JP3218439B2 - 探知情報表示装置 - Google Patents
探知情報表示装置Info
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- JP3218439B2 JP3218439B2 JP34516791A JP34516791A JP3218439B2 JP 3218439 B2 JP3218439 B2 JP 3218439B2 JP 34516791 A JP34516791 A JP 34516791A JP 34516791 A JP34516791 A JP 34516791A JP 3218439 B2 JP3218439 B2 JP 3218439B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表示器の表示画面上に
水中断面像とともに、航行に必要な各種の情報が同時に
重ね合わせて画像表示されるようにした探知情報表示装
置に関する。
水中断面像とともに、航行に必要な各種の情報が同時に
重ね合わせて画像表示されるようにした探知情報表示装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、魚群探知機では、超音波を送受
波することにより水中断面や水深等の水中情報が得られ
る。また、ロラン、ＧＰＳ等の航法機器では、自船の速
度、自船位置等の航法情報が得られる。
波することにより水中断面や水深等の水中情報が得られ
る。また、ロラン、ＧＰＳ等の航法機器では、自船の速
度、自船位置等の航法情報が得られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術で
は、上記の魚群探知機で得られる水中断面像を表示する
表示器と、航法機器で得られる航法情報を表示する表示
器とはそれぞれ別個に設けられている。そのため、両情
報を互いに直接関連付けることが難しいばかりでなく、
装置全体として大掛かりなものとなっていた。
は、上記の魚群探知機で得られる水中断面像を表示する
表示器と、航法機器で得られる航法情報を表示する表示
器とはそれぞれ別個に設けられている。そのため、両情
報を互いに直接関連付けることが難しいばかりでなく、
装置全体として大掛かりなものとなっていた。
【０００４】また、従来のものでは、魚群探知機で得ら
れる水中情報や、航法機器で得られる航法情報をそれぞ
れ色別表示することは行われておらず、また、これらの
情報は、水中断面像を除いて主に数値で表示されている
ので、必要な情報を直感的に把握することが難しい等の
問題が残されていた。
れる水中情報や、航法機器で得られる航法情報をそれぞ
れ色別表示することは行われておらず、また、これらの
情報は、水中断面像を除いて主に数値で表示されている
ので、必要な情報を直感的に把握することが難しい等の
問題が残されていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、水中断面像とともに、
航行に必要な各種の情報を互いに関連付けたかたちで一
括集中して同一画面に表示し、また、これらの情報につ
いては、水中断面像を除いて数値とともにグラフィック
でも表示されるようにして、所要の情報を容易に読み取
り把握できるようにし、さらに、必要な場合にはその情
報内容に応じて個別に色別表示することにより、その情
報把握を一層容易に行えるようにするものである。
解決するためになされたもので、水中断面像とともに、
航行に必要な各種の情報を互いに関連付けたかたちで一
括集中して同一画面に表示し、また、これらの情報につ
いては、水中断面像を除いて数値とともにグラフィック
でも表示されるようにして、所要の情報を容易に読み取
り把握できるようにし、さらに、必要な場合にはその情
報内容に応じて個別に色別表示することにより、その情
報把握を一層容易に行えるようにするものである。
【０００６】そのため、本発明の探知情報表示装置で
は、魚群探知機で得られる水中情報に基づいて作成され
た水中断面像データを記憶する水中断面像表示用メモリ
と、航法機器で得られる、現在地の位置情報、目的地の
設定情報、針路情報、目的地方位情報、目的地距離情
報、および設定したコースからのずれ量情報の航法情報
に基づいて作成された数値やグラフィックに関する航行
情報表示用データを記憶する航行情報表示用メモリと、
前記両表示用メモリから読み出された各データを画像表
示する表示器と、この表示器の表示画面の表示領域を少
なくとも２分割した場合の、一方の表示領域には前記水
中断面像表示用メモリから読み出した海面から海底まで
を含む最新の水中断面像データを、他方の表示領域には
前記航行情報表示用メモリから読み出した航行情報表示
用データをそれぞれ選択して前記表示器に出力する出力
選択手段とを備え、前記表示器は、設定したコースの方
向を中心としてその進行方向の左右のずれ量を直線スケ
ール化したスケール表示領域を備え、このスケール表示
領域上に、設定したコースからのずれ量を点指定するも
のである、としている。なお、前記航行情報表示用メモ
リは、前記航法情報表示用データとして、前記航法情報
に加えて、前記航法機器で得られる船速情報および航程
情報と、前記魚群探知機で得られる深度、水温情報とに
基いて作成されたデータを記憶するものであるのが好ま
しい。
は、魚群探知機で得られる水中情報に基づいて作成され
た水中断面像データを記憶する水中断面像表示用メモリ
と、航法機器で得られる、現在地の位置情報、目的地の
設定情報、針路情報、目的地方位情報、目的地距離情
報、および設定したコースからのずれ量情報の航法情報
に基づいて作成された数値やグラフィックに関する航行
情報表示用データを記憶する航行情報表示用メモリと、
前記両表示用メモリから読み出された各データを画像表
示する表示器と、この表示器の表示画面の表示領域を少
なくとも２分割した場合の、一方の表示領域には前記水
中断面像表示用メモリから読み出した海面から海底まで
を含む最新の水中断面像データを、他方の表示領域には
前記航行情報表示用メモリから読み出した航行情報表示
用データをそれぞれ選択して前記表示器に出力する出力
選択手段とを備え、前記表示器は、設定したコースの方
向を中心としてその進行方向の左右のずれ量を直線スケ
ール化したスケール表示領域を備え、このスケール表示
領域上に、設定したコースからのずれ量を点指定するも
のである、としている。なお、前記航行情報表示用メモ
リは、前記航法情報表示用データとして、前記航法情報
に加えて、前記航法機器で得られる船速情報および航程
情報と、前記魚群探知機で得られる深度、水温情報とに
基いて作成されたデータを記憶するものであるのが好ま
しい。
【０００７】また、本発明においては、必要に応じて、
表示器がカラーＣＲＴにするとともに、水中断面像表示
用メモリから読み出された水中断面像表示用データをそ
の量子化レベルに応じたカラーコードに変換するカラー
コード変換手段と、航行情報表示用メモリから読み出さ
れた航行情報表示用データに対して固有のカラーコード
を割り当てる色変換手段とを備えた構成とする。
表示器がカラーＣＲＴにするとともに、水中断面像表示
用メモリから読み出された水中断面像表示用データをそ
の量子化レベルに応じたカラーコードに変換するカラー
コード変換手段と、航行情報表示用メモリから読み出さ
れた航行情報表示用データに対して固有のカラーコード
を割り当てる色変換手段とを備えた構成とする。
【０００８】
【作用】上記構成において、魚群探知機で得られる水中
情報に基づいて作成された水中断面像データは水中断面
像表示用メモリに、また、航法機器で得られる航法情報
と魚群探知機で得られる水中情報とに基づいて作成され
た数値とグラフィックの各航行情報表示用データは航行
情報表示用メモリにそれぞれ格納される。
情報に基づいて作成された水中断面像データは水中断面
像表示用メモリに、また、航法機器で得られる航法情報
と魚群探知機で得られる水中情報とに基づいて作成され
た数値とグラフィックの各航行情報表示用データは航行
情報表示用メモリにそれぞれ格納される。
【０００９】そして、両表示用メモリから水中断面像デ
ータと航行情報表示用データとがそれぞれ並行して読み
出される場合には、出力選択手段が、表示器の表示画面
を２分割した場合の、一方の表示領域に相当する表示タ
イミングでは海面から海底までを含む最新の水中断面像
のデータを、他方の表示領域に相当する表示タイミング
では航行情報表示用データをそれぞれ選択して表示器に
出力する。これにより、表示器には、２分割された表示
画面の一方に海面から海底までを含む最新の水中断面像
が表示され、他方に船速、深度、航行進路等の航行に必
要な情報が数値とともにグラフィックで表示される。
ータと航行情報表示用データとがそれぞれ並行して読み
出される場合には、出力選択手段が、表示器の表示画面
を２分割した場合の、一方の表示領域に相当する表示タ
イミングでは海面から海底までを含む最新の水中断面像
のデータを、他方の表示領域に相当する表示タイミング
では航行情報表示用データをそれぞれ選択して表示器に
出力する。これにより、表示器には、２分割された表示
画面の一方に海面から海底までを含む最新の水中断面像
が表示され、他方に船速、深度、航行進路等の航行に必
要な情報が数値とともにグラフィックで表示される。
【００１０】また、水中断面像表示用メモリから読み出
された水中断面像表示用データはカラーコード変換手段
によって、その量子化レベルに応じたカラーコードに変
換されてカラー表示器に出力されるので、水中断面像が
カラー表示される。また、航行情報表示用メモリから読
み出された航行情報表示用データは、色変換手段によっ
て、そのデータに対して固有のカラーコードが割り当て
られてカラー表示器に出力されるので、航行情報が数値
やグラフィックで色別表示される。
された水中断面像表示用データはカラーコード変換手段
によって、その量子化レベルに応じたカラーコードに変
換されてカラー表示器に出力されるので、水中断面像が
カラー表示される。また、航行情報表示用メモリから読
み出された航行情報表示用データは、色変換手段によっ
て、そのデータに対して固有のカラーコードが割り当て
られてカラー表示器に出力されるので、航行情報が数値
やグラフィックで色別表示される。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明に基づく表示画面の一例を示
す正面図である。
す正面図である。
【００１２】この表示画面は、左右に２分割されてお
り、その一方の表示画面Ａには海面から海底までを含む
最新の水中断面像が表示され、他方の表示画面Ｂには船
速、深度、目的地、針路、目的地までの距離、方位、水
温等の航行に必要な各種の情報が文字、数値とともにグ
ラフィックでも表示され、しかも、これらの各表示画面
Ａ，Ｂは、それぞれ色別に表示されている。すなわち、
一方の水中断面像の表示画面Ａでは、超音波エコー強度
に応じて色分けされて表示され、また、航行情報の表示
画面Ｂでは、たとえば、下地が緑、枠が黄、文字と数値
とが青、グラフィック部分が赤というように色分けされ
て表示されている。
り、その一方の表示画面Ａには海面から海底までを含む
最新の水中断面像が表示され、他方の表示画面Ｂには船
速、深度、目的地、針路、目的地までの距離、方位、水
温等の航行に必要な各種の情報が文字、数値とともにグ
ラフィックでも表示され、しかも、これらの各表示画面
Ａ，Ｂは、それぞれ色別に表示されている。すなわち、
一方の水中断面像の表示画面Ａでは、超音波エコー強度
に応じて色分けされて表示され、また、航行情報の表示
画面Ｂでは、たとえば、下地が緑、枠が黄、文字と数値
とが青、グラフィック部分が赤というように色分けされ
て表示されている。
【００１３】この表示においては、最新の水中断面像と
ともに航行に必要な情報が一括集中して同一画面上に表
示されており、しかも、航行に必要な情報は数値ととも
にグラフィックでカラー表示されているので、各情報の
読み取りが容易であるばかりか、水中断面と航行に必要
な情報との相互の関連性も簡単に把握することができる
ことになる。
ともに航行に必要な情報が一括集中して同一画面上に表
示されており、しかも、航行に必要な情報は数値ととも
にグラフィックでカラー表示されているので、各情報の
読み取りが容易であるばかりか、水中断面と航行に必要
な情報との相互の関連性も簡単に把握することができる
ことになる。
【００１４】次に、このような表示を行うための探知情
報表示装置の構成について説明する。
報表示装置の構成について説明する。
【００１５】図２は、本発明の実施例に係る探知情報表
示装置の要部を示すブロック図である。同図において、
１はカラーＣＲＴで、本例では、図１の上下方向に沿っ
てラスタスキャンされるようになっている。
示装置の要部を示すブロック図である。同図において、
１はカラーＣＲＴで、本例では、図１の上下方向に沿っ
てラスタスキャンされるようになっている。
【００１６】２は図外の魚群探知機で得られる水中情報
に基づいて作成された水中断面像データを記憶する水中
断面像表示用メモリである。この水中断面像表示用メモ
リは、カラーＣＲＴの表示画面に対応する画素数(k×l)
をもつn枚のメモリプレーン２1〜２nを設けて構成され
ている。
に基づいて作成された水中断面像データを記憶する水中
断面像表示用メモリである。この水中断面像表示用メモ
リは、カラーＣＲＴの表示画面に対応する画素数(k×l)
をもつn枚のメモリプレーン２1〜２nを設けて構成され
ている。
【００１７】４は水中断面像表示用メモリ２から読み出
される水中断面像表示用データをカラーコードに変換す
るカラーコード変換回路であり、この回路４には、図３
に示すように、水中断面像表示用データの量子化レベル
に応じてＲ，Ｇ，Ｂの各カラーコードが記憶されてお
り、１画素分nビットの水中断面像表示用データが読み
出された場合には、このデータがカラーコード変換回路
４に対して読み出しアドレスデータとして加わるように
なっている。
される水中断面像表示用データをカラーコードに変換す
るカラーコード変換回路であり、この回路４には、図３
に示すように、水中断面像表示用データの量子化レベル
に応じてＲ，Ｇ，Ｂの各カラーコードが記憶されてお
り、１画素分nビットの水中断面像表示用データが読み
出された場合には、このデータがカラーコード変換回路
４に対して読み出しアドレスデータとして加わるように
なっている。
【００１８】６は航法機器で得られる航法情報と魚群探
知機で得られる水中情報とに基づいて作成された数値と
グラフィックの各航行情報表示用データを記憶する航行
情報表示用メモリである。この航行情報表示用メモリ６
は、カラーＣＲＴの表示画面に対応する画素数(k×l)を
もつメモリプレーン６1〜６4を本例では４枚分設けて構
成されており、たとえば、第１のメモリプレーン６1に
は、下地表示用データが、第２のメモリプレーン６2に
は、枠表示用データが、第３のメモリプレーン６3には
文字表示用データが、第４のメモリプレーン６4には、
グラフィック表示用データがそれぞれ書き込まれるよう
になっている。
知機で得られる水中情報とに基づいて作成された数値と
グラフィックの各航行情報表示用データを記憶する航行
情報表示用メモリである。この航行情報表示用メモリ６
は、カラーＣＲＴの表示画面に対応する画素数(k×l)を
もつメモリプレーン６1〜６4を本例では４枚分設けて構
成されており、たとえば、第１のメモリプレーン６1に
は、下地表示用データが、第２のメモリプレーン６2に
は、枠表示用データが、第３のメモリプレーン６3には
文字表示用データが、第４のメモリプレーン６4には、
グラフィック表示用データがそれぞれ書き込まれるよう
になっている。
【００１９】８は航行情報表示用メモリ６から読み出さ
れた航行情報表示用データに対して固有のカラーコード
を割り当てる色変換回路であって、この回路８は、前記
の航行情報表示用メモリ６の各メモリプレーン６1〜６4
に対応した数のメモリブロック８1〜８4を有し、各々の
メモリブロック８1〜８4には、図４(a)〜(d)に示すよう
に、入力データに応じた固有のカラーコードが割り当て
られており、データ入力が無い場合には、カラーコード
の出力はなく、データ入力が有る場合にのみ、これに応
じて上記のＲ，Ｇ，Ｂのカラーコードが読み出されるよ
うになっている。
れた航行情報表示用データに対して固有のカラーコード
を割り当てる色変換回路であって、この回路８は、前記
の航行情報表示用メモリ６の各メモリプレーン６1〜６4
に対応した数のメモリブロック８1〜８4を有し、各々の
メモリブロック８1〜８4には、図４(a)〜(d)に示すよう
に、入力データに応じた固有のカラーコードが割り当て
られており、データ入力が無い場合には、カラーコード
の出力はなく、データ入力が有る場合にのみ、これに応
じて上記のＲ，Ｇ，Ｂのカラーコードが読み出されるよ
うになっている。
【００２０】また、１０は色変換回路８の各メモリブロ
ック８1〜８4と、カラーコード変換回路４とからそれぞ
れ並行してカラーコードが読み出された場合には、予め
設定された優先順位に沿ってカラーコードを択一的に選
択出力するプライオリティ回路であって、本例では、第
１のメモリブロック８1から第４のメモリブロック８4に
向かう程、優先順位が低くなり、カラーコード変換回路
４の出力が最も優先順位が低くなるように設定されてい
る。そして、このプライオリティ回路１０が特許請求の
範囲の出力選択手段に該当する。
ック８1〜８4と、カラーコード変換回路４とからそれぞ
れ並行してカラーコードが読み出された場合には、予め
設定された優先順位に沿ってカラーコードを択一的に選
択出力するプライオリティ回路であって、本例では、第
１のメモリブロック８1から第４のメモリブロック８4に
向かう程、優先順位が低くなり、カラーコード変換回路
４の出力が最も優先順位が低くなるように設定されてい
る。そして、このプライオリティ回路１０が特許請求の
範囲の出力選択手段に該当する。
【００２１】上記構成において、魚群探知機で得られる
水中情報に基づいて作成された水中断面像データは水中
断面像表示用メモリ２に、また、航法機器で得られる現
在地の経度、緯度、針路、目的地距離、船速等の航法情
報と、魚群探知機で得られる海底深度、水温等の水中情
報とに基づいて作成された文字、数値およびグラフィッ
クの各航行情報表示用データは航行情報表示用メモリ
６、特に第３と第４のメモリプレーン６3，６4にそれぞ
れ格納される。
水中情報に基づいて作成された水中断面像データは水中
断面像表示用メモリ２に、また、航法機器で得られる現
在地の経度、緯度、針路、目的地距離、船速等の航法情
報と、魚群探知機で得られる海底深度、水温等の水中情
報とに基づいて作成された文字、数値およびグラフィッ
クの各航行情報表示用データは航行情報表示用メモリ
６、特に第３と第４のメモリプレーン６3，６4にそれぞ
れ格納される。
【００２２】図１に示したような２分割表示を行う場合
には、図外の読み出しアドレスカウンタからの水平、垂
直の読み出しアドレス指定に応じて、水中断面像表示用
メモリ２から水中断面像表示用データ(１画素についてn
ビット)が読み出され、このデータがカラーコード変換
回路４に入力される。これに応じて、カラーコード変換
回路４からは、その水中断面像表示用データの量子化レ
ベルに応じてＲ，Ｇ，Ｂの各カラーコードが読み出さ
れ、これがプライオリティ回路１０に加わる。
には、図外の読み出しアドレスカウンタからの水平、垂
直の読み出しアドレス指定に応じて、水中断面像表示用
メモリ２から水中断面像表示用データ(１画素についてn
ビット)が読み出され、このデータがカラーコード変換
回路４に入力される。これに応じて、カラーコード変換
回路４からは、その水中断面像表示用データの量子化レ
ベルに応じてＲ，Ｇ，Ｂの各カラーコードが読み出さ
れ、これがプライオリティ回路１０に加わる。
【００２３】一方、図外の読み出しアドレスカウンタか
らの水平、垂直の読み出しアドレスは航行情報表示用メ
モリ６にも与えられるので、上記の水中断面像表示用メ
モリ２からのデータ読み出しに同期して、航行情報表示
用メモリ６の各メモリプレーン６1〜６4から同時に航行
情報表示用データが読み出され、これが色変換回路８に
加わる。色変換回路８の各メモリブロック８1〜８4から
は、このデータ入力が有る場合にのみ、これに応じて
Ｒ，Ｇ，Ｂの固有のカラーコードが読み出される。すな
わち、航行情報表示用メモリ６の１画素分について、た
とえば第１のメモリプレーン６1にのみデータが書き込
まれていて、他のメモリプレーン６2〜６４にはデータ
が書き込まれていない場合には、色変換回路８の第１の
メモリブロック８１からのみＲ＝０，Ｇ＝Ｆ，Ｂ＝０の
カラーコードが読み出され、残りの第２〜第４のメモリ
ブロック８2〜８4については、Ｒ＝０，Ｇ＝０，Ｂ＝０
となりカラーコードの読み出しは無いので、この第１の
メモリブロック８1からのカラーコードのみがプライオ
リティ回路１０を通過する。また、航行情報表示用メモ
リ６の１画素分について、たとえば、第１のメモリプレ
ーン６1と第４のメモリプレーン６4とにそれぞれデータ
が書き込まれていて、他のメモリプレーン６2，６3には
データが書き込まれていない場合には、色変換回路８の
第１のメモリブロック８1からはＲ＝０，Ｇ＝Ｆ，Ｂ＝
０のカラーコードが読み出され、第４のメモリブロック
８4からはＲ＝Ｆ，Ｇ＝０，Ｂ＝０のカラーコードが読
み出され、残りの第２，第３のメモリブロック８2，８3
については、Ｒ＝０，Ｇ＝０，Ｂ＝０となりカラーコー
ドの読み出しは無いので、この第１と第４の各メモリブ
ロック８1，８4からのカラーコードが同時にプライオリ
ティ回路１０に入力されることになる。この場合には、
第４のメモリブロック８4の方が第１のメモリブロック
８1よりも優先度が高いので、第４のメモリブロック８4
からのカラーコードのみがこのプライオリティ回路１０
を通過する。
らの水平、垂直の読み出しアドレスは航行情報表示用メ
モリ６にも与えられるので、上記の水中断面像表示用メ
モリ２からのデータ読み出しに同期して、航行情報表示
用メモリ６の各メモリプレーン６1〜６4から同時に航行
情報表示用データが読み出され、これが色変換回路８に
加わる。色変換回路８の各メモリブロック８1〜８4から
は、このデータ入力が有る場合にのみ、これに応じて
Ｒ，Ｇ，Ｂの固有のカラーコードが読み出される。すな
わち、航行情報表示用メモリ６の１画素分について、た
とえば第１のメモリプレーン６1にのみデータが書き込
まれていて、他のメモリプレーン６2〜６４にはデータ
が書き込まれていない場合には、色変換回路８の第１の
メモリブロック８１からのみＲ＝０，Ｇ＝Ｆ，Ｂ＝０の
カラーコードが読み出され、残りの第２〜第４のメモリ
ブロック８2〜８4については、Ｒ＝０，Ｇ＝０，Ｂ＝０
となりカラーコードの読み出しは無いので、この第１の
メモリブロック８1からのカラーコードのみがプライオ
リティ回路１０を通過する。また、航行情報表示用メモ
リ６の１画素分について、たとえば、第１のメモリプレ
ーン６1と第４のメモリプレーン６4とにそれぞれデータ
が書き込まれていて、他のメモリプレーン６2，６3には
データが書き込まれていない場合には、色変換回路８の
第１のメモリブロック８1からはＲ＝０，Ｇ＝Ｆ，Ｂ＝
０のカラーコードが読み出され、第４のメモリブロック
８4からはＲ＝Ｆ，Ｇ＝０，Ｂ＝０のカラーコードが読
み出され、残りの第２，第３のメモリブロック８2，８3
については、Ｒ＝０，Ｇ＝０，Ｂ＝０となりカラーコー
ドの読み出しは無いので、この第１と第４の各メモリブ
ロック８1，８4からのカラーコードが同時にプライオリ
ティ回路１０に入力されることになる。この場合には、
第４のメモリブロック８4の方が第１のメモリブロック
８1よりも優先度が高いので、第４のメモリブロック８4
からのカラーコードのみがこのプライオリティ回路１０
を通過する。
【００２４】また、プライオリティ回路１０において
は、カラーコード変換回路４からの出力が最も優先度が
低いので、色変換回路８からのカラーコードの出力が無
い場合にのみ、カラーコード変換回路４からのカラーコ
ードが出力される。
は、カラーコード変換回路４からの出力が最も優先度が
低いので、色変換回路８からのカラーコードの出力が無
い場合にのみ、カラーコード変換回路４からのカラーコ
ードが出力される。
【００２５】したがって、プライオリティ回路１０から
は、図１における２分割された表示領域Ａ，Ｂの内の一
方の表示領域Ａに相当する読み出しタイミングでは、カ
ラーコード変換回路４からのカラーコードが選択出力さ
れ、他方の表示領域Ｂに相当する読み出しタイミングに
なると色変換回路８らかのカラーコードが選択出力され
る。
は、図１における２分割された表示領域Ａ，Ｂの内の一
方の表示領域Ａに相当する読み出しタイミングでは、カ
ラーコード変換回路４からのカラーコードが選択出力さ
れ、他方の表示領域Ｂに相当する読み出しタイミングに
なると色変換回路８らかのカラーコードが選択出力され
る。
【００２６】これにより、図１に示すように、一方の表
示領域Ａには、海面から海底までを含む最新の水中断面
像が表示され、他方の表示領域Ｂには、船速、深度、目
的地、針路、目的地までの距離、方位、コースからのず
れ量、水温等の航行に必要な各種の情報が文字や数値と
ともにグラフィックでも表示され、しかも、これらの各
表示領域Ａ、Ｂは、それぞれ色別に表示されることにな
る。さらには、コースからのずれ量を表示する表示領域
は、図１に示すように、設定したコースの方向を中心と
してその進行方向の左右のずれ量を直線スケール化した
うえで、このスケール表示領域上に、設定したコースか
らのずれ量を点指定するものであるので、一目するだけ
で、コースからのずれ量を把握することができる。
示領域Ａには、海面から海底までを含む最新の水中断面
像が表示され、他方の表示領域Ｂには、船速、深度、目
的地、針路、目的地までの距離、方位、コースからのず
れ量、水温等の航行に必要な各種の情報が文字や数値と
ともにグラフィックでも表示され、しかも、これらの各
表示領域Ａ、Ｂは、それぞれ色別に表示されることにな
る。さらには、コースからのずれ量を表示する表示領域
は、図１に示すように、設定したコースの方向を中心と
してその進行方向の左右のずれ量を直線スケール化した
うえで、このスケール表示領域上に、設定したコースか
らのずれ量を点指定するものであるので、一目するだけ
で、コースからのずれ量を把握することができる。
【００２７】なお、出力選択回路１２に対して出力固定
信号を与えた場合には、水中断面像表示用メモリ２から
の出力に固定されるので、カラーＣＲＴ１には、その表
示画面の全領域にわたって水中断面像がカラー表示され
る。
信号を与えた場合には、水中断面像表示用メモリ２から
の出力に固定されるので、カラーＣＲＴ１には、その表
示画面の全領域にわたって水中断面像がカラー表示され
る。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、最新の水中断面像とと
もに航行に必要な情報が一括集中して同一画面上に表示
され、しかも、航行情報は数値とともにグラフィックで
も表示されるので、各情報の読み取りが容易であるばか
りか、水中断面と航行に必要な情報との相互の関連性も
簡単に把握することができる。しかも、必要な場合に
は、その情報内容に応じて個別に色別表示されるため、
その情報把握を一層容易に行うことができる。さらに、
従来に比較して情報表示のための装置全体がコンパクト
になる等の優れた効果が得られる。また、同一画面上
に、魚群探知機で得られる情報（深度、水温情報を含
む）と、航法機器で得られる現在地の緯度／経度情報、
目的地の設定情報、針路情報、目的地方位情報、目的地
距離情報、および設定したコースからのずれ量情報とい
った航法情報とを表示することができ、多種類の情報を
迅速に把握できる。また、前記航法情報に加えて、航法
機器で得られる船速情報および航程情報と、魚群探知機
で得られる深度、水温情報とに基づて作成された航法情
報表示用データを航行情報表示用メモリに記憶すれば、
さらに多種類の情報を迅速に把握できる。 また、表示器
において、コースからのずれ量を表示する表示領域とし
て、設定したコースの方向を中心としてその進行方向の
左右のずれ量を直線スケール化したうえで、このスケー
ル表示領域上に、設定したコースからのずれ量を点指定
するものを備えているので、一目するだけで、コースか
らのずれ量を正確に把握することができる。
もに航行に必要な情報が一括集中して同一画面上に表示
され、しかも、航行情報は数値とともにグラフィックで
も表示されるので、各情報の読み取りが容易であるばか
りか、水中断面と航行に必要な情報との相互の関連性も
簡単に把握することができる。しかも、必要な場合に
は、その情報内容に応じて個別に色別表示されるため、
その情報把握を一層容易に行うことができる。さらに、
従来に比較して情報表示のための装置全体がコンパクト
になる等の優れた効果が得られる。また、同一画面上
に、魚群探知機で得られる情報（深度、水温情報を含
む）と、航法機器で得られる現在地の緯度／経度情報、
目的地の設定情報、針路情報、目的地方位情報、目的地
距離情報、および設定したコースからのずれ量情報とい
った航法情報とを表示することができ、多種類の情報を
迅速に把握できる。また、前記航法情報に加えて、航法
機器で得られる船速情報および航程情報と、魚群探知機
で得られる深度、水温情報とに基づて作成された航法情
報表示用データを航行情報表示用メモリに記憶すれば、
さらに多種類の情報を迅速に把握できる。 また、表示器
において、コースからのずれ量を表示する表示領域とし
て、設定したコースの方向を中心としてその進行方向の
左右のずれ量を直線スケール化したうえで、このスケー
ル表示領域上に、設定したコースからのずれ量を点指定
するものを備えているので、一目するだけで、コースか
らのずれ量を正確に把握することができる。
【図１】本発明に基づく表示画面の一例を示す正面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の探知情報表示装置の実施例を示す要部
のブロック図である。
のブロック図である。
【図３】カラーコード変換回路に設定されるカラーコー
ドの一例を示す説明図である。
ドの一例を示す説明図である。
【図４】色変換回路に設定されるカラーコードの一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
１…カラーＣＲＴ、２…水中断面像表示用メモリ、４…
カラーコード変換回路、６…航行情報表示用メモリ、８
…色変換回路、１０…プライオリティ回路(出力選択手
段)。
カラーコード変換回路、６…航行情報表示用メモリ、８
…色変換回路、１０…プライオリティ回路(出力選択手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 修 兵庫県西宮市芦原町９番52号 古野電気 株式会社内 (72)発明者 山口 武賜 兵庫県西宮市芦原町９番52号 古野電気 株式会社内 (72)発明者 吉田 則之 兵庫県西宮市芦原町９番52号 古野電気 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 魚群探知機で得られる水中情報に基づい
て作成された水中断面像データを記憶する水中断面像表
示用メモリと、 航法機器で得られる、現在地の緯度／経度情報、目的地
の設定情報、針路情報、目的地方位情報、目的地距離情
報、および設定したコースからのずれ量情報の航法情報
に基づいて作成された数値やグラフィックに関する航行
情報表示用データを記憶する航行情報表示用メモリと、 前記両表示用メモリから読み出された各データを画像表
示する表示器と、 この表示器の表示画面の表示領域を少なくとも２分割し
た場合の、一方の表示領域には前記水中断面像表示用メ
モリから読み出した海面から海底までを含む最新の水中
断面像データを、他方の表示領域には前記航行情報表示
用メモリから読み出した航行情報表示用データをそれぞ
れ選択して前記表示器に出力する出力選択手段と、 を備え、前記表示器は、設定したコースの方向を中心としてその
進行方向の左右のずれ量を直線スケール化したスケール
表示部を備え、このスケール表示部上に、設定したコー
スからのずれ量を点指定するものである、 ことを特徴とする探知情報表示装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の探知情報表示装置であっ
て、 前記航行情報表示用メモリは、前記航法情報表示用デー
タとして、前記航法情報に加えて、前記航法機器で得ら
れる船速情報および航程情報と、前記魚群探知機で得ら
れる深度、水温情報とに基いて作成されたデータを記憶
するものである、ことを特徴とする探知情報表示装置。 - 【請求項３】 前記表示器はカラーＣＲＴであるととも
に、 前記水中断面像表示用メモリから読み出された水中断面
像表示用データをその量子化レベルに応じたカラーコー
ドに変換するカラーコード変換手段と、 前記航行情報表示用メモリから読み出された航行情報表
示用データに対して固有のカラーコードを割り当てる色
変換手段と、 を備えることを特徴とする請求項１または２に記載の探
知情報表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34516791A JP3218439B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 探知情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34516791A JP3218439B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 探知情報表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05172944A JPH05172944A (ja) | 1993-07-13 |
| JP3218439B2 true JP3218439B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=18374745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34516791A Expired - Fee Related JP3218439B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 探知情報表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3218439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2905370B2 (ja) * | 1993-08-25 | 1999-06-14 | 古野電気株式会社 | 水中探知装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34516791A patent/JP3218439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05172944A (ja) | 1993-07-13 |
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| JPH0467636B2 (ja) |
Legal Events
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