状の建築要素をフローオン方式で製造する
に当たり、不良な生板がコンベヤに至る前にこれを排出
できるようにして、不良品の連続産出を未然に防止す
る。 【構成】 一定方向に循環する透水性を有するシート2
上にスラリー1を供給し、このスラリー1をシート2の
下面に設けたサクション手段11で減圧脱水して連続板
状の生板3を形成し、この生板3を所定寸法に切断した
後これを養生して板状の建築要素を得るようにしたもの
において、シート2の出側に生板3の排出部16を設
け、この排出部16内に複数の転送ローラー17Aを生
板3の進行方向に並設し、この転送ローラー17Aが生
板3を下方から支持する支持位置Pと転送ローラー17
Aが生板3を支持しない退避位置Qとに当該転送ローラ
ー17Aの位置を切り換える切換手段20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状の建築要素の製造
設備における生板排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板状の建築要素の製造方法として
フローオン方式の製造方法がある。このフローオン方式
の製造法は、比較的高い濃度のスラリーを一定方向に循
環する透水性を有するシート上に所望の厚さで供給し、
このスラリーをシートの下面に設けたサクション手段で
減圧脱水して連続板状の生板を形成し、この生板を所定
寸法に切断した後これを養生して板状の建築要素を得る
ものである(例えば、特開平4−153004号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フロー
オン方式の製造方法では、生板の製造当初には先端縁が
幅方向に直線的でない不揃いな生板が産出される。かか
る不良な生板は専ら含水比が高くしかも板厚が薄いの
で、シートの出側に設けられる各種ベルトコンベヤに付
着しやすい。このため、そのような不良な生板が当該ベ
ルトコンベヤ上で硬化すると、引き続いて搬送される正
常な生板の形状を乱し、不良品が連続して産出される原
因となる。
【0004】本発明は、このような実状に鑑み、板状の
建築要素をフローオン方式で製造するに当たり、不良な
生板がコンベヤに至る前にこれを排出できるようにし
て、不良品の連続産出を未然に防止することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明が講じた技術的手段は、一定方向に循環する透水
性を有するシート上にスラリーを供給し、このスラリー
をシートの下面に設けたサクション手段で減圧脱水して
連続板状の生板を形成し、この生板を所定寸法に切断し
た後これを養生して板状の建築要素を得るようにしたも
のにおいて、シートの出側に生板の排出部を設け、この
排出部内に複数の転送ローラーを生板の進行方向に並設
し、この転送ローラーが生板を下方から支持する支持位
置と転送ローラーが生板を支持しない退避位置とに当該
転送ローラーの位置を切り換える切換手段を設けた点に
ある。
【0006】
【作用】生板の製造当初においては、切換手段によって
転送ローラーを退避位置にしておくと、不良な生板は排
出部から排出されてシートの出側に設けたベルトコンベ
ヤに供給されない。不良な生板を排出した後は、切換手
段によって転送ローラーを支持位置に切り換えると、正
常な生板が転送ローラーによって支持されて後続のベル
トコンベヤ(切断コンベヤ)に供給される。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳
述する。図1は、本実施例に係る板状の建築要素の製造
設備を示している。同図において、製造設備は、スラリ
ー1をシート2の下面から減圧脱水して連続板状の生板
3を製造する生板製造装置4と、この装置4の出側(図
1の右側)に配置された切断コンベヤ5と、このコンベ
ヤ5上で生板3を切断することによって形成した各生板
ピース6間の間隔をあけるための切離コンベヤ7と、そ
の生板ピース6を上下の金型でプレス脱水するプレス装
置8とを備えている。
【0008】生板製造装置4は、スラリー1の供給ホッ
パー9の下方に透水性を有する環状のシート2を備え、
シート2は複数のローラー10によって矢印方向に一定
速度で循環される。シート2の環状ループ内には、シー
ト2の下面からスラリー1を減圧脱水する多数のサクシ
ョンボックス11が設けられていて、各サクションボッ
クス11は、前後一対のスプロケット12に巻き掛けら
れたチェーンの外周に固定されて、シート2の下面に密
着した状態でシート2と同期して走行するようになって
いる。
【0009】多数のサクションボックス11よりなる環
状ループ内には、同ボックス11内部を減圧するための
サクションレール13が架設され、また、このレール1
2の上方には、減圧脱水中のスラリー1の上面を均しな
がらこれを加圧するプレスロール14が設けられてい
る。生板製造装置4のシート2の出側には、主として製
造当初の不良な生板3を製造ライン外に排出するための
排出装置15が設けられている。
【0010】この排出装置15は、図2及び図3に示す
ように、切断コンベヤ5をシート2から離して配置して
生板3の排出部16を設け、この排出部16内に生板3
を下方から支持する複数の転送ローラー17A,17B
を生板3の進行方向に並設することによって構成されて
いる。各転送ローラー17A,17Bは、切断コンベヤ
5の支持枠18に固着された横長の固定フレーム19
と、この固定フレーム19に対して上下揺動自在に枢着
された揺動フレーム(切換手段)20とに、それぞれ遊
転自在に架設されている。
【0011】揺動フレーム20は一つの中間部材21を
介して左右一対の枠部22を備え、この枠部22内に、
揺動フレーム20のほぼ半分の長さとされた転送ローラ
ー17Aが設けられている。一方、固定フレーム19
は、生板3幅方向に延びる横梁23の両端に左右一対の
側壁24を有し、横梁23の中途に固定した複数の中間
部材25の間に転送ローラー17Bを備えている。
【0012】固定フレーム19の側壁24のシート2側
には揺動フレーム20の枢軸26が回転自在に挿通され
ている。枢軸26の外端には操作レバー27が設けられ
ていて、この操作レバー27が設けられている側の側壁
24には、同レバー27の上昇を規制して揺動フレーム
20をシート2と平行でかつほぼ同じレベルに保持する
ストッパー28が設けられている。
【0013】従って、揺動フレーム20の操作レバー2
7をストッパー28に接当させておくと、揺動フレーム
20内の転送ローラー17Aが生板3を下方から支持す
る支持位置Pに設定され、シート2からの生板3は各転
送ローラー17A,17Bに支持されて切断コンベヤ5
に送られる。一方、操作レバー24を下方に回すと、図
2仮想線で示すように転送ローラー17Aが揺動フレー
ム20の上方回転に伴って生板3を支持しない退避位置
Qに設定され、シート2からの不良な生板3が当該排出
部16から下方へ排出されることになる。
【0014】固定フレーム19の横梁23の中央部と左
右両側部には、シート2から連続的に供給される生板3
をその進行方向に沿って縦切りする中央カッター29
と、生板3の耳を揃えるための耳部カッター30とが設
けられていて、本実施例では、これらのカッター29,
30としてジェット水流を下方へ吹き出す噴出ノズルを
採用している。
【0015】また、固定フレーム19の側壁24内面に
は、耳部カッター30によって切断された生板3の耳部
31を下方へ落とす排出ローラー32が設けられてい
る。図1及び図4に示すように、当該排出装置15の下
方には、排出部16から排出される当該耳部31や上記
不良な生板3を機外に搬送する搬送コンベヤ33が設け
られており、これらの不要な生板3は図外のバッチャー
プラントに送られてそのセメントや骨材分が再利用され
ることになる。
【0016】なお、図2において、34はシート2に付
着したスラリー1の固形分を掻き落とすスクレーパーで
あり、このスクレーパー34で掻き落とされた固形分も
搬送コンベヤ33に落下する。シート3の出側に配置し
た切断コンベヤ5は、駆動モーター35によってシート
3と同じ速度で進行するようになっていて、この切断コ
ンベヤ5の上方には、生板製造装置4から供給される生
板3をその幅方向に沿って切断し、これによって連続板
状の生板3を一定長さの生板ピース6を形成する切断装
置36が設けられている。
【0017】切断装置16は、図1及び図3に示すよう
に、生板3進行方向に沿って切断コンベヤ5の側方に配
置された左右一対のレール37と、このレール37上に
生板3の進行と同期して走行可能に設けられた長尺の走
行体38とを備え、この走行体38は生板3の幅方向に
平行に設置されている。走行体38には、生板3の切断
ヘッド39がスライド自在に取り付けられ、これによっ
てこの切断ヘッド39が生板3の幅方向に進行可能とな
っている。なお、本実施例では、生板3の切断ヘッド3
9として十分に細いジェット水流を下方に噴出するカッ
ターノズルを採用している。
【0018】レール37の側方には、走行体38と切断
ヘッド39の動作を制御する制御ボックス40が設けら
れている。図3に示すように、この制御ボックス40
は、走行体18を切断コンベヤ5と同じ速度V1で走行
させ、かつこの走行体38の走行中に切断ヘッド39を
生板3の幅方向一端から他端まで一定速度V2で走行さ
せるようにプログラムされており、これにより、シート
2からの連続板状の生板3が一定長さの生板ピース6に
形成される。
【0019】切断コンベヤ5の出側には切離コンベヤ7
が設けられ、この切離コンベヤ7は速度可変の駆動モー
ター41によりシート3及び切断コンベヤ5よりも早い
速度で進行する。従って、切断コンベヤ5において切断
された生板3(生板ピース6)は、切離コンベヤ7によ
って切断コンベヤ5の搬送速度V1よりも早い速度で搬
送され、各生板ピース6は隣合う他の生板ピース6との
間で一定距離をおいて切断コンベヤ5上を進行すること
になる。
【0020】切離コンベヤ7の更に出側には切離コンベ
ヤ7で切り離された生板ピース6が一定時間おきに搬入
される取出コンベヤ42が設けられ、この取出コンベヤ
42の上方には、当該生板ピース6をライン外のプレス
装置8に搬出する取出装置43が設けられている。取出
装置43は、取出コンベヤ42の上方において同コンベ
ヤ42に対して昇降自在に設けたリフター44と、リフ
ター44の下端に固定した取出ヘッド45とを備えてい
る。この取出ヘッド45は、生板ピース6より幅広でか
つ下面に多数の吸引口が配設された中空体よりなり、そ
の内部が図外のサクション手段(ナッシュポンプ等)に
よって減圧されている。
【0021】従って、リフター44を降下すると取出ヘ
ッド45が生板ピース6を乱すことなくこれに上から吸
い付き、その後リフター44を上昇させて生板ピース6
をライン外へ搬出することにより、各生板ピース6がプ
レス装置8へ運ばれる。そして、各生板ピース6はプレ
ス装置8の上下の金型でプレス脱水され、このさい生板
ピース6の表面に深い模様付けがなされたり、若しくは
生板ピース6が屋根瓦等の比較的小さい建築要素に細か
く分割される。その後は、オートクレーブ養生等を介し
て生板ピース6が硬化され、一定形状の板状の建築要素
が形成されることとなる。
【0022】なお、上記実施例において、固定フレーム
19は設けないで、転送ローラー17Aを備えた揺動フ
レーム20のみを排出部16に位置変更自在として取り
付けることにより、排出装置15を構成することにして
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不良な生板を切換手段によってベルトコンベヤに至る前
に選択的にライン外に排出できるので、不良な生板がベ
ルトコンベヤに付着して後続の生板に悪影響を及ぼすの
を防止でき、ひいては不良品が連続産出されるのを未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板状の建築要素の製造設備の全体側面図であ
る。
【図2】排出装置の側面図である。
【図3】排出装置及び切断装置の平面図である。
【図4】生板の排出工程及び切断工程を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スラリー 2 シート 3 生板 15 排出装置 16 排出部 17A 転送ローラー 17B 転送ローラー 20 切換手段(揺動フレーム) P 支持位置 Q 退避位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南畑 安史 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に循環する透水性を有するシー
    ト(2)上にスラリー(1)を供給し、このスラリー
    (1)をシート(2)の下面に設けたサクション手段
    (11)で減圧脱水して連続板状の生板(3)を形成
    し、この生板(3)を所定寸法に切断した後これを養生
    して板状の建築要素を得るようにしたものにおいて、 シート(2)の出側に生板(3)の排出部(16)を設
    け、この排出部(16)内に複数の転送ローラー(17
    A)を生板(3)の進行方向に並設し、この転送ローラ
    ー(17A)が生板(3)を下方から支持する支持位置
    (P)と転送ローラー(17A)が生板(3)を支持し
    ない退避位置(Q)とに当該転送ローラー(17A)の
    位置を切り換える切換手段(20)を設けたことを特徴
    とする板状の建築要素の製造設備における生板排出装
    置。
JP12746693A 1993-05-28 1993-05-28 板状の建築要素の製造設備における生板排出装置 Pending JPH06335912A (ja)

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JP12746693A JPH06335912A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 板状の建築要素の製造設備における生板排出装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5153373A (en) * 1974-11-05 1976-05-11 Nippon Steel Corp Bojozairyono furyozainukitori keisushiwakesochi
JPS5287410A (en) * 1976-01-14 1977-07-21 Toyo Boseki Manufacturing method of glass fiber reinforced cement boarddform product

Patent Citations (2)

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