JPH07270523A - 3次元表示装置 - Google Patents

3次元表示装置

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JPH07270523A
JPH07270523A JP6511394A JP6511394A JPH07270523A JP H07270523 A JPH07270523 A JP H07270523A JP 6511394 A JP6511394 A JP 6511394A JP 6511394 A JP6511394 A JP 6511394A JP H07270523 A JPH07270523 A JP H07270523A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中物体や海底の起伏状況を3次元で表示す
る。 【構成】 水底に向けて発した超音波のエコーに基づき
水中物体を3次元表示する装置であって、受信したエコ
ーのデータを、3次元の直交メッシュデータメモリを構
成する各ボクセルに充当して3次元直交メッシュモデル
を形成し、この直交メッシュモデルに対して所望の位置
に据えた視点より眺めた時に見える像を、2次元平面に
投影して表示する。必要に応じてデータを水中データと
海底データとに分けて別処理し、又、これらのデータに
対して光源計算を行い表示に陰影をつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚群探知機等で得られ
た水中データに基づき水中物体を3次元表示する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚群探知機では、航行する自船直
下の水中情報を次々と表示していくことにより、航行方
向に向かう自船直下の垂直断面画を表示し、又、スキャ
ニングソナーでは、側方へビームスキャンすることによ
り、航行方向と直交する方向の垂直断面画を得ている。
いずれの場合も2次元画像を提供するだけで3次元画像
を表示するものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】3次元表示を行うもの
として、特開平3−75526号の「原油タンク内に堆
積したスラッジを検出する装置」がある。ここでは、探
査したエリアの水底をマス目(メッシュ)状に区分し、区
分したそれらの各マス目毎に深度を検出し、この深度と
原油タンクの深さとに基づき各マス目毎の堆積厚さを求
め、この堆積厚さを3次元座標の縦軸にして表示するこ
とにより、スラッジの堆積状況を3次元表示している。
【0004】特開平4−323144号の「水中探知装
置」では、航行に伴い次々と検出される垂直断面画から
海底ラインを順次ずらして表示することで、海底の起伏
状態を3次元的に表示すると同時に、最新の検出に係わ
る海底ラインの表示位置に、その海底ラインを検出した
1垂直断面画に含まれる魚群像を関係づけて表示してい
る。
【0005】前者では水底(スラッジ)の起伏状態を3次
元的に表示するのみで、魚群等の水中物体を3次元表示
するものではなく、又、後者では、3次元的に表示した
海底像に、1垂直断面画より得た魚群像(2次元の平面
画像)を関連付けて表示するだけであり、巻網を仕掛け
る際に必要となる魚群の分布状況を知ることはできな
い。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、水中物体の分布状況を3次元に表
示できる3次元表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元表示装置
は、水底に向けて発した超音波のエコーに基づき水中物
体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを、3次元の直交メッシュデー
タメモリを構成する各ボクセルに充当して3次元直交メ
ッシュモデルを形成し、この直交メッシュモデルに対し
て所望の位置に据えた視点より眺めた時に見える像を、
2次元平面に投影して表示することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の3次元表示装置は、請求項1にあるよ
うに、自船を中心として全方位方向よりのエコーを3次
元の直交メッシュデータメモリの各メモリ単位であるボ
クセルに格納して3次元直交メッシュモデルを形成し、
この3次元直交メッシュモデルに対して、所望の位置に
据えた視点より眺めた時に見える像を2次元平面に投影
して表示するものである。
【0009】請求項2にあるように、受信したエコーの
データを海底判別により水中データと海底データとに分
け、水中データに対しては、請求項1の述べた手法によ
って3次元表示し、一方、海底データに対しては、別処
理によって別色表示すれば、海底と魚群が重なって表示
されても両者を容易に識別することができる。
【0010】海底データの別処理としては、請求項3に
あるように、海底を3角形の各頂点として捕えて3次元
ワイヤーフレームを形成し、その3角形を平面データと
して扱った海底サーフェスモデルに基づき表示を行え
ば、海底の起伏状況を明確に示すことができる。
【0011】その表示される像に立体感を与えるため
に、請求項4にあるように、各ボクセルのデータおよび
海底サーフェスデータに対して随意の位置に設定した光
源に基づき光源計算を行うことができる。
【0012】眺めた時に見える像として、本第1発明に
係わるボリュームレンダリング表示では、請求項5にあ
るように、視点よりの視線上に位置する各ボクセルに対
して不透明度を持つ色データを手前から順に積算したも
のとすれば、魚群の密度に応じて濃淡表示されるので、
魚群の密度や芯を知ることができる。
【0013】眺めた時に見える像として、本第2発明に
係わる等値面表示では、請求項6にあるように、視線上
に位置する所望レベルのボクセルから生成した等値面
を、不透明度1の色データCv'とすれば、魚群の密度や
芯は不明であるが輪郭が明確となる。
【0014】又、眺めた時に見える像として、本第3発
明に係わる合成表示では、請求項7にあるように、視点
よりの視線上に位置する各ボクセルの色データを手前よ
り積算した値(つまり、請求項5のボリュームレンダリ
ング表示)に、同視線上に位置する所望レベルのボクセ
ルから生成した等値面に設定した半透明の色データ(つ
まり、請求項6の等値面表示における不透明度1を半透
明とした)を加算したものとすれば、魚群の密度や芯を
不明となることなく輪郭を明確にすることができる。
【0015】請求項8は、本実施例のボリュームレンダ
リング表示に対応するものである。請求項9は、請求項
8のボリュームレンダリング表示装置において、受信デ
ータを水中データと海底データとに分け、海底データを
海底サーフェス表示したものである。請求項10は、請
求項8および9の装置に対して光源計算を行ったもので
ある。請求項11ないし13および14ないし16は、
それぞれ等値面表示および合成表示に係わるものであ
る。海底データのみを処理すれば、請求項17にあるよ
うに、海底のみを表示する装置を提供できる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の水中3次元表示装置の一実
施例を示す制御ブロック図である。1は、円筒体を筒方
向に半割りした部材の円周面上に複数個の超音波振動子
を並べた半周型の送受波器である。船底に設けられるこ
の送受波器1は、超音波の送波時に、直下方向に扇形状
に拡がる広指向角の送波ビームAを形成し、そのエコー
の受波時に、狭指向角とした受波ビームBをその送波ビ
ームAの扇形領域に対して高速に繰り返しスキャンする
ことにより、図2(a)に示すように、1垂直断面Sに対
するデータが得られる。所望の指向角を得るには各超音
波振動子に重み付けを行い、スキャンのために所望の方
位に受波ビームを形成するには、各超音波振動子よりの
受波信号に一定量の位相差を与える。
【0017】2は、送受波器1を旋回するためのモータ
であり、3は、送受波器1を一定のステップ角θ(本実
施例では6°)で旋回させるためにモータ2に所定の駆
動信号を供給する駆動部である。1垂直断面画Sのデー
タが検出される毎に、送受波器1がステップ角θ(6°)
で旋回して、図2(b)で示すように、ステップ角θで隔
てられた30面の垂直断面画Sが得られ、船底を頂点と
して下方に拡がる円錐体に含まれる魚群および、その円
錐体の底面である海底のエコーを検出することができ
る。
【0018】4は、送受波器1に送波用の励振信号を供
給する送信部であり、5は、送受波器1よりの受波信号
を検波する受信部である。6は、受信部5より出力され
るアナログの受信信号をデジタル信号に変換するA/D
変換器であり、7は、1垂直断面画Sのデータを取り込
むバッファメモリであり、8は、バッファメモリ7より
読み出された極座標系の受信信号を直交座標系の信号に
変換する座標変換部である。
【0019】9は、座標変換部8よりの受信データから
海底よりのエコー(海底データ)を判別することにより、
海底データと、この海底データ以外の水中物体(魚群)よ
りのエコー(水中データ)とに分別する海底判別部であ
る。
【0020】この海底判別を、船首方向にスキャンさせ
た1垂直断面画Sを示した図3を用いて説明する。船首
方向よりチルト角72°の受波ビームB1おいて、D0
1、D2、D3の順にデータ(エコー信号)が検出されて
いる。D1〜D3が海底よりのエコーで、D0は魚群より
のエコーである。尚、実際にはデータD1の検出からデ
ータD3の検出までデータは連続的に検出されるが、こ
こでは分かり易くするために離散データとして扱ってい
る。このように一つの受波ビームB1で海底よりの検出
データがD1〜D3のごとく時間的に広がるのは(尾引
き)、その受波ビームが指向角が8°程度で広がってい
るためである。1受波ビームに係わる海底データが検出
されれば、その中点のデータD2をチルト角72°にお
ける海底よりのエコーとすることができる。そのために
は、データD0を除いたデータD1ないしD3が海底デー
タであると判定しなくてはならない。
【0021】その判定法として、本実施例では、各受波
ビームで検出されるデータで連続性のあるものを海底の
尾引きデータとしている。例えば81°方向の受波ビー
ムB2を注目する場合、そのデータD4〜D6と、90°
方向の受波ビームB3のデータとのそれぞれの位置(r,
θ)を(x,y,z)座標に変換し、深度情報であるyのみ
に注目して両者の位置関係を調べる。yの値のみ注目す
れば良いのは、1垂直断面内のデータを扱っているため
である。このyの値を調べて各受波ビーム間で連続性が
あるかを順次調べる。この処理により、魚群のデータD
0は除去される。このようにして各受波ビームBでの尾
引きが確定すれば、前述したようにそれらの中心のデー
タD3、D5、D9…を各チルト角に対する海底データ(頂
点)の候補とする。その頂点の(x,y,z)座標を海底デ
ータとし、各受波ビームのデータから、頂点を含む尾引
きデータを除去したデータを水中データとする。
【0022】図1に戻り、10は、海底判別部9で得ら
れた海底データを記憶する海底データメモリである。1
1は、海底データに基づき、図2(c)に示すように、海
底の起伏状況を多数組み合わせた三角形の線分で表示す
る3次元ワイヤーフレームモデルの形成に必要なデータ
を生成する3次元ワイヤーフレーム生成部である。
【0023】この3次元ワイヤーフレームモデルの生成
について述べる。3次元ワイヤーフレームでは、海底
を、検出された各海底データを3角形の頂点とした3角
形に分割するが、その際、分割した3角形の最小角が最
大となるよう、つまり、すべてがほぼ正3角形になるよ
う分割するDelaunay3角形分割法を用いた。海底の頂点
データは3次元座標系(x,y,z)で存在するが、Dela
unay3角形分割は、平面に分布した点集合を対象として
いるので、同一の平面座標(x,z)に2点以上の頂点が
存在しないと仮定して、頂点データ(x,y,z)を一つ
の平面座標(x,z)に投影し、その平面座標系上の、投
影した頂点データ(x,z)を3角形分割する。このよう
にして1平面上で3角形分割されれば、各頂点(x,z)
に深度データのy座標を与えることで、3次元のワイヤ
ーフレームモデルが完成する。
【0024】12は、3次元ワイヤーフレームモデルに
おける各3角形を一つの面として捕えることで3次元サ
ーフェスモデルを生成する3次元サーフェスモデル生成
部である。13は、不透明度設定部であり、“海底サー
フェスモデル表示"として不透明度1(完全不透明)を出
力する。14は、海底サーフェスモデル生成部12で生
成されたデータに対して所望の単色の表示色(例えば白
色)を表す色データCv0を設定すると共に、不透明度設
定部13よりの不透明度1を付与する色設定部である。
15は、色および不透明度が設定された海底データを海
底サーフェスモデルデータとして記憶する海底サーフェ
スモデルデータメモリである。又、この海底サーフェス
モデルデータメモリ15には、予め自船を表示するため
のデータ(表示色として例えば赤の色データCv0'、不透
明度1)を海底サーフェスモデルデータと同じデータ形
式で記憶している。
【0025】16は、海底判別部9より得られる水中デ
ータから図2(e)に示す3次元の直交メッシュモデルの
各メッシュに、対応する水中データを充当した直交メッ
シュデータを作成する直交メツシュデータ作成部であ
る。メッシュに該当する水中データが存在しない場合に
は、図2(b)の垂直断面画Sのデータ補間により求め
る。2次元画像の各画素の呼び名“ピクセル”に対して
3次元の各メッシュを“ボクセル”と呼ぶ。17は、作
成されたボクセルの直交メッシュデータを記憶する直交
メッシュデータメモリである。
【0026】18は、不透明度設定部であり、“ボリュ
ームレンダリング表示"としてボクセルの信号レベル0
〜255に応じて“0"〜“1"の不透明度αを出力す
る。19はボクセルの信号レベル0〜255に対応して
青(寒色系)〜緑〜赤(暖色系)の色データCvを記憶する
色テーブルであり、20は、直交メッシュデータメモリ
17よりのボクセルの信号レベルに対応して、色テーブ
ル19から読み出した色データCvを設定すると共に不
透明度設定部18よりの不透明度αを付与する色設定部
である。21は、各ボクセルの色データCvおよび不透
明度αをボリュームレンダリングデータとして記憶する
ボリュームレンダリングデータメモリである。
【0027】22は、前記ボクセルから抽出したいボク
セルのレベル値を設定するレベル設定部であり、23
は、直交メッシュデータメモリ17からレベル設定部2
2で設定したレベルに等しいボクセルを抽出する等値面
抽出部である。24は、不透明度設定部であり、“等値
面表示"として1、“合成表示"として0.1の不透明度
βを出力する。25は、等値面抽出部23で抽出された
ボクセルに対して所望の色(単色)を表す色データCv'を
設定すると共に、切り替えスイッチSW1を介して不透
明度設定部24より供給される1又は0.1の不透明度
を付与する色設定部である。26は、各ボクセルに対し
て設定された色および不透明度のデータを等値面表示デ
ータとして記憶する等値面データメモリである。
【0028】27は、魚群をボリュームレンダリング表
示のためのデータを取り込む、ボリュームレンダリング
データ取り込み回路である。
【0029】28は、魚群を等値面表示するために、等
値面データメモリ26よりの水中データを取り込む等値
面表示データ取り込み回路である。
【0030】29は、魚群を、前記のボリュームレンダ
リング表示と等値面表示とを組み合わせた合成表示でも
って表示するために、ボリュームレンダリングデータメ
モリ21および等値面データメモリ26よりの水中デー
タを取り込む合成表示データ取り込み回路である。
【0031】海底および自船については海底サーフェス
モデル表示するために海底サーフェスモデルデータメモ
リ15よりのデータが各回路27ないし29に取り込ま
れる。これにより、各回路27ないし29には図2の
(f)で示す3次元モデルの生成に必要なデータが与えら
れる。上記の各データ取り込み回路27ないし29の取
り込みデータおよび表示法を表1にまとめている。
【0032】
【表1】
【0033】SW2は、ボリュームレンダリングデータ
取り込み回路27又は合成表示データ取り込み回路29
よりのデータを選択的に投影画像成回路30へ供給する
切り替えスイッチである。投影画像作成回路31へは等
値面データ取り込み回路28よりのデータが供給され
る。投影画作成回路30または31で作成された投影画
は、切り替えスイッチSW3を介して表示器32へ送出
される。
【0034】ここでいう投影画とは、図4に示すよう
に、3次元モデル41を、投影面42を通じて視点から
眺めた時、投影面42の各画素(ピクセル)44に、この
ピクセル44を通して見える3次元モデル41のデータ
を対応させたものである。
【0035】切り替えスイッチSW2をボリュームレン
ダリングデータ取り込み回路27に切り替え、表1に示
されるように、水中データをボリュームレンダリング表
示(I)、海底を海底サーフェスモデル表示(IV)する時の
投影画像作成回路30における動作を図5のフローチャ
ートに従って詳しく述べる。
【0036】まず、表示に陰影を与えてその表示像に立
体感を強調するために、ステップS1にて、図6に示す
ごとく光源46を随意の位置(一般には視点43の側方)
に設け、各ボクセルのボリュームレンダリングデータ
(色データCv、不透明度α)に対しては、数式1に従っ
て、ボクセルの法線ベクトルと光源43よりの光線との
角度から各ボクセルのシェーディング値を求め、これを
前述の色データCvに乗じて得た値を最終的な色データ
Cvとする。ボクセルの法線ベクトルとは、そのボクセ
ルのx,y,z方向で隣接するボクセルの間のフィール
ド値の差分値をパラメータ化した値である。
【0037】
【数1】
【0038】又、多数の3角形からなる海底サーフェス
モデルデータに対しては、各3角形の3つの頂点座標か
ら法線ベクトルを演算し、これを数式1のボクセル法線
ベクトルに替えて光源計算を行う。
【0039】さて、ボリュームレンダリング表示とは、
不透明度の採用により、魚群の表面のみならず内部まで
も表示するものであり、そのために、図6に示したよう
に、視点43より投影面42を通じて水中データを含有
する直交メッシュモデル45を眺めた時、図7に示すよ
うに、その視線に串刺しされたボクセルB1からBnに対
して色データCvを積算し、その積算値を前記ピクセル
44に与えられる色データ(投影色データCと呼ぶ)とし
ている。そのために、ステップS2にて、走査のスター
ト点として、視点43から投影面42上の左上端のピク
セルを通る視線が指定され、ステップS3ではその視線
の方位が演算される。そして、ステップS4にてその視
線上にて読出しポイント(視点よりの直線距離)が更新さ
れる。ステップS5では、その読出しポイントに該当す
るボクセルのボリュームレンダリングデータが読み出さ
れる。
【0040】ステップS6では次のようにして色データ
Cvの積算を行い投影色データCを計算する。今、その
視線にボクセルB1(色データCv(1)、不透明度α(1))
のみがあった時、その時に視点43から見える投影色デ
ータCは、
【数2】C=Cv(1)・α(1) となり、又、視線上にボクセルB1とB2(色データCv
(2)、不透明度α(2))のみが位置した時の投影色デー
タCは、
【数3】C←C+Cv(2)・α(2)・(1−α(1)) となる。この数式3の右辺において、Cは、数式2で得
たボクセルB1の投影色データであり、Cv(2)・(1−
α(1))は、透明度が(1−α(1))のボクセルB1を通し
て色データCv(2)のボクセルB2を見た時の投影色デー
タである。これより、ボクセルB1からボクセルBnまで
の投影色データCは、数式4の漸化式で与えられる。
【0041】
【数4】C←C+(1−α(t−1))・Cv(t)・α(t)
【0042】このようにしてステップS6での投影色デ
ータの積算に並行して不透明度α(n)の積算をも行い、
ステップS7にて不透明度が1に達するまで、ステップ
S4に戻り、色データCvの積算が継続されるが、不透
明度が1に達したか(不透明度が1を越えればそれより
背後のボクセルは見えなくなるため)、視線上の全ボク
セルの色データの積算が終了すれば、以後の色データC
vの積算を中止してステップS8に進む。ステップS8
では、その積算された投影色データCを当該ピクセルに
対するデータとして格納し、そしてステップS9では、
次のピクセルを通る視線に更新(走査)され、ステップS
3に戻る。
【0043】このようにして投影面42の各ピクセル4
4に、投影色データCが充当されることで、魚群に対す
るボリュームレンダリング表示(I)のためのデータが完
成する。
【0044】ここで、図6の直交メッシュモデル45
に、図4の3次元モデル41に示したように、水中デー
タと共に、海底データおよび自船データをボクセルに格
納しておけば、上述のデータ読み出しによって、海底お
よび自船も含めたボリュームレンダリング表示(I)が一
度に行えるが、その場合、海底はボクセルの分解能でも
ってしか表示されないため、斜めの線がギザギザになっ
て表示され、又、取り扱いデータが多くなるため処理速
度も遅くなる。
【0045】そこで、本発明では、ボリュームレンダリ
ング表示(I)のために、ステップS5にて、直交メッシ
ュモデル45(即ち、ボリュームレンダリングデータメ
モリ21)からの水中データの読出しに並行して、海底
サーフェスモデルデータメモリ15よりの海底サーフェ
スモデルデータ(白色を示す色データCv0、不透明度1)
と、自船データ(赤色を示す色データCv0'、不透明度
1)をも読出し、その色データCv0、Cv0'もステップS
6での色データCvの積算に併せて加算され、又、不透
明度αの積算においても海底サーフェスモデルデータお
よび自船データの不透明度(共に1)も併せて積算され
る。
【0046】ステップS4での読出しポイントを更新し
ても、その読出しポイントが海底サーフェスモデルを構
成する3角形の面を貫通するまでは海底サーフェスモデ
ルデータの色データCv0は完全透明(不透明度0)である
ため(実際にはデータそのものが存在しない)、色データ
Cvの積算に何等関与しないが、海底サーフェスモデル
を貫通した時、その時の不透明度1が加算され、不透明
度が1を超えるため、色データCvの積算は終了する。
視線が自船を貫通する場合も同じである。これにより、
各ピクセルに充当された投影色データCには、海底デー
タおよび自船データも含むようになる。
【0047】このようにして、投影面42の各ピクセル
44に充当された投影色データCが切り替えスイッチS
W3を介して表示器32に供給されることにより、魚群
がボリュームレンダリング表示(I)、海底および自船が
海底サーフェスモデル表示(IV)でもって表示器32に表
示される。
【0048】魚群はそのレベルに応じて青〜緑〜赤で表
示されるので、海底サーフェスモデルデータに対して色
設定部14で設定する色データを別色系の例えば黄色と
すれば、視点の位置を自船に据えたような場合には、魚
群像と海底像とが重なって表示されるがその場合でも両
者を容易に識別することができる。
【0049】又、海底サーフェスモデルデータメモリ1
5に記憶される海底サーフェスモデルのデータは、3角
形の各頂点座標データのみを記憶しているだけなのでメ
モリ数が少なく、それ故、海底サーフェスモデルデータ
メモリ15は小容量で良く、又、その3角形と視線との
交点は演算により正確に求めることができるので、海底
はボクセルの分解能ではなく、表示器32の分解能でも
ってきめ細かく表示できる。
【0050】海底サーフェスモデルでは既述したように
海底が3角形を互いにつなぎあわせた多面体として表示
されるが、3次元ワイヤーフレームとして表示するので
あれば、3次元ワイヤーフレーム生成回路11よりの生
成データは、海底サーフェスモデル生成回路12をバイ
パスさせればよい。
【0051】次に切り替えスイッチSW3を投影画像作
成回路31側へ切り替え魚群を等値面表示(II)する場合
の投影画像作成回路31の動作を図8のフローチャート
に従って述べる。この等値面表示の場合は、色設定部2
5に対しては1の不透明度が設定される。ステップS1
1では海底サーフェスモデルデータおよび等値面データ
に対して光源計算が行われる。等値面データに対する光
源計算はボクセルのボリュームレンダリングデータに対
して行ったのと同じ手法で行える。ステップS12から
ステップS14までは図5のステップS2ないしステッ
プS4と同じであり、次のステップS15では、海底デ
ータとして、海底サーフェスモデルデータから海底サー
フェスモデルデータ(色データCv0、不透明度1)が読出
され、他方、水中データとしては、等値面データ(色デ
ータCv0'、不透明度1)が読出される。この等値面デー
タは、レベル設定器27で設定したレベルに合致するデ
ータのみが1の不透明度を持つ。従って、その不透明度
1の等値面データまたは海底データが検出されるまで、
ステップS14にて読出しポイントが更新される。等値
面データまたは海底データが検出されればステップS1
6からステップS17に進み、それのデータ(不透明度
1および単色の色データCv'又はCv0)を当該ピクセル
の投影色データCとして格納し、そしてステップS19
にて視線をピクセル単位で更新する。
【0052】この結果、投影面42の各ピクセル44に
充当された投影色データCが切り替えスイッチSW3を
介して表示器32に供給されることにより、魚群が等値
面表示(II)、海底が海底サーフェスモデル表示(IV)でも
って表示器32に表示される。その際、海底を黄色で表
示するのであれば、魚群を例えば白色で表示すれば、視
点の位置により、魚群像と海底像とが重なって表示され
る場合でも両者を容易に識別することができる。
【0053】ここでボリュームレンダリング表示(I)と
等値面表示(II)との表示の特徴をまとめる。 ・ボリュームレンダリング表示(I):各ボクセルの色デ
ータに不透明度を設定し、視線上に並ぶボクセルの色デ
ータを積算して表示するため、魚群の密度に応じた濃淡
表示ができ、又、魚群の芯を知ることができるが、魚群
の周囲は、密度が低く(不透明度が小)、それ故、薄い色
で表示されるため、魚群の境界が不鮮明となる。 ・等値面表示(II):随意に設定したレベルのデータを不
透明度1とした単色で表示するため魚群の境界が明確と
なるが、内部表示されないため魚群の密度や芯を知るこ
とはできない。そこで、両者の表示(I),(II)を組み合
わせることにより、両者の欠点を相補う合成表示(III)
を図9のフローチャートに従って述べる。
【0054】この合成表示(III)では、色設定部25に
おいて等値面データに0.1の不透明度が設定される。
合成表示データ取り込み回路29には、水中データとし
て、ボリュームレンダリングデータメモリ21よりのボ
リュームレンダリングデータ(色データCv、0〜1の不
透明度α)および等値面データメモリ26よりの等値面
データ(色データCv'、不透明度1)が取り込まれ、又、
海底サーフェスモデルデータメモリ15より海底サーフ
ェスモデルデータ(色データCv0、0.1の不透明度β)
および自船のデータ(色データCv0'、不透明度1)が取
り込まれる。
【0055】ステップS21では、海底サーフェスモデ
ルデータ、ボリュームレンダリングデータおよび等値面
データの光源計算が行われる。ステップS22では、左
端上のピクセルを通る視線が指定され、ステップS23
ではその視線の方位が演算され、そしてステップS24
にて、読出しポイントが更新される。ステップS25で
は、その読み出しポイントに対応する、海底サーフェス
モデルデータ、ボリュームレンダリングデータおよび等
値面データが読み出され、ステップS26にて、これら
の3系統のデータの各色データCvの積算と不透明度α
の積算とが行われる。不透明度が1に達するまでか視線
上の全ボクセルの色データの積算が終了するまで色デー
タCvの積算が行われ、その積算が終了すればステップ
S28にてピクセルのデータとして格納され、ステップ
S29で視線が更新され、上述した動作が各ピクセル毎
に行われる。
【0056】以上説明した合成表示では、図5のボリュ
ームレンダリング表示による魚群像全体に対して、不透
明度0.1の白色による等値面表示が重畳して表示され
るので、ボリュームレンダリング表示の内部表示をマス
クすることなく、魚群像の輪郭が等値面表示によって明
確に表示することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の3次元表
示装置によれば、自船を中心として全方位方向よりのエ
コーを3次元の直交メッシュデータメモリの各メモリ単
位であるボクセルに格納して3次元直交メッシュモデル
を形成し、この3次元直交メッシュモデルに対して、所
望の位置に据えた視点より眺めた時に見える像を2次元
平面に投影して表示するので、水中物体の規模や海底の
起伏状況を3次元表示できる。受信したエコーのデータ
を海底判別により水中データと海底データとに分け、海
底データを、例えば海底サーフェスモデル化して別色表
示すれば、海底と魚群が重なって表示されても両者を容
易に識別することができる。又、各データに対して光源
計算を行い表示像に陰影を付けることにより、立体感を
与えることができる。眺めた時に見える像として、本第
1発明に係わるボリュームレンダリング表示では、視点
よりの視線上に位置する各ボクセルに対して不透明度を
持つ色データを手前から順に積算したものとすれば、魚
群の密度に応じて濃淡表示されるので、魚群の密度や芯
を知ることができる。眺めた時に見える像として、本第
2発明に係わる等値面表示では、視線上に位置する所望
レベルのボクセルを不透明度1の色データとすれば、魚
群の密度や芯は不明であるが、輪郭が明確となる。又、
眺めた時に見える像として、本第3発明に係わる合成表
示では、前記のボリュームレンダリング表示に、不透明
度1を半透明とした等値面表示を重ねて表示すれば、魚
群の密度や芯を不明となることなく輪郭を明確にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の3次元表示装置の1実施例を示す制
御ブロツク図
【図2】 図1の3次元表示装置における制御の流れを
図式化して示した図
【図3】 図1の3次元表示装置でなされる海底判別の
説明に用いた図
【図4】 本発明で採用した投影法を示した図
【図5】 3次元表示の1手法であるボリュームレンダ
リング表示のためのデータ処理を示したフローチャート
【図6】 3次元の直交メッシュモデルを2次元の投影
面に投影する状況を示した図
【図7】 視点よりの視線上に位置する各ボクセルを示
した図
【図8】 3次元表示の1手法である等値面表示のため
のデータ処理を示したフローチャート
【図9】 3次元表示の1手法である合成表示のための
データ処理を示したフローチャート
【符号の説明】
1 送受波器 2 モータ 3 駆動部 4 送信部 5 受信部 6 A/D変換器 7 バッファメモリ 8 座標変換部 9 海底判別部 10 海底データメモリ 11 3次元ワイヤフレーム生成部 12 海底サーフェスモデル生成部 13 不透明度設定部 14 色設定部 15 海底サーフェスモデルデータメモリ 16 直交メッシュデータ作成部 17 直交メッシュデータメモリ 18 不透明度設定部 19 色テーブル 20 色設定部 21 ボリュームレンダリングデータメモリ 22 レベル設定部 23 等値面抽出部 24 不透明度設定部 25 色設定部 26 等値面データメモリ 27 ボリュームレンダリングデータ取り込み回路 28 等値面表示データ取り込み回路 29 合成表示データ取り込み回路 30 投影画像作成回路 31 投影画像作成回路 32 表示器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底に向けて発した超音波のエコーに基
    づき水中物体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを、3次元の直交メッシュデー
    タメモリを構成する各ボクセルに充当して3次元直交メ
    ッシュモデルを形成し、この直交メッシュモデルに対し
    て所望の位置に据えた視点より眺めた時に見える像を、
    2次元平面に投影して表示することを特徴とする3次元
    表示装置。
  2. 【請求項2】 受信したエコーのデータを海底判別によ
    り水中データと海底データとに分け、水中データを各ボ
    クセルに充当し、海底データを別色表示すべく別処理す
    る請求項1記載の3次元表示装置。
  3. 【請求項3】 海底データにおける各海底ポイントを3
    角形の各頂点として3次元ワイヤーフレームを形成し、
    この3次元ワイヤーフレームを構成する各3角形を、平
    面データとして扱うことで海底の起伏状況を表す海底サ
    ーフェスモデルを形成する請求項2に記載の3次元表示
    装置。
  4. 【請求項4】 各ボクセルに充当されたデータに対して
    随意の位置に設定した光源に基づき光源計算を行うこと
    で表示像に陰影を付した請求項1ないし3のいずれかに
    記載の3次元表示装置。
  5. 【請求項5】 眺めた時に見える像は、視点よりの視線
    上に位置する各ボクセルの色データを手前より積算した
    値に基づくものである請求項1ないし4のいずれかに記
    載の3次元表示装置。
  6. 【請求項6】 眺めた時に見える像は、所望レベルのボ
    クセルより生成した等値面に不透明度1の色データCv'
    を付加した等値面モデルである請求項1ないし4のいず
    れかに記載の3次元表示装置。
  7. 【請求項7】 眺めた時に見える像は、視点よりの視線
    上に位置する各ボクセルの色データを手前より積算した
    値に、所望レベルのボクセルより生成した等値面に設定
    した半透明の色データを加算したものである請求項1な
    いし4のいずれかに記載の3次元表示装置。
  8. 【請求項8】 水底に向けて発した超音波のエコーに基
    づき水中物体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを、3次元の直交メッシュデー
    タメモリを構成する各ボクセルに充当し、そして、各ボ
    クセルのデータに対し、該データのレベルの弱〜強に応
    じて0〜1の不透明度αおよび色データCvを付与する
    ことで3次元直交メッシュモデルを形成し、この3次元
    直交メッシュモデルに対して所望の位置に据えた視点よ
    り眺めた時、各視線上に位置する各ボクセルの不透明度
    αおよび色データCvを手前より読み出し、α、Cvをそ
    れぞれ積算し、不透明度αが1に達した時点の色データ
    Cvの積算値Cを、2次元メモリを構成する各ピクセル
    に対応させ、そのようにして得た2次元のデータCを表
    示することを特徴とする3次元表示装置。
  9. 【請求項9】 水底に向けて発した超音波のエコーに基
    づき水中物体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを海底判別により水中データと
    海底データとに分け、 水中データを、3次元の直交メッシュデータメモリを構
    成する各ボクセルに充当し、そして、各ボクセルのデー
    タに対し、該データのレベルの弱〜強に応じて0〜1の
    不透明度αおよび色データCvを付与することで3次元
    直交メッシュモデルを形成し、又、上記海底データにお
    ける各海底ポイントを3角形の各頂点として3次元ワイ
    ヤーフレームを形成し、この3次元ワイヤーフレームを
    構成する各3角形を、不透明度1、単色の色データCv0
    とした平面データとして扱うことで海底の起伏状況を表
    す海底サーフェスモデルを形成し、 上記の直交メッシュデータモデルに対して所望の位置に
    据えた視点より眺めた時、各視線上に位置する各ボクセ
    ルの不透明度αおよび色データCvを手前より読み出
    し、α、Cvをそれぞれ積算するのに並行して、海底サ
    ーフェスモデルに対しても同様な視線を設定し、該視線
    上のデータを読み出して、前記積算値にそれぞれ加算
    し、不透明度が1に達した時点の色データの積算値C
    を、2次元メモリを構成する各ピクセルに対応させ、そ
    のようにして得た2次元のデータCを表示することを特
    徴とする3次元表示装置。
  10. 【請求項10】 3次元直交メッシュモデルおよび海底
    サーフェスモデルの各データに対して随意の位置に設定
    した光源に基づき光源計算を行うことで表示像に陰影を
    付した請求項9記載の3次元表示装置。
  11. 【請求項11】 水底に向けて発した超音波のエコーに
    基づき水中物体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを、3次元の直交メッシュデー
    タメモリを構成する各ボクセルに充当して3次元直交メ
    ッシュモデルを形成し、この3次元直交メッシュモデル
    に対して所望の位置に据えた視点より眺めた時、各視線
    上に位置する所望レベルのボクセルから生成した等値面
    に不透明度1および単色の色データCv'を付与したもの
    を、2次元メモリを構成する各ピクセルに対応させ、そ
    のようにして得た2次元のデータを表示することを特徴
    とする3次元表示装置。
  12. 【請求項12】 水底に向けて発した超音波のエコーに
    基づき水中物体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを海底判別により水中データと
    海底データとに分け、 水中データを、3次元の直交メッシュデータメモリを構
    成する各ボクセルに充当して3次元直交メッシュモデル
    を形成し、この3次元直交メッシュモデルから、所望の
    レベルのボクセルから生成した等値面に不透明度1およ
    び単色の色データCv'を付与した等値面モデルを形成
    し、また、上記海底データにおける各海底ポイントを3
    角形の各頂点として3次元ワイヤーフレームを形成し、
    この3次元ワイヤーフレームを構成する各3角形を、不
    透明度1、単色の色データCv0とした平面データとして
    扱うことで海底の起伏状況を表す海底サーフェスモデル
    を形成し、 上記の等値面モデルに対して所望の位置に据えた視点よ
    りの視線上のデータと、海底サーフェスモデルに対して
    も同じようにして設定した視点よりの視線上のデータと
    から手前のデータを取り出し、2次元メモリを構成する
    各ピクセルに対応させ、そのようにして得た2次元のデ
    ータCを表示することを特徴とする3次元表示装置。
  13. 【請求項13】 3次元直交メッシュモデルおよび海底
    サーフェスモデルの各データに対して随意の位置に設定
    した光源に基づき光源計算を行うことで表示像に陰影を
    付した請求項12記載の3次元表示装置。
  14. 【請求項14】 水底に向けて発した超音波のエコーに
    基づき水中物体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを、3次元の直交メッシュデー
    タメモリを構成する各ボクセルに充当し、各ボクセルの
    データに対し、該データのレベルの弱〜強に応じて0〜
    1の不透明度αおよび色データCvを付与することで3
    次元の直交メッシュモデルを形成し、又、前記3次元直
    交メッシュデータメモリの中から、所望のレベルのもの
    を抽出し、そのデータに半透明の不透明度βおよび単色
    の色データCv'を付与して等値面メモリに格納したもの
    を等値面モデルとし、 両モデルに対して、対応する所望の位置にそれぞれ据え
    た視点より眺めた時、両視線上にそれぞれ位置するデー
    タを手前より並行して読み出し、両者でそれぞれ積算し
    た不透明度および色データを相互加算し、不透明度が1
    に達した時点の色データの積算値Cを、2次元メモリを
    構成する各ピクセルに対応させ、そのようにして得た2
    次元のデータCを表示することを特徴とする3次元表示
    装置。
  15. 【請求項15】 水底に向けて発した超音波のエコーに
    基づき水中物体を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを海底判別により水中データと
    海底データとに分け、水中データを、3次元の直交メッ
    シュデータメモリを構成する各ボクセルに充当し、各ボ
    クセルのデータに対し、該データのレベルの弱〜強に応
    じて0〜1の不透明度αおよび色データCvを付与する
    ことで3次元の直交メッシュモデルを形成し、又、前記
    3次元直交メッシュデータメモリの中から、所望のレベ
    ルのものを抽出し、そのデータに半透明の不透明度βお
    よび単色の色データCv'を付与して等値面メモリに格納
    したものを等値面モデルとし、又、上記海底データにお
    ける各海底ポイントに基づき3次元ワイヤーフレームを
    形成し、この3次元ワイヤーフレームを構成する各3角
    形を、不透明度1、単色の色データCv0とした平面デー
    タとして扱うことで海底の起伏状況を表す海底サーフェ
    スモデルを形成し、 両モデルに対して、対応する所望の位置にそれぞれ据え
    た視点より眺めた時、両視線上にそれぞれ位置するデー
    タを手前より並行して読み出し、両者でそれぞれ積算し
    た不透明度および色データを相互加算するのに並行し
    て、海底サーフェスモデルに対しても同様な視線を設定
    し、視線上に存在するデータを読み出し、前記積算値に
    それぞれ加算し、不透明度が1に達した時の色データの
    積算値Cを、2次元メモリを構成する各ピクセルに対応
    させ、そのようにして得た2次元のデータCを表示する
    ことを特徴とする3次元表示装置。
  16. 【請求項16】 3次元直交メッシュモデルおよび海底
    サーフェスモデルの各データに対して随意の位置に設定
    した光源に基づき光源計算を行うことで表示像に陰影を
    付した請求項15記載の3次元表示装置。
  17. 【請求項17】 水底に向けて発した超音波のエコーに
    基づき海底を3次元表示する装置であって、 受信したエコーのデータを海底判別により水中データと
    海底データとに分け、海底データにおける各海底ポイン
    トに基づき3次元ワイヤーフレームを形成し、この3次
    元ワイヤーフレームを構成する各3角形を、不透明度
    1、単色の色データCv0とした平面データとして扱うこ
    とで海底の起伏状況を表す海底サーフェスモデルを形成
    し、そして、表示像に陰影を付けるために、海底サーフ
    ェスモデルの色データCvに対して随意の位置に設定し
    た光源に基づき光源計算を行い、 その海底サーフェスモデルに対して所望の位置に据えた
    視点より眺めた時に、その視線上のデータを読み出し
    て、2次元メモリを構成する各ピクセルに対応させ、そ
    のようにして得た2次元のデータを表示することを特徴
    とする3次元表示装置。
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