JP3047028B2 - 航跡記録機能を持つ魚群探知機 - Google Patents

航跡記録機能を持つ魚群探知機

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JP3047028B2
JP3047028B2 JP4096199A JP9619992A JP3047028B2 JP 3047028 B2 JP3047028 B2 JP 3047028B2 JP 4096199 A JP4096199 A JP 4096199A JP 9619992 A JP9619992 A JP 9619992A JP 3047028 B2 JP3047028 B2 JP 3047028B2
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輝久 藤野
直喜 金子
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株式会社光電製作所
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は航法装置からの自船位
置情報を受信して自船の航跡の表示を行うことが可能と
された魚群探知機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において魚群探知機に航跡を表示す
るようにしたものが提案されている。しかしこの従来の
航跡記録機能を持つ魚群探知機においては、単に自船の
航跡を魚群探知機の表示面に表示するだけであって、つ
まり航跡記録表示器における表示部分を魚群探知機の表
示器と兼用したに過ぎず、その表示された航跡と魚群探
知に関係する情報との関連付けは行われていなかった。
【0003】この発明の目的は魚群探知機の表示器に航
跡を表示すると共に、その航跡表示と魚群探知機に関連
した情報とを関連付けて表示することができる航跡記録
機能を持つ魚群探知機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、水底深度が測定され、その深度と対応した表示色が
指定され、その表示色に応じて航跡表示における表示が
行われる。つまり表示された航跡を示す線がその位置に
おける水底深度の深さに応じて表示色が変り、従って航
跡を表示している線の色を見るとその位置における水底
の深度がほぼ判る。例えば水底の深度が比較的急に変化
しているような部分においては魚群が存在することが多
く、この航跡表示によって魚群探知機における魚群の情
報と関連付けられる。
【0005】請求項2の発明によれば水温が測定され、
その測定された水温と対応した表示色が指定され、その
指定された色で航跡の表示が行われる。魚群が存在して
いる部分の水の温度は比較的特定されていることが多
く、従って航跡表示における色を見て、その部分の水温
を知り、魚群が存在しそうな水温であるか否かを判定す
ることができる。
【0006】請求項3の発明によれば魚群が検出される
と、その時の航跡表示における現在位置に魚群を示すマ
ークが表示される。従って航跡表示線上に魚群が存在し
ていたところにマークが付けられ、その表示を見てすで
に通過した魚群が存在した位置に戻って漁をすることが
できる。
【0007】
【実施例】図1にこの発明による魚群探知機の実施例を
示す。中央処理部11にはプログラムメモリ12、各種
用メモリ13、映像メモリ14、一次メモリ15が接続
され、またこれらメモリ及び中央処理装置11に各種信
号発生部16が接続される。各種信号発生部16は送受
信部17及びレベル変換部18が接続され、送受信部1
7には送受波器19が接続される。また各種信号発生部
16には表示制御部21が接続され、表示制御部21に
表示器22が接続される。中央処理部11にはキーボー
ド23が接続され、またロランや人工衛星測位装置、い
わゆるGPSなどの航法機器24がシリアルインターフ
ェース25を通じて接続され、更に中央処理部11に水
温センサ26が接続される。
【0008】中央処理部11はプログラムメモリ12に
記憶されているプログラムを解読実行することにより各
種制御処理を行う。またどのような制御処理を行うかは
キーボード23から入力指定することができる。魚群探
知モードにおいては中央処理部11で作られたタイミン
グで各種信号発生部16より送受信部17から送受波器
19に対して超音波信号パルスが与えられ、送受波器1
9より水底方向に超音波パルスが送波される。その反射
波が送受信部17により受信され、増幅検波されてレベ
ル変換部18において反射波は例えば8段階のレベルの
何れかに量子化され、その量子化された受信レベルは各
種信号発生部16に入力されて一次メモリ15に記憶さ
れるが、設定された探知レンジ、つまり距離に応じて等
間隔で受波信号を所定回数、例えば256回取り込まれ
て表示器22における1表示線分の信号を得る。このよ
うにして各送信パルスごとに1表示線分の探知信号を得
て映像メモリ14に送られる。
【0009】表示器22は例えば水平垂直走査を行うC
RT表示器、あるいは液晶表示器等であり、そのための
水平垂直同期信号や色表示にするための赤、緑、青の各
信号が各種信号発生部16で作られる。各種信号発生部
16より映像メモリ14における1画面分の映像データ
を順次アドレス指定して読出し、その読出されたデータ
を色変換して、すなわち前記8つのレベルに応じた赤、
緑、青の信号として各種信号発生部16から表示制御部
21へ供給し、この1画面分の領域の信号を表示制御部
21から表示部22に供給し、かつ表示器22のその走
査を表示制御部21で制御することによって1回の探知
信号が縦の1本の表示線として表示され、それが順次古
い順に左右方向に並べられ、一番新しい探知信号が例え
ば右端の表示線として表示される。
【0010】航跡表示動作においては航法機器24から
自船の位置情報、つまり緯度、経度、速度、方位などの
情報がシリアルインターフェース25を通じて中央処理
部11に取り込まれ、これより一次メモリ15に記憶さ
れ、5秒毎に前回、つまり5秒前と現在における位置の
変移量が求められ、その前回位置と現在位置を結ぶ線が
一次メモリ15に記憶される。新しい位置に現在位置を
示すマーク、例えば緑色の○印をその一次メモリ15の
対応位置に書込み、その後その一次メモリ15内の表示
航跡データを映像メモリ14に転送する。映像メモリ1
4を読み出して魚群探知情報と同様に各種信号発生部1
6より表示制御部21を介して表示器22に表示し、自
船の移動した状態を示す航跡が表示される。
【0011】請求項1の発明によれば航跡記録の表示に
おいてその航路の位置における水底深度に応じた色でそ
の航跡の位置を表示し、従ってその航跡表示における色
が何色かによってその位置における水底深度が判る。請
求項2の発明では航行における水中の温度が温度センサ
から検出されて、その温度に応じて航路表示の色を変更
する。例えば図2に示すように、水底深度が0乃至10
mで赤色、10乃至20mで橙色、20乃至30mで黄
色、30乃至40mで緑色、40乃至50mで水色、5
0乃至60mで白色、60乃至それ以上の深さで藍色と
する。同様にその航行中における水中の水温が40℃乃
至20℃で赤色、20℃乃至18℃で橙色、18℃乃至
16℃で黄色、16℃乃至14℃で緑色、14℃乃至1
2℃で水色、12℃乃至10℃で白色、10℃以下で藍
色とする。
【0012】水底深度の測定は従来魚群探知機におい
て、その反射信号中から最も強い強度の反射信号を検出
し、つまりいわゆる水底信号の検出を行い、超音波パル
スの送波からその底信号迄の時間よりその水底迄の深度
を検出する。水温の検出は水温センサ26から得られ
る。このように水底深度、或は水温によって航跡表示の
表示色を指定する場合は図3に示すような処理によって
行う。即ち使用者はキーボードの制御によって航跡表示
を単に単色で表示するか、水深に応じて色分け表示する
か、或は水温に応じて色分け表示をするかの選択が行わ
れる。まず単に一つの色で表示するかの指定が行われて
いるかの判定が行われる(S1)。その単色指定が行わ
れている場合は指定された色が何色かの判別が行われ
(S2)、その指定された表示色が図1の各種用メモリ
13内の指定表示色記憶部13aに記憶される(S
3)。
【0013】ステップ1で単色指定が行われていない場
合は、次に水深色分け指定が行われているかのチェック
が行われ(S4)、この指定が行われているとその時検
出された水深がどのレベル範囲であるか、つまり図2に
示した7つのレベル範囲のどれであるかに応じて表示色
が指定され(S5)、この表示色が指定表示色記憶部1
3aに記憶される(S3)。
【0014】ステップS4において水深色分けが指定さ
れていない場合は温度センサよりの温度が何度であるか
によって図2に示した7つの温度範囲の何れかにより表
示色が指定され(S6)、その指定された表示色が指定
表示色記憶部13aに記憶される(S3)。航跡の表示
は図4に示すように、まず所定時間、例えば5秒が経過
したかがチェックされ、5秒が経過すると航跡の色表示
指定が行われ、つまり図3に示した処理が行われる(S
2)。この現在入力された自船位置の情報と前回に得ら
れた自船位置の情報とのその緯度経度に対する変位量が
求められ(S3)、次に指定した航跡の記憶単位が経過
したかがチェックされ(S4)、つまり指定された時間
毎に航跡の記憶を行い、或は指定された距離の経過毎に
航跡記憶を行い、この指定された航跡記憶の時間或は距
離になると、その緯度経度とステップS2で得られた指
定表示色とが図1における各種用メモリ13中の通過点
記憶部13bに記憶される。
【0015】この記憶部13bには最も新しく記憶され
た記憶位置を含んで例えば500点の記憶位置が記憶さ
れ、新たな位置の記憶があるごとに最も古いデータが除
去される(S5)。次にその指定表示色で前回の位置か
ら現在位置までの2点間の線を描画して一次メモリ15
内の航跡記憶部に記憶する(S6)。その後その一次メ
モリ15内の航跡画面を映像メモリ14中の合成画面に
転送する(S7)。その合成画面に自船の位置、目的
地、その他各種目印点などのマーク等を重畳描画する
(S8)。
【0016】例えば図5に示すように、前回の航跡デー
タの取り込みにおいては、即ちステップS5の取り込み
において一次メモリ15内の航跡画面のデータが図5A
に示すような状態であって、その時の映像メモリ14に
おける合成画面の表示は図5Bに示すような状態で、こ
れに対して今回のデータが加ってその航跡が一次メモリ
15において図5Cに示すように航跡画面のデータが変
化し、これが図5Dに示すように映像メモリ14の合成
画面部分に転送され、これに対して各種マークが合成さ
れて図5Eに示すように映像メモリ14中の合成画面の
データが得られる。
【0017】例えば図6Aに示すように表示器22の表
示面28の大部分に航跡表示部29が設けられ、その下
部に魚群探知表示部31が設けられる。航跡表示部29
において航跡が線32として表示され、その一端が現在
位置33として例えば緑色の○印で表示される。この航
跡表示線32は例えば出発点から最初の線分32aにお
いては赤色に表示され、つまり深度が0乃至10mであ
ることが判り、次の線分32bは橙色で表示され、深度
が10乃至20mに深くなり、次の線分32cにおいて
は緑色が表示され、深度が30乃至40mに急に深くな
ったことが表示され、次の線分32dにおいては黄色で
表示され、深度が20乃至30mに少し浅くなったこと
が表示され、次の線分32eでは緑色が表示されて再び
深度が30乃至40mに深くなったことが表示される。
なお魚群探知表示部31においては水底付近の底表示3
4が現われている。
【0018】航跡表示線32の表示色の指定が水温によ
る場合においては航跡表示線32において図6Aに示し
た場合においては線分32aの赤色により水温が40℃
乃至20℃であることが判り、次の線分32bは橙色で
あるから水温が20℃乃至10℃であることが判り、次
の線分32cにおいては緑色であるから水温が16℃乃
至14℃であることが判る。以下同様にしてこの航跡表
示線32の色によってその航行位置の水温を読み取るこ
とができる。
【0019】また、魚群を検出すると、その検出した時
に航跡表示部分に魚群を示すマークを表示する。このた
め図7に示すように送信パルスが発生して超音波パルス
が水底に向って送波され、その反射波が受波されて探知
信号が受信され、つまり例えば一定時間ごとの受信波が
順次一次メモリ15に記憶される(S1)。この受信デ
ータから水底信号が判定され(S2)、これらデータか
ら1表示線分のデータが作られ、即ち普通表示において
は設定距離の中で等間隔で所定の1表示線分の画素数が
作られ、また部分拡大、或は水底拡大においてはその拡
大した部分が1本の表示線を構成するように所定数のデ
ータとして取り込まれる(S3)。
【0020】このようにして得られた1表示線分のデー
タが映像メモリ14に転送され(S4)、更にその映像
メモリ14において表示線中の発信線から水底の間の水
底信号迄の間に得られた適当なレベルの反射波が魚群と
して認識され、これが図5における合成画面において例
えば魚群を示すマーク35として表示される(S5)。
この場合魚群と認められる反射レベルを例えば7通りの
色と対応させ、反射レベルに応じて7通りの色の何れか
の色を、魚群を示すマーク35に付けて表示するように
するとどの程度の強い反射レベルの魚群か弱い反射レベ
ルの魚群か、つまり魚群の魚の密度が高いか低いかも表
示されることになる。
【0021】次に図6Bにより実際的な表示の例を示
す。つまりこの例では航跡表示部29と魚群探知情報表
示部31との同時表示が行われ、航跡表示部29におい
ては航跡表示線32が表示され、一端において現在位置
33が表示される。また目標位置がこの例では数字
“1”“2”で表示され、その位置迄現在位置より点線
が付けられている。その他この航跡表示部29における
2桁の数字は各種の目印位置を示し、その目印位置の情
報は左の数字は頁を表わし、右の数字はその頁内の番号
を表わしており、目印表示記憶部(図1の各種メモリ1
3)内に設けられている。その目印表示記憶部内の2桁
の数字を参照して見れば、その位置情報、と必要に応じ
てそこを通過した時の水底深度及び水温の両方も記憶さ
れる。
【0022】また各目印表示は必要に応じてそれを適当
な形状、つまり旗の印や×印、あるいは錨印、あるいは
魚印などの記号を付けてその目印を区別するようにする
ことができる。この目印位置を記憶することもできる。
そのためには目印記憶部として予め知られている固定の
位置の緯度、経度が目印記憶部に記憶されてあり、更に
その記憶部の頁及び番号を指定して、現在位置における
その位置情報と水底深度及び水温とを記憶することがで
きる。またカーソル37により目印を記憶したい場所を
指定して目印情報としてその緯度、経度を記憶すること
もできる。
【0023】この目印情報の一つである目標位置は、こ
の例では数字“1”“2”であり、その左の数字“1”
は頁を、右の数字“2”はその頁内の番号を示してお
り、これが表示部29の左側に目標としてその頁と番号
が表示されている。その目標表示部の上には現在の船の
位置情報が緯度経度で表示されている。またその下側に
は進行方向が、この例では225°と表示され、更にそ
の下に航跡の記録間隔がこの例では5秒として表示され
ている。
【0024】航跡を示す線32は、この例ではその場所
における水底深度に応じて色を変えて表示するようにし
た場合であり、その深度と航跡表示色との関係が対照部
38として表示されている。従って航跡表示線32上の
色を見て対照部38のその色からその位置における深度
が容易に判る。なお表示部29の上には魚群探知のため
に使用した探知超音波周波数、この例では200kHz
が表示されており、更に利得が42であることが表示さ
れ、また探知レンジが手動か自動かの区別が表示されて
いる。表示部29と31との間に航跡表示線32のスケ
ール単位を示す線39がこの例では0.5海里であるこ
とが示されている。魚群探知情報表示部31においては
その水底表示34の他、魚群表示41が現われており、
これはいわゆる底拡大表示がなされた場合である。その
表示部31の下部において水温が72.3°F、船の速
度が12.3ノット、距離が2.8マイル、水深が13
2フィードであることが表示されている。
【0025】図1のキーボード23により航跡記憶モー
ドが選択され、その状態でメニューキーを押すと表示器
22の表示面に図8に示すようなメニューが現われて、
キーボードの各キーに対応してその操作に応じてどのよ
うな機能が行われるかが表示される。即ちキー表示42
に対応したキー中の上向きの△印を押すことによって航
跡記録のプロット(記録)間隔が時間で行われるか、距
離で行うかの選択が現われ、つまりそのキー表示42の
左隣りに時間間隔と距離間隔が交互に表示43として現
われる。またこの航跡モードにおいては航跡記録と航行
表示との二つがあり、キー表示42の下向きの▽印のキ
ーを操作するごとに、その左隣の表示44に「航跡O
N」と「航跡OFF」とが交互に現われ、その一方を選
択することができる。
【0026】その下のキー表示45は選択したプロット
間隔の大きさを設定するものであって、その左側の表示
46に図においては5秒と表示され、5秒の間隔で航跡
の記録更新が行われることが表示されている。キー表示
45と対応するキーの上向きの△を押すごとに表示46
の数字が一定量ずつ増加し、また下向きの▽を押すと表
示46の数が一定量ずつ減少する。このようにして航跡
記録更新間隔が設定される。
【0027】その下のキー表示47に対応するキーは目
標地に達したら警報を出すか否かを指定するものであっ
て、その警報を出す時は上向きの△を、警報を出さない
時は下向きの▽を押す。これらの結果がその左隣の表示
部48に表示される。その下の左側の部分のキー表示4
9は、これは航跡記録を滑らかにするか否かの選択であ
り、つまり表示航跡がじぐざぐになっている表示を航跡
位置情報入力に対して滑らかな線として表示するか否か
を選択するものであり、その選択状態が左側の表示部5
1に航跡平滑化がONかOFFとして表示される。
【0028】キー表示49の右隣りのキー表示52と対
応するキーは航跡表示の指定表示色の選択であり、これ
を押すごとに左側の表示部53に「水深」と、「温度」
と、「選択」との三つの表示が順次繰り返される「選
択」が表示された場合は航跡表示線32のすべてを同一
色で表示する場合であり、その表示色をどの色にするか
の選択は、更にその下のキー表示54と対応したものの
上側における上向き△印と下向き▽印とを操作すること
によって、左隣りの色表示部55における色を示す番号
が増加或は減少し、例えば7色の一つの色を選択するこ
とができる。
【0029】キー表示52の操作によって表示部53に
「水深」が現われた状態で、その左側の色とレンジとの
テーブル表示部56において色番号7乃至2のそれぞれ
に対して右側にその水深範囲を示す数値が表示される。
これら数値の設定はまずキー表示54に対応するキーの
上向きの△と下向きの▽に対応するキーを制御してその
色番号2乃至7の一つを選択し、その後その下のキー表
示57と対応するキーの上向きの△と下向きの▽を操作
することによって水深範囲を設定する。例えば色番号7
を選択した状態においてキー表示57の上向きの△と対
応するキーを操作するごとに色番号7の右横の数値、こ
の例では20が示されているが、その20の値が一定量
ずつ増加する。20に設定した場合は0乃至20mの水
深において色番号7の色で航跡が表示されることになる
が、その水深の色番号7に対する範囲をキー表示57の
上向き△キーを操作することによって、例えば0乃至4
0mに変化させることができる。
【0030】このようにしてどの水深範囲をどの色で表
示するかの設定が行われる。図8に示す表示部56にお
ける表示においては色番号7に対しては0乃至20m、
色番号6に対しては20乃至40m、色番号5に対して
は40乃至60m、色番号4,3,2については60乃
至120mの間を設定していることを示している。水深
範囲60乃至120mに対して3つの色番号が指定され
ている場合は、そのうち3つの色のうちの一番濃い色が
表示色とされる。
【0031】表示部53に「温度」が表示されている状
態においては、その各温度範囲に、つまり水温の範囲に
応じてどの色番号の色で航跡を表示するかを、同様にキ
ー表示54と57の各対応するキーを操作して表示部5
6を見ながら設定する。更にその下の左側のキー表示5
8と対応するキーを操作すると、有効に利用され得る記
憶航跡データ(最大500)が古いものから順に消去さ
れ、表示部59に有効利用可能なデータ数、この例では
258が表示される。キー表示61に対応するキーの操
作をすると、その左側の表示部62にその航跡記録の中
心が自動的に現在位置となるようにするか、手動でやる
かの選択が表示部62に表示される。
【0032】なお魚群を検出してその表示(マーク3
5)を画面上に表示すると同時に、警報音を出すことも
でき、何れにしてもその画面を普通表示の場合と部分拡
大表示の場合と水底拡大表示の場合と何れにおいてもそ
の設定した部分における表示範囲内において検出された
魚群で警報を音或は可視的に出すようにすることができ
る。つまり水底近くの魚群についてのみそれが検出され
ると、これを表示航跡記録上にマークとして表示した
り、また可聴的警報を出すようにすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、航跡記録がその記録の各点における水深がどの程度
あるかによって異なる色で表示されているため、航跡を
見て例えば水深が急に変化する部分を見出し、魚群が居
そうな場所と判断することができる。
【0034】請求項2の発明によれば、航跡がその通過
した部分の水温に応じて異なる色で表示され、従ってそ
の航跡の色を見て通過した部分の水温を知ることがで
き、これより魚群が居そうな水温の場所を知ることがで
きる。請求項3の発明によれば、魚群が発見された位置
が航跡上に表示されるため、その後においてその表示を
見て通過後における魚群が居た位置をすぐ知ることがで
き、再びその位置に戻るなど便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の全体の構成を示すブロック図。
【図2】航跡の表示色と深度範囲、また水温範囲との関
係例を示す図。
【図3】航跡の表示色の指定を行うための処理例を示す
流れ図。
【図4】航跡記録の処理例を示す流れ図。
【図5】その処理動作のメモリ上の変化を画面として示
す図。
【図6】表示器の表示画面上の表示例を示す図。
【図7】魚群探知動作の処理動作の流れを示す流れ図。
【図8】航跡モードにおける各キーの機能を表示したメ
ニュー表示を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−237481(JP,A) 特開 平2−181688(JP,A) 特開 平2−110393(JP,A) 特開 平4−265881(JP,A) 特開 平4−279883(JP,A) 特開 昭60−211378(JP,A) 特開 昭58−205875(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位時間毎に、 航法装置からの自船位置情報を受信し 前回の位置と今回の位置との間の航跡を記録し、 この単位時間毎の航跡の記録を順次表示して、現在の位
    置までの所定の区間の 自船の航跡の表示を可能とされた
    魚群探知機において、上記単位時間毎に 水底深度を測定する手段と、 その測定された水底深度と対応した表示色を指定する手
    段と、上記単位時間毎の航跡の記録に対応させて、上記指定さ
    れた表示色を記録する手段と、 この単位時間毎の表示色が指定された航跡の記録を順次
    表示して、現在の位置までの所定の区間の自船の航跡
    と、その航跡を示す線の色によるその位置の水底深度と
    の表示をする手段と、 を具備することを特徴とする航跡記録機能を持つ魚群探
    知機。
  2. 【請求項2】 単位時間毎に、 航法装置からの自船位置情報を受信し 前回の位置と今回の位置との間の航跡を記録し、 この単位時間毎の航跡の記録を順次表示して、現在の位
    置までの所定の区間の 自船の航跡の表示を可能とされた
    魚群探知機において、上記単位時間毎に 水温を測定する手段と、 その測定された水温と対応した表示色を指定する手段
    と、上記単位時間毎の航跡の記録に対応させて、上記指定さ
    れた表示色を記録する手段と、 この単位時間毎の表示色が指定された航跡の記録を順次
    表示して、現在の位置までの所定の区間の自船の航跡
    と、その航跡を示す線の色によるその位置の水温との表
    示をする手段と、 を具備することを特徴とする航跡記録機能を持つ魚群探
    知機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の魚群探知機において、 魚群を検出する手段と、 その検出手段により魚群が検出されると、その時の上記
    航跡表示の現在位置に魚群を示すマークを表示する手段
    と、 を具備することを特徴とする航跡記録表示機能を持つ魚
    群探知機。
JP4096199A 1992-04-16 1992-04-16 航跡記録機能を持つ魚群探知機 Expired - Fee Related JP3047028B2 (ja)

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