JP4428777B2 - 水中探知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波を利用して海底深度の測定や魚群の探知等を行う水中探知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船体に設けた送受波器から超音波信号を水中に発射し、受信したエコー信号に基づいて海底深度を測定する測深装置が従来から用いられている。このような従来の測深装置においては、測定されたデータが記録紙に記録されて出力されるようになっている。
【0003】
しかしながら、従来の測深装置では記録媒体としての紙が必要であり、これは消耗品であるからコストがかかるとともに、記録紙の交換や保存など取り扱いの面でも不便である。また、このような記録紙式の測深装置では、記録紙に記録を行うための機構が設けられるが、この機構はギヤやベルトなどの可動部分を含むために、信頼性の点で劣るという問題もある。
【0004】
そこで、上記のような記録紙式のものに代えて、測定データを液晶ディスプレイなどの表示器に表示させる方式が考えられる。これによると、記録紙が不要となるとともにデータも電子的に保存でき、また可動機構を必要としないので信頼性が向上して、従来装置の欠点を克服することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、船舶に搭載される表示器は一般に小型であって、表示画面のスペースも限られているので、測深結果を画面に表示するにあたっては、できるだけ多くの情報を効率良く、しかも見易く表示することが要求される。本発明の課題は、このような要求に応えることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、表示器に、エコー信号から得られる水底深度情報が履歴表示される第1の画面と、エコー信号から得られる魚群探知情報が表示される第2の画面とを並べて表示し、第1の画面には、水深値に基づく海底ラインが過去の一定期間にわたって連続的に履歴表示され、第1の画面をスクロールすることによって、当該画面の全表示エリアの1/n(n≧2)のエリア単位で海底ラインの履歴表示が更新されるようにしたものである。
【0007】
このようにすることで、1台の表示器に水底深度情報の画面と魚群探知情報の画面とが表示されるため、測深装置と魚群探知装置の両機能を持った装置が実現でき、表示器を双方に兼用することができる。また、同一画面内に水底深度情報と魚群探知情報を一緒に表示するのではなく(このような表示形態は従来の魚群探知機でも採用されている)、水底深度情報と魚群探知情報がそれぞれ独立した画面として表示されるため、より正確で詳細な情報を見易い形態で表示させることができる。
【0008】
また、本発明では、第1の画面に、過去の一定期間にわたる海底ラインを履歴表示する場合、スクロールによって全表示エリアの1/nのエリア単位で表示内容が更新されるようにしたので、データの繋がりがわかりやすくなり、海底ラインの変化の履歴を容易に把握することができる。
【0009】
また、本発明では、第1の画面が2分割され、一方の画面には水深値に基づく海底ラインが過去の一定期間にわたって連続的に履歴表示され、他方の画面には直近の海底ラインが表示され、一方の画面をスクロールすることによって、当該画面の全表示エリアの1/n(n≧2)のエリア単位で海底ラインの履歴表示が更新されるようにしてもよい。
【0010】
また、本発明では、喫水補正に際して表示領域を大きく確保して見やすくするために、画面で喫水値を設定したときに、発振線は移動せずに水深スケールを上方にシフトさせるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図を参照しながら説明する。図1は本発明に係る水中探知装置の一例を示すブロック図である。図において、1は船体に装備されて超音波を送受信する送受波器で、高周波用の送受波器1aと低周波用の送受波器1bとからなる。2は送受波器1の動作を送波側と受波側、また高周波側と低周波側とに切り換える切換部、3は切換部2を介して送受波器1に送信信号を与える送信回路、4は送受波器1が受波した海底からのエコー信号を切換部2を介して受信する受信回路、5は受信回路4が受信したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。切換部2、送信回路3、受信回路4、A/D変換器5によって、送受信ブロック15が構成される。
【0012】
6はA/D変換器5からの出力に基づいて魚群情報を演算するCPU、7はCPU6のプログラムが格納されたROMおよび各種データが記憶されるRAMを含んで構成されるメモリ、8は魚群情報を表示器9に表示させるための表示制御部であって、これらのCPU6、メモリ7、表示制御部8によって魚探制御ブロック16が構成される。
【0013】
10はA/D変換器5からの出力に基づいて水底深度情報を演算するCPU、11はCPU10のプログラムが格納されたROMおよび各種データが記憶されるRAMを含んで構成されるメモリ、12は水底深度情報を表示器9に表示させるための表示制御部であって、これらのCPU10、メモリ11、表示制御部12によって測深制御ブロック17が構成される。
【0014】
表示器9は液晶ディスプレイからなり、CPU6で求められた魚群情報およびCPU10で求められた水底深度情報を表示する。これの詳細については後述する。13は各種の設定等を行なうためのキーを備えた操作部、14はCPU10で求められた水底深度情報のデータを取り出して記憶するための外部記憶装置である。
【0015】
次に、上記構成からなる水中探知装置の概略動作を説明する。CPU6から送信回路3に送信指令が与えられると、送信回路3より送信信号が出力され、送波側に切り換えられた切換部2を介して、送受波器1から海中に向けて超音波信号が発射される。ここで、送受波器1aからは後述のようにたとえば200KHzの高周波の超音波が送波され、送受波器1bからはたとえば50KHzの低周波の超音波が送波される。これらの周波数の切り換えは切換部2により行われる。
【0016】
送受波器1から発射された超音波は、魚群の存在する場所や海底で反射して、そのエコー信号が送受波器1で受波される。このエコー信号は、受波側に切り換えられた切換部2を介して受信回路4で受信され、A/D変換器5でディジタル信号に変換されてCPU6に与えられる。CPU6では、上記エコー信号に基づいて魚群を識別し、魚群探知情報を演算してその結果をメモリ7に格納する。表示制御部8は、メモリ7から読み出されたデータを表示器9に出力し、表示器9には魚群情報が表示される。
【0017】
一方、A/D変換器5の出力はCPU10へも与えられ、CPU10では、エコー信号に基づいて海底までの水深を演算し、その結果をメモリ11に格納する。表示制御部12は、メモリ11から読み出された水深データを表示器9に出力し、表示器9には水底深度情報が表示される。
【0018】
また、外部記憶装置14は、CPU10が求めた水深データを取り込んでこれを記憶する。この外部記憶装置14は、たとえばカードリーダライタから構成され、図示しないメモリカードが挿入されて、このメモリカードに過去24時間分の水深データが記録される。あるいは、外部記憶装置14はパソコンで構成してもよく、この場合もダウンロードされた過去24時間分の水深データがパソコンの記憶装置に記録される。
【0019】
以上のように、図1の水中探知装置は魚群探知装置と測深装置の両機能を有している。そして、魚群探知に使用する200KHzおよび50KHzの2周波の超音波探知信号を水深の測定にも用いているため、送受波器1や送受信ブロック15を共用することができ、回路が簡略化されている。
【0020】
なお、表示器9に魚群を表示する場合は、情報量を多くして魚群を詳細に表示することが求められるため、送受波器1から発射する探知パルス信号の回数は多くなる。たとえば、水深スケールを20mレンジで表示させる場合のパルス数は1000パルス/分以上であり、200mレンジの場合では100パルス/分以上となる。
【0021】
これに対して、水底深度を表示する場合は、水底の起伏は短時間でそれほど大きな変化はしないので、探知パルス信号の発射回数は少なくてよい。たとえば、20mレンジで表示させる場合のパルス数は36パルス/分以上であり、200mレンジの場合では12パルス/分以上となる。実際には、魚群探知のために発射される探知パルス信号のうちの一部の信号およびそのエコー信号に基づいて水底深度情報を表示する。したがって、魚群表示のためのエコー信号をピークホールドしたり、あるいは平均化処理を行うことにより、水底深度情報を表示することができる。なお、魚群情報を表示する場合は、レンジの切り換えによって水底が表示されなくなることもあるが、水底深度情報を表示する場合は必ず水底を表示しなければならないことになっている。
【0022】
図2は、水中探知装置の表示ユニット20の一例を示している。表示ユニット20には、表示器9と並んで、操作部13が設けられている。表示器9はTFT(Thin Film Transistor)カラー液晶ディスプレイからなり、表示エリアがたとえば133×97mmの小型のディスプレイとなっている。
【0023】
図3は、表示器9の表示画面41の一例を示している。図3において、表示画面41には独立した2つの画面41a,41bが並べて表示される。画面41aは、図1の測深制御ブロック17で求められた水底深度情報が表示される画面であり、画面41bは図1の魚探制御ブロック16で求められた魚群探知情報が表示される画面である。
【0024】
画面41aにおいて、42は50メートル間隔で設けられた水深スケール、43は測定した水深値に基づいて表示される海底ラインであって、海底ライン43は一定期間のデータに基づいて履歴として連続的に表示される。すなわち、画面41aの右端46の位置における海底ライン43が現在測定した最新の海底ラインであり、この位置から左方向へ行くに従って、少なくとも過去15分間の海底ラインが表示されている。44は現在の水深値表示であって、上記46における海底ライン43の水深値81.3mが表示されている。また、45は警報を発する基準となる警報水深ラインである。警報水深ライン45は任意に設定することが可能であり、ここでは15mに設定されていて、水深がこれ以下になると警報が発せられるようになっている。47は設定した警報水深値を表示する表示部である。
【0025】
また、画面41bにおいて、48は25メートル間隔で設けられた水深スケール、49は海底ライン、50はエコー信号に基づいて表示される魚群の映像であって、従来の魚群探知機の表示画面と同様の表示内容となっている。なお、51は船体に取り付けられた送受波器1の位置を示す発振線である。
【0026】
このように、水底深度情報を表示する画面41aと、魚群探知情報を表示する画面41bとを表示器9に並べて表示することにより、限られた表示画面41に多くの情報を表示することができ、効率の良い表示が行える。図3では表示画面41に画面41aと画面41bとを1/2ずつ表示しているが、たとえば表示画面41の1/5に水底深度情報の画面41aを表示し、残りの4/5に魚群探知情報の画面41bを表示するようにしてもよく、その比率は任意に選定することができる。
【0027】
なお、水底深度情報の表示画面41aは、常に右端46の位置に最新の画像が表示されるため、一定時間ごとに画像を送って更新する必要がある。この画像送りの時間間隔は、通常モードではたとえば15分に設定される。また、モードを早送りモードにすることにより、レンジに応じた速度で高速に送ることもできる。たとえば10mレンジで10秒、20mで15秒、60mで1分、100mで1.5分、200mで2分、といった間隔で送ることができる。ただし、この場合でも水深値表示44には1秒毎の測定値が表示される。以下の実施形態における水底深度情報の表示画面についても同様である。
【0028】
一方、図2の操作部13において、21は喫水値の設定を行うためのドラフトキー、22は前述した警報水深ライン45を設定するためのアラームキー、23は操作部13のパネル照明を調整するための照明調整キー、24は表示器9の画面輝度を調整するための輝度調整キー、25はレンジや感度等の自動/手動を切り換えるオートキー、26は表示器9の色調を調整するためのカラーキー、27は表示器9に表示される水深履歴の表示を逆方向(左方向)にスクロールしたり設定値を減算したりするためのマイナスキー、28は表示器9に表示される水深履歴の表示を正方向(右方向)にスクロールしたり設定値を加算したりするためのプラスキーである。
【0029】
29は表示器9の表示範囲を切り換えるためのレンジスイッチ、30は感度を調整するためのゲインスイッチ、31はモードを切り換えるためのモードスイッチ、32は表示ユニット20の電源スイッチである。モードスイッチ31のモードには、基本画面を表示するNAVモード、喫水補正による画面を表示するDBS(Depth Below Surface)モード、過去の水深履歴をグラフ形式で表示するHISTORYモード、過去の水深履歴を時刻と水深値とを対応させた表形式で表示するLOGBOOKモード、船舶の位置や船速、水深などを表示するOSDATAモード、操作や機能の説明を表示するHELPモード、各種機能のメニューを選択するMENUモードなどがある。
【0030】
ところで、図2においてモードスイッチ31をHISTORYモードに設定すると、図4(a)のように、表示画面41aが2分割され、過去24時間にわたる水底深度情報が履歴表示される画面61と、現在の測定深度(この例では47.5m)を含む直近の5分間の水底深度情報が履歴表示される画面62とが表示される。43a,43bは海底ラインであって、画面61の海底ライン43aは輪郭線だけが表示される。一方、画面62の海底ライン43bは、地質の部分がたとえば赤く塗りつぶされた形で表示される。なお、42は水深スケール、44は現在の水深値である。
【0031】
画面61は左右方向にスクロールできるようになっており、これによって過去24時間の海底ライン43aの変化を追跡することができる。すなわち、図2のプラスキー28を押すと、画面61は前方(矢印A方向)へスクロールされ、マイナスキー27を押すと、画面61は後方へスクロールされるようになっている。
【0032】
この場合、スクロール操作によって画面61を更新するにあたり、1データづつ更新したのでは更新に非常に時間がかかる。一方、画面61の1ページ分を更新すると、更新の時間は短縮できるが、更新前のデータが画面61から消えるため、データの繋がりがわかりにくく、海底ライン43aの変化の履歴を正確に把握できないという問題がある。
【0033】
そこで、本実施形態では、スクロールによって全表示エリアの1/2のエリア単位で表示内容を更新するようにしている。すなわち、図4(a)において、画面61の全表示エリアの幅をwとした場合、プラスキー28を1回押すことによって、画面61は矢印A方向へスクロールされ、画面61の右半分にあるw/2の幅の表示エリア63は、図4(b)に示したように、画面61の左半分に移動する。そして、画面61の右半分には新たな海底ライン64が表示される。マイナスキー27によって矢印Aと反対方向にスクロールする場合も同様であり、キー27を1回押すと、画面61の左半分が右半分に移動して更新が行なわれる。なお、66は時刻表示であって、矢印A方向側へ行くほど最新の時刻となっている。
【0034】
このように、画面61を1/2づつ更新することによって、更新後の画面には更新前の画面の半分が表示されるため、データの繋がりがわかりやすくなり、海底ライン43aの変化の履歴を容易に把握することができる。また、1データづつ更新する場合に比べて更新速度を上げることができる。なお、本例では全表示エリアの1/2単位で更新したが、これに限らず一般に1/n単位(n≧2)で更新が可能であり、1/3や1/4など任意の単位で更新することができる。
【0035】
上述したスクロール方式は、水深表示画面を2分割しない場合においても採用することができる。図5はこの場合の実施形態を示しており、図3と同一部分には同一符号を付してある。水底深度情報が表示される画面41aは、図4の画面61と同様に、プラスキー28あるいはマイナスキー27を1回押すたびに、全表示エリアの1/nのエリア単位で更新されるようになっている。
【0036】
図6の実施形態では、図5における2画面41a,41bのうち、水底深度情報の表示画面41aを、図4と同様に2分割し、画面41に3つの画面411,412,41bが表示されるようになっている。画面411には過去24時間の水底深度情報が表示され、画面412には現在の測定深度(この例では81.3m)を含む直近の5分間の水底深度情報が履歴表示される。そして、画面411は、前記と同様にスクロールによって全表示エリアの1/nのエリア単位で表示内容が更新されるようになっている。
【0037】
以上のようにして、表示画面41が2つの画面や3つの画面になって表示領域が狭くなった場合でも、表示エリアの1/n単位で表示内容が更新されるようにしたことで、データの繋がりを維持することができるため、画面が見やすいものとなる。
【0038】
次に、超音波信号の周波数の切り換えについて説明する。従来の測深装置では、高周波用または低周波用のいずれかの送受波器を用いて測深を行なっている。ところが、高周波は波長が短く減衰量が大きいために、水中の深い所までは届きにくく、深場の測深ができない。一方、低周波は波長が長く減衰量が小さいために、水中の深い所まで届くが、逆に浅場を精度良く測定することができない。また、低周波を用いると、船舶が通過した後に発生する水面の泡によって超音波伝播が阻害される、いわゆる泡切れ現象が発生しやすく、正確な測深ができなくなる場合がある。
【0039】
このような不具合を解消するため、本実施形態では前述のように、図1の送受波器1を高周波用の送受波器1aと低周波用の送受波器1bとで構成する。そして、水深がたとえば30m未満の浅場では送受波器1aから高周波(200KHz)の超音波信号が発射され、水深が30m以上の深場では送受波器1bから低周波(50KHz)の超音波信号が発射されるように、深度に応じて超音波の周波数を自動的に切り換える。この切り換えは、切換部2によって行なわれる。なお、測深可能な範囲はたとえば2m〜200mである。
【0040】
このように2周波を用いて、浅場を高周波で測深し、深場を低周波で測深することによって、浅場に対しては泡切れの影響を受けずに精度良く測深ができ、また、深場に対しては低周波でより深くまで測深することができる。したがって、いずれの場合にも、表示画面41には測定結果が明瞭に表示される。
【0041】
図7は、上記のようにして周波数を切り換えた場合の表示器9の水底深度情報表示画面41aを示しており、(a)は高周波(200KHz)で測深した場合の画面、(b)は低周波(50KHz)で測深した場合の画面である。なお、65は周波数表示である。図7(a)は浅場の画面であって、水深スケール42のレンジは10m単位となっている。また、図7(b)は深場の画面であって、水深スケール42のレンジは50m単位となっている。周波数が高周波から低周波に切り換わった場合は、画面41aも(a)から(b)に切り換わるが、オートキー25(図2)の操作によってAUTOモードに設定した場合は、画面41aに必ず海底ライン43が表示されるように、水深スケール42のレンジが自動的に切り換わる。一方、マニュアルモードに設定した場合は、レンジスイッチ29によって水深スケール42のレンジを切り換える。
【0042】
図8は、上述した周波数切換によって浅場と深場を測深する場合のフローチャートである。まず、送受波器1から超音波を送波して、水底深度を測定する(ステップS1)。このときの超音波の周波数は高周波が用いられる。なお、送受波器1から送波する超音波として高周波を用いるか低周波を用いるかは、MENUモードの画面(図示省略)で選択することができる。
【0043】
次に、測定された深度が30m以上であるか否かを判別する(ステップS2)。この30mの値は、設定により任意の値に変更することができる。30m以上でなければ(ステップS2NO)浅場であるから、送受波器1aから高周波(200KHz)の超音波を送波して測深を行ない(ステップS3)、その結果を前述した図7(a)のように表示器9に表示する(ステップS5)。また、深度が30m以上であれば(ステップS2YES)深場であるから、送受波器1bから低周波(50KHz)の超音波を送波して測深を行ない(ステップS4)、その結果を図7(b)のように表示器9に表示する(ステップS5)。そして、測定が終了か否かを判定して(ステップS6)、測定が終了でなければ(ステップS6NO)、ステップS1に戻って上述した動作を反復し、測定が終了であれば(ステップS6YES)、動作を終了する。
【0044】
図9は、周波数切換によって浅場と深場を測深する場合の他の実施形態を示すフローチャートである。本実施形態は、高周波優先で測深を行ない、高周波による測定が不可能になった時点で、自動的に低周波に切り換えるものである。まず、送受波器1aから高周波(200KHz)を送波して、水底深度を測定する(ステップS11)。そして、エコー信号が受信回路4で受信されたか否かを判定し(ステップS12)、エコー信号が受信されれば(ステップS12YES)、それに基づく測定データを図7(a)のように表示器9に表示する(ステップS14)。そして、測定が終了か否かを判定して(ステップS15)、測定が終了でなければ(ステップS15NO)、ステップS12に戻って高周波による測深を継続する。
【0045】
高周波によるエコー信号が受信されなくなれば(ステップS12NO)、送受波器1bから低周波(50KHz)を送波して水底深度を測定し(ステップS13)、それに基づく測定データを図7(b)のように表示器9に表示する(ステップS14)。そして、測定が終了か否かを判定して(ステップS15)、測定が終了でなければ(ステップS15NO)、ステップ12に戻って低周波による測深を継続し、測定が終了であれば(ステップS15YES)、動作を終了する。
【0046】
図10は、表示画面41aに水底深度情報に加えて、水底の傾きの傾向を表すマーク70を表示するようにした実施形態を示す。マーク70を表示するかしないかは、MENUモードの画面で選択することができる。マーク70は半円71と、その内部に表示される矢印72とからなり、矢印72の水平からの傾き度合いが、過去の一定時間内における水底の平均的な傾きの傾向を表している。図10(a)の場合は水底の傾斜が平均的に緩やかなので、矢印72の傾斜は小さいが、図10(b)の場合は水底の傾斜が平均的に急なので、矢印72の傾斜は大きくなっている。
【0047】
図11は、マーク70の表示パターンを示す図であり、(a)は水底の平均傾斜角θが−90°≦θ<−60°の場合、(b)は−60°≦θ<−30°の場合、(c)は−30°≦θ<−1°の場合、(d)は−1°≦θ≦1°の場合、(e)は−1°<θ≦30°の場合、(f)は30°<θ≦60°の場合、(g)は60°<θ≦90°の場合の表示をそれぞれ表している。
【0048】
水底の平均傾斜角θは、過去の水深データに基づいて現在までの水底深度の変化を計算することにより求められる。図12はこの原理を示している。図12において、t1,t2,…tnは過去T分間(たとえば1分間)に送受波器1から発射された超音波探知パルスのタイミングであり、この超音波探知パルスにより測深された各時点での水深をそれぞれD1,D2,…Dnとする。ここで船の分速をvとすると、T分間に船が移動した距離LはL=v×Tとなる。一方、T分間に測定した水深の平均値Dは、D=(D1+D2…+Dn)/nとなり、またT分前の時点で同様にして測定した水深の平均値D’は、D’=(D1’+D2’…+Dn’)/nとなるから、現在の平均水深DとT分前の平均水深D’との差分はΔD=D−D’となる。従って、T分間の水底の平均傾斜角θは次式から求めることができる。
θ=tan−1ΔD/L=tan−1ΔD/(v×T)
この平均傾斜角θの値によって、図11のマーク70のパターンが決まる。なお、Tの値は船速や舵効き(舵を切ってから実際に船が旋回するまでの時間)などのパラメータにより決定することができる。
【0049】
なお、上例では現在の平均水深DとT分前の平均水深D’との差分を求めたが、T分前の平均水深D’に代えて、T分前のその時点での水深値Dnを用いてもよい。また、上例ではマーク70の表示有無をMENUモードの画面で選択するようにしたが、これに代えて測定した水深が一定値以下になれば自動的にマーク70が表示されるようにしてもよい。また、マーク70としては、記号や図形等からなる種々の形態のものを使用することができ、上例のものに限定されない。
【0050】
このように、表示画面41aに水底深度情報に加えて水底の傾きの傾向を表すマーク70を表示することによって、水底の変化を画面上で容易に予測することができる。すなわち、海底ライン43の表示だけでは、起伏の多い水底の場合に、水底が平均して浅くなっているのか、それとも深くなっているのかの判断が難しく、また水底の傾きが緩やかな所でも判断が難しいが、本実施形態によれば、過去の測深データに基づいて水深の平均変化がマーク70でグラフィックに表示されるため、水底の変化を容易に予測することができる。また、僅かな水底の傾きもマーク70によって把握することができる。このため、座礁などの事故を未然に防止することが可能となる。
【0051】
次に、喫水補正を行なう場合の画面表示について述べる。喫水補正は、送受波器1の取付位置が実際の水面より下方にあることから必要となる補正である。図15は喫水補正の原理を示す図である。送受波器1は船体80の下面に取り付けられており、船体80は水面82よりもZ2だけ水中に沈んでいる。従って、送受波器1から発射された超音波83によって測定された水深は、船底から水底までの水深値Z1であって、実際の水深値Zではない。このため、前述したDBSモードで実際の水深値Zを表示させる場合には、測定した水深値Z1に喫水値Z2を加算する必要がある。この補正が喫水補正である。
【0052】
ところで、従来の装置でこのような喫水補正を行なうと、表示画面において発振線が下方にシフトし、データの表示領域が狭くなるという不具合が生じる。これを図13について説明すると、図13(a)は喫水値が0の場合の画面であって、発振線51は水深スケール42の0位置にある。この場合は、画面41aの全域に水底深度情報が表示されている。一方、図13(b)は喫水値を5mに設定した場合の画面であって、発振線51は水深スケール42の5mの位置までXだけシフトする。これに伴って、水底深度情報の表示領域Yは狭くなる。そして、喫水値が大きくなればなるほど、発振線51は下方へシフトしてゆき、表示領域Yは一層狭くなる。
【0053】
ところで、国際規格であるIMO(International Maritime Organization)規格においては、20mレンジの場合に水深1mあたり5mm以上で画面を表示することが義務付けられており、換言すれば表示領域Yの縦寸法として5mm×20=100mmを確保することが要求される。しかるに、画面41aは前述のように小型の画面であって、大きさが限られているので、上記のように発振線51が下方にシフトして表示領域Yが狭くなると、このIMO規格を満たすことができなくなる。また、特に浅いレンジの場合は発振線51のシフト量が大きいので、表示領域Yが大幅に減少し、海底ライン43の一部が画面から切れるなどして見にくくなる。一方、発振線51の上方には何も表示されないため、結果的にこの部分は無駄な領域となっている。
【0054】
そこで本実施形態では、喫水値が設定されたときに、発振線は移動せずに水深スケールが上方にシフトするようにすることで、上記不具合を解消している。図14はこの場合の画面を示しており、図14(a)は喫水値が0の場合の画面であって、発振線51は水深スケール42の0位置にある。この画面は、図13(a)の画面と同じであって、画面41aの全域に水底深度情報が表示されている。一方、図14(b)は喫水値を5mに設定した場合の画面であって、発振線51の位置は図14(a)に比べて変化せず、その代わりに、水深スケール42が5m分だけ上方へシフトしている。したがって、表示領域Yは狭くならず、図14(a)の場合と同じ表示領域が確保される。
【0055】
なお、喫水補正を行なうには、図2におけるモードスイッチ31をDBSモードとし、ドラフトキー21を操作する。ドラフトキー21を押すと、図示しない喫水値設定画面が表示される。この画面では喫水値が初期設定されており、プラスキー28またはマイナスキー27を押して設定値を更新し、画面上で喫水値の設定を行なう。喫水値設定は魚群表示画面41bにおいても行なうことができる。
【0056】
このようにして、水深スケールを上方にシフトさせることによって、表示領域Yのサイズは不変となり、IMO規格を満たすことが可能となる。また、画面に無駄な領域が発生せず、浅いレンジの場合でも表示領域Yは変化しないので、見にくくなることもない。したがって、小型の表示画面41aに効率良く情報を表示することができる。
【0057】
図16は、本発明に係る水中探知装置の他の実施形態を示すブロック図であって、図1の実施形態の変形例である。図16において、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。図16では、図1における魚探制御ブロック16と測深制御ブロック17とを統合して魚探・測深制御ブロック84としている。すなわち、測深制御ブロック17におけるCPU10の機能をCPU6に兼用させ、メモリ11の機能をメモリ7に兼用させ、表示制御部12の機能を表示制御部8に兼用させたものである。このようにすることで、回路を簡略化することができる。
【0058】
図16の動作は基本的に図1と同様である。すなわち、CPU6からの送信指令に基づいて送信回路3より送信信号が出力され、送受波器1から超音波が送波される。魚群や海底で反射して帰ってきたエコー信号は送受波器1で受波され、受信回路4およびA/D変換部5を介してCPU6に与えられる。CPU6は、エコー信号に基づいて魚群探知情報を演算するとともに、エコー信号をピークホールドしたり平均化処理を行って海底までの水深を演算し、それぞれの演算結果をメモリ7に格納する。表示制御部8は、メモリ7から読み出されたデータを表示器9に出力し、表示器9には魚群探知情報および水底深度情報が、図3で示したように並べて表示される。
【0059】
なお、図1および図16の外部記憶装置14には、前述のように過去24時間分の水深データが記憶されるため、必要なときに記憶データを読み出して、これを画面41aに表示させることができる。この読み出しにあたっては、任意の時間帯を指定してその間のデータのみを取り出すことができる。この操作は、図2のモードスイッチ31をLOGBOOKモードにし、このとき表示される時刻と水深値とを対応させたテーブルにおいて時間帯を指定することにより行う。
【0060】
以上の実施形態においては、魚群探知装置と測深装置の両機能を備えた水中探知装置を例に挙げたが、図4、図7ないし図12および図14に示した実施形態は、測深装置単体に対しても適用することが可能である。この場合の回路構成としては、図16と同じものを用いることができ、魚探・測深制御ブロック84のCPU6、メモリ7および表示制御部8を、いずれも測深用のみに対応させたものに置き換えることによって実現できる。また、表示ユニット20も図2と同じもので構成することができる。
【0061】
また、上記実施形態においては、表示器9を液晶ディスプレイで構成した例を示したが、これに代えてCRTやELディスプレイ等で構成することも可能である。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、限られた表示画面のスペースに、多くの水中探知情報を効率良く、しかも見易く表示することができるため、小型の表示器であっても必要な情報を正確かつ迅速に把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中探知装置の一例を示すブロック図である。
【図2】水中探知装置の表示ユニットの一例を示す正面図である。
【図3】表示画面の一例である。
【図4】スクロールにより更新される表示画面の一例である。
【図5】スクロールにより更新される表示画面の他の例である。
【図6】スクロールにより更新される表示画面の他の例である。
【図7】周波数を切り換えた場合の水底深度表示画面の一例である。
【図8】周波数切換によって浅場と深場を測深する場合のフローチャートである。
【図9】他の実施形態を示すフローチャートである。
【図10】水底の傾きの傾向を表す記号を表示した画面の一例である。
【図11】記号の表示パターンを示す図である。
【図12】水底深度の変化を求める原理を示す図である。
【図13】喫水補正による不具合点を説明する表示画面の一例である。
【図14】本発明に係る喫水補正の表示画面の一例である。
【図15】喫水補正の原理を示す図である。
【図16】水中探知装置の他の実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送受波器
9 表示器
20 表示ユニット
41 表示画面
41a 水底深度情報の表示画面
41b 魚群探知情報の表示画面
42,48 水深スケール
43,49 海底ライン
44 水深値表示
50 魚群
51 発振線
63 表示エリア
70 マーク
Claims (2)
- 船体に設けた送受波器から超音波信号を水中に発射し、受信したエコー信号に基づいて水中の情報を表示器に表示する水中探知装置において、
前記表示器は、エコー信号から得られる水底深度情報が履歴表示される第1の画面と、エコー信号から得られる魚群探知情報が表示される第2の画面とを並べて表示し、
前記第1の画面には、水深値に基づく海底ラインが過去の一定期間にわたって連続的に履歴表示され、
前記第1の画面をスクロールすることによって、当該画面の全表示エリアの1/n(n≧2)のエリア単位で海底ラインの履歴表示が更新され、
前記第1または第2の画面において喫水値が設定できるようになっており、喫水値が設定されたときに、発振線は移動せずに水深スケールが上方にシフトするようにしたことを特徴とする水中探知装置。 - 船体に設けた送受波器から超音波信号を水中に発射し、受信したエコー信号に基づいて水中の情報を表示器に表示する水中探知装置において、
前記表示器は、エコー信号から得られる水底深度情報が履歴表示される第1の画面と、エコー信号から得られる魚群探知情報が表示される第2の画面とを並べて表示し、
前記第1の画面は2分割され、一方の画面には水深値に基づく海底ラインが過去の一定期間にわたって連続的に履歴表示され、他方の画面には直近の海底ラインが表示され、
前記一方の画面をスクロールすることによって、当該画面の全表示エリアの1/n(n≧2)のエリア単位で海底ラインの履歴表示が更新され、
前記第1または第2の画面において喫水値が設定できるようになっており、喫水値が設定されたときに、発振線は移動せずに水深スケールが上方にシフトするようにしたことを特徴とする水中探知装置。
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