JPH04265881A - 魚群探知機 - Google Patents

魚群探知機

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JPH04265881A
JPH04265881A JP3027534A JP2753491A JPH04265881A JP H04265881 A JPH04265881 A JP H04265881A JP 3027534 A JP3027534 A JP 3027534A JP 2753491 A JP2753491 A JP 2753491A JP H04265881 A JPH04265881 A JP H04265881A
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Tomohiko Sukegawa
助川 知彦
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に超音波パルスを
送受波して反射エコーにより魚群に係る情報を獲得し表
示すると共に、自船航跡を表示する魚群探知機に関する
【0002】
【従来の技術】従来から、水中に存在する物体、例えば
魚群を探知するために魚群探知機が用いられている。魚
群探知機は、水中に超音波パルスを送波し、魚群からの
反射により得られる反射エコー(魚群エコー)を抽出し
て画面に表示する装置である。魚群探知機は、通常、船
底に設けられた単一の振動子または所定位置・配列の複
数の振動素子を有し、これにより水中に超音波パルスを
送波する。このパルスが水中に発せられると、水中に存
在する魚群や水底から反射エコーが到来する。この反射
エコーに係る超音波パルスは送受波器を構成する振動素
子により受波され、魚群エコー等に係る信号を含む電気
信号として出力される。魚群探知機は、この信号を用い
てCRTなどの表示器の画面上に魚群に係る情報を表示
する。
【0003】魚群から得られる魚群エコーは、通常、魚
群の大きさや密度等により異なった反射エコー強度を有
している。すなわち、魚群が大きい場合や密度が高い場
合にはより強い強度の反射エコーが得られる。魚群探知
機は、これを利用し、得られた反射エコーに係る信号の
振幅レベルに応じてCRT等の表示器の画面上に濃淡あ
るいは着色で区別して魚群の規模及び存在を表示する。
【0004】一方、船舶に搭載される装置の一種として
従来から航法用表示装置が知られている。航法用表示装
置は、船舶の航行に伴って生ずる情報を表示する装置で
あり、例えば航跡表示装置を含む。航跡表示装置は、G
PS、ロラン、NNSS等の航法装置から自船位置を逐
次緯度、経度等の形態で取り込み、メルカトール図法で
CRT画面に表示する装置である。すなわち、航跡表示
装置は船舶の運行に係わる情報を表示するという点で魚
群探知機と共通する機能及び構成を有するものである。
【0005】従って、魚群探知機に航跡表示の機能を付
加することが可能である。このような航跡表示機能付魚
群探知機としてはいくつかの構成が既に提案されている
。図3には、このような従来構成によって得られるCR
T画面の一例が示されている。  図3において、画面
の上半分は航跡表示に係る部分であり、下半分は魚群表
示に係る部分である。すなわち、上半分には、左上に表
示される海図スケール100によって画定される縮尺で
自船航跡102が表示され、さらに自船航跡102の一
端には現在の自船位置を示す自船マーク104が表示さ
れる。さらに右上には現在の自船位置(すなわち自船マ
ーク104によって示される位置)の座標が緯度、経度
等の情報で示される(106)。この自船位置106は
、航法装置から得られる情報によって直接生成されるも
のであり、自船航跡102は、航法装置から得られる自
船位置情報を経時的に追跡することにより得られるもの
である。  図3の下半分に示される情報は、水中に超
音波を送受波することによって得られる情報である。す
なわち、水中に送信される送信波の成分はこの図におい
て送信波エコー108として示されており、魚群からの
反射エコーである魚群エコーは110で、海底からの反
射エコーである海底エコーは112で、それぞれ示され
ている。図の縦軸は水面からの深度を表しており、すな
わち超音波パルスの往復に要する時間を表しており、そ
のレンジは魚群映像表示レンジ114によって表される
。このレンジ114は、通常使用者が装置に与える指令
に基づいて設定されるものである。また、海底エコー1
12の現在の深度は、画面の左下に海底深度116とし
て表示される。
【0006】また、図3の上半分及び下半分にそれぞれ
菱形及び直線で表わされるイベントマーク118は、大
きな魚群を発見したとき等、その現在位置を記憶してお
きたい場合に使用される。すなわち、この従来例におい
ては、特定の位置を指定して記憶させておくためにイベ
ントマーク118の指定という手法が採用される。これ
により、使用者は、自船航跡102と魚群エコー110
とを一括して同じ画面で確認することができると共にそ
の特定部位を画面にマークしておくことが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
魚群探知機、特に航跡表示機能付魚群探知機においては
、使用者が魚群の存在位置及び規模を直観的に容易に把
握することが困難であるという問題点があった。すなわ
ち、図3に示されるように、自船航跡102と魚群エコ
ー110とは画面の上半分と下半分にそれぞれ隔てられ
て表示されており、両者は直接に対応付けられていない
。従って使用者が既に一度航行した地点の魚群探知映像
を得ようとする場合、イベントマーク118のみが手掛
りとなる。しかしながら、図面の下半分の映像は、魚群
探知に係る情報が得られる度に例えば図の左側にスクロ
ールされて消えていくため、イベントマーク118を付
したのみでは魚群の規模等を好適に知ることができない
【0008】従って、一般に最良の漁場を適確に知るこ
とにより最も効率の良い操業を行おうとする漁船におい
てかかる効率的操船が困難となる。すなわち自船航跡1
02と魚群エコー110等とを関連付けて的確に把握す
るためには一定の熟練が必要となり不都合である。
【0009】なお、従来の船舶においては、いわゆるA
−scope表示を行う機能が付せられているものがあ
る。この場合には、反射エコーの強度が波形として表示
されるが、これは現時点における信号の波形表示であり
、過去の魚群の信号強度、すなわち魚群の規模等に係る
情報を得ることができなかった。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、魚群の位置、規模
等の情報を航跡と共に表示することが可能であり、従っ
て最適に漁場に到達することが容易で効率の良い操業が
可能となる魚群探知機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、超音波パルスを水中に送受波する
送受波手段と、受波された超音波パルスから水中の魚群
または水底による反射エコーを抽出する受信部と、反射
エコーをディジタルの魚探映像データとして超音波パル
スの所定送波回数分だけ記憶する魚探バッファメモリ部
と、自船位置を示す自船位置情報を取り込み、少なくと
も自船位置が変化したときに当該自船位置情報を出力し
かつ送受波手段に超音波パルスの送波を実行させる航法
演算部と、魚探バッファメモリ部から魚探映像データを
読み出し、魚群の位置及び規模を示す魚群情報を生成す
る魚群信号演算部と、魚探バッファメモリ部上の魚探映
像データ及び魚群信号演算部からの魚群情報を送波時毎
に自船位置情報と対応付けて格納する航跡魚探メモリ部
と、航跡魚探メモリ部上の自船位置情報、魚探映像デー
タ及び魚探情報を逐次読み出し、自船位置情報に基づき
自船の航跡を表す曲線を逐次作成し、さらに魚群情報に
基づき魚群の規模を示す図形を逐次作成して各送波時点
での自船位置と対応するよう当該曲線に付加することに
より画像を作成し、画面情報として出力する表示制御部
と、表示制御部から画面情報を逐次取り込み更新しつつ
表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、送受波手段により超音波パ
ルスが水中に送受波される。受波により得られた信号、
すなわち水中の魚群または水底を表す反射エコーは、受
信部により抽出されその後に魚探バッファメモリ部にデ
ィジタルの魚探映像データとして格納される。魚探バッ
ファメモリ部上に記憶された魚探映像データは、魚群信
号演算部によって取り込まれる。魚群信号演算部は、魚
探映像データから魚群の位置及び規模を表す魚群情報を
生成する。このようにして作成された魚群情報及び先に
述べた魚探バッファメモリ部上に記憶されている魚探映
像データは、共に航跡魚探メモリ部に与えられ格納され
る。
【0013】一方、本発明においては、自船位置を現す
自船位置情報が航法演算部によって取り込まれている。 航法演算部は、例えばGPS等の装置から自船位置情報
を取り込みこれの変化に応じて当該自船位置情報を出力
する。出力される自船位置情報は航跡魚探メモリ部に与
えられる。なお、送受波手段による超音波の送波は自船
位置情報の出力、すなわち自船位置の変化に応じて行わ
れるものである。
【0014】航跡魚探メモリ部においては、自船位置情
報、魚探映像データ及び魚群信号が対応付けられて記憶
される。すなわち、ある自船位置において、どのような
魚探映像データが得られたか、またどのような魚群情報
が得られたか、という情報が航跡魚探メモリ部において
格納されることになる。従って一連の送波時点を連続し
て捉えることにより、すなわち航跡魚探メモリ部にある
期間のデータ群を格納させることにより、一定の期間に
係る自船航跡について対応付けられた魚探映像データ及
び魚群情報が得られることになる。
【0015】航跡魚探メモリ部上に記憶されたデータは
、それぞれ表示制御部に取り込まれる。表示制御部は、
まず自船位置情報に基づき自船の航跡を表す曲線を作成
する。この曲線には、さらに魚群情報に基づき魚群の規
模を示す図形が付加される。この付加は、各送波時点の
船位置と対応するように行われる。このようにして得ら
れた曲線及びこれに付加された図形は、画面情報として
表示手段に与えられる。表示手段は、例えばCRT等の
機器であり、表示制御から供給される画面情報を逐次取
り込み更新しつつ表示する。従って、表示手段の画面上
においては、航跡にさらに魚群の位置及び規模が付加さ
れた情報が表示されることになる。
【0016】なお、表示制御部における航跡半画像及び
魚探半画像の作成動作は、航跡魚探メモリ部から逐次与
えられた情報を取り込みつつこれを加工して表示手段に
転送することによって行われる。
【0017】このように、本発明においては、航跡魚探
メモリ部に格納される情報に基づいて、航跡の各位置に
係る魚群情報が航跡に付加表示されることになる。これ
により、使用者が視覚的かつ直観的に魚群の位置及び規
模を把握可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づいて説明する。なお、図3に示される従来例におけ
る表示要素と同様の要素には同一の符号を付し説明を省
略する。
【0019】図1には、本発明の一実施例に係る魚群探
知機の構成が示されている。
【0020】この図に示されるように、本実施例の装置
は航法演算部10を有している。航法演算部10は、例
えばGPS、ロラン、NNSS等の航法装置から自船位
置に係る情報を緯度、経度等の形態で取り込む。この自
船位置情報は、航法演算部10によって判定の対象とな
る。すなわち航法演算部10は、航法装置から取り込ん
だ自船位置情報がその前の時点において取り込んだ自船
位置情報から変化しているかどうかを判定し、変化して
いる場合には自船位置情報を送信トリガ発生部12及び
航跡魚探メモリ部14に供給する。
【0021】まず、送信トリガ発生部12は、航法演算
部10から供給される自船位置情報に応じて送信トリガ
を発生させる。送信トリガは、送受波器16により超音
波パルスを水中に送波させるためのトリガである。従っ
て、送信トリガ発生部12により発生した送信トリガは
、後続する送信部18に与えられ、送信部18はこのト
リガに応じて所定パルス幅の高周波電気信号である送信
信号を発生させこれを送受波器16に与える。送受波器
16は送信信号により励振され、水中に超音波パルスを
供給する。送受波器16は、例えば電歪素子を有してお
り、電気信号が与えられることにより超音波を発生させ
る機能を有しているものである。
【0022】送受波器16は、逆に、得られた超音波信
号を電気信号に変換する機能をも有している。従って、
送受波器16によって水中に送波された超音波が水中の
物体、例えば魚群、水底等により反射されると、これが
再び送受波器16により受信され電気信号に変換される
。送受波器16の受波によって得られた電気信号は、受
信部20に与えられ、増幅される。受信部20によって
得られるエコー信号は、A/D部22においてディジタ
ル信号に変換され、魚探バッファメモリ部24に記憶さ
れる。魚探バッファメモリ部24は所定の容量、例えば
超音波パルスの一送波分に係る容量を有している。魚探
バッファメモリ部24に格納されたデータ、すなわち魚
探映像データは、航跡魚探メモリ部14及び魚群信号演
算部26に供給される。
【0023】魚群信号演算部26は、魚探バッファメモ
リ部24に格納されている魚探映像データに基づき魚群
信号を発生させ航跡魚探メモリ部14に供給する機能を
有している。すなわち、魚群信号演算部26は、魚探バ
ッファメモリ部24から魚探映像データを読み出しここ
から魚群エコー110に係る情報を抽出する。魚群エコ
ー110に係る情報は、魚群信号として航跡魚探メモリ
部14に与えられる。なお、この魚群信号の発生に当っ
て、魚群信号演算部26は、一回の送信毎に所定の編集
動作を行う。例えば、魚群の規模を識別するためにサイ
ズが設定されたデータを作成し付加する。
【0024】航跡魚探メモリ部14においては、航法演
算部10から出力される自船位置情報と、魚探バッファ
メモリ部24に格納されている魚探映像データと、魚群
信号演算部26により生成される魚群信号と、がそれぞ
れ対応付けられて格納される。航跡魚探メモリ部14は
、複数回の超音波パルスの送波に係る情報を格納可能な
記憶容量を有しており、従って、航跡魚探メモリ部14
には一定期間の航跡に係る情報が格納されることになる
。なお、航跡演算部10から自船位置情報が出力される
のは自船位置が変化した場合であるため、航跡魚探メモ
リ部14における「一定期間」は、航跡の一定長に対応
するものである。
【0025】航跡魚探メモリ部14には、さらに表示制
御部28が接続されており、表示制御部28には操作部
30が接続されている。操作部30は、使用者によって
操作される部材であり、操作者はこの操作部30の操作
によって海図スケール、魚探映像レンジ、海図の表示方
向等を設定する。表示制御部28は、操作部30の操作
によって設定されたこれらの情報に応じ海図の縮尺、魚
探映像の縮尺、表示画面上における基準点の緯度、経度
等の算出を実行し、表示部32にこの結果たる情報を与
える。これにより表示部32の後段に接続されたCRT
等の表示器34の画面上における表示準備がなされるこ
とになる。
【0026】表示制御部28には、航跡魚探メモリ部1
4から最も新しい(すなわち現時点に最も近い)自船位
置情報が読み込まれる。表示制御部28は、この読み込
んだ自船位置情報を表示器34の画面上に自船の航跡の
一部として表示させるため所定の形式の情報に変換し表
示部32に与える。この変換にあたっては、例えば自船
の航跡であることを識別可能とするため、色、輝度、マ
ーク等の情報を付加する。この航跡魚探メモリ部14か
らの自船位置情報の読出し及び当該情報の表示部32へ
の供給の動作は、航跡魚探メモリ部14に新たなデータ
が格納されるたびに行われる。
【0027】また、表示制御部28は、自船位置情報と
同時に当該位置に対応する魚群情報を読み出す。表示制
御部28は、この読出しによって得られた情報を所定の
形式に加工して表示部32に与える。例えば、魚群の存
在を表す魚群識別マークを自船航跡の表示に付加するよ
う一定のデータを表示部32に与え、また、魚群信号に
よって表される魚群の規模等に係る情報をシンボルマー
クのサイズの大小によって表すよう当該シンボルマーク
に係る情報を表示部32に与える。さらに、反射エコー
波形をも与える。
【0028】表示部32は、表示制御部28から与えら
れる情報に基づいてビデオ信号を作成し表示器34の画
面上に表示させる。表示器34は、例えばラスタスキャ
ン方式のCRTである。表示部32は、この表示器34
における表示を行わせるためにリフレッシュメモリを有
しておりこのリフレッシュメモリには表示器34の画面
に対応した画面情報が格納される。すなわち表示部32
は、表示制御部28から供給される情報を加工して表示
器34の画面に対応した画面情報に変換し、リフレッシ
ュメモリに一旦書き込む。リフレッシュメモリに書き込
まれたデータは、表示器34の操作に応じてビデオ信号
に変換され表示器34に供給される。表示器34は、表
示部32から供給されるビデオ信号に応じて画面の表示
を行う。
【0029】従って、このような動作の結果、表示器3
4の画面上には魚群識別マーク及び魚群の規模を示すマ
ークが付加された航跡表示が行われると共に、魚群エコ
ー等に係る表示が実行される。また、表示制御部28は
、操作部30による設定値、例えば縮尺や表示方位の変
更に応じ、航跡魚探メモリ部14からデータを再度読出
し加工して、新な画面を再作成する。
【0030】図2には、この実施例において得られる表
示器34の画面の一例が示されている。
【0031】この図に示されるように、本実施例におい
ては、自船航跡102に魚群識別マーク118が付加さ
れている。この魚群識別マーク118は、画面の下半分
において魚群エコー110により示されている魚群の存
在する位置を示すものであり、前述のような動作によっ
て魚探映像データ及び魚群信号に基づき生成される。そ
の大きさは、例えば魚群エコー110に係る反射強度が
強く従って魚群が大きいあるいは密度が高い場合には大
きく表示され、そうでない場合には小さく表示される。
【0032】さらに、魚群識別マーク118の下には魚
群信号波形120が表示される。この魚群信号波形も、
前述のような動作によって魚群信号に基づき生成される
ものである。すなわち航跡魚探メモリ部14から表示制
御部28が読み出した魚群信号に係る情報に基づき表示
が行われるものであり、反射強度の強いほど大きな振幅
で現される。
【0033】なお、この実施例においては、表示方位が
画面の左上に示されている(122)。これは、操作部
30の操作によって表示方位を逐次変更することが可能
であることによるものである。
【0034】このように、本実施例によれば、自船航跡
102にさらに魚群識別マーク118及び魚群信号波形
120を付加して表示するようにしたため、自船が過去
に航行した時点であればいずれの地点に魚群が存在して
いるのかを知ることができる。また、その魚群の規模が
どのようなものであるか等の情報を魚群識別マーク11
8や魚群信号波形120を用いて知ることができる。従
って、本実施例によれば、操船者が視覚的かつ直観的に
魚群の存在及び規模を把握することができる。
【0035】また、この実施例においては、航跡魚探メ
モリ部14が一定の記憶容量を有しているため、表示制
御部28における画面の再作成が可能となる。従って、
操作部30の操作によって航跡魚探メモリ部14の情報
を利用して表示方位の変更、海図スケールの変更等が可
能となる。従って、より使用性の高い装置が得られる。 特に、表示方位を変更する機能は、表示器34の画面状
の表示をより明瞭にする効果を有する。例えば、自船航
跡が表示画面上で垂直に描かれるような場合は、これと
自船航跡102や魚群識別マーク118、魚群信号波形
120等が重なると画面がみにくくなることがある。こ
のような不具合は、画面を必要に応じて回転させること
、すなわち表示方位を逐次変更することによって解消で
きる。
【0036】なお、以上の説明では、表示器34として
ラスタスキャン方式のCRTが仮定されているが、これ
は例えば液晶表示装置等でもかまわない。また、この実
施例では魚群識別マーク118の大きさや魚群信号波形
120の表示によって魚群の規模、密度等を表すことに
しているが、これは例えばマークの濃淡や着色等によっ
て表すようにしてもかまわない。更に、図2においては
魚群エコー110、海底エコー112等の表示もされて
いるが、これを行わず、すなわち自船航跡102及び魚
群識別マーク118等の表示のみを画面上において行う
ようにしても構わない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自船の航跡を表す曲線に魚群の規模等を表す情報を付加
して表示するようにしたため、使用者が視覚的かつより
直観的に魚群の存在及びその規模等を把握することがで
き、より使用性の向上した装置が得られる。すなわち、
使用者は表示を見ることによってより迅速にかつ効率良
く最良の漁場に到達することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る魚群探知器の構成を示
すブロック図である。
【図2】この実施例における表示画面の一例を示す画面
図である。
【図3】一従来例に係る魚群探知器における表示画面の
一例を示す画面図である。
【符号の説明】
10  航法演算部 12  送信トリガ発生部 14  航跡魚探メモリ部 16  送受波器 18  送信部 20  受信部 22  A/D部 24  魚探バッファメモリ部 26  魚群信号演算部 28  表示制御部 30  操作部 32  表示部 34  表示器 102  自船航跡 118  魚群識別マーク 120  魚群信号波形

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波パルスを水中に送受波する送受波手
    段と、受波された超音波パルスから水中の魚群又は水底
    による反射エコーを抽出する受信部と、反射エコーをデ
    ィジタルの魚探映像データとして超音波パルスの所定送
    波回数分だけ記憶する魚探バッファメモリ部と、自船位
    置を示す自船位置情報をとりこみ、少なくとも自船位置
    が変化したときに当該自船位置情報を出力しかつ送受波
    手段に超音波パルスの送波を実行させる航法演算部と、
    魚探バッファメモリ部から魚探映像データを読み出し、
    魚群の位置及び規模を示す魚群情報を生成する魚群信号
    演算部と、魚探バッファメモリ部上の魚探映像データ及
    び魚群信号演算部からの魚群情報を送波時毎に自船位置
    情報と対応付けて格納する航跡魚探メモリ部と、航跡魚
    探メモリ部上の自船位置情報、魚探映像データ及び魚群
    情報を逐次読み出し、自船位置情報に基づき自船の航跡
    を表す曲線を逐次作成し、さらに魚群情報に基づき魚群
    の規模を示す図形を逐次作成して各送波時点での自船位
    置と対応するよう当該曲線に付加することにより画像を
    作成し、画面情報として出力する表示制御部と、表示制
    御部から画面情報を逐次取り込み更新しつつ表示する表
    示手段と、を備えることを特徴とする魚群探知機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008134068A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Royal Kogyo Kk 魚群探知機
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