JPH046487A - 水中探知機能を備えた水中位置検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波を利用した水中位置計測技術として、
海底等に設置したトランスポンダや、水中移動物に取付
けたトランスポンダからの応答信号により位置計測を行
なう水中位置検出装置の機能向上に関する。

〔従来の技術〕

水中構築物の設置、水中テレビの操作、ダイハの位置監
視等の水中で行なわれる作業では、水面上の船舶と水中
物体との相対位置を測定し、常時水中物体の位置を確認
するようにしている。しかし、作業の安全を確保するた
めには、さらに水中物体近傍の水中の状況を把握してお
くことが必要不可欠である。そのため、通常は、水中探
知機として、測深機あるいは魚群探知機を別個に備えて
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、水中位置検出装置・水中探知機を別個の機器と
して両方を備えることは、コスト高になり、また装置ス
ペースの問題もある。また各々の機器の表示装置は別々
であるため、オペレータにとって非常に不便であった。

本発明の目的は、上記の事情に鑑み、水中位置検出装置
に付加機能として水中探知機能をもたせ、また表示装置
に両方の情報を表示するようにした装置を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、水中のトランスポンダを呼出し信号で駆動し
、その応答信号のデータからトランスポンダの水中位置
を検出する超音波利用の水中位置検出装置に、前記呼出
し信号により水底その他から反射されるエコーを受波し
、水中状況の情報を得る手段を付加したものである。

また、トランスポンダの相対位置を表示する画面と、水
中状況表示画面を並列に同一画面に表示する手段を設け
る。

〔作用〕

本発明では、トランスポンダに対する呼出し信号を、同
時に水中探知用のパルスとして利用し、水中物体からの
エコーを受けて、水中位置の他に深度等の水中状況を知
ることができ、さらに水中位置表示と水中状況表示とを
一画面に合成して示す。

〔実施例〕

以下、図面を参照して、本発明の一実施例につき説明す
る。第１図は本発明の一実施例の構成を示すもので、第
２図に、表示部の表示画面を示す。

計測部１００から、定期的にたとえば１秒間に１回、呼
出し起動信号１００ａを送信部３に送ることで、呼出し
信号１０が定期的に送受波器ｌから水中に放射される。

この呼出し信号１０は水中探知用パルスとして海中に伝
播し、海底から、図示のようにエコー１１が発生し、送
受波器１はこのエコー１１を受波する。そして受信部４
で増幅し、計測部１００にエコーデータを送出する。

一方、トランスポンダ１２は呼出し信号ＩＯをうけて、
応答信号１３を発生する。応答信号１３を水中位置検出
用の受渡器２で電気信号に変換する。水中位置検出は５
ＳＢＬ方式（スーパ・ショト・ベースライン方式）で行
なうので、受渡器２は少なくとも３個の素子を含む受渡
素子アレイとなっている。受波器２の出力は受信部５で
増幅され計測部１００に送出される。計測部１００は、
前記受信部５の出力から音＃（トランスポンダ）の位置
を演算するとともに、受信部４からのエコデータ４ａか
ら、水中状況情報を得て、表示部２００に第２図のよう
に表示する。

この表示は画面を分割して、左側に水中位置表示を、右
側に水中状況表示を行なうようにしている。水中位置表
示は音源であるトランスポンダ１２の位１を水平面に投
影して船首方向を０°とし、方位角と水平距離を表示し
た画面１４と、音源の位置を船の右舷・左舷をとおる垂
直面に投影し、直距離と垂直角を表示した画面１５とか
らなる。

また、水中状況表示は右画面１６で示され、この画面は
、呼出し信号ごとに横方向にスクロールさせるようにし
である。

第３図は計測部１００１表示部２００の回路ブロック図
である。受信部４からのエコーデータは水中画像用受信
データバッファメモリ１０１に、エコーごとに一連のラ
インデータとして記憶される。−力水中位置検出用の受
信部５からのデータは水中位置検知用の演算処理回路１
０２に入力する。演算処理回路１０２は、受波器２の受
波アレイの各素子の信号位相差から到来方向を求め、ま
た呼出し信号の放射から受波器２で受信するまでの時間
から直距離の演算を行なう。ＣＰＵ１０３は計測部１０
０および表示部２００の各部の制御信号を発生し、ある
いは必要なデータ処理を行なう。また呼出し起動信号１
００ａを送信部３に送る。１０４は水中位置データ用メ
モリで、演算処理回路１０２の出力データからＣＰＵ１
０３で、表示部２００の水中位置を示す水平画面、垂直
画面表示に必要なデータを演算し、これらのデータを格
納しておく。

次に、表示部２００は、水中状況表示のための水中画像
用ビデオメモリ２０１と、水中位置表示用ビデオメモリ
２０３をもち、これらのビデオメモリ２０１，２０３に
水中画像受信用データバッファメモリ１０１．水中位置
データ用メモリ１０４のデータを表示画面として書込む
。

ビデオメモリ２０１．２０３の出力は合成回路２０４で
合成してＣＲＴ２０５に表示せしめる。

水中状況の表示情報は、ＣＲ，Ｔ２Ｏ５ではライン状に
表示し、横方向に呼出し信号発生ごとにスクロールさせ
る。このためスクロール手段２０２を設け、読出しアド
レスを呼出し信号ごとに変化させてビデオメモリ２０１
に与えるようにしている。

以上、説明した実施例では、通常のようにトランスポン
ダは、呼出し信号と応答信号との周波数を互いに異なら
しめ、水中状況測定用の送受波器１と別個に水中位置検
出用の受渡器２を設けて、それぞれの感度が各周波数に
対して最適になるようにしている。しかし、トランスポ
ンダ１２の応答信号を呼出し信号と同一または近接した
周波数にすることによって水中状況測定用の送受波器１
と、水中位置検出用の受波器２とを同一とすることもで
きる。

〔発明の効果〕

以上、説明したように、本発明は水中位置検出装置に水
中探知機能を備えさせるとともに、表示部の画面に、音
源を示す水中位置表示画面と水中状況表示画面との両者
を一画面に表示させたものである。従来、水中で位置を
検出しながら種々作業を行なう場合に、水中位置検出装
置と水中探知機との両方を用意していた不具合を本発明
はまったく除去できるので、装置のコスト、占有面積、
使用の便宜等の点で多大な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は実施例の
表示部の表示画面の１例、第３図は実施例の一部の詳細
ブロック図である。 １・・・送受波器、 ２・・−受波器（水中位置検出用）、 ３−送信部、　４−受信部、　５−受信部、１００−計
測部、　２０（１−表示部、１４−水中位置表示の水平
画面、 １５−・・水中位置表示の垂直画面、 １６・−水中状況表示画面 Ｊべ ・′１べ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水中のトランスポンダを呼出し信号で駆動し、その
   応答信号のデータからトランスポンダの水中位置を検出
   する超音波利用の水中位置検出装置において、前記呼出
   し信号により水底その他から反射されるエコーを受波し
   、水中状況情報を得る手段を付加したことを特徴とする
   水中探知機能を備えた水中位置検出装置。 ２、前記トランスポンダの相対位置を表示する画面と、
   水中状況表示画面とを表示装置の同一画面上に並列して
   表示する手段を有することを特徴とする請求項１記載の
   水中位置検出装置。 ３、請求項２記載の表示装置の水中状況表示画面は、深
   度方向の表示がトランスポンダの呼出し信号ごとに横方
   向にスクロールされることを特徴とする水中位置検出装
   置。