JPH05223934A - 魚群探知機 - Google Patents
魚群探知機Info
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- JPH05223934A JPH05223934A JP4025178A JP2517892A JPH05223934A JP H05223934 A JPH05223934 A JP H05223934A JP 4025178 A JP4025178 A JP 4025178A JP 2517892 A JP2517892 A JP 2517892A JP H05223934 A JPH05223934 A JP H05223934A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】自船の航跡情報と、魚探情報、漁場情報等とを
関連付けて記憶し、自船航跡上に魚探情報を一体表示し
得る魚群探知機を提供する。 【構成】船舶に搭載され、超音波を水中に向けて送信
し、その反射エコーを受信して受信信号を得、該受信信
号を表示手段の画面上に表示し、魚群の探知を行う魚群
探知機において、受信した魚群の反射(エコー)信号を
受け、魚探映像データとして一時的に記憶する魚探バッ
ファメモリ12と、受信した魚群の反射(エコー)信号
から魚群の規模、魚群の深度等の魚群情報を得る魚群信
号演算部30と、水温情報を得る水温演算部16と、航
法装置から自船の位置、日付等の航跡情報を得る航法演
算部18と、魚群情報とその時の漁場情報(海底深度、
水温値等)を自船位置を示す航跡情報に対応付けて記憶
する魚探バッファメモリ12とから構成され、現在、過
去の自船航跡上に魚群情報を一体表示させる。
関連付けて記憶し、自船航跡上に魚探情報を一体表示し
得る魚群探知機を提供する。 【構成】船舶に搭載され、超音波を水中に向けて送信
し、その反射エコーを受信して受信信号を得、該受信信
号を表示手段の画面上に表示し、魚群の探知を行う魚群
探知機において、受信した魚群の反射(エコー)信号を
受け、魚探映像データとして一時的に記憶する魚探バッ
ファメモリ12と、受信した魚群の反射(エコー)信号
から魚群の規模、魚群の深度等の魚群情報を得る魚群信
号演算部30と、水温情報を得る水温演算部16と、航
法装置から自船の位置、日付等の航跡情報を得る航法演
算部18と、魚群情報とその時の漁場情報(海底深度、
水温値等)を自船位置を示す航跡情報に対応付けて記憶
する魚探バッファメモリ12とから構成され、現在、過
去の自船航跡上に魚群情報を一体表示させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶に搭載され、超音
波を送受信して、海中における魚群や海底の状況を探知
する魚群探知機(ソナー)に関し、一層詳細には、超音
波を水中に向けて送信し、その反射エコーを受信して受
信信号を得、CRTや液晶等の表示手段に表示する際、
当該魚群探知機内に航法装置からの位置、日付情報を受
信し、順次自船の移動軌跡として表示する手段を備えた
魚群探知機に関する。
波を送受信して、海中における魚群や海底の状況を探知
する魚群探知機(ソナー)に関し、一層詳細には、超音
波を水中に向けて送信し、その反射エコーを受信して受
信信号を得、CRTや液晶等の表示手段に表示する際、
当該魚群探知機内に航法装置からの位置、日付情報を受
信し、順次自船の移動軌跡として表示する手段を備えた
魚群探知機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水中に存在する物体を確認す
るために、水中音響機器が応用されており、その好適な
一例として、特開平1−152383号公報に開示され
た魚群探知機を挙げることができる。
るために、水中音響機器が応用されており、その好適な
一例として、特開平1−152383号公報に開示され
た魚群探知機を挙げることができる。
【0003】この魚群探知機は、単一の振動子、また
は、適当な形状に配列した複数の振動子からなる送受波
器から、音波、特に超音波パルスを繰り返し所定範囲の
水中に送信(発射)し、水中物体、海底等から反射して
帰来するエコー信号を受波して、例えばCRT(ブラウ
ン管)上に表示する装置である。
は、適当な形状に配列した複数の振動子からなる送受波
器から、音波、特に超音波パルスを繰り返し所定範囲の
水中に送信(発射)し、水中物体、海底等から反射して
帰来するエコー信号を受波して、例えばCRT(ブラウ
ン管)上に表示する装置である。
【0004】すなわち、魚群等の水中物体からの反射エ
コーに係る信号波の振幅レベルに応じて、CRT等の表
示機器上に、カラー、あるいは、濃淡表示して魚群等の
存在を判別確認するものである。
コーに係る信号波の振幅レベルに応じて、CRT等の表
示機器上に、カラー、あるいは、濃淡表示して魚群等の
存在を判別確認するものである。
【0005】一方、航法用表示装備として、現在および
過去の自船位置をメルカトール図法でCRT上に表示さ
せる航跡表示装置も提案されており、近年では、魚群探
知機内に航跡表示機能を付加し、同一CRT画面上に分
割表示するように構成した機器も提案されている。
過去の自船位置をメルカトール図法でCRT上に表示さ
せる航跡表示装置も提案されており、近年では、魚群探
知機内に航跡表示機能を付加し、同一CRT画面上に分
割表示するように構成した機器も提案されている。
【0006】このような原理に基づく従来技術に係る航
跡表示および魚群、海底の反射エコー(以下、必要に応
じ魚探映像と称する)の映像とを同一CRT画面上に分
割表示した一例を図3に示す。図3の下半分の映像にお
いて、横軸方向は時間を示し、1画面の表示時間はTで
あり、縦軸方向は距離(深度)を示す。もっとも、横軸
方向の時間は、船速が既知であるので距離Dとみること
もできる。
跡表示および魚群、海底の反射エコー(以下、必要に応
じ魚探映像と称する)の映像とを同一CRT画面上に分
割表示した一例を図3に示す。図3の下半分の映像にお
いて、横軸方向は時間を示し、1画面の表示時間はTで
あり、縦軸方向は距離(深度)を示す。もっとも、横軸
方向の時間は、船速が既知であるので距離Dとみること
もできる。
【0007】この場合、映像は、図中、右端X0 から矢
印A方向に移動するように表示され、左端X1 に至ると
映像が順次消えていくように表示される。従って、右端
X0の上部に表示された映像が最新の映像データであ
り、左端X1 に近づくにつれて過去の時刻の映像データ
となっている。
印A方向に移動するように表示され、左端X1 に至ると
映像が順次消えていくように表示される。従って、右端
X0の上部に表示された映像が最新の映像データであ
り、左端X1 に近づくにつれて過去の時刻の映像データ
となっている。
【0008】一方、上半分の映像は、自船の現在および
過去の航跡を表示したものであり、横軸方向の幅Y0 −
Y1 が設定された海図スケールで表示される。航法装置
からの自船位置データが更新されると、自船マークは移
動し、かつ、移動する前と後の位置を結ぶことにより、
過去の航跡が表示される。
過去の航跡を表示したものであり、横軸方向の幅Y0 −
Y1 が設定された海図スケールで表示される。航法装置
からの自船位置データが更新されると、自船マークは移
動し、かつ、移動する前と後の位置を結ぶことにより、
過去の航跡が表示される。
【0009】また、航跡上の菱形の印は、イベントマー
クの記憶位置を示すものであり、大きな漁場を発見した
場合等、当該漁場の位置を記憶させておきたい場合に使
用され、当該位置にこのイベントマークを記憶する。イ
ベントマークは、航跡上には菱形のシンボルで、また、
下半分の魚探映像上には縦線で表示される。
クの記憶位置を示すものであり、大きな漁場を発見した
場合等、当該漁場の位置を記憶させておきたい場合に使
用され、当該位置にこのイベントマークを記憶する。イ
ベントマークは、航跡上には菱形のシンボルで、また、
下半分の魚探映像上には縦線で表示される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自船航跡と魚探映像を同一CRT上に分割表示する魚群
探知機は、一般に、上半分の航跡表示と下半分の魚探表
示の映像が独立して表示制御されるために、航跡の映像
と魚探映像とを位置的に関係付ける手段は、前記イベン
トマークを記憶表示させるしかなかった。
自船航跡と魚探映像を同一CRT上に分割表示する魚群
探知機は、一般に、上半分の航跡表示と下半分の魚探表
示の映像が独立して表示制御されるために、航跡の映像
と魚探映像とを位置的に関係付ける手段は、前記イベン
トマークを記憶表示させるしかなかった。
【0011】このため、過去の航跡上のある点での魚探
映像、特に、魚群の規模や魚群深度等の魚群情報、すな
わち、魚群信号を知ろうとすると、このイベントマーク
の位置から推測せざるを得ず、実際的には極めて困難で
あった。
映像、特に、魚群の規模や魚群深度等の魚群情報、すな
わち、魚群信号を知ろうとすると、このイベントマーク
の位置から推測せざるを得ず、実際的には極めて困難で
あった。
【0012】すなわち、自船航跡と魚探映像を対比しな
がら操船するような場合、例えば、最良の漁場を探索す
るような場合は、予め予測した海域を航跡映像と魚探映
像の双方を見ながら操船し、適当な魚群を発見したら、
その位置を記憶しておき、他の場所へ移動するという動
作を繰り返し、後刻、当該記憶しておいた数箇所の漁場
の中から最良の漁場を選択して操業するという方法が取
られる。
がら操船するような場合、例えば、最良の漁場を探索す
るような場合は、予め予測した海域を航跡映像と魚探映
像の双方を見ながら操船し、適当な魚群を発見したら、
その位置を記憶しておき、他の場所へ移動するという動
作を繰り返し、後刻、当該記憶しておいた数箇所の漁場
の中から最良の漁場を選択して操業するという方法が取
られる。
【0013】従来の魚群探知機では、この記憶の手段と
してイベントマークが使用されるが、この場合、当該、
漁場の航跡上での位置およびその緯度、経度は知ること
ができるが、当該漁場での魚群の規模、魚群の深度、水
温値、海底深度、日時等の漁場情報を知るには、極めて
不便であるという問題があった。
してイベントマークが使用されるが、この場合、当該、
漁場の航跡上での位置およびその緯度、経度は知ること
ができるが、当該漁場での魚群の規模、魚群の深度、水
温値、海底深度、日時等の漁場情報を知るには、極めて
不便であるという問題があった。
【0014】また、従来の魚群探知機においては、一般
に下半分の魚探映像の表示時間T(距離D)は上半分の
航跡に比べ非常に短く、T時間以前の魚探映像は消滅し
てしまうため、後刻、全航跡にわたり過去の魚探映像を
顧みることができないという不都合があった。
に下半分の魚探映像の表示時間T(距離D)は上半分の
航跡に比べ非常に短く、T時間以前の魚探映像は消滅し
てしまうため、後刻、全航跡にわたり過去の魚探映像を
顧みることができないという不都合があった。
【0015】従って、前記のような漁場探索時には、常
時魚探映像を注視し、魚群を発見する毎にイベントマー
クを記憶させる操作を必要とし、このため、航行の安全
を確保しながら効率的に漁場探索を行う操船作業には一
定の限界が生じるという問題もあった。
時魚探映像を注視し、魚群を発見する毎にイベントマー
クを記憶させる操作を必要とし、このため、航行の安全
を確保しながら効率的に漁場探索を行う操船作業には一
定の限界が生じるという問題もあった。
【0016】従って、本発明は、前記の不具合を解消す
ることのできる魚群探知機を提供せんとするものであ
り、従来の魚群探知機および航跡表示装置の技術を基礎
とするも、受信した魚群の反射(エコー)信号をデジタ
ルデータ演算処理し、魚群の規模の識別化、魚群の深度
等の魚群情報を得、その時の漁場情報(海底深度、水温
値等)、魚探映像とともに自船の航跡情報に対応して記
憶する航跡魚探メモリを設け、自船の航跡情報と、魚群
情報、漁場情報等とを関連付けて記憶し、現在、過去の
自船航跡上に魚群の規模を一体表示させることにより、
後刻、航跡上の任意の位置における魚群位置および規模
を容易に見ることができ、全航跡にわたり魚群の存在を
把握可能とし、また、操作部から指定された任意の魚群
位置における漁場情報の把握を可能とする魚群探知機を
提供することを目的とする。
ることのできる魚群探知機を提供せんとするものであ
り、従来の魚群探知機および航跡表示装置の技術を基礎
とするも、受信した魚群の反射(エコー)信号をデジタ
ルデータ演算処理し、魚群の規模の識別化、魚群の深度
等の魚群情報を得、その時の漁場情報(海底深度、水温
値等)、魚探映像とともに自船の航跡情報に対応して記
憶する航跡魚探メモリを設け、自船の航跡情報と、魚群
情報、漁場情報等とを関連付けて記憶し、現在、過去の
自船航跡上に魚群の規模を一体表示させることにより、
後刻、航跡上の任意の位置における魚群位置および規模
を容易に見ることができ、全航跡にわたり魚群の存在を
把握可能とし、また、操作部から指定された任意の魚群
位置における漁場情報の把握を可能とする魚群探知機を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、船舶に搭載され、超音波を水中に向け
て送信し、その反射エコーを受信して受信信号を得、該
受信信号を表示手段の画面上に表示し、魚群の探知を行
う魚群探知機において、受信した魚群の反射信号を受
け、魚探映像データとして一時的に記憶する魚探バッフ
ァメモリと、前記魚探映像データから魚群の規模識別
化、魚群の深度等の魚群情報を得る魚群信号演算部と、
水温情報を得る水温演算部と、航法装置から自船の位
置、日付等の航跡情報を得る航法演算部と、魚群情報
と、当該魚群情報を得た時の少なくとも海底深度および
水温値からなる魚場情報とを、自船位置を示す航跡情報
に対応付けて記憶する航跡魚探メモリとから構成され、
現在、過去の自船航跡上に魚群情報を一体表示するよう
構成することを特徴とする。
めに、本発明は、船舶に搭載され、超音波を水中に向け
て送信し、その反射エコーを受信して受信信号を得、該
受信信号を表示手段の画面上に表示し、魚群の探知を行
う魚群探知機において、受信した魚群の反射信号を受
け、魚探映像データとして一時的に記憶する魚探バッフ
ァメモリと、前記魚探映像データから魚群の規模識別
化、魚群の深度等の魚群情報を得る魚群信号演算部と、
水温情報を得る水温演算部と、航法装置から自船の位
置、日付等の航跡情報を得る航法演算部と、魚群情報
と、当該魚群情報を得た時の少なくとも海底深度および
水温値からなる魚場情報とを、自船位置を示す航跡情報
に対応付けて記憶する航跡魚探メモリとから構成され、
現在、過去の自船航跡上に魚群情報を一体表示するよう
構成することを特徴とする。
【0018】また、本発明は、船舶に搭載され、超音波
を水中に向けて送信し、その反射エコーを受信して受信
信号を得、該受信信号を表示手段の画面上に表示し、魚
群の探知を行う魚群探知機において、前記送信毎の受信
信号を一時的に記憶する魚探バッファメモリと、前記魚
探バッファメモリに記憶されている前記送信毎の魚探映
像データを読み出して魚群信号を摘出し、魚群規模の識
別、魚群の深度等のデータ処理を行う魚群信号演算部
と、航法装置から船舶位置情報、日付情報を得る航跡演
算部と、水温センサからの出力を計測し、水温変換処理
を行う水温演算部と、前記魚探バッファメモリに記憶さ
れている前記送信毎の魚群映像データと、前記船舶位置
情報と、日付情報と、魚群情報と、水温情報とを記憶す
る航跡魚探メモリと、操作者が希望する表示画面および
漁場データを指定するための入力手段となる操作部と、
前記操作部からの情報を受けて、表示画面上に海図を生
成し、前記航跡魚探メモリに記憶されている漁場データ
を読み出し、画面上に生成された海図に自船航跡、魚探
映像、漁場情報を表示せしめる制御部と、前記操作部の
情報から外部に漁場情報を出力する外部出力用変換部と
から構成することを特徴とする。
を水中に向けて送信し、その反射エコーを受信して受信
信号を得、該受信信号を表示手段の画面上に表示し、魚
群の探知を行う魚群探知機において、前記送信毎の受信
信号を一時的に記憶する魚探バッファメモリと、前記魚
探バッファメモリに記憶されている前記送信毎の魚探映
像データを読み出して魚群信号を摘出し、魚群規模の識
別、魚群の深度等のデータ処理を行う魚群信号演算部
と、航法装置から船舶位置情報、日付情報を得る航跡演
算部と、水温センサからの出力を計測し、水温変換処理
を行う水温演算部と、前記魚探バッファメモリに記憶さ
れている前記送信毎の魚群映像データと、前記船舶位置
情報と、日付情報と、魚群情報と、水温情報とを記憶す
る航跡魚探メモリと、操作者が希望する表示画面および
漁場データを指定するための入力手段となる操作部と、
前記操作部からの情報を受けて、表示画面上に海図を生
成し、前記航跡魚探メモリに記憶されている漁場データ
を読み出し、画面上に生成された海図に自船航跡、魚探
映像、漁場情報を表示せしめる制御部と、前記操作部の
情報から外部に漁場情報を出力する外部出力用変換部と
から構成することを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明に係る魚群探知機では、受信した魚群の
反射(エコー)信号をデジタルデータ演算処理し、魚群
の規模の識別化、魚群の深度等の魚群情報を得、その時
の漁場情報(海底深度、水温値等)、魚探映像とともに
自船の航跡情報に対応して航跡魚探メモリに記憶する。
反射(エコー)信号をデジタルデータ演算処理し、魚群
の規模の識別化、魚群の深度等の魚群情報を得、その時
の漁場情報(海底深度、水温値等)、魚探映像とともに
自船の航跡情報に対応して航跡魚探メモリに記憶する。
【0020】従って、自船の航跡情報と、魚群情報、漁
場情報等とが関連付けられて記憶された航跡魚探メモリ
から、所要の情報を読み出して現在、過去の自船航跡上
に魚群の規模を一体表示させることができ、後刻、航跡
上の任意の位置における魚群位置および規模を容易に見
ることができ、全航跡にわたる魚群の存在を把握可能と
し、また、操作部から指定された任意の魚群位置におけ
る漁場情報の把握が可能となる。
場情報等とが関連付けられて記憶された航跡魚探メモリ
から、所要の情報を読み出して現在、過去の自船航跡上
に魚群の規模を一体表示させることができ、後刻、航跡
上の任意の位置における魚群位置および規模を容易に見
ることができ、全航跡にわたる魚群の存在を把握可能と
し、また、操作部から指定された任意の魚群位置におけ
る漁場情報の把握が可能となる。
【0021】
【実施例】本発明に係る魚群探知機について、実施例を
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明に係る魚群探知機の一実施
例の構成を示す図であり、本発明に係る魚群探知機10
は、魚探バッファメモリ12と航跡魚探メモリ14を中
心に構成され、船外の温度センサまたは水温装置aから
の出力は、水温演算部16により水温値に変換処理さ
れ、水温情報として航跡魚探メモリ14に記録され、自
船位置を測定するGPS、ロラン、NNSS等の航法装
置bから繰り返し送給される自船の緯度、経度を示す位
置情報、日付情報は、航法演算部18により処理され、
航跡情報として航跡魚探メモリ14に記録される。
例の構成を示す図であり、本発明に係る魚群探知機10
は、魚探バッファメモリ12と航跡魚探メモリ14を中
心に構成され、船外の温度センサまたは水温装置aから
の出力は、水温演算部16により水温値に変換処理さ
れ、水温情報として航跡魚探メモリ14に記録され、自
船位置を測定するGPS、ロラン、NNSS等の航法装
置bから繰り返し送給される自船の緯度、経度を示す位
置情報、日付情報は、航法演算部18により処理され、
航跡情報として航跡魚探メモリ14に記録される。
【0023】送信部24は、送信トリガ発生部22より
指令を受け、送受波器20を介して水中に超音波を送信
する。魚群、海底からの反射エコーは、再び送受波器2
0を介して受信部26で受信される。受信エコーはA/
D変換部28でA/D変換され、魚探バッファメモリ1
2に一時記憶される。
指令を受け、送受波器20を介して水中に超音波を送信
する。魚群、海底からの反射エコーは、再び送受波器2
0を介して受信部26で受信される。受信エコーはA/
D変換部28でA/D変換され、魚探バッファメモリ1
2に一時記憶される。
【0024】魚探バッファメモリ12に記憶された魚探
情報(魚探映像データ)は、魚群信号演算部30で処理
され、魚群規模の識別、魚群の深度等が算出され、魚群
情報として航跡情報と対応付けられて航跡魚探メモリ1
4に記憶される。
情報(魚探映像データ)は、魚群信号演算部30で処理
され、魚群規模の識別、魚群の深度等が算出され、魚群
情報として航跡情報と対応付けられて航跡魚探メモリ1
4に記憶される。
【0025】信号制御部32は、操作部34により設定
された海図スケール、魚探映像表示範囲等の情報に基づ
き、航跡魚探メモリ14から航跡情報、魚探情報、魚群
情報を読み出し、表示部36を介して、CRT表示装置
等の表示器38に表示を行い、また、出力変換部でデー
タ変換し、プリンタcやパーソナルコンピュータd等の
機器に航跡情報、魚探情報、魚群情報を出力する。
された海図スケール、魚探映像表示範囲等の情報に基づ
き、航跡魚探メモリ14から航跡情報、魚探情報、魚群
情報を読み出し、表示部36を介して、CRT表示装置
等の表示器38に表示を行い、また、出力変換部でデー
タ変換し、プリンタcやパーソナルコンピュータd等の
機器に航跡情報、魚探情報、魚群情報を出力する。
【0026】本発明に係る魚群探知機10は、基本的に
は以上のように構成されるものであり、次にその動作に
ついて説明する。
は以上のように構成されるものであり、次にその動作に
ついて説明する。
【0027】水温演算部16は船底等に設置されたサー
ミスタ等、温度により抵抗値が変化する温度センサから
の抵抗値を計測し、水温変換処理を行い、航跡魚探メモ
リ14に水温情報を送給する。ここで、水温演算部16
は外部水温装置からの水温情報の入力信号処理機能を有
するものであってもよい。
ミスタ等、温度により抵抗値が変化する温度センサから
の抵抗値を計測し、水温変換処理を行い、航跡魚探メモ
リ14に水温情報を送給する。ここで、水温演算部16
は外部水温装置からの水温情報の入力信号処理機能を有
するものであってもよい。
【0028】航法演算部18は、自船位置を測定するG
PS、ロラン、NNSS等の航法装置bから繰り返し送
給される自船の緯度、経度を示す位置情報、日付情報を
受け、その位置情報、日時情報を航跡情報として航跡魚
探メモリ14に送給する。
PS、ロラン、NNSS等の航法装置bから繰り返し送
給される自船の緯度、経度を示す位置情報、日付情報を
受け、その位置情報、日時情報を航跡情報として航跡魚
探メモリ14に送給する。
【0029】送信トリガ発生部22は、航法演算部18
の位置情報と対応して、超音波パルスを発射させるため
の送信トリガパルスを発生する。送信部24は送信トリ
ガ発生部22からの送信トリガパルスを受けて一定のパ
ルス幅の高周波電気信号である送信信号を発生し、送受
波器20に供給する。
の位置情報と対応して、超音波パルスを発射させるため
の送信トリガパルスを発生する。送信部24は送信トリ
ガ発生部22からの送信トリガパルスを受けて一定のパ
ルス幅の高周波電気信号である送信信号を発生し、送受
波器20に供給する。
【0030】送受波器20は、一般に船舶の船底に設置
され、例えば電歪素子を有しており、前記の送信信号に
基づいて振動し、超音波を水中に発射する。この超音波
は水中の魚群または海底にあたって反射し、反射エコー
が前記電歪素子によって受波され、該電歪素子から高周
波の電気信号であるエコー信号が発生される。
され、例えば電歪素子を有しており、前記の送信信号に
基づいて振動し、超音波を水中に発射する。この超音波
は水中の魚群または海底にあたって反射し、反射エコー
が前記電歪素子によって受波され、該電歪素子から高周
波の電気信号であるエコー信号が発生される。
【0031】このエコー信号が受信部26に送給され、
受信部26で電気的に増幅され、増幅されたエコー信号
がA/D変換部28により、反射エコーの強弱に応じた
デジタル信号(魚探映像データ)に変換され、一時的に
魚探バッファメモリ12に記憶される。
受信部26で電気的に増幅され、増幅されたエコー信号
がA/D変換部28により、反射エコーの強弱に応じた
デジタル信号(魚探映像データ)に変換され、一時的に
魚探バッファメモリ12に記憶される。
【0032】魚探バッファメモリ12は、超音波信号の
送受信によって得られるエコー信号に応じたデジタル信
号を記憶する容量を持ち、該魚探バッファメモリ12に
記憶されるエコー信号は超音波の送信毎に魚探映像デー
タとして読み出され、魚群信号演算部30と航跡魚探メ
モリ14に送給される。
送受信によって得られるエコー信号に応じたデジタル信
号を記憶する容量を持ち、該魚探バッファメモリ12に
記憶されるエコー信号は超音波の送信毎に魚探映像デー
タとして読み出され、魚群信号演算部30と航跡魚探メ
モリ14に送給される。
【0033】魚群信号演算部30は、送信毎の魚探映像
データを魚探バッファメモリ12から読み出し、魚群信
号を抽出して送信毎に魚群信号データ(魚群情報)を編
集し、魚群の規模識別化(サイズの設定)、魚群の深度
等の魚探情報を航跡魚探メモリ14に送給する。
データを魚探バッファメモリ12から読み出し、魚群信
号を抽出して送信毎に魚群信号データ(魚群情報)を編
集し、魚群の規模識別化(サイズの設定)、魚群の深度
等の魚探情報を航跡魚探メモリ14に送給する。
【0034】航跡魚探メモリ14は、前述の航跡演算部
18より送給された自船位置情報、日付情報を記憶する
と同時に、これと対応付けて、魚探バッファメモリ12
に記憶されている送信毎の魚探映像データを読み出して
記憶し、魚群信号演算部30より送給された魚群情報を
記憶し、さらに、水温演算部16より送給された水温情
報を記憶する。
18より送給された自船位置情報、日付情報を記憶する
と同時に、これと対応付けて、魚探バッファメモリ12
に記憶されている送信毎の魚探映像データを読み出して
記憶し、魚群信号演算部30より送給された魚群情報を
記憶し、さらに、水温演算部16より送給された水温情
報を記憶する。
【0035】航跡魚探メモリ14は、上記の自船位置情
報、日付情報、魚探映像データ、魚群情報、水温情報
を、n点分記憶する容量を持ち、当該情報を順次記憶し
ていく。従って、水温演算部16、航跡演算部18、魚
探バッファメモリ12および魚群信号演算部30から送
給された上記の各情報により、航跡魚探メモリ14のn
点分の領域が満たされると、最も古いデータ、すなわ
ち、最先の自船位置情報と、それに対応した日付情報、
水温情報、魚探映像データ、魚群情報から順次削除され
てゆく。
報、日付情報、魚探映像データ、魚群情報、水温情報
を、n点分記憶する容量を持ち、当該情報を順次記憶し
ていく。従って、水温演算部16、航跡演算部18、魚
探バッファメモリ12および魚群信号演算部30から送
給された上記の各情報により、航跡魚探メモリ14のn
点分の領域が満たされると、最も古いデータ、すなわ
ち、最先の自船位置情報と、それに対応した日付情報、
水温情報、魚探映像データ、魚群情報から順次削除され
てゆく。
【0036】信号制御部32は操作部34で操作者によ
って設定入力された海図スケール、魚探表示範囲等の情
報を受け、表示器38のCRT画面上での海図の縮尺、
CRT画面上の任意の基準点の緯度、経度を算出し、航
跡魚探メモリ14に記憶された自船航跡および魚群情報
データを表示器38のCRT画面上の海図に表示させる
ための準備を行う。
って設定入力された海図スケール、魚探表示範囲等の情
報を受け、表示器38のCRT画面上での海図の縮尺、
CRT画面上の任意の基準点の緯度、経度を算出し、航
跡魚探メモリ14に記憶された自船航跡および魚群情報
データを表示器38のCRT画面上の海図に表示させる
ための準備を行う。
【0037】さらに、航跡魚探メモリ14に記憶された
最も新しい自船位置情報を読み出し、生成されたCRT
画面上の海図に自船の航跡として表示するための情報に
変換し、かつ、自船の航跡として明確に識別できる色、
または、輝度やマークの情報を付加し、航跡魚探メモリ
14に最新のデータが記憶される毎に表示器38の表示
制御を行う表示部36に送給する。
最も新しい自船位置情報を読み出し、生成されたCRT
画面上の海図に自船の航跡として表示するための情報に
変換し、かつ、自船の航跡として明確に識別できる色、
または、輝度やマークの情報を付加し、航跡魚探メモリ
14に最新のデータが記憶される毎に表示器38の表示
制御を行う表示部36に送給する。
【0038】また、信号制御部32は、自船位置情報と
同時に、当該位置に対応する魚群情報を読み出し、CR
T画面上の海図に魚群の規模(シンボルマークの大小)
を表示するための情報に変換し、表示部36に送給す
る。
同時に、当該位置に対応する魚群情報を読み出し、CR
T画面上の海図に魚群の規模(シンボルマークの大小)
を表示するための情報に変換し、表示部36に送給す
る。
【0039】さらに、信号制御部32は、操作部34の
情報により指定された任意の魚群シンボルマーク上の漁
場データ(魚群の規模、魚群深度、海底深度、水温値、
日付等)を表示するための情報に変換し、表示部36に
送給し、また、航跡魚探メモリ14の魚探映像データを
読み出し、同様に表示部36に送給し、かつ、必要によ
り、プリンタc、パーソナルコンピュータd等の出力機
器に情報を出力するための出力変換部40にも送給す
る。
情報により指定された任意の魚群シンボルマーク上の漁
場データ(魚群の規模、魚群深度、海底深度、水温値、
日付等)を表示するための情報に変換し、表示部36に
送給し、また、航跡魚探メモリ14の魚探映像データを
読み出し、同様に表示部36に送給し、かつ、必要によ
り、プリンタc、パーソナルコンピュータd等の出力機
器に情報を出力するための出力変換部40にも送給す
る。
【0040】なお、前述の海図スケール等の初期値を基
に、CRT画面上の基準点の緯度、経度等の情報を再度
生成し、航跡魚探メモリ14に記憶されている自船の過
去の位置データおよび過去の魚群情報を順次読み出し、
上述と同様の方法で表示部36へ送給する。
に、CRT画面上の基準点の緯度、経度等の情報を再度
生成し、航跡魚探メモリ14に記憶されている自船の過
去の位置データおよび過去の魚群情報を順次読み出し、
上述と同様の方法で表示部36へ送給する。
【0041】表示部36は、CRT画面情報を記憶して
おくリフレッシュメモリを有し、信号制御部32からの
情報を表示器38のCRTデイスプレイに対応したCR
T画面情報に変換して、リフレッシュメモリに書き込む
とともに、表示器38の操作により、リフレッシュメモ
リから読み出した自船の航跡、魚群情報、魚探映像およ
び漁場情報等のビデオ信号を表示器38に送給する。
おくリフレッシュメモリを有し、信号制御部32からの
情報を表示器38のCRTデイスプレイに対応したCR
T画面情報に変換して、リフレッシュメモリに書き込む
とともに、表示器38の操作により、リフレッシュメモ
リから読み出した自船の航跡、魚群情報、魚探映像およ
び漁場情報等のビデオ信号を表示器38に送給する。
【0042】表示器38は、例えば、ラスタースキャン
方式の表示器で表示部36からのビデオ信号を受信し、
CRT画面上に自船の航跡、魚群情報、魚探映像および
漁場情報を表示するものであり、操作部34は、操作者
が希望する表示画面を選択入力することができる選択入
力手段である。また、出力変換部40は、信号制御部3
2から送給された漁場情報を出力データ用に変換し、プ
リンタc、パーソナルコンピュータd等の外部出力機器
に出力する。
方式の表示器で表示部36からのビデオ信号を受信し、
CRT画面上に自船の航跡、魚群情報、魚探映像および
漁場情報を表示するものであり、操作部34は、操作者
が希望する表示画面を選択入力することができる選択入
力手段である。また、出力変換部40は、信号制御部3
2から送給された漁場情報を出力データ用に変換し、プ
リンタc、パーソナルコンピュータd等の外部出力機器
に出力する。
【0043】本発明に係る魚群探知機10により、上記
のようにして表示器38に表示された表示画面の一例を
図2に示す。図2において画面の上半分は、海図スケー
ルを10海里(NM)に設定し、通常のメルカトール図
法の如く上方を「北」として表示した場合の航跡表示を
示すものであり、航跡図上には、自船位置jを緯度、経
度として表示し、また、魚群情報を魚群識別シンボルf
で、自船位置を自船マークsで表示している。
のようにして表示器38に表示された表示画面の一例を
図2に示す。図2において画面の上半分は、海図スケー
ルを10海里(NM)に設定し、通常のメルカトール図
法の如く上方を「北」として表示した場合の航跡表示を
示すものであり、航跡図上には、自船位置jを緯度、経
度として表示し、また、魚群情報を魚群識別シンボルf
で、自船位置を自船マークsで表示している。
【0044】画面の下半分は、魚探映像範囲(深度)を
100メートルに設定した場合の魚探映像を示すもので
あり、魚群エコーe、海底エコーgが表示され、左側の
領域には、操作部34で選択指定した漁場の漁場データ
h(魚群位置、水温値、海底深度、魚群の規模、魚群深
度、魚群までの到達方位、魚群までの到達距離、魚群発
見時の日付、時刻等)が表形式で表示される。また、選
択指定した漁場と自船位置との間は、航跡表示上では、
漁場シンボル指定ラインiとして表示される。
100メートルに設定した場合の魚探映像を示すもので
あり、魚群エコーe、海底エコーgが表示され、左側の
領域には、操作部34で選択指定した漁場の漁場データ
h(魚群位置、水温値、海底深度、魚群の規模、魚群深
度、魚群までの到達方位、魚群までの到達距離、魚群発
見時の日付、時刻等)が表形式で表示される。また、選
択指定した漁場と自船位置との間は、航跡表示上では、
漁場シンボル指定ラインiとして表示される。
【0045】以上の説明において、出力変換部40から
の出力データは、操作部34で指定された任意の魚群シ
ンボル位置の漁場情報と説明したが、操作部34の操作
により、全漁場情報の出力、任意の区間の漁場情報を出
力することができる。また、表示器38は、CRTブラ
ウン管を使用して、表示される情報をカラーで、あるい
は表示される情報を複数の輝度差をつけ、濃淡で表示、
識別する方法で説明したが、他の形式の表示器、例え
ば、液晶表示器を使用しても同様の効果が得られる。
の出力データは、操作部34で指定された任意の魚群シ
ンボル位置の漁場情報と説明したが、操作部34の操作
により、全漁場情報の出力、任意の区間の漁場情報を出
力することができる。また、表示器38は、CRTブラ
ウン管を使用して、表示される情報をカラーで、あるい
は表示される情報を複数の輝度差をつけ、濃淡で表示、
識別する方法で説明したが、他の形式の表示器、例え
ば、液晶表示器を使用しても同様の効果が得られる。
【0046】また、ここでは、画面の一例として、航跡
と魚群情報の表示(上画面)と、魚探映像の表示(下画
面)を分割表示する画面構成を説明したが、航跡と魚群
情報の表示を全画面表示で行うことが可能なことは言う
までもない。
と魚群情報の表示(上画面)と、魚探映像の表示(下画
面)を分割表示する画面構成を説明したが、航跡と魚群
情報の表示を全画面表示で行うことが可能なことは言う
までもない。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る魚群探知機によれば、以下
の効果が得られる。すなわち、本発明は、受信した魚群
の反射(エコー)信号をデジタルデータ演算処理し、魚
群の規模の識別化、魚群の深度等の魚群情報を得、その
時の漁場情報(海底深度、水温値等)を自船位置情報に
対応して記憶するメモリを設け、現在、過去の自船航跡
上に魚群の規模を一体表示させるものである。
の効果が得られる。すなわち、本発明は、受信した魚群
の反射(エコー)信号をデジタルデータ演算処理し、魚
群の規模の識別化、魚群の深度等の魚群情報を得、その
時の漁場情報(海底深度、水温値等)を自船位置情報に
対応して記憶するメモリを設け、現在、過去の自船航跡
上に魚群の規模を一体表示させるものである。
【0048】従って、漁場の航跡上での位置およびその
緯度、経度と同時に当該漁場での魚群の規模、魚群の深
度、水温値、海底深度、日時等の漁場情報を容易に知る
ことができ、また、自船航跡と魚探映像を対比しながら
操船し、最良の漁場を探索するような場合、航跡映像と
魚探映像の双方を見ながら操船し、適当な魚群を発見し
た場合にはその位置を記憶しておき、他の場所へ移動す
るという動作を繰り返し、後刻、当該記憶しておいた数
箇所の漁場の中から最良の漁場を選択して操業すること
ができ、操船が極めて容易に、かつ、安全に行えるもの
である。
緯度、経度と同時に当該漁場での魚群の規模、魚群の深
度、水温値、海底深度、日時等の漁場情報を容易に知る
ことができ、また、自船航跡と魚探映像を対比しながら
操船し、最良の漁場を探索するような場合、航跡映像と
魚探映像の双方を見ながら操船し、適当な魚群を発見し
た場合にはその位置を記憶しておき、他の場所へ移動す
るという動作を繰り返し、後刻、当該記憶しておいた数
箇所の漁場の中から最良の漁場を選択して操業すること
ができ、操船が極めて容易に、かつ、安全に行えるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚群探知機の一実施例の構成を示
す図である。
す図である。
【図2】本発明に係る魚群探知機による航跡表示、魚探
表示のCRT画面を示す図である。
表示のCRT画面を示す図である。
【図3】航跡表示および魚探映像とを分割表示する従来
のCRT画面を示す図である。
のCRT画面を示す図である。
10…魚群探知機 12…魚探バッファメモリ 14…航跡魚探メモリ 16…水温演算部 18…航法演算部 20…送受波器 22…送信トリガ発生部 24…送信部 26…受信部 28…A/D変換部 30…魚群信号演算部 32…信号制御部 34…操作部 36…表示部 38…表示器 40…出力変換部
Claims (4)
- 【請求項1】船舶に搭載され、超音波を水中に向けて送
信し、その反射エコーを受信して受信信号を得、該受信
信号を表示手段の画面上に表示し、魚群の探知を行う魚
群探知機において、 受信した魚群の反射信号を受け、魚探映像データとして
一時的に記憶する魚探バッファメモリと、 前記魚探映像データから魚群の規模識別化、魚群の深度
等の魚群情報を得る魚群信号演算部と、 水温情報を得る水温演算部と、 航法装置から自船の位置、日付等の航跡情報を得る航法
演算部と、 魚群情報と、当該魚群情報を得た時の少なくとも海底深
度および水温値からなる魚場情報とを、自船位置を示す
航跡情報に対応付けて記憶する航跡魚探メモリとから構
成され、 現在、過去の自船航跡上に魚群情報を一体表示するよう
構成することを特徴とする魚群探知機。 - 【請求項2】船舶に搭載され、超音波を水中に向けて送
信し、その反射エコーを受信して受信信号を得、該受信
信号を表示手段の画面上に表示し、魚群の探知を行う魚
群探知機において、 前記送信毎の受信信号を一時的に記憶する魚探バッファ
メモリと、 前記魚探バッファメモリに記憶されている前記送信毎の
魚探映像データを読み出して魚群信号を摘出し、魚群規
模の識別、魚群の深度等のデータ処理を行う魚群信号演
算部と、 航法装置から船舶位置情報、日付情報を得る航跡演算部
と、 水温センサからの出力を計測し、水温変換処理を行う水
温演算部と、 前記魚探バッファメモリに記憶されている前記送信毎の
魚探映像データと、前記船舶位置情報と、日付情報と、
魚群情報と、水温情報とを記憶する航跡魚探メモリと、 操作者が希望する表示画面および漁場データを指定する
ための入力手段となる操作部と、 前記操作部からの情報を受けて、表示画面上に海図を生
成し、前記航跡魚探メモリに記憶されている漁場データ
を読み出し、画面上に生成された海図に自船航跡、魚探
映像、漁場情報を表示せしめる制御部と、 前記操作部の情報から外部に漁場情報を出力する外部出
力用変換部とから構成することを特徴とする魚群探知
機。 - 【請求項3】請求項2記載の魚群探知機において、前記
水温演算部は、外部の水温計測装置からの水温情報の入
力信号処理機能を含んで構成されることを特徴とする魚
群探知機。 - 【請求項4】請求項2記載の魚群探知機において、前記
漁場データは、少なくとも魚群の規模、魚群の深度、魚
群の位置、海底深度、水温データを含んでなることを特
徴とする魚群探知機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4025178A JPH05223934A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 魚群探知機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4025178A JPH05223934A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 魚群探知機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223934A true JPH05223934A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=12158756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4025178A Pending JPH05223934A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 魚群探知機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05223934A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104407350A (zh) * | 2014-11-21 | 2015-03-11 | 杜朝亮 | 一种探鱼声纳系统 |
JP2015190896A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 川崎重工業株式会社 | 目標探知支援システムおよびその方法 |
JP2019079443A (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-23 | 古野電気株式会社 | 船舶情報表示装置及び船舶情報表示方法 |
CN110780286A (zh) * | 2018-07-31 | 2020-02-11 | 古野电气株式会社 | 回波信号处理装置与系统、以及回波信号处理方法 |
JPWO2020021936A1 (ja) * | 2018-07-25 | 2021-08-02 | 古野電気株式会社 | 航海情報装置、航海情報処理方法および航海情報処理プログラム |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP4025178A patent/JPH05223934A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015190896A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 川崎重工業株式会社 | 目標探知支援システムおよびその方法 |
CN104407350A (zh) * | 2014-11-21 | 2015-03-11 | 杜朝亮 | 一种探鱼声纳系统 |
JP2019079443A (ja) * | 2017-10-27 | 2019-05-23 | 古野電気株式会社 | 船舶情報表示装置及び船舶情報表示方法 |
US11545116B2 (en) | 2017-10-27 | 2023-01-03 | Furuno Electric Co., Ltd. | Ship information display device and method of displaying ship information |
JPWO2020021936A1 (ja) * | 2018-07-25 | 2021-08-02 | 古野電気株式会社 | 航海情報装置、航海情報処理方法および航海情報処理プログラム |
JP2022163230A (ja) * | 2018-07-25 | 2022-10-25 | 古野電気株式会社 | 表示処理装置、表示方法および表示プログラム |
JP2022167946A (ja) * | 2018-07-25 | 2022-11-04 | 古野電気株式会社 | 水中情報処理装置、水中情報処理方法および水中情報処理プログラム |
JP2022170742A (ja) * | 2018-07-25 | 2022-11-10 | 古野電気株式会社 | 航海情報装置、航海情報処理方法および航海情報処理プログラム |
CN110780286A (zh) * | 2018-07-31 | 2020-02-11 | 古野电气株式会社 | 回波信号处理装置与系统、以及回波信号处理方法 |
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